JPS6146481Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6146481Y2 JPS6146481Y2 JP1981064352U JP6435281U JPS6146481Y2 JP S6146481 Y2 JPS6146481 Y2 JP S6146481Y2 JP 1981064352 U JP1981064352 U JP 1981064352U JP 6435281 U JP6435281 U JP 6435281U JP S6146481 Y2 JPS6146481 Y2 JP S6146481Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- adhesive
- effective diameter
- outside
- match
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、相対する面が合致しない複数のレン
ズを用いたレンズ構体を構成するのに便利に用い
られる複合レンズに関する。
ズを用いたレンズ構体を構成するのに便利に用い
られる複合レンズに関する。
従来、相対する面が合致する複数のレンズを接
合して色収差等を補正するようにした複合レンズ
は知られている。一方、相対する面が合致しない
複数のレンズの組合せは、多くの場合、たとえ複
数のレンズが近接して用いられるものであつて
も、レンズ保持枠を用いてレンズ間の隙間には座
金やスペーサを挿むなどして全体を一緒に締め付
けることで一体化していた。これによると、最終
的なレンズ構体も含めてレンズ保持枠の構造が複
雑になり、組立てに手数を要するばかりでなく、
ユニツトとして組立てた段階でも偏芯等の狂いが
生じ易くて、満足な組立て精度が得られにくく、
したがつて非常に高い加工精度がレンズ保持枠の
製作やレンズの組付け部分に要求されると言う問
題がある。これに対し、相対する面が合致しない
複数のレンズの組合せも、そのレンズ面の外側に
合致する面を設けて、その面で接着するようにし
た複合レンズが実開昭52−37945号公報により知
られている。これによれば、レンズ保持枠を用い
て一体化した場合の上述の問題を解消できる。し
かし、反面、間隙を隔てて相対するレンズ面に曇
りが生じ易いと言う問題がある。また、接着剤の
凝固に時間が掛かると言う問題、さらには、接着
剤が相対するレンズ面側に流れ出し易いと言う問
題もある。
合して色収差等を補正するようにした複合レンズ
は知られている。一方、相対する面が合致しない
複数のレンズの組合せは、多くの場合、たとえ複
数のレンズが近接して用いられるものであつて
も、レンズ保持枠を用いてレンズ間の隙間には座
金やスペーサを挿むなどして全体を一緒に締め付
けることで一体化していた。これによると、最終
的なレンズ構体も含めてレンズ保持枠の構造が複
雑になり、組立てに手数を要するばかりでなく、
ユニツトとして組立てた段階でも偏芯等の狂いが
生じ易くて、満足な組立て精度が得られにくく、
したがつて非常に高い加工精度がレンズ保持枠の
製作やレンズの組付け部分に要求されると言う問
題がある。これに対し、相対する面が合致しない
複数のレンズの組合せも、そのレンズ面の外側に
合致する面を設けて、その面で接着するようにし
た複合レンズが実開昭52−37945号公報により知
られている。これによれば、レンズ保持枠を用い
て一体化した場合の上述の問題を解消できる。し
かし、反面、間隙を隔てて相対するレンズ面に曇
りが生じ易いと言う問題がある。また、接着剤の
凝固に時間が掛かると言う問題、さらには、接着
剤が相対するレンズ面側に流れ出し易いと言う問
題もある。
本考案は、相対する面が合致しない複数のレン
ズの近接した組合せを接着剤で接合したレンズに
おける上述の問題を解消するためになされたもの
であり、本考案は、相対する有効径の内側の面が
合致しない複数のレンズの前記有効径の外側の面
を合致するように形成すると共に、少なくとも一
方のレンズの前記外側の面に前記有効径の内側か
らレンズの外径の外側に通ずる半径方向の溝を設
けて、前記外側の面に接着剤を用い複数のレンズ
を一体に接合したことを特徴とする複合レンズに
ある。
ズの近接した組合せを接着剤で接合したレンズに
おける上述の問題を解消するためになされたもの
であり、本考案は、相対する有効径の内側の面が
合致しない複数のレンズの前記有効径の外側の面
を合致するように形成すると共に、少なくとも一
方のレンズの前記外側の面に前記有効径の内側か
らレンズの外径の外側に通ずる半径方向の溝を設
けて、前記外側の面に接着剤を用い複数のレンズ
を一体に接合したことを特徴とする複合レンズに
ある。
すなわち、本考案によれば、接着剤で接合する
外側面に、相対するレンズ面間の空隙とレンズ外
径の外側とを連通する、半径方向の溝を設けたこ
とによつて、レンズ面に曇りの生ずることが防止
され、接着剤の凝固も促進されると言う効果が得
られる。また、本考案において、合致させるよう
に形成した面に有効径の外側を周回する環状溝を
設けて、接着を環状溝より外径の合致する面で行
うようにすれば、接着剤がレンズ面側に食み出す
と言う問題も解消し得る。
外側面に、相対するレンズ面間の空隙とレンズ外
径の外側とを連通する、半径方向の溝を設けたこ
とによつて、レンズ面に曇りの生ずることが防止
され、接着剤の凝固も促進されると言う効果が得
られる。また、本考案において、合致させるよう
に形成した面に有効径の外側を周回する環状溝を
設けて、接着を環状溝より外径の合致する面で行
うようにすれば、接着剤がレンズ面側に食み出す
と言う問題も解消し得る。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案複合レンズの一例を
示す断面図及び正面図、第3図及び第4図は他の
例を示す断面図及び正面図である。
示す断面図及び正面図、第3図及び第4図は他の
例を示す断面図及び正面図である。
第1,2図の複合レンズは、相対する有効径の
内側の面1a,2aが合致しない2枚のレンズ
1,2の有効径の外側の面1b,2bを光軸に直
角な平面に形成すると共に、その外側の面1b,
2bの両方に有効径の内側からレンズ1,2の外
径の外側に通ずる溝1c,2cを設けて、その溝
1c,2cの位置を合わせて外側の面1b,2b
を接着剤により接着したものである。すなわち、
溝1cと2cは複合レンズの有効径の内側にでき
る空隙と外部とを連絡する貫通溝を形成してい
る。この貫通溝は、複合レンズの内側に空隙を形
成するレンズ面1a,2aに曇りが生ずることを
防止し、接着剤が凝固する際のガス逃げとして働
くから凝固も促進し、さらに積極的には、貫通溝
を通じて内部に送風し一層の凝固促進と、それに
より接着剤が有効径の内側に流れ込むことの防止
とを行うように利用することもできる。
内側の面1a,2aが合致しない2枚のレンズ
1,2の有効径の外側の面1b,2bを光軸に直
角な平面に形成すると共に、その外側の面1b,
2bの両方に有効径の内側からレンズ1,2の外
径の外側に通ずる溝1c,2cを設けて、その溝
1c,2cの位置を合わせて外側の面1b,2b
を接着剤により接着したものである。すなわち、
溝1cと2cは複合レンズの有効径の内側にでき
る空隙と外部とを連絡する貫通溝を形成してい
る。この貫通溝は、複合レンズの内側に空隙を形
成するレンズ面1a,2aに曇りが生ずることを
防止し、接着剤が凝固する際のガス逃げとして働
くから凝固も促進し、さらに積極的には、貫通溝
を通じて内部に送風し一層の凝固促進と、それに
より接着剤が有効径の内側に流れ込むことの防止
とを行うように利用することもできる。
第3,4図の複合レンズは、レンズ1,2の有
効径の外側の面1b,2bをレンズ1の有効径の
内側の面の延長面に合致させて形成し、レンズ1
の外径をレンズ2のそれより若干大きくして複合
レンズの保持枠に対する嵌合外径とし、レンズ2
の外側の面2bのみに有効径の内側からレンズ2
の外径の外側に通ずる溝2cを3個所に設け、レ
ンズ1の外側の面1bには有効径の外側を周回す
る環状溝1dを設けて、環状溝1dよりも外側の
レンズ1,2の外側の面1b,2bを接着剤で接
合している点が第1,2図の複合レンズと異な
る。この複合レンズにおいては、環状溝1dによ
つて接着剤が有効径内のレンズ面1a,2a上に
入り込むことが完全に防止されると共に、一層レ
ンズ面1a,2aに曇りが生ずることが防止さ
れ、また接着剤の凝固も促進される。
効径の外側の面1b,2bをレンズ1の有効径の
内側の面の延長面に合致させて形成し、レンズ1
の外径をレンズ2のそれより若干大きくして複合
レンズの保持枠に対する嵌合外径とし、レンズ2
の外側の面2bのみに有効径の内側からレンズ2
の外径の外側に通ずる溝2cを3個所に設け、レ
ンズ1の外側の面1bには有効径の外側を周回す
る環状溝1dを設けて、環状溝1dよりも外側の
レンズ1,2の外側の面1b,2bを接着剤で接
合している点が第1,2図の複合レンズと異な
る。この複合レンズにおいては、環状溝1dによ
つて接着剤が有効径内のレンズ面1a,2a上に
入り込むことが完全に防止されると共に、一層レ
ンズ面1a,2aに曇りが生ずることが防止さ
れ、また接着剤の凝固も促進される。
第1,2図及び第3,4図の例から明らかなよ
うに、溝1c,2cは一方だけでも、数がいくつ
でもよいし、環状溝も両側の面に合わさるように
設けてもよい。
うに、溝1c,2cは一方だけでも、数がいくつ
でもよいし、環状溝も両側の面に合わさるように
設けてもよい。
以上のように、本考案の複合レンズにおいて
は、接着のために合致するように形成した面に有
効径の内側からレンズ外径の外側に通ずる半径方
向の溝を設けたことによつて、内部に空隙を形成
するレンズ面に溶剤等による曇りの発生すること
が防止され、接着剤の凝固も促進され、有効径の
レンズ面側に接着剤が流れ込むことも防止される
と言う優れた効果が得られる。
は、接着のために合致するように形成した面に有
効径の内側からレンズ外径の外側に通ずる半径方
向の溝を設けたことによつて、内部に空隙を形成
するレンズ面に溶剤等による曇りの発生すること
が防止され、接着剤の凝固も促進され、有効径の
レンズ面側に接着剤が流れ込むことも防止される
と言う優れた効果が得られる。
第1図及び第2図は本考案複合レンズの一例を
示す断面図及び正面図、第3図及び第4図は他の
例を示す断面図及び正面図である。 1,2……レンズ、1a,2a……有効径の内
側の面、1b,2b……有効径の外側の面、1
c,2c……半径方向の溝、1d……環状溝。
示す断面図及び正面図、第3図及び第4図は他の
例を示す断面図及び正面図である。 1,2……レンズ、1a,2a……有効径の内
側の面、1b,2b……有効径の外側の面、1
c,2c……半径方向の溝、1d……環状溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 相対する有効径の内側の面が合致しない複数
のレンズの前記有効径の外側の面を合致するよ
うに形成すると共に、少なくとも一方のレンズ
の前記外側の面に前記有効径の内側からレンズ
の外径の外側に通ずる半径方向の溝を設けて、
前記外側の面に接着剤を用い複数のレンズを一
体に接合したことを特徴とする複合レンズ。 2 少なくとも一方のレンズの前記外側の面に前
記有効径の外側を周回する環状溝が設けられて
いて、該環状溝の外側の前記外側の面に対して
接着剤を用いるようにした実用新案登録請求の
範囲第1項記載の複合レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981064352U JPS6146481Y2 (ja) | 1981-05-06 | 1981-05-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981064352U JPS6146481Y2 (ja) | 1981-05-06 | 1981-05-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57178201U JPS57178201U (ja) | 1982-11-11 |
JPS6146481Y2 true JPS6146481Y2 (ja) | 1986-12-27 |
Family
ID=29860424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981064352U Expired JPS6146481Y2 (ja) | 1981-05-06 | 1981-05-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6146481Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009251249A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Sharp Corp | ウエハ状光学装置およびその製造方法、電子素子ウエハモジュール、センサウエハモジュール、電子素子モジュール、センサモジュール、電子情報機器 |
JP4673912B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2011-04-20 | シチズン電子株式会社 | プラスチックレンズの製造方法 |
JP5047243B2 (ja) * | 2008-09-26 | 2012-10-10 | シャープ株式会社 | 光学素子ウエハモジュール、光学素子モジュール、光学素子モジュールの製造方法、電子素子ウエハモジュール、電子素子モジュールの製造方法、電子素子モジュールおよび電子情報機器 |
JP6293545B2 (ja) | 2014-03-25 | 2018-03-14 | 株式会社東芝 | 光学素子及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237945B2 (ja) * | 1973-05-10 | 1977-09-26 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5524564Y2 (ja) * | 1975-09-10 | 1980-06-12 |
-
1981
- 1981-05-06 JP JP1981064352U patent/JPS6146481Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237945B2 (ja) * | 1973-05-10 | 1977-09-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57178201U (ja) | 1982-11-11 |
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