豊田市・みよし市を放送エリアとするコミュニティーFM「エフエムとよた(愛称=ラジオ・ラブィート)」が6月1日、聴取エリアとその周辺に特化した地震情報、気象情報等の防災情報をアナウンサーの肉声を用いた合成音声(AIアナウンサー)による自動放送の運用を始めた。
ラジオ・ラブィートがAIアナウンサー導入 防災情報を迅速に放送
これは、気象庁や行政等が発表する防災情報を、AI技術を活用して自動的に原稿化、合成音声で読み上げるシステムで、今回の導入により24時間365日迅速に災害関連情報を放送でき、夜間や休日など無人体制の時間帯でもいち早く災害情報の第一報を届けることが可能となった。
同局は、緊急時の放送に加えて、定時放送でもAIアナウンサーによる気象情報を放送し、きめ細かな生活情報の発信にも取り組むとしている。
エフエムとよた編成・技術グループの岩間享弥さんは「迅速に防災情報を届けられることようになったので、市民の皆さんの安全安心に貢献していきたい。今後、AIアナウンサーの技術を応用して、さまざまな情報発信に挑戦していきたい」と話す。