渡辺将人
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渡辺将人 わたなべまさひと | |
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生誕 | 日本東京都 |
研究分野 | 政治学 |
研究機関 |
慶應義塾大学 北海道大学 |
出身校 |
早稲田大学(文学士) シカゴ大学大学院(MA, 国際関係論) |
指導教員 | ブルース・カミングス |
プロジェクト:人物伝 |
渡辺 将人(わたなべ まさひと、1975年 - )は日本の政治学者。博士(政治学)。慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。元北海道大学大学院准教授。専門は現代アメリカ政治、外交。
人物
[編集]東京都に生まれる。
学歴
[編集]- 1998年 早稲田大学文学部英文科卒業(米政治思想)
- 2000年 シカゴ大学大学院国際関係論修士課程修了(MA, International Relations)。指導教員はブルース・カミングス
- 2015年 早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)学位取得。主査 副査は吉野孝、田中愛治、久保文明[1]
職歴
[編集]- 1999年 米国連邦議会ジャン・シャコウスキー下院議員事務所(外交担当立法調査・報道官補担当)
- 2000年 ヒラリー・クリントン上院選挙事務所本部、米大統領選挙アル・ゴア=ジョー・リーバーマン陣営ニューヨーク支部アウトリーチ局(アジア系統括責任者)
- 2001年 テレビ東京に入社。「ワールドビジネスサテライト」ディレクター、報道局政治部記者(総理官邸、外務省、野党キャップ)、社会部記者(警察庁担当)
- 同社退社後、2008年 コロンビア大学ウェザーヘッド研究所フェローを経て、2010年までジョージ・ワシントン大学ガストン・シグール・センター客員研究員
- 2010年 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。
- 2019年 台湾国立政治大学社会科学学院政治学系訪問学者・同大学国際事務学院訪問学者。
- 2019年-2020年 ハーバード大学国際問題研究所客員研究員(Academic Associate)。
- 2020年 北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院准教授。
- 2023年 慶應義塾大学総合政策学部、大学院政策・メディア研究科准教授。
受賞歴
[編集]- 2009年 - 第5回中曽根康弘賞優秀賞
- 2014年 - 第50回日本翻訳出版文化賞(『アメリカ西漸史』)
- 2016年 - 平成27年度北海道大学研究総長賞奨励賞
- 2016年 - 第4回アメリカ学会斎藤眞賞(「バラク・オバマと人種をめぐる選挙戦略の変容」『アメリカ研究』48号)
- 2017年 - 第33回大平正芳記念賞(『現代アメリカ選挙の変貌』)
- 2024年 - 第46回サントリー学芸賞(『台湾のデモクラシー』)
著書
[編集]単著
[編集]- 『アメリカ政治の現場から』(文藝春秋[文春新書]、2001年)
- 『見えないアメリカ――保守とリベラルのあいだ』(講談社[講談社現代新書]、2008年)
- 『現代アメリカ選挙の集票過程――アウトリーチ戦略と政治意識の変容』(日本評論社、2008年)
- 『オバマのアメリカ――大統領選挙と超大国のゆくえ』(幻冬舎[幻冬舎新書]、2008年)
- 『評伝 バラク・オバマ――「越境」する大統領』(集英社、2009年)
- 『分裂するアメリカ』(幻冬舎[幻冬舎新書]、2012年)
- 『現代アメリカ選挙の変貌――アウトリーチ・政党・デモクラシー』(名古屋大学出版会、2016年)
- 『アメリカ政治の壁――利益と理念の狭間で』(岩波書店[岩波新書]、2016年)
- 『メディアが動かすアメリカ――民主政治とジャーナリズム』(筑摩書房[ちくま新書]、2020年)
- 『大統領の条件――アメリカの見えない人種ルールとオバマの前半生』(集英社[集英社文庫]、2021年)
- 『アメリカ映画の文化副読本』(日本経済新聞出版、2024年)
- 『台湾のデモクラシー――メディア、選挙、アメリカ』(中央公論新社[中公新書]、2024年)
共著
[編集]- 『オバマ・アメリカ・世界』(NTT出版、2012年)久保文明・中山俊宏 共著
- 『混迷のアメリカを読みとく10の論点』(慶應義塾大学出版会、2024年)西山隆行・前嶋和弘 共著
共著(分担執筆)
[編集]- 『オバマ政権のアジア戦略』(ウェッジ、2009年)久保文明編
- 『オバマ政権はアメリカをどのように変えたのか――支持連合・政策成果・中間選挙』(東信堂、2010年)吉野孝・前嶋和弘編
- 『オバマ政治を採点する』(日本評論社、2010年)久保文明編
- 『ティーパーティ運動の研究――アメリカ保守主義の変容』(NTT出版、2012年)久保文明編
- 『オバマ政権と過渡期のアメリカ社会――選挙・政党・制度・メディア・対外援助』(東信堂、2012年)吉野孝・前嶋和弘編
- 『新版 アメリカを知る事典』(平凡社、2012年)荒このみ他監修
- 『オバマ後のアメリカ政治――2012年大統領選挙と分断された政治の行方』(東信堂、2014年)吉野孝・前嶋和弘編
- 『アメリカ文化事典』(丸善、2018年)アメリカ学会編
- 『危機のアメリカ「選挙デモクラシー」――社会経済変化からトランプ現象へ』(東信堂、2020年)吉野孝・前嶋和弘編
- 『ブリタニカ国際年鑑 2021』(ブリタニカ・ジャパン、2021年)
- 『アメリカ政治の地殻変動――分極化の行方』(東京大学出版会、2021年)久保文明・中山俊宏・山岸敬和・梅川健編
- 『バイデンのアメリカ――その世界観と外交』(東京大学出版会、2022年)佐橋亮・鈴木一人編
- 『揺らぐ国際秩序と混迷する世界――崩壊寸前の戦後国際規範』(産経新聞出版、2024年)国際経済連携推進センター編
訳書
[編集]- ブルース・カミングス『戦争とテレビ』(みすず書房、2004年)
- ケント・E・カルダー『日米同盟の静かなる危機』(ウェッジ, 2008年)
- ライザ・マンディ『ミシェル・オバマ――アメリカを変革するファーストレディ』(日本文芸社、2009年)
- ブルース・カミングス『アメリカ西漸史――≪明白なる運命≫とその未来』(東洋書林, 2013年)
- ナンシー・アイゼンバーグ『ホワイト・トラッシュ――アメリカ低層白人の四百年史』(東洋書林, 2018年)
脚注
[編集]- ^ 渡辺将人『アメリカ公職選挙におけるアウトリーチ戦略の展開 : 新たな「コミュニケーション空間」の創出』 早稲田大学〈博士(政治学) 乙第4645号〉、2015年。hdl:2065/51030。 NAID 500001349298 。
外部リンク
[編集]- 2008年大統領選時に連載されたルポルタージュ