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JP2000002951A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JP2000002951A
JP2000002951A JP10167434A JP16743498A JP2000002951A JP 2000002951 A JP2000002951 A JP 2000002951A JP 10167434 A JP10167434 A JP 10167434A JP 16743498 A JP16743498 A JP 16743498A JP 2000002951 A JP2000002951 A JP 2000002951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photographic film
image
recording area
image recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10167434A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomonobu Nishio
朋宣 西尾
Toshiyuki Inoue
敏之 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10167434A priority Critical patent/JP2000002951A/ja
Publication of JP2000002951A publication Critical patent/JP2000002951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真フィルムの画像記録領域及び、この画像
記録領域外側のフレーム外領域へ共通の光源により光
量、シェーディング形状等が適正化された光を照射す
る。 【解決手段】 読取位置Rへ配置されたガラスガイド板
106の下面には、一対の光拡散板108が固着されて
いる。一対の光拡散板108は、写真フィルム48の画
像記録領域48Aに対して主走査方向の外側のフレーム
外領域48Bへそれぞれ対応する位置へ配置されてい
る。光拡散板108は、ミラーボックス30から出射さ
れた光を散乱すると共にフレーム外領域48Bに対して
略垂直に入射するように偏向する。フレーム外領域48
Bを透過した光はレンズユニット70へ入射してライン
CCD64上に結像する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、読取位置へ支持さ
れる写真フィルムの画像記録領域に記録された画像及
び、該画像記録領域の外側へ記録された画像等も読み取
ることが可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真フィルムに記録されているフ
ィルム画像をR、G、Bの各成分色に分解して読み取
り、この読み取りによって得られた画像データに対して
各種の補正等の画像処理を行った後に、記録材料への画
像記録やディスプレイへの画像の表示等を行う写真処理
方法が提案されている。このような写真処理方法は、フ
ィルム画像を面露光により印画紙に記録する従来の写真
処理方法と比較して、写真フィルムに記録された画像の
読み取りから、印画紙等の記録材料への画像記録までの
作業の自動化が容易になるという利点を有している。
【0003】上記のような画像読取装置には、写真フィ
ルムに記録された画像を読み取る際の読取条件を自動設
定するするために、写真フィルムの画像記録領域以外の
領域(フレーム外領域)に記録された画像等を読み取
り、この読み取りにより得られた情報により各種の読取
条件を設定するものがある。
【0004】フレーム外領域へ記録される画像等として
は、例えば写真フィルムにおける短手方向の端部に設け
られるパーフォレーションやバーコードパターンがあ
る。パーフォレーションは、写真フィルムの画像記録領
域(フレーム)の先端及び後端に対応する位置へそれぞ
れ設けられ、これらのパーフォレーションを検出して画
像記録領域を判断する。またバーコードパターンは写真
フィルムに関する各種情報を副走査方向へ連続した濃度
差パターンにより表示しており、写真フィルムに関する
各種情報には当該写真フィルムの種類、コマ番号、全コ
マ数等が含まれる。
【0005】また写真フィルムを読取位置へ位置決めす
るためのガラスガイド板には、写真フィルムへ対向する
領域より外側の端部に自動合焦(オートフォーカス)制
御用の画像(チャートパターン)が形成されているもの
がある。画像読取装置では、ガイド板の端部を透過した
光を結像光学系を通してラインCCDセンサへ投影する
と共に結像光学系を光軸方向へ移動させ、公知のコント
ラスト検出等により自動合焦制御を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像読取装置で
は、写真フィルムの画像記録領域に記録された画像の読
み取りと、パーフォレーションの検出及びバーコードパ
ターン読み取りとをそれぞれ独立した系で行っていた。
従って、光源、光学的センサ等の部品点数が増加し、装
置の小型化やコスト低減が困難となるという問題があっ
た。
【0007】またチャートパターンを用いた自動合焦制
御時にガラスガイド板の端部へ十分な光量の光を照射す
る必要がある。このため、従来の画像読取装置では、ガ
ラスガイド板の主走査方向の端部より中央部分での光量
分布が高くなることから、ガラスガイド板上へ写真フィ
ルムがセットされている場合には写真フィルムへの熱負
荷が大きくなる。また、従来の画像読取装置では、ガラ
スガイド板の端部へ照射される光の光量調整を画像記録
領域へ照射される光を調整する光源絞りにより行ってい
たので、ガラスガイド板端部のチャートパターンへ照射
される光を適正光量に調整することが困難になると共
に、良好なシェーディング形状が得られないという問題
があった。
【0008】本発明は、上記事実を考慮し、写真フィル
ムの画像記録領域及び、この画像記録領域外側のフレー
ム外領域へ共通の光源により光量、シェーディング形状
等が適正化された光を照射できる画像読取装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係る画像読取装置は、光源と、
前記光源から入射した光を写真フィルムが支持される読
取位置へ照射する光導波器と、前記光導波器により前記
読取位置へ照射される光における少なくとも写真フィル
ムの画像記録領域へ照射される光線束を散乱光とする第
1の光散乱部材と、前記第1の光散乱部材により散乱光
が照射された写真フィルムの画像記録領域からの反射光
又は透過光の光軸上へ入射瞳が支持された結像光学系
と、を有する画像読取装置であって、前記光導波器は、
前記光源から入射した光を前記読取位置へ支持される写
真フィルムの画像記録領域へ照射されるように導く第1
の導波路と、前記光源から入射した光を前記画像記録領
域外側のフレーム外領域へ照射されるように導く第2の
導波路と、を有するものである。
【0010】上記構成の画像読取装置によれば、光源か
ら光導波器へ入射した光の一部が第1の導波路により写
真フィルムの画像記録領域へ照射されるようにへ導か
れ、かつ光源からの光の残りの一部が第2の導波路によ
り写真フィルムのフレーム外領域第2の光拡散部材へ照
射されるようにへ導かれることにより、光源から光導波
器へ入射する光を第1の導波路及び第2の導波路により
所望の光量比に分配して、分配された光をそれぞれ画像
記録領域及びフレーム外領域へ照射できるので、画像記
録領域及びフレーム外領域へ照射される光の光量を適正
量へ調整できる。
【0011】ここで、写真フィルムとは、被写体を撮影
した後、所定の現像処理がなされてネガ画像又はポジ画
像が画像記録領域へ形成されたフィルムをいう。またフ
レーム外領域には、写真フィルムにおける画像記録領域
外側のフィルム端部が含まれ、更に光導波手段により光
が照射可能な領域内にあれば写真フィルムの外側の領域
も含まれる。従って、写真フィルムをガイドするガイド
板等に自動合焦制御用のチャートパターンを記録し、こ
のチャートパターンへ第2の導波路により光を照射する
ことも可能である。
【0012】請求項2記載の画像読取装置は、請求項1
記載の画像読取装置において、前記第2の導波路により
前記読取位置へ支持された写真フィルムのフレーム外領
域へ照射される光線束を散乱光とすると共に、該散乱光
を前記フレーム外領域からの反射光又は透過光が前記入
射瞳への入射するように角度変更する第2の光散乱部材
を有するものである。
【0013】上記構成の画像読取装置によれば、第2の
光散乱部材が、光導波手段により読取位置へ支持された
写真フィルムのフレーム外領域へ照射される光線束を散
乱光とすると共に、該散乱光をフレーム外領域からの反
射光又は透過光が結像光学系の入射瞳へ入射するように
角度変更することにより、画像記録領域と共通の光源に
よりフレーム外領域へ散乱光を照射できると共に、画像
記録領域と共通の結像光学系によりフレーム外領域から
の反射光又は透過光を結像できるので、画像記録領域と
共通の光源及び光学的センサによってフレーム外領域の
パーフォレーションを検出し、またバーコードパターン
を読み取ることが可能になる。この結果、フレーム外領
域のパーフォレーションを検出し、又はチャートパター
ンを読み取るための専用の光源、光学的センサ等を不要
にできるので、部品点数の減少により装置の小型化及び
コスト低減が可能になる。
【0014】請求項3記載の画像読取装置は、光源と、
前記光源から入射した光を写真フィルムが支持される読
取位置へ照射する光導波器と、前記光源から出射されて
前記光導波器へ入射する光の光軸に対して絞り部材を接
離可能に支持し、該絞り部材が光軸接離方向の第1の調
整範囲にある場合には前記読取位置へ支持された写真フ
ィルムの画像記録領域へ照射される光の光量を調整する
第1の絞り開口を形成し、前記絞り部材が前記第1の調
整範囲とは異なる光軸接離方向の第2の調整範囲にある
場合には前記画像記録領域へ照射される光線束を遮蔽す
ると共に、前記画像記録領域に対して主走査方向外側の
フレーム外領域へ照射される光の光量を調整する第2の
絞り開口を形成する光源絞りと、を有するものである。
【0015】上記構成の画像読取装置によれば、絞り部
材を光軸接離方向における第1の調整範囲内で移動させ
れば、第1の絞り開口によって写真フィルムの画像記録
領域に照射される光の光量を調整でき、また絞り部材を
光軸接離方向における第2の調整範囲内で移動させれ
ば、写真フィルムの画像記録領域へ光を照射することな
く、第2の絞り開口によってフレーム外領域へ照射され
る光の光量を調整できることにより、共通の光源及び絞
り部材によって画像記録領域及びフレーム外領域へ光を
照射し、かつ照射光量を精度よく適正光量へ調整でき
る。さらに第2の絞り開口の形状を任意の形状にできる
ので、フレーム外領域へ照射される光のシェーディング
形状を良好なものにできる。この結果、例えばフレーム
外領域へ設けられるチャートパターンへ照射される光の
光量及びシェーディング形状を適正なものにできるの
で、自動合焦制御を精度よく行うことが可能になる。ま
たフレーム外領域への光照射時には、絞り部材により画
像記録領域へ照射される光を遮蔽できるので、写真フィ
ルムの画像記録領域へ強い光が当たって写真フィルムへ
熱損傷が生じることを防止できる。
【0016】ここで、写真フィルムとは、被写体を撮影
した後、所定の現像処理がなされてネガ画像又はポジ画
像が画像記録領域へ形成されたフィルムをいう。またフ
レーム外領域には、写真フィルムに対して主走査方向の
外側の領域、例えば自動合焦制御用のチャートパターン
が設けられるガラスガイド板の端部が含まれ、更に写真
フィルムにおける画像記録領域の主走査方向の端部も含
まれる。従って、第2の絞り開口により写真フィルムの
画像記録領域の外側に設けられるパーフォレーション又
はチャートパターンへ照射される光の光量を調整するこ
とも可能である。
【0017】請求項4記載の画像読取装置は、請求項3
記載の画像読取装置において、前記光導波器は、前記第
1の絞り開口を通過した光を前記読取位置へ支持された
写真フィルムの画像記録領域へ照射されるように導く第
1の導波路と、前記第2の絞り開口を通過した光を前記
画像記録領域に対して主走査方向外側のフレーム外領域
へ照射されるように導く第2の導波路と、を有するもの
である。
【0018】上記構成の画像読取装置によれば、第1の
絞り開口により光量調整された光が第1の導波路により
読取位置へ支持された写真フィルムの画像記録領域へ照
射されるようにへ導かれ、かつ第2の絞り開口により光
量調整された光が第2の導波路によりフレーム外領域へ
照射されるように導かれることにより、第1の光導波路
により第1の絞り開口から写真フィルムの画像記録領域
までの光量損失を抑制できるので、光量損失により画像
記録領域へ照射される光の光量及びシェーディングが不
安定になることを防止でき、かつ第2の導波路により第
2の絞り開口から写真フィルムのフレーム外領域までの
光量損失を抑制できるので、光量損失によりフレーム外
領域へ照射される光の光量及びシェーディング形状が不
安定になることを防止できる。
【0019】請求項5記載の画像読取装置は、請求項3
又は4記載の画像読取装置において、前記絞り部材を、
前記第1の調整範囲内において該絞り部材が前記第1の
絞り開口の面積減少方向へ移動するに従って移動量当た
りの第1の絞り開口の面積減少率が小さくなるような形
状としたものである。
【0020】上記構成の画像読取装置によれば、絞り部
材が第1の調整範囲内において第1の絞り開口の面積減
少方向へ移動すると共に移動量当たりの第1の絞り開口
の面積減少率を小さくすることにより、第1の絞り開口
の面積が小さくなるに従って絞り部材の単位移動量に当
たりの光量変化量を小さくできるので、写真フィルムの
画像記録領域へ照射する光を小光量とする場合には、画
像記録領域へ照射される光の光量を微小調整することが
可能になる。ここで、絞り部材の単位移動量は例えばス
テッピングモータの1パルス当たりの回転量により定め
られるが、読取精度への影響が大きい小光量域において
ステッピングモータへのパルス出力時の光量変化を滑ら
かにできる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】(第1の実施形態)図1から図5に基づい
て本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置の概略構
成を説明する。画像読取装置は図1に示されるように作
業テーブル10、ラインCCDスキャナ12及び画像処
理部14を備えている。作業テーブル10は、その上面
が作業面10Aとされており、この作業テーブル10に
は2種類のキーボード16,18及びディスプレイ19
がそれぞれ配置されている。ここで、一方のキーボード
16は作業テーブル10内へ埋設されてキーが配置され
た上面が作業面10A上へ露出するように配置されてい
る。また他方のキーボード18は、不使用時には作業面
10Aの下方へ摺動可能に配置された引出し21内へ収
納され、使用時には引出し21から取り出されて作業面
10A上へ載置される。画像読取装置には、作業テーブ
ル10の下方に筐体状の収納部20が設けられており、
この収納部20内には画像処理部14が収納されてい
る。画像処理部14には接続用ケーブルを介してキーボ
ード16,18、マウス24が接続されている。
【0023】ラインCCDスキャナ12は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものであり、例えば
135サイズの写真フィルム、110サイズの写真フィ
ルム及び透明な磁気層が形成された写真フィルム(24
0サイズの写真フィルム:所謂APSフィルム)、12
0サイズ及び220サイズ(ブローニサイズ)の写真フ
ィルムのフィルム画像を読取対象とする。ラインCCD
スキャナ12は、読取対象とするフィルム画像をライン
CCDで読み取って画像データを画像処理部14へ出力
する。画像処理部14は、ラインCCDスキャナ12か
ら出力された画像データが入力すると、この画像データ
に対して各種の補正等の画像処理を行って記録用画像デ
ータとした後に図示しないレーザプリンタ部へ出力す
る。
【0024】図2及び図3に示されるように、ラインC
CDスキャナ12は、作業テーブル10に対して下方に
配置された光源部28、作業テーブル10により支持さ
れたミラーボックス30、このミラーボックス30の上
方へ着脱可能に装着されるフィルムキャリア32、及び
作業テーブル10を挟んで光源部28の反対側に配置さ
れた読取部34を備えている。光源部28はハロゲンラ
ンプやメタルハライドランプ等から成るランプ38、リ
フレクタ40及び、これらを収納した金属製のケーシン
グ36を備えている。リフレクタ40は光反射面として
略半球状の凹面を有しており、この凹面がランプ38を
囲むように支持されている。ランプ38から射出された
光の一部はリフレクタ40によって反射されて一定の方
向へ射出される。またケーシング36内には、ランプ3
8からの射出光の光軸Lに沿ってUV/IRカットフィ
ルタ43、光源絞り44及びターレット46がランプ3
8側から順に設けられている。ここで、UV/IRカッ
トフィルタ44は射出光の紫外域及び赤外域の波長の光
をカットすることで写真フィルム48の温度上昇を防止
し読取精度を向上させる。
【0025】光源絞り44は、図2に示されるように光
軸L方向において光源であるランプ38とフィルムキャ
リア32との間へ配置され、ランプ38から出射されて
読取位置Rへ支持された写真フィルム48へ入射する読
取光の光量を調整する。図6に示されるように光源絞り
44は絞り板50,52と、この絞り板50,52へ連
結されたキャリア82,84と、このキャリア82,8
4を支持したガイドレール86,88とを備えている。
一対の絞り板50,52は、それぞれガイドレール8
6,88により光軸Lと直交する平面上において、光軸
Lに対して直交する光軸接離方向(矢印H方向)へ移動
可能に支持されている。また一対の絞り板50,52は
光軸接離方向において光軸Lを挟むように配置される。
【0026】一対の絞り板50,52には、それぞれ光
軸接離方向における光軸L側の一端から他端に向けて略
V字状の切り欠き50A,52Aが形成されている。絞
り板50には、切り欠き50Aの周辺部に切り欠き50
Aを囲むようにフィルムキャリア32の方向へ凸状とさ
れた段差部50Bが形成されている。また絞り板52に
は、切り欠き50Bの周辺部に切り欠き52Aを囲むよ
うにランプ38の方向へ凸状とされた段差部52Bが形
成されている。ここで、段差部50Bのフィルムキャリ
ア32側の上面と段差部52Bのランプ38側の下面と
は、光軸L方向において可能な限り近接し、かつ互いに
平行となるように支持されている。
【0027】切り欠き50A,52Aは、絞り板50,
52の移動方向と直交する板幅方向(矢印W方向)にお
いて対称的に形成された一対の傾斜面からなり、光軸L
側の一端から他端に向けて幅が連続的に縮小するように
形成されている。切り欠き50A,52Aを形成した一
対の傾斜面はそれぞれ対数曲線に沿った曲面とされてい
る。従って、一対の絞り板50,52を図6に示される
位置から光軸Lへ向かって互いに接近する方向へ移動さ
せると、2点鎖線で示されるような光軸Lを中心とする
略菱形の絞り開口90が形成される。
【0028】また絞り板50,52を挟んでガイドレー
ル86,88とは逆側の位置には、絞り板50,52の
他端部へ係合するガイド部材92が配置されている。こ
のガイド部材92には、光軸L側の面における上下2位
置にそれぞれガイド溝(図示省略)が設けられており、
このガイド溝はガイドレール86,88と平行な方向へ
長く形成されている。ガイド部材92の下側のガイド溝
には絞り板50の端部が摺動可能に挿入し、上位置のガ
イド溝には絞り板52の端部が摺動可能に挿入する。画
像読取装置のフレームには、図6に示されるように一対
のプーリ94,96が回動可能に配置されている。これ
ら一対のプーリ94,96は、光軸接離方向においてガ
イドレール86,88を挟むように配置されている。こ
こで、プーリ94の支軸94Aは従動軸とされ、プーリ
96の支軸96Aはステッピングモータ98へ連結され
た駆動軸とされている。一対のプーリ94,96には1
本のループ状ベルト100が巻き掛けられており、プー
リ94とプーリ96とは常に同一方向へ等量回転するよ
うにベルト100により連結されている。ベルト100
には、その周長を2等分するような2位置P1 ,P2
それぞれキャリア82,84が固定されている。
【0029】ステッピングモータ98は、モータドライ
バ102から入力する駆動制御信号の極性に応じた方向
へ回転し、かつ駆動制御信号と共に入力する駆動パルス
のパルス数に比例する回転量だけ回転する。ここで、ス
テッピングモータ98が時計方向(図6に示す矢印C方
向)へ回転すると、キャリア82,84は互いに接近す
る方向へ移動し、このキャリア82,84の移動と共に
絞り板50,52がそれぞれ光軸Lへ等距離だけ接近し
て絞り開口90の面積が縮小する。またステッピングモ
ータ98が反時計方向(図6に示す矢印UC方向)へ回
転すると、キャリア82,84は互いに離間する方向へ
移動し、このキャリア82,84の移動と共に絞り板5
0,52がそれぞれ光軸Lから等距離だけ離れて絞り開
口90の面積が拡大する。従って、光源絞り44は、一
対の絞り板50,52を光軸Lに対して互いに接近又は
離間させて絞り開口90の面積を変化させ、絞り開口9
0を通過する読取光の光量を調整できる。
【0030】また円板状のターレット46は光軸Lと平
行な支軸により回転可能に支持されている。このターレ
ット46には、図4(B)に示されるように写真フィル
ム48及び読取部34へ到達する光の色成分を写真フィ
ルム48の種類(ネガフィルム/リバーサルフィルム)
に応じて適切に設定するネガフィルム用バランスフィル
タ53及びリバーサルフィルム用バランスフィルタ54
が嵌め込まれている。ターレット46はバランスフィル
タ53,54の何れか一方(図4ではバランスフィルタ
53)を光軸L上へ支持する。
【0031】なお、画像読取装置には、上記のような1
枚のターレット46に代えて図5に示されるように赤光
を吸収するシアンフィルタ用のターレット56、緑光を
吸収するマゼンタフィルタ用のターレット58及び青紫
光を吸収するイエローフィルタ用のターレット60を重
層的に設けてもよい。ここで、ターレット56には、複
数(図5では6枚)のそれぞれ濃度が異なるシアンフィ
ルタ56Aが嵌め込まれている。またターレット58及
びターレット60にも、ターレット56と同様に複数の
マゼンタフィルタ58A及びイエローフィルタ60Aが
嵌め込まれている。そして各ターレット56,58,6
0は、それぞれのターレットから選択された1枚のフィ
ルタ56A,58A,60Aが光軸L上で重なるように
回転方向へ位置制御される。
【0032】ミラーボックス30は、ランプ38から出
射されてUV/IRカットフィルタ43、光源絞り44
及びターレット46を通過した光を読取位置Rへ導くた
めの光導波器として構成されている。ミラーボックス3
0は、上部になるに従って、即ち、写真フィルム22に
近づくに従ってフィルムキャリア32により搬送される
写真フィルム48の搬送方向の長さが狭くなり(図2参
照)、この搬送方向に直交するフィルム幅方向の長さが
広がる(図3参照)形状とされている。ミラーボックス
30には、光軸L上へそれぞれ支持された下面及び上面
に光拡散板30A,30Bが配置されている。
【0033】ミラーボックス30は光拡散板30Aへ入
射した光を、光出射部である光拡散板30Bから写真フ
ィルム48の幅方向を長手方向とするスリット光とする
と共に光拡散板30A,30Bによって拡散光としてフ
ィルムキャリア32により読取位置Rへ支持された写真
フィルム48へ照射する。このようにミラーボックス3
0から射出される光を拡散光とすることにより、写真フ
ィルム48に照射される光の光量むらが低減され、フィ
ルム画像に均一な光量のスリット光が照射されると共
に、写真フィルム48上のフィルム画像に傷が付いてい
たとしてもこの傷が目立ちにくくなる。このミラーボッ
クス30は、写真フィルム48の種類毎に用意されてお
り、写真フィルム48に応じて選択される。なお、図2
及び図3に示されたミラーボックス30及びフィルムキ
ャリア32は135サイズの写真フィルム用であるが、
他の種類の写真フィルムには、図示のミラーボックス3
0及びフィルムキャリア32とは形状等が異なる専用の
ミラーボックス及びフィルムキャリアが用意される。
【0034】フィルムキャリア32の上面及び下面にお
ける光軸Lに対応する位置には、フィルム幅方向へ写真
フィルム48の幅より長いスリット状の開口(図示省
略)が設けられている。ミラーボックス30から出射さ
れたスリット光は、フィルムキャリア32の下面に設け
られた開口を通して写真フィルム48に照射され、写真
フィルム48を透過した光は、フィルムキャリア32の
上面に設けられた開口を通して読取部34へ到達する。
【0035】なお、フィルムキャリア32には読取位置
に対して上流側及び下流側の位置へそれぞれ写真フィル
ム48を挟持搬送するローラ対(図2参照)が配置され
ており、これらのローラ対により写真フィルム48は、
スキャンの種類がプリスキャンであるかファインスキャ
ンであるか、フィルム画像の濃度等に応じた複数の速度
でフィルムキャリア32内を搬送される。
【0036】図2及び図3に示されるように、読取部3
4は作業テーブル10の上方へ支持されたケーシング6
2内に収容されている。ケーシング62内には上面にラ
インCCD64が取付けられた載置台66が設けられて
おり、この載置台66の下面からは互いに平行とされた
複数本の支持レール68が下方へ延出している。支持レ
ール68にはレンズユニット70が配置され、レンズユ
ニット70は支持レール68により光軸Lと平行な軸方
向(矢印A方向)へ移動可能に支持されている。従っ
て、レンズユニット70を矢印A方向へ移動させること
より、ラインCCD64上に結像するフィルム画像の変
倍が可能となる。
【0037】作業テーブル10の作業面10Aには、図
3に示されるように支持フレーム72が立設されてい
る。支持フレーム72の側面には長手が光軸Lと平行と
なるようにガイドレール74が配置されており、このガ
イドレール74は載置台66の端部と係合し、載置台6
6を光軸Lと平行な方向(矢印B方向)へ移動に支持し
ている。これにより、変倍時及びオートフォーカス時に
おける共役長の確保が可能となる。
【0038】レンズユニット70は複数枚のレンズから
成り、レンズ間にはレンズ絞り76が設けられている。
図4(C)に示されるように、レンズ絞り76は複数枚
の略C字状に成形された絞り板78を備えている。複数
枚の絞り板78は光軸Lを中心として渦巻状に配置さ
れ、光軸Lに対して外側の一端部がピンにより回動可能
に軸支されている。複数枚の絞り板78は図示しないリ
ンクを介して互いに連結されており、レンズ絞り駆動モ
ータ(図示省略)の駆動力が伝達されると同一の方向に
回動する。この絞り板78の回動に伴って光軸Lを中心
として絞り板78により形成される略星形の開口部分の
面積が変化し、レンズ絞り76を通過する光の光量が変
化する。
【0039】ラインCCD64には3ラインのセンシン
グ部が設けられている。このセンシング部は、写真フィ
ルム48の幅方向と平行な直線に沿って一列に多数配列
されたCCDセル及びフォトダイオード等からなる多数
の光電変換素子及びシャッタ機構を備え、各センシング
部の光入射側にはR、G、Bの色分解フィルタの何れか
が取付けられている(所謂、3ラインカラーCCD)。
また各センシング部付近には、多数のCCDセルからな
る転送部が各センシング部に対応して各々設けられてお
り、各センシング部のCCDセルに蓄積された電荷は対
応する転送部を介して転送される。
【0040】ラインCCD64の光入射側には、図2及
び図3に示されるようにCCDシャッタ80が設けられ
ている。このCCDシャッタ80には図4(D)に示さ
れるようにNDフィルタ82が嵌め込まれている。CC
Dシャッタ80は回転可能に支持されており、NDフィ
ルタ80Aが嵌め込まれていない遮光部80Aを光軸L
を含む領域80Bへ一致させて暗補正のためにラインC
CD64に入射される光を遮光する全閉状態、領域80
Bへ干渉しない位置へ退避して通常の読み取りや明補正
のためにラインCCD64に光を入射させる全開状態、
NDフィルタ82を領域80Bと一致させてリニアリテ
ィ補正のためにラインCCD64に入射される光をND
フィルタ82によって減光する減光状態の何れかの状態
に切り替わる。
【0041】上記のように構成された画像読取装置で
は、ラインCCDスキャナ12により写真フィルム48
を予備的に読み取るプリスキャンを行った後、高品質の
再生用画像データを得るためのファインスキャンを行
う。プリスキャンは、光源絞り44、レンズ絞り76、
CCD電子シャッタ等により設定される読取条件が固定
され、副走査速度、即ち読取時における写真フィルム4
8の搬送速度を最大速度として行われる。そして画像読
取装置は、プリスキャンにより得られた画像データに基
づいて写真フィルム48の全てのフィルム画像の画像濃
度、色バランス等をそれぞれ判定し、この判定結果に基
づいて各フィルム画像に対するファインスキャンの読取
条件を設定し、この読取条件に対応させて光源絞り4
4、ターレット46、レンズ絞り76、CCD電子シャ
ッタ等を制御する。ここで、プリスキャンは写真フィル
ム48を高速で一方向へ搬送すると共に行われる。また
ファインスキャンは写真フィルム48の全ての写真画像
へのプリスキャンが完了した後に写真フィルム48の搬
送方向を反転して写真フィルムを低速で搬送すると共に
行われる。ファインスキャン時にラインCCD64から
出力された電気信号はディジタルデータへ変換され、画
像処理部14へ出力される。
【0042】次に、本発明の第1の実施形態の画像読取
装置における要部の構成を詳細に説明する。前述したよ
うに光源であるランプ38から出射された光は、絞り板
50,52により形成される絞り開口90を通過して光
導波器であるミラーボックス30へ入射する。ミラーボ
ックス30は、図7に示されるように上下面が開口した
筒上体104と、この筒状体104の上下面をそれぞれ
塞ぐように配置された拡散板30A及び拡散板30Bと
を備えている。筒状体104の内面全体は高い光反射率
を有する鏡面104Aとして構成されており、ランプ3
8から拡散板30Aへ入射した光を読取位置Rの方向へ
導くと共に主走査方向へ長いスリット光として拡散板3
0Bから出射する。
【0043】一方、フィルムキャリア32には、ミラー
ボックス30からのスリット光が照射される読取位置R
を頂部として写真フィルム48をU字状に湾曲させて保
持するガイド部材(図示省略)が設けられている。これ
により、写真フィルム48を湾曲させない場合と比較し
て読取位置Rを通過する主走査線S上での写真フィルム
48の平面性を向上できる。フィルムキャリア32のガ
イド部材には、図8に示されるように主走査線Sに沿っ
て長いガラスガイド板106が配置されている。ガラス
ガイド板106は長方形のガラス板により形成され、主
走査方向を長手とするように支持されている。写真フィ
ルム48は、湾曲頂部の下面をガラスガイド板106の
上面へ接触させるか、又は湾曲頂部の下面とガラスガイ
ド板106の上面との間に微小な隙間が形成されるよう
に支持される。
【0044】ガラスガイド板106の下面には、図8に
示されるように一対の光拡散板108が固着されてい
る。一対の光拡散板108は、写真フィルム48の画像
記録領域48Aに対して主走査方向の外側のフレーム外
領域48Bへそれぞれ対応する位置へ配置されており、
ガラスガイド板106を挟んで写真フィルム48の両端
部のフレーム外領域48Bへそれぞれ正対する。ここ
で、写真フィルム48のフレーム外領域48Bには、図
8に示されるようにパーフォレーション110及びバー
コードパターン112が設けられている。パーフォレー
ション110はフィルムを貫通した方形の穴からなり、
写真フィルム48の搬送方向である副走査方向へ所定の
ピッチ毎に設けられている。ここで、所定の位置にある
一対のパーフォレーション110は画像記録領域48A
の副走査方向の先端及び後端を規定している。またバー
コードパターン112は画像記録領域48Aへ対応する
位置へ設けられており、写真フィルム48に関する種
類、コマ番号、全コマ数等の各種情報を副走査方向へ連
続した濃度差パターンにより表示している。
【0045】ミラーボックス30の拡散板30Bから出
射された散乱光(スリット光)は、図7に示されるよう
にガラスガイド板106又は光拡散板108及びガラス
ガイド板106を透過して写真フィルム48へ照射され
る。このとき、ミラーボックス30から出射される散乱
光は、主走査方向において光軸Lから離れるに従って光
軸Lに対する傾きが大きくなる。このことから、写真フ
ィルム48の画像記録領域48Aを透過した光線束S1
は、光軸Lと略平行な光線束と見做せるが、光拡散板1
08へ入射する散乱光は、光軸Lに対して傾いた光線束
になる。光拡散板108は、ミラーボックス30から入
射した光を再び散乱すると共にフレーム外領域48Bに
対して略垂直に入射するように角度変更する。これによ
り、写真フィルム48のフレーム外領域48Aを透過し
た光は光軸Lと略平行な光線束S 2 となる。
【0046】レンズユニット70は、そのレンズ光軸が
図7に示されるように画像記録領域48Aを透過した光
線束S1 の光軸Lと一致するように支持されている。ま
たレンズユニット70の入射瞳70Aは、写真フィルム
48を透過した光線束S1 及び光線束S2 が入射可能と
なる開口径を有している。レンズユニット70は、入射
瞳70Aへ入射した光線束S1 及び光線束S2 をライン
CCD64上へ結像する。このとき、光線束S1 は、光
軸Lを中心とするラインCCD64の中央部のセンシン
グ部に結像され、また光線束S2 は、光線束S1 が結像
されたセンシング部の外側のセンシング部に結像する。
これにより、ラインCCD64は、一定の周期毎に画像
記録領域48Aの画像をに対応する電気信号及び、フレ
ーム外領域48のパーフォレーション110及びバーコ
ードパターン112に対応する電気信号を並列的に出力
する。
【0047】尚、本発明の第1の実施形態に係る写真フ
ィルムのフレーム外領域へ散乱光を照射するための光拡
散板108は、ミラーボックス30へ配置された光拡散
板30A,30Bと同様に構成されており、例えば乳白
色板、オパールガラス、LSD(ライトシェービングデ
ィフューザ)からなる。
【0048】次に、本発明の第1の実施形態の画像読取
装置の作用を説明する。本実施形態の画像読取装置の制
御部(図示省略)は、レンズユニット70による光学倍
率に応じてラインCCD64における光線束S1 が結像
するセンシング部の範囲と光線束S2 が結像するセンシ
ング部の範囲とを予め判断し、プリスキャン時又はファ
インスキャン時にCCD64上における光線束S1 が結
像するセンシング部からの電気信号により画像データを
発生し、光線束S2 が結像するセンシング部からの電気
信号によりパーフォレーション110を検出し、又はバ
ーコードパターン112により表示される情報を読み取
る。
【0049】以上説明した本実施形態の画像読取装置に
よれば、光拡散板108がミラーボックス30から読取
位置Rへ支持された写真フィルム48のフレーム外領域
48Bへ照射される光線束を散乱光とすると共に、この
散乱光を光軸Lと平行となるように角度変更することに
より、レンズユニット70により画像記録領域48Aを
透過した光線束S1 及びフレーム外領域48Bを透過し
た光線束S2 をラインCCD64上へ結像できるので、
画像記録領域48Aと共通のランプ38及びラインCC
D64によりパーフォレーション110及びバーコード
パターン112検出し、又は読み取ることができる。こ
の結果、フレーム外領域48Bのパーフォレーション1
10を検出し、又はパターンパターン112を読み取る
ための専用の光源、光学的センサ等を不要にできるの
で、部品点数の減少により装置の小型化及びコスト低減
が可能になる。
【0050】次に、本発明の第1の実施形態の画像読取
装置における要部の変形例を説明する。図9には本発明
の第1の実施形態の画像読取装置へ適用されるミラーボ
ックスの変形例が示されている。尚、この図9に示され
る部材において図1から図8に基づいて説明した部材と
基本的に構成及び機能が共通する部材については同一符
号を付して説明を省略する。図9に示されるようにミラ
ーボックス114内には主走査方向の中央部に導波路1
16が設けられ、主走査方向における両端部にそれぞれ
副走査方向へ偏平な導波路118が設けられている。導
波路116内は略直方体状の中空とされており、その内
面全体が高い光反射率を有する鏡面116Aにより形成
されている。また導波路118はミラーボックス114
の側板部へ接したガラス板により構成されており、ミラ
ーボックス114の側板部との界面及び導波路116と
の界面がそれぞれガラス内に向かって高い光反射率を有
する鏡面118A,118Bにより形成されている。
【0051】ここで、導波路116の上面開口は、ガラ
スガイド板106を介して読取位置Rへ支持された写真
フィルム48の画像記録領域48Aへ正対し、また導波
路118の上端面は、光拡散板108及びガラスガイド
板106を介して読取位置Rへ支持された写真フィルム
48のフレーム外領域48Bへ正対するように支持され
ている。これにより、導波路116の下面開口へ入射し
た光は、導波路116内を導波されてガイドガラス10
6を通して画像記録領域48Aへ照射される。また一対
の導波路118の下端面へ入射した光は、それぞれ導波
路118内を導波されて光拡散板108及びガラスガイ
ド板106を通してフレーム外領域48Bへ照射され
る。このとき、光拡散板108は入射した光を散乱光と
する共に写内を導波されてガイドガラス106を通して
フレーム外領域48Bへ照射する。画像記録領域48A
及びフレーム外領域48Bを透過した光線束S1 及び光
線束S2 はそれぞれレンズユニット70へ入射してレン
ズユニット70によりラインCCD64上へ結像され
る。
【0052】従って、図9に示される画像読取装置によ
れば、ランプ38からミラーボックス30へ入射する光
の一部が導波路116により写真フィルム48の画像記
録領域48Aへ照射されるようにへ導かれ、かつミラー
ボックス30へ入射する光の残りの一部が導波路118
により写真フィルム48のフレーム外領域48Bへ照射
されるように導かれることにより、ランプ38からミラ
ーボックス30へ入射する光を導波路116及び導波路
118により所望の光量比に分配し、これらの光をそれ
ぞれ画像記録領域48A及びフレーム外領域48Bへ照
射できるので、写真フィルム48の画像記録領域48A
及びフレーム外領域48Bへ照射される光の適正光量へ
調整できる。ここで、導波路116の入射側の開口面積
と導波路118の入射側端面の面積との比を変化させれ
ば、導波路116及び導波路118による光量の分配比
を調整することが可能になる。
【0053】また図10には本発明の第1の実施形態の
画像読取装置へ光学的センサとしてエリアCCDを適用
した場合の構成例が示されている。ミラーボックス12
0には下面及び上面にそれぞれ光拡散板120A及び光
拡散板120Bが配置されている。ミラーボックス12
0は、その下面開口及び上面開口が画像を読み取る写真
フィルム(図示省略)の画像記録領域の形状へ対応する
方形形状とされている。これにより、ミラーボックス1
20の光拡散板120Bから出射される拡散光は、光軸
Lに対する直角断面が写真フィルムの画像記録領域へ対
応する方形形状となる。
【0054】ミラーボックス120の上方には、光軸L
に沿って光拡散板122、レンズユニット70及びエリ
アCCD124が配置されている。光拡散板122は長
尺の光拡散材を長方形に連結して額縁状にしたものであ
り、この光拡散板122の内側には写真フィルムの画像
記録領域の形状及び面積に対応する方形の開口126が
形成される。またエリアCCD122には2次元的なセ
ンシング部が設けられている。このセンシング部は、写
真フィルムの長手方向及び幅方向へそれぞれ所定の間隔
毎に多数配列されたCCDセル及びフォトダイオード等
からなる多数の光電変換素子及びシャッタ機構を備え、
各センシング部の光入射側にはR、G、Bの色分解フィ
ルタの何れかが取付けられている。
【0055】光拡散板122の上方には、写真フィルム
を保持するフィルムキャリア(図示省略)が着脱可能に
装着される。このフィルムキャリアにより写真フィルム
は光軸L上の読取位置Rへ支持される。このとき、ミラ
ーボックス120から出射された光は光拡散板122及
び開口126へ入射する。開口126へ入射した拡散光
は写真フィルムの画像記録領域へ照射され、画像記録領
域を透過した光線束はレンズユニット70へ入射する。
レンズユニット70は、写真フィルムの画像記録領域を
透過した光線束をエリアCCD上へ2次元的な像として
結像する。また光拡散板122は、ミラーボックス12
0から入射した光を再び散乱すると共に写真フィルムの
フレーム外領域に対して略垂直に入射するように角度変
更する。これにより、写真フィルムのフレーム外領域を
透過した束は光軸Lと略平行な光線束となってレンズユ
ニット70へ入射する。レンズユニット70は、写真フ
ィルムのフレーム外領域を透過した光をエリアCCD上
へ2次元的な像として結像する。ここで、光拡散板12
2から出射された光は、画像記録領域に対して主走査方
向の外側のフレーム外領域及び副走査方向の外側のフレ
ーム外領域へそれぞれ照射される。このため、パーフォ
レーション又はバーコードパターンが画像記録領域に対
して主走査方向の外側のフレーム外領域及び副走査方向
の外側のフレーム外領域の何れに設けられている場合で
も、エリアCCDによりパーフォレーション及びバーコ
ードパターンを検出し、又は読み取ることが可能にな
る。
【0056】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態に係る画像読取装置の構成を図面を参照して説
明する。尚、図11から図13に示される部材において
図1から図10に示される第1の実施形態の画像読取装
置における部材と基本的に構成及び機能が共通する部材
については同一符号を付して説明を省略する。
【0057】本実施形態の画像読取装置では、第1の実
施形態の場合と同様にランプ38から出射される光の光
軸Lに沿って光源側から順に光源絞り130、ミラーボ
ックス30、ガラスガイド板106、レンズユニット7
0及びラインCCD64が配置されている。光源絞り1
30は、光軸Lを挟んで絞り板50,52を光軸Lと直
交する光軸接離方向(図11の矢印H方向)へ移動可能
に支持しており、図11に示される位置から光軸Lへ接
近する方向へ移動させて切り欠き50A,52Bにより
絞り開口90を形成する。これらの切り欠き50A,5
0Bは、絞り板50,52の移動方向と直交する板幅方
向(図11の矢印W方向)において対称的に形成された
一対の傾斜面からなり、光軸L側の一端から他端に向け
て幅が連続的に縮小するように形成されている。切り欠
き50A,52Aを形成した一対の傾斜面はそれぞれ対
数曲線に沿った曲面とされている。
【0058】また絞り板50,52には、それぞれ一対
の絞り開口132,134が形成されている。この一対
の絞り開口132,134は、板厚方向へ貫通した円形
の穴からなり、板幅方向へは切り欠き50A,50Bの
底部(V字状溝の尖端)と平行となる位置を中心として
形成され、かつ光軸Lを通過する板幅方向の直線に対し
て互いに対称となる2位置へそれぞれ配置されている。
【0059】光源絞り130の絞り板50,52を図1
1に示される位置から光軸L側の端部が互いに接する位
置まで接近させると、切り欠き50A,52Aにより略
菱形の絞り開口90が形成される。この状態から、絞り
板50,52を互いに重なり合う絞り方向へ移動させる
と共に絞り開口90の面積が減少して行き、絞り板5
0,52を切り欠き50Aの尖端と切り欠き52Aの尖
端が一致まで移動させると絞り開口90が閉じられて全
閉状態になる。従って、光源絞り130は、絞り板5
0,52を光軸L側の板端が互いに接する位置から切り
欠き50A,52Aの尖端が一致する位置までの範囲
(以下、第1の調整範囲という)内で移動させることに
より、絞り開口90の面積を変化させて写真フィルム4
8の画像記録領域48Aへ照射される光の光量を調整す
る。但し、絞り開口90を通過する光の光量より大光量
の光を写真フィルム48の画像記録領域48Aへ照射す
る必要がある場合には、図11に示されるように絞り板
50,52を互いに離間した状態としてランプ38から
出射された光をミラーボックス30へ入射させることも
可能である。
【0060】図12に示されるように絞り板50,52
を絞り開口90が閉じられ位置まで絞り方向へ移動させ
ると、絞り板50の絞り開口132と絞り板52の絞り
開口134が一致する。これにより、写真フィルム48
の画像記録領域48Aへ照射される光が絞り板50,5
2により遮られ、かつ絞り開口132,134を通過し
た光のみがミラーボックス30へ入射する。この絞り開
口132,134により形成される開口は、その開口面
積が切り欠き50A,52Aにより形成される絞り開口
90が閉じられた時に最大となり、絞り板50,52を
更に絞り方向へ移動させると減少して行き、開口面積が
最大となる位置から絞り開口132,134の直径と等
しい距離移動すると閉じられる。従って、光源絞り13
0は、絞り板50,52を切り欠き50A,52Aの尖
端が一致する位置から絞り開口132,134の直径に
等しい距離だけ絞り方向へ移動した位置までの範囲(以
下、第2の調整範囲という)内で移動させることによ
り、絞り開口132,134により形成される開口の面
積を調整する。
【0061】ガラスガイド板106には、図12に示さ
れるように写真フィルム48への対向面上にチャートパ
ターン136が形成されている。このチャートパターン
136は、光軸Lと直交する平面上では写真フィルム4
8と重ならないガラスガイド板106の主走査方向の両
端部へそれぞれ設けられており、ガラスガイド板106
の副走査方向の一端から他端まで主走査方向と平行にな
るように引かれた多数の細線から構成されている。チャ
ートパターン136を構成する細線は光が透過しない薄
膜により形成されており、例えばCr(クロム)をガラ
スガイド板106上へ蒸着することにより形成される。
【0062】上記のように構成された画像読取装置にお
いて、ランプ38から出射されて光源絞り130の絞り
開口90を通過した光の大部分はミラーボックス30の
導波路116へ入射する。導波路116は入射した光を
読取位置Rへ支持された写真フィルム48の画像記録領
域48Aへ照射されるように導く。画像記録領域48A
を透過した光はレンズユニット70の入射瞳70Aへ入
射してレンズユニット70によりラインCCD64へ結
像する。またランプ38から出射されて光源絞り130
の一対の絞り開口132,134を通過した光はミラー
ボックス30の一対の導波路116へそれぞれ入射す
る。導波路116は入射した光をガラスガイド板106
の両端部へ入射するように導く。ガラスガイド板106
の両端部を透過してチャートパターン136を投影した
光線束S3 は、図13に示されるようにレンズユニット
70の入射瞳70Aへ入射してレンズユニット70によ
りラインCCD64へ結像する。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態の画像読取
装置の作用を説明する。本実施形態の画像読取装置で
は、写真フィルム48の画像記録領域48Aのファイン
スキャンを行う前に自動合焦(オートフォーカス)制御
による焦点合わせを行う。この自動合焦制御は写真フィ
ルム48の種類やプリンとサイズ等に応じて異なる頻度
で行われるが、少なくともフィルムキャリアが交換され
た場合、フィルムキャリアへセットされる写真フィルム
48が交換された場合及びレンズユニット70により光
学倍率が変更された場合には、ファインスキャンの実行
前に行う必要がある。
【0064】画像読取装置の制御部(図示省略)は自動
合焦制御を行う場合には、光源絞り130の絞り板5
0,52を絞り方向へ移動させて絞り開口90を閉じ、
絞り板50,52を絞り開口132,134が一致する
位置で停止させる。これにより、絞り開口132,13
4を通過した光のみがミラーボックス30へ入射する。
この光は導波路118により導かれてガラスガイド板1
06の両端部へ照射される。ガラスガイド板106の両
端部を透過してチャートパターン136が投影された光
はレンズユニット70を通してラインCCD64上へ入
射する。このときラインCCD64への入射光量が過大
である場合には、制御部は絞り板50,52を絞り方向
へ移動させて絞り開口132,134による開口面積を
減少させる。光量調整後、制御部はレンズユニット70
を支持した載置台を光軸Lの軸方向へ移動させ、レンズ
ユニット70による光学倍率に応じて規定されるライン
CCD64における光線束S3 が入射するセンシング部
の範囲からの電気信号によりコントラストを判断し、最
も高いコントラストが得られるレンズユニット70の位
置を合焦と判断する。
【0065】以上説明した本実施形態の画像読取装置に
よれば、光源絞り130の絞り板50,52を光軸接離
方向における第1の調整範囲内で移動させれば、絞り開
口90によって写真フィルム48の画像記録領域48A
へ照射される光の光量を調整でき、また絞り板50,5
2を更に第1の調整範囲より絞り側の第2の調整範囲内
で移動させれば、写真フィルム48の画像記録領域48
Aへ殆ど光を照射することなく、絞り開口132,13
4によってガラスガイド板106の両端部へ照射される
光の光量を調整できるので、絞り板50,52によって
画像記録領域48A及びフレーム外領域であるガラスガ
イド板106の両端部へ照射される光の光量を精度よく
適正光量へ調整でき、かつガラスガイド板106の両端
部へ照射される光のシェーディング形状を良好なものに
できる。この結果、ガラスガイド板106の両端部へ設
けられたチャートパターン136へ照射される光の光量
及びシェーディング形状を適正なものにでき、自動合焦
制御を精度よく行うことができる。またガラスガイド板
106の両端部へ光を照射する場合には、写真フィルム
48の画像記録領域48Aへ照射される光が絞り板5
0,52によって遮蔽されるので、写真フィルム48の
画像記録領域48Aへ強い光が当たって写真フィルム4
8に熱損傷が生じることを防止できる。
【0066】さらに本実施形態の画像読取装置によれ
ば、絞り開口90を通過してミラーボックス30へ入射
した光が導波路116により読取位置Rへ支持された写
真フィルム48の画像記録領域48Aへ照射されるよう
にへ導かれ、かつ絞り開口132,134を通過してミ
ラーボックス30へ入射した光が導波路118によりガ
ラスガイド板106の両端部へ照射されるように導かれ
ることにより、光導波路116により絞り開口90から
読取位置へ支持された写真フィルム48の画像記録領域
48Aまでの光量損失を抑制できるので、光量損失によ
り画像記録領域48Aへ照射される光の光量及びシェー
ディングが不安定になることを防止でき、かつ導波路1
18により絞り開口132,134からフレーム外領域
でアるガラスガイド板106の両端部までの光量損失を
抑制できるので、光量損失によりガラスガイド板106
の両端部へ照射される光の光量及びシェーディング形状
が不安定になることを防止できる。
【0067】また本実施形態の画像読取装置では、絞り
板50,52が第1の調整範囲内にある場合に絞り開口
90を形成するV字状の切り欠き50A,52Aの一対
の傾斜面がそれぞれ対数曲線に沿った曲面とされてい
る。これにより、絞り板50,52Aが第1の調整範囲
内において絞り開口90の面積減少方向へ移動すると共
に移動量当たりの絞り開口90の面積減少率が小さくな
り、絞り開口90の面積が小さくなるに従って絞り板5
0,52の単位移動量に当たりの光量変化量を小さくで
きるので、写真フィルム48の画像記録領域48Aへ照
射する光を小光量とする場合には、画像記録領域48A
へ照射される光の光量を微小調整することが可能にな
る。ここで、絞り板48の単位移動量は、例えばステッ
ピングモータの1パルス当たりの回転量により定められ
るが、読取精度への影響が大きい小光量域においてステ
ッピングモータへのパルス出力時の光量変化を滑らかに
できる。
【0068】次に、本発明の第2の実施形態の画像読取
装置における要部の変形例を説明する。図14には本発
明の第2の実施形態に係る光源絞りへ適用される絞り板
の変形例が示されている。図14に示される絞り板13
8,140は、図11から図13に示される光源絞り1
30へ絞り板50,52に代えて適用可能なものであ
る。絞り板138,140の光軸L側の端部には、それ
ぞれ板幅方向(矢印W方向)の中央部に凹部138A,
140Aが設けられている。この凹部138A,140
Aは光軸Lを中心とする所定の半径Rを有する円軌跡に
沿った曲線により形成されている。ここで、半径Rは、
ランプ38から出射される光のビーム径の半径に対応す
る長さである。また絞り板138,140には、それぞ
れ光軸L側の端部に凹部138A,140Aを挟んで一
対のスリット142,144が設けられている。これら
のスリット142,144は、絞り板138,140の
一端から他端へ向けて光軸接離方向と平行に形成されて
いる。また絞り板138の1本のスリット142と絞り
板140の1本のスリット144とは互いに対応する位
置へ配置されており、絞り板138,140を図14に
示される位置から絞り方向へ移動させると、所定の位置
で開口側の一部が重なり合って開口146を形成する。
この絞り開口146は、絞り板138,140が絞り方
向へ移動するに従って開口面積が減少する。
【0069】従って、絞り板138,140を光源絞り
130へ適用した場合には、絞り板138,140を図
14に示される位置から凹部138A,140A間に形
成される開口が閉じられる位置までの第1の調整範囲内
で移動させて写真フィルム48の画像記録領域48Aへ
照射される光の光量を調整する。また絞り板138,1
40を凹部138A,140A間に形成される開口が閉
じられる位置から絞り開口146が閉じられる位置まで
の第2の調整範囲内で移動させてチャートパターン13
6が設けられたガラスガイド板106の両端部へ照射さ
れる光の光量を調整する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像読取装
置によれば、写真フィルムの画像記録領域及び、この画
像記録領域外側のフレーム外領域へ共通の光源により光
量、シェーディング形状等が適正化された光を照射でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置を
示す斜視図である。
【図2】図1に示された画像読取装置の正面断面図であ
る。
【図3】図1に示された画像読取装置の側面断面図であ
る。
【図4】図1に示された画像読取装置における絞り板、
ターレット、レンズ絞り及びCCDシャッタの一例を各
々示す平面図である。
【図5】図1に示された画像読取装置に適用可能なター
レットの他の例を示す平面図である。
【図6】図1に示された画像読取装置における光量絞り
の構成を示す平面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の画像読取装置におけ
る写真フィルムに対する画像読取に関わる要部の一例を
示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の画像読取装置におけ
る写真フィルムに対する画像読取に関わる要部の一例を
示す斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施形態の画像読取装置におけ
る写真フィルムに対する画像読取に関わる要部の変形例
を示す断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係る画像読取装置
における写真フィルムに対する画像読取に関わる光学的
センサとしてエリアセンサを用いた場合の要部を示す斜
視図である。
【図11】本発明の第2の実施形態の画像読取装置にお
ける写真フィルムに対する画像読取時の要部の状態を示
す斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施形態の画像読取装置にお
けるガラスガイド板の両端部のチャートパターン読取時
の要部の状態を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施形態の画像読取装置にお
けるガラスガイド板の両端部のチャートパターン読取時
の要部の状態を示す断面図である。
【図14】本発明の第2の実施形態の画像読取装置にお
ける光源絞りへ適用可能な絞り板の変形例を示す平面図
である。
【符号の説明】 30,114,120 ミラーボックス(光導波器) 30A,30B 光拡散板(第1の光拡散部材) 38 ランプ(光源) 48 写真フィルム 48A 画像記録領域 48B フレーム外領域 50,52,138,140 絞り板(絞り部材) 64 ラインCCD 70 レンズユニット 90 絞り開口(第1の絞り開口) 106 ガラスガイド板 108 光拡散板(第2の光拡散部材) 110 パーフォレーション 112 バーコードパターン 116 導波路(第1の導波路) 118 導波路(第2の導波路) 124 エリアCCD 130 光源絞り(光源絞り手段) 132,134 絞り開口(第2の絞り開口) 136 チャートパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H106 AA01 AA17 AA33 AA72 BG21 2H109 AA03 AA12 AA72 AA84 5C062 AA17 AB03 AB17 AE07 BA00 5C072 AA01 BA04 CA08 CA15 DA16 DA21 HB04 VA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 前記光源から入射した光を写真フィルムが支持される読
    取位置へ照射する光導波器と、 前記光導波器により前記読取位置へ照射される光におけ
    る少なくとも写真フィルムの画像記録領域へ照射される
    光線束を散乱光とする第1の光散乱部材と、 前記第1の光散乱部材により散乱光が照射された写真フ
    ィルムの画像記録領域からの反射光又は透過光の光軸上
    へ入射瞳が支持された結像光学系と、を有する画像読取
    装置であって、 前記光導波器は、前記光源から入射した光を前記読取位
    置へ支持される写真フィルムの画像記録領域へ照射され
    るように導く第1の導波路と、前記光源から入射した光
    を前記画像記録領域外側のフレーム外領域へ照射される
    ように導く第2の導波路と、を有することを特徴とする
    画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の導波路により前記読取位置へ
    支持された写真フィルムのフレーム外領域へ照射される
    光線束を散乱光とすると共に、該散乱光を前記フレーム
    外領域からの反射光又は透過光が前記入射瞳への入射す
    るように角度変更する第2の光散乱部材を有することを
    特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 光源と、 前記光源から入射した光を写真フィルムが支持される読
    取位置へ照射する光導波器と、 前記光源から出射されて前記光導波器へ入射する光の光
    軸に対して絞り部材を接離可能に支持し、該絞り部材が
    光軸接離方向における第1の調整範囲にある場合には前
    記読取位置へ支持された写真フィルムの画像記録領域へ
    照射される光の光量を調整する第1の絞り開口を形成
    し、前記絞り部材が前記第1の調整範囲とは異なる光軸
    接離方向の第2の調整範囲にある場合には前記画像記録
    領域へ照射される光線束を遮蔽すると共に、前記画像記
    録領域に対して主走査方向外側のフレーム外領域へ照射
    される光の光量を調整する第2の絞り開口を形成する光
    源絞り手段と、 を有することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記光導波器は、前記第1の絞り開口を
    通過した光を前記読取位置へ支持された写真フィルムの
    画像記録領域へ照射されるように導く第1の導波路と、
    前記第2の絞り開口を通過した光を前記画像記録領域に
    対して主走査方向外側のフレーム外領域へ照射されるよ
    うに導く第2の導波路と、を有することを特徴とする請
    求項3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り部材を、前記第1の調整範囲内
    において該絞り部材が前記第1の絞り開口の面積減少方
    向へ移動するに従って移動量当たりの第1の絞り開口の
    面積減少率が小さくなるような形状としたことを特徴と
    する請求項3又は4記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072361A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Canon Inc 照明光学系、該照明光学系を有する光学装置、画像処理装置

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