JP2000019324A - 偏光素子 - Google Patents
偏光素子Info
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- JP2000019324A JP2000019324A JP10182081A JP18208198A JP2000019324A JP 2000019324 A JP2000019324 A JP 2000019324A JP 10182081 A JP10182081 A JP 10182081A JP 18208198 A JP18208198 A JP 18208198A JP 2000019324 A JP2000019324 A JP 2000019324A
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- JP
- Japan
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- light
- refractive index
- prism
- polarizing element
- diffraction grating
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- Pending
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- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸収による発熱を生じることなく、コンパク
トな構成で、高効率及び高信頼性をもって偏光分離を行
う偏光分離素子を提供する。 【解決手段】 複屈折性媒体1と第1のガラスプリズム
2の境界には、回折格子4が形成されている。第1のガ
ラスプリズム2の屈折率は、複屈折性媒体1の常光屈折
率或いは異常光屈折率と等しいため、複屈折性媒体1に
入射する光において、回折格子4で屈折率差が生じる直
線偏光成分は回折するが、それと直交する直線偏光成分
は屈折率差が生じないため回折しないことになり、入射
光を分離できる。また第1のガラスプリズム2と第2の
ガラスプリズム3との間には、空気層5が設けられ、回
折格子4にて回折した光のみを全反射するように角度が
決められている。このような構成により、2つの偏光光
を有効に分離することができる。
トな構成で、高効率及び高信頼性をもって偏光分離を行
う偏光分離素子を提供する。 【解決手段】 複屈折性媒体1と第1のガラスプリズム
2の境界には、回折格子4が形成されている。第1のガ
ラスプリズム2の屈折率は、複屈折性媒体1の常光屈折
率或いは異常光屈折率と等しいため、複屈折性媒体1に
入射する光において、回折格子4で屈折率差が生じる直
線偏光成分は回折するが、それと直交する直線偏光成分
は屈折率差が生じないため回折しないことになり、入射
光を分離できる。また第1のガラスプリズム2と第2の
ガラスプリズム3との間には、空気層5が設けられ、回
折格子4にて回折した光のみを全反射するように角度が
決められている。このような構成により、2つの偏光光
を有効に分離することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏光素子に関し、
より詳細には、不定偏光である自然光から、1方向の偏
光方向を持つ直線偏光のみを取り出すための偏光素子に
関する。
より詳細には、不定偏光である自然光から、1方向の偏
光方向を持つ直線偏光のみを取り出すための偏光素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な液晶プロジェクタにおいては、
映像を作るためには、液晶パネルの原理的な問題から、
液晶パネルからの出射光のうち不用な光成分を偏光板な
どでカットする必要がある。しかしながら、従来の2色
性を利用した偏光板は、吸収により不用光をカットする
ため、偏光板に吸収された光は熱となり、偏光板の温度
上昇やそれによる性能の劣化を生じることが問題となっ
ている。このような問題を避けるために、出射側偏光板
の代替として薄膜蒸着の偏光ビームスプリッタを用いた
り、特公昭61−240204号公報や特公昭63−2
6604号公報に示される回折型偏光素子を用いるなど
の工夫もなされている。
映像を作るためには、液晶パネルの原理的な問題から、
液晶パネルからの出射光のうち不用な光成分を偏光板な
どでカットする必要がある。しかしながら、従来の2色
性を利用した偏光板は、吸収により不用光をカットする
ため、偏光板に吸収された光は熱となり、偏光板の温度
上昇やそれによる性能の劣化を生じることが問題となっ
ている。このような問題を避けるために、出射側偏光板
の代替として薄膜蒸着の偏光ビームスプリッタを用いた
り、特公昭61−240204号公報や特公昭63−2
6604号公報に示される回折型偏光素子を用いるなど
の工夫もなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
偏光素子には、以下のような問題があった。薄膜蒸着の
偏光ビームスプリッタを使用する場合、偏光ビームスプ
リッタがプリズム形状であるため、液晶プロジェクタ投
影レンズのバックフォーカスが長くなってしまい、レン
ズ径が大きくなったり、投影距離が長くなるなどの問題
が生じることになる。また薄膜蒸着の偏光ビームスプリ
ッタは、入射してくる光束の角度に著しい分布がある場
合に、設計入射角度から大きく離れた入射角度では性能
を十分に発揮できず、コントラストの低下を招くことに
なる。
偏光素子には、以下のような問題があった。薄膜蒸着の
偏光ビームスプリッタを使用する場合、偏光ビームスプ
リッタがプリズム形状であるため、液晶プロジェクタ投
影レンズのバックフォーカスが長くなってしまい、レン
ズ径が大きくなったり、投影距離が長くなるなどの問題
が生じることになる。また薄膜蒸着の偏光ビームスプリ
ッタは、入射してくる光束の角度に著しい分布がある場
合に、設計入射角度から大きく離れた入射角度では性能
を十分に発揮できず、コントラストの低下を招くことに
なる。
【0004】また、回折型偏光子のうち特公昭61−2
40204号公報に示されるものは、その偏光による回
折の度合が波長によって異なる上、偏光の分離度が完全
ではなく、もれ光が生じてコントラストのよい鮮明な画
像を得ることは難しい。一方、特公昭63−26604
号公報に示される型の回折偏光子は、特公昭61−24
0204号公報に示されるものに比べ、偏光の分離度が
良くコントラストが大きくとれる上、波長による回折の
違いも媒質の屈折率分散による程度だが、回折格子部分
の屈折率差が小さく成らざるを得ないので回折角度が大
きく取れず、従って結局投影レンズのバックフォーカス
を伸ばす要因となる。
40204号公報に示されるものは、その偏光による回
折の度合が波長によって異なる上、偏光の分離度が完全
ではなく、もれ光が生じてコントラストのよい鮮明な画
像を得ることは難しい。一方、特公昭63−26604
号公報に示される型の回折偏光子は、特公昭61−24
0204号公報に示されるものに比べ、偏光の分離度が
良くコントラストが大きくとれる上、波長による回折の
違いも媒質の屈折率分散による程度だが、回折格子部分
の屈折率差が小さく成らざるを得ないので回折角度が大
きく取れず、従って結局投影レンズのバックフォーカス
を伸ばす要因となる。
【0005】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、吸収による発熱を生じることなく、コンパ
クトな構成で、高効率及び高信頼性をもって偏光分離を
行う偏光分離素子を提供することを目的とする。
れたもので、吸収による発熱を生じることなく、コンパ
クトな構成で、高効率及び高信頼性をもって偏光分離を
行う偏光分離素子を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複屈
折性材料により形成された複屈折部材と、該複屈折部材
の常光線屈折率または異常光線屈折率と等しい屈折率を
有する等方性材料により形成され、前記複屈折部材に張
り合わされる第1のプリズムとを少なくとも有してなる
偏光素子であって、前記複屈折部材と前記第1のプリズ
ムとの張り合わせ面にレリーフ型回折格子を形成し、前
記複屈折部材から前記第1のプリズムに入射する光のう
ち一方の直線偏光成分のみを回折させることにより、入
射する光を二つの直線偏光に分離可能としたことを特徴
としたものである。
折性材料により形成された複屈折部材と、該複屈折部材
の常光線屈折率または異常光線屈折率と等しい屈折率を
有する等方性材料により形成され、前記複屈折部材に張
り合わされる第1のプリズムとを少なくとも有してなる
偏光素子であって、前記複屈折部材と前記第1のプリズ
ムとの張り合わせ面にレリーフ型回折格子を形成し、前
記複屈折部材から前記第1のプリズムに入射する光のう
ち一方の直線偏光成分のみを回折させることにより、入
射する光を二つの直線偏光に分離可能としたことを特徴
としたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の偏光素
子において、屈折率の異なる他の媒質により前記第1の
プリズムとの間で形成される界面を、前記レリーフ型回
折格子にて回折した回折光を該界面で全反射させるもの
としたことを特徴としたもである。
子において、屈折率の異なる他の媒質により前記第1の
プリズムとの間で形成される界面を、前記レリーフ型回
折格子にて回折した回折光を該界面で全反射させるもの
としたことを特徴としたもである。
【0008】請求項3の発明は、請求項2記載の偏光素
子において、前記第1のプリズムに前記他の媒質による
層を介して接合され、等方性材料により形成される第2
のプリズムをさらに備えることを特徴としたものであ
る。
子において、前記第1のプリズムに前記他の媒質による
層を介して接合され、等方性材料により形成される第2
のプリズムをさらに備えることを特徴としたものであ
る。
【0009】請求項4の発明は、請求項2または3記載
の偏光素子において、前記他の媒質が空気であることを
特徴としたものである。
の偏光素子において、前記他の媒質が空気であることを
特徴としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の偏光素子においては、複
屈折性媒体表面にレリーフ型回折格子を形成し、また複
屈折性媒体の常光屈折率或いは異常光屈折率と同じ屈折
率を持つガラスプリズム表面にも前記レリーフ型回折格
子と隙間無く貼り合わせられるような回折格子を形成
し、これら複屈折性媒体とガラスプリズムとを隙間なく
重なるように張り合わせる。このような構成を有するこ
とにより、複屈折性媒体への入射光のうちガラスプリズ
ムと同じ屈折率となる直線偏光成分については、屈折率
差が生じないために回折格子による作用を受けない。一
方複屈折性媒体への入射光のうちガラスプリズムと異な
る屈折率となる直線偏光成分については、両者の格子縞
に対して屈折率差が生じるので、回折を生じ光線の方向
が曲がることになる。
屈折性媒体表面にレリーフ型回折格子を形成し、また複
屈折性媒体の常光屈折率或いは異常光屈折率と同じ屈折
率を持つガラスプリズム表面にも前記レリーフ型回折格
子と隙間無く貼り合わせられるような回折格子を形成
し、これら複屈折性媒体とガラスプリズムとを隙間なく
重なるように張り合わせる。このような構成を有するこ
とにより、複屈折性媒体への入射光のうちガラスプリズ
ムと同じ屈折率となる直線偏光成分については、屈折率
差が生じないために回折格子による作用を受けない。一
方複屈折性媒体への入射光のうちガラスプリズムと異な
る屈折率となる直線偏光成分については、両者の格子縞
に対して屈折率差が生じるので、回折を生じ光線の方向
が曲がることになる。
【0011】また出射側に設けられた組み合わせプリズ
ム間の空気層は、回折格子にて回折された光のみを全反
射させるように角度が選択されており、その結果、空気
層で全反射した回折光と空気層を通過する非回折光とに
入射光を分離できる。このような偏光素子を用いること
で、2色性偏光板のように吸収がないので熱も発生せ
ず、例えば液晶プロジェクタ投影レンズのバックフォー
カスを伸ばすことなく、一般のプリズム型薄膜蒸着偏光
ビームスプリッタよりも薄い構成でコントラスト良く偏
光を分離することができる。
ム間の空気層は、回折格子にて回折された光のみを全反
射させるように角度が選択されており、その結果、空気
層で全反射した回折光と空気層を通過する非回折光とに
入射光を分離できる。このような偏光素子を用いること
で、2色性偏光板のように吸収がないので熱も発生せ
ず、例えば液晶プロジェクタ投影レンズのバックフォー
カスを伸ばすことなく、一般のプリズム型薄膜蒸着偏光
ビームスプリッタよりも薄い構成でコントラスト良く偏
光を分離することができる。
【0012】以下、本発明による偏光素子の実施例を添
付された図面を参照してより具体的に説明する。図1
は、本発明による偏光素子の一実施例を説明するための
概略構成図で、図中、1は複屈折性媒体、2は第1のガ
ラスプリズム、3は第2のガラスプリズム、4は回折格
子、5は空気層である。図2は、本発明による偏光素子
における回折格子の形状の一例を示す概略図である。
付された図面を参照してより具体的に説明する。図1
は、本発明による偏光素子の一実施例を説明するための
概略構成図で、図中、1は複屈折性媒体、2は第1のガ
ラスプリズム、3は第2のガラスプリズム、4は回折格
子、5は空気層である。図2は、本発明による偏光素子
における回折格子の形状の一例を示す概略図である。
【0013】複屈折性媒体1として方解石(600nm
における常光線屈折率1.65、異常光線屈折率1.4
9)を用い、第1のガラスプリズム2及び第2のガラス
プリズム3を形成する媒体として方解石の常光屈折率
1.49と同じ屈折率を持つ等方性のガラスを用いる。
また複屈折性媒体1と第1のガラスプリズム2の境界面
には、図2に示すような格子ピッチ2.5(μm)で、
ブレーズ角60°のブレーズ型レリーフ回折格子を形成
する。また第1のガラスプリズム2と第2のガラスプリ
ズム3の間の空気層5は、光軸に対してその法線が30
°傾くように設定されている。
における常光線屈折率1.65、異常光線屈折率1.4
9)を用い、第1のガラスプリズム2及び第2のガラス
プリズム3を形成する媒体として方解石の常光屈折率
1.49と同じ屈折率を持つ等方性のガラスを用いる。
また複屈折性媒体1と第1のガラスプリズム2の境界面
には、図2に示すような格子ピッチ2.5(μm)で、
ブレーズ角60°のブレーズ型レリーフ回折格子を形成
する。また第1のガラスプリズム2と第2のガラスプリ
ズム3の間の空気層5は、光軸に対してその法線が30
°傾くように設定されている。
【0014】この複屈折性媒体1に入射した光線のうち
の常光線成分は、第1のガラスプリズム2と複屈折性媒
体1の境界面に形成された回折格子面で屈折率が変化し
ないため回折されずに直進し、さらに第1及び第2のガ
ラスプリズム2,3間の空気層5においても全反射され
ずに素子全体を通過する。
の常光線成分は、第1のガラスプリズム2と複屈折性媒
体1の境界面に形成された回折格子面で屈折率が変化し
ないため回折されずに直進し、さらに第1及び第2のガ
ラスプリズム2,3間の空気層5においても全反射され
ずに素子全体を通過する。
【0015】一方、複屈折性媒体1に入射した光線のう
ちの異常光線成分は、第1のガラスプリズム2と複屈折
性媒体1の境界面において屈折率が変化するため、形成
された回折格子面で回折され、光軸に対して13.5°
の角度を持った光となる。その結果、空気層5の法線に
対して43.5°で入射することになる。このときプリ
ズムの屈折率1.49より臨界角は42.2°となるの
で、結果的に回折された光は全反射されることになる。
ちの異常光線成分は、第1のガラスプリズム2と複屈折
性媒体1の境界面において屈折率が変化するため、形成
された回折格子面で回折され、光軸に対して13.5°
の角度を持った光となる。その結果、空気層5の法線に
対して43.5°で入射することになる。このときプリ
ズムの屈折率1.49より臨界角は42.2°となるの
で、結果的に回折された光は全反射されることになる。
【0016】この結果、この偏光素子に入射してきた光
線のうち、常光線成分の偏光だけを所定の方向に取り出
すことができる。また、この実施例でプリズムの高さを
14mmとしたときには、素子全体の厚みが約9mm程
度となり、立方体のプリズムに比べ薄くすることができ
る。
線のうち、常光線成分の偏光だけを所定の方向に取り出
すことができる。また、この実施例でプリズムの高さを
14mmとしたときには、素子全体の厚みが約9mm程
度となり、立方体のプリズムに比べ薄くすることができ
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1の効果:複屈折性媒体と、その
複屈折性媒体の一方の屈折率と同じ屈折率をもつ等方性
材料によるプリズムとを組み合わせ、その界面にレリー
フ型回折格子を形成することにより、入射光の2つの直
線偏光成分のうち、一方の直線偏光成分のみが屈折率の
変化により回折格子の作用を受け光路が変化する。この
ような構成とすることにより、光を吸収することなく高
効率で偏光分離を行うことができるコンパクトな偏光素
子が得られる。
複屈折性媒体の一方の屈折率と同じ屈折率をもつ等方性
材料によるプリズムとを組み合わせ、その界面にレリー
フ型回折格子を形成することにより、入射光の2つの直
線偏光成分のうち、一方の直線偏光成分のみが屈折率の
変化により回折格子の作用を受け光路が変化する。この
ような構成とすることにより、光を吸収することなく高
効率で偏光分離を行うことができるコンパクトな偏光素
子が得られる。
【0018】請求項2の効果:請求項1の効果に加え
て、回折格子にて回折した光をさらに全反射する角度で
他の媒質との界面を設定することにより、さらに高いコ
ントラストが得られる偏光分離を行うことができ、一般
のプリズム型薄膜蒸着偏光ビームスプリッタよりもコン
パクトな構成の偏光素子が得られる。
て、回折格子にて回折した光をさらに全反射する角度で
他の媒質との界面を設定することにより、さらに高いコ
ントラストが得られる偏光分離を行うことができ、一般
のプリズム型薄膜蒸着偏光ビームスプリッタよりもコン
パクトな構成の偏光素子が得られる。
【0019】請求項3の効果:請求項2の効果に加え
て、第1のプリズムと異なる他の媒質層を介在させて第
2のプリズムを備えることにより非回折光の光路制御を
容易にする。
て、第1のプリズムと異なる他の媒質層を介在させて第
2のプリズムを備えることにより非回折光の光路制御を
容易にする。
【0020】請求項4の効果:請求項2または3の効果
に加えて、素子として合理的な上記他の媒質が具体的に
与えられる。
に加えて、素子として合理的な上記他の媒質が具体的に
与えられる。
【図1】本発明による偏光素子の一実施例を説明するた
めの概略構成図である。
めの概略構成図である。
【図2】本発明による偏光素子における回折格子の形状
の一例を示す概略図である。
の一例を示す概略図である。
1…複屈折性媒体、2…第1のガラスプリズム、3…第
2のガラスプリズム、4…回折格子、5…空気層。
2のガラスプリズム、4…回折格子、5…空気層。
Claims (4)
- 【請求項1】 複屈折性材料により形成された複屈折部
材と、該複屈折部材の常光線屈折率または異常光線屈折
率と等しい屈折率を有する等方性材料により形成され、
前記複屈折部材に張り合わされる第1のプリズムとを少
なくとも有してなる偏光素子であって、前記複屈折部材
と前記第1のプリズムとの張り合わせ面にレリーフ型回
折格子を形成し、前記複屈折部材から前記第1のプリズ
ムに入射する光のうち一方の直線偏光成分のみを回折さ
せることにより、入射する光を二つの直線偏光に分離可
能としたことを特徴とする偏光素子。 - 【請求項2】 請求項1記載の偏光素子において、屈折
率の異なる他の媒質により前記第1のプリズムとの間で
形成される界面を、前記レリーフ型回折格子にて回折し
た回折光を該界面で全反射させるものとしたことを特徴
とする偏光素子。 - 【請求項3】 請求項2記載の偏光素子において、前記
第1のプリズムに前記他の媒質による層を介して接合さ
れ、等方性材料により形成される第2のプリズムをさら
に備えることを特徴とする偏光素子。 - 【請求項4】 請求項2または3記載の偏光素子におい
て、前記他の媒質が空気であることを特徴とする偏光素
子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182081A JP2000019324A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 偏光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182081A JP2000019324A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 偏光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000019324A true JP2000019324A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16112031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10182081A Pending JP2000019324A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 偏光素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000019324A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100337143C (zh) * | 2004-03-03 | 2007-09-12 | 株式会社日立制作所 | 光学单元以及使用该光学单元的投影型图像显示装置 |
CN115079467A (zh) * | 2021-03-15 | 2022-09-20 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置 |
-
1998
- 1998-06-29 JP JP10182081A patent/JP2000019324A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100337143C (zh) * | 2004-03-03 | 2007-09-12 | 株式会社日立制作所 | 光学单元以及使用该光学单元的投影型图像显示装置 |
CN115079467A (zh) * | 2021-03-15 | 2022-09-20 | 海信视像科技股份有限公司 | 一种显示装置 |
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