出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
- (東京式) なまいき [nàmáíkí] (平板型 – [0])
- IPA(?): [na̠ma̠ikʲi]
- (京阪式) なまいき
なまいき【生 意 気】
- 態度が大きく、横柄なこと及び様子。主に、目上の者が目下の者に対して使う。
- 彼は取るにも足らぬ生意気書生を相手に大人気もない喧嘩を始めたのである。「もっと下がれ、おれの小桶に湯が這入っていかん」と怒鳴るのは無論主人である。(夏目漱石 『吾輩は猫である』)
- とにかく、繰返して言って置くけれども、あの気障(きざ)な・悟ったような・小生意気な・ものの言い方だけは、止してもらいたいな。全く、お前よりも此方が恥ずかしくて、穴へでも這入りたくなる。(中島敦『狼疾記』)
活用と結合例
各活用形の基礎的な結合例
意味 |
語形 |
結合
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推量・意志 |
なまいきだろう |
未然形 + う
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過去・完了 |
なまいきだった |
連用形 + た
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否定形 |
なまいきでない |
連用形 + ない
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自動詞化 |
なまいきになる |
連用形 + なる
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言い切り |
なまいきだ |
終止形のみ
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名詞化 |
なまいきなこと |
連体形 + こと
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仮定条件 |
なまいきならば |
仮定形 + ば
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様態 |
なまいきそうだ |
語幹 + そうだ
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