JP2000020900A - 車間距離警報装置及び集約配線装置 - Google Patents
車間距離警報装置及び集約配線装置Info
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
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- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/0224—Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
- B60N2/0244—Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits
- B60N2/0276—Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation with logic circuits reaction to emergency situations, e.g. crash
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60W—CONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
- B60W50/00—Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
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- Traffic Control Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の目的は、運転者が視覚的な表示や音に
よる警報を受容できないような環境下においても、容易
に運転者に対して車間距離が短くなったことを知らせ得
る車間距離警報装置を提供することにある。 【解決手段】車間距離計測装置52は、前方車両との車
間距離を検出して、自車両と前方車両との車間距離に応
じて警報を発生する判断をし、警報が必要なときは、振
動発生装置82により、運転者に対して振動を与えて、
警報する。
よる警報を受容できないような環境下においても、容易
に運転者に対して車間距離が短くなったことを知らせ得
る車間距離警報装置を提供することにある。 【解決手段】車間距離計測装置52は、前方車両との車
間距離を検出して、自車両と前方車両との車間距離に応
じて警報を発生する判断をし、警報が必要なときは、振
動発生装置82により、運転者に対して振動を与えて、
警報する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車と前方車両と
の車間距離を検出し、所定の車間距離等以下となると警
報を発生する車間距離警報装置及びこれに好適な車両の
集約配線装置に関する。
の車間距離を検出し、所定の車間距離等以下となると警
報を発生する車間距離警報装置及びこれに好適な車両の
集約配線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電波,レーザーまたは光等のビーム照射
により、自車と前方車両との車間距離を測定し、運転者
に対して警報を発生する車間距離警報装置としては、例
えば、特開平8−80792号公報に記載されているよ
うに、警報手段としては、視覚的な表示と音による警報
を用いている。
により、自車と前方車両との車間距離を測定し、運転者
に対して警報を発生する車間距離警報装置としては、例
えば、特開平8−80792号公報に記載されているよ
うに、警報手段としては、視覚的な表示と音による警報
を用いている。
【0003】また、車間距離警報装置のような電装品
は、自動車製造工場において取り付けられた後出荷され
る場合もあるが、アフターマーケットにおいて、取り付
けられる場合もある。アフターマケットにおける取付で
は、電装品に電力を供給するためには、ヒューズを新た
に設けるか、または他の既設のヒューズから電源を接続
し、かつ装置に必要な信号線を新たに接続するようにし
ている。
は、自動車製造工場において取り付けられた後出荷され
る場合もあるが、アフターマーケットにおいて、取り付
けられる場合もある。アフターマケットにおける取付で
は、電装品に電力を供給するためには、ヒューズを新た
に設けるか、または他の既設のヒューズから電源を接続
し、かつ装置に必要な信号線を新たに接続するようにし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車間距離警報装置における警報手段が、視覚的な表示と
音による警報を行っても、運転者の注意は警報表示部以
外にあると、視覚的な表示による警報が行われても、運
転者は見ていないので運転者に注意を促すことができ
ず、また、音による警報も、騒音が大きい環境下では、
運転者に注意を促すことができないという問題があっ
た。
車間距離警報装置における警報手段が、視覚的な表示と
音による警報を行っても、運転者の注意は警報表示部以
外にあると、視覚的な表示による警報が行われても、運
転者は見ていないので運転者に注意を促すことができ
ず、また、音による警報も、騒音が大きい環境下では、
運転者に注意を促すことができないという問題があっ
た。
【0005】また、車間距離警報装置等の電装品を、ア
フターマーケット等で取り付けるためには、多くの配線
を取り付ける必要があり、非常に多くの工数を要するた
め、取付作業が容易でないという問題があった。
フターマーケット等で取り付けるためには、多くの配線
を取り付ける必要があり、非常に多くの工数を要するた
め、取付作業が容易でないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、運転者が視覚的な表示や
音による警報を受容できないような環境下においても、
容易に運転者に対して車間距離が短くなったことを知ら
せ得る車間距離警報装置を提供することにある。
音による警報を受容できないような環境下においても、
容易に運転者に対して車間距離が短くなったことを知ら
せ得る車間距離警報装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の他の目的は、車間距離警報
装置等の電装品の、アフターマーケット等における取付
作業の容易な集約配線装置を提供することにある。
装置等の電装品の、アフターマーケット等における取付
作業の容易な集約配線装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、前方車両との車間距離を検出する
車間距離検出手段と、車間距離検出手段の信号をもとに
警報の判断を行う信号処理回路とを有し、自車両と前方
車両との車間距離に応じて警報を発生する車間距離警報
装置において、運転者に対して振動を与える振動発生手
段を備え、この振動によって警報を与えるようにしたも
のである。かかる構成により、運転者の注意が表示部か
ら離れている場合や騒音がひどい場合でも、確実に車間
距離の警報を運転者に伝えて、注意を促し得るものとな
る。
るために、本発明は、前方車両との車間距離を検出する
車間距離検出手段と、車間距離検出手段の信号をもとに
警報の判断を行う信号処理回路とを有し、自車両と前方
車両との車間距離に応じて警報を発生する車間距離警報
装置において、運転者に対して振動を与える振動発生手
段を備え、この振動によって警報を与えるようにしたも
のである。かかる構成により、運転者の注意が表示部か
ら離れている場合や騒音がひどい場合でも、確実に車間
距離の警報を運転者に伝えて、注意を促し得るものとな
る。
【0009】(2)上記(1)において、好ましくは、
振動発生手段は、運転者のシートの位置を調整する少な
くとも一つ以上モータを駆動するようにしたものであ
る。かかる構成により、既存のモータを用いることがで
き、簡単に振動発生手段を備え得るものとなる。
振動発生手段は、運転者のシートの位置を調整する少な
くとも一つ以上モータを駆動するようにしたものであ
る。かかる構成により、既存のモータを用いることがで
き、簡単に振動発生手段を備え得るものとなる。
【0010】(3)上記(2)において、好ましくは、
振動発生手段用のシートの位置を調整するモータは、ラ
ンバーサポートモータまたは/かつリクライニングモー
タとしたものである。かかる構成により、運転者にアク
セルやブレーキの過剰踏み込み等の危険性を与えること
なく、運転者に注意を促し得るものとなる。
振動発生手段用のシートの位置を調整するモータは、ラ
ンバーサポートモータまたは/かつリクライニングモー
タとしたものである。かかる構成により、運転者にアク
セルやブレーキの過剰踏み込み等の危険性を与えること
なく、運転者に注意を促し得るものとなる。
【0011】(4)上記他の目的を達成するために、本
発明は、電源と、この電源に電源線を介して接続された
複数の制御モジュールとを有し、これらの制御モジュー
ルから電気負荷に電力を供給する集約配線装置におい
て、上記制御モジュールは、イグニッションキーの位置
に応じた少なくとも2つ以上の電源を出力する電源供給
回路を備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、車間距離警報装置等の電装品の、アフターマーケッ
ト等における取付ける際にも、電源供給回路に接続する
だけで、取付作業を容易に行い得るものとなる。
発明は、電源と、この電源に電源線を介して接続された
複数の制御モジュールとを有し、これらの制御モジュー
ルから電気負荷に電力を供給する集約配線装置におい
て、上記制御モジュールは、イグニッションキーの位置
に応じた少なくとも2つ以上の電源を出力する電源供給
回路を備えるようにしたものである。かかる構成によ
り、車間距離警報装置等の電装品の、アフターマーケッ
ト等における取付ける際にも、電源供給回路に接続する
だけで、取付作業を容易に行い得るものとなる。
【0012】(5)上記(4)において、好ましくは、
上記電源供給回路は、電源を外部の電装品に出力するコ
ネクタを備えるとともに、このコネクタには、多重通信
用の多重通信線が接続されており、外部の電装品はこの
コネクタを介して、電力が供給されるとともに、上記制
御モジュールによって上記多重通信線を介して制御され
るようにしたものである。かかる構成により、電装品の
接続を容易に行い得るものとなる。
上記電源供給回路は、電源を外部の電装品に出力するコ
ネクタを備えるとともに、このコネクタには、多重通信
用の多重通信線が接続されており、外部の電装品はこの
コネクタを介して、電力が供給されるとともに、上記制
御モジュールによって上記多重通信線を介して制御され
るようにしたものである。かかる構成により、電装品の
接続を容易に行い得るものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図16を用いて、本
発明の一実施形態による車間距離警報装置及び集約配線
装置について説明する。最初に、図1を用いて、本実施
形態による車間距離警報装置及び集約配線装置を適用し
た自動車の全体システムの構成について説明する。図1
は、本発明の一実施形態による車間距離警報装置及び集
約配線装置を適用した自動車の全体システムの構成を示
すブロック図である。
発明の一実施形態による車間距離警報装置及び集約配線
装置について説明する。最初に、図1を用いて、本実施
形態による車間距離警報装置及び集約配線装置を適用し
た自動車の全体システムの構成について説明する。図1
は、本発明の一実施形態による車間距離警報装置及び集
約配線装置を適用した自動車の全体システムの構成を示
すブロック図である。
【0014】バッテリ3からは、バッテリ3の直近に配
置されたヒュージブルリンク4を介して車両全体に対し
て電源を供給する。パワートレインコントロールモジュ
ール(PCM)10は、エンジンの燃料噴射量や点火時
期の制御やスロットルバルブ開度の制御を行い、かつエ
ンジントランスミッションの制御を行うものであり、制
御対象であるエンジン御御用のセンサやアクチュエータ
が数多く配置されたエンジンの近く(例えば吸気管外壁
やサージタンクの内部等)に搭載されている。PCM1
Oには、エアフローメータや水温センサなどのいくつか
のセンサや、インジェクタ9,スロツトルバルブを開閉
するスロットルモータ35などの電気負荷としてのアク
チュエータ群が接続されている。アンチロックブレーキ
システム(ABS)コントロールモジュール11は、A
BS用アクチュエータに隣接したエンジンルームの後方
に装着されている。エアコンディショナーコントロール
ユニット(A/C)16は、A/C用センサおよびアク
チュエータに隣接した助手席側のダッシュボード近辺に
配置される。エアバッグコントロールモジュール(SD
M)25は、センターコンソール近辺に搭載されてい
る。
置されたヒュージブルリンク4を介して車両全体に対し
て電源を供給する。パワートレインコントロールモジュ
ール(PCM)10は、エンジンの燃料噴射量や点火時
期の制御やスロットルバルブ開度の制御を行い、かつエ
ンジントランスミッションの制御を行うものであり、制
御対象であるエンジン御御用のセンサやアクチュエータ
が数多く配置されたエンジンの近く(例えば吸気管外壁
やサージタンクの内部等)に搭載されている。PCM1
Oには、エアフローメータや水温センサなどのいくつか
のセンサや、インジェクタ9,スロツトルバルブを開閉
するスロットルモータ35などの電気負荷としてのアク
チュエータ群が接続されている。アンチロックブレーキ
システム(ABS)コントロールモジュール11は、A
BS用アクチュエータに隣接したエンジンルームの後方
に装着されている。エアコンディショナーコントロール
ユニット(A/C)16は、A/C用センサおよびアク
チュエータに隣接した助手席側のダッシュボード近辺に
配置される。エアバッグコントロールモジュール(SD
M)25は、センターコンソール近辺に搭載されてい
る。
【0015】ボディコントロールモジュール(BCM)
14は、ステアリング近辺のデバイスやイグニッション
キースイッチ26,ハザードスイッチ27などが接続さ
れ、ダッシュボード近辺に設置される。フロント・イン
テグレーション・モジュール(FIM)5は、ヘッドラ
ンプ1,6やターンシグナルランプ2a,2b,7a,
7bに隣接したエンジンルームの前方に配置されてお
り、ヘッドランプ1,6やターンシグナルランプ2a,
2b,7a,7bや近くに装着されているホーン8など
を駆動するように接続されている。ドライバー・ドア・
モジュール(DDM)18及びパッセンジャー・ドア・
モジュール(PDM)20は、それぞれ運転席側、助手
席側のドアに搭載されており、ドアロックモータ19,
21、パワーウィンドゥモータ、ドアロックSW、パワ
ーウィンドウSW、電動ミラーモータ(以上図示せず)
などが接続されている。
14は、ステアリング近辺のデバイスやイグニッション
キースイッチ26,ハザードスイッチ27などが接続さ
れ、ダッシュボード近辺に設置される。フロント・イン
テグレーション・モジュール(FIM)5は、ヘッドラ
ンプ1,6やターンシグナルランプ2a,2b,7a,
7bに隣接したエンジンルームの前方に配置されてお
り、ヘッドランプ1,6やターンシグナルランプ2a,
2b,7a,7bや近くに装着されているホーン8など
を駆動するように接続されている。ドライバー・ドア・
モジュール(DDM)18及びパッセンジャー・ドア・
モジュール(PDM)20は、それぞれ運転席側、助手
席側のドアに搭載されており、ドアロックモータ19,
21、パワーウィンドゥモータ、ドアロックSW、パワ
ーウィンドウSW、電動ミラーモータ(以上図示せず)
などが接続されている。
【0016】リア・インテグレーション・モジュール
(RIM)29は、テールランプ32,33やターンシ
グナルランプ31,34に隣接したトランクルームの前
方に配置されており、テールランプ32,33やターン
シグナルランプ31,34の他、トランクオープナ用モ
ータ、リアデフォッガや後席のドアロックモータ23,
28、パワーウィンドゥモータ、ドアロックSW、パワ
ーウィンドウSWなどを駆動するように接続されてい
る。ドライバー・シート・モジュール(DSM)51
は、運転席のシート下に配置されており、シートの位置
を調整するリクライニングモータ,スライドモータ,リ
フタ前モータ,リフタ後モータ,ランバーサポートモー
タなどを駆動するように接続されている。
(RIM)29は、テールランプ32,33やターンシ
グナルランプ31,34に隣接したトランクルームの前
方に配置されており、テールランプ32,33やターン
シグナルランプ31,34の他、トランクオープナ用モ
ータ、リアデフォッガや後席のドアロックモータ23,
28、パワーウィンドゥモータ、ドアロックSW、パワ
ーウィンドウSWなどを駆動するように接続されてい
る。ドライバー・シート・モジュール(DSM)51
は、運転席のシート下に配置されており、シートの位置
を調整するリクライニングモータ,スライドモータ,リ
フタ前モータ,リフタ後モータ,ランバーサポートモー
タなどを駆動するように接続されている。
【0017】車間距離計測装置52は、電波,レーザー
または光等のビーム照射により、自車と前方車両との車
間距離を測定し、警報判断し、その結果のデータを他の
モジュールに送信するものであり、車両の前部中央付近
に搭載されている。表示器53は、車間距離が短くなっ
たのを表示するモジュールであり、運転者が見やすいダ
ッシュボード近辺に配置されており、専用の表示器の場
合もあれば、ナビゲーション用のディスプレイを共用す
る場合もある。
または光等のビーム照射により、自車と前方車両との車
間距離を測定し、警報判断し、その結果のデータを他の
モジュールに送信するものであり、車両の前部中央付近
に搭載されている。表示器53は、車間距離が短くなっ
たのを表示するモジュールであり、運転者が見やすいダ
ッシュボード近辺に配置されており、専用の表示器の場
合もあれば、ナビゲーション用のディスプレイを共用す
る場合もある。
【0018】FIM5,RIM29,DDM18,PD
M20,DSM51、表示器53にはそれぞれ他のモジ
ュールとの間でデータの授受を行うための通信手段およ
びセンサ,スイッチ類や外部電気負荷が接続されている
入出カインターフェース、演算処理装置(CPU)を有
している。各モジュールは、それぞれのモジュールに接
続されるセンサや電気負荷等のデバイスの近くに設置し
ており、各モジュールと接続されるデバイス間のハーネ
ス長は短くなるようにしている。
M20,DSM51、表示器53にはそれぞれ他のモジ
ュールとの間でデータの授受を行うための通信手段およ
びセンサ,スイッチ類や外部電気負荷が接続されている
入出カインターフェース、演算処理装置(CPU)を有
している。各モジュールは、それぞれのモジュールに接
続されるセンサや電気負荷等のデバイスの近くに設置し
ており、各モジュールと接続されるデバイス間のハーネ
ス長は短くなるようにしている。
【0019】各モジュール間でのデータの授受を行うた
め、多重通信線30が配備、接続される。このように、
各モジュールは接続されるデバイスの近いところに配置
され、かつ自分に接続されていないデバイスの入力デー
タおよび出力データは多重通信線を介して送受信される
ので、それぞれのモジュールに必要なデータを得ること
ができる。多重通信線30は、コネクタ35を介して診
断装置13に接続することができ、診断装置30は診断
に必要な情報を容易に得ることができサービス性をよく
することができる。
め、多重通信線30が配備、接続される。このように、
各モジュールは接続されるデバイスの近いところに配置
され、かつ自分に接続されていないデバイスの入力デー
タおよび出力データは多重通信線を介して送受信される
ので、それぞれのモジュールに必要なデータを得ること
ができる。多重通信線30は、コネクタ35を介して診
断装置13に接続することができ、診断装置30は診断
に必要な情報を容易に得ることができサービス性をよく
することができる。
【0020】バッテリ3からの電源線は、ヒュージブル
リンク4を介してFIM5に接続される。FIM5から
BCM14間は、電源線12A,コネクタ17A,電源
線12Bを介して接続される。BCM14からRIM2
9間は、電源線12C,コネクタ17B,電源線12D
を介して接続される。RIM29からBCM14間は、
電源線12E,コネクタ17C,電源線12Fを介して
接続される。BCM14からFIM5間は、電源線12
G,コネクタ17D,電源線12Hを介して接続してお
り、電源線12は、車両内にループ状に配線されてい
る。
リンク4を介してFIM5に接続される。FIM5から
BCM14間は、電源線12A,コネクタ17A,電源
線12Bを介して接続される。BCM14からRIM2
9間は、電源線12C,コネクタ17B,電源線12D
を介して接続される。RIM29からBCM14間は、
電源線12E,コネクタ17C,電源線12Fを介して
接続される。BCM14からFIM5間は、電源線12
G,コネクタ17D,電源線12Hを介して接続してお
り、電源線12は、車両内にループ状に配線されてい
る。
【0021】このように電源線を車両内にループ状に配
線し、そのループ状に配線された電源線から電源を入力
し、その電源を各モジュールやアクチュエータ,センサ
などに供給するようにしたモジュールをエンジンルー
ム,車室内,トランクルームにそれぞれ一つ配置するよ
うに構成している(本例では、それぞれFIM,BC
M,RIMで構成している)ので、各制御ユニット単位
での電力線のインピーダンスが等価的に並列接続され、
定格電流の大きな電源線を使用する必要のない電力系統
が構成できる。
線し、そのループ状に配線された電源線から電源を入力
し、その電源を各モジュールやアクチュエータ,センサ
などに供給するようにしたモジュールをエンジンルー
ム,車室内,トランクルームにそれぞれ一つ配置するよ
うに構成している(本例では、それぞれFIM,BC
M,RIMで構成している)ので、各制御ユニット単位
での電力線のインピーダンスが等価的に並列接続され、
定格電流の大きな電源線を使用する必要のない電力系統
が構成できる。
【0022】車間距離計測装置52には、FIM5から
電源を供給し、DSM51,表示器53及びドアに配置
されたモジュールDDM18,PDM20には、BCM
14から電源線24,22により電源を供給する構成と
している。
電源を供給し、DSM51,表示器53及びドアに配置
されたモジュールDDM18,PDM20には、BCM
14から電源線24,22により電源を供給する構成と
している。
【0023】ループ状に配線された電源線は、コネクタ
17A,17B,17C,17Dで脱着できるようにな
っており、電源線12A,電源線12Hはエンジンルー
ム、電源線12B,電源線12C,電源線12F,電源
線12Gは車室内、電源線12D,電源線12Eはトラ
ンクルームというように分離できるようになっている。
17A,17B,17C,17Dで脱着できるようにな
っており、電源線12A,電源線12Hはエンジンルー
ム、電源線12B,電源線12C,電源線12F,電源
線12Gは車室内、電源線12D,電源線12Eはトラ
ンクルームというように分離できるようになっている。
【0024】次に、図2を用いて、図1のループ式電源
供給系統を適用した自動車のシステム構成について説明
説明する。図2は、本発明の一実施形態によるループ式
電源供給系統を適用した自動車のシステム構成のブロッ
ク図である。
供給系統を適用した自動車のシステム構成について説明
説明する。図2は、本発明の一実施形態によるループ式
電源供給系統を適用した自動車のシステム構成のブロッ
ク図である。
【0025】ループ状に配線された電源線は、バッテリ
3からヒュージブルリンク4f,4eを介してFIM5
の負荷電源遮断回路110に接続される。ヒュージブル
リンク4fからの電源は、負荷電源遮断回路110を経
由して、電源線12Aに接続される。電源線12Aは、
コネクタ17Aで電源線12Bに接続され、BCM14
の負荷電源遮断回路210に接続される。同様に、電源
線12Bは、負荷電源遮断回路210を経由して、電源
線12Cに接続され、電源線12Cは、コネクタ17B
で電源線12Dに接続され、RIM29の負荷電源遮断
回路310に接続される。電源線12Dは、負荷電源遮
断回路310を経由して、電源線12Eに接続され、電
源線12Eは、コネクタ17Cで電源線12Fに接続さ
れ、BCM14の負荷電源遮断回路210に接続され
る。電源線12Fは、負荷電源遮断回路210を経由し
て、電源線12Gに接続され、電源線12Gは、コネク
タ17Dで電源線12Hに接続され、FIM5の負荷電
源遮断回路110に接続される。一方、ヒュージブルリ
ンク4eからの電源は、負荷電源遮断回路110を経由
して、電源線12Hに接続されており、電源線はループ
状に配線されている。このループ状に配線された電源線
を総称して、以後、パワーバス12と称する。
3からヒュージブルリンク4f,4eを介してFIM5
の負荷電源遮断回路110に接続される。ヒュージブル
リンク4fからの電源は、負荷電源遮断回路110を経
由して、電源線12Aに接続される。電源線12Aは、
コネクタ17Aで電源線12Bに接続され、BCM14
の負荷電源遮断回路210に接続される。同様に、電源
線12Bは、負荷電源遮断回路210を経由して、電源
線12Cに接続され、電源線12Cは、コネクタ17B
で電源線12Dに接続され、RIM29の負荷電源遮断
回路310に接続される。電源線12Dは、負荷電源遮
断回路310を経由して、電源線12Eに接続され、電
源線12Eは、コネクタ17Cで電源線12Fに接続さ
れ、BCM14の負荷電源遮断回路210に接続され
る。電源線12Fは、負荷電源遮断回路210を経由し
て、電源線12Gに接続され、電源線12Gは、コネク
タ17Dで電源線12Hに接続され、FIM5の負荷電
源遮断回路110に接続される。一方、ヒュージブルリ
ンク4eからの電源は、負荷電源遮断回路110を経由
して、電源線12Hに接続されており、電源線はループ
状に配線されている。このループ状に配線された電源線
を総称して、以後、パワーバス12と称する。
【0026】このようにループ状に配線され、FIM
5,BCM14,RIM29の負荷電源遮断回路に入力
された電源は、各モジュールFIM5,BCM14,R
IM29に接続されたそれぞれの負荷190,290,
390を駆動するそれぞれの出力回路160,260,
360に、および他のモジュールDDM18,PDM2
0,A/C16,SDM25,ラジオ15,表示器5
3,DSM51への電源供給を行うBCM14の電源供
給回路200、および車間距離計測装置52への電源供
給を行うFIM5の電源供給回路100に供給される。
5,BCM14,RIM29の負荷電源遮断回路に入力
された電源は、各モジュールFIM5,BCM14,R
IM29に接続されたそれぞれの負荷190,290,
390を駆動するそれぞれの出力回路160,260,
360に、および他のモジュールDDM18,PDM2
0,A/C16,SDM25,ラジオ15,表示器5
3,DSM51への電源供給を行うBCM14の電源供
給回路200、および車間距離計測装置52への電源供
給を行うFIM5の電源供給回路100に供給される。
【0027】負荷用の電源線12以外に、バッテリ3か
らは、制御系用の電源もFIM5,BCM14,RIM
29に供給される。FIM5の制御系電源回路120に
は、ヒューズ4bを経由して、BCM14の制御系電源
回路220には、ヒューズ4cを経由して、RIM29
の制御系電源回路320には、ヒューズ4dを経由して
バッテリ3から直接電源が供給される。このように制御
系への電源供給を別系統で行うことにより、どれか一つ
のモジュールが故障しても他のモジュールは動作するこ
とができる。
らは、制御系用の電源もFIM5,BCM14,RIM
29に供給される。FIM5の制御系電源回路120に
は、ヒューズ4bを経由して、BCM14の制御系電源
回路220には、ヒューズ4cを経由して、RIM29
の制御系電源回路320には、ヒューズ4dを経由して
バッテリ3から直接電源が供給される。このように制御
系への電源供給を別系統で行うことにより、どれか一つ
のモジュールが故障しても他のモジュールは動作するこ
とができる。
【0028】パワーバス12による電源の供給は、ヘッ
ドランプやストップランプ,ワーニングランプ類,パワ
ーウィンドウ,ドアロックなどの制御、いわゆるボディ
電装系の負荷に対するものである。エンジンの燃料噴射
量や点火時期の制御やスロットルバルブ開度の制御を行
い、かつエンジントランスミッションの制御を行うパワ
ートレイン系のパワートレインコントロールモジュール
(PCM)10への電源供給は、バッテリ3からヒュー
ジブルリンク4a,イグニッションスイッチ26a,ダ
ッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内のヒ
ューズ36bを経由して、ボディ電装系の電源供給系と
は別系統で供給されている。同様に、ABSコントロー
ルユニット11には、ヒュージブルリンク4a,イグニ
ッションスイッチ26a,ダッシュボード近辺に配置さ
れたヒューズボックス内のヒューズ36aを経由して、
ボディ電装系の電源供給系とは別系統で供給されてい
る。エアバッグコントロールユニットSDM25には、
ヒュージブルリンク4a,イグニッションスイッチ26
a,ダッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス
内のヒューズ36cを経由して、ボディ電装系の電源供
給系とは別系統で供給されている。ラジオ15には、ヒ
ュージブルリンク4a,アクセサリスイッチ26b,ダ
ッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内のヒ
ューズ36dを経由して、ボディ電装系の電源供給系と
は別系統で供給されている。A/Cユニット16には、
ヒュージブルリンク4a,アクセサリスイッチ26b,
ダッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内の
ヒューズ36eを経由して、バッテリ3からボディ電装
系の電源供給系とは別系統で供給されている。このよう
に、それぞれの別機能を持った制御系毎に別系統の電源
系としているので、どれか一つの電源系が故障しても他
の系に影響を与えないようにすることができる。
ドランプやストップランプ,ワーニングランプ類,パワ
ーウィンドウ,ドアロックなどの制御、いわゆるボディ
電装系の負荷に対するものである。エンジンの燃料噴射
量や点火時期の制御やスロットルバルブ開度の制御を行
い、かつエンジントランスミッションの制御を行うパワ
ートレイン系のパワートレインコントロールモジュール
(PCM)10への電源供給は、バッテリ3からヒュー
ジブルリンク4a,イグニッションスイッチ26a,ダ
ッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内のヒ
ューズ36bを経由して、ボディ電装系の電源供給系と
は別系統で供給されている。同様に、ABSコントロー
ルユニット11には、ヒュージブルリンク4a,イグニ
ッションスイッチ26a,ダッシュボード近辺に配置さ
れたヒューズボックス内のヒューズ36aを経由して、
ボディ電装系の電源供給系とは別系統で供給されてい
る。エアバッグコントロールユニットSDM25には、
ヒュージブルリンク4a,イグニッションスイッチ26
a,ダッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス
内のヒューズ36cを経由して、ボディ電装系の電源供
給系とは別系統で供給されている。ラジオ15には、ヒ
ュージブルリンク4a,アクセサリスイッチ26b,ダ
ッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内のヒ
ューズ36dを経由して、ボディ電装系の電源供給系と
は別系統で供給されている。A/Cユニット16には、
ヒュージブルリンク4a,アクセサリスイッチ26b,
ダッシュボード近辺に配置されたヒューズボックス内の
ヒューズ36eを経由して、バッテリ3からボディ電装
系の電源供給系とは別系統で供給されている。このよう
に、それぞれの別機能を持った制御系毎に別系統の電源
系としているので、どれか一つの電源系が故障しても他
の系に影響を与えないようにすることができる。
【0029】BCM14の電源供給回路200より電線
50を介して、ラジオ15,SDM25,A/C16に
接続されている。ラジオ15,SDM25,A/C16
の電源は、アクセサリスイッチ26bまたはイグニッシ
ョンスイッチ26aを経由して供給されているが、この
電源はアクセサリスイッチ26bまたはイグニッション
スイッチ26aがオフになると電源は供給されなくな
る。その時、動作していたときのデータをバックアップ
するためには、バッテリが接続されている限りは電源を
供給する必要がある。電線50はこれらのモジュールの
データをバックアップするための電源を供給している。
この電源供給線を、パワーバスと別系統の電源にしない
理由は、別電源用の電線およびヒューズを削減するため
である。また、このパワーバス系統が故障して、バック
アップデータが消去されても、ラジオ15,SDM2
5,A/C16は、制御用電源が供給されると初期値で
動作を始めるので、致命的な故障にはならない。
50を介して、ラジオ15,SDM25,A/C16に
接続されている。ラジオ15,SDM25,A/C16
の電源は、アクセサリスイッチ26bまたはイグニッシ
ョンスイッチ26aを経由して供給されているが、この
電源はアクセサリスイッチ26bまたはイグニッション
スイッチ26aがオフになると電源は供給されなくな
る。その時、動作していたときのデータをバックアップ
するためには、バッテリが接続されている限りは電源を
供給する必要がある。電線50はこれらのモジュールの
データをバックアップするための電源を供給している。
この電源供給線を、パワーバスと別系統の電源にしない
理由は、別電源用の電線およびヒューズを削減するため
である。また、このパワーバス系統が故障して、バック
アップデータが消去されても、ラジオ15,SDM2
5,A/C16は、制御用電源が供給されると初期値で
動作を始めるので、致命的な故障にはならない。
【0030】ボディ電装系のモジュールFIM5,BC
M14,RIM29,DDM18,PDM20は、それ
ぞれ通信回路140,240,340,640,540
を有しており、それぞれの通信回路間は、多重通信線3
0で接続されている。それぞれのモジュールは、イグニ
ッションキースイッチの状態など車両全体の入出力の情
報を送受信することにより、各種制御を行うことができ
る。
M14,RIM29,DDM18,PDM20は、それ
ぞれ通信回路140,240,340,640,540
を有しており、それぞれの通信回路間は、多重通信線3
0で接続されている。それぞれのモジュールは、イグニ
ッションキースイッチの状態など車両全体の入出力の情
報を送受信することにより、各種制御を行うことができ
る。
【0031】次に、図3〜図11を用いて、図2に示し
た各モジュールの構成について説明する。なお、以降の
説明において、図面に書かれている半導体スイッチング
素子の表記は、説明の便宜上、一般的にトランジスタを
表すシンボルは、ショート保護機能を有しない半導体ス
イッチング素子を表しており、MOSFETを表すシン
ボルは、ショート保護機能を有している半導体スイッチ
ング素子を表している。
た各モジュールの構成について説明する。なお、以降の
説明において、図面に書かれている半導体スイッチング
素子の表記は、説明の便宜上、一般的にトランジスタを
表すシンボルは、ショート保護機能を有しない半導体ス
イッチング素子を表しており、MOSFETを表すシン
ボルは、ショート保護機能を有している半導体スイッチ
ング素子を表している。
【0032】最初に、図3を用いて、FIM3の構成に
ついて説明する。図3は、本発明の一実施形態による自
動車システムに用いるFIMの構成を示すブロック図で
ある。
ついて説明する。図3は、本発明の一実施形態による自
動車システムに用いるFIMの構成を示すブロック図で
ある。
【0033】図2に示した負荷電源遮断回路110は、
第1の負荷電源遮断回路110aと第2の負荷電源遮断
回路110bで構成される。第1の負荷電源遮断回路1
10aは、リレー111とダイオード113,半導体ス
イッチング素子115で構成されている。第2の負荷電
源遮断回路110bも、第1の負荷電源遮断回路110
aと同じ構成であり、リレー112とダイオード11
4,半導体スイッチング素子116で構成されている。
このリレー111,112は、コイルに電流を流すと接
点がオンになり、電流を遮断すると接点がオフするリレ
ーを使用している。第1、第2の負荷電源遮断回路11
0a,110bは、それぞれ、動作および詳細構成がと
も同じであるので、第1の負荷電源遮断回路110aで
説明する。
第1の負荷電源遮断回路110aと第2の負荷電源遮断
回路110bで構成される。第1の負荷電源遮断回路1
10aは、リレー111とダイオード113,半導体ス
イッチング素子115で構成されている。第2の負荷電
源遮断回路110bも、第1の負荷電源遮断回路110
aと同じ構成であり、リレー112とダイオード11
4,半導体スイッチング素子116で構成されている。
このリレー111,112は、コイルに電流を流すと接
点がオンになり、電流を遮断すると接点がオフするリレ
ーを使用している。第1、第2の負荷電源遮断回路11
0a,110bは、それぞれ、動作および詳細構成がと
も同じであるので、第1の負荷電源遮断回路110aで
説明する。
【0034】制御回路170からの制御信号で半導体ス
イッチング素子115をオン,オフすることにより、リ
レー111のコイルに流れる電流を制御し、リレー11
1の接点をオン,オフしている。ダイオード113がな
いと、バッテリ3が逆接されたとき、リレー111のコ
イルに逆電流が流れ、リレー111の接点が制御信号に
無関係にオンするため、負荷に正常時と逆方向に電流が
流れ誤動作するが、ダイオード113によりリレー11
1のコイルに逆電流が流れないようにして、リレー11
1の接点がオフするようにしている。このように、ダイ
オード113を有することにより、もしバッテリ3が逆
接されても、リレーはオフするため、負荷の電流経路が
遮断され、負荷が動作し続けるような誤動作を防止でき
る。
イッチング素子115をオン,オフすることにより、リ
レー111のコイルに流れる電流を制御し、リレー11
1の接点をオン,オフしている。ダイオード113がな
いと、バッテリ3が逆接されたとき、リレー111のコ
イルに逆電流が流れ、リレー111の接点が制御信号に
無関係にオンするため、負荷に正常時と逆方向に電流が
流れ誤動作するが、ダイオード113によりリレー11
1のコイルに逆電流が流れないようにして、リレー11
1の接点がオフするようにしている。このように、ダイ
オード113を有することにより、もしバッテリ3が逆
接されても、リレーはオフするため、負荷の電流経路が
遮断され、負荷が動作し続けるような誤動作を防止でき
る。
【0035】リレー111のコイルヘの電源供給は、図
2で説明した制御系の電源に接続され、リレー111の
接点の一端は、バッテリ3とヒュージブルリンク4fを
経由して接続され、他端はループ系電源供給系統の電源
線12Aに接続されていると同時に、負荷に電源供給す
るための出力回路160に接続されている。このよう
に、リレー111のコイルへの電源供給は御御系電源か
ら行い、またコイルの制御信号を出力する制御回路17
0への電源供給も制御系電源から行っているので、もし
パワーバス12が故障して電源供給されなくても、リレ
ー111の制御を行い、第1の負荷電源遮断回路110
aの遮断、接続を行うことができる。
2で説明した制御系の電源に接続され、リレー111の
接点の一端は、バッテリ3とヒュージブルリンク4fを
経由して接続され、他端はループ系電源供給系統の電源
線12Aに接続されていると同時に、負荷に電源供給す
るための出力回路160に接続されている。このよう
に、リレー111のコイルへの電源供給は御御系電源か
ら行い、またコイルの制御信号を出力する制御回路17
0への電源供給も制御系電源から行っているので、もし
パワーバス12が故障して電源供給されなくても、リレ
ー111の制御を行い、第1の負荷電源遮断回路110
aの遮断、接続を行うことができる。
【0036】また、負荷を動作する必要がなく、電流を
低減したいときなどは、リレー111に流す電流を遮断
して、負荷へ供給される電源を遮断できるため、消費電
流を少なくできる。また、逆に御御系電源が故障する
と、リレー111への電流は遮断されて負荷電源遮断回
路110aが遮断され、負荷に電源が供給されないた
め、もし制御回路が誤動作しても、負荷はすべて停止状
態となり誤動作することはなくなる。
低減したいときなどは、リレー111に流す電流を遮断
して、負荷へ供給される電源を遮断できるため、消費電
流を少なくできる。また、逆に御御系電源が故障する
と、リレー111への電流は遮断されて負荷電源遮断回
路110aが遮断され、負荷に電源が供給されないた
め、もし制御回路が誤動作しても、負荷はすべて停止状
態となり誤動作することはなくなる。
【0037】出力回路160は、過電流検出回路16
1,162と負荷に対して電源を供給して駆動の制御を
行う半導体スイッチング素子163〜168で構成され
る。ここでは、半導体スイッチング素子163〜168
には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワーMOSFE
Tを使用しており、過電流が流れ素子の温度が所定温度
以上になるとオフするようになっている。そのため、負
荷がショートしても電流が流れ続けることがなく、ハー
ネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バッテリが過
放電するようなこともない。
1,162と負荷に対して電源を供給して駆動の制御を
行う半導体スイッチング素子163〜168で構成され
る。ここでは、半導体スイッチング素子163〜168
には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワーMOSFE
Tを使用しており、過電流が流れ素子の温度が所定温度
以上になるとオフするようになっている。そのため、負
荷がショートしても電流が流れ続けることがなく、ハー
ネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バッテリが過
放電するようなこともない。
【0038】半導体スイッチング素子は、図示では6個
しか記してないが、FIM5に接続された負荷に応じて
増減する。半導体スイッチング素子163,164,1
65には、それぞれFIM5に接続された負荷190の
車両の右側に配置されたウォッシャモータ191,ター
ンランプ右7a,ヘッドランプ右6が接続され、半導体
スイッチング素子166,167,168には、それぞ
れFIM5に接続された負荷190の車両の左側に配置
されたホーン8,ターンランプ左2a,ヘッドランプ左
1が接続されている。また、半導体スイッチング素子1
63,164,165の他端は、過電流検出回路161
に接続され、過電流検出回路161の上流の他端には、
第2の負荷電源遮断回路110bから電源が供給されて
いる。半導体スイッチング素子166,167,168
の他端は、過電流検出回路162に接続され、過電流検
出回路162の上流の他端には、第1の負荷電源遮断回
路110aから電源が供給されている。
しか記してないが、FIM5に接続された負荷に応じて
増減する。半導体スイッチング素子163,164,1
65には、それぞれFIM5に接続された負荷190の
車両の右側に配置されたウォッシャモータ191,ター
ンランプ右7a,ヘッドランプ右6が接続され、半導体
スイッチング素子166,167,168には、それぞ
れFIM5に接続された負荷190の車両の左側に配置
されたホーン8,ターンランプ左2a,ヘッドランプ左
1が接続されている。また、半導体スイッチング素子1
63,164,165の他端は、過電流検出回路161
に接続され、過電流検出回路161の上流の他端には、
第2の負荷電源遮断回路110bから電源が供給されて
いる。半導体スイッチング素子166,167,168
の他端は、過電流検出回路162に接続され、過電流検
出回路162の上流の他端には、第1の負荷電源遮断回
路110aから電源が供給されている。
【0039】このように、車両の右側と左側で別系統と
しており、どちらかの系が故障しても別の系は動作する
ようにしている。ここで、車両の右側と左側で別系統に
する理由は、FIM5には、ヘッドランプやフォグラン
プ,クリアランスランプなど左右で一対になっている負
荷が多く接続されているためである。例えば、ヘッドラ
ンプ左1とヘッドランプ右6を同じ電源系統で電源供給
していると、その電源系の過電流検出回路が故障して電
源が供給されなくなると、ヘッドランプは左右どちらも
消えるため、夜間走行中などは非常に危険である。それ
に対して、車両の右側と左側で別系統にすれば、どちら
かは点灯しているので最悪の事態は回避できる。
しており、どちらかの系が故障しても別の系は動作する
ようにしている。ここで、車両の右側と左側で別系統に
する理由は、FIM5には、ヘッドランプやフォグラン
プ,クリアランスランプなど左右で一対になっている負
荷が多く接続されているためである。例えば、ヘッドラ
ンプ左1とヘッドランプ右6を同じ電源系統で電源供給
していると、その電源系の過電流検出回路が故障して電
源が供給されなくなると、ヘッドランプは左右どちらも
消えるため、夜間走行中などは非常に危険である。それ
に対して、車両の右側と左側で別系統にすれば、どちら
かは点灯しているので最悪の事態は回避できる。
【0040】電源供給回路100は、負荷に対して電源
を供給する半導体スイッチング素子101〜103で構
成される。この例では、半導体スイッチング素子101
〜103には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワーM
OSFETを使用しており、過電流が流れ、素子の温度
が所定温度以上になるとオフするようになっている。そ
のため、負荷がショートしても電流が流れ続けることが
なく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バ
ッテリが過放電するようなこともない。
を供給する半導体スイッチング素子101〜103で構
成される。この例では、半導体スイッチング素子101
〜103には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワーM
OSFETを使用しており、過電流が流れ、素子の温度
が所定温度以上になるとオフするようになっている。そ
のため、負荷がショートしても電流が流れ続けることが
なく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バ
ッテリが過放電するようなこともない。
【0041】半導体スイッチング素子101,102,
103には、車間距離計測装置52が接続されている。
半導体スイッチング素子101は、IGNキーの位置に
関わらず常にオンし、半導体スイッチング素子102
は、IGNキーがアクセサリ,イグニッション位置の時
にオンし、半導体スイッチング素子103は、IGNキ
ーがイグニッション,スタート位置の時にオンするよう
になっており、IGNキーの位置に応じた電源を供給で
きるようにしている。また、半導体スイッチング素子1
01,102,103の他端は、過電流検出回路161
に接続されている。
103には、車間距離計測装置52が接続されている。
半導体スイッチング素子101は、IGNキーの位置に
関わらず常にオンし、半導体スイッチング素子102
は、IGNキーがアクセサリ,イグニッション位置の時
にオンし、半導体スイッチング素子103は、IGNキ
ーがイグニッション,スタート位置の時にオンするよう
になっており、IGNキーの位置に応じた電源を供給で
きるようにしている。また、半導体スイッチング素子1
01,102,103の他端は、過電流検出回路161
に接続されている。
【0042】ここで、図4を用いて、車間距離警報装置
52に対する電源供給構造について説明する。図4は、
本発明の一実施形態による自動車システムにおける集約
配線装置を用いた電装品である車間距離警報装置52に
対する電源供給構造の説明図である。
52に対する電源供給構造について説明する。図4は、
本発明の一実施形態による自動車システムにおける集約
配線装置を用いた電装品である車間距離警報装置52に
対する電源供給構造の説明図である。
【0043】図3に示した半導体スイッチング素子10
1,102,103により線54,57,58を介して
供給される電源は、一つのコネクタ2000に接続さ
れ、そのコネクタ2000には、この他に通信線30と
グランド線GNDが接続されている。このコネクタ20
00を経由して、車間距離計測装置52に接続される。
このようにすると、車間距離計測装置52をアフターマ
ーケットで装着しようとしても、このコネクタ2000
に接続するだけでよいので、ハーネスを改造する必要も
なく、簡単に取りつけることができる。
1,102,103により線54,57,58を介して
供給される電源は、一つのコネクタ2000に接続さ
れ、そのコネクタ2000には、この他に通信線30と
グランド線GNDが接続されている。このコネクタ20
00を経由して、車間距離計測装置52に接続される。
このようにすると、車間距離計測装置52をアフターマ
ーケットで装着しようとしても、このコネクタ2000
に接続するだけでよいので、ハーネスを改造する必要も
なく、簡単に取りつけることができる。
【0044】ここで、図3に戻り、制御系電源回路12
0は、ダイオード122,定電圧電源回路121,電源
遮断回路123で構成される。バッテリ3からヒューズ
4bを経由して供給される制御系電源は、ダイオード1
22を経由して定電圧電源回路121に供給される。定
電圧電源回路121では、各種演算,制御処理を行う御
御回路170などを動作させるための定電圧を発生す
る。この電圧は、ショート検出回路130の電圧印可駆
動回路131や制御回路170,通信回路140,電源
遮断回路123に供給される。電源遮断回路123で
は、制御回路170の制御信号によって、定電圧電源回
路121から供給された定電圧電源を入力回路150に
供給したり、遮断したりする。入力回路150は、入力
信号回路180の外気温センサ181やブレーキ液量セ
ンサ182などからの信号を制御回路170が取り込め
るような電圧に変換している。そのために抵抗151,
152でプルアップしている。ところが、車両に人がい
なくて、放置されているようなときには、ブレーキ液量
センサ182や外気温センサ181の情報により警報と
かを出す必要もないにも関わらず、プルアップ抵抗15
1,152を経由してブレーキ液量センサ182や外気
温センサ181に電流が流れると、バッテリ3が放電
し、バッテリ3があがってしまうことになる。そこで、
必要ないときには、プルアップ抵抗に供給される電源
を、電源遮断回路123で遮断するようにしている。
0は、ダイオード122,定電圧電源回路121,電源
遮断回路123で構成される。バッテリ3からヒューズ
4bを経由して供給される制御系電源は、ダイオード1
22を経由して定電圧電源回路121に供給される。定
電圧電源回路121では、各種演算,制御処理を行う御
御回路170などを動作させるための定電圧を発生す
る。この電圧は、ショート検出回路130の電圧印可駆
動回路131や制御回路170,通信回路140,電源
遮断回路123に供給される。電源遮断回路123で
は、制御回路170の制御信号によって、定電圧電源回
路121から供給された定電圧電源を入力回路150に
供給したり、遮断したりする。入力回路150は、入力
信号回路180の外気温センサ181やブレーキ液量セ
ンサ182などからの信号を制御回路170が取り込め
るような電圧に変換している。そのために抵抗151,
152でプルアップしている。ところが、車両に人がい
なくて、放置されているようなときには、ブレーキ液量
センサ182や外気温センサ181の情報により警報と
かを出す必要もないにも関わらず、プルアップ抵抗15
1,152を経由してブレーキ液量センサ182や外気
温センサ181に電流が流れると、バッテリ3が放電
し、バッテリ3があがってしまうことになる。そこで、
必要ないときには、プルアップ抵抗に供給される電源
を、電源遮断回路123で遮断するようにしている。
【0045】ショート検出回路130は、電圧印可駆動
回路131とプルアップ抵抗132,135とグランド
へのプルダウン抵抗133,134で構成されている。
電圧印可駆動回路131は、制御回路170の制御信号
によって、プルアップ抵抗132,135への電源供給
のオン,オフを行っている。プルアップ抵抗132とプ
ルダウン抵抗133の他端は、FIM5の外部との接続
用コネクタを介してFIM5外部で接続され、かつ電源
線12Hのショートセンサと接続されている。また、F
IM5の内部では、制御回路170に入力されている。
同様にプルアップ抵抗135とプルダウン抵抗134の
他端は、FIM5の外部との接続用コネクタを介してF
IM5外部で接続され、かつ電源線12Aのショートセ
ンサと接続されている。また、FIM5の内部では、制
御回路170に入力されている。このようにプルアップ
抵抗135とプルダウン抵抗134の他端を、FIM5
の外部との接続用コネクタを介してFIM5外部で接続
するようにしているのは次のような理由である。前述し
たようにショートセンサの他端は開放状態となっている
ため、通常ショートセンサに電流が流れていない。そう
すると接続用コネクタにも電流が流れないため、接触部
が酸化して接触不良になる可能性がある。そこで、本例
のような構成にすると、コネクタにはプルアップ抵抗1
35,2つの接続コネクタ、プルダウン抵抗134の経
路で電流が流れるので、酸化を防止することができる。
回路131とプルアップ抵抗132,135とグランド
へのプルダウン抵抗133,134で構成されている。
電圧印可駆動回路131は、制御回路170の制御信号
によって、プルアップ抵抗132,135への電源供給
のオン,オフを行っている。プルアップ抵抗132とプ
ルダウン抵抗133の他端は、FIM5の外部との接続
用コネクタを介してFIM5外部で接続され、かつ電源
線12Hのショートセンサと接続されている。また、F
IM5の内部では、制御回路170に入力されている。
同様にプルアップ抵抗135とプルダウン抵抗134の
他端は、FIM5の外部との接続用コネクタを介してF
IM5外部で接続され、かつ電源線12Aのショートセ
ンサと接続されている。また、FIM5の内部では、制
御回路170に入力されている。このようにプルアップ
抵抗135とプルダウン抵抗134の他端を、FIM5
の外部との接続用コネクタを介してFIM5外部で接続
するようにしているのは次のような理由である。前述し
たようにショートセンサの他端は開放状態となっている
ため、通常ショートセンサに電流が流れていない。そう
すると接続用コネクタにも電流が流れないため、接触部
が酸化して接触不良になる可能性がある。そこで、本例
のような構成にすると、コネクタにはプルアップ抵抗1
35,2つの接続コネクタ、プルダウン抵抗134の経
路で電流が流れるので、酸化を防止することができる。
【0046】次に、図5を用いて、BCM4の構成につ
いて説明する。図5は、本発明の一実施形態による自動
車システムに用いるBCMの構成を示すブロック図であ
る。
いて説明する。図5は、本発明の一実施形態による自動
車システムに用いるBCMの構成を示すブロック図であ
る。
【0047】図2に示した第1の負荷電源遮断回路21
0a、第2の負荷電源遮断回路210bは、図3に示し
たFIM5の第1の負荷電源遮断回路110a、第2の
負荷電源遮断回路110bの構成と同じであるが、リレ
ー211のコイルへの電源供給は、図2で説明した制御
系の電源に接続され、リレー211の接点の一端は、ル
ープ系電源供給系統の電源線12Bに接続され、他端は
ループ系電源供給系統の電源線12Cに接続されている
と同時に、両端とも負荷に電源供給するための電源供給
回路200または出力回路260に接続されている。
0a、第2の負荷電源遮断回路210bは、図3に示し
たFIM5の第1の負荷電源遮断回路110a、第2の
負荷電源遮断回路110bの構成と同じであるが、リレ
ー211のコイルへの電源供給は、図2で説明した制御
系の電源に接続され、リレー211の接点の一端は、ル
ープ系電源供給系統の電源線12Bに接続され、他端は
ループ系電源供給系統の電源線12Cに接続されている
と同時に、両端とも負荷に電源供給するための電源供給
回路200または出力回路260に接続されている。
【0048】出力回路260と電源供給回路200は、
同じ機能を備え、同じ構成を有するものである。出力回
路260と電源供給回路200は、それぞれ、過電流検
出回路261,262,201,202と負荷に対して
電源を供給して駆動の制御を行う半導体スイッチング素
子263〜266,203〜206で構成される。この
例では、半導体スイッチング素子263〜266,20
3〜206には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワー
MOSFETを使用しており、過電流が流れ素子の温度
が所定温度以上になるとオフするようになっている。そ
のため、負荷がショートしても電流が流れ続けることが
なく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バ
ッテリが過放電するようなこともない。半導体スイッチ
ング素子は、図示では8個しか記してないが、BCM1
4に接続された負荷に応じて増減する。
同じ機能を備え、同じ構成を有するものである。出力回
路260と電源供給回路200は、それぞれ、過電流検
出回路261,262,201,202と負荷に対して
電源を供給して駆動の制御を行う半導体スイッチング素
子263〜266,203〜206で構成される。この
例では、半導体スイッチング素子263〜266,20
3〜206には、過温度検出遮断機能を内蔵したパワー
MOSFETを使用しており、過電流が流れ素子の温度
が所定温度以上になるとオフするようになっている。そ
のため、負荷がショートしても電流が流れ続けることが
なく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切れたり、バ
ッテリが過放電するようなこともない。半導体スイッチ
ング素子は、図示では8個しか記してないが、BCM1
4に接続された負荷に応じて増減する。
【0049】半導体スイッチング素子263,264に
は、それぞれBCM14に接続された負荷290のルー
ムランプ類293,294などが接続され、半導体スイ
ッチング素子265,266には、それぞれBCM14
に接続された負荷290のインストルメントパネルに配
置されたワーニングランプ類291,292などが接続
され、半導体スイッチング素子203には、運転席ドア
に配置されたDDM18が、半導体スイッチング素子2
04には、助手席ドアに配置されたPDM20が接続さ
れ、半導体スイッチング素子205には、表示器53
が、半導体スイッチング素子206には、DSM51が
接続されている。図示していない半導体スイッチング素
子により、図3のFIM5の半導体スイッチング素子1
01,102,103と同様にIGNキーの位置に応じ
た電源を供給できるようにしている。この電源は、線5
6,59,60を経由して負荷に接続されるようになっ
ている。IGNキーの位置に応じた電源は、図4に示し
たように一つのコネクタに接続され、そのコネクタには
この他に通信線30とグランド線が接続されている。こ
のコネクタを経由して、表示器53に接続される。この
ようにすると表示器53をアフターマーケットで装着し
ようとしてもこのコネクタに接続するだけでよいので、
ハーネスを改造する必要もなく、簡単に取りつけること
ができる。
は、それぞれBCM14に接続された負荷290のルー
ムランプ類293,294などが接続され、半導体スイ
ッチング素子265,266には、それぞれBCM14
に接続された負荷290のインストルメントパネルに配
置されたワーニングランプ類291,292などが接続
され、半導体スイッチング素子203には、運転席ドア
に配置されたDDM18が、半導体スイッチング素子2
04には、助手席ドアに配置されたPDM20が接続さ
れ、半導体スイッチング素子205には、表示器53
が、半導体スイッチング素子206には、DSM51が
接続されている。図示していない半導体スイッチング素
子により、図3のFIM5の半導体スイッチング素子1
01,102,103と同様にIGNキーの位置に応じ
た電源を供給できるようにしている。この電源は、線5
6,59,60を経由して負荷に接続されるようになっ
ている。IGNキーの位置に応じた電源は、図4に示し
たように一つのコネクタに接続され、そのコネクタには
この他に通信線30とグランド線が接続されている。こ
のコネクタを経由して、表示器53に接続される。この
ようにすると表示器53をアフターマーケットで装着し
ようとしてもこのコネクタに接続するだけでよいので、
ハーネスを改造する必要もなく、簡単に取りつけること
ができる。
【0050】また、半導体スイッチング素子263,2
64の他端は、過電流検出回路261に接続され、過電
流検出回路261の上流の他端には、電源線12Fから
の第2の負荷電源遮断回路210bの電源が供給されて
いる。半導体スイッチング素子265,266の他端
は、過電流検出回路262に接続され、過電流検出回路
262の上流の他端には、電源線12Cからの第1の負
荷電源遮断回路210aの電源が供給されている。半導
体スイッチング素子203の他端は、過電流検出回路2
01に接続され、過電流検出回路201の上流の他端に
は、電源線12Gからの第2の負荷電源遮断回路210
bの電源が供給されている。半導体スイッチング素子2
04の他端は、過電流検出回路202に接続され、過電
流検出回路202の上流の他端には、電源線12Bから
の第1の負荷電源遮断回路210aの電源が供給されて
いる。このように、車室内の前方右側と前方左側、後方
右側、後方左側で別系統としており、どれかの系が故障
しても別の系は動作するようにしている。
64の他端は、過電流検出回路261に接続され、過電
流検出回路261の上流の他端には、電源線12Fから
の第2の負荷電源遮断回路210bの電源が供給されて
いる。半導体スイッチング素子265,266の他端
は、過電流検出回路262に接続され、過電流検出回路
262の上流の他端には、電源線12Cからの第1の負
荷電源遮断回路210aの電源が供給されている。半導
体スイッチング素子203の他端は、過電流検出回路2
01に接続され、過電流検出回路201の上流の他端に
は、電源線12Gからの第2の負荷電源遮断回路210
bの電源が供給されている。半導体スイッチング素子2
04の他端は、過電流検出回路202に接続され、過電
流検出回路202の上流の他端には、電源線12Bから
の第1の負荷電源遮断回路210aの電源が供給されて
いる。このように、車室内の前方右側と前方左側、後方
右側、後方左側で別系統としており、どれかの系が故障
しても別の系は動作するようにしている。
【0051】制御系電源回路220は、図6にて後述す
るFIM5の制御系電源回路120と構成,動作とも同
じである。入力回路250は、入力信号回路280の間
欠ワイパボリューム282やワイパスイッチ283,ラ
イトスイッチ281,イグニッションキースイッチ(図
示せず)などからの信号を制御回路270が取り込める
ような電圧に変換している。そのために、抵抗251,
252,253でプルアップしている。間欠ワイパボリ
ューム282やワイパスイッチ283の入力信号によっ
て制御する負荷は必ずイグニッションスイッチがオンに
なったときしか動作しないので、車両に人がいなくて、
放置されているようなときには、入力情報を取り込む必
要がないため、プルアップ抵抗251,252に供給さ
れる電源を電源遮断回路123で遮断するようにしてい
る。一方、ライトスイッチ281やイグニッションスイ
ッチなどは、車両に人がいなくて、放置されている時
に、突然オンされることもありそれによって、負荷を駆
動しなければならないので、車両に人がいなくて、放置
されている時にも常に入力状態を検出している必要があ
る。そのため、プルアップ抵抗253の電源供給は、常
に電源供給されている定電圧電源回路221の出力に接
続されている。
るFIM5の制御系電源回路120と構成,動作とも同
じである。入力回路250は、入力信号回路280の間
欠ワイパボリューム282やワイパスイッチ283,ラ
イトスイッチ281,イグニッションキースイッチ(図
示せず)などからの信号を制御回路270が取り込める
ような電圧に変換している。そのために、抵抗251,
252,253でプルアップしている。間欠ワイパボリ
ューム282やワイパスイッチ283の入力信号によっ
て制御する負荷は必ずイグニッションスイッチがオンに
なったときしか動作しないので、車両に人がいなくて、
放置されているようなときには、入力情報を取り込む必
要がないため、プルアップ抵抗251,252に供給さ
れる電源を電源遮断回路123で遮断するようにしてい
る。一方、ライトスイッチ281やイグニッションスイ
ッチなどは、車両に人がいなくて、放置されている時
に、突然オンされることもありそれによって、負荷を駆
動しなければならないので、車両に人がいなくて、放置
されている時にも常に入力状態を検出している必要があ
る。そのため、プルアップ抵抗253の電源供給は、常
に電源供給されている定電圧電源回路221の出力に接
続されている。
【0052】ショート検出回路230は、電源線12
B,電源線12C,電源線12F,電源線12Gの4つ
のショートセンサと接続されている。
B,電源線12C,電源線12F,電源線12Gの4つ
のショートセンサと接続されている。
【0053】次に、図6を用いて、RIM29の構成に
ついて説明する。図6は、本発明の一実施形態による自
動車システムに用いるRIMの構成を示すブロック図で
ある。
ついて説明する。図6は、本発明の一実施形態による自
動車システムに用いるRIMの構成を示すブロック図で
ある。
【0054】負荷電源遮断回路310は、図3に示した
FIM5の第1の負荷電源遮断回路110aの構成と同
じであるが、リレー311のコイルヘの電源供給は、図
2で説明した制御系の電源に接続され、リレー311の
接点の一端は、ループ系電源供給系統の電源線12Dに
接続され、他端はループ系電源供給系統の電源線12E
に接続されていると同時に、両端とも負荷に電源供給す
るための出力回路360に接続されている。
FIM5の第1の負荷電源遮断回路110aの構成と同
じであるが、リレー311のコイルヘの電源供給は、図
2で説明した制御系の電源に接続され、リレー311の
接点の一端は、ループ系電源供給系統の電源線12Dに
接続され、他端はループ系電源供給系統の電源線12E
に接続されていると同時に、両端とも負荷に電源供給す
るための出力回路360に接続されている。
【0055】出力回路360は、過電流検出回路36
1,362と負荷に対して電源を供給して駆動の制御を
行う半導体スイッチング素子364〜368で構成され
る。この例では、半導体スイッチング素子364,36
5,367,368には、過温度検出遮断機能を内蔵し
たパワーMOSFETをしようしており、過電流が流れ
素子の温度が所定温度以上になるとオフするようになっ
ている。そのため、負荷がショートしても電流が流れ続
けることがなく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切
れたり、バッテリが過放電するようなこともない。半導
体スイッチング素子は、図示では6個しか記してない
が、RIM29に接続された負荷に応じて増減する。
1,362と負荷に対して電源を供給して駆動の制御を
行う半導体スイッチング素子364〜368で構成され
る。この例では、半導体スイッチング素子364,36
5,367,368には、過温度検出遮断機能を内蔵し
たパワーMOSFETをしようしており、過電流が流れ
素子の温度が所定温度以上になるとオフするようになっ
ている。そのため、負荷がショートしても電流が流れ続
けることがなく、ハーネスが発煙したり、ヒューズが切
れたり、バッテリが過放電するようなこともない。半導
体スイッチング素子は、図示では6個しか記してない
が、RIM29に接続された負荷に応じて増減する。
【0056】半導体スイッチング素子363,364,
365には、それぞれRIM29に接続された負荷39
0の後席右側ドアのパワーウィンドモータ391,トラ
ンクルーム右側に配置された燃料ポンプ392,ストッ
プランプ右393などが接続され、半導体スイッチング
素子366,367,368には、それぞれ、RIM2
9に接続された負荷390の後席左側ドアのパワーウィ
ンドモータ394,トランクルーム左側に配置されたト
ランクルームランプ395,ストップランプ左396な
どが接続されている。また半導体スイッチング素子36
3,364,365の他端は、過電流検出回路361に
接続され、過電流検出回路361の上流の他端には、電
源線12Eからの負荷電源遮断回路310の電源が供給
されている。
365には、それぞれRIM29に接続された負荷39
0の後席右側ドアのパワーウィンドモータ391,トラ
ンクルーム右側に配置された燃料ポンプ392,ストッ
プランプ右393などが接続され、半導体スイッチング
素子366,367,368には、それぞれ、RIM2
9に接続された負荷390の後席左側ドアのパワーウィ
ンドモータ394,トランクルーム左側に配置されたト
ランクルームランプ395,ストップランプ左396な
どが接続されている。また半導体スイッチング素子36
3,364,365の他端は、過電流検出回路361に
接続され、過電流検出回路361の上流の他端には、電
源線12Eからの負荷電源遮断回路310の電源が供給
されている。
【0057】半導体スイッチング素子366,367,
368の他端は、過電流検出回路362に接続され、過
電流検出回路362の上流の他端には、電源線12Dか
らの負荷電源遮断回路310の電源が供給されている。
このように、車両の右側と左側で別系統としており、ど
ちらかの系が故障しても別の系は動作するようにしてい
る。
368の他端は、過電流検出回路362に接続され、過
電流検出回路362の上流の他端には、電源線12Dか
らの負荷電源遮断回路310の電源が供給されている。
このように、車両の右側と左側で別系統としており、ど
ちらかの系が故障しても別の系は動作するようにしてい
る。
【0058】ここで、車両の右側と左側で別系統にする
理由は、RIM29には、ストップランプやテールラン
フなど左右で一対になっている負荷が多く接続されてい
るためである。例えば、ストップランプ左396とスト
ップランプ右393を同じ電源系統でで電源供給してい
ると、その電源系の過電流検出回路が故障して電源が供
給されなくなると、ストップランプは左右どちらも消え
るため、ブレーキング時点灯せず非常に危険である。本
例のように、車両の右側と左側で別系統にすれば、どち
らかは点灯しているので最悪の事態は回避できる。半導
体スイッチング素子363および366は、モータを正
転、逆転の両方向に駆動するHブリッジ回路であり、そ
の構成は後で説明する。
理由は、RIM29には、ストップランプやテールラン
フなど左右で一対になっている負荷が多く接続されてい
るためである。例えば、ストップランプ左396とスト
ップランプ右393を同じ電源系統でで電源供給してい
ると、その電源系の過電流検出回路が故障して電源が供
給されなくなると、ストップランプは左右どちらも消え
るため、ブレーキング時点灯せず非常に危険である。本
例のように、車両の右側と左側で別系統にすれば、どち
らかは点灯しているので最悪の事態は回避できる。半導
体スイッチング素子363および366は、モータを正
転、逆転の両方向に駆動するHブリッジ回路であり、そ
の構成は後で説明する。
【0059】制御系電源回路320は、図3のFIM5
の制御系電源回路120と構成,動作とも同じである。
入力回路350は、入力信号回路380のドア開閉スイ
ッチ382や後席のパワーウィンドスイッチ383など
からの信号を、制御回路370が取り込めるような電圧
に変換している。そのために、抵抗351,352でプ
ルアップしている。これらのスイッチは、車両に人がい
なくて、放置されているようなときには、入力情報を取
り込む必要がないため、プルアップ抵抗351,352
に供給される電源を電源遮断回路323で遮断するよう
にしている。
の制御系電源回路120と構成,動作とも同じである。
入力回路350は、入力信号回路380のドア開閉スイ
ッチ382や後席のパワーウィンドスイッチ383など
からの信号を、制御回路370が取り込めるような電圧
に変換している。そのために、抵抗351,352でプ
ルアップしている。これらのスイッチは、車両に人がい
なくて、放置されているようなときには、入力情報を取
り込む必要がないため、プルアップ抵抗351,352
に供給される電源を電源遮断回路323で遮断するよう
にしている。
【0060】ショート検出回路330は、電源線12
D、電源線12Eの2つのショートセンサと接続されて
いる。
D、電源線12Eの2つのショートセンサと接続されて
いる。
【0061】図2に示したように、本実施形態において
は、車両内を一巡する形でパワーバス12が設置されて
いるが、この電源線が車体に短絡したとすると、全ての
モジュールに電源が供給されなくなり、自動車のほとん
ど全ての機能が停止してしまう。そこで、本例では、こ
のような電源線での短絡の虞れが生じたときには、それ
を未然に検出し、必要な措置が施せるようにしてある。
は、車両内を一巡する形でパワーバス12が設置されて
いるが、この電源線が車体に短絡したとすると、全ての
モジュールに電源が供給されなくなり、自動車のほとん
ど全ての機能が停止してしまう。そこで、本例では、こ
のような電源線での短絡の虞れが生じたときには、それ
を未然に検出し、必要な措置が施せるようにしてある。
【0062】ここで、ショートセンサを使ってショート
を検出する方法について説明する。各モジュール内に設
けてあるショート検出回路130,230,330につ
いて、図3に示したFIM5のショート検出回路130
を例として、説明する。
を検出する方法について説明する。各モジュール内に設
けてあるショート検出回路130,230,330につ
いて、図3に示したFIM5のショート検出回路130
を例として、説明する。
【0063】電圧印可駆動回路131の制御信号をパル
ス状の波形で制御すると、正常なときには駆動信号と同
じ波形が制御回路170に入力されるが、グランドにシ
ョート(以後、「地絡」)すると、本来ハイ電位である
べき波形がロー電位となる。また、電源線にショート
(以後、「天絡」)すると、本来ロー電位であるべき波
形がハイ電位となる。この論理を検出することにより、
ショートセンサが地絡したか天絡したかを検出できる。
また、図2で説明したようにショートセンサは、コネク
タ17A,17B,17C,17Dのところで開放状態
となっているため、FIM5では、電源線12A,12
Hの地絡,天絡を、BCM14では、電源線12B,1
2C,12F,12Gの地絡,天絡を、RIM29で
は、電源線12D,12Eの地絡,天絡を検出でき、故
障個所の特定ができるようになっている。さらに、コネ
クタにより、電源線12A,電源線12Hはエンジンル
ーム、電源線12B,電源線12C,電源線12F,電
源線12Gは車室内、電源線12D,電源線12Eはト
ランクルームというように分離できるようになっている
ため、故障個所を修理するとき、一つのハーネスのみを
修理すればよいように構成されている。
ス状の波形で制御すると、正常なときには駆動信号と同
じ波形が制御回路170に入力されるが、グランドにシ
ョート(以後、「地絡」)すると、本来ハイ電位である
べき波形がロー電位となる。また、電源線にショート
(以後、「天絡」)すると、本来ロー電位であるべき波
形がハイ電位となる。この論理を検出することにより、
ショートセンサが地絡したか天絡したかを検出できる。
また、図2で説明したようにショートセンサは、コネク
タ17A,17B,17C,17Dのところで開放状態
となっているため、FIM5では、電源線12A,12
Hの地絡,天絡を、BCM14では、電源線12B,1
2C,12F,12Gの地絡,天絡を、RIM29で
は、電源線12D,12Eの地絡,天絡を検出でき、故
障個所の特定ができるようになっている。さらに、コネ
クタにより、電源線12A,電源線12Hはエンジンル
ーム、電源線12B,電源線12C,電源線12F,電
源線12Gは車室内、電源線12D,電源線12Eはト
ランクルームというように分離できるようになっている
ため、故障個所を修理するとき、一つのハーネスのみを
修理すればよいように構成されている。
【0064】前述したように本例では、電源線での短絡
の虞れが生じたときには、それを未然に検出し、必要な
措置が施せるようにしてあるが、その機能の重要な構成
要素である負荷電源遮断回路110,210,310の
機能,動作について説明する。
の虞れが生じたときには、それを未然に検出し、必要な
措置が施せるようにしてあるが、その機能の重要な構成
要素である負荷電源遮断回路110,210,310の
機能,動作について説明する。
【0065】負荷電源遮断回路の機能は、負荷のデッド
ショートや出力回路のデッドショート時に、その故障個
所をパワーバス12から切り離すという機能と、以下に
説明する電源線の天絡または地絡を事前検出し、その故
障個所をパワーバス12から切り離すフェールセーフ機
能と、車両に人がいなくて、放置されているようなとき
には、負荷への電源供給を遮断して消費電流を低減する
スリープ機能とを有している。システム全体で、フェー
ルセーフ機能とスリープ機能がどのようにして実施され
ているかを説明する。
ショートや出力回路のデッドショート時に、その故障個
所をパワーバス12から切り離すという機能と、以下に
説明する電源線の天絡または地絡を事前検出し、その故
障個所をパワーバス12から切り離すフェールセーフ機
能と、車両に人がいなくて、放置されているようなとき
には、負荷への電源供給を遮断して消費電流を低減する
スリープ機能とを有している。システム全体で、フェー
ルセーフ機能とスリープ機能がどのようにして実施され
ているかを説明する。
【0066】イグニッションスイッチがオフ,かつアク
セサリスイッチがオフで,ドアが全て閉状態で,動作し
ている負荷がないというときには、スリープ状態と判定
する。スリープ状態と判定すると、負荷電源遮断回路1
10を遮断して、負荷への電源供給を遮断する。負荷電
源遮断回路の遮断するデバイスには、リレー111,1
12を使用しており、コイルに電流を流している時に接
続するようなリレーである。スリープ時にもリレーのコ
イルに電流を流していると、バッテリが放電することに
なる。このように、スリープ時に負荷電源遮断回路を遮
断すると、リレーのコイルにも電流が流れないし、出力
回路に使っている半導体スイッチング素子163,…,
168の漏れ電流も流れなくなり、電流の消費を抑える
ことができる。また、リレーのコイルの電源および制御
系の電源は、パワーバス12と別系統の電源としている
ため、負荷電源遮断回路を遮断しても、制御回路は動作
可能とすることができている。
セサリスイッチがオフで,ドアが全て閉状態で,動作し
ている負荷がないというときには、スリープ状態と判定
する。スリープ状態と判定すると、負荷電源遮断回路1
10を遮断して、負荷への電源供給を遮断する。負荷電
源遮断回路の遮断するデバイスには、リレー111,1
12を使用しており、コイルに電流を流している時に接
続するようなリレーである。スリープ時にもリレーのコ
イルに電流を流していると、バッテリが放電することに
なる。このように、スリープ時に負荷電源遮断回路を遮
断すると、リレーのコイルにも電流が流れないし、出力
回路に使っている半導体スイッチング素子163,…,
168の漏れ電流も流れなくなり、電流の消費を抑える
ことができる。また、リレーのコイルの電源および制御
系の電源は、パワーバス12と別系統の電源としている
ため、負荷電源遮断回路を遮断しても、制御回路は動作
可能とすることができている。
【0067】通常の動作状態の時には、パワーバス12
に接続された全てのモジュールでパワーバスの診断を行
う。診断の方法は、前述したショートセンサによるショ
ート検出方法で行っている。パワーバスの診断には、電
流検出方式を使っても目的は達成することはできる。診
断した結果、故障と判定されると、故障個所,故障内容
などの故障情報を表示し、メモリに記憶し、故障個所に
応じて各モジュールの負荷電源遮断回路の接続,遮断を
行う。正常の場合は、正常時の論理に従って、負荷電源
遮断回路を遮断,接続を行う。
に接続された全てのモジュールでパワーバスの診断を行
う。診断の方法は、前述したショートセンサによるショ
ート検出方法で行っている。パワーバスの診断には、電
流検出方式を使っても目的は達成することはできる。診
断した結果、故障と判定されると、故障個所,故障内容
などの故障情報を表示し、メモリに記憶し、故障個所に
応じて各モジュールの負荷電源遮断回路の接続,遮断を
行う。正常の場合は、正常時の論理に従って、負荷電源
遮断回路を遮断,接続を行う。
【0068】故障個所と遮断する負荷電源遮断回路回路
の論理を、電源線12Aがショートした場合で説明す
る。システムの実施例は図2、モジュールの実施例は、
図3のFIM5、図4のBCM14、図5のRIM29
で説明する。
の論理を、電源線12Aがショートした場合で説明す
る。システムの実施例は図2、モジュールの実施例は、
図3のFIM5、図4のBCM14、図5のRIM29
で説明する。
【0069】図2に示した電源線12AのショートをF
IM5のショート検出回路130が事前に検出したら、
FIM5の第1の負荷電源遮断回路110aのリレーの
接点とBCM14の第1の負荷電源遮断回路210aの
リレーの接点を遮断し、正常時には遮断されていたRI
M29の負荷電源遮断回路310のリレーは接続する。
故障した箇所電源線12Aとそれにコネクタ17Aで直
接接続されている電源線12Bは、パワーバス12よ
り、完全に遮断される。BCM14の第1の負荷電源遮
断回路210aのリレーの接点を遮断すると電源線12
Cもパワーバス12より遮断されるが、正常時には遮断
されていたRIM29の負荷電源遮断回路310のリレ
ーを接続しているため、電源は、正常時と逆方向から供
給されるようになる。したがって、故障した電源線の部
分だけが遮断され、その電源線から電源の供給を受けて
いる負荷(図示した本実施例では、ヘッドランプ左1、
ターンランプ左、ホーン8,PDM20)だけが動作し
なくなる。
IM5のショート検出回路130が事前に検出したら、
FIM5の第1の負荷電源遮断回路110aのリレーの
接点とBCM14の第1の負荷電源遮断回路210aの
リレーの接点を遮断し、正常時には遮断されていたRI
M29の負荷電源遮断回路310のリレーは接続する。
故障した箇所電源線12Aとそれにコネクタ17Aで直
接接続されている電源線12Bは、パワーバス12よ
り、完全に遮断される。BCM14の第1の負荷電源遮
断回路210aのリレーの接点を遮断すると電源線12
Cもパワーバス12より遮断されるが、正常時には遮断
されていたRIM29の負荷電源遮断回路310のリレ
ーを接続しているため、電源は、正常時と逆方向から供
給されるようになる。したがって、故障した電源線の部
分だけが遮断され、その電源線から電源の供給を受けて
いる負荷(図示した本実施例では、ヘッドランプ左1、
ターンランプ左、ホーン8,PDM20)だけが動作し
なくなる。
【0070】次に、図7を用いて、PCM10の構成に
ついて説明する。PCM10は、ループ状電源供給系と
は別系統で電源供給される。図7は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いるPCMの構成を示すブ
ロック図である。
ついて説明する。PCM10は、ループ状電源供給系と
は別系統で電源供給される。図7は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いるPCMの構成を示すブ
ロック図である。
【0071】図2に示したPCM10は、電源回路72
0,制御回路770,入力回路750,出力回路760
で構成されている。電源回路720は、ダイオード72
2,定電圧電源回路721で構成される。バッテリ3か
らヒューズ4a,イグニッションスイッチ26a,ヒュ
ーズ36bを経由して供給される電源は、ダイオード7
22を経由して定電圧電源回路721に供給される一
方、負荷駆動用の電源として出力回路760の半導体ス
イッチング素子761,765にも供給されている。定
電圧電源回路721では、各種演算,制御処理を行う制
御回路770などを動作させるための定電圧を発生す
る。入力回路750は、入力信号回路780のクランク
角センサ781やエアーフローセンサ782,スロット
ルセンサ783などからの信号を制御回路770が取り
込めるような電圧に変換している。
0,制御回路770,入力回路750,出力回路760
で構成されている。電源回路720は、ダイオード72
2,定電圧電源回路721で構成される。バッテリ3か
らヒューズ4a,イグニッションスイッチ26a,ヒュ
ーズ36bを経由して供給される電源は、ダイオード7
22を経由して定電圧電源回路721に供給される一
方、負荷駆動用の電源として出力回路760の半導体ス
イッチング素子761,765にも供給されている。定
電圧電源回路721では、各種演算,制御処理を行う制
御回路770などを動作させるための定電圧を発生す
る。入力回路750は、入力信号回路780のクランク
角センサ781やエアーフローセンサ782,スロット
ルセンサ783などからの信号を制御回路770が取り
込めるような電圧に変換している。
【0072】出力回路760は、負荷に対して電源を供
給して駆動の制御を行う半導体スイッチング素子76
1,765,および負荷のオン,オフを行う半導体スイ
ッチング素子762,763,765で構成される。こ
の例では、半導体スイッチング素子765には、過温度
検出遮断機能を内蔵したパワーMOSFETを使用して
おり、過電流が流れ素子の温度が所定温度以上になると
オフするようになっている。そのため、負荷がショート
しても電流が流れ続けることがなく、ハーネスが発煙し
たり、ヒューズが切れたり、バッテリが過放電するよう
なこともない。
給して駆動の制御を行う半導体スイッチング素子76
1,765,および負荷のオン,オフを行う半導体スイ
ッチング素子762,763,765で構成される。こ
の例では、半導体スイッチング素子765には、過温度
検出遮断機能を内蔵したパワーMOSFETを使用して
おり、過電流が流れ素子の温度が所定温度以上になると
オフするようになっている。そのため、負荷がショート
しても電流が流れ続けることがなく、ハーネスが発煙し
たり、ヒューズが切れたり、バッテリが過放電するよう
なこともない。
【0073】一方、半導体スイッチング素子762,7
63,765には、保護機能がない単純な半導体スイッ
チング素子を使用している。なぜなら、もし負荷とかが
ショートして過電流が流れても、負荷の上流にあるヒュ
ーズが溶断するため、過電流が流れ続けることはないた
めである。本例では、保護機能がない半導体スイッチン
グ素子を使用したが、当然のごとく保護機能付の半導体
スイッチング素子を使用してもなんら問題はないもので
ある。なお、半導体スイッチング素子は、図示では5個
しか記してないが、PCM10に接続された負荷に応じ
て増減する。
63,765には、保護機能がない単純な半導体スイッ
チング素子を使用している。なぜなら、もし負荷とかが
ショートして過電流が流れても、負荷の上流にあるヒュ
ーズが溶断するため、過電流が流れ続けることはないた
めである。本例では、保護機能がない半導体スイッチン
グ素子を使用したが、当然のごとく保護機能付の半導体
スイッチング素子を使用してもなんら問題はないもので
ある。なお、半導体スイッチング素子は、図示では5個
しか記してないが、PCM10に接続された負荷に応じ
て増減する。
【0074】半導体スイッチング素子762,763,
764には、それぞれPCM10に接続された負荷79
0のワーニングランプ792,インジェクタ793,E
GRソレノイド794などが接続され、これらの負荷の
上流には、ヒューズ36f,36g,36hが接続され
ている。半導体スイッチング素子761には、PCM1
0に接続された負荷790のATソレノイド791など
が接続されている。半導体スイッチング素子765は、
スロットルモータ795を正転、逆転の両方向に駆動す
るHブリッジ回路であり、その構成については、後述す
る。
764には、それぞれPCM10に接続された負荷79
0のワーニングランプ792,インジェクタ793,E
GRソレノイド794などが接続され、これらの負荷の
上流には、ヒューズ36f,36g,36hが接続され
ている。半導体スイッチング素子761には、PCM1
0に接続された負荷790のATソレノイド791など
が接続されている。半導体スイッチング素子765は、
スロットルモータ795を正転、逆転の両方向に駆動す
るHブリッジ回路であり、その構成については、後述す
る。
【0075】PCM1Oと同様にループ状電源供給系と
は別系統で電源供給される図2のABS11,A/C1
6,SDM25,ラジオ15の構成も、図7に示したP
CM10の構成とほぼ同じのため説明は省略するが、モ
ジュールに接続されている入力信号、負荷は異なってい
る。
は別系統で電源供給される図2のABS11,A/C1
6,SDM25,ラジオ15の構成も、図7に示したP
CM10の構成とほぼ同じのため説明は省略するが、モ
ジュールに接続されている入力信号、負荷は異なってい
る。
【0076】次に、図8を用いて、DDM18の構成に
ついて説明する。DDM18は、BCM14の電源供給
回路200から電源供給される。図8は、本発明の一実
施形態による自動車システムに用いるDDMの構成を示
すブロック図である。
ついて説明する。DDM18は、BCM14の電源供給
回路200から電源供給される。図8は、本発明の一実
施形態による自動車システムに用いるDDMの構成を示
すブロック図である。
【0077】DDM18は、電源回路620,制御回路
670,入力回路650,出力回路660,通信回路6
40,入力信号回路680の一部,負荷690の一部で
構成されている。電源回路620は、定電圧電源回路6
21と電源遮断回路623で構成される。BCM14の
電源供給回路200から供給される電源は、定電圧電源
回路721に供給される一方、負荷駆動用の電源として
出力回路660のスイッチング素子663,664,6
65,および負荷691にも供給されている。
670,入力回路650,出力回路660,通信回路6
40,入力信号回路680の一部,負荷690の一部で
構成されている。電源回路620は、定電圧電源回路6
21と電源遮断回路623で構成される。BCM14の
電源供給回路200から供給される電源は、定電圧電源
回路721に供給される一方、負荷駆動用の電源として
出力回路660のスイッチング素子663,664,6
65,および負荷691にも供給されている。
【0078】定電圧電源回路621では、各種演算,制
御処理を行う制御回路670などを動作させるための定
電圧を発生する。入力回路650は、入力信号回路68
0のモジュールに内蔵されたパワーウィンドスイッチ6
81やドアロックスイッチ682などからの信号を制御
回路670が取り込めるような電圧に変換している。そ
のために、抵抗651,652でプルアップしている。
これらのスイッチは、車両に人がいなくて、放置されて
いるようなときには、入力情報を取り込む必要がないた
め、プルアップ抵抗651,652に供給される電源を
電源遮断回路623で遮断するようにしている。
御処理を行う制御回路670などを動作させるための定
電圧を発生する。入力回路650は、入力信号回路68
0のモジュールに内蔵されたパワーウィンドスイッチ6
81やドアロックスイッチ682などからの信号を制御
回路670が取り込めるような電圧に変換している。そ
のために、抵抗651,652でプルアップしている。
これらのスイッチは、車両に人がいなくて、放置されて
いるようなときには、入力情報を取り込む必要がないた
め、プルアップ抵抗651,652に供給される電源を
電源遮断回路623で遮断するようにしている。
【0079】出力回路660は、負荷に対して電源を供
給して駆動の制御を行うスイッチング素子663,66
4,665、および負荷のオン,オフを行う半導体スイ
ッチング素子661,662で構成される。この例で
は、半導体スイッチング素子661,662には、保護
機能がない単純な半導体スイッチング素子を使用してい
る。なぜなら、もし負荷とかがショートして過電流が流
れても、負荷の上流にあるBCM14の電源供給回路2
00に保護機能が付いているため、過電流が流れ続ける
ことはないためである。本例では保護機能がない半導体
スイッチング素子を使用したが、保護機能付の半導体ス
イッチング素子を使用してもなんら問題はないものであ
る。
給して駆動の制御を行うスイッチング素子663,66
4,665、および負荷のオン,オフを行う半導体スイ
ッチング素子661,662で構成される。この例で
は、半導体スイッチング素子661,662には、保護
機能がない単純な半導体スイッチング素子を使用してい
る。なぜなら、もし負荷とかがショートして過電流が流
れても、負荷の上流にあるBCM14の電源供給回路2
00に保護機能が付いているため、過電流が流れ続ける
ことはないためである。本例では保護機能がない半導体
スイッチング素子を使用したが、保護機能付の半導体ス
イッチング素子を使用してもなんら問題はないものであ
る。
【0080】パワーウィンドモータ693,ドアロック
モータ694,ミラーモータ695を駆動するスイッチ
ング素子663,664,665には、リレーを使用し
ているが半導体スイッチング素子でもよいものである。
半導体スイッチング素子661には、DDM18に内蔵
された負荷690のスイッチイルミランプ691が接続
され、半導体スイッチング素子662には、ドアに設置
されたステップランプ692が接続され、これらの負荷
の上流にはBCM14の電源供給回路200が接続され
ている。なお、PDM20の構成も、図8に示したDD
M18の構成とほぼ同じため説明は省略する。
モータ694,ミラーモータ695を駆動するスイッチ
ング素子663,664,665には、リレーを使用し
ているが半導体スイッチング素子でもよいものである。
半導体スイッチング素子661には、DDM18に内蔵
された負荷690のスイッチイルミランプ691が接続
され、半導体スイッチング素子662には、ドアに設置
されたステップランプ692が接続され、これらの負荷
の上流にはBCM14の電源供給回路200が接続され
ている。なお、PDM20の構成も、図8に示したDD
M18の構成とほぼ同じため説明は省略する。
【0081】このように、ドアに設置されたDDM1
8,PDM20および負荷の電源は、BCM14の保護
機能を持った電源供給回路より供給しているため、電源
供給線には同軸構造の線を使用する必要がなく、普通の
電線を使用できる。したがって、電線の経が細くでき
る。また、出力回路に使用する半導体スイッチング素子
には保護機能がないものでもよいものである。
8,PDM20および負荷の電源は、BCM14の保護
機能を持った電源供給回路より供給しているため、電源
供給線には同軸構造の線を使用する必要がなく、普通の
電線を使用できる。したがって、電線の経が細くでき
る。また、出力回路に使用する半導体スイッチング素子
には保護機能がないものでもよいものである。
【0082】次に、図9を用いて、車間距離計測装置5
2の構成について説明する。車間距離計測装置52は、
FIM5の電源供給回路100から電源供給される。図
9は、本発明の一実施形態による自動車システムに用い
る車間距離計測装置の構成を示すブロック図である。
2の構成について説明する。車間距離計測装置52は、
FIM5の電源供給回路100から電源供給される。図
9は、本発明の一実施形態による自動車システムに用い
る車間距離計測装置の構成を示すブロック図である。
【0083】車間距離計測装置52は、電源回路72
0,信号処理回路770,レーダー750,通信回路7
40で構成されている。電源回路720は、定電圧電源
回路721とバックアップ電源回路722で構成され
る。図3に示したFIM5の電源供給回路100の半導
体スイッチング素子103から供給される電源は、イグ
ニッションキーの位置がイグニッション位置,スタート
位置にある時に、線54を経由して定電圧電源回路72
1に供給される。定電圧電源回路721では、信号処理
回路770,レーダー750,通信回路740などを動
作させるための定電圧を発生する。
0,信号処理回路770,レーダー750,通信回路7
40で構成されている。電源回路720は、定電圧電源
回路721とバックアップ電源回路722で構成され
る。図3に示したFIM5の電源供給回路100の半導
体スイッチング素子103から供給される電源は、イグ
ニッションキーの位置がイグニッション位置,スタート
位置にある時に、線54を経由して定電圧電源回路72
1に供給される。定電圧電源回路721では、信号処理
回路770,レーダー750,通信回路740などを動
作させるための定電圧を発生する。
【0084】FIM5の電源供給回路100の半導体ス
イッチング素子101から供給される電源は、イグニッ
ションキーの位置どこにあっても、線57を経由してバ
ックアップ電源回路722に供給される。バックアップ
電源回路722では、信号処理回路770のデータバッ
クアップ用の定電圧を発生する。
イッチング素子101から供給される電源は、イグニッ
ションキーの位置どこにあっても、線57を経由してバ
ックアップ電源回路722に供給される。バックアップ
電源回路722では、信号処理回路770のデータバッ
クアップ用の定電圧を発生する。
【0085】FIM5の電源供給回路100の半導体ス
イッチング素子102から供給される電源は、イグニッ
ションキーの位置がアクセサリ位置,イグニッション位
置にある時に、線58を経由して車間距離計測装置52
に接続されるが、車間距離計測装置52では、使用して
いない。アクセサリショップ等において取付けられる電
装品の中で、例えば、カーナビゲーションシステム等の
電力の供給は、線58を介して行うことができる。
イッチング素子102から供給される電源は、イグニッ
ションキーの位置がアクセサリ位置,イグニッション位
置にある時に、線58を経由して車間距離計測装置52
に接続されるが、車間距離計測装置52では、使用して
いない。アクセサリショップ等において取付けられる電
装品の中で、例えば、カーナビゲーションシステム等の
電力の供給は、線58を介して行うことができる。
【0086】通信回路740は、線30により他のモジ
ュールとのデータの送受信を行っているが、車間距離警
報の処理に必要な情報(例えば、車速など)を受信し、
信号処理回路770からの情報(例えば、車間距離デー
タや警報情報など)を他のモジュールに送信している。
レーダー750で測定された前方の物体(前方車両)と
の距離及び相対速度は、信号処理回路770に送られ
る。信号処理回路770には、レーダー750及び他の
モジュールから入力されるデータ(車速)に加えて、表
示器53からの指示信号も入力される。信号処理回路7
70は、これらの信号に基づいて、前方車両との距離を
判断し、表示器53に警報の指示を送る。また、運転者
の好みに応じて距離,相対速度等を表示させる場合に対
応して、これらのデータも信号処理回路770から表示
器53に送られている。さらに、信号処理回路770
は、前方車両との距離,相対速度,水平角度,自車速度
等を他のモジュールに送る。
ュールとのデータの送受信を行っているが、車間距離警
報の処理に必要な情報(例えば、車速など)を受信し、
信号処理回路770からの情報(例えば、車間距離デー
タや警報情報など)を他のモジュールに送信している。
レーダー750で測定された前方の物体(前方車両)と
の距離及び相対速度は、信号処理回路770に送られ
る。信号処理回路770には、レーダー750及び他の
モジュールから入力されるデータ(車速)に加えて、表
示器53からの指示信号も入力される。信号処理回路7
70は、これらの信号に基づいて、前方車両との距離を
判断し、表示器53に警報の指示を送る。また、運転者
の好みに応じて距離,相対速度等を表示させる場合に対
応して、これらのデータも信号処理回路770から表示
器53に送られている。さらに、信号処理回路770
は、前方車両との距離,相対速度,水平角度,自車速度
等を他のモジュールに送る。
【0087】レーダー750には、前方車両との距離及
び相対速度を測定できるタイプのレーダが用いられてい
る。ここで、レーダー750のタイプには、レーザを用
いるもの、ミリ波を用いるものなど種々存在している
が、いずれのタイプのものを用いてもよいものである。
び相対速度を測定できるタイプのレーダが用いられてい
る。ここで、レーダー750のタイプには、レーザを用
いるもの、ミリ波を用いるものなど種々存在している
が、いずれのタイプのものを用いてもよいものである。
【0088】次に、図10を用いて、表示器53の構成
について説明する。図10は、本発明の一実施形態によ
る自動車システムに用いる表示器の構成を示すブロック
図である。
について説明する。図10は、本発明の一実施形態によ
る自動車システムに用いる表示器の構成を示すブロック
図である。
【0089】表示器53は、電源回路820,通信回路
840,表示器制御回路870,操作スイッチ850,
表示部860及びスピーカ880から構成される。電源
回路820は、定電圧電源回路821とバックアップ電
源回路822で構成される。BCM14の電源供給回路
200の半導体スイッチング素子205から供給される
電源は、イグニッションキーの位置がイグニッション位
置,スタート位置にある時に、線56を経由して定電圧
電源回路821に供給される。定電圧電源回路821で
は、通信回路840,表示器制御回路870,操作スイ
ッチ850,表示部860などを動作させるための定電
圧を発生する。
840,表示器制御回路870,操作スイッチ850,
表示部860及びスピーカ880から構成される。電源
回路820は、定電圧電源回路821とバックアップ電
源回路822で構成される。BCM14の電源供給回路
200の半導体スイッチング素子205から供給される
電源は、イグニッションキーの位置がイグニッション位
置,スタート位置にある時に、線56を経由して定電圧
電源回路821に供給される。定電圧電源回路821で
は、通信回路840,表示器制御回路870,操作スイ
ッチ850,表示部860などを動作させるための定電
圧を発生する。
【0090】BCM14の電源供給回路200の図示し
ていない半導体スイッチング素子から供給される電源
は、イグニッションキーの位置どこにあっても、線60
を経由してバックアップ電源回路822に供給される。
バックアップ電源回路822では、表示器制御回路87
0のデータバックアップ用の定電圧を発生する。BCM
14の電源供給回路200の図示していない半導体スイ
ッチング素子から供給される電源は、イグニッションキ
ーの位置がアクセサリ位置,イグニッション位置にある
時に、線59を経由して表示器53に接続されるが、表
示器53では、使用していない。
ていない半導体スイッチング素子から供給される電源
は、イグニッションキーの位置どこにあっても、線60
を経由してバックアップ電源回路822に供給される。
バックアップ電源回路822では、表示器制御回路87
0のデータバックアップ用の定電圧を発生する。BCM
14の電源供給回路200の図示していない半導体スイ
ッチング素子から供給される電源は、イグニッションキ
ーの位置がアクセサリ位置,イグニッション位置にある
時に、線59を経由して表示器53に接続されるが、表
示器53では、使用していない。
【0091】通信回路840は、線30により他のモジ
ュールとのデータの送受信を行っているが、表示に必要
な情報(例えば、車間距離データや警報情報など)を受
信し、操作スイッチ850からの情報を他のモジュール
に送信している。車間距離計測装置52からデータを通
信回路840から受け取った表示器制御回路870は、
運転者の操作スイッチ850への入力操作により、数種
類の数値表示の中から選択して表示部860に設けた数
値表示部に表示を行う。さらに、表示器制御回路870
は、車間距離計測装置52から警報の指示があれば、衝
突の可能性に応じて表示部860に設けた警告灯を点灯
することで警報を出し、さらに必要があればスピーカ8
80から警報音を鳴らし、衝突の可能性を的確に運転者
に報知する。
ュールとのデータの送受信を行っているが、表示に必要
な情報(例えば、車間距離データや警報情報など)を受
信し、操作スイッチ850からの情報を他のモジュール
に送信している。車間距離計測装置52からデータを通
信回路840から受け取った表示器制御回路870は、
運転者の操作スイッチ850への入力操作により、数種
類の数値表示の中から選択して表示部860に設けた数
値表示部に表示を行う。さらに、表示器制御回路870
は、車間距離計測装置52から警報の指示があれば、衝
突の可能性に応じて表示部860に設けた警告灯を点灯
することで警報を出し、さらに必要があればスピーカ8
80から警報音を鳴らし、衝突の可能性を的確に運転者
に報知する。
【0092】また、表示器53は、操作スイッチ850
に運転者が警報発生の感度を調整するためのスイッチも
備えており、このスイッチの指示値は表示部860に表
示されるとともに、表示器制御回路870から車間距離
計測装置52に送られて、その指示値に従って車間距離
計測装置52において警報発生タイミングの調節がなさ
れている。
に運転者が警報発生の感度を調整するためのスイッチも
備えており、このスイッチの指示値は表示部860に表
示されるとともに、表示器制御回路870から車間距離
計測装置52に送られて、その指示値に従って車間距離
計測装置52において警報発生タイミングの調節がなさ
れている。
【0093】次に、図11を用いて、DSM51の構成
について説明する。DSM51は、BCM14の電源供
給回路200から電源供給される。図11は、本発明の
一実施形態による自動車システムに用いるDSM51の
構成を示すブロック図である。
について説明する。DSM51は、BCM14の電源供
給回路200から電源供給される。図11は、本発明の
一実施形態による自動車システムに用いるDSM51の
構成を示すブロック図である。
【0094】DSM51は、電源回路920,制御回路
970,入力回路950,出力回路960,通信回路9
40で構成されている。電源回路920は、定電圧電源
回路921で構成される。BCM14の電源供給回路2
00から線55によって供給される電源は、定電圧電源
回路921に供給される一方、負荷駆動用の電源として
出力回路960のスイッチング素子961,962,9
63,964,965にも供給されている。定電圧電源
回路921では、各種演算,制御処理を行う制御回路9
70などを動作させるための定電圧を発生する。入力回
路950は、入力信号回路980のシートスイッチ(ス
ライド前スイッチ981やリクライニング前スイッチ9
82など)などからの信号を制御回路970が取り込め
るような電圧に変換している。そのために、抵抗95
1,952でプルアップしている。
970,入力回路950,出力回路960,通信回路9
40で構成されている。電源回路920は、定電圧電源
回路921で構成される。BCM14の電源供給回路2
00から線55によって供給される電源は、定電圧電源
回路921に供給される一方、負荷駆動用の電源として
出力回路960のスイッチング素子961,962,9
63,964,965にも供給されている。定電圧電源
回路921では、各種演算,制御処理を行う制御回路9
70などを動作させるための定電圧を発生する。入力回
路950は、入力信号回路980のシートスイッチ(ス
ライド前スイッチ981やリクライニング前スイッチ9
82など)などからの信号を制御回路970が取り込め
るような電圧に変換している。そのために、抵抗95
1,952でプルアップしている。
【0095】制御回路970は、シートスイッチ980
の情報や通信回路940を介して線30により入力され
る他のモジュールからの情報(本実施例では、車間距離
計測装置52からの警報レベルに応じたシート用モータ
の駆動要求信号など)に基づいて、シートの位置調整用
モータ990を駆動する信号を出力回路960に出力す
る。
の情報や通信回路940を介して線30により入力され
る他のモジュールからの情報(本実施例では、車間距離
計測装置52からの警報レベルに応じたシート用モータ
の駆動要求信号など)に基づいて、シートの位置調整用
モータ990を駆動する信号を出力回路960に出力す
る。
【0096】シートの位置調整用モータ990は、シー
トスライドモータ991,リフタ前モータ992,リフ
タ後モータ993,リクライニングモータ994,ラン
バーサポートモータ995で構成されている。
トスライドモータ991,リフタ前モータ992,リフ
タ後モータ993,リクライニングモータ994,ラン
バーサポートモータ995で構成されている。
【0097】出力回路960は、負荷に対して電源を供
給して駆動の制御を行うスイッチング素子961,96
2,963,964,965で構成される。スイッチン
グ素子961,962,963,964,965では、
それぞれシートスライドモータ991,リフタ前モータ
992,リフタ後モータ993,リクライニングモータ
994,ランバーサポートモータ995を駆動してい
る。
給して駆動の制御を行うスイッチング素子961,96
2,963,964,965で構成される。スイッチン
グ素子961,962,963,964,965では、
それぞれシートスライドモータ991,リフタ前モータ
992,リフタ後モータ993,リクライニングモータ
994,ランバーサポートモータ995を駆動してい
る。
【0098】次に、図12を用いて、運転席シート70
の構成について説明する。図12は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いる運転席シートの構成を
示す側面図である。
の構成について説明する。図12は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いる運転席シートの構成を
示す側面図である。
【0099】シートの位置は、シート側面に設置してあ
るスライドスイッチ,リフタ前スイッチ,リフタ後スイ
ッチが一体となっているスイッチ980aや、リクライ
ニングスイッチ980bや、ランバーサポートスイッチ
980cを操作することにより、図11に示したシート
スライドモータ991,リフタ前モータ992,リフタ
後モータ993,リクライニングモータ994,ランバ
ーサポートモータ995が動作し、それぞれシートスラ
イドを前後方向に、シート前方のリフタを上下方向に、
シート後方のリフタを上下方向に、リクライニングを前
後方向に、ランバーサポートを前後方向に動かして、調
整される。
るスライドスイッチ,リフタ前スイッチ,リフタ後スイ
ッチが一体となっているスイッチ980aや、リクライ
ニングスイッチ980bや、ランバーサポートスイッチ
980cを操作することにより、図11に示したシート
スライドモータ991,リフタ前モータ992,リフタ
後モータ993,リクライニングモータ994,ランバ
ーサポートモータ995が動作し、それぞれシートスラ
イドを前後方向に、シート前方のリフタを上下方向に、
シート後方のリフタを上下方向に、リクライニングを前
後方向に、ランバーサポートを前後方向に動かして、調
整される。
【0100】次に、図13を用いて、車間距離警報装置
の概要について説明する。図13は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いる車間距離警報装置の構
成を示すブロック図である。
の概要について説明する。図13は、本発明の一実施形
態による自動車システムに用いる車間距離警報装置の構
成を示すブロック図である。
【0101】自分が運転している車両(以後、「自車」
と称す)80には、少なくとも車間距離計測装置52
と、表示器53と、振動発生装置82が装着されてい
る。車間距離計測装置52は、図1,図2,図8で説明
した構成となっており、表示器53は、図1,図2,図
9で説明した構成となっている。振動発生装置82は、
図11に示したシートの位置を調整するモータ990と
そのモータを制御するDSM51で構成されている。こ
のように振動発生装置にシート位置を調整するモータを
使うことにより、新たに振動発生装置を装着しなくても
よいものである。
と称す)80には、少なくとも車間距離計測装置52
と、表示器53と、振動発生装置82が装着されてい
る。車間距離計測装置52は、図1,図2,図8で説明
した構成となっており、表示器53は、図1,図2,図
9で説明した構成となっている。振動発生装置82は、
図11に示したシートの位置を調整するモータ990と
そのモータを制御するDSM51で構成されている。こ
のように振動発生装置にシート位置を調整するモータを
使うことにより、新たに振動発生装置を装着しなくても
よいものである。
【0102】基本的な動作について説明する。車間距離
計測装置52は、レーダー750で測定された前方の物
体(前方車両)81との距離及び相対速度を計測し、他
のモジュールから入力されるデータ(車速)に基づい
て、前方車両との距離を判断し、表示器53および振動
発生装置82に警報の指示を送る。表示器53は、警報
指示信号に応じて、視覚的な表示と音による警報を発生
し、振動発生装置82は警報指示信号に応じて、シート
を振動させることにより警報を発生し、運転者を確実に
注意を促すことができる。
計測装置52は、レーダー750で測定された前方の物
体(前方車両)81との距離及び相対速度を計測し、他
のモジュールから入力されるデータ(車速)に基づい
て、前方車両との距離を判断し、表示器53および振動
発生装置82に警報の指示を送る。表示器53は、警報
指示信号に応じて、視覚的な表示と音による警報を発生
し、振動発生装置82は警報指示信号に応じて、シート
を振動させることにより警報を発生し、運転者を確実に
注意を促すことができる。
【0103】次に、図14を用いて、表示器53の表示
内容について説明する。図14は、本発明の一実施形態
による自動車システムに用いる表示器の表示内容の説明
図である。
内容について説明する。図14は、本発明の一実施形態
による自動車システムに用いる表示器の表示内容の説明
図である。
【0104】表示器の表示画面は、前方車両表示部10
01と、前方車両との車間距離に対応して整列配置した
複数の警報表示部1002と、数値表示部1003と、
警報発生感度指示部1004と、警報部1005とから
構成されている。
01と、前方車両との車間距離に対応して整列配置した
複数の警報表示部1002と、数値表示部1003と、
警報発生感度指示部1004と、警報部1005とから
構成されている。
【0105】警報表示部1002は、赤色の警告灯10
02a,黄色の警告灯1002b,緑色の警告灯100
2cから構成される。そして、赤色の警告灯1002a
が、最も前方車両表示部1001に近く、次に黄色の警
告灯1002bが前方車両表示部1001に近く、緑色
の警告灯1002cが車両表示部1001から最も遠い
位置に配置されている。また、これら警告灯1002
a,1002b,1002cは、それぞれ台形形状とな
っており、それぞれの底辺の大きさは、警告灯1002
aより警告灯1002bが大であり、警告灯1002b
より警告灯1002cが大となっている。そして、これ
ら警告灯1002a,1002b,1002cの集合で
ある警告表示部1002も台形形状となっている。
02a,黄色の警告灯1002b,緑色の警告灯100
2cから構成される。そして、赤色の警告灯1002a
が、最も前方車両表示部1001に近く、次に黄色の警
告灯1002bが前方車両表示部1001に近く、緑色
の警告灯1002cが車両表示部1001から最も遠い
位置に配置されている。また、これら警告灯1002
a,1002b,1002cは、それぞれ台形形状とな
っており、それぞれの底辺の大きさは、警告灯1002
aより警告灯1002bが大であり、警告灯1002b
より警告灯1002cが大となっている。そして、これ
ら警告灯1002a,1002b,1002cの集合で
ある警告表示部1002も台形形状となっている。
【0106】また、数値表示部1003は、前方車両と
の車間距離,車間時間,相対速度,警報発生の感度,警
報音の大きさ及びエラー表示の中から選択して1つを数
値で表示する。警報発生感度指示部1004は、警報発
生の感度を、複数の目印のうち、どの目印が点灯してい
るかでアナログ的に表す。静止物の警報部1005は、
静止物に対する警報を赤色の警告灯で示す。
の車間距離,車間時間,相対速度,警報発生の感度,警
報音の大きさ及びエラー表示の中から選択して1つを数
値で表示する。警報発生感度指示部1004は、警報発
生の感度を、複数の目印のうち、どの目印が点灯してい
るかでアナログ的に表す。静止物の警報部1005は、
静止物に対する警報を赤色の警告灯で示す。
【0107】次に、警報判断の一例について説明する。
通常、自車の走行速度が速くなるにつれて、安全確保の
ために必要とする車間距離は長くなり、走行速度によっ
て適正車間距離は変化する。従って、現在の車間距離が
安全な車間距離かどうかを判断する基準として、車間時
間を用いることにする。
通常、自車の走行速度が速くなるにつれて、安全確保の
ために必要とする車間距離は長くなり、走行速度によっ
て適正車間距離は変化する。従って、現在の車間距離が
安全な車間距離かどうかを判断する基準として、車間時
間を用いることにする。
【0108】車間距離と自車速度と車間時間の関係を、
次式(1)に示す。 車間時間(sec)=車間距離(m)/自車速度(m/sec)……(1) ここで、車間時間は自車速度に関係なく、ほぼ一定にな
ると言われており、一般的に、車間時間2秒以上が安全
な車間距離と言われている。
次式(1)に示す。 車間時間(sec)=車間距離(m)/自車速度(m/sec)……(1) ここで、車間時間は自車速度に関係なく、ほぼ一定にな
ると言われており、一般的に、車間時間2秒以上が安全
な車間距離と言われている。
【0109】そこで、警報の感度としては、例えば、車
間時間3秒から2秒で緑色の警告灯1002c、車間時
間2秒から1秒で緑色の警告灯1002cと黄色の警告
灯1002b、車間時間1秒以下で緑色の警告灯100
2cと黄色の警告灯1002bと赤色の警告灯1002
aを点灯するようにする。
間時間3秒から2秒で緑色の警告灯1002c、車間時
間2秒から1秒で緑色の警告灯1002cと黄色の警告
灯1002b、車間時間1秒以下で緑色の警告灯100
2cと黄色の警告灯1002bと赤色の警告灯1002
aを点灯するようにする。
【0110】そして、この警報レベルのしきい値を基準
として、運転手の好みに対応できるように警報レベルの
しきい値を、5つの警報感度から選択することができる
ようにする。
として、運転手の好みに対応できるように警報レベルの
しきい値を、5つの警報感度から選択することができる
ようにする。
【0111】ここで、図15を用いて、警報感度につい
て説明する。図15は、本発明の一実施形態による自動
車システムに用いる警報感度の説明図である。
て説明する。図15は、本発明の一実施形態による自動
車システムに用いる警報感度の説明図である。
【0112】図15において、縦軸が車間時間(秒)を
表し、横軸が警報感度を表している。警報感度は、例え
ば、5つの警報感度1007a,1007b,1007
c,1007d,1007eから選択することができ
る。例えば、警報感度1007eを選択すると、車間時
間1.5秒から1.0秒では緑色の警告灯1002cが
点灯し、車間時間1.0秒から0.5秒では緑色の警告
灯1002c及び黄色の警告灯1002bが点灯し、車
間時間0.5秒以下では緑色の警告灯1002c黄色の
警告灯1002b及び赤色の警告灯1002aが点灯す
る。なお、図15に示した警報感度と車間時間との関係
は線形になっているが、この関係は曲線になっていても
よいものとする。
表し、横軸が警報感度を表している。警報感度は、例え
ば、5つの警報感度1007a,1007b,1007
c,1007d,1007eから選択することができ
る。例えば、警報感度1007eを選択すると、車間時
間1.5秒から1.0秒では緑色の警告灯1002cが
点灯し、車間時間1.0秒から0.5秒では緑色の警告
灯1002c及び黄色の警告灯1002bが点灯し、車
間時間0.5秒以下では緑色の警告灯1002c黄色の
警告灯1002b及び赤色の警告灯1002aが点灯す
る。なお、図15に示した警報感度と車間時間との関係
は線形になっているが、この関係は曲線になっていても
よいものとする。
【0113】ここで、図16を用いて、本実施形態にお
ける警報処理について説明する。図16は、本発明の一
実施形態による自動車システムに用いる警報処理の流れ
を示すフローチャートである。本実施形態における警報
としては、警告灯の点灯と、警告音の発生と、振動の発
生を、前車との車間距離に応じて段階的に実行するよう
にしている。
ける警報処理について説明する。図16は、本発明の一
実施形態による自動車システムに用いる警報処理の流れ
を示すフローチャートである。本実施形態における警報
としては、警告灯の点灯と、警告音の発生と、振動の発
生を、前車との車間距離に応じて段階的に実行するよう
にしている。
【0114】ステップS1において、図9に示した車間
距離計測装置52は、レーダ750により自車と前車と
の車間距離を計測する。次に、ステップS2において、
図示しない車速センサは、自車の車速を計測する。ステ
ップS3において、信号処理回路770は、計測された
車間距離を車速で除し、車間時間を算出する。
距離計測装置52は、レーダ750により自車と前車と
の車間距離を計測する。次に、ステップS2において、
図示しない車速センサは、自車の車速を計測する。ステ
ップS3において、信号処理回路770は、計測された
車間距離を車速で除し、車間時間を算出する。
【0115】次に、ステップS4〜S12において、信
号処理回路770は、現在設定されている警報感度を調
べ、各警報感度に対応したしきい値を設定する。警報感
度が1007aに設定されている場合(ステップS4)
は、しきい値TH1,TH2,TH3を、それぞれ4.
5秒,3秒,1.5秒に設定する(ステップS8)。そ
して、警報感度が1007bに設定されている場合(ス
テップS5)は、しきい値TH1,TH2,TH3を、
それぞれ3.75秒,2.5秒,1.25秒に設定する
(ステップS9)。また、警報感度が1007cに設定
されている場合(ステップS6)は、しきい値TH1,
TH2,TH3を、それぞれ3秒、2秒、1秒に設定す
る(ステップS1O)。警報感度が1007dに設定さ
れている場合(ステップS7)は、しきい値TH1,T
H2,TH3を、それぞれ2.25秒,1.5秒,0.
75秒に設定する(ステップS11)。そして、警報感
度が1007eに設定されている場合は、しきい値TH
1,TH2,TH3を、それぞれ1.5秒,1秒,0.
5秒に設定する(ステップS12)。
号処理回路770は、現在設定されている警報感度を調
べ、各警報感度に対応したしきい値を設定する。警報感
度が1007aに設定されている場合(ステップS4)
は、しきい値TH1,TH2,TH3を、それぞれ4.
5秒,3秒,1.5秒に設定する(ステップS8)。そ
して、警報感度が1007bに設定されている場合(ス
テップS5)は、しきい値TH1,TH2,TH3を、
それぞれ3.75秒,2.5秒,1.25秒に設定する
(ステップS9)。また、警報感度が1007cに設定
されている場合(ステップS6)は、しきい値TH1,
TH2,TH3を、それぞれ3秒、2秒、1秒に設定す
る(ステップS1O)。警報感度が1007dに設定さ
れている場合(ステップS7)は、しきい値TH1,T
H2,TH3を、それぞれ2.25秒,1.5秒,0.
75秒に設定する(ステップS11)。そして、警報感
度が1007eに設定されている場合は、しきい値TH
1,TH2,TH3を、それぞれ1.5秒,1秒,0.
5秒に設定する(ステップS12)。
【0116】次に、ステップS4〜S12において、信
号処理回路770は、算出した車間時間と設定したしき
い値TH1,TH2,TH3とを比較して、点灯する警
報のレベルを決定する。
号処理回路770は、算出した車間時間と設定したしき
い値TH1,TH2,TH3とを比較して、点灯する警
報のレベルを決定する。
【0117】算出した車間時間がTH1よりも大きい場
合は(ステップS13)、衝突の可能性はほとんど無い
と判断し警告灯は点灯せず(ステップS16)、警告音
喪発生せず(ステップS20)、シートモータも動作さ
せない(ステップS24)。
合は(ステップS13)、衝突の可能性はほとんど無い
と判断し警告灯は点灯せず(ステップS16)、警告音
喪発生せず(ステップS20)、シートモータも動作さ
せない(ステップS24)。
【0118】また、算出した車間時間がTH1以下でT
H2よりも大きい場合は(ステップS14)、衝突の可
能性は小と判断し、緑色の警告灯1002cを点灯し
(ステップS17)、警告音を周期T1で繰り返し発生
し(ステップS21)、ランバーサポートモータ995
を1秒周期で前後に動作させる(ステップS25)。
H2よりも大きい場合は(ステップS14)、衝突の可
能性は小と判断し、緑色の警告灯1002cを点灯し
(ステップS17)、警告音を周期T1で繰り返し発生
し(ステップS21)、ランバーサポートモータ995
を1秒周期で前後に動作させる(ステップS25)。
【0119】さらに、算出した車間時間がTH2以下で
TH3よりも大きい場合は(ステップS15)、衝突の
可能性は中と判断し、緑色の書告灯1002cと黄色の
警告灯1002bとを点灯し(ステップS18)、警告
音を周期T1よりも短い周期T2で繰り返し発生し(ス
テップS22)、ランバーサポートモータ995を0.
5秒周期で前後に動作させ、かつリクライニングモータ
994を1秒周期で前後2度動作させる(ステップS2
6)。
TH3よりも大きい場合は(ステップS15)、衝突の
可能性は中と判断し、緑色の書告灯1002cと黄色の
警告灯1002bとを点灯し(ステップS18)、警告
音を周期T1よりも短い周期T2で繰り返し発生し(ス
テップS22)、ランバーサポートモータ995を0.
5秒周期で前後に動作させ、かつリクライニングモータ
994を1秒周期で前後2度動作させる(ステップS2
6)。
【0120】また、算出した車間時間がTH3以下の場
合は、衝突の可能性は大と判断し、緑色の警告灯100
2cと黄色の警告灯1002bと赤色の警告灯1002
aを点灯し(ステップS19)、警告音を周期T2より
も短い周期T3で繰り返し発生し(ステップS22)、
ランバーサボートモータ995を0.3秒周期で前後に
動作させ、かつリクライニングモータ994を0.5秒
周期で前後3度動作させる(ステップS27)。
合は、衝突の可能性は大と判断し、緑色の警告灯100
2cと黄色の警告灯1002bと赤色の警告灯1002
aを点灯し(ステップS19)、警告音を周期T2より
も短い周期T3で繰り返し発生し(ステップS22)、
ランバーサボートモータ995を0.3秒周期で前後に
動作させ、かつリクライニングモータ994を0.5秒
周期で前後3度動作させる(ステップS27)。
【0121】本例では、警報レベルに応じて、シートの
動かす部位をランバーサポートとリクライニングにして
いるが、他の部位を動作させてもよいものであるが、こ
の部位であれば、アクセルやブレーキとの距離が変化し
ないため、運転者の意思に反して、アクセルやブレーキ
を踏む力が変化することを防止することができ、かつ確
実に運転者に危険を認識させて、注意を喚起することが
できる。なお、警告音の周期を変える他に、音量を変え
るようにしてもよいものである。
動かす部位をランバーサポートとリクライニングにして
いるが、他の部位を動作させてもよいものであるが、こ
の部位であれば、アクセルやブレーキとの距離が変化し
ないため、運転者の意思に反して、アクセルやブレーキ
を踏む力が変化することを防止することができ、かつ確
実に運転者に危険を認識させて、注意を喚起することが
できる。なお、警告音の周期を変える他に、音量を変え
るようにしてもよいものである。
【0122】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、振動発生装置を用いて、運転者に確実に注意を促す
ことができ、車間距離が短くなって衝突しそうになった
事を確実に認識させることができる。
ば、振動発生装置を用いて、運転者に確実に注意を促す
ことができ、車間距離が短くなって衝突しそうになった
事を確実に認識させることができる。
【0123】また、振動発生装置として、シート位置調
整装置のモータを駆動する構成とすることにより、既存
の装置を利用して、簡単な構成で実現することができ
る。
整装置のモータを駆動する構成とすることにより、既存
の装置を利用して、簡単な構成で実現することができ
る。
【0124】また、車間距離警報装置のような電装品の
アフターマーケット等における取付作業を、ハーネスの
増加を抑えて容易に行うことができる。
アフターマーケット等における取付作業を、ハーネスの
増加を抑えて容易に行うことができる。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、運転者が視覚的な表示
や音による警報を受容できないような環境下において
も、容易に運転者に対して車間距離が短くなったことを
知らせ得ることができる。
や音による警報を受容できないような環境下において
も、容易に運転者に対して車間距離が短くなったことを
知らせ得ることができる。
【0126】また、車間距離警報装置等の電装品の、ア
フターマーケット等における取付作業の容易に行うこと
ができる。
フターマーケット等における取付作業の容易に行うこと
ができる。
【図1】本発明の一実施形態による車間距離警報装置及
び集約配線装置を適用した自動車の全体システムの構成
を示すブロック図である。
び集約配線装置を適用した自動車の全体システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態によるループ式電源供給系
統を適用した自動車のシステム構成のブロック図であ
る。
統を適用した自動車のシステム構成のブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いるFIMの構成を示すブロック図である。
いるFIMの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態による自動車システムにお
ける集約配線装置を用いた電装品である車間距離警報装
置52に対する電源供給構造の説明図である。
ける集約配線装置を用いた電装品である車間距離警報装
置52に対する電源供給構造の説明図である。
【図5】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いるBCMの構成を示すブロック図である。
いるBCMの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いるRIMの構成を示すブロック図である。
いるRIMの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いるPCMの構成を示すブロック図である。
いるPCMの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いるDDMの構成を示すブロック図である。
いるDDMの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施形態による自動車システムに用
いる車間距離計測装置の構成を示すブロック図である。
いる車間距離計測装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる表示器の構成を示すブロック図である。
用いる表示器の構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いるDSM51の構成を示すブロック図である。
用いるDSM51の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる運転席シートの構成を示す側面図である。
用いる運転席シートの構成を示す側面図である。
【図13】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる車間距離警報装置の構成を示すブロック図であ
る。
用いる車間距離警報装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図14】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる表示器の表示内容の説明図である。
用いる表示器の表示内容の説明図である。
【図15】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる警報感度の説明図である。
用いる警報感度の説明図である。
【図16】本発明の一実施形態による自動車システムに
用いる警報処理の流れを示すフローチャートである。
用いる警報処理の流れを示すフローチャートである。
3…バッテリ 5…FIM 10…PCM 11…ABS 12A〜12H…電源線 13…診断機 14…BCM 17A〜17D…コネクタ 18…DDM 20…PDM 25…SDM 29…RIM 30…多重通信線 51…DSM 52…車間距離計測装置 53…表示器 82…振動発生装置 100…電源供給回路 110…負荷電源遮断回路 120…制御系電源回路 130…ショート検出回路 140…通信回路 150…入力回路 160…出力回路 170…制御回路 990…シートモータ
Claims (5)
- 【請求項1】前方車両との車間距離を検出する車間距離
検出手段と、車間距離検出手段の信号をもとに警報の判
断を行う信号処理回路とを有し、自車両と前方車両との
車間距離に応じて警報を発生する車間距離警報装置にお
いて、 運転者に対して振動を与える振動発生手段を備え、この
振動によって警報を与えることを特徴とする車間距離警
報装置。 - 【請求項2】請求項1記載の車間距離警報装置におい
て、 振動発生手段は、運転者のシートの位置を調整する少な
くとも一つ以上モータを駆動することを特徴とする車間
距離警報装置。 - 【請求項3】請求項2記載の車間距離警報装置におい
て、 振動発生手段用のシートの位置を調整するモータは、ラ
ンバーサポートモータまたは/かつリクライニングモー
タであることを特徴とする車間距離警報装置。 - 【請求項4】電源と、この電源に電源線を介して接続さ
れた複数の制御モジュールとを有し、これらの制御モジ
ュールから電気負荷に電力を供給する集約配線装置にお
いて、 上記制御モジュールは、イグニッションキーの位置に応
じた少なくとも2つ以上の電源を出力する電源供給回路
を備えたことを特徴とした集約配線装置。 - 【請求項5】請求項4記載の集約配線装置において、 上記電源供給回路は、電源を外部の電装品に出力するコ
ネクタを備えるとともに、このコネクタには、多重通信
用の多重通信線が接続されており、外部の電装品はこの
コネクタを介して、電力が供給されるとともに、上記制
御モジュールによって上記多重通信線を介して制御され
ることを特徴とした集約配線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10188925A JP2000020900A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 車間距離警報装置及び集約配線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10188925A JP2000020900A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 車間距離警報装置及び集約配線装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000020900A true JP2000020900A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16232295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10188925A Pending JP2000020900A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 車間距離警報装置及び集約配線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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- 1998-07-03 JP JP10188925A patent/JP2000020900A/ja active Pending
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