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JP2000007477A - 有機廃棄物の堆肥製造方法およびその製造システム - Google Patents

有機廃棄物の堆肥製造方法およびその製造システム

Info

Publication number
JP2000007477A
JP2000007477A JP16858698A JP16858698A JP2000007477A JP 2000007477 A JP2000007477 A JP 2000007477A JP 16858698 A JP16858698 A JP 16858698A JP 16858698 A JP16858698 A JP 16858698A JP 2000007477 A JP2000007477 A JP 2000007477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compost
organic waste
room
fermentation
secondary fermentation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16858698A
Other languages
English (en)
Inventor
Rihei Ishii
利平 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Environmental System Ltd
Original Assignee
Asahi Environmental System Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Environmental System Ltd filed Critical Asahi Environmental System Ltd
Priority to JP16858698A priority Critical patent/JP2000007477A/ja
Publication of JP2000007477A publication Critical patent/JP2000007477A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Fertilizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 完熟した悪臭のない良い匂いのする品質のよ
い堆肥を得ると共に、悪臭のない環境下のもとで製造で
きるようにした有機廃棄物の製造方法およびそのシステ
ムを提供することにある。 【解決手段】 (A)有機廃棄物のC/N比及び水分を
発酵に適するように調節する調節工程、(B)上記調節
工程にて調節された有機廃棄物を嫌気性条件下で一次発
酵する一次発酵工程、(C)一次発酵工程にて発酵され
た有機廃棄物を嫌気性と好気性の混合条件下で二次発酵
する二次発酵工程、(D)二次発酵工程にて発酵された
有機廃棄物を好気性条件下で熟成を行う熟成工程、の工
程を有していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、農畜産業、食品
産業、汚泥センターなどで排出される有機廃棄物を処理
して品質の良好な堆肥を製造する有機廃棄物の堆肥製造
方法およびそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農畜産業、食品産業、汚泥センタ
ーなどで排出される有機廃棄物を処理して堆肥を製造す
る製造方法としては、すでに多くの好気性発酵材を利用
されたものが提案されている。この好気性発酵材を利用
して堆肥を製造する場合、完熟堆肥とするためには、好
気発酵期間として数ヶ月もの長い期間が必要となる。こ
の好気発酵期間を短縮するための提案が最近になって多
く出されているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の好気性発酵による堆肥の製造方法では、短期間で製
造しようとしているため、完熟した悪臭のない良い匂い
のする堆肥を得ることができず、品質のよい堆肥となっ
ていない。また、設備としても悪臭のない環境下で堆肥
を得るシステムとなっていない。
【0004】この発明の目的は、完熟した悪臭のない良
い匂いのする品質のよい堆肥を得ると共に、悪臭のない
環境下のもとで製造できるようにした有機廃棄物の製造
方法およびそのシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の有機廃棄物の堆肥製造方法
は、有機廃棄物から下記の工程を経て堆肥を製造するこ
とを特徴とするものである。
【0006】(A)有機廃棄物のC/N比及び水分を発
酵に適するように調節する調節工程、(B)上記調節工
程にて調節された有機廃棄物を嫌気性条件下で一次発酵
する一次発酵工程、(C)一次発酵工程にて発酵された
堆肥を嫌気性と好気性の混合条件下で二次発酵する二次
発酵工程、(D)二次発酵工程にて発酵された堆肥を好
気性条件下で熟成を行う熟成工程。
【0007】したがって、排出された有機廃棄物は調節
工程でC/N比および水分の調節が行われた後、一次発
酵工程にて嫌気性条件下で一次発酵が行われる。次に二
次発酵工程に送られて堆肥は嫌気性と好気性の混合条件
下で二次発酵が行われる。さらに熟成工程に送られ好気
性条件下で熟成が行われることにより、堆肥から悪臭の
ない匂いの良い完熟した品質が良好な堆肥が得られる。
【0008】請求項2によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法は、請求項1の有機廃棄物の堆肥製造方法に
おいて、前記調節工程の前に各排出所から有機廃棄物を
収集する収集工程を備えてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】したがって、有機廃棄物は各排出所から収
集工程にて一ヶ所に収集されるので、種々な有機廃棄物
が収集され、必要に応じて適宜な割合いで混合される。
【0010】請求項3によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法は、請求項1又は2の有機廃棄物の堆肥製造
方法において、前記(B)一次発酵工程、(C)二次発
酵工程、(D)熟成工程の各工程後に切り返しを行う切
り返し工程を備えてなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、一次発酵工程、二次発酵工
程、熟成工程の各工程後に切り返しを行うことによっ
て、堆肥が均質に混ぜられ、空気と触れられ、しかも粉
砕されると共に堆肥温度の上がりすぎが防止されて良い
堆肥を得るための促進が行われる。
【0012】請求項4によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法は、請求項1,2又は3の有機廃棄物の堆肥
製造方法において、前記(D)熟成工程後に、粒度を選
別する選別工程を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】したがって、熟成工程後に選別工程を備え
ることによって、この選別工程で堆肥の粒度の大きさが
選別され、粒度の大きさのそろった均一な堆肥が得られ
る。
【0014】請求項5によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法は、請求項1,2,3又は4の有機廃棄物の
堆肥製造方法において、異物を除去する異物除去工程を
備えてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、異物除去工程を備えることに
よって、異物が除去されるので、最終的に均質のよい堆
肥が得られる。
【0016】請求項6によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法において、請求項1,2,3又は4の有機廃
棄物の堆肥製造方法において、前記(A)調節工程で水
分調整に水分調整材を使用することを特徴とするもので
ある。
【0017】したがって、調節工程で水分調整材を有機
廃棄物に投入することによって、有機廃棄物の水分が容
易に調節される。
【0018】請求項7によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造方法は、請求項3の有機廃棄物の堆肥製造方法に
おいて、水分調整材は選別された粒度大のものを使用す
ることを特徴とするものである。
【0019】したがって、水分調整材として選別された
粒度大のものを使用することによって、有機廃棄物の水
分が容易に調節されると共に、堆肥が有効的に再利用さ
れる。
【0020】請求項8によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造システムは、有機廃棄物を収納するパレットを搬
送する搬送コンベアと、前記パレットの移送方向にほぼ
直交する方向に長く形成され、有機廃棄物を嫌気性条件
下で一次発酵する一次発酵室と、この一次発酵室の長手
方向に区画して設けられ、一次発酵室で発酵された堆肥
を嫌気性と好気性の混合条件下で二次発酵する二次発酵
室および二次発酵室で発酵された堆肥を好気性条件下で
熟成を行う熟成室と、を備えてなり、前記一次発酵室の
天井が、付着した水滴が滴下せずに壁に流れるように傾
斜した構造であることを特徴とするものである。
【0021】したがって、有機廃棄物が収納されたパレ
ットが搬送コンベアで搬送された後、一次発酵室に送ら
れて嫌気性条件下で一次発酵が行われる。次いで、二次
発酵室に送られて嫌気性と好気性の混合条件下で二次発
酵が行われた後、熟成室に送られて好気性条件下で熟成
が行われることにより、悪臭のない匂いのよい完熟した
良質な堆肥が得られる。
【0022】しかも、一次発酵室の天井が付着した水滴
が滴下せずに壁に流れるように傾斜した構造となってい
ることにより、水滴が発酵している堆肥に含有されない
ので、良好な一次発酵が行われると共に水分のバラツキ
が防止される。
【0023】請求項9によるこの発明の有機廃棄物の堆
肥製造システムは、請求項8の有機廃棄物の堆肥製造シ
ステムにおいて、パレット収容積は一次発酵室より二次
発酵室が大で、二次発酵室より熟成室が大であることを
特徴とするものである。
【0024】したがって、パレット収容積が一次発酵室
より二次発酵室が大で、二次発酵室より熟成室が大とな
っていることにより、堆肥を収容したパレットが効率的
に一次発酵室、二次発酵室、熟成室に流れて、各室が有
効的に使われて堆肥が製造されるまでがシステム的に行
われる。
【0025】請求項10によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムにおいて、請求項8又は9の有機廃棄
物の堆肥製造システムにおいて、二次発酵室、熟成室に
隣接して二次発酵室、熟成室内の空気排出部に脱臭室を
設けてなることを特徴とするものである。
【0026】したがって、二次発酵室、熟成室に隣接し
て二次発酵室、熟成室内の空気排出部に脱臭室を設けた
ことにより、二次発酵室、熟成室で発生した悪臭は空気
排出部を経て脱臭室に送られて脱臭されるから、各室は
悪臭のない環境下を保持される。
【0027】請求項11によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項10の有機廃棄物の堆肥製
造システムにおいて、脱臭室に完熟堆肥を配置すること
を特徴とするものである。
【0028】したがって、脱臭室に完熟堆肥を配置せし
めることによって、より一層堆肥から脱臭が除去され
る。
【0029】請求項12によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項8又は9の有機廃棄物の堆
肥製造システムにおいて、二次発酵室は前記搬送コンベ
アと熟成室との間に配置してあることを特徴とするもの
である。
【0030】したがって、二次発酵室内の堆肥を収納し
たパレットが、熟成室内の堆肥を収納したパレットより
も搬送コンベアへ短時間で搬送される。
【0031】請求項13によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項8又は9の有機廃棄物の堆
肥製造システムにおいて、搬送コンベアのラインには堆
肥撹拌用の反転切り返し装置が設けられていることを特
徴とするものである。
【0032】したがって、搬送コンベアのラインに反転
切り返し装置が設けられているから、二次発酵室又は熟
成室内の堆肥を収納したパレットが、必要に応じて反転
切り返し装置に搬送されて堆肥が撹拌されると共に切り
返しが行われる。
【0033】請求項14によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項13の有機廃棄物の堆肥製
造システムにおいて、反転切り返し装置部分の搬送コン
ベアラインは環状であることを特徴とするものである。
【0034】したがって、反転切り返し装置部分の搬送
コンベアラインが環状であることにより、堆肥を収納し
たパレットが複数の単位で順次反転切り返し装置に搬送
されて撹拌と切り返しがスムーズに行われる。
【0035】請求項15によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項8又は9の有機廃棄物の堆
肥製造システムにおいて、前記搬送コンベアのラインに
は振い選別機があることを特徴とするものである。
【0036】したがって、搬送コンベアのラインに振い
選別機があるので、製造された堆肥から不必要なビニー
ル、金属などの異物が除去されると共に粒度が細かいも
のと粗いものとに選別される。
【0037】請求項16によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項8又は9の有機廃棄物の堆
肥製造システムにおいて、前記一次発酵室、二次発酵
室、熟成室の少なくとも1つにはスピーカがあることを
特徴とするものである。
【0038】したがって、一次発酵室、二次発酵室、熟
成室の少なくとも1つにスピーカがあることにより、一
次発酵、二次発酵又は熟成において、発酵又は熟成がよ
り一層促進される。
【0039】請求項17によるこの発明の有機廃棄物の
堆肥製造システムは、請求項8又は9の有機廃棄物の堆
肥製造システムにおいて、前記一次発酵室,二次発酵
室,熟成室の少なくとも1つにはマイナスイオン発生装
置があることを特徴とするものである。
【0040】したがって、一次発酵室,二次発酵室,熟
成室の少なくとも1つにマイナスイオン発生装置がある
ことにより、一次発酵,二次発酵又は熟成において、発
酵又は熟成がより一層促進される。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基いて詳細に説明する。
【0042】図1を参照するに、有機廃棄物の堆肥製造
システム1、図1において上下方向へ延伸した搬送コン
ベア3を備えている。この搬送コンベア3は図1におい
て下部から上部へ向けて走行可能になっている。この搬
送コンベア3の図1の右側には堆肥センターを構築する
建物5が配置されている。
【0043】この建物5内には搬送コンベア3に対して
ほぼ直交した方向に長く形成された一次発酵室7が配置
されていると共に、この一次発酵室7の長手方向(図1
において左右方向)に区画して二次発酵室9と熟成室1
1とが隣接して配置されている。前記搬送コンベア3と
二次発酵室9との間には、空パレット戻し堆肥製品倉庫
13が下方向から上方向へ向けて配置されている。ま
た、二次発酵室9と熟成室11の図1において上部に隣
接して脱臭室15が配置されている。
【0044】前記一次発酵室7の図1において下方にお
ける右側には、農畜産業、食品産業、汚泥センターなど
から排出された有機廃棄物がコンテナ内に収納され、こ
のコンテナが運搬車(収集車)で運ばれてきてこのコン
テナを一時的に仮置きする仮置きスペース17が設けら
れ、例えば植物性残渣(生ゴミ),動物性残渣,動物
糞,魚貝類廃棄物に区分けされて収納された3個のコン
テナが仮置きされる。この仮置きスペース17の右側に
は水処理及びクーラント装置19が配置されている。
【0045】前記一次発酵室7の下方における搬送コン
ベア3の近くには、容量の異なる予備発酵室21A,2
1Bが配置されており、この予備発酵室21A,21B
にはそれぞれホッパー付搬入コンベア23A,23Bが
備えられている。前記予備発酵室23A,23Bと前記
搬送コンベア3との間には取出しコンベア25A,25
Bが設けられている。
【0046】前記搬送コンベア3と一次発酵室7との間
に供給取出しコンベア27が設けられていると共に、こ
の供給取出しコンベア27の途中には開閉自在なシャッ
ター29が設けられている。また、前記搬送コンベア3
と、二次発酵室9、熟成室11の手前に設けられている
通路31との間には供給取出しコンベア33が設けられ
ていると共に、この供給取出しコンベア33の途中には
開閉自在なシャッター35が設けられている。さらに、
搬送コンベア5の途中には、下方から上方へ向けて開閉
自在な複数のシャッター37,39,41が設けられて
いる。
【0047】前記シャッター39とシャッター41との
間における搬送コンベア3の途中には反転切り返し装置
43が設けられていると共に、シャッター41の上方に
おける搬送コンベア3の途中には別の反転切り返し装置
45が設けられている。この反転切り返し装置45の上
方における搬送コンベア3の途中には振い選別機47が
設けられている。
【0048】この振い選別機47の図1において左側に
は造粒装置49が設けられていると共に、この造粒装置
49の図1において下方には袋づめ装置51が設けられ
ている。前記シャッター41と反転切り返し装置45と
の間における搬送コンベア3と前記倉庫との間には取出
しコンベア53が設けられていると共に、この取出しコ
ンベア53の途中には開閉自在なシャッター55が設け
られている。また、前記振い選別機47の図1において
上方の搬送コンベア3と前記倉庫13との間には供給コ
ンベア57が設けられていると共に、この供給コンベア
57の途中には開閉自在なシャッター59が設けられて
いる。前記搬送コンベア3の図1において左側には事務
所61、品質管理室63が配置されている。また、前記
造粒装置49、袋づめ装置51がある場所は出荷室65
となっていると共に、この出荷室65にはパレタイジン
グロボット67が設けられている。
【0049】前記一次発酵室7内には2列の棚69が相
向いに立設されていると共に、各棚69には25個×6
段となっていて、例えば300個のパレットPが収納さ
れるようになっていると共に、無人式かつ自動式で自由
に各棚69間を移動できると共に上下動自在なロボット
71が設けられている。また、前記二次発酵室9内には
6列の棚73が立設されていると共に、各棚73には1
8個×6段となっていて、例えば648個のパレットP
が収納されるようになっている。さらに、熟成室11内
には12列の棚75が立設されていると共に、各棚75
には18個×6段となっていて、例えば1296個のパ
レットPが収納されるようになっている。前記倉庫13
内には2列の棚77が立設されていると共に、各棚77
には18個×6段となっていて、例えば216個のパレ
ットPが収納されるようになっている。しかも、前記通
路31、二次発酵室9、熟成室11および倉庫13内を
無人式かつ自動式で自由に移動できると共に上下動自在
なロボット79が設けられている。
【0050】前記一次発酵室7,二次発酵室9および熟
成室11には、炭酸ガス濃度計,酸素濃度計,温度計,
湿度計,熱温度計,アンモニア濃度計がそれぞれ設けら
れて管理されるようになっている。また、一次発酵室
7,二次発酵室9および熟成室11にはスピーカ,マイ
ナスイオン発生装置が設けられていて、スピーカにより
各室へ音楽を流したり、マイナスイオン発生装置により
マイナスイオンを各室で発生させることにより、発酵又
は熟成をより一層促進させるものである。
【0051】上記構成により、農畜産業、食品産業およ
び汚泥センターなどで発生した有機廃棄物はコンテナで
収集され、このコンテナは例えば運搬車(収集車)に載
せられて図1に示した製造システム1に運ばれてくる。
そして、事務所61でコンテナ内の内容物を確認すると
共に、仮置きスペース17に置くように指示される。
【0052】運搬車から仮置きスペース17にコンテナ
が有機廃棄物の性質毎に例えば植物性残渣(生ゴミ),
動物性残渣,動物糞,魚貝類廃棄物の3種類に区分され
て一時的におろされる。事務所61の管理システムが蓄
積されたデータに基づき混合割合いを指示し、作業員が
反転付きリフトでホッパ付搬入コンベア23A又は23
Bに有機廃棄物を投入すると、有機廃棄物(以後、材料
という。)は予備発酵室21A又は21Bに収納され
る。
【0053】この予備発酵室21A又は21Bでは水切
りを行いながら有機廃棄物が混合される。このときの水
分調整には後述する振い選別機47で選別された目の粗
い堆肥(戻し堆肥)が水分調整材として用いられる。こ
こで水分調整と同時にC/N比が適宜な比として調整さ
れる。ミキシング終了後、予備発酵室21A又は21B
の排出扉が開き排出が開始される。取出しコンベア25
A又は25Bも同時に作動し混合後の材料を搬送コンベ
ア3上に置かれている空のパレットPに入れられる。パ
レットPが満タンになると、センサにより排出が停止し
パレットPの交換が行われる。このとき、臭気の防止の
ために培養液が材料に散布される。
【0054】取出しコンベア25A又は25Bからパレ
ットPを同時に3個受け取った段階でシャッター37が
閉じると共に、シャッター29が開き、供給取出しコン
ベア27から一次発酵室7に供給される。ロボット71
(スタッカークレーン)が棚69の指定された場所へ持
っていく間に次のパレットP供給取出しコンベア27に
待機される。そして、必要な量の材料を収納したパレッ
トPが、指定された個数だけ棚69に収納される。
【0055】この一次発酵室7では炭酸ガス(CO2
の濃度を高く保ち、嫌気性の条件下で堆肥化微生物の生
育が促進される。すなわち、この一次発酵室7の発酵状
態管理としては、5〜10日の下、炭酸ガスの濃度を1
0〜20%、湿度を70〜90%に維持せしめるため
に、一次発酵室7の雰囲気を蛇管に通し除湿した後の空
気をリターンするようにする。
【0056】一次発酵された堆肥は供給取出しコンベア
27より搬送コンベア3上に戻された後、搬送されると
共にシャッター39が開いて反転切り返し装置43に送
られる。この反転切り返し装置43では切り返しが行わ
れる。この切り返しで堆肥が均質に混ぜられ、空気と触
れられ、しかも粉砕されると共に堆肥温度の上がり過ぎ
が防止されて良い堆肥を得るための促進を行うことがで
きる。そして、この切り返しのときに、臭気の抑制、発
酵の促進、水分補給のために土壌菌培養液が散布され
る。
【0057】切り返しを行った堆肥のパレットPは供給
取出しコンベア33に搬送されると共にシャッター35
が開いて通路31にあるロボット79でもって二次発酵
室9の必要な棚73に収納される。この二次発酵室9で
は嫌気性と好気性の混合条件下で発酵が行われる。この
二次発酵室9の発酵状態管理としては、14〜30日の
下、炭酸ガスの濃度を0〜2%、湿度を50〜70%に
維持せしめて行われる。この二次発酵のときには4回/
月の程度で切り返しが行われる。
【0058】初期の高温状態がおさまった段階で2次発
酵は終了し、2次発酵最後の切り返しが終了したら、二
次発酵室9からロボット79で熟成室11へ移されて適
宜な棚75へ収納される。この熟成室11の発酵状態の
管理としては、30〜90日の下、炭酸ガスの濃度を0
〜2%、湿度を50〜70%の好気性条件下に維持せし
めて熟成が行われる。この熟成のときには1〜2回/月
の程度で切り返しが行われる。また、水分が不足気味に
なるため、培養液を散布させる。
【0059】前記堆肥製造工程では二次発酵、熟成の各
段階で堆肥をサンプリングし発酵状態を品質管理室63
で把握している。この品質管理では堆肥の温度、含水
率、PH、堆肥が発生する炭酸ガス、アンモニアの濃度
の検査を行い、出荷前には発芽試験等の熟度検査を取り
入れている。また、必要に応じ堆肥中の微生物の顕微鏡
観察も行われる。また、完熟、中熟、未熟の3種類の堆
肥を判断するのに、近赤外分析装置を用いて近赤外反射
スペクトルを測定し、全領域での形状がそれぞれ異なる
と共に吸光度が異なるので、その違いにより区別判断さ
れる。
【0060】品質チェックした結果、測定値が通常の変
動幅よりも著しく異なる場合には、発酵状態が不良であ
ると判断し、次の段階に進ませず、材料を混合し直し一
次発酵をやり直しする。
【0061】熟成室11で熟成された堆肥パレットPは
出荷室65へ送られ、サンプリングが行われる。すなわ
ち、熟度の判定が行われて、未熟であると判定された堆
肥は熟成期間を延長し再度熟成室11へ送られる。未熟
でないと判定された場合には、振い選別機47へ送られ
る。ここでは、ビニール、金物などの異物が除去される
と共に、粒度の細かいものと粗いものとに選別され、目
が粗い堆肥は水分が多い堆肥材料の水分調整材として使
用される。すなわち、目が粗い堆肥は種菌としての役割
も持っている。
【0062】目の細かい堆肥は造粒装置49へ送られ、
この造粒装置49で造粒の有無が判別されると共に、包
装の有無によって、造粒有−袋詰め、造粒有−パレ
ット出荷(バラ)、造粒無−袋詰め、造粒無−パレ
ット出荷(バラ)の4つに分類されて製品出荷される。
【0063】包装機によって袋詰めされた製品は、パレ
タイジングロボット67によってパレットに詰められ、
パレットはコンベアによって倉庫13の棚77に保管さ
れることになる。包装を行わないものはパレットに入れ
て保管、出荷されることになる。しかも、出荷は事務所
61の倉庫管理システムにより行われ、スタッカークレ
ーンが目的のパレットを取りに行き、出荷ステージに運
び込まれ、リフトでトラックに積込まれて出荷される。
【0064】このように、排出された有機廃棄物は調節
工程の予備発酵室21A又は21BでC/N比および水
分の調節が行われた後、一次発酵工程の一次発酵室7に
て嫌気性条件下で一次発酵が行われる。次に二次発酵工
程の二次発酵室9に送られて堆肥は嫌気性と好気性の混
合条件下で二次発酵が行われる。さらに熟成工程の熟成
室11に送られ好気性条件下で熟成が行われることによ
り、堆肥から悪臭のない匂いの良い完熟した品質が良好
な堆肥を得ることができる。
【0065】有機廃棄物は各排出所から収集工程の材料
仮置きスペース17にて一ヶ所に収集されるので、種々
な有機廃棄物が収集され、必要に応じて適宜な割合いで
混合せしめることができる。
【0066】一次発酵工程、二次発酵工程、熟成工程の
各工程後に反転切り返し装置43,45で切り返しを行
うことによって、堆肥が均質に混ぜられ、空気と触れら
れ、しかも粉砕されると共に堆肥温度の上がりすぎが防
止されて良い堆肥を得るための促進を行うことができ
る。
【0067】熟成工程後に選別工程の振い選別機47を
備えることによって、この選別工程で堆肥の粒度の大き
さが選別され、粒度の大きさのそろった均一な堆肥を得
ることができる。
【0068】また、異物除去工程の一部である振い選別
機47によって、異物が除去されるので、最終的に均質
のよい堆肥を得ることができる。
【0069】調節工程の予備発酵室21A又は21Bで
水分調整材を有機廃棄物に投入することによって、有機
廃棄物の水分を容易に調節せしめることができる。
【0070】さらに、水分調整材として選別された粒度
大のものを使用することによって、有機廃棄物の水分を
容易に調節せしめることができると共に、堆肥を有効的
に再利用せしめることができる。
【0071】図2に示されているように、一次発酵室7
の天井7Aが付着した水滴が滴下せずに壁に流れるよう
に傾斜した構造となっている。その結果、水滴が発酵し
ている堆肥に含有されないので、良好な一次発酵を行う
ことができると共に水分のバラツキを防止することがで
きる。
【0072】パレット収容積が一次発酵室7より二次発
酵室9が大で、二次発酵室9より熟成室11が大となっ
ていることにより、堆肥を収容したパレットPが効率的
に一次発酵室7、二次発酵室9、熟成室11に流れて、
各室7,9,11を有効的に使うことができ、堆肥が製
造されるまでをシステム的に行うことができる。
【0073】図3に示されているように、二次発酵室
9、熟成室11に隣接して二次発酵室9、熟成室11内
の空気排出部81に脱臭室15を設けたことにより、二
次発酵室9、熟成室11で発生した悪臭は空気排出部8
1を経て脱臭室15に送られて脱臭されるから、各室
9,11は悪臭のない環境下を保持せしめることができ
る。
【0074】図3において、脱臭室15に完熟堆肥Sを
配置せしめることによって、より一層堆肥から脱臭を除
去せしめることができる。
【0075】図1において、二次発酵室9は前記搬送コ
ンベア3と熟成室11との間に配置されている。そのた
め、二次発酵室9内の堆肥を収納したパレットPが、熟
成室11内の堆肥を収納したパレットPよりも搬送コン
ベア3へ短時間で搬送せしめることができる。
【0076】図4に示されているように、反転切り返し
装置43部分の搬送コンベア3のラインが環状の搬送コ
ンベア83を備えていることにより、堆肥を収納したパ
レットPが複数の単位で順次反転切り返し装置43に搬
送されて撹拌と切り返しをスムーズに行うことができ
る。
【0077】前記一次発酵室7、二次発酵室9、熟成室
11の少なくとも1つにスピーカおよびマイナスイオン
発生装置があることにより、一次発酵、二次発酵又は熟
成において、発酵又は熟成をより一層促進せしめること
ができる。
【0078】図5には図1に代る有機廃棄物の堆肥製造
システムの他の配置例が示されている。図5において図
1における部品と同じ部品には同一の符号を符して重複
する説明を省略する。図5において、搬送コンベア3が
一次発酵室7の両側に分かれており、左側の搬送コンベ
ア3から一次発酵室7へ送られると共に右側の搬送コン
ベア3へ搬送されるものである。
【0079】右側の搬送コンベア3ラインには、反転切
り返し装置43,45などが配置され、また、右側の搬
送コンベア3の左側に二次発酵室9,熟成室11が配置
され、脱臭室15が熟成室11の左側に配置されてい
る。
【0080】したがって、上記のような配置構成として
も、図1に示したものと機能は全く同じであるから、図
1と同様の作用並びに効果を奏するものである。なお、
図5において、実線の矢印は空気の流れを、また、点線
は配管を、85,87はそれぞれ空気口、コンプレッサ
ーカプラの位置を示している。
【0081】なお、この発明は、前述した発明の実施の
形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0082】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1の発明によれば、排出さ
れた有機廃棄物は調節工程でC/N比および水分の調節
が行われた後、一次発酵工程にて嫌気性条件下で一次発
酵が行われる。次に二次発酵工程に送られて堆肥は嫌気
性と好気性の混合条件下で二次発酵が行われる。さらに
熟成工程に送られ好気性条件下で熟成が行われることに
より、堆肥から悪臭のない匂いの良い完熟した品質が良
好な堆肥を得ることができる。
【0083】請求項2の発明によれば、有機廃棄物は各
排出所から収集工程にて一ヶ所に収集されるので、種々
な有機廃棄物を収集せしめることができ、必要に応じて
適宜な割合いで混合せしめることができる。
【0084】請求項3の発明によれば、一次発酵工程、
二次発酵工程、熟成工程の各工程後に切り返しを行うこ
とによって、堆肥が均質に混ぜられ、空気と触れられ、
しかも粉砕されると共に堆肥温度の上がりすぎを防止す
ることができ、良い堆肥を得るための促進を行うことが
できる。
【0085】請求項4の発明によれば、熟成工程後に選
別工程を備えることによって、この選別工程で堆肥の粒
度の大きさが選別され、粒度の大きさのそろった均一な
堆肥を得ることができる。
【0086】請求項5の発明によれば、異物除去工程を
備えることによって、異物が除去されるので、最終的に
均質のよい堆肥を得ることができる。
【0087】請求項6の発明によれば、調節工程で水分
調整材を有機廃棄物に投入することによって、有機廃棄
物の水分を容易に調節せしめることができる。
【0088】請求項7の発明によれば、水分調整材とし
て選別された粒度大のものを使用することによって、有
機廃棄物の水分を容易に調節せしめることができると共
に、堆肥を有効的に再利用せしめることができる。
【0089】請求項8の発明によれば、有機廃棄物が収
納されたパレットが搬送コンベアで搬送された後、一次
発酵室に送られて嫌気性条件下で一次発酵が行われる。
次いで、二次発酵室に送られて嫌気性と好気性の混合条
件下で二次発酵が行われた後、熟成室に送られて好気性
条件下で熟成が行われることにより、悪臭のない匂いの
よい完熟した良質な堆肥を得ることができる。
【0090】しかも、一次発酵室の天井が付着した水滴
が滴下せずに壁に流れるように傾斜した構造となってい
ることにより、水滴が発酵している堆肥に含有されない
ので、良好な一次発酵を行うことができると共に水分の
バラツキを防止うることができる。
【0091】請求項9の発明によれば、パレット収容積
が一次発酵室より二次発酵室が大で、二次発酵室より熟
成室が大となっていることにより、堆肥を収容したパレ
ットが効率的に一次発酵室、二次発酵室、熟成発酵室に
流れて、各室が有効的に使われて堆肥が製造されるまで
をシステム的に行うことができる。
【0092】請求項10の発明によれば、二次発酵室、
熟成室に隣接して二次発酵室、熟成室内の空気排出部に
脱臭室を設けたことにより、二次発酵室、熟成室で発生
した悪臭は空気排出部を経て脱臭室に送られて脱臭され
るから、各室は悪臭のない環境下を保持せしめることが
できる。
【0093】請求項11の発明によれば、脱臭室に完熟
堆肥を配置せしめることによって、より一層堆肥から脱
臭を除去せしめることができる。
【0094】請求項12の発明によれば、二次発酵室内
の堆肥を収納したパレットが、熟成室内の堆肥を収納し
たパレットよりも搬送コンベアへ短時間で搬送せしめる
ことができる。
【0095】請求項13の発明によれば、搬送コンベア
のラインに反転切り返し装置が設けられているから、二
次発酵室又は熟成室内の有機廃棄物を収納したパレット
が、必要に応じて反転切り返し装置に搬送されて堆肥が
撹拌されると共に切り返しを行うことができる。
【0096】請求項14の発明によれば、反転切り返し
装置部分の搬送コンベアラインが環状であることによ
り、堆肥を収納したパレットが複数の単位で順次反転切
り返し装置に搬送されて撹拌と切り返しをスムーズに行
うことができる。
【0097】請求項15の発明によれば、搬送コンベア
のラインに振い選別機があるので、製造された堆肥から
不必要なビニール、金属などの異物を除去せしめると共
に、目の粗いものと細かいものとに堆肥を選別せしめる
ことができる。
【0098】請求項16,17の発明によれば、一次発
酵室、二次発酵室、熟成室の少なくとも1つにスピーカ
およびマイナスイオン発生装置があることにより、一次
発酵、二次発酵又は熟成において、発酵又は熟成をより
一層促進せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の有機廃棄物の堆肥製造システムの平
面図である。
【図2】図1におけるII矢視からみた拡大側面図であ
る。
【図3】図1におけるIII 矢視からみた拡大側面図であ
る。
【図4】反転切り返し装置部分の別の搬送ラインを示し
た拡大平面図である。
【図5】図1に代る他の廃棄物の堆肥製造システムの平
面配置図である。
【符号の説明】
1 有機廃棄物の製造システム 3 搬送コンベア 7 一次発酵室 9 二次発酵室 11 熟成室 13 倉庫 15 脱臭室 21A,21B 予備発酵室 23A,23B ホッパ付搬入コンベア 25A,25B 取出しコンベア 27 供給取出しコンベア 43,45 反転切り返し装置 47 振い選別機 49 造粒装置 51 袋詰め装置 71,79 ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C05F 7/00 301 C05F 7/00 301F 9/02 9/02 F 9/04 9/04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機廃棄物から下記の工程を経て堆肥を
    製造することを特徴とする有機廃棄物の堆肥製造方法。 (A)有機廃棄物のC/N比及び水分を発酵に適するよ
    うに調節する調節工程、 (B)上記調節工程にて調節された有機廃棄物を嫌気性
    条件下で一次発酵する一次発酵工程、 (C)一次発酵工程にて発酵された堆肥を嫌気性と好気
    性の混合条件下で二次発酵する二次発酵工程、 (D)二次発酵工程にて発酵された堆肥を好気性条件下
    で熟成を行う熟成工程。
  2. 【請求項2】 前記調節工程の前に各排出所から有機廃
    棄物を収集する収集工程を備えてなることを特徴とする
    請求項1記載の有機廃棄物の堆肥製造方法。
  3. 【請求項3】 前記(B)一次発酵工程、(C)二次発
    酵工程、(D)熟成工程の各工程後に切り返しを行う切
    り返し工程を備えてなることを特徴とする請求項1又は
    2記載の有機廃棄物の堆肥製造方法。
  4. 【請求項4】 前記(D)熟成工程後に、粒度を選別す
    る選別工程を備えてなることを特徴とする請求項1,2
    又は3記載の有機廃棄物の堆肥製造方法。
  5. 【請求項5】 異物を除去する異物除去工程を備えてな
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の有機
    廃棄物の堆肥製造方法。
  6. 【請求項6】 前記(A)調節工程で水分調整に水分調
    整材を使用することを特徴とする請求項1,2,3又は
    4記載の有機廃棄物の堆肥製造方法。
  7. 【請求項7】 水分調整材は選別された粒度大のものを
    使用することを特徴とする請求項3記載の有機廃棄物の
    堆肥製造方法。
  8. 【請求項8】 有機廃棄物を収納するパレットを搬送す
    る搬送コンベアと、前記パレットの移送方向にほぼ直交
    する方向に長く形成され、有機廃棄物を嫌気性条件下で
    一次発酵する一次発酵室と、この一次発酵室の長手方向
    に区画して設けられ、一次発酵室で発酵された堆肥を嫌
    気性と好気性の混合条件下で二次発酵する二次発酵室お
    よび二次発酵室で発酵された堆肥を好気性条件下で熟成
    を行う熟成室と、を備えてなり、前記一次発酵室の天井
    が、付着した水滴が滴下せずに壁に流れるように傾斜し
    た構造であることを特徴とする有機廃棄物の堆肥製造シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 パレット収容積は一次発酵室より二次発
    酵室が大で、二次発酵室より熟成室が大であることを特
    徴とする請求項8記載の有機廃棄物の堆肥製造システ
    ム。
  10. 【請求項10】 二次発酵室、熟成室に隣接して二次発
    酵室、熟成室内の空気排出部に脱臭室を設けてあること
    を特徴とする請求項8又は9記載の有機廃棄物の堆肥製
    造システム。
  11. 【請求項11】 脱臭室に完熟堆肥を配置することを特
    徴とする請求項10記載の有機廃棄物の堆肥製造システ
    ム。
  12. 【請求項12】 二次発酵室は前記搬送コンベアと熟成
    室との間に配置してあることを特徴とする請求項8又は
    9記載の有機廃棄物の堆肥製造システム。
  13. 【請求項13】 搬送コンベアのラインには堆肥撹拌用
    の反転切り返し装置が設けられていることを特徴とする
    請求項8又は9記載の有機廃棄物の堆肥製造システム。
  14. 【請求項14】 反転切り返し装置部分の搬送コンベア
    ラインは環状であることを特徴とする請求項12記載の
    有機廃棄物の堆肥製造システム。
  15. 【請求項15】 前記搬送コンベアのラインには振い選
    別機があることを特徴とする請求項8又は9記載の有機
    廃棄物の堆肥製造システム。
  16. 【請求項16】 前記一次発酵室、二次発酵室、熟成室
    の少なくとも1つにはスピーカがあることを特徴とする
    請求項8又は9記載の有機廃棄物の堆肥製造システム。
  17. 【請求項17】 前記一次発酵室,二次発酵室,熟成室
    の少なくとも1つにはマイナスイオン発生装置があるこ
    とを特徴とする請求項8又は9記載の有機廃棄物の堆肥
    製造システム
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001000997A (ja) * 1999-06-21 2001-01-09 Tokyo Metropolis 有機性廃物の発酵処理装置
CN105175193A (zh) * 2015-10-12 2015-12-23 哈尔滨工业大学 一种利用寒区烟草废弃物生产有机肥的方法
CN113680796A (zh) * 2021-08-23 2021-11-23 江苏省农业科学院 一种用于餐厨垃圾资源化利用的高效预处理方法

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