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吉見俊哉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉見 俊哉(よしみ しゅんや、1957年4月22日 - )は、日本社会学者東京大学名誉教授國學院大学観光まちづくり学部教授、東京大学・元副学長。専門は、都市論・文化社会学カルチュラル・スタディーズ)。

来歴

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東京都生まれ。1976年東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)を卒業後、東京大学教養学部に進学、教養学科相関社会科学分科を卒業後、同大学大学院社会学研究科で学ぶ。東京大学新聞研究所助手助教授東京大学社会情報研究所教授、組織統合により2004年東京大学大学院情報学環教授。2006-08年学環長。2009年6月東京大学新聞社理事長。2023年國學院大学観光まちづくり学部観光まちづくり学科教授、東京大学名誉教授。

人物

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学部時代は「劇団綺畸」に所属し、如月小春らと演劇をしていた[1]

学歴

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職歴

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著作

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単著

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  • 『都市のドラマトゥルギー――東京・盛り場の社会史』(弘文堂、1987年/河出文庫、2008年)
  • 『博覧会の政治学――まなざしの近代』(中公新書、1992年、講談社学術文庫、2010年)
  • 『メディア時代の文化社会学』(新曜社、1994年)
  • 『「声」の資本主義――電話・ラジオ・蓄音機の社会史』(講談社、1995年/河出文庫、2012年)
  • 『リアリティ・トランジット――情報消費社会の現在』(紀伊國屋書店、1996年)
  • 『情報文化の学校――ネットワーク社会のルール・ロール・ツール』(NTT出版、1998年)
  • 『カルチュラル・スタディーズ』(岩波書店、2000年)
  • 『カルチュラル・ターン、文化の政治学へ』(人文書院、2003年)
  • 『メディア文化論――メディアを学ぶ人のための15話』(有斐閣、2004年)
  • 『万博幻想――戦後政治の呪縛』(ちくま新書、2005年)。改題『万博と戦後日本』、講談社学術文庫、2011年
  • 『親米と反米――戦後日本の政治的無意識』(岩波新書、2007年)
  • 『シリーズ日本近現代史(9)ポスト戦後社会』(岩波新書、2009年)
  • 『大学とは何か』(岩波新書、2011年)
  • 『夢の原子力 Atoms for Dream』(ちくま新書、2012年)
  • 『アメリカの越え方 和子・俊輔・良行の抵抗と越境』(弘文堂〈現代社会学ライブラリー〉、2012年)
  • 『ネット時代のコペルニクス-知識とは何か』(光村図書 国語3 2012年)
  • 『「文系学部廃止」の衝撃』集英社新書 2016
  • 『視覚都市の地政学 まなざしとしての近代』岩波書店 2016
  • 『大予言 「歴史の尺度」が示す未来』集英社新書 2017
  • 『現代文化論 新しい人文知とは何か』有斐閣アルマ 2018
  • 『戦後と災後の間 溶融するメディアと社会』集英社新書 2018
  • 『トランプのアメリカに住む』岩波新書 2018
  • 平成時代』岩波新書 2019
  • 『アフター・カルチュラル・スタディーズ』青土社 2019
  • 『五輪と戦後 上演としての東京オリンピック河出書房新社 2020
  • 『知的創造の条件』筑摩書房〈筑摩選書〉 2020
  • 『東京裏返し 社会学的街歩きガイド』集英社新書、2020年8月。ISBN 978-4-08-721133-7 
  • 『大学という理念 絶望のその先へ』東京大学出版会、2020年9月。ISBN 978-4-13-053092-7 
  • 『大学は何処へ 未来への設計』岩波新書、2021年4月。ISBN 978-4-00-431874-3 
  • 『東京復興ならず――文化首都構想の挫折と戦後日本』中公新書、2021年6月。ISBN 978-4121026491 
  • 『敗者としての東京――巨大都市の隠れた地層を読む』筑摩選書、2023年2月。ISBN 978-4480017680  
  • 『さらば東大 越境する知識人の半世紀』集英社新書 2023年12月。ISBN 978-4087212952

共著

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編著

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  • 『都市の空間 都市の身体』(勁草書房、1996年)
  • 『メディア・スタディーズ』(せりか書房、2000年)
  • 『カルチュラル・スタディーズ』(講談社、2001年)
  • 『1930年代のメディアと身体』(青弓社、2002年)
  • 『戦争の表象――東京大学情報学環所蔵第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスターコレクション』(東京大学出版会、2006年)
  • 『文化社会学の条件 二〇世紀日本における知識人と大衆』編著. 日本図書センター, 2014
  • 『平成史講義』編 (ちくま新書) 2019

共編著

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  • 栗原彬杉山光信)『記録・天皇の死』(筑摩書房、1992年)
  • 井上俊上野千鶴子・大澤真幸・見田宗介)『岩波講座現代社会学(全27巻)』(岩波書店、1995年-1997年)
  • (見田宗介・上野千鶴子・内田隆三佐藤健二・大澤真幸)『社会学文献事典』(弘文堂、1998年)
  • 嶋田厚柏木博)『情報社会の文化 (3) デザイン・テクノロジー市場』(東京大学出版会、1998年)
  • 木下直之)『ニュースの誕生――かわら版と新聞錦絵の情報世界』(東京大学出版会、1999年)
  • 花田達朗, コリン・スパークス)『カルチュラル・スタディーズとの対話』(新曜社、1999年)
  • (栗原彬・小森陽一・佐藤学)『越境する知 (1 - 6)』(東京大学出版会、2000年-2001年)
  • 成田龍一)『20世紀日本の思想』(作品社、2002年)
  • 北川高嗣須藤修西垣通浜田純一米本昌平)『情報学事典』(弘文堂、2002年)
  • 青木保・姜尚中・小杉泰坂元ひろ子莫邦富山室信一四方田犬彦)『アジア新世紀(全8巻)』(岩波書店、2002年-2003年)
  • (水越伸)『メディア・プラクティス - 媒体を創って世界を変える』(せりか書房、2003年)
  • (花田達朗)『社会情報学ハンドブック』(東京大学出版会、2004年)
  • テッサ・モーリス=スズキ)『グローバリゼーションの文化政治』(平凡社、2004年)
  • (若林幹夫)『東京スタディーズ』(紀伊國屋書店、2005年)
  • 町村敬志)『市民参加型社会とは――愛知万博計画過程と公共圏の再創造』(有斐閣、2005年)
  • (佐藤健二)『文化の社会学』(有斐閣、2007年)
  • 北田暁大)『路上のエスノグラフィ――ちんどん屋からグラフィティまで』(せりか書房、2007年)
  • 土屋礼子)『叢書現代のメディアとジャーナリズム(4)大衆文化とメディア』(ミネルヴァ書房、2010年)
  • 長尾真遠藤薫)『書物と映像の未来――グーグル化する世界の知の課題とは』(岩波書店、2010年)
  • 石川徹也根本彰)『つながる図書館・博物館・文書館――デジタル化時代の知の基盤づくりへ』(東京大学出版会、2011年)
  • 『占領する眼・占領する声: CIE/USIS映画とVOAラジオ』土屋由香共編(東京大学出版会、2012年)
  • 『岩波映画の1億フレーム (記録映画アーカイブ)』丹羽美之共編(東京大学出版会、2012年)
  • 『デジタル・スタディーズ』全3巻 石田英敬, マイク・フェザーストーン共編. 東京大学出版会, 2015
  • (森本祥子)『東大という思想 群像としての近代知』東京大学出版会、2020年8月。ISBN 978-4-13-020159-9 
  • 『社寺会堂から探る江戸東京の精神文化』勁草書房、2020年10月。ISBN 978-4-326-24851-3 
  • 『戦後日本憲政史講義 もうひとつの戦後史』法律文化社、2020年11月。ISBN 978-4-589-04109-8 

訳書

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  • クロード・S・フィッシャー『電話するアメリカ - テレフォンネットワークの社会史』(NTT出版、2000年)
  • ロジャー・シルバーストーン『なぜメディア研究か - 経験・テクスト・他者』(せりか書房、2003年)
  • キャロリン・マーヴィン『古いメディアが新しかった時 - 19世紀末社会と電気テクノロジー』(新曜社、2003年)

関連項目

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脚注

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  1. ^ 特集ワイド:原発の呪縛・日本よ! 社会学者・吉見俊哉さん(毎日新聞 2012年11月02日) - ウェイバックマシン(2013年10月29日アーカイブ分)
  2. ^ https://www.kokugakuin.ac.jp/account/349143
  3. ^ 令和5年度名誉教授の称号授与」『UTokyo FOCUS』東京大学、2023年7月6日。関連ファイルの「令和5年度名誉教授」(2頁)を参照。

外部リンク

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