2003年のJリーグ ディビジョン1
シーズン | 2003 |
---|---|
優勝 | 横浜F・マリノス |
降格 |
ベガルタ仙台 京都パープルサンガ |
ACL2004出場 |
横浜F・マリノス ジュビロ磐田 |
試合数 | 240 |
ゴール数 | 718 (1試合平均2.99) |
得点王 |
ウェズレイ (名古屋・23得点) |
最大差勝利ホーム試合 | |
磐田 7-2 東京V(1st第7節・5月5日) 磐田 5-0 京都(1st第8節・5月11日) | |
最大差勝利アウェー試合 | |
神戸 0-8 大分(1st第14節・7月26日) | |
最多得点試合 | |
C大阪 6-4 浦和(1st第5節・4月26日) | |
最多観客動員 | |
59,729人 - 横浜FM vs 神戸 (1st第15節・8月2日) | |
最少観客動員 | |
3,452人 - 市原 vs 神戸 (1st第3節・4月12日) | |
平均観客動員 | 17,351人 |
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この項目では、2003年シーズンのJリーグ ディビジョン1(J1)について述べる。
2003年シーズンの所属クラブ
[編集]2003年シーズンの所属クラブは以下の通りである。この内セレッソ大阪と大分トリニータが前シーズンJ2リーグからの昇格クラブである。
- ※前年成績=特記事項がないクラブは2002年のJ1の前後期通算順位を記載
チーム名 | 監督 | 所在 都道府県 |
ホームスタジアム | 前年成績 |
---|---|---|---|---|
ベガルタ仙台 | 清水秀彦 | 宮城県 | 仙台スタジアム | 13位 |
鹿島アントラーズ | トニーニョ・セレーゾ | 茨城県 | 茨城県立カシマサッカースタジアム | 4位 |
浦和レッドダイヤモンズ | ハンス・オフト | 埼玉県 | 埼玉スタジアム2002 さいたま市駒場スタジアム |
11位 |
ジェフユナイテッド市原 | イビチャ・オシム | 千葉県 | 市原臨海競技場 | 7位 |
柏レイソル | マルコ・アウレリオ | 日立柏サッカー場 | 12位 | |
FC東京 | 原博実 | 東京都 | 味の素スタジアム | 9位 |
東京ヴェルディ1969 | ロリ・パウロ・サンドリ | 10位 | ||
横浜F・マリノス | 岡田武史 | 神奈川県 | 横浜国際総合競技場 三ツ沢公園球技場 |
2位 |
清水エスパルス | 大木武 | 静岡県 | 静岡市清水日本平運動公園球技場 | 8位 |
ジュビロ磐田 | 柳下正明 | ジュビロ磐田サッカースタジアム | 1位 | |
名古屋グランパスエイト | ズデンコ・ベルデニック | 愛知県 | 名古屋市瑞穂公園陸上競技場 | 6位 |
京都パープルサンガ | ゲルト・エンゲルス | 京都府 | 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 | 5位 |
ガンバ大阪 | 西野朗 | 大阪府 | 万博記念競技場 | 3位 |
セレッソ大阪 | 西村昭宏 | 長居スタジアム | J2 2位 | |
ヴィッセル神戸 | 副島博志 | 兵庫県 | 神戸ウイングスタジアム | 14位 |
大分トリニータ | 小林伸二 | 大分県 | 大分ビッグアイ | J2 1位 |
2003年シーズンのレギュレーション
[編集]最大の変更点として、延長戦が廃止になったことが挙げられる。これにより、前後半90分で勝敗が決しない場合は引き分けとし、両チームに勝ち点1ずつを与えることとなり、順位は勝ち点、得失点差、総得点の順位で決定されることになった。
2003年シーズンのスケジュール
[編集]日本代表の強化期間、FIFAコンフェデレーションズカップ2003に出場のため、ファーストステージには6週間の中断期間が設けられた。
- 3月21日 - ファーストステージ開幕
- 5月24日 - ファーストステージ第10節、中断期間へ
- 7月5日 - ファーストステージ再開、第11節
- 8月2日 - ファーストステージ終了
- 8月16日 - セカンドステージ開幕
- 11月29日 - セカンドステージ終了
2003年シーズンのリーグ概要
[編集]1990年代後半を席巻した鹿島アントラーズ、ジュビロ磐田の2強が世代交代期に入る一方、岡田武史を招聘した横浜F・マリノス、イビチャ・オシムの指導で急速に力をつけたジェフユナイテッド市原が台頭するなど、クラブの上下関係が大きく変動する兆しを見せた年であった。特にセカンドステージは、上位3クラブの勝ち点、勝敗がまったくの同数になる(得失点差で横浜FMが優勝)という混戦ぶりであった(2003年J1・2ndステージ最終節参照)。
結局、ファーストステージ、セカンドステージの双方で横浜FMが優勝したため、2年連続でJリーグチャンピオンシップは開催されず、横浜FMが自動的に年間優勝となった。また、年間総合順位の2位も(チャンピオンシップの敗者ではなく)年間勝ち点の2位である磐田になった。
一方残留争いは、1stステージの遅れを挽回できなかったベガルタ仙台と京都パープルサンガが降格となった。
この年J1に参加した大分トリニータは大分市営陸上競技場がJリーグの基準を満たしていない(座席で15000人以上収容が必要だが、同スタジアムは芝生席が主である)ため、大分ビッグアイに本拠地を一本化。ヴィッセル神戸は神戸ウイングスタジアムに本拠地を移転。また、浦和レッズはさいたま市駒場スタジアムに加え埼玉スタジアム2002も正式に本拠地登録した。また東京スタジアムは命名権の売却により「味の素スタジアム」(味スタ)に名称を変更した。
2ndステージでは最下位の大分トリニータが最少失点をマークするといった珍記録が生まれた。
2003年シーズンの順位表
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1stステージ[編集]開催期間:3月21日 - 8月2日
最終更新は2003年8月2日の試合終了時 |
2ndステージ[編集]開催期間:8月16日 - 11月29日
最終更新は2003年11月29日の試合終了時 |
年間総合順位
[編集]順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権または降格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 横浜F・マリノス (C) | 30 | 17 | 7 | 6 | 56 | 33 | +23 | 58 | ACL2004の出場権を獲得 |
2 | ジュビロ磐田 | 30 | 16 | 9 | 5 | 56 | 34 | +22 | 57 | |
3 | ジェフユナイテッド市原 | 30 | 15 | 8 | 7 | 57 | 38 | +19 | 53 | |
4 | FC東京 | 30 | 13 | 10 | 7 | 46 | 31 | +15 | 49 | |
5 | 鹿島アントラーズ | 30 | 13 | 9 | 8 | 44 | 40 | +4 | 48 | |
6 | 浦和レッズ | 30 | 13 | 8 | 9 | 54 | 42 | +12 | 47 | |
7 | 名古屋グランパスエイト | 30 | 11 | 12 | 7 | 49 | 42 | +7 | 45 | |
8 | 東京ヴェルディ1969 | 30 | 11 | 7 | 12 | 56 | 57 | −1 | 40 | |
9 | セレッソ大阪 | 30 | 12 | 4 | 14 | 55 | 56 | −1 | 40 | |
10 | ガンバ大阪 | 30 | 10 | 9 | 11 | 50 | 46 | +4 | 39 | |
11 | 清水エスパルス | 30 | 11 | 6 | 13 | 39 | 44 | −5 | 39 | |
12 | 柏レイソル | 30 | 9 | 10 | 11 | 35 | 39 | −4 | 37 | |
13 | ヴィッセル神戸 | 30 | 8 | 6 | 16 | 35 | 63 | −28 | 30 | |
14 | 大分トリニータ | 30 | 5 | 11 | 14 | 27 | 37 | −10 | 26 | |
15 | ベガルタ仙台 (R) | 30 | 5 | 9 | 16 | 31 | 56 | −25 | 24 | J2 2004へ降格 |
16 | 京都パープルサンガ (R) | 30 | 6 | 5 | 19 | 28 | 60 | −32 | 23 |
最終更新は2003年11月29日の試合終了時
出典: J. League Data Site
順位の決定基準: 1. 勝点; 2. 得失点差; 3. 得点数.
1st・2ndの両ステージを同一チームが制覇したため、チャンピオンシップは開催せずに順位が確定。
得点ランキング
[編集]順位 | 選手 | 所属 | 得点 |
---|---|---|---|
得点王 | ウェズレイ | 名古屋グランパスエイト | 22 |
2 | グラウ | ジュビロ磐田 | 21 |
3 | エメルソン | 浦和レッズ | 18 |
4 | 崔龍洙 | ジェフユナイテッド市原 | 17 |
T5 | 久保竜彦 | 横浜F・マリノス | 16 |
大久保嘉人 | セレッソ大阪 | ||
7 | マグロン | ガンバ大阪 | 15 |
T8 | エムボマ | 東京ヴェルディ1969 | 13 |
オゼアス | ヴィッセル神戸 | ||
T10 | 田中達也 | 浦和レッズ | 11 |
玉田圭司 | 柏レイソル | ||
安貞桓 | 清水エスパルス |
2003年11月29日
出典: J. League Data