大椿寺 (三浦市)
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所在地 | 神奈川県三浦市向ヶ崎町11-1 |
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位置 | 北緯35度8分26.15秒 東経139度37分23.99秒 / 北緯35.1405972度 東経139.6233306度 |
山号 | 金剛山 |
宗派 | 臨済宗妙心寺派 |
本尊 | 十一面観音 |
創建年 | 建久10年(1199年) |
開基 | 妙吾尼 |
法人番号 | 2021005008462 |
大椿寺(だいちんじ)は、神奈川県三浦市に所在する臨済宗妙心寺派の寺院。
前史
[編集]鎌倉時代、鎌倉幕府歴代将軍は当地を度々訪れており、別荘も構えていた。初代将軍源頼朝も3つの別荘を持っていた。頼朝の別荘は「椿の御所」「桃の御所」「桜の御所」と呼ばれており、別荘跡地はそれぞれ大椿寺(当寺)・見桃寺・本瑞寺になっている[1]。
歴史
[編集]1199年(建久10年)、妙吾尼の開基である。妙吾尼は源頼朝の愛妾(そばめ)であり[2]、頼朝の死後、別荘「椿の御所」を夫の菩提を弔うための寺としたとされている[1][3]。なお、『新編相模風土記稿』には「法名大椿寺法円妙悟尼、寛喜二年(1230年)正月廿五日逝去す、宮川村に墓あり、寺記に妙悟尼は頼朝の室なりと云ふ、頼朝の夫人は政子にて事実卒年等も符合せず、こは全く鎌倉の侍女にて、後剃髪し此地に住せしならん」と記載されている[4]。
かつては、寺号の通り多くの椿が植わっていたが、現在は数本しか植わってないという[3]。
城ヶ島大橋建設の際、当寺の裏山から埴輪が出土している[1]。
交通アクセス
[編集]- 路線バス椿ノ御所停留所より徒歩2分。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年6月、ISBN 978-4-634-24614-0
- 松浦豊 著『三浦半島の史跡と伝説 (写真で綴る文化シリーズ) 』暁印書館、1985年9月、ISBN 978-4-87015-102-4
- 蘆田伊人 編集校訂、圭室文雄 補訂『新編相模国風土記稿』 第1巻 - 第6巻,索引篇(第2版)、雄山閣〈大日本地誌大系 19 - 24〉、1998年4月。ISBN 978-4639015178。