IBM 1442
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IBM 1442 カード読み取り・穿孔装置(-よみとり・さんこうそうち、英語: IBM 1442 Card Read-Punch)は、IBMカードリーダーとIBMパンチカードを組み合わせたものである。 IBMの80欄カードを読み書きし、IBM 1440、IBM 1130、IBM 1800及びSystem/360で使用された。また、System/3のオプションでもある。 IBM 1442はIBM 1402と異なり、カードはフォトレジスタを用いて読み取られ、1分間に最大400枚のカードを読み取ることができ、読み取り不可の「IBMドイリー」(IBM Doilies)を作成することやプログラムによりカードの出力先を2つに分けることが可能である。
モデル
[編集]- IBM 1442 モデル1 - 毎分80枚のカードを読み取り、欄数に応じて毎分50 - 270枚のカードを穿孔する。標準は1スタッカで秒はオプション。
- IBM 1442 モデル2 - 毎分400枚のカードを読み取り、欄数に応じて毎分91 - 360枚のカードを穿孔する。標準は2ステッカ。
- IBM 1442 モデル3 - IBM 1440またはIBM 7010に付属し、毎分400枚のカードを読み取るが、穿孔スピードの指定は無い。標準は1ステッカ。
- IBM 1442 モデル4 - 毎分400枚のカードを読み取るが、穿孔は無い。
- IBM 1442 モデル5 - IBM 2922に付属し、穿孔のみ可能で毎分最大91枚のカードを穿孔する[1]。
- IBM 1442 モデル6 - System/3またはIBM 1130に付属し、毎分300枚のカードを読み取り、毎秒80欄の穴を穿孔する[2]。
- IBM 1442 モデル7 - System/3またはIBM 1130に付属し、毎分400枚のカードを読み取り、毎秒180欄の穴を穿孔する。
脚注
[編集]- ^ IBM Corporation (1972). IBM 2922 Programmable Terminal RPQ 810563, 810564, 810565 Component Description
- ^ IBM Corporation (1972). IBM System/3 Model 10 Configurator