JP2000015741A - 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 - Google Patents
耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板Info
- Publication number
- JP2000015741A JP2000015741A JP10190527A JP19052798A JP2000015741A JP 2000015741 A JP2000015741 A JP 2000015741A JP 10190527 A JP10190527 A JP 10190527A JP 19052798 A JP19052798 A JP 19052798A JP 2000015741 A JP2000015741 A JP 2000015741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- heating
- resistance
- galvanized steel
- silicone resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性、
耐疵付き性および密着性のいずれにもに優れた亜鉛系め
っき鋼板を提供する。 【解決手段】亜鉛系めっき鋼板の表面にストレートシリ
コーン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成
してなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙
性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっ
き鋼板。
耐疵付き性および密着性のいずれにもに優れた亜鉛系め
っき鋼板を提供する。 【解決手段】亜鉛系めっき鋼板の表面にストレートシリ
コーン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成
してなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙
性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっ
き鋼板。
Description
【0001】
【本発明が属する技術分野】本発明は自動車、家電製
品、建材の各種部品に使用可能な耐加熱変色性、加熱時
発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系
めっき鋼板に関するものである。
品、建材の各種部品に使用可能な耐加熱変色性、加熱時
発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系
めっき鋼板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】亜鉛系めっき鋼板はその耐久性、経済性
の観点から、自動車、家電製品、建材などの幅広い分野
に使用されている。従来、耐食性、塗装性などの機能付
与を目的として、亜鉛系めっき鋼板表面にクロメート処
理を行い、更にその表面に更に数ミクロンの薄い樹脂皮
膜を形成させた薄膜樹脂塗装処理などが行われている。
の観点から、自動車、家電製品、建材などの幅広い分野
に使用されている。従来、耐食性、塗装性などの機能付
与を目的として、亜鉛系めっき鋼板表面にクロメート処
理を行い、更にその表面に更に数ミクロンの薄い樹脂皮
膜を形成させた薄膜樹脂塗装処理などが行われている。
【0003】しかし、このような亜鉛系めっき鋼板には
耐熱性がなく、自動車のエンジンルーム周辺やストー
ブ、電子レンジ、テレビのブラウン管のシュリンクバン
ド、また溶接部周辺といった高温環境にさらされる場
合、加熱による変色や発煙、臭気、耐食性の劣化といっ
た問題があった。また、クロメート処理のみの場合は、
有機成分がないために加熱時の変色は抑制されるもの
の、皮膜が極めて薄いために加工する際に傷がつき、外
観を劣化させたり、傷部の耐食性が劣化するといった問
題があった。
耐熱性がなく、自動車のエンジンルーム周辺やストー
ブ、電子レンジ、テレビのブラウン管のシュリンクバン
ド、また溶接部周辺といった高温環境にさらされる場
合、加熱による変色や発煙、臭気、耐食性の劣化といっ
た問題があった。また、クロメート処理のみの場合は、
有機成分がないために加熱時の変色は抑制されるもの
の、皮膜が極めて薄いために加工する際に傷がつき、外
観を劣化させたり、傷部の耐食性が劣化するといった問
題があった。
【0004】このような問題を解決するための方法とし
て、例えば、(1)特開平4−33844号公報、
(2)特開平6−179981号公報等が提案されてい
る。また、シリコーン樹脂を使用した技術としては
(3)特開昭63−102929号公報が提案されてい
る。
て、例えば、(1)特開平4−33844号公報、
(2)特開平6−179981号公報等が提案されてい
る。また、シリコーン樹脂を使用した技術としては
(3)特開昭63−102929号公報が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記先行技術(1)
(2)は、めっき鋼板の上にクロメート処理を行い、さ
らにその上層に珪酸をベースとし、アルカリ金属酸化物
で水溶化した処理液(水ガラス)を塗布、乾燥させたも
のであるが、上層の皮膜にアルカリ金属成分が残るため
耐水性に劣り、結果として耐食性に劣るという問題があ
る。また(2)の従来技術は無機成分のみであるため
に、潤滑性に劣り、結果として加工時の耐疵付き性に劣
る欠点がある。
(2)は、めっき鋼板の上にクロメート処理を行い、さ
らにその上層に珪酸をベースとし、アルカリ金属酸化物
で水溶化した処理液(水ガラス)を塗布、乾燥させたも
のであるが、上層の皮膜にアルカリ金属成分が残るため
耐水性に劣り、結果として耐食性に劣るという問題があ
る。また(2)の従来技術は無機成分のみであるため
に、潤滑性に劣り、結果として加工時の耐疵付き性に劣
る欠点がある。
【0006】また、(3)の従来技術はラダー型シリコ
ーン樹脂を化成処理皮膜を形成した亜鉛系めっき鋼板上
に形成したものであるが、ラダー型といわれるように橋
かけ構造を有しているために、硬化した皮膜が硬くなり
すぎて、加工時の耐疵付き性に劣り、加工した際に皮膜
の密着性にも劣るという問題があった。
ーン樹脂を化成処理皮膜を形成した亜鉛系めっき鋼板上
に形成したものであるが、ラダー型といわれるように橋
かけ構造を有しているために、硬化した皮膜が硬くなり
すぎて、加工時の耐疵付き性に劣り、加工した際に皮膜
の密着性にも劣るという問題があった。
【0007】以上のように、従来技術では加熱時の変色
性、耐食性、耐疵付き性および密着性に優れた亜鉛系め
っき鋼板はなかった。したがって本発明の目的は、この
ような従来技術の課題を解決し、耐加熱変色性、加熱時
発煙性、加熱後耐食性、耐疵付き性および密着性のいず
れにもに優れた亜鉛系めっき鋼板を提供することにあ
る。
性、耐食性、耐疵付き性および密着性に優れた亜鉛系め
っき鋼板はなかった。したがって本発明の目的は、この
ような従来技術の課題を解決し、耐加熱変色性、加熱時
発煙性、加熱後耐食性、耐疵付き性および密着性のいず
れにもに優れた亜鉛系めっき鋼板を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するための手段について鋭意検討を重ねた結
果、特定のストレートシリコーン樹脂を主成分とする処
理液を用いて亜鉛系めっき鋼板表面に処理することによ
り、耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および
耐疵付き性のいずれにもに優れた亜鉛系めっき鋼板を新
たに見出した。
題を解決するための手段について鋭意検討を重ねた結
果、特定のストレートシリコーン樹脂を主成分とする処
理液を用いて亜鉛系めっき鋼板表面に処理することによ
り、耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および
耐疵付き性のいずれにもに優れた亜鉛系めっき鋼板を新
たに見出した。
【0009】本発明はこのような知見に基づいてなされ
たもので、その特徴は以下の通りである。 [1]亜鉛系めっき鋼板の表面にストレートシリコーン
樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成してな
ることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱
後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板。
たもので、その特徴は以下の通りである。 [1]亜鉛系めっき鋼板の表面にストレートシリコーン
樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成してな
ることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱
後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板。
【0010】[2]亜鉛系めっき鋼板の表面に、金属C
r換算で100mg/m2以下のクロメート処理層を形
成し、このクロメート処理層の表面にストレートシリコ
ーン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成し
てなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙性、
加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼
板。
r換算で100mg/m2以下のクロメート処理層を形
成し、このクロメート処理層の表面にストレートシリコ
ーン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形成し
てなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙性、
加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼
板。
【0011】[3]前記ストレートシリコーン樹脂皮膜
中に含まれる有機基がメチル基であることを特徴とする
請求項1もしくは2記載の亜鉛系めっき鋼板。 [4]前記ストレートシリコーン樹脂皮膜中のSiO2
成分が全皮膜重量の60%以上であることを特徴とする
請求項1〜3記載の亜鉛系めっき鋼板。
中に含まれる有機基がメチル基であることを特徴とする
請求項1もしくは2記載の亜鉛系めっき鋼板。 [4]前記ストレートシリコーン樹脂皮膜中のSiO2
成分が全皮膜重量の60%以上であることを特徴とする
請求項1〜3記載の亜鉛系めっき鋼板。
【0012】[5]前記ストレートシリコーン樹脂皮膜
は、ストレートシリコーン樹脂100重量部に対して結
晶性潤滑剤を20重量部以下含有することを特徴とする
請求項1〜4記載の亜鉛系めっき鋼板。
は、ストレートシリコーン樹脂100重量部に対して結
晶性潤滑剤を20重量部以下含有することを特徴とする
請求項1〜4記載の亜鉛系めっき鋼板。
【0013】[6]前記ストレートシリコーン樹脂10
0重量部に対して軟化点70℃以上の有機系潤滑剤を2
0重量部以下含有することを特徴とする請求項5記載の
亜鉛系めっき鋼板。
0重量部に対して軟化点70℃以上の有機系潤滑剤を2
0重量部以下含有することを特徴とする請求項5記載の
亜鉛系めっき鋼板。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細をその限定理
由と共に説明する。本発明のめっき鋼板は、亜鉛系めっ
き鋼板の表面に、特定のストレートシリコーン樹脂を主
成分とする処理液を塗布し、焼付して形成された皮膜を
有する。
由と共に説明する。本発明のめっき鋼板は、亜鉛系めっ
き鋼板の表面に、特定のストレートシリコーン樹脂を主
成分とする処理液を塗布し、焼付して形成された皮膜を
有する。
【0015】シリコーンとは、一般的にシロキサン(−
Si−O−Si−)部分を有する素材の総称であり、樹
脂、オイル、ゴムなどが使用されている。そこで、本発
明で用いるストレートシリコーン樹脂について説明する
と、シロキサン(−Si−O−Si−)を骨格とし、珪
素原子に水酸基(−OH)、アルコキシル基(−OR:
Rは有機基)や有機基が結合していて有機、無機双方の
性質を有する素材であり、他の有機樹脂との変性がなさ
れていないことが特徴である。さらに橋かけ構造でない
ため皮膜に柔軟性があり、耐疵付き性に優れることが特
徴である。珪素原子と結合している有機基としては、メ
チル基(−CH3)、エチル基(−C2H5)、フェニル
基、(−C6H5)、ビニル基(−CH=CH2)、ブチ
ル基(−C3H7)等が挙げられる。なお、使用されるス
トレートシリコーン樹脂はこれらの有機基を単独で含ん
でいてもよく、また2種以上の異なる有機基を含んでい
るものでもよい。ストレートシリコーン樹脂でない変性
シリコーン樹脂を用いた場合は、変性した有機樹脂成分
が加熱時に熱分解し、変色、発煙の原因となるため好ま
しくない。
Si−O−Si−)部分を有する素材の総称であり、樹
脂、オイル、ゴムなどが使用されている。そこで、本発
明で用いるストレートシリコーン樹脂について説明する
と、シロキサン(−Si−O−Si−)を骨格とし、珪
素原子に水酸基(−OH)、アルコキシル基(−OR:
Rは有機基)や有機基が結合していて有機、無機双方の
性質を有する素材であり、他の有機樹脂との変性がなさ
れていないことが特徴である。さらに橋かけ構造でない
ため皮膜に柔軟性があり、耐疵付き性に優れることが特
徴である。珪素原子と結合している有機基としては、メ
チル基(−CH3)、エチル基(−C2H5)、フェニル
基、(−C6H5)、ビニル基(−CH=CH2)、ブチ
ル基(−C3H7)等が挙げられる。なお、使用されるス
トレートシリコーン樹脂はこれらの有機基を単独で含ん
でいてもよく、また2種以上の異なる有機基を含んでい
るものでもよい。ストレートシリコーン樹脂でない変性
シリコーン樹脂を用いた場合は、変性した有機樹脂成分
が加熱時に熱分解し、変色、発煙の原因となるため好ま
しくない。
【0016】さらに有機基の中では炭素数の少ないメチ
ル基のものが、加熱による有機成分の分解に起因する発
煙の観点からより好ましい。ストレートシリコーン樹脂
の付着量はSiO2換算で0.1〜3g/m2とするのが
よい。付着量が0.1g/m2未満ではロールフォーミ
ングやプレス成形時の耐疵付き性に劣り、3g/m2超
では加熱時の発煙性、曲げ加工時の密着性に劣るため好
ましくない。
ル基のものが、加熱による有機成分の分解に起因する発
煙の観点からより好ましい。ストレートシリコーン樹脂
の付着量はSiO2換算で0.1〜3g/m2とするのが
よい。付着量が0.1g/m2未満ではロールフォーミ
ングやプレス成形時の耐疵付き性に劣り、3g/m2超
では加熱時の発煙性、曲げ加工時の密着性に劣るため好
ましくない。
【0017】ストレートシリコーン樹脂中に含まれるS
iO2成分は全皮膜重量中の60%以上であることが好
ましい。これはストレートシリコーン樹脂中のSiO2
成分以外は、水酸基もしくは有機基であるため、有機基
が増加すると発煙性が劣化するためである。
iO2成分は全皮膜重量中の60%以上であることが好
ましい。これはストレートシリコーン樹脂中のSiO2
成分以外は、水酸基もしくは有機基であるため、有機基
が増加すると発煙性が劣化するためである。
【0018】本発明のストレートシリコーン樹脂皮膜
は、ストレートシリコーン樹脂皮膜100重量部に対し
て結晶性潤滑剤を20重量部以下含有するのがよい。前
記シリコーン樹脂皮膜中に有機系潤滑剤等の結晶性潤滑
剤を添加する理由は、有機系潤滑剤等がロールフォーミ
ングや、プレス成形等によって生ずる樹脂皮膜やめっき
表面の傷およびかじりを、より効果的に防止する作用を
有するからである。有機系潤滑剤として軟化点70℃以
上の物を用いる理由は、70℃未満では、有機成分が分
解しやすく発煙性が劣るため好ましくない。軟化点70
℃以上の有機系潤滑剤としては、マイクロスタリンワッ
クス(軟化点70〜90℃)、ポリエチレン(軟化点9
0〜140℃)、ポリプロピレン(軟化点140〜17
0℃)、4フッ化エチレン(軟化点320℃)等が挙げ
られる。なお、上述した潤滑剤は単独で添加してもよ
く、また異なる2種以上の潤滑剤を併用してもよい。ま
た、マイクロスタリンワックス、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンは酸価が0もしくは0超のいずれであってもよ
く、それらの組み合わせであってもよい。添加する状態
としては、シリコーン樹脂が溶剤系であるため、粉体も
しくは予め溶剤に分散した状態のものが好ましく、その
粒径は耐疵付き性の点から20μm以下であることが好
ましい。
は、ストレートシリコーン樹脂皮膜100重量部に対し
て結晶性潤滑剤を20重量部以下含有するのがよい。前
記シリコーン樹脂皮膜中に有機系潤滑剤等の結晶性潤滑
剤を添加する理由は、有機系潤滑剤等がロールフォーミ
ングや、プレス成形等によって生ずる樹脂皮膜やめっき
表面の傷およびかじりを、より効果的に防止する作用を
有するからである。有機系潤滑剤として軟化点70℃以
上の物を用いる理由は、70℃未満では、有機成分が分
解しやすく発煙性が劣るため好ましくない。軟化点70
℃以上の有機系潤滑剤としては、マイクロスタリンワッ
クス(軟化点70〜90℃)、ポリエチレン(軟化点9
0〜140℃)、ポリプロピレン(軟化点140〜17
0℃)、4フッ化エチレン(軟化点320℃)等が挙げ
られる。なお、上述した潤滑剤は単独で添加してもよ
く、また異なる2種以上の潤滑剤を併用してもよい。ま
た、マイクロスタリンワックス、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンは酸価が0もしくは0超のいずれであってもよ
く、それらの組み合わせであってもよい。添加する状態
としては、シリコーン樹脂が溶剤系であるため、粉体も
しくは予め溶剤に分散した状態のものが好ましく、その
粒径は耐疵付き性の点から20μm以下であることが好
ましい。
【0019】結晶性潤滑剤として、上記の有機系潤滑剤
以外に無機系のもの、例えばグラファイト、窒化ホウ
素、二硫化モリブデンなどが挙げられる。このような潤
滑剤は発煙性を重視する場合は、好ましく使用すること
ができるが、有機系のものに比べて耐疵付き性にやや劣
ることもあり、使用の目的により適宜選択し、使用する
ことができる。
以外に無機系のもの、例えばグラファイト、窒化ホウ
素、二硫化モリブデンなどが挙げられる。このような潤
滑剤は発煙性を重視する場合は、好ましく使用すること
ができるが、有機系のものに比べて耐疵付き性にやや劣
ることもあり、使用の目的により適宜選択し、使用する
ことができる。
【0020】有機系潤滑剤の添加量としてはストレート
シリコーン樹脂100重量部に対して20重量部以下含
有することが好ましい。添加量が20重量部超では、有
機成分が増加することから、加熱時の発煙性が劣るため
好ましくない。発煙性の観点からより好ましい添加量は
10重量部以下である。他方、無機系の結晶性潤滑剤の
場合、添加量が20重量部超では耐疵付き性が劣化する
ため好ましくない。
シリコーン樹脂100重量部に対して20重量部以下含
有することが好ましい。添加量が20重量部超では、有
機成分が増加することから、加熱時の発煙性が劣るため
好ましくない。発煙性の観点からより好ましい添加量は
10重量部以下である。他方、無機系の結晶性潤滑剤の
場合、添加量が20重量部超では耐疵付き性が劣化する
ため好ましくない。
【0021】上述のようにして形成される樹脂皮膜は、
耐食性の向上を目的に亜鉛系めっき鋼板の亜鉛系めっき
層の上にクロメート皮膜を形成していてもよい。クロメ
ート皮膜の形成方法は、塗布処理、電解処理、反応処理
などの既知のどのような手段で行ってもよい。また、ク
ロメート皮膜中にシリカ、樹脂などを含有するものであ
ってもよい。
耐食性の向上を目的に亜鉛系めっき鋼板の亜鉛系めっき
層の上にクロメート皮膜を形成していてもよい。クロメ
ート皮膜の形成方法は、塗布処理、電解処理、反応処理
などの既知のどのような手段で行ってもよい。また、ク
ロメート皮膜中にシリカ、樹脂などを含有するものであ
ってもよい。
【0022】クロメート皮膜の付着量は、金属Cr換算
で鋼板片面あたり100mg/m2以下であることが好
ましい。クロメート皮膜の付着量が100mg/m2超
では、その付着量に見合った加熱後耐食性の向上効果が
得られないのみならず、加工時にクロメート皮膜自身の
凝集破壊が生じ、密着性が得られないため好ましくな
い。
で鋼板片面あたり100mg/m2以下であることが好
ましい。クロメート皮膜の付着量が100mg/m2超
では、その付着量に見合った加熱後耐食性の向上効果が
得られないのみならず、加工時にクロメート皮膜自身の
凝集破壊が生じ、密着性が得られないため好ましくな
い。
【0023】上述のような皮膜を形成するめっき鋼板
は、電気めっき、溶融めっき、密着めっきで製造される
亜鉛めっき鋼板、亜鉛のほかにニッケル、鉄、アルミニ
ウム、コバルト、モリブデンなどの内の少なくとも1つ
成分を含有する亜鉛合金めっき鋼板、めっき皮膜中にシ
リカ、アルミナなどを含有する分散めっき鋼板などが挙
げられる。より好ましくは耐熱性の観点から、めっきさ
れた金属の融点が高い亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板、
亜鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板である。ま
た、亜鉛系めっきではない溶融アルミニウムめっき鋼板
やめっき皮膜を有しない冷延鋼板、熱延鋼板なども使用
できる。
は、電気めっき、溶融めっき、密着めっきで製造される
亜鉛めっき鋼板、亜鉛のほかにニッケル、鉄、アルミニ
ウム、コバルト、モリブデンなどの内の少なくとも1つ
成分を含有する亜鉛合金めっき鋼板、めっき皮膜中にシ
リカ、アルミナなどを含有する分散めっき鋼板などが挙
げられる。より好ましくは耐熱性の観点から、めっきさ
れた金属の融点が高い亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板、
亜鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板である。ま
た、亜鉛系めっきではない溶融アルミニウムめっき鋼板
やめっき皮膜を有しない冷延鋼板、熱延鋼板なども使用
できる。
【0024】亜鉛系めっき鋼板のベースとなる鋼板も、
特に限定されるものではなく、種々の組成、表面粗さ、
圧延方法のものが使用できる。亜鉛系めっき鋼板表面上
への樹脂皮膜の形成は、次のようにして行われる。即
ち、亜鉛系めっき鋼板表面あるいは亜鉛系めっき鋼板表
面に形成したクロメート皮膜表面に、ロールコーター、
カーテンフローコーターまたはスプレー塗装などの既知
の方法によって上述したストレートシリコーン樹脂を主
体とする塗料を塗布することによって、所定量の塗膜を
形成する。次いで、塗料が塗布された亜鉛系めっき鋼板
を熱風炉や誘導加熱装置により、80〜250℃以下の
温度に加熱し、焼き付けることによって、塗料中の溶剤
を揮発させ、樹脂皮膜を形成させる。
特に限定されるものではなく、種々の組成、表面粗さ、
圧延方法のものが使用できる。亜鉛系めっき鋼板表面上
への樹脂皮膜の形成は、次のようにして行われる。即
ち、亜鉛系めっき鋼板表面あるいは亜鉛系めっき鋼板表
面に形成したクロメート皮膜表面に、ロールコーター、
カーテンフローコーターまたはスプレー塗装などの既知
の方法によって上述したストレートシリコーン樹脂を主
体とする塗料を塗布することによって、所定量の塗膜を
形成する。次いで、塗料が塗布された亜鉛系めっき鋼板
を熱風炉や誘導加熱装置により、80〜250℃以下の
温度に加熱し、焼き付けることによって、塗料中の溶剤
を揮発させ、樹脂皮膜を形成させる。
【0025】上述した樹脂皮膜の焼付温度は、80〜2
50℃以下の範囲とする。焼付温度が80℃未満では、
樹脂皮膜の硬化が不十分なため、加工時の耐疵付き性に
劣るため好ましくない。一方、250℃超では樹脂皮膜
の硬化が進みすぎ、ストレートシリコーン樹脂中の有機
基が分解、揮発し、耐疵付き性に劣るため好ましくな
い。
50℃以下の範囲とする。焼付温度が80℃未満では、
樹脂皮膜の硬化が不十分なため、加工時の耐疵付き性に
劣るため好ましくない。一方、250℃超では樹脂皮膜
の硬化が進みすぎ、ストレートシリコーン樹脂中の有機
基が分解、揮発し、耐疵付き性に劣るため好ましくな
い。
【0026】
【実施例】下記の亜鉛めっき鋼板の両面をアルカリ脱脂
した後、めっき表面にストレートシリコーン樹脂を主体
とする塗料をロールコーティング法により塗布(付着量
はウェット塗布量により調整)した後、これを誘導加熱
炉により、最高到達板温60〜270℃の範囲で焼付
け、供試材を作成した。また、一部の供試材は樹脂皮膜
を形成する前に、塗布型クロメート処理を金属Cr換算
で30〜150mg/m2形成させたものを供試材とし
た。
した後、めっき表面にストレートシリコーン樹脂を主体
とする塗料をロールコーティング法により塗布(付着量
はウェット塗布量により調整)した後、これを誘導加熱
炉により、最高到達板温60〜270℃の範囲で焼付
け、供試材を作成した。また、一部の供試材は樹脂皮膜
を形成する前に、塗布型クロメート処理を金属Cr換算
で30〜150mg/m2形成させたものを供試材とし
た。
【0027】(1)電気亜鉛めっき鋼板(板厚0.8m
m、めっき付着量20g/m2) (2)亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板(板厚0.8m
m、めっき付着量20g/m2) (3)溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.8mm、めっき付
着量90g/m2) (4)合金化溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.8mm、め
っき付着量45g/m2) (5)溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板(板
厚0.8mm、めっき付着量90g/m2) (6)溶融亜鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板
(板厚0.8mm、めっき付着量70g/m2) 各供試材に使用した塗料の組成をクロム付着量、樹脂皮
膜付着量とともに表1、表2に示す。
m、めっき付着量20g/m2) (2)亜鉛−ニッケル合金めっき鋼板(板厚0.8m
m、めっき付着量20g/m2) (3)溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.8mm、めっき付
着量90g/m2) (4)合金化溶融亜鉛めっき鋼板(板厚0.8mm、め
っき付着量45g/m2) (5)溶融亜鉛−5%アルミニウム合金めっき鋼板(板
厚0.8mm、めっき付着量90g/m2) (6)溶融亜鉛−55%アルミニウム合金めっき鋼板
(板厚0.8mm、めっき付着量70g/m2) 各供試材に使用した塗料の組成をクロム付着量、樹脂皮
膜付着量とともに表1、表2に示す。
【0028】使用した塗料により作成した供試材につい
て、耐熱変色性、発煙性、加熱後耐食性、耐疵付き性お
よび曲げ密着性を評価した。その結果を表3、表4に示
す。性能評価方法について以下に示す。
て、耐熱変色性、発煙性、加熱後耐食性、耐疵付き性お
よび曲げ密着性を評価した。その結果を表3、表4に示
す。性能評価方法について以下に示す。
【0029】[性能評価] (1)耐熱変色性 各供試材を到達板温が600℃になった後、1時間均熱
処理し、供試材表面の変色状況を目視にて判定した。そ
の評価基準は下記の通りである。
処理し、供試材表面の変色状況を目視にて判定した。そ
の評価基準は下記の通りである。
【0030】 ○○:変色なし ○ :薄い灰色に変色 △ :青く変色 × :茶色に変色 (2)発煙性 各供試材を到達板温が600℃になるまでの間に生じる
発煙状況を目視で判定した。その評価基準は下記の通り
である。
発煙状況を目視で判定した。その評価基準は下記の通り
である。
【0031】 ○○:発煙なし ○ :わずかに発煙が見られる △ :はっきりと発煙が確認できる × :著しく発煙 (3)加熱後耐食性 供試材を到達板温が600℃になった後、1時間均熱処
理したものから70mm×150mmの試験片を複数枚
切り出し、これらの試験片にJIS Z 2371に規
定された塩水噴霧試験を実施し、500時間後の赤錆発
生面積を目視で判定した。その評価基準は下記の通りで
ある。
理したものから70mm×150mmの試験片を複数枚
切り出し、これらの試験片にJIS Z 2371に規
定された塩水噴霧試験を実施し、500時間後の赤錆発
生面積を目視で判定した。その評価基準は下記の通りで
ある。
【0032】 ○○:赤錆発生なし ○ :赤錆発生面積5%以下 △ :赤錆発生面積5%超30%以下 × :赤錆発生面積30%超 (4)耐疵付き性 図1に概略正面図で示す試験機を使用した。試験機は図
1に示すように箱状の枠2の一側2aに固定されたフラ
ット面を有する雌ダイス1と、雌ダイス1と向き合っ
た、所定の高さの実質的に水平な突条3を有する雄ダイ
ス4と、雄ダイス4を支持し、そして雄ダイス4を雌ダ
イス1に向けて水平移動させるための、枠2の他側2b
に固定された油圧シリンダ5とからなっている。雄ダイ
ス4は油圧シリンダ5のロッド5aに、ロードセル6を
介して固定されている。なお、雄ダイス4の突条3の幅
は10mであり、その先端の長さは1mmである。
1に示すように箱状の枠2の一側2aに固定されたフラ
ット面を有する雌ダイス1と、雌ダイス1と向き合っ
た、所定の高さの実質的に水平な突条3を有する雄ダイ
ス4と、雄ダイス4を支持し、そして雄ダイス4を雌ダ
イス1に向けて水平移動させるための、枠2の他側2b
に固定された油圧シリンダ5とからなっている。雄ダイ
ス4は油圧シリンダ5のロッド5aに、ロードセル6を
介して固定されている。なお、雄ダイス4の突条3の幅
は10mであり、その先端の長さは1mmである。
【0033】供試材を、雌ダイス1と雄ダイス4との間
の間隙に垂直に挿入し、油圧シリンダ5を作動させて、
雌ダイス1と雄ダイス4とにより供試材7を50kgf
(500kgf/cm2)の圧力で押し付けた。次い
で、供試材7を矢印に示すように、500mm/分の速
度で上方に引き抜き、その時に摺動された部分の皮膜お
よびめっきの損傷を目視で評価した。その評価基準は下
記の通りである。
の間隙に垂直に挿入し、油圧シリンダ5を作動させて、
雌ダイス1と雄ダイス4とにより供試材7を50kgf
(500kgf/cm2)の圧力で押し付けた。次い
で、供試材7を矢印に示すように、500mm/分の速
度で上方に引き抜き、その時に摺動された部分の皮膜お
よびめっきの損傷を目視で評価した。その評価基準は下
記の通りである。
【0034】 ○○:傷発生なし ○ :皮膜にわずかに損傷が見られるが、めっき損傷は
なし △ :皮膜が損傷し、めっき損傷小 × :皮膜が損傷し、めっき損傷大 (5)曲げ密着性 供試材を0T密着曲げを行い、曲げ部分にセロハンテー
プを貼り付け、よくこすって十分密着させた後に剥離
し、剥離した皮膜の程度を目視で評価した。その評価基
準は下記の通りである。
なし △ :皮膜が損傷し、めっき損傷小 × :皮膜が損傷し、めっき損傷大 (5)曲げ密着性 供試材を0T密着曲げを行い、曲げ部分にセロハンテー
プを貼り付け、よくこすって十分密着させた後に剥離
し、剥離した皮膜の程度を目視で評価した。その評価基
準は下記の通りである。
【0035】 ○○:剥離なし ○ :わずかに剥離 △ :部分的に剥離 × :ほぼ剥離
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】表1、表2および表3、表4から明らかな
ように、本発明による皮膜を形成した亜鉛系めっき鋼板
は、いずれも耐加熱変色性、発煙性、加熱後耐食性、耐
疵付き性および曲げ密着性のいずれにも優れている。こ
れに対して比較例は耐加熱変色性、発煙性、加熱後耐食
性、耐疵付き性および曲げ密着性のいずれかに劣ってい
る。
ように、本発明による皮膜を形成した亜鉛系めっき鋼板
は、いずれも耐加熱変色性、発煙性、加熱後耐食性、耐
疵付き性および曲げ密着性のいずれにも優れている。こ
れに対して比較例は耐加熱変色性、発煙性、加熱後耐食
性、耐疵付き性および曲げ密着性のいずれかに劣ってい
る。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明の亜鉛系めっき
鋼板は、高温にさらされるような環境において、熱変色
性、発煙性に優れ、加熱後耐食性に優れた特性を有して
いる。さらに、部品として加工する際の皮膜およびめっ
き表面の疵付き性や皮膜の密着性に優れた特性を有して
いる。
鋼板は、高温にさらされるような環境において、熱変色
性、発煙性に優れ、加熱後耐食性に優れた特性を有して
いる。さらに、部品として加工する際の皮膜およびめっ
き表面の疵付き性や皮膜の密着性に優れた特性を有して
いる。
【図1】供試材の耐疵付き性を評価するための試験機の
概略正面図。
概略正面図。
1 ビード 2 枠 3 突条 4 ビード 5 油圧シリンダ 6 ロードセル 7 供試材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷺山 勝 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 4D075 BB74X BB92X BB92Y CA02 CA18 CA33 CB08 DB05 DC02 DC12 DC18 EA37 EB42 EB43 EB56 EC07 EC51 EC54 EC60 4F100 AB03A AB18A AK01B AK04H AK52B BA02 CA30B EH71A EJ69A GB07 GB32 GB48 JA04B JA13B JB02 JJ03 JJ07 JK14 YY00B 4K026 AA02 AA07 AA12 AA13 AA22 BA06 BA12 BB08 BB09 BB10 CA20 DA02 DA16 EA08 EB08
Claims (6)
- 【請求項1】 亜鉛系めっき鋼板の表面にストレートシ
リコーン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2形
成してなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙
性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっ
き鋼板。 - 【請求項2】 亜鉛系めっき鋼板の表面に、金属Cr換
算で100mg/m2以下のクロメート処理層を形成
し、このクロメート処理層の表面にストレートシリコー
ン樹脂皮膜をSiO2換算で0.1〜3g/m2 形成し
てなることを特徴とする耐加熱変色性、加熱時発煙性、
加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼
板。 - 【請求項3】 前記ストレートシリコーン樹脂皮膜中に
含まれる有機基がメチル基であることを特徴とする請求
項1もしくは2記載の亜鉛系めっき鋼板。 - 【請求項4】 前記ストレートシリコーン樹脂皮膜中の
SiO2成分が全皮膜重量の60%以上であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の亜鉛系めっき
鋼板。 - 【請求項5】 前記ストレートシリコーン樹脂皮膜は、
ストレートシリコーン樹脂100重量部に対して結晶性
潤滑剤を20重量部以下含有することを特徴とする請求
項1〜4のいずれか記載の亜鉛系めっき鋼板。 - 【請求項6】 前記結晶性潤滑剤は、軟化点70℃以上
の有機系潤滑剤であることを特徴とする請求項5記載の
亜鉛系めっき鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190527A JP2000015741A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190527A JP2000015741A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000015741A true JP2000015741A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16259583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10190527A Pending JP2000015741A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000015741A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003074760A1 (fr) * | 2000-09-07 | 2003-09-12 | Jfe Steel Corporation | Feuille en acier traitee en surface et son procede de production |
JP2007063578A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Kobe Steel Ltd | ホットプレス用溶融Znめっき鋼板およびホットプレス成形材 |
WO2012074132A1 (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | Jfeスチール株式会社 | 温間プレス部材の製造方法 |
JP2012197505A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-18 | Jfe Steel Corp | 熱間プレス用鋼板およびそれを用いた熱間プレス部材の製造方法 |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10190527A patent/JP2000015741A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003074760A1 (fr) * | 2000-09-07 | 2003-09-12 | Jfe Steel Corporation | Feuille en acier traitee en surface et son procede de production |
KR100608137B1 (ko) * | 2002-03-06 | 2006-08-02 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 표면처리 강판 및 그 제조방법 |
JP2007063578A (ja) * | 2005-08-29 | 2007-03-15 | Kobe Steel Ltd | ホットプレス用溶融Znめっき鋼板およびホットプレス成形材 |
WO2012074132A1 (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-07 | Jfeスチール株式会社 | 温間プレス部材の製造方法 |
JP2012233248A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-11-29 | Jfe Steel Corp | 温間プレス部材の製造方法 |
CN103237927A (zh) * | 2010-12-03 | 2013-08-07 | 杰富意钢铁株式会社 | 温压部件的制造方法 |
TWI485014B (zh) * | 2010-12-03 | 2015-05-21 | Jfe Steel Corp | 溫壓構件之製造方法 |
KR101527048B1 (ko) * | 2010-12-03 | 2015-06-09 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 온간 프레스 부재의 제조 방법 |
US9498810B2 (en) | 2010-12-03 | 2016-11-22 | Jfe Steel Corporation | Method for manufacturing warm pressed-formed members |
JP2012197505A (ja) * | 2011-03-10 | 2012-10-18 | Jfe Steel Corp | 熱間プレス用鋼板およびそれを用いた熱間プレス部材の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3582504B2 (ja) | 熱間プレス用めっき鋼板 | |
CN103038398B (zh) | 热压用钢板及使用了热压用钢板的热压部件的制造方法 | |
JP2014514436A (ja) | 鋼板製品、鋼板製品の製造方法及び部品の製造方法 | |
JP4939013B2 (ja) | ホットプレス用溶融Znめっき鋼板およびホットプレス成形材 | |
CN105908226A (zh) | 热压用钢板 | |
JP3758549B2 (ja) | 熱間プレス加工方法 | |
JP4267184B2 (ja) | 耐食性、外観に優れた溶融アルミめっき鋼板及びその製造法 | |
JP2000015741A (ja) | 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性および耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 | |
JP3347657B2 (ja) | 屋外用途向けプレコート金属板 | |
JP4132687B2 (ja) | 加工性、スポット溶接性に優れた耐熱プレコート鋼鈑 | |
JP3456161B2 (ja) | 耐加熱変色性、加熱時発煙性、加熱後耐食性及び耐疵付き性に優れた亜鉛系めっき鋼板 | |
JPH0316726A (ja) | 成型性の優れた潤滑樹脂処理鋼板 | |
JPH08319437A (ja) | 無毒性かつ耐食性に優れる塗料およびそれを塗布したプレコート金属板 | |
JP3845445B2 (ja) | 高耐食表面処理鋼板およびその製造方法 | |
JP2998792B2 (ja) | 表面処理金属板 | |
JP2960892B2 (ja) | 表面処理金属板 | |
JP4892997B2 (ja) | プレコート鋼板およびその製造方法 | |
JP2000052478A (ja) | 耐食性、耐疵付き性、耐汗性および潤滑性に優れた表面処理金属板およびその製造方法 | |
JPH0657441A (ja) | プレス性および耐摺動摩耗性に優れた硬質潤滑めっき鋼板 | |
JP2000064054A (ja) | 潤滑性および塗料密着性に優れた塗布型リン酸塩処理鋼板およびその製造方法 | |
JPH06155655A (ja) | 耐食性に優れた潤滑性鋼板 | |
JPH0592173A (ja) | 加工部耐黒変性、塗膜密着性および耐食性に優れた表面処理鋼板 | |
JP2000303143A (ja) | ヒートシュリンクバンド用樹脂被覆亜鉛系めっき鋼板 | |
JP3458797B2 (ja) | 耐加熱変色性、加熱後耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板およびその製造方法 | |
JPH08156178A (ja) | 加熱無臭性潤滑鋼板 |