オワコン
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オワコンとは、主に一般ユーザー又は個人ユーザーに飽きられてしまい、一時は繁栄していたが現在では見捨てられてしまったこと[1]、ブームが去って流行遅れになったこと、および時代に合わなくなった漫画・アニメや商品・サービス[2][3][4]などを意味する日本のインターネットスラング。
「おわコン」や「終わコン」と表記される事もある。類似の用語としては死に筋がある。
概要
[編集]正式な名称は「終わったコンテンツ」で[1][2][4]、元々はアニメファンの間で使用されていたとされ[1]、インターネット上で広まったのは2010年頃からと報じられている[4]。2011年12月1日、ガジェット通信が主催するネット流行語大賞(本家版)では「オワコン」として第5位に認定され[5]、同月には大修館書店が主催する「『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」の中高生が辞書に載せたい日常語、最優秀作品10語にも「おわコン」として選ばれた[6]。
「オワコン」という言葉自体がオワコンであると報じられることもあり、2010年には読売新聞にて[1]、2013年には社会学者の古市憲寿が日本経済新聞にて[7]、2016年にはITmediaが「オワコンという言葉自体が死語」[8]であると報じている。また、小学館が発行する雑誌「DIME」の記事に拠れば、実際は「終わりそうなコンテンツ」「終わって欲しいコンテンツ」に対して使われる場合が多いと報じている他[9]、エキサイトレビューの記事に拠れば「大抵は煽り文句で使われる」と報じている[10]。
さらに2014年に放送された千葉真一主演のテレビドラマ「おわこんTV」(NHK BSプレミアム)は、「オワコン」をモチーフとした内容で放映された[11]。
脚注
[編集]- ^ a b c d “おわこん(終わコン):モニ太のデジタル辞典” (日本語). 読売新聞. (2010年12月13日). オリジナルの2010年12月16日時点におけるアーカイブ。 2014年1月18日閲覧。
- ^ a b “終わコン” (日本語). コトバンク/デジタル大辞泉. 朝日新聞社/小学館. 2014年10月16日閲覧。
- ^ 『現代用語の基礎知識2014年版』自由国民社、2013年、1178頁。ISBN 978-4426101329。
- ^ a b c “終わコン(今流ことば)” (日本語). 東京新聞(夕刊、クイズ面右): p. 4. (2012年1月7日) - G-Searchにて2014年12月8日閲覧。
- ^ “ネット流行語大賞2011(本家版)結果発表!金賞「ぽぽぽぽ〜ん」銀賞「ただちに影響はない」銅賞「セシウムさん」”. ガジェット通信. 東京産業新聞社 (2011年12月1日). 2012年2月1日閲覧。
- ^ “第6回『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!結果発表”. 大修館書店 (2011年12月12日). 2015年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月30日閲覧。
- ^ 古市憲寿 (2013年7月3日). “クロックワークナイトをもう1度―社会学者古市憲寿氏(プロムナード)” (日本語). 日本経済新聞(夕刊): p. 7 - 日経テレコンにて2014年11月25日閲覧。
- ^ “ネット死語:「オワコン」って言うのがもうオワコン?” (日本語). ITmedia PC USER. アイティメディア (2016年3月6日). 2016年3月23日閲覧。
- ^ 「曖昧なままにしていませんか 何となく聴き逃してきた今さら聞けないワード集」『DIME』第30巻第1号、小学館、2015年3月、77頁。
- ^ たまごまご (2011年6月1日). “流行なんて関係ない! アニメが好きなだけなんだ…! 「月刊アニメスタイル」が本気すぎて泣いた” (日本語). エキサイトレビュー. エキサイト. 2016年3月23日閲覧。
- ^ 西條耕一 (2014年7月1日). “新番組「おわこんTV」(BS試写室)” (日本語). 読売新聞(朝刊、首都圏): p. 40