BigInt() コンストラクター
Baseline
Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since 2020年9月.
BigInt() コンストラクターは長整数型の値を返します。
構文
js
BigInt(value)
引数
value-
作成しようとしているオブジェクトの数値。文字列、整数、論理値、長整数のいずれかにすることができます。
返値
長整数 (BigInt) 値です。数値は整数でなければならず、長整数に変換されます。論理値 true は 1n に、false は 0n に変換されます。文字列は整数リテラル用のソーステキストとして解析されます。つまり、先頭や末尾に空白を含み、0b、0o、0x で始まることができます。
例外
RangeError-
引数が整数でない場合に発生します。
TypeError-
以下のどちらかの場合に発生します。
SyntaxError-
引数が
BigIntとして解析できない文字列の場合に発生します。
例
>BigInt() を使用して数値を長整数に変換
BigInt() は、数値が例外を発生させずに長整数に変換できる唯一のケースです。これはとても明示的だからです。ただし、整数のみが許可されます。
js
BigInt(123); // 123n
BigInt(123.3); // RangeError: The number 123.3 cannot be converted to a BigInt because it is not an integer
文字列値の使用
js
BigInt("123"); // 123n
BigInt("0b10101"); // 21n(10101 は 2 進数)
BigInt("0o123"); // 83n(123 は 8 進数)
BigInt("0x123"); // 291n(123 は 16 進数)
BigInt(" 123 "); // 123n(先頭および末尾のホワイトスペースは許される)
仕様書
| Specification |
|---|
| ECMAScript® 2026 Language Specification> # sec-bigint-constructor> |