æsir
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古ノルド語
[編集]名詞
[編集]áss の主格、複数形
- エーシル神族
- 北欧神話(Edda)の、オーディン(Óðinn)、トール、フリッグ(Frigg)などの属する神族。
- のちに、ニョルズと、その息子のフレイ、娘のフレイヤ(Freyja)の一家が、ヴァニル神族から、エーシル神族へやってきてエーシル神族へ加わる。
- (語義参考)
- (日本語の「アース神族」と、アイスランド語の「エーシル神族」との違いについて)
- 日本語の「アース(áss(単数形))神族」と、アイスランド語の「エーシル(æsir(複数形))神族」の違いは、単数形か、複数形かである。
- 日本語においては、複数形にする場合は、あまり、単数形や、複数形というものを意識しなくてすむが、ヨーロッパの多くの言語では、単数形と、複数形を明確に分けて考える。
- アイスランド語では、「~族」といった場合には、複数形の、「エーシル(æsir(複数形))」の方を用い、そのため、エーシル神族と呼ぶ。
- 日本語の、「アース(áss(単数形))神族」の言語学的な意味合い、ニュアンスにおいては、áss は、アイスランド語においては、単数形の、一人の神を指し示して言う時に用いるので、日本語のニュアンス的には、「アース(áss(単数形))神族」は、「(一人の神(単数))達(複数)は」といった感じのニュアンスになってしまい、文法的におかしな表現になっている。
- ヨーロッパの言語としては、非常に、おかしなニュアンスとして感じられ、なぜ、単数形なのに、複数形の「~族」が付いているのか?といった感じのニュアンスに取られる。
- 同様に、「ヴァン(vanr(単数形))神族」「ヴァニル(vanir(複数形))神族」や、「ノルン(norn(単数形))」「ノルニル(複数形)」という表現も同じである。
- 日本では、古典文学などの、言語学的に書かれている書物の場合は、エーシル神族、ヴァニル神族、ノルニルと書かれ、ファンタジーなどの、あまり言語学を意識していないで、書かれている場合には、アース神族、ヴァン神族、ノルンと書かれている場合が多い。
- 古ノルド語は、主に、古アイスランド語の事である。
(参考)
- 古ノルド語 - ヴァニル神族(vanir)
- 古ノルド語 - ノルニル