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雲影 (航空機)

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雲影 (無人機)から転送)

雲影(中国語:云影)

ドバイ航空ショー2017での展示

ドバイ航空ショー2017での展示

雲影(中国語:云影、ピン音:Yún yǐng、英語名:AVIC Cloud Shadow)は、ステルス性を有する高高度飛行能力を持つ無人偵察機/攻撃機である。

概要

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2016年に中国国際航空宇宙博覧会で初公開された[1]

ISR(情報・監視・偵察)用と攻撃用の二種のバリエーションがある。攻撃用には、翼下に6個のハードポイントを持ち、FT-7(飛騰-7)滑空誘導爆弾英語版LS6(雷石-6)英語版(LS-6制导炸弹、滑空レーザー誘導爆弾)、BBM3(YL-12)GPS誘導爆弾、CS/BBM2(YL-14)‐100kg誘導爆弾、蓝箭中国語版-7/21空対地ミサイル、AG300/M空対地ミサイル、YJ-9E(鹰击9E)対艦ミサイル等が携行できる[1][2]

翼竜10

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日本の防空識別圏で撮影された機体(2024年5月)

2020年10月31日、「2020南昌飛行大会」で公開された新型ステルス無人攻撃偵察機「翼竜10簡体字:翼龙-10)」は従来の翼竜シリーズのようなピストンエンジンターボプロップエンジンではなく、ターボファンエンジン(ZF850)を搭載するなど雲影の設計に基づいて開発されており[3][4][5]、同年8月には中国気象局が台風の観測任務で運用したことも報じられていた[6]

中国人民解放軍では、無偵-10簡体字:无侦-10、英語:WZ-10)の名前で採用された[7]。2022年11月9日に中国で行われた航空ショーで無偵-10として、初めて一般公開された[8]。2024年5月27日、東シナ海の日本の防空識別圏にて初めて確認され、无侦10(あるいは翼龙-10)を防衛省統合幕僚監部はWL-10偵察・攻撃型無人機と称した[9][10]

仕様

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仕様性能[11]
  • 操縦員: 無人
  • エンジン:WP-11C turbojetx1もしくはAEF50E x2機
  • 全長: 9 m (29 ft 6 in)
  • 翼幅: 20 m (65 ft 7 in)
  • 全高: 3.66 m (12 ft 0 in)
  • 空虚重量: 2,300 kg (5,071 lb)
  • 最大離陸重量: 3,200 kg (7,055 lb)
機体の性能
  • 巡航速度:620 km/h (385 mph; 335 kn)
  • 滞空時間:推測値 6時間(WP-11C)、8時間(AEF50Ex2機)[12]
  • 実用上昇限度: 15,000 m (49,000 ft)

関連項目

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出典

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  1. ^ a b Cloud Shadow Unmanned Aerial Vehicle (UAV)”. Airforce Technology. Airforce Technology. 2020年12月4日閲覧。
  2. ^ 网易 (2020年3月22日). “首款高空高速外贸无人机——“云影”,我国最先进出口型无人机”. www.163.com. 2024年5月28日閲覧。
  3. ^ China Unveils Wing Loong-10 at Nanchang Airshow” (英語). UAS VISION (2020年11月4日). 2020年12月4日閲覧。
  4. ^ 解放軍大型隱身無人機「翼龍10」亮相 可掛載殲20特供導彈”. 香港01 (2020年11月2日). 2020年12月4日閲覧。
  5. ^ Feng Ying (Wind Shadow) / Wing-Loong 10 / Pterosaur-10 - Lethal UAS” (英語). Global Security. 2020年12月4日閲覧。
  6. ^ Wing Loong-10 drone makes typhoon detection debut”. 環球時報 (2020年8月4日). 2020年12月4日閲覧。
  7. ^ 中航成飞翼龙-10无人机转正:无侦-10,直面高危战场的隐身飞机_空军多型战机珠海振翅_该机_侦察”. www.sohu.com. 2024年4月23日閲覧。
  8. ^ 无侦-10亮相中国航展 首次面向公众展出”. www.asianewsphoto.com. 2024年4月23日閲覧。
  9. ^ 日本F-15战机首度拦截中共军用WL-10无人机 - 大纪元” (中国語). 大纪元 www.epochtimes.com (2024年5月28日). 2024年5月27日閲覧。
  10. ^ @jointstaffpa (2024年5月27日). "防衛省統合幕僚監部". X(旧Twitter)より2024年5月28日閲覧
  11. ^ AVIC Cloud Shadow”. Military Factory. Military Factory. 2019年3月17日閲覧。
  12. ^ “La courtes-pattes attitude du drone « Cloud Shadow » se confirme”. East Pendulum. (2018年11月27日). http://www.eastpendulum.com/la-courtes-pattes-attitude-du-drone-cloud-shadow-se-confirme