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JP2000000802A - 糸鋸盤の駆動装置 - Google Patents

糸鋸盤の駆動装置

Info

Publication number
JP2000000802A
JP2000000802A JP16545298A JP16545298A JP2000000802A JP 2000000802 A JP2000000802 A JP 2000000802A JP 16545298 A JP16545298 A JP 16545298A JP 16545298 A JP16545298 A JP 16545298A JP 2000000802 A JP2000000802 A JP 2000000802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide bar
motor
sliding rod
connecting rod
crankshaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16545298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Ohama
伸司 大浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP16545298A priority Critical patent/JP2000000802A/ja
Publication of JP2000000802A publication Critical patent/JP2000000802A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸鋸盤の駆動装置による振動を低減する。 【解決手段】 糸鋸刃23を支持する摺動棒19を垂直
方向に往復スライド運動可能にフレーム11に保持す
る。フレーム内に設置したモータ12の出力軸12aに
よりクランク軸13を駆動する。クランク軸のクランク
ピン14と摺動棒19との間をコンロッド17で連結す
る。クランク軸のクランク腕と反対側に釣合い錘16を
設ける。コンロッドとモータを、摺動棒を間に置いて互
いに反対側に配置し、クランク軸を釣合い錘と共に摺動
棒の下方に配置する。これにより釣合い錘と摺動棒の間
に繰り返し曲げが作用しなくなり、振動が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動を低減するこ
とができる糸鋸盤の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の糸鋸盤の駆動装置としては、実用
新案登録第3028076号で開示されるものや図3に
示すようなものが知られている。この図3に示す駆動装
置は、糸鋸刃1をその上下から支持したまま垂直方向に
往復スライド運動し得るようにフレーム2に保持される
上下摺動棒3,4と、フレーム2内に設置されたモータ
5と、モータ5の出力軸5aにより駆動される水平方向
に伸びたクランク軸6と、クランク軸6のクランクピン
7と摺動棒4との間を連結するコンロッド8とを具備し
ている。
【0003】モータ5はフレーム2内に横置きされ、そ
の水平に伸びる出力軸5aの先にクランク軸6が取り付
けられている。クランク軸6は円盤状に形成され、該円
盤の中心を外れた二個所にモータ5の出力軸5aとクラ
ンクピン7が取り付けられている。これにより、該円盤
上の出力軸5aとクランクピン7とのズレがクランク腕
とされ、また、クランク腕の反対側に釣合い錘9が形成
されることとなる。クランク軸6のクランクピン7には
コンロッド8の一端が連結され、コンロッド8の他端が
摺動棒4の側面に連結ピン10で連結される。
【0004】モータ5が起動し、クランク軸6が回転す
ると、クランク軸6のクランク腕、クランクピン7及び
コンロッド8を介しクランク軸6の回転運動が摺動棒4
の往復スライド運動に変換される。また、他方の摺動棒
3はフレーム2との間に介在する図示しないスプリング
により常時上方向に付勢されている。これにより、糸鋸
刃1が摺動棒4と共に往復スライド運動を行い、素材を
切削加工する。また、この摺動棒4の上下運動の際、摺
動棒4が上死点にある時に釣合い錘9には下方向に遠心
力が作用し、摺動棒4が下死点にある時に釣合い錘9に
は上方向に遠心力が作用するので、摺動棒4の上下運動
による振動が低減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の糸鋸盤
の駆動装置にあっては、クランク軸6と摺動棒4との間
にコンロッド8が配置されるので、摺動棒4と釣合い錘
9との間の距離Aが比較的大きい。このため、摺動棒4
が上下の死点に来るたびに摺動棒4と釣合い錘9との間
に曲げモーメントが繰り返し発生し、これによる振動が
新たに生ずるという問題がある。
【0006】また、クランクピン7とコンロッド8との
間にはベアリングが介在するが、このベアリングを点
検、交換等する場合、モータ5又は摺動棒4をフレーム
2から取り外さなければならないという不都合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に係る発明は、糸鋸刃(23)を支持した
まま垂直方向に往復スライド運動し得るようフレーム
(11)に保持される摺動棒(19)と、上記フレーム
(11)内に設置されたモータ(12)と、上記モータ
(12)の出力軸(12a)により駆動される水平方向
に伸びるクランク軸(13)と、上記クランク軸(1
3)のクランクピン(14)と上記摺動棒(19)との
間を連結するコンロッド(17)と、上記クランク軸
(13)のクランク腕(15)と反対側に設けられた釣
合い錘(16)とを具備した糸鋸盤の駆動装置におい
て、上記コンロッド(17)と上記モータ(12)が上
記摺動棒(19)を間に置いて互いに反対側に配置さ
れ、上記クランク軸(13)が上記釣合い錘(16)と
共に上記摺動棒(19)の下方に配置された糸鋸盤の駆
動装置を採用する。
【0008】また、請求項2に係る発明は、上記コンロ
ッド(17)が対峙するフレーム(11)の壁面上に、
開口(22)が設けられている請求項1に記載の糸鋸盤
の駆動装置を採用する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。
【0010】図1に示すように、この糸鋸盤のフレーム
の下部を形成する基台11内には駆動源となるモータ1
2が横向きに配置されている。モータ12の水平に伸び
る出力軸12aの先端には、同じく水平方向に伸びるク
ランク軸13が取り付けられている。
【0011】クランク軸13は、モータ12の出力軸1
2aに固着されるクランク腕15と、クランク腕15の
先端に取り付けられるクランクピン14とを有する。図
2に示すように、この実施の形態では、クランク軸13
は円盤として形成され、該円盤のその中心点を外れた半
径線上の二箇所においてモータ12の出力軸12aとク
ランクピン14が夫々円盤の表裏反対側に設けられてい
る。これにより、クランク腕15が出力軸12aとクラ
ンクピン14とのズレとして円盤と一体的に形成され、
また釣合い錘16がクランク腕15の反対側に来るよう
に円盤と一体的に形成される。
【0012】クランクピン14は、コンロッド17にボ
ールベアリング(図示せず)を介し連結され、コンロッ
ド17は連結ピン18を介し下摺動棒19に連結されて
いる。下摺動棒19は上下方向にスライド可能に案内筒
20を介し基台11に保持されている。モータ12が起
動すると、その出力軸12aの回転と共にクランク軸1
3が回転運動をし、この回転運動がコンロッド17によ
り下摺動棒19の上下往復運動に変換される。
【0013】ここで、コンロッド17とモータ12は、
下摺動棒19を間にして互いに反対側に配置され、クラ
ンク軸13が釣合い錘16と共に下摺動棒19の下方に
配置されている。より具体的には、下摺動棒19の中心
軸aの延長線がクランク軸13を成す円盤を厚さ方向で
二分する平面b内に含まれ、下摺動棒19の中心軸aの
延長線にモータ12の出力軸12aの中心軸cが直交す
るように、クランク軸13が下摺動棒19の真下に配置
されている。これにより、下摺動棒19の上下運動の
際、下摺動棒19が上死点にある時に釣合い錘16には
下方向に遠心力が作用し、下摺動棒19が下死点にある
時に釣合い錘16には上方向に遠心力が作用するので、
下摺動棒19の上下運動による振動が低減される。ま
た、下摺動棒19が上下の死点にある時に釣合い錘16
に作用する遠心力の作用線は下摺動棒19の中心軸aの
延長線と合致するので、従来における下摺動棒19と釣
合い錘16との間の距離A(図3参照)が解消され、下
摺動棒19が上下の死点にある時に下摺動棒19と釣合
い錘16との間に曲げや捩じりが発生しなくなり、この
曲げや捩じりの繰り返しによる振動も解消される。
【0014】上記コンロッド17はフレームを構成する
基台11の壁面に対峙しており、この壁面上には蓋21
で開閉可能に覆われる開口22が設けられている。この
開口22を利用してコンロッド17や、コンロッド17
とクランクピン14との間のボールベアリング(図示せ
ず)等の点検、交換等を行うことができる。その際、モ
ータ12や下摺動棒19等を動かしたり、外したりする
作業は不要である。
【0015】下摺動棒19の上記基台11上に突出した
個所には、糸鋸刃23の下部を着脱自在に把持する糸鋸
刃把持手段24が設けられている。糸鋸刃把持手段24
は公知の機構を備えた装置であるからその詳細な説明は
省略する。
【0016】上記基台11上における下摺動棒19の位
置と反対側には、フレームの上部を形成する固定アーム
25が略コの字形に取り付けられ、該固定アーム25の
基台11上へと伸びる水平部の先端には、可動アーム2
6が上下動可能にヒンジ27を介し連結されている。
【0017】可動アーム26の先端部には上記下摺動棒
19に対向する上摺動棒28が上下方向にスライド可能
に取り付けられている。上摺動棒28は可動アーム26
の先端部との間に介装された図示しないスプリングによ
り常時上方向に付勢されている。上摺動棒28の下部に
は、上述したと同様な糸鋸刃把持手段29が設けられて
いる。
【0018】上下摺動棒28,19間に糸鋸刃把持手段
29,24により保持された糸鋸刃23は、モータ12
の起動により下摺動棒19が下方にスライドすると上記
図示しないスプリングの付勢力に抗して下降し、下摺動
棒19が上方にスライドすると上記図示しないスプリン
グに引張られたまま上昇する。これにより、糸鋸刃23
は上下往復運動を繰り返しつつ素材を切断する。
【0019】可動アーム26の中間部には素材押え30
が取り付けられている。素材押え30は糸鋸刃23で加
工される素材を後述するテーブル31上に押さえ付けて
固定する役割を果たす。
【0020】可動アーム26上の上摺動棒28及び素材
押え30の下方には素材を載せるテーブル31が配置さ
れている。テーブル31は、その上面を水平にしたり傾
斜させたりすることができるように、傾斜手段32を介
して基台11上に取り付けられている。テーブル31の
中央には糸鋸刃23を通す鋸通し孔(図示せず)が設け
られている。
【0021】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、コンロッ
ドとモータが摺動棒を間に置いて互いに反対側に配置さ
れ、クランク軸が釣合い錘と共に摺動棒の下方に配置さ
れたことから、摺動棒と釣合い錘との間の距離を解消す
ることができる。従って、摺動棒が上下の死点にある時
に摺動棒と釣合い錘との間に曲げが発生しないように
し、この曲げの繰り返しによる振動を解消することがで
きる。
【0022】請求項2に係る発明によれば、コンロッド
やコンロッドとクランクピンとの間のベアリング等を開
口を通して覗くことができるので、従来のようにモータ
又は摺動棒をフレームから取り外さなくとも、それらの
点検、交換等を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駆動装置を備えた糸鋸盤の部分切
欠側面図である。
【図2】図1中II−II線矢視図である。
【図3】従来の駆動装置を備えた糸鋸盤の部分切欠側面
図である。
【符号の説明】
11…フレーム 12…モータ 12a…出力軸 13…クランク軸 14…クランクピン 15…クランク腕 16…釣合い錘 17…コンロッド 19…摺動棒 22…開口 23…糸鋸刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸鋸刃を支持したまま垂直方向に往復ス
    ライド運動し得るようフレームに保持される摺動棒と、
    上記フレーム内に設置されたモータと、上記モータの出
    力軸により駆動される水平方向に伸びるクランク軸と、
    上記クランク軸のクランクピンと上記摺動棒との間を連
    結するコンロッドと、上記クランク軸のクランク腕と反
    対側に設けられた釣合い錘とを具備した糸鋸盤の駆動装
    置において、上記コンロッドと上記モータが上記摺動棒
    を間に置いて互いに反対側に配置され、上記クランク軸
    が上記釣合い錘と共に上記摺動棒の下方に配置されたこ
    とを特徴とする糸鋸盤の駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記コンロッドが対峙するフレームの壁
    面上に、開口が設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の糸鋸盤の駆動装置。
JP16545298A 1998-06-12 1998-06-12 糸鋸盤の駆動装置 Pending JP2000000802A (ja)

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ID=15812697

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JP (1) JP2000000802A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530342A (ja) * 2007-06-21 2010-09-09 ピエレット、フィリップ ばら荷の材料を取扱う装荷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530342A (ja) * 2007-06-21 2010-09-09 ピエレット、フィリップ ばら荷の材料を取扱う装荷装置

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