やっぱり何かコツが必要なのでは?
こんにちは。
低アレルゲン&低糖質のお菓子教室トイガルテンの佐藤絵里です。
お菓子教室を初めて3年半、延べ900名以上の方にレッスンさせていただきました。
当店のレッスンを受けられた生徒さまからいただくお声で最も多いのが「米粉のお菓子ってこんなに簡単なんですね!!!」というもの。
このホームページでも再三お伝えしていますが、米粉の特性さえつかめばと~っても簡単なんです(●´ω`●)
ここでは米粉の種類と失敗しない選び方についてお伝えします。
米粉の種類
米粉のお菓子を作るためには、ざっくりとで構わないので米粉の種類について知っておく必要があります。
米粉は自体は白玉粉、上新粉、もち粉などとして昔から日本で親しまれてきました。
それが近年、製法技術の向上によりお菓子やパン作りに適した米粉が販売されるようになってきたんですね✨
このページでは近年登場した、お菓子作りやパン作りに使用される米粉にしぼってお話します。
製菓用米粉
名前の通り、製菓(お菓子作り)用に開発された米粉です。
下にご紹介する「製パン用米粉」と比べ、粒子がとても細かく、どのメーカーでも100%うるち米(もち米ではない一般的なお米)から作られているのが特徴です。
粒子が非常に細かく軽いため、ふんわりとしたスポンジを作ったり、ホロホロっとした食感のクッキーを作ったりすることが可能です^^
また、小麦粉のようにふるわなくてもダマになりにくいというメリットもあります。
製パン用米粉
パン作り用に開発された米粉で、製菓用米粉より粒子は大きくなります。
基本的にはうるち米を製粉したものですが、メーカーによっては食感を良くするためにもち米を配合したり、グルテンを添加したりといったものもあります。
小麦アレルギーの方やグルテンフリーを実践されている人は、製パン用米粉を購入される際には注意が必要です。
必ず原材料表示を見て、「小麦たんぱく」あるいは「小麦グルテン」「グルテン」と記載がないか確認しましょう。
これらの記載がある場合にはアレルゲン(グルテン)が入っているので購入を控え、100%米から作られた製パン用米粉を探しましょう。
私がおすすめする製パン用米粉は、熊本製粉さんの「ミズホチカラ(製パン用)」です。
パンは時々しか作りませんが、安定して弾力のあるおいしい米粉パンが焼けています♪
価格:1,080円 |
米粉(○○用という表記なし)
スーパーの店頭で販売されている米粉に多く見受けられますが、パッケージに製菓用、製パン用という表記がない米粉もあります。
そんな時は、よ~くパッケージを見てみてください。
「○○ケーキに」とか「天ぷらに」とかいった記載があるばすです。
そこに書かれたお料理に適した米粉ですので、目的に応じて購入されることをおすすめします(#^^#)
なにを隠そう(?)当店でおすすめしている「米の粉」も製菓用という記載はなく、「ロールケーキ」「焼き菓子」に、と書いてあるだけです。
新品価格 |
米粉の選び方
米粉のお菓子づくりでと~っても大事になってくるのが「米粉選び」です。
どんなにお菓子づくりが得意な人でも、用途に合わない米粉を選ぶと99%失敗してしまいます💦
ポイントを抑えて、おいしいお菓子を作りましょう✨
米粉選びのポイント①用途に合っているか?
これ、絶対大事です!
先でご紹介した、「製菓用」「製パン用」米粉。
それぞれ、用途にあったものを選んでください。
私自身、過去に間違えて製パン用米粉を使用してケーキを焼いたら、、、
ういろうのようなスポンジケーキができあがってしまいました、、、(´;ω;`)
ちなみに逆もやったことがあります(笑)
製菓用米粉でパンを作ったら、案の定ういろうのようなパン(?)ができました。
「新しく米粉を買うのがもったいないから」と思って製菓用米粉でパンを作っても、事実うまく作れません。。
できあがったものも、おいしくないので捨てることになってしまいます(ノД`)・゜・。
動画の1分38秒から同じ品種(ミズホチカラ)の製菓用と製パン用とで、それぞれの吸水率を比較しています。
同じ品種でも製菓用米粉の方が粒子が細かい分、水に溶けやすいことが分かります。
お菓子には「製菓用」、パンには「製パン用」の米粉をぜひお使いください✨
米粉選びのポイント②使用感がいいか?
実は同じ「製菓用」米粉であっても、作ったときにふんわりとした生地になりやすい品種となりにくい品種があるんです!
でんぷんの損傷率が低い品種ほどふんわりとした生地が焼けやすく、最近では米粉専用に改良された品種もあるほど。
どうせお菓子を作るのであれば、上手くいきやすい品種を選んで作ってみてはいかがでしょうか?
当店でおすすめするのが、先にもご紹介した「ミズホチカラ」と「米の粉」という米粉です。
特にミズホチカラは、パンもスポンジ生地もふんわりもっちり焼き上がります✨
私自身、10種類以上の米粉を試しましたが、今のところミズホチカラが一1番いい感じに焼きあがります(*´ω`*)
「米粉のケーキを作ってみたけど上手くいかない!」という方は、ぜひミズホチカラを試してみてください!
米粉選びのポイント③ お財布事情に適した価格か?
米粉のお菓子作りにハマる人は「もう小麦粉には戻れない」とよく言われます。
簡単に作れる点や洗い物が楽になる点もさることながら、食感や風味の良さ、そして体調が良くなったという理由から、これまで小麦粉だったものをすべて米粉に変えられる人もいるほど |д゚)
日用品と同じように、頻繁に使うものであればお財布にも優しい価格で、かつ手に入りやすいものがいいですよね。
各種メーカーの米粉の価格を見てみると、1kgあたり600円台のものから1600円ぐらいするものまで、価格もさまざま。
ご自身のライフスタイルとお財布事情と相談しながら、お気に入りの米粉を見つけてください^^
番外編:製菓用米粉しかないけど米粉パンが食べたい人へ
実は私自身がそうなのですが…
「普段はパンって食べたいんだけど、時々なんか食べたくなるんだよね。とはいえ、米粉パンってその辺に売ってないし、製パン用米粉を買ってもあんまり使わないし…」
そんな方のために、製菓用米粉で作れる米粉パンレシピを作っちゃいましたヾ(≧▽≦)ノ
こんな感じのふわふわ感(●´ω`●)
イースト不使用なので発酵の時間もありません。
作業時間10分、焼き時間30分♪
「食べたい!」と思ってから1時間後には食べられるお手軽米粉パンです✨
まとめ:失敗しない米粉選びのポイント
最後に、失敗しない米粉選びのポイントをまとめます。
パッケージの記載による米粉の分類
製菓用➜お菓子づくりに
製パン用➜パン作りに
記載なし➜パッケージに記載の料理用に
米粉選びのポイント
用途に適した米粉か?
➜製菓用・製パン用の間違えに注意!
使用感がいいか?
➜おすすめは「ミズホチカラ」「米の粉」がおすすめ!
お気に入りの米粉を見つけて米粉スイーツを楽しんでください(^^♪