有鈎骨
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有鈎骨(ゆうこうこつ、有鉤骨)(羅名hamatum Os,hamatum)とは、四肢動物の前肢を構成する短骨の一つである。
ヒトの有鈎骨は、左右の手に1本ずつ存在し大菱形骨、小菱形骨、有頭骨とともに遠位手根骨を構成している。
有鈎骨と関節する骨
[編集]有鈎骨から起始する筋肉
[編集]有鈎骨に停止する筋肉
[編集]骨折
[編集]野球、ゴルフ、テニスなど道具を握るスポーツに骨折が生じやすい[1]。グリップエンドの手に当たる部分への衝撃、手を付いての転倒などが原因となる[2]。また、同じ動作の繰り返しで骨に負荷が掛かり続け、疲労骨折を起こす[3]。野球選手に特に多く、スイングが強いほど衝撃も強くなるため「強打者の職業病」とも言われる[4]。手術は骨を切除する手術を行い、プロ野球選手が骨折した場合は100%が手術を行うとされている[5]。
脚注
[編集]- ^ “おしえて!マイドクターQ&A ~ ゴルフのスイングで手首を痛め、病院では骨折と言われました。”. ニュース和歌山 (2023年3月25日). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “35 有鉤骨鉤骨折”. 日本手外科学会 (2020年7月). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “強打者の“職業病”!? 北海道日本ハム清宮が負った有鈎骨折、専門家が語る予防法は…”. パリーグ.com (2019年3月8日). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “M・トラウト離脱で大谷翔平に痛手なぜ有鉤骨骨折は強打者に多いのか”. J:COM (2023年7月11日). 2023年8月2日閲覧。
- ^ “有鉤骨の骨折は手術しないと治らない/外科医の話”. 日刊スポーツ (2019年3月4日). 2023年8月2日閲覧。