JP2000022977A - 色補正回路およびその方法 - Google Patents
色補正回路およびその方法Info
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- JP2000022977A JP2000022977A JP10189393A JP18939398A JP2000022977A JP 2000022977 A JP2000022977 A JP 2000022977A JP 10189393 A JP10189393 A JP 10189393A JP 18939398 A JP18939398 A JP 18939398A JP 2000022977 A JP2000022977 A JP 2000022977A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 映像信号を色補正する色補正回路において、
6色独立マスキング補正回路を用いてリニアマスキング
補正機能を実現することで、リニアマスキング補正回路
が不要となり、回路規模をより小さくする。 【解決手段】 6色独立マスキング色補正回路に用いる
係数を、リニアマスキング色補正回路の色補正機能に相
当する色補正を行うための関係式により求める。
6色独立マスキング補正回路を用いてリニアマスキング
補正機能を実現することで、リニアマスキング補正回路
が不要となり、回路規模をより小さくする。 【解決手段】 6色独立マスキング色補正回路に用いる
係数を、リニアマスキング色補正回路の色補正機能に相
当する色補正を行うための関係式により求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像信号のマスキン
グ色補正に関するものでり、特に、6色独立マトリクス
色補正回路およびその方法の改良に関する。
グ色補正に関するものでり、特に、6色独立マトリクス
色補正回路およびその方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の映像信号のマスキング色補正に関
して、特に、6色独立マトリクス色補正に関しては、特
開平3−266586号、特開平3−272294号、
および特開平8−46263号の各公報に開示されてい
るものがある。
して、特に、6色独立マトリクス色補正に関しては、特
開平3−266586号、特開平3−272294号、
および特開平8−46263号の各公報に開示されてい
るものがある。
【0003】このうち、特開平3−272294号公報
に開示のある6色独立マトリクス色補正回路を例とし
て、図4と図5とを用いて以下説明する。
に開示のある6色独立マトリクス色補正回路を例とし
て、図4と図5とを用いて以下説明する。
【0004】図4において、3個の端子RIN、GIN、B
INは色補正すべきカラー映像信号を構成するR、G、B
の3種のディジタル信号が供給される入力端子で、ROU
T、GOUT、BOUTは補正されたR、G、B信号が取り出
される出力端子である。
INは色補正すべきカラー映像信号を構成するR、G、B
の3種のディジタル信号が供給される入力端子で、ROU
T、GOUT、BOUTは補正されたR、G、B信号が取り出
される出力端子である。
【0005】入力端子RIN、GIN、BINに供給された
R、G、Bの3種のディジタル信号は比較回路101〜
103に入力され、R−G間、G−B間、B−R間での
信号レベルが比較される。
R、G、Bの3種のディジタル信号は比較回路101〜
103に入力され、R−G間、G−B間、B−R間での
信号レベルが比較される。
【0006】色判定回路104は比較回路101〜10
3による比較結果に基づいて、信号レベルが最も大きな
色信号と、最も小さな色信号、それに、これらの間のレ
ベル、つまり中間レベルを有する色信号とを判定するの
である。このとき、信号レベルが等しい場合もあるの
で、RGB間で所定の優先順位を設定しておき、これに
したがって判定するようにしておくのであるが、この実
施例では、この優先順位をRGBの順に定めてある。
3による比較結果に基づいて、信号レベルが最も大きな
色信号と、最も小さな色信号、それに、これらの間のレ
ベル、つまり中間レベルを有する色信号とを判定するの
である。このとき、信号レベルが等しい場合もあるの
で、RGB間で所定の優先順位を設定しておき、これに
したがって判定するようにしておくのであるが、この実
施例では、この優先順位をRGBの順に定めてある。
【0007】色判定回路104の判定結果は9個のセレ
クタ105〜107、114〜117、それに131、
132の制御に使用される。
クタ105〜107、114〜117、それに131、
132の制御に使用される。
【0008】まずセレクタ105は、色判定回路104
の判定結果に基づいてR、G、B信号の中からレベルが
最大値を示す色信号を選択し、それを減算回路108の
正入力に供給する働きをする。
の判定結果に基づいてR、G、B信号の中からレベルが
最大値を示す色信号を選択し、それを減算回路108の
正入力に供給する働きをする。
【0009】次にセレクタ106は、同じく色判定回路
104の判定結果に基づき、R、G、B信号の中からレ
ベルが中間値を示す色信号を選択し、それを減算回路1
08の減算入力と、さらに減算回路109の正入力に供
給する働きをする。
104の判定結果に基づき、R、G、B信号の中からレ
ベルが中間値を示す色信号を選択し、それを減算回路1
08の減算入力と、さらに減算回路109の正入力に供
給する働きをする。
【0010】さらにセレクタ107も色判定回路104
の判定結果に基づいてR、G、B信号の中からレベルが
最小値を示す色信号を選択し、それを減算回路109の
減算入力に供給する働きをする。
の判定結果に基づいてR、G、B信号の中からレベルが
最小値を示す色信号を選択し、それを減算回路109の
減算入力に供給する働きをする。
【0011】以上の結果、まず減算回路108からは、
入力されたカラー映像信号の原色成分のレベルを表わす
信号Re、Ge、Beが出力されることになり、この出
力は2個の乗算回路110、111に供給される。
入力されたカラー映像信号の原色成分のレベルを表わす
信号Re、Ge、Beが出力されることになり、この出
力は2個の乗算回路110、111に供給される。
【0012】他方、減算回路109からは、入力された
カラー映像信号の補色成分のレベルを表わす信号Cy
e、Mae、Yeeが出力されることになり、この出力
は2個の乗算回路112、113に供給される。
カラー映像信号の補色成分のレベルを表わす信号Cy
e、Mae、Yeeが出力されることになり、この出力
は2個の乗算回路112、113に供給される。
【0013】次にセレクタ114と115は、色判定回
路104の判定結果から、R、G、B信号の中のレベル
が最大値を示す色信号を知り、レジスタ118〜120
の中から、この最大レベルの色信号に対応した彩度調整
用の係数K1’〜K3’が格納されているレジスタの1
と、同じく最大レベルの色信号に対応した色相調整用の
係数K4’〜K6’が格納されているレジスタの1とを
それぞれ選択し、これら選択したレジスタの係数出力を
それぞれ乗算回路110、111に供給する働きをす
る。
路104の判定結果から、R、G、B信号の中のレベル
が最大値を示す色信号を知り、レジスタ118〜120
の中から、この最大レベルの色信号に対応した彩度調整
用の係数K1’〜K3’が格納されているレジスタの1
と、同じく最大レベルの色信号に対応した色相調整用の
係数K4’〜K6’が格納されているレジスタの1とを
それぞれ選択し、これら選択したレジスタの係数出力を
それぞれ乗算回路110、111に供給する働きをす
る。
【0014】また、セレクタ116と117は、色判定
回路104の判定結果である、R、G、B信号の中のレ
ベルが最小値を示す色信号を含まない(RはCy、Gは
Ma、BはYe)補色を知り、レジスタ124〜129
の中から、この補色信号に対応した彩度調整用の係数K
7’〜K9’が格納されているレジスタの1と、同じく
補色に対応した色相調整用の係数K10’〜K12’が
格納されているレジスタの1とをそれぞれ選択し、これ
ら選択したレジスタの係数出力をそれぞれ乗算回路11
2、113に供給する働きをする。
回路104の判定結果である、R、G、B信号の中のレ
ベルが最小値を示す色信号を含まない(RはCy、Gは
Ma、BはYe)補色を知り、レジスタ124〜129
の中から、この補色信号に対応した彩度調整用の係数K
7’〜K9’が格納されているレジスタの1と、同じく
補色に対応した色相調整用の係数K10’〜K12’が
格納されているレジスタの1とをそれぞれ選択し、これ
ら選択したレジスタの係数出力をそれぞれ乗算回路11
2、113に供給する働きをする。
【0015】従って、乗算回路110、111からは、
原色成分に、この原色の色に対応した彩度調整係数を乗
算した信号と、同じく色相調整係数が乗算された信号と
が、それぞれ出力され、他方、乗算回路112、113
からは、補色成分に、この補色の色に対応した彩度調整
係数を乗算した信号と、同じく色相調整係数が乗算され
た信号とが、それぞれ出力されてくることになる。
原色成分に、この原色の色に対応した彩度調整係数を乗
算した信号と、同じく色相調整係数が乗算された信号と
が、それぞれ出力され、他方、乗算回路112、113
からは、補色成分に、この補色の色に対応した彩度調整
係数を乗算した信号と、同じく色相調整係数が乗算され
た信号とが、それぞれ出力されてくることになる。
【0016】これらの出力のうち、まず乗算回路110
の出力は、色判定回路104により制御されているセレ
クタ131に供給され、このセレクタ131による選択
動作により、入力端子RIN、GIN、BINから供給
されている元のR、G、B信号のうちの、色判定回路1
04で原色であると判定された色の信号に、加算回路1
33〜135の1を介して加算される。
の出力は、色判定回路104により制御されているセレ
クタ131に供給され、このセレクタ131による選択
動作により、入力端子RIN、GIN、BINから供給
されている元のR、G、B信号のうちの、色判定回路1
04で原色であると判定された色の信号に、加算回路1
33〜135の1を介して加算される。
【0017】次に、乗算回路111の出力と、これを反
転回路130により極性反転した出力とは、同じく色判
定回路104により制御されているセレクタ131に供
給され、このセレクタ131による選択動作によリ、入
力端子RIN、GIN、BINから供給されている元の
R、G、B信号のうちの、色判定回路104で原色であ
ると判定された色以外の2の信号に、加算回路133〜
135の中の、上記乗算回路110の出力が供給されて
いる加算回路を除いた残りの2の加算回路を介して、そ
れぞれ加算される。
転回路130により極性反転した出力とは、同じく色判
定回路104により制御されているセレクタ131に供
給され、このセレクタ131による選択動作によリ、入
力端子RIN、GIN、BINから供給されている元の
R、G、B信号のうちの、色判定回路104で原色であ
ると判定された色以外の2の信号に、加算回路133〜
135の中の、上記乗算回路110の出力が供給されて
いる加算回路を除いた残りの2の加算回路を介して、そ
れぞれ加算される。
【0018】従って、この結果、レジスタ118〜12
3に格納してある係数を変化させることにより、図5に
示す表に基づいた、原色についての彩度と色相に関する
独立した調整が得られることになる。
3に格納してある係数を変化させることにより、図5に
示す表に基づいた、原色についての彩度と色相に関する
独立した調整が得られることになる。
【0019】他方、乗算回路112、113の出力は、
まず、それぞれ加算回路139と減算回路140に供給
され、加算回路139では両者が加算され、減算回路1
40では乗算回路112の出力から乗算回路113の出
力が差し引かれる。その後、これら加算回路139と減
算回路140の出力は、色判定回路104により制御さ
れているセレクタ132に供給され、色判定回路110
4の判定された、レベルが最小値を示す色信号を含まな
い補色を構成するR、G、B信号(YeはRとG、Cy
はGとB、MaはRとB)に、それぞれ加算回路136
〜138の中の各々1を介して加算される。
まず、それぞれ加算回路139と減算回路140に供給
され、加算回路139では両者が加算され、減算回路1
40では乗算回路112の出力から乗算回路113の出
力が差し引かれる。その後、これら加算回路139と減
算回路140の出力は、色判定回路104により制御さ
れているセレクタ132に供給され、色判定回路110
4の判定された、レベルが最小値を示す色信号を含まな
い補色を構成するR、G、B信号(YeはRとG、Cy
はGとB、MaはRとB)に、それぞれ加算回路136
〜138の中の各々1を介して加算される。
【0020】従って、この結果、レジスタ124〜12
9に格納してある係数を変化させることにより、図5に
示す表に基づいた、補色についての彩度と色相に関する
独立した調整が得られることになる。
9に格納してある係数を変化させることにより、図5に
示す表に基づいた、補色についての彩度と色相に関する
独立した調整が得られることになる。
【0021】次に、この実施例の動作について、具体例
により詳細に説明する。なお、上記したように、レジス
タ118〜129に格納すべき各係数のうち、まず係数
K1’〜K3’はR、G、Bの各原色の彩度調整用、係
数K4’〜K6’は同じく各原色の色相調整用であり、
次に係数K7’〜K9’はYe、Cy、Maの各補色の
彩度調整用、係数K10’〜K12’は同じく各補色の
色相調整用である。
により詳細に説明する。なお、上記したように、レジス
タ118〜129に格納すべき各係数のうち、まず係数
K1’〜K3’はR、G、Bの各原色の彩度調整用、係
数K4’〜K6’は同じく各原色の色相調整用であり、
次に係数K7’〜K9’はYe、Cy、Maの各補色の
彩度調整用、係数K10’〜K12’は同じく各補色の
色相調整用である。
【0022】いま、入力端子RIN、GIN、BINから供給
されているディジタルカラー映像信号が、 R:G:B=0.8:0.4:0.4 になっている信号であったとする。そうすると、色判定
回路104は、R信号のレベルが最大でG信号のレベル
が最小であることから、入力信号の色はR、Maである
と判定する(なお、このとき、G信号とB信号のレベル
は等しいが、上記した優先順位によりG信号のレベルが
最小であるとするのである)。
されているディジタルカラー映像信号が、 R:G:B=0.8:0.4:0.4 になっている信号であったとする。そうすると、色判定
回路104は、R信号のレベルが最大でG信号のレベル
が最小であることから、入力信号の色はR、Maである
と判定する(なお、このとき、G信号とB信号のレベル
は等しいが、上記した優先順位によりG信号のレベルが
最小であるとするのである)。
【0023】この結果、セレクタ105、106、10
7は各々R、G、B信号を選択するように切換えられ、
減算回路108からは信号レベル値が0.4のR−B信
号、すなわち、映像信号の原色信号成分R’が出力さ
れ、乗算回路110に供給される。他方、減算回路10
9の出力はレベル零になり、補色信号成分は出力されな
い。
7は各々R、G、B信号を選択するように切換えられ、
減算回路108からは信号レベル値が0.4のR−B信
号、すなわち、映像信号の原色信号成分R’が出力さ
れ、乗算回路110に供給される。他方、減算回路10
9の出力はレベル零になり、補色信号成分は出力されな
い。
【0024】そして、このとき、セレクタ114、11
5は、判定された色がRなので、レジスタ118〜12
3の中でR色用の彩度調整用の係数K1’と、色相調整
用の係数K4’が格納してあるレジスタ118、121
を選択するように制御され、この結果、乗算回路11
0、111からは、各々原色成分にR色用の彩度調整用
の係数と色相調整用係数を乗算した信号、すなわち、R
e×K1’信号とRe×K4’信号とが出力されること
になる。
5は、判定された色がRなので、レジスタ118〜12
3の中でR色用の彩度調整用の係数K1’と、色相調整
用の係数K4’が格納してあるレジスタ118、121
を選択するように制御され、この結果、乗算回路11
0、111からは、各々原色成分にR色用の彩度調整用
の係数と色相調整用係数を乗算した信号、すなわち、R
e×K1’信号とRe×K4’信号とが出力されること
になる。
【0025】さらに、このとき、映像信号の色がRであ
ることから、乗算回路110の出力を加算回路133を
介してR信号に加算すると共に、乗算回路111の出力
と、反転回路130の出力を、それぞれ加算回路13
4、135を介してG信号とB信号に加算するように、
セレクタ131が切換えられる。
ることから、乗算回路110の出力を加算回路133を
介してR信号に加算すると共に、乗算回路111の出力
と、反転回路130の出力を、それぞれ加算回路13
4、135を介してG信号とB信号に加算するように、
セレクタ131が切換えられる。
【0026】従って、このときには、映像信号のR信号
には、映像信号の原色信号成分R’に、R色用の彩度調
整用係数K1’を乗じた補正分が加算され、B信号に
は、原色信号成分R’に、R色用の色相調整用係数K
4’を乗じた補正分が加算されると共に、G信号から
は、この補正分が差し引かれることになり、結局、この
ときには、R信号について、その彩度が係数K1’分、
色相が係数K4’分、それぞれ補正されたディジタルカ
ラー映像信号のR、G、B信号が出力端子ROUT、
GOUT、BOUTから得られることになり、これらの係数K
1’、K4’の調整により、R信号の彩度と色相を、他
の色の信号とは全く独立に調整することができる。
には、映像信号の原色信号成分R’に、R色用の彩度調
整用係数K1’を乗じた補正分が加算され、B信号に
は、原色信号成分R’に、R色用の色相調整用係数K
4’を乗じた補正分が加算されると共に、G信号から
は、この補正分が差し引かれることになり、結局、この
ときには、R信号について、その彩度が係数K1’分、
色相が係数K4’分、それぞれ補正されたディジタルカ
ラー映像信号のR、G、B信号が出力端子ROUT、
GOUT、BOUTから得られることになり、これらの係数K
1’、K4’の調整により、R信号の彩度と色相を、他
の色の信号とは全く独立に調整することができる。
【0027】次に、今度は、色信号のレベル比が、 R:G:B=0.8:0.8:0.4 になっているカラー映像信号が入力されたとする。そう
すると、このときには、色判定回路104は、R信号の
レベルが最大でB信号のレベルが最小であることから、
入力信号の色はR、Yeであると判定する(R信号とG
信号のレベルは等しいが、上記した理由によりR信号の
レベルが最大であるとする)。
すると、このときには、色判定回路104は、R信号の
レベルが最大でB信号のレベルが最小であることから、
入力信号の色はR、Yeであると判定する(R信号とG
信号のレベルは等しいが、上記した理由によりR信号の
レベルが最大であるとする)。
【0028】この結果、セレクタ105、106、10
7は、今度は、各々R、B、G信号を選択するように切
換えられ、減算回路109からは信号レベル値が0.4
のG−B信号、すなわち、映像信号の補色信号成分Y
e’が出力され、乗算回路112、113に供給され
る。他方、減算回路108の出力はレベル零になり、原
色信号成分は出力されない。
7は、今度は、各々R、B、G信号を選択するように切
換えられ、減算回路109からは信号レベル値が0.4
のG−B信号、すなわち、映像信号の補色信号成分Y
e’が出力され、乗算回路112、113に供給され
る。他方、減算回路108の出力はレベル零になり、原
色信号成分は出力されない。
【0029】そして、このとき、セレクタ116、11
7は、判定された色がYeなので、レジスタ124〜1
29の中でYe色用の彩度調整用の係数K7’と、色相
調整用の係数K10’が格納してあるレジスタ124、
127を選択するように制御され、この結果、乗算回路
112、113からは、各々補色成分にYe色用の彩度
調整用の係数と色相調整用係数を乗算した信号、すなわ
ち、Yee×K7’信号とYee×K10’信号とが出力
されることになる。
7は、判定された色がYeなので、レジスタ124〜1
29の中でYe色用の彩度調整用の係数K7’と、色相
調整用の係数K10’が格納してあるレジスタ124、
127を選択するように制御され、この結果、乗算回路
112、113からは、各々補色成分にYe色用の彩度
調整用の係数と色相調整用係数を乗算した信号、すなわ
ち、Yee×K7’信号とYee×K10’信号とが出力
されることになる。
【0030】さらに、このとき、映像信号の色がYeで
あることから、乗算回路112の出力と乗算回路113
の出力とを加算回路139で加算した結果と、乗算回路
112の出力から乗算回路113の出力を差し引いた結
果とを、それぞれ加算回路136を介してR信号に加算
すると共に、加算回路137を介してG信号に加算する
ように、セレクタ132が切換えられる。
あることから、乗算回路112の出力と乗算回路113
の出力とを加算回路139で加算した結果と、乗算回路
112の出力から乗算回路113の出力を差し引いた結
果とを、それぞれ加算回路136を介してR信号に加算
すると共に、加算回路137を介してG信号に加算する
ように、セレクタ132が切換えられる。
【0031】従って、このときには、映像信号のR信号
には、映像信号の補色信号成分Yeeに、Ye色用の彩
度調整用係数K7’を乗じた結果に、さらに色相調整用
係数K10’を乗じた補正分加算され、G信号には、補
色信号成分Yeeに、Ye色用の色相調整用係数K7’
を乗じた結果から色相調整用係数K10’を乗じた結果
を差し引いてえた補正分が加算されることになり、結
局、このときには、Ye色について、その彩度が係数K
7’分、色相が係数K10’分、それぞれ補正されたデ
ィジタルカラー映像信号のR、G、B信号が出力端子R
OU T、GOUT、BOUTから得られることになり、これらの
係数K7’、K10’の調整により、Ye色の彩度と色
相を、他の色のとは全く独立に調整することができる。
には、映像信号の補色信号成分Yeeに、Ye色用の彩
度調整用係数K7’を乗じた結果に、さらに色相調整用
係数K10’を乗じた補正分加算され、G信号には、補
色信号成分Yeeに、Ye色用の色相調整用係数K7’
を乗じた結果から色相調整用係数K10’を乗じた結果
を差し引いてえた補正分が加算されることになり、結
局、このときには、Ye色について、その彩度が係数K
7’分、色相が係数K10’分、それぞれ補正されたデ
ィジタルカラー映像信号のR、G、B信号が出力端子R
OU T、GOUT、BOUTから得られることになり、これらの
係数K7’、K10’の調整により、Ye色の彩度と色
相を、他の色のとは全く独立に調整することができる。
【0032】そして、上記の例についての説明から明ら
かなように、入力信号が原色、補色のいずれか一方の信
号だけからなる場合、他方の出力は零なので、この場合
にも上記した動作に特に影響は無く、他方、原色と補色
が混合していた場合には、上記のような動作が、互いに
独立して並行に得られることになる。
かなように、入力信号が原色、補色のいずれか一方の信
号だけからなる場合、他方の出力は零なので、この場合
にも上記した動作に特に影響は無く、他方、原色と補色
が混合していた場合には、上記のような動作が、互いに
独立して並行に得られることになる。
【0033】従って、この例によれば、10個の加減算
回路と、4個の乗算回路で6色独立した色補正が可能な
ディジタル方式の色調補正装置を得ることができる。
回路と、4個の乗算回路で6色独立した色補正が可能な
ディジタル方式の色調補正装置を得ることができる。
【0034】次に、特開平8−46263号公報に開示
されている他の従来例の6色独立色調補正方式(6色独
立マトリクス色補正回路)について、図6〜図9により
説明する。
されている他の従来例の6色独立色調補正方式(6色独
立マトリクス色補正回路)について、図6〜図9により
説明する。
【0035】図6は、6色独立色調補正装置の従来例
で、まず、演算・比較器201、202、203によ
り、入力映像信号R、G、Bから色差信号R−G、R−
B、G−Bの演算及びその大小比較を行ない、その結果
を色相領域の判定回路204と、原色成分量及び補色成
分量の算出回路205に供給する。
で、まず、演算・比較器201、202、203によ
り、入力映像信号R、G、Bから色差信号R−G、R−
B、G−Bの演算及びその大小比較を行ない、その結果
を色相領域の判定回路204と、原色成分量及び補色成
分量の算出回路205に供給する。
【0036】そこで、この演算・比較器201、20
2、203による演算結果により、まず色相領域の判定
回路204では、図7に示すようにして、色相領域の判
定を行なう。図8は、この色相領域の概念図で、中心点
から各色方向に向かう直線を基準線として、これにより
6個の色相領域に区切ったものである。
2、203による演算結果により、まず色相領域の判定
回路204では、図7に示すようにして、色相領域の判
定を行なう。図8は、この色相領域の概念図で、中心点
から各色方向に向かう直線を基準線として、これにより
6個の色相領域に区切ったものである。
【0037】また、原色成分量及び補色成分量の算出回
路5では、信号R、G、Bのレベル比較を行ない、図9
に示すようにして最大レベル、中間レベル、最小レベル
を判定する。そして、この比較判定の過程で、最大レベ
ルと中間レベルのレベル差を求め、これを原色成分量と
し、さらに中間レベルと最小レベルのレベル差を求め、
これを補色成分量とする。ここで、最大レベルの色が原
色に相当し、最小レベルの成分が白成分に相当する。そ
して、最大レベルの色と最小レベルの色の情報から補色
が判定でき、この結果、図7に示すように、原色成分と
補色成分を判定することができる。
路5では、信号R、G、Bのレベル比較を行ない、図9
に示すようにして最大レベル、中間レベル、最小レベル
を判定する。そして、この比較判定の過程で、最大レベ
ルと中間レベルのレベル差を求め、これを原色成分量と
し、さらに中間レベルと最小レベルのレベル差を求め、
これを補色成分量とする。ここで、最大レベルの色が原
色に相当し、最小レベルの成分が白成分に相当する。そ
して、最大レベルの色と最小レベルの色の情報から補色
が判定でき、この結果、図7に示すように、原色成分と
補色成分を判定することができる。
【0038】図9の例では、最大レベルがRで、中間レ
ベルはGになっているので、原色成分はRで、補色成分
は、RとGの中間の色相であるYe(黄)になる。そし
て、原色成分量はR−Gで、補色成分量はG−B、そし
て最小レベルBの量が白成分量となる。従って、この図
9の場合は、図7の下から2番目に示す結果となる。
ベルはGになっているので、原色成分はRで、補色成分
は、RとGの中間の色相であるYe(黄)になる。そし
て、原色成分量はR−Gで、補色成分量はG−B、そし
て最小レベルBの量が白成分量となる。従って、この図
9の場合は、図7の下から2番目に示す結果となる。
【0039】判定回路204による色相領域の判定結果
は定数選択回路206に供給され、判定結果に応じて特
定の利得定数が選択され、それが乗算器207、208
に供給されることにより、算出回路205で算出された
原色成分量及び補色成分量にそれぞれ乗算されることに
より補正が行なわれる。このため、定数選択回路206
には、予め領域1から領域6までのそれぞれの色相領域
に対応した特定の利得定数が設定してある。
は定数選択回路206に供給され、判定結果に応じて特
定の利得定数が選択され、それが乗算器207、208
に供給されることにより、算出回路205で算出された
原色成分量及び補色成分量にそれぞれ乗算されることに
より補正が行なわれる。このため、定数選択回路206
には、予め領域1から領域6までのそれぞれの色相領域
に対応した特定の利得定数が設定してある。
【0040】こうして乗算器207、208により利得
定数が乗算された原色成分量及び補色成分量は、加算・
減算の選択及び映像信号R、G、Bに対する接続選択を
行なうためのデータ選択加算回路211に、一方では直
接、他方では補数器(−1倍乗算器)209、210を
介して、それぞれ供給される。そして、このデータ選択
加算回路211により加算先が選択された上で各加算器
212、213、214に供給され、映像信号R、G、
Bに加算されることになる。そこで、いま、信号Rの色
調補正を行なう場合、例えば彩度方向の補正であれば原
色成分量R−Gに特定の定数Krを乗じてから映像信号
Rに加算することになる。このとき、定数Krによる比
率が−1倍から1倍の範囲であれば、この補正によって
も、中間レベルと最小レベルのレベル差(補色成分
量)、及び最小レベルの量(自成分量)は変化しない。
定数が乗算された原色成分量及び補色成分量は、加算・
減算の選択及び映像信号R、G、Bに対する接続選択を
行なうためのデータ選択加算回路211に、一方では直
接、他方では補数器(−1倍乗算器)209、210を
介して、それぞれ供給される。そして、このデータ選択
加算回路211により加算先が選択された上で各加算器
212、213、214に供給され、映像信号R、G、
Bに加算されることになる。そこで、いま、信号Rの色
調補正を行なう場合、例えば彩度方向の補正であれば原
色成分量R−Gに特定の定数Krを乗じてから映像信号
Rに加算することになる。このとき、定数Krによる比
率が−1倍から1倍の範囲であれば、この補正によって
も、中間レベルと最小レベルのレベル差(補色成分
量)、及び最小レベルの量(自成分量)は変化しない。
【0041】また、信号Yeの彩度方向の補正を行なう
場合、補色成分量GーBに特定の定数Kyを乗じてから
RとGにそれぞれ加算することになる。このときも、定
数Kyによる比率が−1倍から1倍の範囲であれば、こ
の補正によっても、最大レベルと中間レベルのレベル差
(原色成分量)、及び最小レベルの量(白成分量)は変
化しない。
場合、補色成分量GーBに特定の定数Kyを乗じてから
RとGにそれぞれ加算することになる。このときも、定
数Kyによる比率が−1倍から1倍の範囲であれば、こ
の補正によっても、最大レベルと中間レベルのレベル差
(原色成分量)、及び最小レベルの量(白成分量)は変
化しない。
【0042】従って、この場合には、定数Kr及びKy
を操作すれば、白バランスを保ちながら原色Rと補色Y
eの彩度方向の補正を独立して行なうことができる。な
お、以上の6色独立色調補正方式では、同様に色度方向
の補正も独立に行なえ、さらには入力映像信号が別の色
相にある場合も同様に独立補正が可能であるが、詳細な
説明は省略する。
を操作すれば、白バランスを保ちながら原色Rと補色Y
eの彩度方向の補正を独立して行なうことができる。な
お、以上の6色独立色調補正方式では、同様に色度方向
の補正も独立に行なえ、さらには入力映像信号が別の色
相にある場合も同様に独立補正が可能であるが、詳細な
説明は省略する。
【0043】次に、特開平3−272294号公報に開
示のある、従来実施されていたリニアマスキング補正に
関する技術を以下説明する。
示のある、従来実施されていたリニアマスキング補正に
関する技術を以下説明する。
【0044】カラー映像信号の色補正装置(マスキング
回路ともよばれる)としては、従来から図10に示すよ
うなリニアマトリクス回路が知られている。
回路ともよばれる)としては、従来から図10に示すよ
うなリニアマトリクス回路が知られている。
【0045】この回路は、図10から明らかなように、
減算回路41〜43で、R、G、B信号からR−G、G
−B、B−Rの各色差信号を作り、これらの色差信号に
係数乗算回路44〜49により適当な所定の係数K1な
いしK6をそれぞれ乗算し、その後、加算回路50〜5
5で、元のR、G、B信号に加算して所定の色補正が施
された映像信号を得るようになっているものである。
減算回路41〜43で、R、G、B信号からR−G、G
−B、B−Rの各色差信号を作り、これらの色差信号に
係数乗算回路44〜49により適当な所定の係数K1な
いしK6をそれぞれ乗算し、その後、加算回路50〜5
5で、元のR、G、B信号に加算して所定の色補正が施
された映像信号を得るようになっているものである。
【0046】この従来のカラー映像信号の色補正装置に
よれば、白色平衡を保ったまま、つまり無彩色信号は無
彩色に保ちつつ、色調の調整を行なうことができる。
よれば、白色平衡を保ったまま、つまり無彩色信号は無
彩色に保ちつつ、色調の調整を行なうことができる。
【0047】しかしながら、この従来の装置では、例え
ばR−G信号に乗算すべき係数K1を変化させると、そ
れに伴ってR、Gの画像の色調及びCy、Ye、Maの
全ての補色の画像の色調も変化してしまい、何れか特定
の色の画像の色調だけを調整しようとしても、これが簡
単には出来ないという問題があった。
ばR−G信号に乗算すべき係数K1を変化させると、そ
れに伴ってR、Gの画像の色調及びCy、Ye、Maの
全ての補色の画像の色調も変化してしまい、何れか特定
の色の画像の色調だけを調整しようとしても、これが簡
単には出来ないという問題があった。
【0048】次に、従来実施されていたリニアマスキン
グ補正と6色独立マスキングを同時に実現する補正回路
に関する技術を図2により説明する。
グ補正と6色独立マスキングを同時に実現する補正回路
に関する技術を図2により説明する。
【0049】図2において、1は6色独立マスキング補
正信号を生成する手段、2は6色独立マスキング補正信
号生成手段1で用いられるパラメータを保持する手段で
ある。さらに、14はリニアマスキング補正信号を生成
する手段、4はリニアマスキング補正信号生成手段14
で用いられるパラメータを保持する手段である。
正信号を生成する手段、2は6色独立マスキング補正信
号生成手段1で用いられるパラメータを保持する手段で
ある。さらに、14はリニアマスキング補正信号を生成
する手段、4はリニアマスキング補正信号生成手段14
で用いられるパラメータを保持する手段である。
【0050】マスキング補正の対象の映像信号である、
RIN映像信号5、GIN映像信号6、BIN映像信号7は、
それぞれ6色独立マスキング補正信号生成手段1とリニ
アマスキング補正信号生成手段14とに入力される。
RIN映像信号5、GIN映像信号6、BIN映像信号7は、
それぞれ6色独立マスキング補正信号生成手段1とリニ
アマスキング補正信号生成手段14とに入力される。
【0051】6色独立マスキング補正信号生成手段1
は、パラメータ保持手段2から所定のパラメータを入力
し、その入力されたパラメータを用いて6色独立マスキ
ング補正信号であるR”補正信号15、G”補正信号1
6、B”補正信号17を生成し出力する。
は、パラメータ保持手段2から所定のパラメータを入力
し、その入力されたパラメータを用いて6色独立マスキ
ング補正信号であるR”補正信号15、G”補正信号1
6、B”補正信号17を生成し出力する。
【0052】一方、リニアマスキング補正信号生成手段
14は、パラメータ保持手段4から所定のパラメータを
入力し、その入力されたパラメータを用いてリニアマス
キング補正信号であるR’補正信号18、G’補正信号
19、B’補正信号20を生成し出力する。
14は、パラメータ保持手段4から所定のパラメータを
入力し、その入力されたパラメータを用いてリニアマス
キング補正信号であるR’補正信号18、G’補正信号
19、B’補正信号20を生成し出力する。
【0053】上述の6色独立マスキング補正信号および
リニアマスキング補正信号は、それぞれ加算回路38、
39、40によって、R”補正信号15とR’補正信号
18とが加算される。さらに、G”補正信号16とG’
補正信号19とが加算される。さらに、B”補正信号1
7とB’補正信号20とが加算される。
リニアマスキング補正信号は、それぞれ加算回路38、
39、40によって、R”補正信号15とR’補正信号
18とが加算される。さらに、G”補正信号16とG’
補正信号19とが加算される。さらに、B”補正信号1
7とB’補正信号20とが加算される。
【0054】そうすることで、6色独立マスキング補正
とリニアマスキング補正の二つの補正を同時に行うため
の補正信号である、r’補正信号8、g’補正信号9、
b’補正信号10が得られ、さらに、加算回路31、3
2、33によって、それぞれRIN映像信号5、GIN映像
信号6、BIN映像信号7と加算される。
とリニアマスキング補正の二つの補正を同時に行うため
の補正信号である、r’補正信号8、g’補正信号9、
b’補正信号10が得られ、さらに、加算回路31、3
2、33によって、それぞれRIN映像信号5、GIN映像
信号6、BIN映像信号7と加算される。
【0055】以上のようにして、加算回路31、32、
33からそれぞれ出力されたROU T映像信号11、GOUT
映像信号12、BOUT映像信号13は、6色独立マスキ
ング補正とリニアマスキング補正とがなされた映像信号
となっている。
33からそれぞれ出力されたROU T映像信号11、GOUT
映像信号12、BOUT映像信号13は、6色独立マスキ
ング補正とリニアマスキング補正とがなされた映像信号
となっている。
【0056】ここで、各補正信号の演算式の例を、以下
に示す。
に示す。
【0057】例えば、リニアマスキング補正について
は、次に示す演算式に基づいて映像信号の補正信号が生
成される。 R'=K1(R−G)+K2(R−B) G'=K3(G−R)+K4(G−B) B'=K5(B−R)+K6(B−G) ここで、R−GのパラメータをK1、R−Bのパラメー
タをK2、G−RのパラメータをK3、G−Bのパラメー
タをK4、B−RのパラメータをK5、B−Gのパラメー
タをK6とする。
は、次に示す演算式に基づいて映像信号の補正信号が生
成される。 R'=K1(R−G)+K2(R−B) G'=K3(G−R)+K4(G−B) B'=K5(B−R)+K6(B−G) ここで、R−GのパラメータをK1、R−Bのパラメー
タをK2、G−RのパラメータをK3、G−Bのパラメー
タをK4、B−RのパラメータをK5、B−Gのパラメー
タをK6とする。
【0058】また、6色独立マスキング補正について
は、色相ベクトル座標平面上における、3原色とそれら
の各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イ
エロ(Ye)とからなる6色の各色軸により分割される
6つの色相領域に分けて、次に示す演算式に基づいて映
像信号の補正信号が生成される。
は、色相ベクトル座標平面上における、3原色とそれら
の各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イ
エロ(Ye)とからなる6色の各色軸により分割される
6つの色相領域に分けて、次に示す演算式に基づいて映
像信号の補正信号が生成される。
【0059】色相領域 R〜Maにおいて、 R"=KSR(R−B)+(KSM−KHM)(B−G) G"=−KHR(R−B) B"=KHR(R−B)+(KSM+KHM)(B−G) 色相領域 Ma〜Bにおいて、 R"=−KHB(B−R)+(KSM−KHM)(R−G) G"=KHB(B−R) B"=KSB(B−R)+(KSM+KHM)(R−G) 色相領域 B〜Cyにおいて、 R"=−KHB(B−G) G"=KHB(B−G)+(KSC+KHC)(G−R) B"=KSB(BーG)+(KSC−KHC)(G−R) 色相領域 Cy〜Gにおいて、 R"=KHG(G−B) G"=KSG(G−B)+(KSC+KHC)(B−R) B"=−KHG(G−B)+(KSC−KHC)(B−R) 色相領域 G〜Yeにおいて、 R"=KHG(G−R)+(KSY+KHY)(R−B) G"=KSG(G−R)+(KSY−KHY)(R−B) B"=−KHG(G−R) 色相領域 Ye〜Rにおいて、 R"=KSR(R−G)+(KSY+KHY)(G−B) G"=−KHR(R−G)+(KSY−KHY)(G−B) B"=KHR(R−G) ここで、赤の飽和度のパラメータをKSR、赤の色相のパ
ラメータをKHR、マゼンタの飽和度のパラメータを
KSM、マゼンタの色相のパラメータをKHM、青の飽和度
のパラメータをKSB、青の色相のパラメータをKHB、シ
アンの飽和度のパラメータをKSC、シアンの色相のパラ
メータをKHC、緑の飽和度のパラメータをKSG、緑の色
相のパラメータをKHG、黄色(イエロ)の飽和度のパラ
メータをKSY、黄色(イエロ)の色相のパラメータをK
HYとする。
ラメータをKHR、マゼンタの飽和度のパラメータを
KSM、マゼンタの色相のパラメータをKHM、青の飽和度
のパラメータをKSB、青の色相のパラメータをKHB、シ
アンの飽和度のパラメータをKSC、シアンの色相のパラ
メータをKHC、緑の飽和度のパラメータをKSG、緑の色
相のパラメータをKHG、黄色(イエロ)の飽和度のパラ
メータをKSY、黄色(イエロ)の色相のパラメータをK
HYとする。
【0060】以上のようにリニアマトリクスマスキング
補正と6色独立マスキング補正とを共に実現するために
は、従来は、それぞれの補正について図2に示すように
別々のマスキング回路を必要とした。
補正と6色独立マスキング補正とを共に実現するために
は、従来は、それぞれの補正について図2に示すように
別々のマスキング回路を必要とした。
【0061】
【発明が解決しようとする課題】リニアマトリクスマス
キングによる色相ベクトル座標平面上、特に、(R−
Y)(B−Y)平面上のベクトルの動きを図3に示す。
キングによる色相ベクトル座標平面上、特に、(R−
Y)(B−Y)平面上のベクトルの動きを図3に示す。
【0062】図3はリニアマトリクスマスキングの(G
−R)のパラメータK3を変化させたときのベクトルの
変化を表している。この図に示す様に、リニアマトリク
スマスキングでは一つのパラメータで複数の色の色相、
彩度が変化することになる。
−R)のパラメータK3を変化させたときのベクトルの
変化を表している。この図に示す様に、リニアマトリク
スマスキングでは一つのパラメータで複数の色の色相、
彩度が変化することになる。
【0063】しかしながら、この複数色の色相、彩度を
変化させるリニアマトリクスマスキング補正は、3原色
あるいは3原色の補色のカラーフィルタを用いて撮像す
るカラー撮像素子の、そのカラーフィルタ特性を調整す
るためには有用な補正特性を有している。
変化させるリニアマトリクスマスキング補正は、3原色
あるいは3原色の補色のカラーフィルタを用いて撮像す
るカラー撮像素子の、そのカラーフィルタ特性を調整す
るためには有用な補正特性を有している。
【0064】しかしながら、リニアマトリクスマスキン
グ補正と6色独立マスキング補正を同時に行うために
は、両方の補正回路をそれぞれ別個に設けなけれはなら
なかったため、従来は回路規模がより大きいものとなっ
ていた。
グ補正と6色独立マスキング補正を同時に行うために
は、両方の補正回路をそれぞれ別個に設けなけれはなら
なかったため、従来は回路規模がより大きいものとなっ
ていた。
【0065】本発明は、赤(R)、緑(G)、青
(B)、マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、黄(Y
e)の6色の色信号の飽和度と色相を独立に制御できる
6色独立マスキング回路を用いてリニアマトリクスマス
キングを可能にし、回路規模をより小さくできることを
目的とする。
(B)、マゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、黄(Y
e)の6色の色信号の飽和度と色相を独立に制御できる
6色独立マスキング回路を用いてリニアマトリクスマス
キングを可能にし、回路規模をより小さくできることを
目的とする。
【0066】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
3原色映像信号成分からなる映像信号の前記3原色の各
色信号成分相互の大小に応じて、前記3原色とそれらの
各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエ
ロ(Ye)とからなる6色の各色成分のうち、少なくと
も最大原色成分と最大補色成分の色相と彩度をそれぞれ
補正するための所定の係数を前記映像信号の所定の色差
信号に乗算し前記映像信号に加算することで色補正を行
う6色独立マスキング色補正回路において、前記係数
は、所定の原色信号成分間の差信号を前記映像信号に加
算するとした色補正を行うリニアマスキング色補正回路
の色補正機能に相当する色補正を行うための関係式によ
り求まる係数を含むものである。
決するために、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
3原色映像信号成分からなる映像信号の前記3原色の各
色信号成分相互の大小に応じて、前記3原色とそれらの
各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエ
ロ(Ye)とからなる6色の各色成分のうち、少なくと
も最大原色成分と最大補色成分の色相と彩度をそれぞれ
補正するための所定の係数を前記映像信号の所定の色差
信号に乗算し前記映像信号に加算することで色補正を行
う6色独立マスキング色補正回路において、前記係数
は、所定の原色信号成分間の差信号を前記映像信号に加
算するとした色補正を行うリニアマスキング色補正回路
の色補正機能に相当する色補正を行うための関係式によ
り求まる係数を含むものである。
【0067】本発明はさらに、赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)の3原色映像信号成分からなる映像
信号を色補正する回路であって、前記映像信号が、色相
ベクトル座標平面上における前記3原色とそれらの各補
色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエロ
(Ye)とからなる6色の各色軸により分割される6領
域のうちのいずれに存するかを判定する回路と、該判定
された領域の分割境界を形作る原色軸および補色軸それ
ぞれに対応する、前記映像信号の所定の色差信号からな
る原色レベル信号と補色レベル信号とにそれぞれ所定の
第1の係数を乗算して原色レベル補正信号と補色レベル
補正信号とを生成する回路と、該原色レベル補正信号と
補色レベル補正信号とを前記映像信号に加算する回路と
を有する6色独立マスキング色補正回路において、所定
の第2の係数が前記映像信号の所定の色差信号にそれぞ
れ乗算されて得られた補正信号が前記映像信号に加算さ
れることによりリニアマスキング色補正機能が実現され
るための、前記第2の係数を保持し出力する回路と、前
記第2の係数を前記第1の係数に変換して出力する回路
とを有し、該変換して得られた第1の係数に応じて、前
記リニアマスキング色補正回路による色補正機能に相当
する色補正を行うものである。
(G)、青色(B)の3原色映像信号成分からなる映像
信号を色補正する回路であって、前記映像信号が、色相
ベクトル座標平面上における前記3原色とそれらの各補
色であるマゼンタ(Ma)、シアン(Cy)、イエロ
(Ye)とからなる6色の各色軸により分割される6領
域のうちのいずれに存するかを判定する回路と、該判定
された領域の分割境界を形作る原色軸および補色軸それ
ぞれに対応する、前記映像信号の所定の色差信号からな
る原色レベル信号と補色レベル信号とにそれぞれ所定の
第1の係数を乗算して原色レベル補正信号と補色レベル
補正信号とを生成する回路と、該原色レベル補正信号と
補色レベル補正信号とを前記映像信号に加算する回路と
を有する6色独立マスキング色補正回路において、所定
の第2の係数が前記映像信号の所定の色差信号にそれぞ
れ乗算されて得られた補正信号が前記映像信号に加算さ
れることによりリニアマスキング色補正機能が実現され
るための、前記第2の係数を保持し出力する回路と、前
記第2の係数を前記第1の係数に変換して出力する回路
とを有し、該変換して得られた第1の係数に応じて、前
記リニアマスキング色補正回路による色補正機能に相当
する色補正を行うものである。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるリニアマス
キング補正と6色独立マスキングを同時に実現する色補
正回路の実施例を、図1を用いて説明する。
キング補正と6色独立マスキングを同時に実現する色補
正回路の実施例を、図1を用いて説明する。
【0069】図1において、1は6色独立マスキング補
正信号を生成する手段、2は6色独立マスキング補正信
号生成手段1で用いられる第1のパラメータを保持する
手段である。さらに、4は、リニアマスキング補正信号
生成手段で用いられる構成を有する第2のパラメータを
保持する手段である。さらに、3は、パラメータ保持手
段4に保持されたパラメータを、6色独立マスキング補
正信号生成手段1で用いられる第2のパラメータに変換
する手段である。さらに、34は、パラメータ変換手段
3から出力された第2のパラメータと、パラメータ保持
手段2から出力された第1のパラメータとを、それぞれ
のパラメータの種類毎に加算して6色独立マスキング補
正信号生成手段1へ出力するパラメータ加算手段であ
る。
正信号を生成する手段、2は6色独立マスキング補正信
号生成手段1で用いられる第1のパラメータを保持する
手段である。さらに、4は、リニアマスキング補正信号
生成手段で用いられる構成を有する第2のパラメータを
保持する手段である。さらに、3は、パラメータ保持手
段4に保持されたパラメータを、6色独立マスキング補
正信号生成手段1で用いられる第2のパラメータに変換
する手段である。さらに、34は、パラメータ変換手段
3から出力された第2のパラメータと、パラメータ保持
手段2から出力された第1のパラメータとを、それぞれ
のパラメータの種類毎に加算して6色独立マスキング補
正信号生成手段1へ出力するパラメータ加算手段であ
る。
【0070】次に、パラメータ変換手段3における各パ
ラメータ種類毎の変換の様子を説明する。6色独立マト
リクス色補正に用いられるパラメータは、上述のよう
に、赤の飽和度のパラメータKSR、赤の色相のパラメー
タKHR、マゼンタの飽和度のパラメータKSM、マゼンタ
の色相のパラメータKHM、青の飽和度のパラメータ
KSB、青の色相のパラメータKHB、シアンの飽和度のパ
ラメータKSC、シアンの色相のパラメータKHC、緑の飽
和度のパラメーをKSG、緑の色相のパラメータKHG、イ
エロの飽和度のパラメータKSY、およびイエロの色相の
パラメータKHYの12個のパラメータが用いられる。
ラメータ種類毎の変換の様子を説明する。6色独立マト
リクス色補正に用いられるパラメータは、上述のよう
に、赤の飽和度のパラメータKSR、赤の色相のパラメー
タKHR、マゼンタの飽和度のパラメータKSM、マゼンタ
の色相のパラメータKHM、青の飽和度のパラメータ
KSB、青の色相のパラメータKHB、シアンの飽和度のパ
ラメータKSC、シアンの色相のパラメータKHC、緑の飽
和度のパラメーをKSG、緑の色相のパラメータKHG、イ
エロの飽和度のパラメータKSY、およびイエロの色相の
パラメータKHYの12個のパラメータが用いられる。
【0071】この12個のパラメータが、同じく上述の
リニアマトリクス補正のパラメータである、R−Gのパ
ラメータK1、R−BのパラメータK2、G−Rのパラメ
ータK3、G−BのパラメータK4、B−Rのパラメータ
K5、およびB−GのパラメータK6の6個のパラメータ
を用いた変換式により変換されればよい。
リニアマトリクス補正のパラメータである、R−Gのパ
ラメータK1、R−BのパラメータK2、G−Rのパラメ
ータK3、G−BのパラメータK4、B−Rのパラメータ
K5、およびB−GのパラメータK6の6個のパラメータ
を用いた変換式により変換されればよい。
【0072】ここで、6色独立マトリクス補正において
は、補正信号の演算式は、上述の6つの色相領域それぞ
れで異なる。従って、リニアマトリクス補正用のパラメ
ータを6色独立マトリクス補正用のパラメータに変換す
る場合は、いずれの色相領域に対応する補正信号の演算
式に代入したとしても、補正量が同じとなるようにパラ
メータ変換する必要がある。すなわち、リニアマトリク
ス補正は各領域で同じ補正量となるためである。
は、補正信号の演算式は、上述の6つの色相領域それぞ
れで異なる。従って、リニアマトリクス補正用のパラメ
ータを6色独立マトリクス補正用のパラメータに変換す
る場合は、いずれの色相領域に対応する補正信号の演算
式に代入したとしても、補正量が同じとなるようにパラ
メータ変換する必要がある。すなわち、リニアマトリク
ス補正は各領域で同じ補正量となるためである。
【0073】そのため、本発明において、リニアマトリ
クス補正用のパラメータを6色独立マトリクス補正用の
パラメータに変換する変換式は、 KSR= KSC=K1+K2+(K3+K5)/2 KHR= KHC=(K3−K5)/2 KSB= KSY=K5+K6+(K2+K4)/2 KHB= KHY=(K2−K4)/2 KSG= KSM= K3+K4+(K1+K6)/2 KHG= KHM=(K6−K1)/2 となる。
クス補正用のパラメータを6色独立マトリクス補正用の
パラメータに変換する変換式は、 KSR= KSC=K1+K2+(K3+K5)/2 KHR= KHC=(K3−K5)/2 KSB= KSY=K5+K6+(K2+K4)/2 KHB= KHY=(K2−K4)/2 KSG= KSM= K3+K4+(K1+K6)/2 KHG= KHM=(K6−K1)/2 となる。
【0074】以下、図1の補正回路の動作を説明する。
マスキング補正の対象の映像信号である、RIN映像信号
5、GIN映像信号6、BIN映像信号7は、それぞれ6色
独立マスキング補正信号生成手段1に入力される。
マスキング補正の対象の映像信号である、RIN映像信号
5、GIN映像信号6、BIN映像信号7は、それぞれ6色
独立マスキング補正信号生成手段1に入力される。
【0075】6色独立マスキング補正信号生成手段1
は、パラメータ加算手段34から、所定の第1のパラメ
ータと第2のパラメータとが加算されて得られたパラメ
ータを入力する。そして、その入力されたパラメータを
用いて6色独立マスキング補正信号であるr補正信号
8、g補正信号9、b補正信号10を生成し出力する。
は、パラメータ加算手段34から、所定の第1のパラメ
ータと第2のパラメータとが加算されて得られたパラメ
ータを入力する。そして、その入力されたパラメータを
用いて6色独立マスキング補正信号であるr補正信号
8、g補正信号9、b補正信号10を生成し出力する。
【0076】上述の6色独立マスキング補正信号は、そ
れぞれ加算回路31、32、33によって、r補正信号
8とRIN映像信号5とが加算される。さらに、g補正信
号9とGIN映像信号6とが加算される。さらに、b補正
信号10とBIN映像信号7とが加算される。
れぞれ加算回路31、32、33によって、r補正信号
8とRIN映像信号5とが加算される。さらに、g補正信
号9とGIN映像信号6とが加算される。さらに、b補正
信号10とBIN映像信号7とが加算される。
【0077】以上のようにして、加算回路31、32、
33からそれぞれ出力されたROU T映像信号11、GOUT
映像信号12、BOUT映像信号13は、6色独立マスキ
ング補正とリニアマスキング補正とがなされた映像信号
となる。
33からそれぞれ出力されたROU T映像信号11、GOUT
映像信号12、BOUT映像信号13は、6色独立マスキ
ング補正とリニアマスキング補正とがなされた映像信号
となる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
6色独立マスキング色補正とリニアマトリクスマスキン
グ色補正とを同時に行う場合に、従来用いられていたリ
ニアマトリクスマスキング色補正回路を用いなくても、
赤(R)、緑(G)、青(B)、マゼンタ(Ma)、シ
アン(Cy)、黄(Ye)の6色の色信号の飽和度と色
相を独立に制御できる6色独立マスキング回路を用いて
リニアマトリクスマスキングを可能にすることで、回路
規模をより小さくできる。
6色独立マスキング色補正とリニアマトリクスマスキン
グ色補正とを同時に行う場合に、従来用いられていたリ
ニアマトリクスマスキング色補正回路を用いなくても、
赤(R)、緑(G)、青(B)、マゼンタ(Ma)、シ
アン(Cy)、黄(Ye)の6色の色信号の飽和度と色
相を独立に制御できる6色独立マスキング回路を用いて
リニアマトリクスマスキングを可能にすることで、回路
規模をより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる6色独立マスキング色補正回路
のブロック構成例を表す図
のブロック構成例を表す図
【図2】従来の技術を用いた色補正回路のブロック構成
の一例を示す図
の一例を示す図
【図3】リニアマトリクスマスキング補正による色相ベ
クトル座標面上のベクトルの変化の様子を説明する図
クトル座標面上のベクトルの変化の様子を説明する図
【図4】従来の技術を用いた色補正回路のブロック構成
の他の一例を示す図
の他の一例を示す図
【図5】6色独立マスキング色補正における各補正色と
彩度/色相とに応じた補正方法を表にまとめて説明する
図
彩度/色相とに応じた補正方法を表にまとめて説明する
図
【図6】従来の技術を用いた色補正回路のブロック構成
の他の一例を示す図
の他の一例を示す図
【図7】色調補正における色相領域を説明する図
【図8】色相領域の概念を説明する図
【図9】原色成分と補色成分の算定方法を説明する図
【図10】従来の技術を用いた色補正回路のブロック構
成の他の一例を示す図
成の他の一例を示す図
1:6色独立マスキング補正信号生成手段、 2,4:
パラメータ保持手段、3:パラメータ変換手段、 3
1,32,33,34:加算手段。
パラメータ保持手段、3:パラメータ変換手段、 3
1,32,33,34:加算手段。
Claims (4)
- 【請求項1】 赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
3原色映像信号成分からなる映像信号の、前記3原色と
それらの各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(C
y)、イエロ(Ye)とからなる6色の各色成分の色相
と彩度を補正するための所定の係数を前記映像信号の所
定の色差信号に乗算し前記映像信号に加算することで色
補正を行う色補正回路において、前記係数は、所定の原
色信号成分間の差信号を前記映像信号に加算するとした
色補正を行うリニアマスキング色補正回路の色補正機能
に相当する色補正を行うための関係式により求まる係数
を含むことを特徴とする色補正回路。 - 【請求項2】 赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
3原色映像信号成分からなる映像信号を色補正する回路
であって、前記映像信号が、色相ベクトル座標平面上に
おける前記3原色とそれらの各補色であるマゼンタ(M
a)、シアン(Cy)、イエロ(Ye)とからなる6色
の各色軸により分割される6領域のうちのいずれに存す
るかを判定する回路と、該判定された領域の分割境界を
形作る原色軸および補色軸それぞれに対応する、前記映
像信号の所定の色差信号からなる原色レベル信号と補色
レベル信号とにそれぞれ所定の第1の係数を乗算して原
色レベル補正信号と補色レベル補正信号とを生成する回
路と、該原色レベル補正信号と補色レベル補正信号とを
前記映像信号に加算する回路とを有する色補正回路にお
いて、所定の第2の係数が前記映像信号の所定の色差信
号にそれぞれ乗算されて得られた補正信号が前記映像信
号に加算されることによりリニアマスキング色補正機能
が実現されるための、前記第2の係数を保持し出力する
回路と、前記第2の係数を前記第1の係数に変換して出
力する回路とを有し、該変換して得られた第1の係数に
応じて、前記リニアマスキング色補正回路による色補正
機能に相当する色補正を行うことを特徴とする色補正回
路。 - 【請求項3】 請求項2に記載の色補正回路において、
前記変換回路は、前記第1の係数として、赤の飽和度の
パラメータをKSR、赤の色相のパラメータをKHR、マゼ
ンタの飽和度のパラメータをKSM、マゼンタの色相のパ
ラメータをKHM、青の飽和度のパラメータをKSB、青の
色相のパラメータをKHB、シアンの飽和度のパラメータ
をKSC、シアンの色相のパラメータをKHC、緑の飽和度
のパラメータをKSG、緑の色相のパラメータをKHG、黄
色の飽和度のパラメータをKSY、黄色の色相のパラメー
タをKHY、とし、さらに前記第2の係数としてR−Gの
パラメータをK1、R−BのパラメータをK2、G−Rの
パラメータをK3、G−BのパラメータをK4、B−Rの
パラメータをK5、B−GのパラメータをK6とすると
き、 KSR= KSC=K1+K2+(K3+K5)/2 KHR= KHC=(K3−K5)/2 KSB= KSY=K5+K6+(K2+K4)/2 KHB= KHY=(K2−K4)/2 KSG= KSM= K3+K4+(K1+K6)/2 KHG= KHM=(K6−K1)/2 の関係式によって前記第2の係数から前記第1の係数を
変換して得るようにすることを特徴とする色補正回路。 - 【請求項4】 赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
3原色映像信号成分からなる映像信号の、前記3原色と
それらの各補色であるマゼンタ(Ma)、シアン(C
y)、イエロ(Ye)とからなる6色の各色成分の色相
と彩度を補正するための所定の係数を前記映像信号の所
定の色差信号に乗算し前記映像信号に加算することで色
補正を行う色補正方法において、前記係数は、所定の原
色信号成分間の差信号を前記映像信号に加算するとした
色補正を行うリニアマスキング色補正回路の色補正機能
に相当する色補正を行うための関係を有することを特徴
とする色補正方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10189393A JP2000022977A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 色補正回路およびその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10189393A JP2000022977A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 色補正回路およびその方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000022977A true JP2000022977A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16240563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10189393A Pending JP2000022977A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 色補正回路およびその方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000022977A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215366B2 (en) | 2000-09-18 | 2007-05-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Tone correcting circuit and hue correcting circuit |
JP2009246593A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 画像処理装置 |
KR101509568B1 (ko) | 2013-06-28 | 2015-04-08 | (주)실리콘화일 | 알지비 데이터를 이용한 색보정 방법 |
WO2019244691A1 (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | 株式会社Jvcケンウッド | 色補正装置 |
-
1998
- 1998-07-03 JP JP10189393A patent/JP2000022977A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215366B2 (en) | 2000-09-18 | 2007-05-08 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Tone correcting circuit and hue correcting circuit |
JP2009246593A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 画像処理装置 |
KR101509568B1 (ko) | 2013-06-28 | 2015-04-08 | (주)실리콘화일 | 알지비 데이터를 이용한 색보정 방법 |
US9794449B2 (en) | 2013-06-28 | 2017-10-17 | SK Hynix Inc. | Method for correcting color using RGB data |
WO2019244691A1 (ja) * | 2018-06-18 | 2019-12-26 | 株式会社Jvcケンウッド | 色補正装置 |
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