JP2000009767A - 発振手段からの発振周波数の異常検出回路 - Google Patents
発振手段からの発振周波数の異常検出回路Info
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Landscapes
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 従来の発振周波数の異常検出回路において
は、水晶発振子の周波数が正常な範囲から逸脱した場合
の異常検出を、マイクロコンピューターによるソフトウ
ェアに頼っていたため高価で、信頼性が低かった。 【解決手段】 発振手段からの発振周波数の異常を検出
する検出回路38と、この検出回路38の初期化と動作
の停止を行うための初期化回路39と、上記発振周波数
信号と比較する基準発振手段によって生成される発振信
号を分周する分周回路40と、これによって生成された
基準計数周期内に出力される発振手段からの出力パルス
数を計数するための計数回路41と、保持回路42と、
この保持回路42が保持した数値によって異常かどうか
を判定する判定回路43とを設け、この判定回路43で
正常と判定する計数値に、ある範囲を持たせることによ
り異常を検出すべき発振手段の個体差による発振周波数
の違いに起因する誤検出を回避するようにする。
は、水晶発振子の周波数が正常な範囲から逸脱した場合
の異常検出を、マイクロコンピューターによるソフトウ
ェアに頼っていたため高価で、信頼性が低かった。 【解決手段】 発振手段からの発振周波数の異常を検出
する検出回路38と、この検出回路38の初期化と動作
の停止を行うための初期化回路39と、上記発振周波数
信号と比較する基準発振手段によって生成される発振信
号を分周する分周回路40と、これによって生成された
基準計数周期内に出力される発振手段からの出力パルス
数を計数するための計数回路41と、保持回路42と、
この保持回路42が保持した数値によって異常かどうか
を判定する判定回路43とを設け、この判定回路43で
正常と判定する計数値に、ある範囲を持たせることによ
り異常を検出すべき発振手段の個体差による発振周波数
の違いに起因する誤検出を回避するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発振手段からの発振
周波数の異常検出回路、特に、マイクロコンピューター
を用いない発振手段からの発振周波数の異常検出回路に
関するものである。
周波数の異常検出回路、特に、マイクロコンピューター
を用いない発振手段からの発振周波数の異常検出回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の発振周波数の異常検出回路
の一例を示す。この例では水晶発振子のような発振手段
(図示せず)からのクロック信号35の周波数の異常を
検出するための検出手段としてカウンタ36およびカウ
ンタ36の値を一定間隔ごとに取り込み、カウンタを0
に戻すためのタイマ37を内蔵したワンチップマイクロ
コンピューター31を使用する。
の一例を示す。この例では水晶発振子のような発振手段
(図示せず)からのクロック信号35の周波数の異常を
検出するための検出手段としてカウンタ36およびカウ
ンタ36の値を一定間隔ごとに取り込み、カウンタを0
に戻すためのタイマ37を内蔵したワンチップマイクロ
コンピューター31を使用する。
【0003】ワンチップマイクロコンピューター31は
水晶発振子33と内蔵する発振回路34によって専用の
独立した発振周波数を有しており、予めタイマ37に設
定した一定間隔にカウンタ36に入力されるクロック信
号35の数を予め定められた合否基準の数値とワンチッ
プマイクロコンピューター31の演算ユニット32によ
って比較してクロック信号35の周波数に異常があるか
無いかの判断を行なっている。
水晶発振子33と内蔵する発振回路34によって専用の
独立した発振周波数を有しており、予めタイマ37に設
定した一定間隔にカウンタ36に入力されるクロック信
号35の数を予め定められた合否基準の数値とワンチッ
プマイクロコンピューター31の演算ユニット32によ
って比較してクロック信号35の周波数に異常があるか
無いかの判断を行なっている。
【0004】例えばクロック信号35を1MHz、タイ
マ37を1msに設定した場合、理想的にはカウンタ3
6の数値は毎回1000となる。この値に諸々の誤差を
考慮して998〜1002のように合格値に範囲を持た
せる。これらの処理は全てワンチップマイクロコンピュ
ーター31の内部で行なわれる。
マ37を1msに設定した場合、理想的にはカウンタ3
6の数値は毎回1000となる。この値に諸々の誤差を
考慮して998〜1002のように合格値に範囲を持た
せる。これらの処理は全てワンチップマイクロコンピュ
ーター31の内部で行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記従来
の構成では、次のような問題を有している。
の構成では、次のような問題を有している。
【0006】(1)精度計測に使用できる仕様の計数機
能を持つマイクロコンピューターは通常、上位機種に位
置づけられており高価である。
能を持つマイクロコンピューターは通常、上位機種に位
置づけられており高価である。
【0007】(2)異常検出の判定をソフトウェアで行
なっているため、外部からは処理の内容は確認できな
い。従って、特に信頼性を要求される場合には判定を行
うマイクロコンピューターに異常が無いことを判定する
ための回路が別個に必要になる。
なっているため、外部からは処理の内容は確認できな
い。従って、特に信頼性を要求される場合には判定を行
うマイクロコンピューターに異常が無いことを判定する
ための回路が別個に必要になる。
【0008】本発明の目的は上述の従来問題に留意し、
ソフトウェアを介在せずに発振周波数の異常検出を行う
回路を提供することにある。
ソフトウェアを介在せずに発振周波数の異常検出を行う
回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発振手段からの
発振周波数の異常検出回路は、異常を検出すべき発振手
段からの発振周波数を検出する検出回路と、この検出回
路の初期化回路と、上記発振周波数と比較するための基
準となる基準発振手段によって生成される発振周波数を
分周する分周回路と、この分周回路によって生成された
基準計数周期内に出力される上記異常を検出すべき発振
手段からの出力パルス数を計数するための計数回路と、
計数された数値によって異常かどうかを判定する判定回
路とより成り、この判定回路で正常と判定する計数値に
ある範囲を持たせることにより異常を検出すべき発振手
段の個体差による発振周波数の違いに起因する誤検出を
回避することを特徴とする。
発振周波数の異常検出回路は、異常を検出すべき発振手
段からの発振周波数を検出する検出回路と、この検出回
路の初期化回路と、上記発振周波数と比較するための基
準となる基準発振手段によって生成される発振周波数を
分周する分周回路と、この分周回路によって生成された
基準計数周期内に出力される上記異常を検出すべき発振
手段からの出力パルス数を計数するための計数回路と、
計数された数値によって異常かどうかを判定する判定回
路とより成り、この判定回路で正常と判定する計数値に
ある範囲を持たせることにより異常を検出すべき発振手
段の個体差による発振周波数の違いに起因する誤検出を
回避することを特徴とする。
【0010】また、本発明の発振手段からの発振周波数
の異常検出回路は、異常を検出すべき第1,第2の発振
手段からの発振周波数を夫々検出する検出回路と、この
検出回路の初期化回路と、上記第2の発振手段によって
生成される発振周波数を分周する分周回路と、この分周
回路によって生成された基準計数周期内に出力される上
記第1の発振手段からの出力パルス数を計数するための
計数回路と、計数された数値によって異常かどうかを判
定する判定回路とより成り、この判定回路で正常と判定
する計数値にある範囲を持たせることにより上記第1,
第2の発振手段の個体差による発振周波数の違いに起因
する誤検出を回避することを特徴とする。
の異常検出回路は、異常を検出すべき第1,第2の発振
手段からの発振周波数を夫々検出する検出回路と、この
検出回路の初期化回路と、上記第2の発振手段によって
生成される発振周波数を分周する分周回路と、この分周
回路によって生成された基準計数周期内に出力される上
記第1の発振手段からの出力パルス数を計数するための
計数回路と、計数された数値によって異常かどうかを判
定する判定回路とより成り、この判定回路で正常と判定
する計数値にある範囲を持たせることにより上記第1,
第2の発振手段の個体差による発振周波数の違いに起因
する誤検出を回避することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の発振手段からの発振周波数の異常検出
回路においては、判定回路が有する正常と判定する値に
ある範囲を持たせることにより水晶発振子等の発振手段
の個体差による発振周波数の違いによる誤検出を防ぐこ
とができ、ソフトウェアを介さずに水晶発振子等の発振
手段の異常を比較的安価な回路構成で検出できる。
回路においては、判定回路が有する正常と判定する値に
ある範囲を持たせることにより水晶発振子等の発振手段
の個体差による発振周波数の違いによる誤検出を防ぐこ
とができ、ソフトウェアを介さずに水晶発振子等の発振
手段の異常を比較的安価な回路構成で検出できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0013】本発明の発振手段からの発振周波数の異常
検出回路においては、図1に示すようにある周波数で発
振する異常を検出すべき発振手段からの発振周波数を検
出する検出回路38と、この検出回路38の初期化と動
作の停止を行うための初期化回路39と、上記発振周波
数と比較するための基準となる基準発振手段によって生
成される発振信号を分周する分周回路40と、この分周
回路40によって生成された基準計数周期内に出力され
る上記異常を検出すべき発振手段からの出力パルス数を
計数するための計数回路41と、計数された数値を保持
する保持回路42と、この保持回路42が保持した数値
によって異常かどうかを判定する判定回路43とより成
り、この判定回路43で正常と判定する計数値にある範
囲を持たせることにより異常を検出すべき発振手段の個
体差による発振周波数の違いに起因する誤検出を回避す
るようにする。
検出回路においては、図1に示すようにある周波数で発
振する異常を検出すべき発振手段からの発振周波数を検
出する検出回路38と、この検出回路38の初期化と動
作の停止を行うための初期化回路39と、上記発振周波
数と比較するための基準となる基準発振手段によって生
成される発振信号を分周する分周回路40と、この分周
回路40によって生成された基準計数周期内に出力され
る上記異常を検出すべき発振手段からの出力パルス数を
計数するための計数回路41と、計数された数値を保持
する保持回路42と、この保持回路42が保持した数値
によって異常かどうかを判定する判定回路43とより成
り、この判定回路43で正常と判定する計数値にある範
囲を持たせることにより異常を検出すべき発振手段の個
体差による発振周波数の違いに起因する誤検出を回避す
るようにする。
【0014】具体的には図2に示すように、本発明の発
振手段からの発振周波数の異常検出回路は、異常を検出
したいクロック信号である被試験クロック信号1と、基
準信号またはもう一つの異常を検出したいクロック信号
である基準クロック信号2及び回路を初期状態とするた
めの回路イニシャル信号3の3つの信号を入力すること
により、上記被試験クロック信号1が異常な場合に出力
トランジスタ4をオンし、クロック周波数異常信号5と
して出力する構成とする。なお、上記被試験クロック信
号1と基準クロック信号2は同じ周波数のものを使用で
きる。
振手段からの発振周波数の異常検出回路は、異常を検出
したいクロック信号である被試験クロック信号1と、基
準信号またはもう一つの異常を検出したいクロック信号
である基準クロック信号2及び回路を初期状態とするた
めの回路イニシャル信号3の3つの信号を入力すること
により、上記被試験クロック信号1が異常な場合に出力
トランジスタ4をオンし、クロック周波数異常信号5と
して出力する構成とする。なお、上記被試験クロック信
号1と基準クロック信号2は同じ周波数のものを使用で
きる。
【0015】本発明の発振手段からの発振周波数の異常
検出回路を作動せしめるには、まず、回路イニシャル信
号3をLレベルにすることによって、回路の初期条件の
必要な部分である、基準クロック分周カウンタ6、発振
開始時検出フリップフロップ7、判定動作開始時検出フ
リップフロップ8を初期状態とし、及び極性反転ゲート
9、異常検出動作開始時制御ゲート10を介して計数カ
ウンタ11を初期状態とする。
検出回路を作動せしめるには、まず、回路イニシャル信
号3をLレベルにすることによって、回路の初期条件の
必要な部分である、基準クロック分周カウンタ6、発振
開始時検出フリップフロップ7、判定動作開始時検出フ
リップフロップ8を初期状態とし、及び極性反転ゲート
9、異常検出動作開始時制御ゲート10を介して計数カ
ウンタ11を初期状態とする。
【0016】次に回路イニシャル信号3をHレベルと
し、すでに初期状態となっている回路を比較される2つ
のクロック信号1,2の入力待ちの状態とする。発振開
始時検出フリップフロップ7の出力は、初期状態よりL
レベルを保持しており基準クロック信号2が入力され
て、基準クロック分周カウンタ6の出力がHとなった時
に被試験クロック信号1が入力されると、2つのクロッ
ク信号の積を出力するクロック検出ゲート12によって
発生されるクロック信号の最初の立ち上がりで、フリッ
プフロップ7は出力をHレベルに反転し、以後回路イニ
シャル信号3が再度Lレベルとならない限りHレベル出
力が保持される。
し、すでに初期状態となっている回路を比較される2つ
のクロック信号1,2の入力待ちの状態とする。発振開
始時検出フリップフロップ7の出力は、初期状態よりL
レベルを保持しており基準クロック信号2が入力され
て、基準クロック分周カウンタ6の出力がHとなった時
に被試験クロック信号1が入力されると、2つのクロッ
ク信号の積を出力するクロック検出ゲート12によって
発生されるクロック信号の最初の立ち上がりで、フリッ
プフロップ7は出力をHレベルに反転し、以後回路イニ
シャル信号3が再度Lレベルとならない限りHレベル出
力が保持される。
【0017】発振開始時検出フリップフロップ7の出力
は被試験クロック開閉ゲート13を開放し、主回路用ク
ロック信号14の伝達を開始する。
は被試験クロック開閉ゲート13を開放し、主回路用ク
ロック信号14の伝達を開始する。
【0018】主回路用クロック信号14が入力される
と、プログラマブルロジックデバイス(PLD)である
合否判定ロジックIC15が基準クロック分周カウンタ
6の出力である基準クロック分周パルス16の立ち上が
りエッジを検出し、被試験クロック信号1に同期したワ
ンショットパルスを生成する。該ワンショットパルスは
判定動作開始時検出フリップフロップ8、計数カウンタ
クリアパルス生成ゲート17、比較用数値保持回路18
A、18Bに入力され合否判定を行う同期信号となる。
判定動作開始時検出フリップフロップ8は最初の上記ワ
ンショットパルスを受けると初期状態より保持していた
Lレベルの出力をHレベルに反転し、計数パルス開閉ゲ
ート19を開放する。
と、プログラマブルロジックデバイス(PLD)である
合否判定ロジックIC15が基準クロック分周カウンタ
6の出力である基準クロック分周パルス16の立ち上が
りエッジを検出し、被試験クロック信号1に同期したワ
ンショットパルスを生成する。該ワンショットパルスは
判定動作開始時検出フリップフロップ8、計数カウンタ
クリアパルス生成ゲート17、比較用数値保持回路18
A、18Bに入力され合否判定を行う同期信号となる。
判定動作開始時検出フリップフロップ8は最初の上記ワ
ンショットパルスを受けると初期状態より保持していた
Lレベルの出力をHレベルに反転し、計数パルス開閉ゲ
ート19を開放する。
【0019】計数パルス開閉ゲート19が開放されると
位相反転ゲート20によって反転されたクロック信号を
伝搬遅延時間調整ゲート21によって計数カウンタをク
リアする信号とのタイミングを調整されて、計数カウン
タ11に入力され、計数を開始する。計数カウンタ11
が計数した数値は合否判定ロジックIC15によって生
成された上記ワンショットパルスによって比較用数値保
持回路18A,18Bに保持された後、該ワンショット
パルスによってリセットされる。
位相反転ゲート20によって反転されたクロック信号を
伝搬遅延時間調整ゲート21によって計数カウンタをク
リアする信号とのタイミングを調整されて、計数カウン
タ11に入力され、計数を開始する。計数カウンタ11
が計数した数値は合否判定ロジックIC15によって生
成された上記ワンショットパルスによって比較用数値保
持回路18A,18Bに保持された後、該ワンショット
パルスによってリセットされる。
【0020】比較用数値保持回路18A,18Bに保持
された数値は合否判定ロジックIC15によって合否判
定され、合否判定ロジックIC15が異常と判定すると
出力トランジスタ4をオンする。
された数値は合否判定ロジックIC15によって合否判
定され、合否判定ロジックIC15が異常と判定すると
出力トランジスタ4をオンする。
【0021】合否判定ロジックIC15の出力端子はプ
ルアップ抵抗群22によってプルアップする。また、図
3のように、上記ロジックIC15の判定用数値入力端
子群23に入力された数値は、数値比較ロジック24、
数値比較ロジック25、数値比較ロジック26によって
3つの数値と比較し、合否判定ロジック27によって異
常かどうかを判定する。
ルアップ抵抗群22によってプルアップする。また、図
3のように、上記ロジックIC15の判定用数値入力端
子群23に入力された数値は、数値比較ロジック24、
数値比較ロジック25、数値比較ロジック26によって
3つの数値と比較し、合否判定ロジック27によって異
常かどうかを判定する。
【0022】合格と判定される数値を3つ設定すること
により、水晶発振子の個体差による許容範囲内での周波
数の違いや入力される2つのクロック信号の位相差によ
るクロック周波数異常の誤検出は起こらない。
により、水晶発振子の個体差による許容範囲内での周波
数の違いや入力される2つのクロック信号の位相差によ
るクロック周波数異常の誤検出は起こらない。
【0023】また、合否判定ロジックIC15は上記ワ
ンショットパルスの生成ロジックを内蔵しており、2つ
のフリップフロップ28,29と、ORゲート30を用
いて基準クロック分周カウンタ6の出力である基準クロ
ック分周パルスの立ち上がりエッジを検出し、主回路用
クロック信号14の1周期幅のワンショットパルスを生
成する。
ンショットパルスの生成ロジックを内蔵しており、2つ
のフリップフロップ28,29と、ORゲート30を用
いて基準クロック分周カウンタ6の出力である基準クロ
ック分周パルスの立ち上がりエッジを検出し、主回路用
クロック信号14の1周期幅のワンショットパルスを生
成する。
【0024】本実施例では、11ビットの計数値につい
て判定を行ない、被試験クロック信号1か、基準クロッ
ク信号2が約±0.1%以上基準値から外れた場合に、
これを検出可能であり、更に精度が必要な場合は計数カ
ウンタ11、保持回路18A,18B、合否判定ロジッ
クIC15で扱う数値のビット数を増やすことによって
精度をあげることが可能である。
て判定を行ない、被試験クロック信号1か、基準クロッ
ク信号2が約±0.1%以上基準値から外れた場合に、
これを検出可能であり、更に精度が必要な場合は計数カ
ウンタ11、保持回路18A,18B、合否判定ロジッ
クIC15で扱う数値のビット数を増やすことによって
精度をあげることが可能である。
【0025】また、本実施例では合否判定を行う計数値
を11ビットだけにしているため、被試験周波数が正常
な周波数の2n 倍の場合には異常検出が行えないが計
数、比較するビット数を増やし上位ビットについても監
視することにより不感帯を小さくすることが可能であ
る。
を11ビットだけにしているため、被試験周波数が正常
な周波数の2n 倍の場合には異常検出が行えないが計
数、比較するビット数を増やし上位ビットについても監
視することにより不感帯を小さくすることが可能であ
る。
【0026】本発明の他の実施例においては、異常を検
出すべき発振手段を2個用い、その一方の発振手段を上
記基準発振手段として用いて、他方の発振手段の発振周
波数の異常を検出するようにする。なお、発振手段の個
体差による発振周波数のばらつきは水晶発振子等の原発
振素子に起因するものであり、上記第1,第2どちらの
発振手段にもこのようなばらつきは必ず有るが、この実
施例では2つの発振手段各々が持つ許容範囲内のばらつ
きを容認し、且ついずれか1つの発振手段の発振周波数
がしきい値を越える異常な周波数となった場合には確実
に検出できる利点がある。
出すべき発振手段を2個用い、その一方の発振手段を上
記基準発振手段として用いて、他方の発振手段の発振周
波数の異常を検出するようにする。なお、発振手段の個
体差による発振周波数のばらつきは水晶発振子等の原発
振素子に起因するものであり、上記第1,第2どちらの
発振手段にもこのようなばらつきは必ず有るが、この実
施例では2つの発振手段各々が持つ許容範囲内のばらつ
きを容認し、且ついずれか1つの発振手段の発振周波数
がしきい値を越える異常な周波数となった場合には確実
に検出できる利点がある。
【0027】
【発明の効果】上記のように本発明の発振手段からの発
振周波数の異常検出回路によれば、比較的安価な構成
で、マイクロコンピューターのソフトウェアによる判定
を用いずに水晶発振子の周波数が正常範囲から外れた場
合に異常を検出することが可能となる大きな利益があ
る。
振周波数の異常検出回路によれば、比較的安価な構成
で、マイクロコンピューターのソフトウェアによる判定
を用いずに水晶発振子の周波数が正常範囲から外れた場
合に異常を検出することが可能となる大きな利益があ
る。
【図1】本発明の発振手段からの発振周波数の異常検出
回路のブロック図である。
回路のブロック図である。
【図2】本発明の発振手段からの発振周波数の異常検出
回路図である。
回路図である。
【図3】本発明の発振手段からの発振周波数の異常検出
回路における合否判定ロジックICの説明図である。
回路における合否判定ロジックICの説明図である。
【図4】従来の発振手段からの発振周波数の異常検出回
路図である。
路図である。
1 被試験クロック信号 2 基準クロック信号 3 回路イニシャル信号 4 出力トランジスタ 5 クロック周波数異常信号 6 基準クロック分周カウンタ 7 発振開始時検出フリップフロップ 8 判定動作開始時検出フリップフロップ 9 極性反転ゲート 10 異常検出動作開始時制御ゲート 11 計数カウンタ 12 クロック検出ゲート 13 被試験クロック開閉ゲート 14 主回路用クロック信号 15 合否判定ロジックIC 16 基準クロック分周パルス 17 計数カウンタクリアパルス生成ゲート 18A 比較用数値保持回路 18B 比較用数値保持回路 19 計数パルス開閉ゲート 20 位相反転ゲート 21 伝搬遅延時間調整ゲート 22 プルアップ抵抗群 23 判定用数値入力端子群 24 数値比較ロジック 25 数値比較ロジック 26 数値比較ロジック 27 合否判定ロジック 28 フリップフロップ 29 フリップフロップ 30 ORゲート 31 ワンチップマイクロコンピューター 32 演算ユニット 33 水晶発振子 34 発振回路 35 クロック信号 36 カウンタ 37 タイマ 38 検出回路 39 初期化回路 40 分周回路 41 計数回路 42 保持回路 43 判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 茂生 広島県山県郡千代田町大字新氏神10番地 株式会社ジェイ・エム・エス千代田工場内 Fターム(参考) 2G036 AA06 BB21 CA06 5J043 AA08 BB04 DD00 DD05 DD07 DD08 DD13
Claims (2)
- 【請求項1】 異常を検出すべき発振手段からの発振周
波数を検出する検出回路と、この検出回路の初期化回路
と、上記発振周波数と比較するための基準となる基準発
振手段によって生成される発振周波数を分周する分周回
路と、この分周回路によって生成された基準計数周期内
に出力される上記異常を検出すべき発振手段からの出力
パルス数を計数するための計数回路と、計数された数値
によって異常かどうかを判定する判定回路とより成り、
この判定回路で正常と判定する計数値にある範囲を持た
せることにより異常を検出すべき発振手段の個体差によ
る発振周波数の違いに起因する誤検出を回避することを
特徴とする発振手段からの発振周波数の異常検出回路。 - 【請求項2】 異常を検出すべき第1,第2の発振手段
からの発振周波数を夫々検出する検出回路と、この検出
回路の初期化回路と、上記第2の発振手段によって生成
される発振周波数を分周する分周回路と、この分周回路
によって生成された基準計数周期内に出力される上記第
1の発振手段からの出力パルス数を計数するための計数
回路と、計数された数値によって異常かどうかを判定す
る判定回路とより成り、この判定回路で正常と判定する
計数値にある範囲を持たせることにより上記第1,第2
の発振手段の個体差による発振周波数の違いに起因する
誤検出を回避することを特徴とする異常を検出すべき発
振手段からの発振周波数の異常検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10189602A JP2000009767A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 発振手段からの発振周波数の異常検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10189602A JP2000009767A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 発振手段からの発振周波数の異常検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000009767A true JP2000009767A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=16244067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10189602A Pending JP2000009767A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 発振手段からの発振周波数の異常検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000009767A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005080249A1 (ja) | 2004-02-25 | 2005-09-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | エレベータの制御装置及びエレベータの制御方法 |
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1998
- 1998-06-22 JP JP10189602A patent/JP2000009767A/ja active Pending
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