JP2000000773A - 万力の機械式締付機構 - Google Patents
万力の機械式締付機構Info
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- JP2000000773A JP2000000773A JP16818298A JP16818298A JP2000000773A JP 2000000773 A JP2000000773 A JP 2000000773A JP 16818298 A JP16818298 A JP 16818298A JP 16818298 A JP16818298 A JP 16818298A JP 2000000773 A JP2000000773 A JP 2000000773A
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Abstract
持したワークを強固に締め付けるようにした。 【解決手段】 締付機構3と操作機構4とを有し、前記
締付機構3の端部に設けたケーシング51の内部には、
前記締付機構3の端部に設けた第1軌道輪61と、ケー
シング51の内部に位置する第2軌道輪62とを対向さ
せるとともに第1軌道輪61を第2軌道輪62に向けて
付勢し、前記第1軌道輪61と第2軌道輪62との対向
間隔を中心位置から外周縁に向って幅狭にして複数の球
体65を介在させ、前記第1軌道輪61と第2軌道輪6
2との対向間隔64の内部には、前記操作機構4の端部
に設けた軌道軸43を位置させ、操作機構4の操作によ
り前記軌道軸43を移動させて前記球体65を転動さ
せ、球体65の転動により第1軌道輪61と第2軌道輪
62との対向間隔64を制御し、第1軌道輪61の制御
により締付機構3でワークを締め付けたり、締め付けを
解除するようにした。
Description
強固に締め付けるようにした万力の機械式締付機構に関
するものである。
トグル式、カム式等の構造のものが知られている。ま
た、球体を使用した万力としては、本特許出願人が提案
した特開平9−47931号公報に記載のものが知られ
ている。この万力の構造は、バイス本体の上部に固定あ
ご及び可動あごを設け、可動あごを進退する締付ネジの
中心軸上に筒を設け、筒の中には進退する一対の第1軸
月軌道輪及び第2軸月軌道輪と、その軌道に挟まれた玉
を置き、両軸付き軌道輪を挟むように、一方に皿バネ
を、もう一方にスラスト転がり軸受けを嵌め、該軸受け
の外輪を筒に止め、相対向する一対の軸付き軌道輪のう
ち一方の軌道を軸方向へ変形させるようにしたものであ
る。
た公知の万力は、外部から振動や衝撃が作用すると、締
め付けているワークが緩むことがあるので、ワークの加
工処理を一時中断しなければならない欠点があるし、振
動や衝撃が発生する作業テーブルでは利用することがで
きない。したがって、振動や衝撃が作用してもワークが
緩むことがなく、確実に工作作業ができる万力が要望さ
れている。
を解消し、また従来からの要望に鑑み提案されたもの
で、締付機構と操作機構とを有し、前記締付機構の端部
に設けたケーシングの内部には、前記締付機構の端部に
設けた第1軌道輪と、ケーシングの内部に位置する第2
軌道輪とを対向させるとともに第1軌道輪を第2軌道輪
に向けて付勢し、前記第1軌道輪と第2軌道輪との対向
間隔を中心位置から外周縁に向って幅狭にして複数の球
体を介在させ、前記第1軌道輪と第2軌道輪との対向間
隔の内部には、前記操作機構の端部に設けた軌道軸を位
置させ、操作機構の操作により前記軌道軸を移動させて
前記球体を転動させ、球体の転動により第1軌道輪と第
2軌道輪との対向間隔を制御し、第1軌道輪の制御によ
り締付機構でワークを締め付けたり、締め付けを解除す
るようにしたことを特徴とする。
について詳細に説明する。図1は本発明をしゃこ万力に
用いた例の断面図であり、万力1は、フレーム2に締付
機構3と操作機構4とを設けた構成である。
字状で一端部21が固定あごを構成して他端部22に締
付機構3をネジ機構により進退可能に設けている。前記
締付機構3は、図1の第1の実施の形態によれば外周に
雄ネジを形成したネジ筒31の内部に第1軌道輪軸32
を移動可能に収納し、前記ネジ筒31の端部にケーシン
グ51を中心線が同一となるように設けた構成である。
の先端から突出し、後端がケーシング51の内部に位置
してピストン状の第1軌道輪61を設けてある。また、
前記ケーシング51の内部には、第1軌道輪61と対向
するようにリング状の第2軌道輪62を設け、ケーシン
グ51の内部に設けた付勢材52によって第1軌道輪6
1を第2軌道輪62に向かい前進するように付勢する。
図1の実施の形態によれば、付勢材52としては皿バネ
を数枚重合して使用している。
4が位置している。この操作機構4は、操作用のハンド
ル41に雄ネジ杆42を設け、前記雄ネジ杆42の先端
に切頭円錐状の軌道軸43を設けた構成で、雄ネジ杆4
2がケーシング51の後面に螺合して支持されているの
でハンドル41がケーシング51の外側に位置し、軌道
軸43がケーシング51の内部に位置している。そし
て、前記軌道軸43は第2軌道輪62の中心に形成した
通孔63から第1軌道輪61と第2軌道輪62との対向
間隔64の内部に臨んでいる。
対向面は、中心位置から外周縁に向って接近するように
円弧状に、若しくは直線状に傾斜しているので、前記対
向間隔64は中心位置から外周縁に向って幅狭となって
いる。そして、前記対向間隔64の内部には、軌道軸4
3の外周に位置するように複数個の球体65を回転移動
可能に収納する。この球体65は、付勢材52によって
第1軌道輪61が第2軌道輪62に接近するように付勢
されているので、対向間隔64の中心方向に向かってい
る。
中心線の上半分がワークをワークを締め付けた状態、下
半分がワークを締め付けていない状態を示す。ワークを
締め付けていない状態では、ハンドル41を回転操作す
ると、締付機構3や操作機構4に摩擦や抵抗がほとんど
作用していないので、締付機構3及び操作機構4は先進
後退する。しかし、締付機構3の先端にワークが当接し
た状態、即ち第1軌道輪軸32の先端がワークに当接し
ている状態でハンドル41を更に回転すると、ケーシン
グ51とネジ筒31とが前進するとともに軌道軸43が
対向間隔64内に突入するように前進移動し、付勢材5
2が次第に圧縮する。そして、ケーシング51、ネジ筒
31の前進で対向間隔64が次第に狭くなるとともに軌
道軸43が対向間隔64の内部に次第に前進移動するの
で、各球体65が対向間隔64の外周縁方向に転動す
る。
転動した状態では、操作機構4とネジ筒31、第1軌道
輪軸32とが一体状になるのでハンドル41を回転する
ことができないし、ワークを著しく強力に締め付けてい
る。そして、ワークを緩めるためにハンドル41を逆方
向に回転すると、先ず軌道軸43が対向間隔64から離
れるように後退し、次にケーシング51とネジ筒31と
が同時に後退移動して対向間隔64の間隔が元に戻り、
付勢材52の付勢による第1軌道輪61のバランスが保
たれた状態で第1軌道輪軸32が後退移動操作機構4、
締付機構3が同時に後退することになって、ワークを外
すことができる。
道輪61と第2軌道輪62との対向面の傾斜状態が直線
状であると、ハンドル41の回転力がそのままワークの
締付力になるので、締め付け具合を手で感じることがで
きる。また、強力な締め付けを必要とする場合、若しく
はハンドル41を軽く回したいときは、第1軌道輪61
と第2軌道輪62との対向面の傾斜の勾配を調整した
り、緩い円弧状にすることにより、ワークの締付力とハ
ンドル41の回転力との関係を調節することができる。
もので、フレーム2を万力本体7の内部に設置し、万力
本体7の一端部に突出状の固定あご71を形成し、万力
本体7の上面に中空枠状の可動あご72を移動可能に設
け、前記可動あご72の内部に締付機構3を収納設置し
て第1軌道輪軸32の先端を可動あご72に締着した構
成である。図2において、説明していない符号は前記図
1の第1の実施の形態において同一符号と同一の構成で
あるから、説明を省略する。
可動あご72とによって強力にワークを締め付けること
ができるし、固定あご71と可動あご72とが枠状であ
るから、寸法が異なるワークでも確実に締め付けること
ができる。
もので、万力本体7の固定あご71に対向する位置に固
定部73を設け、この固定部73に前記ケーシング51
を固定した構成である。また、ケーシング51の内部に
おいて第1軌道輪61に直接ネジ筒31を設けて第1軌
道輪軸32を不要とし、固定あご71と可動あご72と
の間を前後移動する可動あご72をネジ筒31に螺合し
た構成である。このような構成であれば、ハンドル41
の回転操作で直接ネジ筒31が前後移動して可動あご7
2を移動させるので、ワークを確実に、強力に締め付け
ることができる。尚、図3において説明していない符号
は前記各実施の形態の同一符号と同一の構成であるか
ら、説明を省略する。
もので、前記ネジ筒31とケーシング51とを一体に構
成し、ケーシング51の後端開放部に螺着して閉塞する
栓状の部材を第2軌道輪62とし、第1軌道輪61と第
2軌道輪62とが対向する部分に対向間隔64を構成し
ている。また、ネジ筒31の基端に、付勢材52を収納
する空部33を形成し、空部33に収納したコイルバネ
である付勢材52で第1軌道輪61を第2軌道輪62に
向って付勢する。尚、ハンドル41としてローレットハ
ンドルを使用している。図4において、説明していない
符号は前記各実施の形態の同一符号と同一の構成である
から、説明を省略する。
きわめて簡単なばかりでなく、部品点数が少ないので低
廉に製造することができる。また、ネジ筒31とケーシ
ング51とが一体であるから強度があり、しかも操作機
構4による回転力が直接締付機構3に作用してワークを
締め付けることができる。
もので、前記第4の実施の形態と異なる構成部分は、第
1軌道輪61の第2軌道輪62に向かう対向面に凹部6
1’を設け、操作機構4の雄ネジ杆42を対向間隔64
の中心位置を横切らせ、前記雄ネジ杆42の先端に設け
た軌道軸43を凹部61’の内部に収納した構成であ
る。したがって、軌道軸43は第1軌道輪61から第2
軌道輪62に向かう状態で対向間隔64の内部に位置す
るので、前記図4に示す実施の形態の軌道軸43とは、
テーパー方向が逆になる。また、雄ネジ杆42の雄ネジ
は、螺旋方向を逆にしないと、ハンドル41の回転方向
が逆になる。
4の実施の形態と同様であるが、凹部61’に軌道軸4
3を収納することにより、凹部61’の移動ストローク
を大きくすることができる。また、前記第4の実施の形
態と同様に、構造がきわめて簡単なばかりでなく、部品
点数が少ないので低廉に製造することができる。また、
ネジ筒31とケーシング51とが一体であるから強度が
あり、しかも操作機構4による回転力が直接締付機構3
に作用してワークを締め付けることができる。
て説明したが、本発明は前記各実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しな
い限り、どのようにでも実施することができる。
構と操作機構とを有し、前記締付機構の端部に設けたケ
ーシングの内部には、前記締付機構の端部に設けた第1
軌道輪と、ケーシングの内部に位置する第2軌道輪とを
対向させるとともに第1軌道輪を第2軌道輪に向けて付
勢し、前記第1軌道輪と第2軌道輪との対向間隔を中心
位置から外周縁に向って幅狭にして複数の球体を介在さ
せ、前記第1軌道輪と第2軌道輪との対向間隔の内部に
は、前記操作機構の端部に設けた軌道軸を位置させ、操
作機構の操作により前記軌道軸を移動させて前記球体を
転動させ、球体の転動により第1軌道輪と第2軌道輪と
の対向間隔を制御し、第1軌道輪の制御により締付機構
でワークを締め付けたり、締め付けを解除するようにし
たことを特徴とする。
との対向間隔が中心位置から外周縁に向って幅狭にして
複数の球体を介在させることにより、球体がきわめて強
固に保持されるため、ワークの締め付け時に球体が不用
意に転動することがなく、振動や衝撃が発生する位置で
やテーブルであっても確実にワークを挾持して使用でき
る。また構造が簡単なために製作が容易である等、実用
的価値の高いものである。
構の断面図である。
構の一部断面図である。
構の一部断面図である。
構の一部断面図である。
構の一部断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 締付機構と操作機構とを有し、前記締付
機構の端部に設けたケーシングの内部には、前記締付機
構の端部に設けた第1軌道輪と、ケーシングの内部に位
置する第2軌道輪とを対向させるとともに第1軌道輪を
第2軌道輪に向けて付勢し、前記第1軌道輪と第2軌道
輪との対向間隔を中心位置から外周縁に向って幅狭にし
て複数の球体を介在させ、前記第1軌道輪と第2軌道輪
との対向間隔の内部には、前記操作機構の端部に設けた
軌道軸を位置させ、操作機構の操作により前記軌道軸を
移動させて前記球体を転動させ、球体の転動により第1
軌道輪と第2軌道輪との対向間隔を制御し、第1軌道輪
の制御により締付機構でワークを締め付けたり、締め付
けを解除するようにしたことを特徴とする万力の機械式
締付機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16818298A JP2000000773A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 万力の機械式締付機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16818298A JP2000000773A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 万力の機械式締付機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000000773A true JP2000000773A (ja) | 2000-01-07 |
Family
ID=15863315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16818298A Pending JP2000000773A (ja) | 1998-06-16 | 1998-06-16 | 万力の機械式締付機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000000773A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112009586A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-01 | 贺超 | 一种机动车履带拆卸工具 |
-
1998
- 1998-06-16 JP JP16818298A patent/JP2000000773A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112009586A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-01 | 贺超 | 一种机动车履带拆卸工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070515 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070702 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20071225 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080507 |