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鎌倉千秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かまくら ちあき
鎌倉 千秋
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 静岡県焼津市
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1978-11-30) 1978年11月30日(45歳)
血液型 O型[1]
最終学歴 慶應義塾大学総合政策学部台湾大学国家発展研究所
勤務局 NHK放送センター
部署 東京アナウンス室
職歴 沖縄→東京アナウンス室→中国総局付→東京アナウンス室→中国総局付
活動期間 2001年 -
ジャンル 報道番組情報番組
配偶者 あり
出演番組・活動
出演中 本文参照
出演経歴 本文参照

鎌倉 千秋(かまくら ちあき、1978年昭和53年)11月30日 - )は、NHKのチーフアナウンサー

世界各地の国や地域26カ所を現地取材する[2]など、中国語と英語に堪能な”国際派アナウンサー”[3]

来歴

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日本人の父と台湾出身の母の間に生まれる[注釈 1]静岡県焼津市で育つ[4][注釈 2]静岡雙葉高等学校[5]慶應義塾大学総合政策学部卒業、台湾大学国家発展研究所修了。

2001年にNHK入局[6]

  • 最初はNHK沖縄放送局で勤務。
  • 2004年4月に東京アナウンス室に配属され『NHKニュース10』リポーターを務める。以後、『地球アゴラ』・『あなたの街で夢コンサート』・『ABU未来への航海』・『SAVE THE FUTURE』などの番組を担当。『探検ロマン世界遺産』では兵馬俑殷墟麗江武夷山などの中華人民共和国の世界遺産を多く現地取材した。
  • 「2007年日中文化体育交流年」では、人民大会堂中国中央電視台のアナウンサー朱迅(しゅじん)(かつて日本でタレントとしても活躍)と、グランドフィナーレ・コンサートの共同代表司会を務めた。
  • 2009年に北京の中国伝媒大学に留学[4]
  • 2009年5月、『四川大地震から1年~被災地の人々は今~』では現地を取材しレポートを行った。同年夏から中国総局付となり、現地で放送研修を受けた[7](アナウンサー初)。研修中、上海国際チャンネルの「中日之橋」にゲスト司会者として出演した。
  • 2010年の上海万博では、NHKの開幕番組(総合、生放送)で司会を務めた。帰国後の2011年2月には、中国中央電視台春節特別番組『行走唐人街』にゲストで生出演するなど、日本人アナウンサーとしてはめずらしく日中メディアをまたにかける働きをみせた[8]
  • 2011年から国際報道番組BS1『ワールドWaveトゥナイト』(平日夜10時~10時50分、現在の『国際報道2020』の前身にあたる)のキャスターを3年間務める。
  • 2012年、第18回中国共産党大会を北京から中継特集する。
  • 2014年からは、NHK総合『NEWS WEB』(平日 23時30分 - 24時)のキャスターに就任。
  • 2015年、中華民国の元総統李登輝が訪日した際のNHK単独インタビューを担当[9]
  • 2016年より台湾大学国家発展研究所在籍[10]
  • 2016年からは国谷裕子(くにやひろこ)が長年キャスターを務めてきた『クローズアップ現代』の後継番組『クローズアップ現代+』(月 - 木:22時 - 22時25分)のキャスターに就任。
  • 2017年、5年ぶりに第19回中国共産党大会(5年に1度開催)を北京市から中継特集した。
  • 2018年、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の『ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2018司会。
  • 2019年『ザルツブルク音楽祭』を現地から生中継。
  • 2019年6月 カンボジア・シアヌークビルにてビルの崩落事故を現地で取材、『激動の世界をゆく 東南アジア 揺らぐ“民主主義”(後編)』「~カンボジア・経済発展の影で」[11]で放送。
  • 2019年11月 『激動の世界をゆく』「巨龍・中国と向き合う~香港・台湾 迫られる選択~<前編>」[12]で、香港区議会議員選挙を現地取材中、催涙弾に遭う。同番組<後編>では台湾総統選挙を取材[13]
  • 2021年10月 言論NPO主催『第17回東京ー北京フォーラム』「メディア分科会」にNHKチーフアナウンサーの肩書でパネリスト参加。[14]
  • 2021年11月 東ティモール民主共和国初代大統領シャナナ・グスマン氏をインタビューし、『国際報道2021』(2021年11月5日)に放送。
  • 2022年秋、台湾に留学する為活動休止をする。
  • 2023年夏、台湾大学国家発展研究所を修了(M.A.)。
  • 2024年春、中国に留学する為活動休止をする。

エピソード

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  • トリリンガル・アナウンサーとして[15]日本語・英語・中国語を駆使した報道の現場で活動している[16]が、幼いころから中国語を母語としてペラペラ話していたわけでもないし、いわゆる帰国子女でもない。だが育った環境からか言葉に強い関心があり[17]、慶応の平高史也ゼミでは多言語社会・多言語教育の研究に励んだ。(近年では同教授との共同執筆論文もある)[18]。大学で第二外国語として中国語を選択し、その時初めて中国語の勉強を本格的に始めた[4][19]。そして2009年に北京の中国伝媒大学に留学した。
  • テレビ朝日アスクの第1期卒業生。同期に村上祐子河野明子(共に元テレビ朝日)、堀潤(元NHK[20][21]
  • 2001年のNHK入局前に、慶應義塾大学の同窓生と結婚したが、夫の希望で戸籍の筆頭者を妻にしたため、結婚後も鎌倉姓のままである[22]

過去の出演番組

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同期の女性アナウンサー

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脚注

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  1. ^ 祖父は日本統治時代の台湾出身の医師静岡県で勤務医をしていた時に日本人女性と出会い結ばれた。台湾に戻っている時に日本が敗戦を迎え、日本に帰れなくなり、一族離散の悲劇に見舞われた。その後暫くして、祖父は日本に還り、青森県の無医村地域で医師として生涯を過ごした。
  2. ^ 同窓生の一青窈は、父が台湾人、母が日本人。2人は2007年3月『春うた2007』、2015年9月『インタビュー ここから「一青窈 ハナミズキ 100年の願い」』などで共演。
  1. ^ 出典不明
  2. ^ 日本放送協会『「アフリカ新秩序の模索」 - 激動の世界をゆくhttps://www.nhk.jp/p/ts/2NZZ1P98P2/episode/te/VJV1P9RW7G/2021年12月25日閲覧 番組冒頭の紹介文による。
  3. ^ 日本放送協会『激動の世界をゆくhttps://www.nhk.jp/p/ts/2NZZ1P98P2/2021年12月25日閲覧 「この番組について」に記載あり。
  4. ^ a b c 「経験と語学生かし挑戦」NHKの新中国語ニュースのキャスター:鎌倉千秋さん”. nippon.com (2019年2月11日). 2019年2月21日閲覧。
  5. ^ 第1回 「未来への志を育む」講演会”. 学校法人静岡雙葉学園 静岡雙葉中学校・高等学校. 2020年12月16日閲覧。
  6. ^ アナウンサー検索結果 鎌倉千秋”. 2018年11月8日閲覧。
  7. ^ NHK鎌倉アナ、中国で研修 スポーツ報知 2009年6月20日
  8. ^ CCTV[行走唐人街]日本NHK主播 镰仓千秋:2010年日本流行汉字
  9. ^ 民主視野 [第16期-2016冬季刊 | Pubu - 電子書自由閱讀、自由出版]. https://www.pubu.com.tw/magazine/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E8%A6%96%E9%87%8E-%E7%AC%AC16%E6%9C%9F-2016%E5%86%AC%E5%AD%A3%E5%88%8A-86136 
  10. ^ 長い戒厳令時代 台湾の過去 | 国際報道2020
  11. ^ 日本放送協会. “デジタル衛星第1 2019年09月01日(日) 午後10:00 〜 午後10:50 激動の世界をゆく 「東南アジア 揺らぐ“民主主義”」(後編)~カンボジア・経済発展の影で~”. NHKクロニクル. NHK. 2021年12月25日閲覧。
  12. ^ NHK. “デジタル衛星第1 2020年01月25日(土) 午前10:00 〜 午前10:50”. NHKクロニクル. 2021年12月25日閲覧。
  13. ^ NHK. “デジタル衛星第1 2020年01月25日(土) 午前10:00 〜 午前10:50”. NHKクロニクル. 2021年12月25日閲覧。
  14. ^ 隣国であることの摩擦や行き違いを是正するためにも、率直な議論が行われた ~メディア分科会報告~ / 東京-北京フォーラム / 特定非営利活動法人 言論NPO”. 特定非営利活動法人 言論NPO. 2021年12月25日閲覧。
  15. ^ 桑子真帆、井上あさひ…鈴木奈穂子アナ「3月産休」でNHK“看板”争い勃発!”. 日刊大衆. 2019年1月30日閲覧。
  16. ^ 徳光和夫氏が明かす女性No.1アナ「NHKの鎌倉千秋さん」「他の追随を許さない」”. スポーツ報知 (2021年1月30日). 2021年2月7日閲覧。
  17. ^ NHK総合 『インタビュー ここから「一青窈 ハナミズキ 100年の願い」』(2015年9月22日)
  18. ^ 平高史也/木村護郎クリストフ[編]. 『多言語主義社会に向けて』第4章. くろしお出版 
  19. ^ 「中国語ジャーナル」(2011年10月号)P56、NHK WORLD-JAPAN《波短情長》(2019年1月20日)
  20. ^ アナウンサー・マスコミ就職を目指すなら【テレビ朝日アスク】これまでの実績(2001年)”. www.tv-asahi-ask.co.jp. 2021年12月25日閲覧。
  21. ^ 入社・内定情報 2001年 テレビ朝日アスク公式サイト
  22. ^ (NHK総合)『NEWS WEB』(2015年12月16日)
  23. ^ NEWS WEB(2014年4月 - )キャスター NHK橋本奈穂子アナ「首都圏-」メイン 日刊スポーツ 2014年2月4日
  24. ^ 日本放送協会『「新型コロナ 市民と専門家の緊急対話」スペシャル - NHKhttps://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/J8J6NN2Q9W/2021年12月25日閲覧 

外部リンク

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