谷口幸男
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谷口 幸男 (たにぐち ゆきお) | |
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誕生 |
谷口 幸男 (たにぐち ゆきお) 1929年7月9日 日本 |
死没 |
2021年4月3日(91歳没) 兵庫県三田市 |
職業 |
文学者 民俗学者 翻訳家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士 |
最終学歴 | 東京大学文学部独文科卒業 |
活動期間 | 1973年 - |
ジャンル |
翻訳 批評 |
主題 |
北欧 北欧史 北欧神話 ノース人 ドイツ人 アイスランド人 |
代表作 |
『エッダ - 古代北欧歌謡集』(翻訳) 『アイスランド サガ』(翻訳) 『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史』(翻訳) 『エッダとサガ - 北欧古典への案内』 『ゲルマンの民俗』など |
主な受賞歴 |
ドイツ語学文学振興会奨励賞(1963年) 日本翻訳家協会日本翻訳文化賞(1973年) アイスランド政府鷹勳章(1990年) |
デビュー作 | 『エッダ - 古代北欧歌謡集』(翻訳) |
影響を受けたもの
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ウィキポータル 文学 |
谷口 幸男(たにぐち ゆきお、1929年7月9日[1] - 2021年4月3日)は、日本の文学者、文学研究者、民俗学者、翻訳家。広島大学名誉教授。専門はドイツ文学および北欧文学。位階は従四位。
経歴
[編集]1953年に東京大学文学部独文科を卒業し、同年秋田大学学芸学部助手に採用される。1955年以降神戸大学文学部助手、講師を経て助教授に昇任する。その間、ドイツ学術交流会(DAAD)の奨学金によりミュンヘン大学に留学する。1963年に広島大学文学部に転任となり助教授を経て教授に就任する。1980年に「アイスランド・サガ」その他の北欧古代文学の訳業により第18回藤村記念歴程賞を受賞する。1989年に広島大学を退官し、名誉教授の称号を与えられる。同年大阪学院大学国際学部教授に就任し、2003年に同大学を退職する。2012年、瑞宝中綬章受章[2][3]。2021年4月3日7時37分、兵庫県三田市の病院で死去する[4]。91歳没。死没日をもって、従四位に叙される[5]。
著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- 福嶋正純・福居和彦共著『ヨーロッパの森から - ドイツ民俗誌』日本放送出版協会〈NHKブックス〉、1981年
- 遠藤紀勝共著『仮面と祝祭 - ヨーロッパの祭にみる死と再生』三省堂、1982年
- 飯野和好共著『魔法のつぼ - 北欧の昔ばなし (世界の昔ばなし)』小峰書店、1983年
- 『図説・ドイツ民俗学小辞典』同学社、1985年、新版2000年
- 『現代に生きるグリム』岩波書店、1985年
- 遠藤紀勝・写真『ヴァイキングの世界』新潮社、1986年
- 遠藤紀勝・写真『図説 ヨーロッパの祭り』河出書房新社〈ふくろうの本〉、1998年
翻訳
[編集]- 『エッダ - 古代北欧歌謡集』新潮社、1973年
- 『アイスランド サガ』新潮社、1979年、改訂新版2024年6月。松本涼監修
- 『現代北欧文学18人集』新潮社、1987年
- フランス・G. ベングトソン『赤毛のオルムの冒険』社会思想社、1988年
- オラウス・マグヌス『北方民族文化誌』渓水社 上下、1991-92年
- サクソ・グラマティクス『デンマーク人の事績』東海大学出版会、1993年
- ヨーゼフ・シゲティ『ベートーヴェンのヴァイオリン作品 - 演奏家と聴衆のために』音楽之友社、1993年
- 『Hávamál〜ヴァイキングの知恵』Guđrun Publishing、1994年、ISBN 9979-856-01-7:アイスランド・レイキャヴィークの出版社による「ハーヴァマール」の和訳。
- フィオーナ・マクドナルド、マーク・バーギン共著『ヴァイキングの町』三省堂、1995年
- スノッリ・ストゥルルソン『ヘイムスクリングラ - 北欧王朝史』1-4〈1000点世界文学大系 北欧篇 プレスポート 北欧文化通信社、2008年
受賞・栄典
[編集]- ドイツ語学文学振興会奨励賞(1963年)
- 第10回日本翻訳家協会日本翻訳文化賞(1973年)
- 第18回藤村記念歴程賞(1980年)
- アイスランドファルコン勲章(1990年)[6]
- 瑞宝中綬章(2012年)
所属学会
[編集]- 日本独文学会
- 日本ゲーテ協会( - 1986年)
- 広島日独協会(1964年 -)
- 広島独文学会(1980年 - 1986年)
- 日本アイスランド研究会(1981年 - 1986年)[7]
脚注
[編集]参考サイト
[編集]備考
[編集]- Researchmap「谷口幸男」は別人(社団法人部落問題研究所所属)