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JP2000016111A - 操作部材の操作位置表示装置 - Google Patents

操作部材の操作位置表示装置

Info

Publication number
JP2000016111A
JP2000016111A JP10190864A JP19086498A JP2000016111A JP 2000016111 A JP2000016111 A JP 2000016111A JP 10190864 A JP10190864 A JP 10190864A JP 19086498 A JP19086498 A JP 19086498A JP 2000016111 A JP2000016111 A JP 2000016111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
operation position
shift
position display
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10190864A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Asai
哲也 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP10190864A priority Critical patent/JP2000016111A/ja
Publication of JP2000016111A publication Critical patent/JP2000016111A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーの部品寸法のバラツキや組み付
け位置にバラツキが発生した場合においても、シフトレ
バーの操作位置の目視判断精度を向上することの可能な
シフト装置を提供する。 【解決手段】 自動変速機の各レンジに対応して複数の
操作位置を設定可能なシフトレバー6と、このシフトレ
バー6に接続され、かつ、シフトレバー6の操作に連動
して動作する表示部材32と、表示部材32の上部を覆
うアッパーハウジング25と、アッパーハウジング25
に形成された複数の操作位置表示窓29とを備えたシフ
ト装置5において、シフトレバー6と表示部材32と
が、表示部材32の動作方向における所定範囲内で相対
移動することを可能にする隙間が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、操作部材の操作
位置を、操作者が目視により判断するために用いられる
操作位置表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、動力源の出力側に変速機が搭載
された車両においては、運転者がシフトレバー(操作部
材)を操作することにより、変速機が制御されるように
構成されている。この変速機が、車両の走行状態に基づ
いて、自動的に変速比を変更することの可能な自動変速
機である場合には、自動変速機のパーキングレンジ、リ
バースレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、
ローレンジなどの各レンジに対応して、シフトレバーに
より複数の操作位置を設定することが可能である。
【0003】このような自動変速機に適用されるシフト
レバーは、自動変速機の構成上の制約、またはシフトレ
バーの操作上の制約などにより、シフトレバーが所定の
支持軸を中心として所定の角度範囲内で回転可能に構成
されている。
【0004】一方、シフトレバーを有するシフト装置
は、シフトレバーの操作位置を目視確認することの可能
な操作位置表示装置を備えている。この操作位置表示装
置を有するシフト装置の一例が、特開昭60−8502
8号公報、および実開昭57−133426号公報に記
載されている。これらの公報に記載された操作位置表示
装置は、所定方向に操作可能であり、かつ、複数の操作
位置を設定可能なシフトレバー(操作部材)と、このシ
フトレバーに接続され、かつ、このシフトレバーの操作
に連動して動作する指針(可動部材)と、この指針の上
側を覆う遮蔽部材と、この遮蔽部材に形成され、かつ、
指針の動作方向に配置された単一の開口部(操作位置表
示窓)と、この開口部に沿って設けられた複数の操作位
置表示記号とを備えている。
【0005】これらの公報に記載された操作位置表示装
置によれば、シフトレバーの操作に連動して指針が動作
する。すると、運転者は開口部を介して指針の位置を目
視することが可能であり、指針と操作位置表示記号との
対応関係に基づいて、シフトレバーの操作位置を目視に
より判断することができる。
【0006】一方、上記公報に記載された操作位置表示
装置においては、単一の開口部に対応して操作位置表示
記号が複数設けられているが、操作位置表示装置の設置
スペース上の制約から、各操作位置表示記号同士の間隔
が可及的に狭められている。このため、シフト装置を構
成する部品の寸法、または組み付け精度などの条件によ
り、シフトレバーが所定の操作位置に設定された状態
で、指針が2つの操作位置表示記号同士の間に停止する
ことがあり、シフトレバーの操作位置を正確に目視判断
することが困難であった。
【0007】そこで、シフトレバーの複数の操作位置に
対応して、複数の操作位置表示窓を独立して配置した構
成の操作位置表示装置が実用化されている。この操作位
置表示装置によれば、表示部材がいずれの操作位置表示
窓から目視されるかに基づいて、シフトレバーの操作位
置を確実に判断することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シフト装置
においては、シフト装置と変速機との組み付け位置のバ
ラツキ、またはシフト装置を構成する各部品の寸法のバ
ラツキ、あるいは各部品同士の組み付け位置のバラツキ
などの不具合が生じる可能性がある。そして、複数の操
作位置表示窓を独立して配置した構成の操作位置表示装
置において、上記不具合が生じた場合は、シフトレバー
が所定の操作位置に設定された状態で、指針と操作位置
表示窓との位置決め精度が低下することがある。その結
果、運転者がいずれの操作位置表示窓からも指針を目視
できない場合がある。
【0009】このような事態を回避するために、指針の
動作方向における寸法を、開口部の同方向における寸法
よりも大きく設定する構成が採用されている。この構成
を採用した場合は、指針と開口部との位置決め精度が低
下したとしても、開口部の寸法よりも指針の寸法を大き
く設定した分、その目視確認の可能な範囲が拡大され
る。
【0010】しかしながら、この構成が採用された場合
は、シフト装置と変速機との組み付け位置のバラツキ、
またはシフト装置を構成する各部品の寸法のバラツキ、
あるいは各部品同士の組み付け位置のバラツキなどが過
大になった場合は、シフトレバーが所定の位置に設定さ
れた状態において、指針が複数の操作位置表示窓に跨が
って停止する可能性がある。その結果、シフトレバーの
操作位置を正確に目視判断することができない場合があ
った。
【0011】この発明は上記事情を背景としてなされた
もので、操作部材の部品寸法のバラツキや組み付け位置
にバラツキが発生した場合においても、操作部材の操作
位置の目視判断精度を向上することの可能な操作位置表
示装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記目的
を達成するためこの発明は、所定方向に動作可能に構成
され、かつ、複数の操作位置を設定可能な操作部材と、
この操作部材に接続され、かつ、この操作部材の操作に
連動して動作する可動部材と、この可動部材を覆う遮蔽
部材と、この遮蔽部材に形成され、かつ、前記可動部材
の動作方向に配置された複数の操作位置表示窓とを備え
た操作部材の操作位置表示装置において、前記操作部材
と前記可動部材とが、この可動部材の動作方向における
所定範囲内で相対移動することを可能にする相対移動機
構が設けられていることを特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、可動部材と操作部材と
が、可動部材の動作方向において所定の範囲内で相対移
動可能である。このため、操作部材が所定の操作位置に
設定された状態において、操作部材の寸法のバラツキや
組み付け位置のバラツキが生じた場合でも、その所定の
範囲内においては可動部材が前記動作方向に移動するこ
とが規制される。このため、操作部材が所定の位置に設
定された状態において、可動部材が複数の操作位置表示
窓に跨る位置に停止することが抑制される。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施例を添付
図面に基づいて説明する。図2はこの発明が適用された
車両の主要なシステム構成を示すブロック図である。動
力源としてのエンジン1の出力側には自動変速機2が接
続されている。この自動変速機2は、トルクコンバー
タ、変速比を設定する歯車変速機構、歯車変速機構のト
ルク伝達経路を変更する摩擦係合装置、摩擦係合装置の
係合・解放を制御する油圧制御装置などを備えた公知の
構造のものである。すなわち、この自動変速機2は変速
比が段階的に変更される有段式の自動変速機である。こ
の自動変速機2においては、パーキングレンジ、リバー
スレンジ、ニュートラルレンジ、ドライブレンジ、セカ
ンドレンジ、ローレンジなどの状態を設定することが可
能である。
【0015】自動変速機2において、パーキングレンジ
およびニュートラルレンジが設定された場合は、自動変
速機2からトルクの出力がおこなわれない。自動変速機
2において、リバースレンジが設定された場合は、車両
が後退する。自動変速機2において、ドライブレンジま
たはセカンドレンジあるいはローレンジが設定された場
合は、車両が前進走行するとともに、各レンジで設定可
能な自動変速機2の変速比の種類が異なる。例えば、自
動変速機2が、前進段において第1速ないし第4速を設
定可能に構成されていた場合は、ドライブレンジでは第
1速ないし第4速を設定可能であり、セカンドレンジで
は第1速または第2速を設定可能であり、ローレンジで
は常時第1速が設定される。
【0016】また、エンジン1および自動変速機2を制
御する電子制御装置3が設けられている。この電子制御
装置3は、演算処理装置(CPUまたはMPU)および
記憶装置(RAMおよびROM)ならびに入出力インタ
ーフェースなどを主体とするマイクロコンピュータによ
り構成されている。そして、各種のセンサーやスイッチ
などにより構成される検出装置4の検出信号が電子制御
装置3に入力され、電子制御装置3により車両の走行状
態が判断される。この電子制御装置3から出力される制
御信号に基づいて、エンジン1または自動変速機2が制
御されるように構成されている。
【0017】そして、この自動変速機2は、車両の走行
中において、自動変速機2がドライブレンジ、セカンド
レンジに設定されていた場合は、電子制御装置3により
検出される車両の走行状態に基づいて、摩擦係合装置が
制御され自動変速機2の変速比が自動的に設定される。
【0018】さらに、自動変速機2の各レンジを手動操
作により相互に切り換えるためのシフト装置5が設けら
れている。図3はシフト装置5の概略構成を示す側面断
面図である。このシフト装置5は、運転席の側方、具体
的にはコンソールボックス(図示せず)付近に配置され
ている。つまり、このシフト装置5は、いわゆるフロア
ーシフト形式の構造を備えている。
【0019】シフト装置5は、シフトレバー6を備えて
おり、シフトレバー6の操作力が操作力伝達装置7を介
して自動変速機2に伝達されるように構成されている。
この操作力伝達装置7は、シフトレバー6の操作力を機
械的に自動変速機2に伝達する構成を備えており、操作
力伝達装置7には、ワイヤー(ケーブル)による操作力
伝達機構、またはリンクによる操作力伝達機構のいずれ
を採用してもよい。
【0020】図1はシフト装置5の分解斜視図である。
シフト装置5は、金属により構成されたシフトレバープ
レート8を備えている。シフトレバープレート8には取
付孔8Bが設けられており、取付孔8Bに挿入されたね
じ部材8Dにより、シフトレバープレート8がボデー
(図示せず)に位置決め固定されている。このシフトレ
バープレート8に対してシフトレバー6が取り付けられ
ている。シフトレバー6は、中空のレバー本体9と、レ
バー本体9の上部に接続されたノブカバー10と、ノブ
カバー10の上部に接続されたシフトレバーノブ11と
を備えている。シフトレバーノブ11の運転席側の側面
には、シフトレバーノブボタン12が取り付けられてい
る。
【0021】レバー本体9の下端には、レバー本体9と
ほぼ直交して配置された円筒部9Aが接続されている。
そして、ねじ部材により構成されたコントロールシャフ
ト13が、円筒部9Aおよびシフトレバープレート8の
支持穴8Aに対して挿入されている。そして、コントロ
ールシャフト13の雄ねじ部にナット14が締め付け固
定されている。また、コントロールシャフト13と円筒
部9Aとが、相対回転可能に構成されている、このよう
にして、シフトレバー6がコントロールシャフト13を
中心として所定の角度範囲内で回転可能に支持されてい
る。
【0022】前記レバー本体9の側壁には、長穴形状の
開口部15が形成され、レバー本体9の外部および開口
部15ならびに内部に亘ってグルーブドピン16が配置
されている。シフトレバー6の内部には、シフトレバー
ノブボタン12の操作によりグルーブドピン16を動作
させる機構(図示せず)が設けられている。
【0023】また、シフトレバープレート8側にはディ
テントプレート(図示せず)が設けられており、このデ
ィテントプレートにはガイド穴(図示せず)が形成され
ている。このガイド穴には、自動変速機2の各レンジに
対応する凹部(図示せず)が形成されており、グルーブ
ドピン16がガイド穴に配置されている。そして、グル
ーブドピン16とガイド穴との相対位置関係により、シ
フトレバー6の操作が可能な状態と、シフトレバー6の
操作が規制される状態とに切り換えられる。
【0024】また、シフトレバープレート8の上部に
は、金属製のロワーハウジング17が設けられている。
このロワーハウジング17には取付孔17Aが形成され
ている。一方、シフトレバープレート8には、取付孔1
7Aに対応する雌ねじ部8Cが形成されている。そし
て、ねじ部材18を取付孔17Aに挿入し、このねじ部
材18を雌ねじ部8Cにねじ込んで締め付けることによ
り、シフトレバープレート8とロワーハウジング17と
が相互に位置決め固定されている。
【0025】前記ロワーハウジング17にはガイド穴1
9が形成されており、このガイド穴19の平面形状は、
ほぼ長方形に構成されている。そして、シフトレバー6
がガイド穴19内に動作可能に配置されている。また、
ロワーハウジング17におけるガイド穴19の幅方向の
両側には、上向きに突出した一対のガイド部材17Bが
形成されている。一対のガイド部材17Bは相互に平行
に構成されている。さらに、ロワーハウジング17にお
けるガイド穴19の長手方向の両側には、円弧形状に屈
曲された2つのガイド面21が形成されている。
【0026】さらに、ロワーハウジング17の上部、具
体的には一対のガイド部材17Bの間には、スライドカ
バー20が設けられている。このスライドカバー20は
帯形状に構成され、スライドカバー20の長さがガイド
穴19の長さよりも長く設定されている。そして、スラ
イドカバー20によりガイド穴19が覆われている。こ
のスライドカバー20は可撓性を備えた合成樹脂などに
より成形され、スライドカバー20は、ガイド面21お
よびガイド部材17Bに沿って、その長手方向にスライ
ドすることが可能である。
【0027】スライドカバー20の長手方向のほぼ中央
には、その厚さ方向に貫通する開口部22が形成されて
いる。この開口部22にシフトレバー6が配置されてい
る。また、スライドカバー20における運転席側の縁部
23には、ほぼ水平方向に突出した突出部24が一体的
に形成されている。
【0028】さらに、ロワーハウジング17の上部には
アッパーハウジング25が被せられている。このアッパ
ーハウジング25は合成樹脂などの不透明部材により構
成されている。アッパーハウジング25の側壁には係合
穴26が形成されている。そして、ロワーハウジング1
7に形成された係合爪17Cが係合穴26に係合するこ
とにより、アッパーハウジング25とロワーハウジング
17とが相互に位置決め固定されている。
【0029】アッパーハウジング25におけるスライド
カバー20と対面する位置には、上下方向に貫通するガ
イド穴27が形成され、ガイド穴27内にシフトレバー
6が動作可能に配置されている。このガイド穴27の平
面形状はほぼ長方形に構成されている。また、アッパー
ハウジング25の上面、具体的にはガイド穴27の運転
席側にはインジケータ部28が設けられている。このイ
ンジケータ部28は、シフトレバー6の操作位置を、運
転者が目視により判断するために設けられている。
【0030】図4および図5は、アッパーハウジング2
5の部分的な平面図である。インジケータ部28には、
ガイド穴27の長手方向、言い換えればシフトレバー6
の動作方向に沿って複数の操作位置表示窓29が形成さ
れている。各操作位置表示窓29同士は所定間隔おきに
配置されている。各操作位置表示窓29は、自動変速機
2の各レンジに対応する数が設けられている。各操作位
置表示窓29は、運転者が、アッパーハウジング25の
上方からアッパーハウジング27の内部を目視するため
に設けられている。このため、各操作位置表示窓29
は、単なる開口部、または合成樹脂やガラスなどの透明
部材により構成される。
【0031】そして、各操作位置表示窓29の側方、具
体的には運転席側には、操作位置表示記号30がそれぞ
れ表示されている。具体的には、パーキングレンジに対
応する文字Pと、リバースレンジに対応する文字Rと、
ニュートラルレンジに対応する文字Nと、ドライブレン
ジに相当する文字Dと、セカンドレンジに対応する文字
2と、ローレンジに対応する文字Lとが表示されてい
る。
【0032】図6は、図4のVI−VI線における断面図、
図7は、図4のVII−VII線における断面図、図8は、
図5のVIII−VIII線における断面図である。アッパーハ
ウジング25の下面には、一対のガイドレール31が形
成されている。一対のガイドレール31は相互に対向す
る方向にL字形に屈曲されており、一対のガイドレール
31はガイド穴27とほぼ平行に長尺状に構成されてい
る。
【0033】また、一対のガイドレール31の間には、
一対のガイドレール31の長手方向(図7および図8の
左右方向)に移動可能な表示部材32が配置されてい
る。この表示部材32は合成樹脂などにより一体成形さ
れている。表示部材32は、平面形状がほぼ方形の表示
部33と、表示部33の下面から下向きに突出された一
対の係止部34とを備えている。一対の係止部34は表
示部材32の動作方向に所定の距離L3を隔てて配置さ
れている。
【0034】そして、表示部材32の少なくとも上面、
つまり、表示部33における操作位置表示窓29側の表
面の色が、アッパープレート25の表面の色とは異なっ
ている。すなわち、表示部33の表面の色と、アッパー
プレート25の表面の色とが、視覚的に識別できる色に
設定されている。例えば、アッパープレート25の表面
が黒色、灰色等に設定されている場合は、表示部33の
表面が赤色、橙色、黄緑色等に設定される。さらに、表
示部材33の動作方向における表示部33の長さL1
が、相互に隣接する操作位置表示窓29の同方向の端部
同士の距離L2よりも長く設定されている。さらに、長
さL1は、表示部材32の動作方向における操作位置表
示窓29の長さL5よりも長く設定されている。
【0035】前記突出部24は操作位置表示窓29の下
方に到達する長さを備えており、突出部24がシフトレ
バー6の動作によりガイド穴25の長手方向に移動した
場合に、突出部24とガイドレール31とが干渉するこ
とのないように、突出部24がほぼL字形状に屈曲され
ている。そして、突出部24の自由端が一対の係止部3
4の間に配置されている。
【0036】また、一対の係止部34同士の距離L3
が、表示部材33の動作方向における突出部24の幅L
4よりも大きく設定されている。したがって、突出部2
4と表示部材33との相対位置関係により、突出部24
と係止部34との間に隙間が形成され、表示部材33の
動作方向における所定の範囲内で、突出部24と表示部
材33とが相対移動が可能である。ここで、所定の範囲
は、距離L3と幅L4との差により決定される。なお、
車両の組立工程においては、シフトレバー6の各操作位
置において、表示部材32が操作位置表示窓30の真下
に停止するように、シフト装置5の各構成部品同士の位
置決めがおこなわれる。
【0037】ここで、この実施例の構成と、この発明の
構成との対応関係を説明する。つまり、シフトレバー6
およびスライドカバー20ならびに突出部24がこの発
明の操作部材に相当し、表示部材32がこの発明の可動
部材に相当し、アッパーハウジング25がこの発明の遮
蔽部材に相当し、シフト装置5がこの発明の操作位置表
示装置に相当し、突出部24および表示部材32がこの
発明の相対移動機構に相当する。
【0038】つぎに、シフト装置5の動作を説明する。
シフトノブボタン12の操作によりグルーブドピン16
が動作し、グルーブドピン16とディテントプレートと
の対応関係に基づいて、シフトレバー6の操作が可能な
状態、またはシフトレバー6の操作が規制される状態に
切り換えられる。シフトレバー6を操作すると、シフト
レバー6の回転、すなわち操作力が操作力伝達装置7を
介して自動変速機2に伝達され、自動変速機2のレンジ
が変更される。
【0039】そして、シフトレバー6を所定の操作位置
に停止することにより、自動変速機2のレンジが決定さ
れる。ここで、シフトレバー6の操作位置を、インジケ
ータ部28を基準として目視判断する場合について説明
する。
【0040】シフトレバー6が操作されると、シフトレ
バー6の回転力がスライドカバー20に伝達され、スラ
イドカバー20が一対のガイド部材18Bに沿って移動
する。すると、スライドカバー20の動作力が表示部材
33に伝達され、表示部材33が一対のガイドレール3
1に沿って移動する。そして、運転者は操作位置表示窓
29を目視し、表示部材33が操作位置表示窓29の真
下に存在することを視認して、シフトレバー6が自動変
速機2の所定のレンジに対応する操作位置に設定された
ものと判断する。
【0041】一方、エンジン1のトルクが自動変速機2
に伝達されている状態においては、自動変速機2に振動
が生じている。この自動変速機2の振動が操作力伝達装
置7を介してシフトレバー6に伝達される。すると、シ
フトレバー6が動作方向に振動して、突出部24とイン
ジケータ部28とが、表示部材32の動作方向に相対移
動する可能性がある。また、シフト装置5を構成する部
品の寸法のバラツキや部品同士の組み付け状態のバラツ
キにより、突出部24とインジケータ部28とが、表示
部材32の動作方向における位置決め精度にバラツキが
生じる可能性がある。
【0042】シフト装置5を構成する部品同士の組み付
け精度は、ボデーと取付孔8Bとの相対位置、円筒部9
Aと支持穴8Aとの相対位置、取付孔17Aと雌ねじ部
8Cとの相対位置、シフトレバー6と貫通穴22との相
対位置、係合爪17Cと係合穴26との相対位置などに
基づいて決定される。
【0043】これに対して、この実施例においては、長
さL1が長さL5よりも長く設定されているため、自動
変速機2側で所定のレンジが設定されている状態におい
て、上記不具合により突出部24が、所定のレンジに対
応する操作位置表示窓29の真下から外れた位置に設定
されていたとしても、長さL1と長さL5との差に相当
する範囲内においては、運転者が操作位置表示窓29を
通して表示部材32を目視することができる。つまり、
シフトレバー6の操作位置を、表示部材32と操作位置
表示記号30との対応関係により、目視判断することが
できる。
【0044】ところで、長さL1が長さL5よりも長く
設定されているため、上記不具合に相当するバラツキ
が、そのまま突出部24を介して表示部材32に伝達さ
れると、このバラツキにより表示部材32の動作位置に
バラツキが生じる可能性がある。
【0045】しかしながら、この実施例においては、距
離L3の方が幅L4よりも大きく設定されているため、
上記不具合により突出部24の位置が、表示部材32の
動作方向の一方に移動した位置に設定されたとしても、
その移動量が所定の範囲内であれば、表示部材32は動
作しない。この所定の範囲は、距離L3と幅L4との差
に基づいて決定される。言い換えれば、各部品の寸法の
バラツキや、各部品の位置決め状態のバラツキや、自動
変速機2の振動などの諸条件に基づいて、実験的に算出
される値を超える値になるように、上記距離L3と幅L
4との差を決定すればよい。
【0046】このため、図7に示すように、上記不具合
により、突出部24が2つの操作位置表示窓29同士の
中間に位置しているような場合においても、表示部材3
2が複数の操作位置表示窓29に跨ることなく、単一の
操作位置表示窓29のみの下方に位置する。したがっ
て、シフトレバー6が自動変速機2の所定のレンジに対
応する所定の操作位置に設定された状態において、シフ
トレバー6の操作位置と操作位置表示記号30との対応
関係の目視判断精度が向上する。
【0047】このため、シフトレバー6の操作位置の目
視判断結果と、自動変速機2のレンジとが一致し、車両
の停止・走行、あるいは車両の走行方向、または自動変
速機2の変速比など、各種の制御内容が運転者の意図に
適合したものになる。
【0048】なお、上記実施例においては、シフトレバ
ー6の動作方向および向きと、表示部材32の動作方向
および向きとが、同一になるように構成されているが、
上記動作方向または向きの少なくとも一方が異なるよう
に構成することも可能である。また、上記実施例におい
てはフロアーシフト形式のシフト装置5が示されている
が、インストルメントパネルに設けられたシフト装置に
この発明を適用することも可能である。また、上記実施
例において、自動変速機2として、変速比を連続的に変
更可能な無段式変速機を用いてもよい。
【0049】また、この発明はシフト装置以外の機能装
置、例えばエアーコンディショナーの操作レバーの操作
位置を目視判断するための表示装置にも適用可能であ
る。また、この発明において、操作部材の動作態様とし
ては、支持軸を中心とする回転方式、直線方向のスライ
ド方式などが例示される。
【0050】ここで、上記の具体例に基づいて開示した
この発明の特徴的な構成を記載すれば以下のとおりであ
る。すなわち、所定方向に動作可能であり、かつ、車両
に搭載された変速機の各レンジに対応して複数の操作位
置を設定可能なシフトレバーと、このシフトレバーに接
続され、かつ、このシフトレバーの操作に連動して動作
する可動部材と、この可動部材を覆う遮蔽部材と、この
遮蔽部材に形成され、かつ、前記可動部材の動作方向に
配置された複数の操作位置表示窓とを備えたシフト装置
において、前記シフトレバーと前記可動部材とが、この
可動部材の動作方向における所定範囲内で相対移動する
ことを可能にする相対移動機構が設けられていることを
特徴とする。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、操作部
材が所定の操作位置に設定された状態において、操作部
材の寸法のバラツキや組み付け位置のバラツキが生じた
場合でも、その所定の範囲内においては可動部材が前記
動作方向に移動することが規制される。このため、操作
部材が所定の位置に設定された状態において、可動部材
が複数の操作位置表示窓に跨る位置に停止することが抑
制される。したがって、操作部材の操作位置の目視判断
精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を適用したシフト装置の分解斜視図
である。
【図2】 この発明を適用した車両の主要構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図1に示されたシフト装置の概略的な側面断
面図である。
【図4】 図1に示されたシフト装置の部分的な平面断
面図である。
【図5】 図1に示されたシフト装置の部分的な平面断
面図である。
【図6】 図4のVI−VI線における断面図である。
【図7】 図4のVII−VII線における断面図である。
【図8】 図5のVIII−VIII線における断面図である。
【符号の説明】
5…シフト装置、 6…シフトレバー、 20…スライ
ドカバー、 24…突出部、 25…アッパーハウジン
グ、 29…操作位置表示窓、 32…表示部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に動作可能に構成され、かつ、
    複数の操作位置を設定可能な操作部材と、この操作部材
    に接続され、かつ、この操作部材の操作に連動して動作
    する可動部材と、この可動部材を覆う遮蔽部材と、この
    遮蔽部材に形成され、かつ、前記可動部材の動作方向に
    配置された複数の操作位置表示窓とを備えた操作部材の
    操作位置表示装置において、 前記操作部材と前記可動部材とが、この可動部材の動作
    方向における所定範囲内で相対移動することを可能にす
    る相対移動機構が設けられていることを特徴とする操作
    部材の操作位置表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7472621B2 (en) 2001-11-22 2009-01-06 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Shift device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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