松崎ナオ
松崎ナオ | |
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生誕 | 1976年1月8日(48歳) |
出身地 | 日本、東京都 |
学歴 | 東京女学館高等学校卒業 |
職業 | シンガーソングライター |
担当楽器 | ボーカル、ギター、ピアノ |
活動期間 | 1998年 - |
レーベル |
エピックレコードジャパン (1998年 - 2002年) HIGE RECORDS (2003年) M&Iカンパニー (2006年 - 2008年) 自主レーベル (2009年) ラストラム・ミュージックエンタテインメント (2013年) condense tune (2015年 - ) |
事務所 |
ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA) (1998年 - 2002年) POPSTAR inc. (2006年 - 2008年) |
共同作業者 | 鹿の一族、椎名林檎 |
公式サイト | NAO MATSUZAKI OFFICIAL WEBSITE |
松崎ナオ(まつざき ナオ、本名:松崎 名央、1976年1月8日 - )は、東京生まれの日本の女性シンガーソングライター[1][2]。血液型A型。身長166cm。2016年からは3ピースバンド「鹿の一族」のボーカルとしても活動[3]。
人物
[編集]1998年にシングル「花びら」でメジャーデビュー。2002年に活動の場をインディーズに移す[2][4]。
『リング』のテレビドラマ版『リング〜最終章〜』(1999年)でシングル「白いよ。」のミュージック・ビデオがストーリーのカギを握る“呪いのビデオ”として使用され、最終回には自身も出演する[2][4][5]。「川べりの家」は、NHK『ドキュメント72時間』(2006年 - )のテーマ曲に起用される[6]。
2016年にバンド「鹿の一族」を結成。メンバーは松崎ナオ(Vo)、鹿島達也(B)、奥村純(Dr)の3人[3]。2019年12月、『クリスマスの約束』(TBSテレビ)で小田和正と初共演した際に、実父がパシフィック・エンタープライズ(オフコースがメジャーデビュー後最初に所属した事務所)の社長を務めていたと明かされた[7]。高校卒業後、インドネシアにホームスティをしていた。ミッツ・マングローブとは、ミッツが大学在学中の頃からの友人。
音楽
[編集]歌を歌い始めたのは「友達に手紙を書こうと思ったが、気持ちが上手く伝えられず歌を書いた」のがきっかけとのこと。
危うさとコケティッシュな雰囲気とが交錯する歌声と内省的な歌詞が特徴[2][4]。ギター、曲によってはピアノで弾き語り、時にはドラムス、ベースとの3ピースバンドでも活動する[1]。
デビュー当時はまだギターが弾けず、ピアノだけで弾き語りをやっていたが、コードを弾いて歌うくらいのことしか出来なかったため、曲作りの際はドラムを叩きながら作っていた。デビューするまでに3、4年かかったので、その間にディレクターに曲作りを叩き直された。当時、夢中になっていた打ち込みで作った曲をアレンジャーが何とか楽器で再現してくれたため、デビューアルバムは多彩な楽器を使った非常に凝ったバンドサウンドに仕上がった。[8]
来歴
[編集]デビュー前
[編集]- 1995年、SDオーディション[注 1]に参加。
- 1997年、自主制作映画「シンク」で主演し、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)グランプリ受賞。
メジャーデビュー
[編集]- 1998年
- 3月21日、Epic/Sony Recordsからシングル「花びら」でデビュー。
- 4月22日、渡辺善太郎・松本靖雄プロデュースのファーストミニアルバム『風の唄』をリリース。
- 10月31日、セカンドアルバム『正直な人』をリリース。
- 1999年
- 2000年
- 2001年
- 4月21日、サードアルバム『虹盤』を発表。
- 7月18日、佐久間正英プロデュースのシングル「太陽」をリリース。
- 2002年
- エピックレコードジャパン/ソニーミュージックとの契約を解除。以後、主な活動の場をインディーズに移す。
- 5月27日、 椎名林檎のカバーアルバム「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」に参加、太田裕美の「木綿のハンカチーフ」で共演。
- 10月30日、及川光博と忌野清志郎が結成したスペシャル・ユニット・ミツキヨがリリースしたシングル「強烈ロマンス」で曲中の掛け声に参加。
インディーズ
[編集]- 2003年
- 2006年
- 8月18日、M&Iレーベルより『虹盤』以来約5年ぶり通算4枚目のフル・アルバム『Flower Source』をリリース。同アルバムの収録曲「川べりの家」がNHK総合『ドキュメント72時間』(10月3日スタート)のテーマ曲に、そして「hello goodbye」が重松清原作の映画『きみの友だち』(2008年7月公開)の挿入歌に起用される。それと前後して新しいホームページも開設。
- 2008年
- 2月20日、アルバム『気持ちバタフライ』を発売。
- 2009年
- 9月5日、ライブ会場限定販売でアルバム「そんな印象ガール」を発売。
- 2013年
- 2015年
- 2016年
- 2月22日にリリースされたウルフルズのデビュー25周年記念トリビュート・アルバム『ウルフルズTribute 〜Best of Girl Friends〜』に楽曲「暴れだす」で参加。
- 2017年
- 2018年
- 1月17日、鹿の一族の1stアルバム『鹿の一族』をリリース[3]。
ディスコグラフィー
[編集]シングル
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | ||
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メジャー | |||||||
1st | 1998年3月21日 | 花びら | 8cmCD | ESDB-3827(廃盤) | 詳細
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Epic records | |
2nd | 1998年8月21日 | あなたに向かって | 8cmCD | ESDB-3861(廃盤) | 詳細
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3rd | 1998年10月21日 | 哀しみが止まらない | 8cmCD | ESDB-3877(廃盤) | 詳細
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4th | 1999年2月27日 | 電球 | CD | ESCB-1955(廃盤) | 詳細
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5th | 1999年4月21日 | 鳥が飛ぶ意識 | CD | ESCB-1973(廃盤) | 詳細
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6th | 1999年8月21日 | 雨待人模様 | CD | ESCB-2008(廃盤) | 詳細
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7th | 2000年9月20日 | 月と細胞 | CD | ESCB-2168(廃盤) | 詳細
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8th | 2001年7月18日 | 太陽 | CD | ESCB-2251(廃盤) | 詳細
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インディーズ | |||||||
9th | 2006年11月15日 | 川べりの家 | CD+DVD(初回限定盤) | MYCD-20011 | 詳細
CD
DVD
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M&Iカンパニー[注 5] | |
CD(通常盤) | MYCD-20012 |
スタジオ・アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 | |
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メジャー | |||||||
1st | 1998年10月31日 | 正直な人 | CD | ESCB-1919(廃盤) | 詳細
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Epic records | |
2nd | 2001年4月25日 | 虹盤 | CD | ESCB-2199(廃盤) | 詳細
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インディーズ | |||||||
3rd | 2006年8月18日 | Flower Source | CD | MYCD-30394 | 詳細
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M&Iカンパニー[注 5] | |
4th | 2008年2月20日 | 気持ちバタフライ | CD | MYCD-30456 | 詳細
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URiTA、田中寛司(ドブロク)をゲストボーカルに迎えた2曲を含む。 | |
5th | 2013年3月6日 | 賞 | CD | ICNM-0001 | 詳細
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ラストラム・ミュージックエンタテインメント |
ミニアルバム
[編集]発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | レーベル | 備考 | |
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メジャー | |||||||
1st | 1998年4月22日 | 風の唄 | CD | ESCB-1876(廃盤) | 詳細
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Epic records | 渡辺善太郎プロデュース。 |
インディーズ | |||||||
2nd | 2003年8月8日 | FLOR TREM | CD | HIGE-88 | 詳細
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HIGE RECORDS | タワーレコード限定販売。 |
3rd | 2009年9月5日 | そんな印象ガール | CD | 詳細
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自主レーベル | ライブ会場限定発売。 | |
4th | 2015年12月9日 | 39(サンジュウキュウ) | CD | CTRC-001 | 詳細
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condense tune | 全曲本人によるギター弾き語り。埼玉県所沢の寺院にてワンテイクで収録。 |
参加作品
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録作品 |
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1999年9月22日 | 4. 情熱に届かない〜Don't Let Me Go | SRCL-4649 | 松任谷由実 トリビュートアルバム『Dear Yuming』 |
2002年5月27日 | 7. 木綿のハンカチーフ | TOCT-24780 | 椎名林檎 カバーアルバム『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』 |
2002年10月25日 | LRSW-UK06 | herb スタジオアルバム『refugees won't speak』 | |
2002年10月30日 | 1. 強烈ロマンス(掛け声:松崎ナオ) | AMCT-10010 | ミツキヨ(及川光博と忌野清志郎) シングル「強烈ロマンス」 |
2003年10月22日 | 9. 電球 | ESCL-2458 | コンピレーション・アルバム『ROCK AND ROLL JAPAN』 |
2012年10月15日 | 5. 光のスピードで(Pandeiro:松崎ナオ) 6. HOPE 〜君の思い出を抱いて〜(Pandeiro:松崎ナオ/Electronics:赤井正良) |
PFCA-0026 | 近藤金吾 スタジオ・アルバム『惑星の日々』 |
2017年2月22日 | 9. 暴れだす | WPCL-12462 | ウルフルズ トリビュートアルバム『ウルフルズ Tribute 〜Best of Girl Friends〜』 |
コラボ作品
[編集]発売日 | 名義 | タイトル | 規格 | 備考 |
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2017年12月22日 | 椎名林檎と松崎ナオ | 「おとなの掟」 | デジタル・ダウンロードシングル |
ミュージックビデオ
[編集]監督 | 曲名 |
小島淳二 | 「太陽」 |
TAJIMAX | 「あなたに向かって」「白いよ。」 |
渡辺一志 | 「月と細胞」(出演:遠藤雅・告井孝通) |
不明 | 「哀しみが止まらない」「雨待人模様」「花びら」「鳥が飛ぶ意識」 |
楽曲提供
[編集]- ボクの夜(作詞:鈴木紗理奈、松崎ナオ/作曲:松崎ナオ/編曲:亀田誠治)
- 革命宣言ス。(作詞:鈴木紗理奈、松崎ナオ/作曲:松崎ナオ/編曲:亀田誠治)
タイアップ
[編集]曲名 | タイアップ |
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「白いよ。」 | フジテレビ系ドラマ『リング〜最終章〜』挿入歌 |
「もう一人のボク」 | フジテレビ系バラエティ番組『ネプフジ』オープニング・テーマ |
「hello,goodbye」 | 映画『きみの友だち』(ビターズ・エンド)挿入曲 |
「川べりの家」 | NHK『ドキュメント72時間』テーマソング |
主なライブ
[編集]- 09月05日 - SPACE SHOWER TV SWEET LOVE SHOWER 1999
- 10月19日 - MINAMI WHEEL 2003
- 04月27日 - ARABAKI ROCK FEST.08
- 04月25日 - ARABAKI ROCK FEST.09
- 07月09日 - リトルキヨシトミニマム!gnk! Presents YOKOHAMA LIVE'n UP↑
- 01月13日 - ドブロクと松崎ナオの成人の日
- 09月07日 - せーばなる'14
- 05月16日 - MAZRIの祭 2015 -15th Anniversary Events- 映像と音の祭
- 12月29日 - U-hA Booking Live年末スペシャル
- 05月22日 - 第5回パンダ音楽祭
- 07月23日 - FUJI ROCK FESTIVAL '16
関連人物
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ソニーミュージックの新人開発・育成セクションとして1978年に設立された「SDグループ」によるオーディション。
- ^ ドラマ内で『見ると13日後に死ぬ「呪いのビデオ」』として使用。
- ^ ピアノとタンバリンに似たブラジルの打楽器・パンデイロだけで構成されたアコースティック・アルバム。新曲三曲とセルフカバー三曲を収録。
- ^ テレビドラマ『カルテット』の主題歌として椎名林檎が提供し、松たか子、満島ひかり、高橋一生、松田龍平の出演者4人によるユニットDoughnuts Holeの配信シングルとしてリリースされたものをカバー。
- ^ a b 「M&Iカンパニー」レーベル時代の作品は後にポニーキャニオンから再販されている[12]。
出典
[編集]- ^ a b “PROFILE”. 松崎ナオ – NAO MATSUZAKI OFFICIAL WEBSITE. 2018年1月13日閲覧。
- ^ a b c d “松崎ナオの記事まとめ”. 音楽ナタリー (2014年10月16日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ a b c “松崎ナオ率いる鹿の一族が1stアルバム、椎名林檎&竹原ピストルのコメントも”. 音楽ナタリー (2017年12月19日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ a b c “松崎ナオプロフィール”. 音楽出版社. TOWER RECORDS ONLINE (2012年7月30日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ “感性の戦士! レインボー・ウーマン!”. BARKS (2001年4月26日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ “NHK『ドキュメント72時間』テーマ曲、松崎ナオ「川べりの家」が今ジワジワ話題に!”. ポニーキャニオン公式ニュース (2015年4月24日). 2018年1月13日閲覧。 “発売から9年…松崎ナオの「川べりの家」注目度急上昇”. 音楽ナタリー (2015年5月2日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ “小田和正と豪華アーティストが名曲披露 恒例番組『クリスマスの約束2019』収録レポ”. Real Sound (2019年12月4日). 2019年12月26日閲覧。
- ^ a b (インタビュアー:金子厚武)「松崎ナオ×行達也 整いすぎた時代に「完璧じゃない作品」を提案」『CINRA.NET(シンラドットネット)』、2016年1月21日 。2010年5月1日閲覧。
- ^ “松崎ナオのオーガナイズ・イベントに“虐待グリコゲン”現る”. BARKS (2000年9月26日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ “松崎ナオ2年ぶりの新作アルバムがタワレコ限定で登場!!!”. bounce. TOWER RECORDS ONLINE (2003年6月24日). 2018年1月13日閲覧。
- ^ “松崎ナオ、プロデューサーに上田禎迎えた5年ぶりアルバム”. ナタリー (2013年3月6日). 2013年4月25日閲覧。
- ^ “ディスコグラフィー 松崎ナオ”. 2023年4月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 液晶座談会 - ブログ
- 松崎ナオ ライブ情報
- 松崎ナオ (@naonks) - X(旧Twitter)
- 松崎ナオ (nao.matsuzaki.5) - Facebook