JPS6126274B2 - - Google Patents
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- JPS6126274B2 JPS6126274B2 JP888876A JP888876A JPS6126274B2 JP S6126274 B2 JPS6126274 B2 JP S6126274B2 JP 888876 A JP888876 A JP 888876A JP 888876 A JP888876 A JP 888876A JP S6126274 B2 JPS6126274 B2 JP S6126274B2
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- JP
- Japan
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- signal
- sequence
- circuit
- bits
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- 238000013139 quantization Methods 0.000 claims description 12
- 230000009466 transformation Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 10
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、直交変換復号化回路に関するもので
ある。
ある。
従来からビデオ信号の電力分布を統計的にみる
と、高域周波成分が少ないために、高域成分に使
用する伝送ビツト数を減少させて伝送することに
より、帯域圧縮を行なおうという考えがある。そ
の一例には時間軸領域を周波数軸領域に変換する
手段としてアダマール変換を用いる方法がある。
例えば、8次のアダマール変換を行なうとすれ
ば、次式のように表現出来る。
と、高域周波成分が少ないために、高域成分に使
用する伝送ビツト数を減少させて伝送することに
より、帯域圧縮を行なおうという考えがある。そ
の一例には時間軸領域を周波数軸領域に変換する
手段としてアダマール変換を用いる方法がある。
例えば、8次のアダマール変換を行なうとすれ
ば、次式のように表現出来る。
ここで〔x1、x2………、x8〕は時系列上の8点
を標本化した値であり、〔h1、h2………h8〕はアダ
マール変換により周波数領域に変換された8次の
シーケンスである。また〔IH〕は8次のアダマ
ール行列である。第1図はこのシーケンスを圧縮
した例を示したもので、この例では平均4.5ビツ
トで伝送できることになる。今、仮にシーケンス
h8を3ビツトに直線的に圧縮して伝送する場合
は、従来では量子化ステツプを1とすると、下位
3ビツトb81,b82,b83を伝送していた。即ち、第
2図aのAに示したように、斜線部分が伝送する
ビツトである。また、第2図bのAに示したよう
に、量子比ステツプを2とすると、b82,b83,b84
の3ビツトを伝送する場合もある。また、量子化
ステツプを4、8とすると、第2図c,dのAに
示したようにそれぞれb83,b84,b85、b84,b85,
b86を伝送する。この方法は量子化ステツプの値
によつて伝送3ビツトの領域は変化するが、それ
は最初の設定のまま固定であり、入力信号の変化
に対応していなかつた。ところがシーケンスh8の
分布は画像の種類によつて異なつていると考えら
れ、画像によつてはエネルギーが予想以上に強い
場合もある。従つて伝送する3ビツトをb81,
b82,b83と固定した場合、シーケンスh8の値が大
きくなり下位3ビツトよりオーバーフローしても
下位3ビツトしか伝送しないため、再生信号に歪
を生ずるという欠点がある。またオーバーフロー
する確率がわずかの場合は画面上ではそれほど目
立たないが、オーバーフローの確率が多くなる
と、画面の劣化が目立つことになるという欠点が
ある。
を標本化した値であり、〔h1、h2………h8〕はアダ
マール変換により周波数領域に変換された8次の
シーケンスである。また〔IH〕は8次のアダマ
ール行列である。第1図はこのシーケンスを圧縮
した例を示したもので、この例では平均4.5ビツ
トで伝送できることになる。今、仮にシーケンス
h8を3ビツトに直線的に圧縮して伝送する場合
は、従来では量子化ステツプを1とすると、下位
3ビツトb81,b82,b83を伝送していた。即ち、第
2図aのAに示したように、斜線部分が伝送する
ビツトである。また、第2図bのAに示したよう
に、量子比ステツプを2とすると、b82,b83,b84
の3ビツトを伝送する場合もある。また、量子化
ステツプを4、8とすると、第2図c,dのAに
示したようにそれぞれb83,b84,b85、b84,b85,
b86を伝送する。この方法は量子化ステツプの値
によつて伝送3ビツトの領域は変化するが、それ
は最初の設定のまま固定であり、入力信号の変化
に対応していなかつた。ところがシーケンスh8の
分布は画像の種類によつて異なつていると考えら
れ、画像によつてはエネルギーが予想以上に強い
場合もある。従つて伝送する3ビツトをb81,
b82,b83と固定した場合、シーケンスh8の値が大
きくなり下位3ビツトよりオーバーフローしても
下位3ビツトしか伝送しないため、再生信号に歪
を生ずるという欠点がある。またオーバーフロー
する確率がわずかの場合は画面上ではそれほど目
立たないが、オーバーフローの確率が多くなる
と、画面の劣化が目立つことになるという欠点が
ある。
本発明は、上記従来例の欠点を解消するため
に、符号化側回路では、各シーケンスの各ビツト
のオーバーフローの回数を検出し、それぞれのシ
ーケンスに対し、伝送ビツトの切換えを行ない、
hi成分が初期に設定した値より大きくなつた場
合でも伝送するビツト数は固定したままで伝送す
る領域のみを広げて伝送を行ない、また復号化側
回路では、伝送ビツトの切換えの情報を用いて伝
送ビツトからシーケンスを再生するので、少ない
ビツト数で歪の少ない再生画像を得ることが可能
な直交変換復号化回路を提供するものである。以
下、図面により実施例を詳細に説明する。
に、符号化側回路では、各シーケンスの各ビツト
のオーバーフローの回数を検出し、それぞれのシ
ーケンスに対し、伝送ビツトの切換えを行ない、
hi成分が初期に設定した値より大きくなつた場
合でも伝送するビツト数は固定したままで伝送す
る領域のみを広げて伝送を行ない、また復号化側
回路では、伝送ビツトの切換えの情報を用いて伝
送ビツトからシーケンスを再生するので、少ない
ビツト数で歪の少ない再生画像を得ることが可能
な直交変換復号化回路を提供するものである。以
下、図面により実施例を詳細に説明する。
第3図は、符号化回路の構成を示したもので、
入力端子3Aに供給されたビデオ信号はA/D変
換器301により並列8ビツトに符号化した後、
アダマール変換回路302でアダマール変換を行
なう。アダマール変換して得られたシーケンスh8
のデータはレジスタ303に保持される。ここで
はB81,B82,B83は伝送する3ビツトを意味して
おり、最初の一定期間にはB81,B82,B83=b81,
b82,b83であつたとする。また、この一定期間の
とり方としては、例えば一水平映像期間とか一垂
直映像期間が挙げられる。以後一定期間を一水平
映像IH期間とした場合についても説明を行な
う。第3図は8次アダマール変換を行なう例であ
るから、一水平映像期間中の画素数を576点とす
ると、一水平映像期間中には72個のブロツクがあ
る。この72個のデータに対してオーバーフロー計
数回路305でオーバーフローの回数を計数す
る。このオーバーフローの回数は各データのb8j
(j=4〜8)の各ビツトに対し、“1”となる回
数を計数することにより得られ、“1”となる回
数が1H期間にあるしきい値T以上になれば、量
子化ステツプを切り換えるための信号をオーバー
フロー計数回路305で作る。今、b84=“1”と
なる回数がT回以上で、b85〜b88の各ビツトが
“1”となる回数がT回未満の時は、量子比ステ
ツプを2に切り換えるための信号をオーバーフロ
ー計数回路305において作る。同様にb85=
“1”となる回数がT回以上で、b86〜b88の各ビ
ツトが“1”となる回数がT回未満であれば、量
子化ステツプを4に切り換えるための信号をオー
バーフロー計数回路305において作る。また
b86,b87,b88のいずれか1つのビツトでも“1”
となる回数がT回以上の場合には、量子化ステツ
プを8に切り換えるための信号をオーバーフロー
計数回路305で作る。この量子化ステツプの切
換え信号は次の1H期間が終了するまで保持され
る。そのため、オーバーフローを計数した次の
1H期間に切り換えが行なわれることになるが、
画像は相関性が強いため、実用上問題はない。こ
の量子化ステツプ切り換え信号はコーダー306
により伝送モード指示信号M81,M82に変換さ
れ、ブランキング期間にパルスの形で挿入され
る。またこの量子化ステツプ切り換え信号を用い
て、伝送ビツト切り換え回路304において、伝
送する3ビツトB81,B82,M83をb81〜b86より選
ぶ。この関係を示した表が第2図である。例え
ば、モード指示信号がM81=“1”、M82=“0”の
時は、B81,B82,B83としてb83,b84,b85を伝送
する。このモード指示信号がこのようになるため
には、b85=“1”となる回数がT回以上であり、
b86,b87,b88の各ビツトが“1”となる回数がT
回未満の場合である。この時の量子化ステツプは
4であり、b83,b84,b85をレジスタ303の、
、の位置まで移動するには、2段シフトを行
なえばよいことを示している。
入力端子3Aに供給されたビデオ信号はA/D変
換器301により並列8ビツトに符号化した後、
アダマール変換回路302でアダマール変換を行
なう。アダマール変換して得られたシーケンスh8
のデータはレジスタ303に保持される。ここで
はB81,B82,B83は伝送する3ビツトを意味して
おり、最初の一定期間にはB81,B82,B83=b81,
b82,b83であつたとする。また、この一定期間の
とり方としては、例えば一水平映像期間とか一垂
直映像期間が挙げられる。以後一定期間を一水平
映像IH期間とした場合についても説明を行な
う。第3図は8次アダマール変換を行なう例であ
るから、一水平映像期間中の画素数を576点とす
ると、一水平映像期間中には72個のブロツクがあ
る。この72個のデータに対してオーバーフロー計
数回路305でオーバーフローの回数を計数す
る。このオーバーフローの回数は各データのb8j
(j=4〜8)の各ビツトに対し、“1”となる回
数を計数することにより得られ、“1”となる回
数が1H期間にあるしきい値T以上になれば、量
子化ステツプを切り換えるための信号をオーバー
フロー計数回路305で作る。今、b84=“1”と
なる回数がT回以上で、b85〜b88の各ビツトが
“1”となる回数がT回未満の時は、量子比ステ
ツプを2に切り換えるための信号をオーバーフロ
ー計数回路305において作る。同様にb85=
“1”となる回数がT回以上で、b86〜b88の各ビ
ツトが“1”となる回数がT回未満であれば、量
子化ステツプを4に切り換えるための信号をオー
バーフロー計数回路305において作る。また
b86,b87,b88のいずれか1つのビツトでも“1”
となる回数がT回以上の場合には、量子化ステツ
プを8に切り換えるための信号をオーバーフロー
計数回路305で作る。この量子化ステツプの切
換え信号は次の1H期間が終了するまで保持され
る。そのため、オーバーフローを計数した次の
1H期間に切り換えが行なわれることになるが、
画像は相関性が強いため、実用上問題はない。こ
の量子化ステツプ切り換え信号はコーダー306
により伝送モード指示信号M81,M82に変換さ
れ、ブランキング期間にパルスの形で挿入され
る。またこの量子化ステツプ切り換え信号を用い
て、伝送ビツト切り換え回路304において、伝
送する3ビツトB81,B82,M83をb81〜b86より選
ぶ。この関係を示した表が第2図である。例え
ば、モード指示信号がM81=“1”、M82=“0”の
時は、B81,B82,B83としてb83,b84,b85を伝送
する。このモード指示信号がこのようになるため
には、b85=“1”となる回数がT回以上であり、
b86,b87,b88の各ビツトが“1”となる回数がT
回未満の場合である。この時の量子化ステツプは
4であり、b83,b84,b85をレジスタ303の、
、の位置まで移動するには、2段シフトを行
なえばよいことを示している。
以上のように、この例においてはh8のシーケン
スを用いて説明したが、他のシーケンスh1〜h7に
ついても同様であり、各シーケンスのモード指示
信号および伝送されるビツトは、PCMコーダ3
07を通して出力端子3Bより送信される。
スを用いて説明したが、他のシーケンスh1〜h7に
ついても同様であり、各シーケンスのモード指示
信号および伝送されるビツトは、PCMコーダ3
07を通して出力端子3Bより送信される。
第4図は、本発明の復号化回路を示したもの
で、第3図に示した符号化側回路の出力は端子4
Aを通してPCMデコーダ401に入力され、こ
のPCMデコーダ401は第6図aに示したよう
に送信側と同期のとれたクロツクを再生する。ま
た、このPCMデコーダ401の入力信号はブロ
ツク毎に処理されたh1〜h8の圧縮信号であり、こ
の信号から1ブロツク毎にh1〜h8を抽出し、1ブ
ロツク毎にh1〜h8を並列信号に変換する。またこ
の信号はシーケンス再生回路402において、圧
縮して伝送されたシーケンス信号およびモード指
示信号を用いて8ビツトの再生アダマールシーケ
ンスh′1〜h′8を得る。この再生アダマールシーケ
ンスはアダマール逆変換回路403でアダマール
逆変換を行ない、D/A変換器404を通して端
子4Bよりビデオ信号を再生する。
で、第3図に示した符号化側回路の出力は端子4
Aを通してPCMデコーダ401に入力され、こ
のPCMデコーダ401は第6図aに示したよう
に送信側と同期のとれたクロツクを再生する。ま
た、このPCMデコーダ401の入力信号はブロ
ツク毎に処理されたh1〜h8の圧縮信号であり、こ
の信号から1ブロツク毎にh1〜h8を抽出し、1ブ
ロツク毎にh1〜h8を並列信号に変換する。またこ
の信号はシーケンス再生回路402において、圧
縮して伝送されたシーケンス信号およびモード指
示信号を用いて8ビツトの再生アダマールシーケ
ンスh′1〜h′8を得る。この再生アダマールシーケ
ンスはアダマール逆変換回路403でアダマール
逆変換を行ない、D/A変換器404を通して端
子4Bよりビデオ信号を再生する。
次に、第5図は本発明の主旨であるシーケンス
再生回路を示したもので、まずシーケンス再生回
路402の動作について説明する。第4図におい
て、PCMデコーダ401より得られた圧縮して
伝送されたシーケンスの信号B81,B82,B83およ
びモード指示信号M81,M82が入つてきた時、こ
のB81,B82,B83をそれぞれシフトレジスタ50
1の、、の位置に入力し、このB81,B82,
B83が符号化側のアダマールシーケンスh8におい
て占めていた位置にまでシフトさせる。このシフ
トを行なうパルスは、モード指示信号をデコーダ
515で変換して作る。例えば、モード指示信号
が、M81=1、M82=0、即ち、伝送されたビツ
トB81,B82,B83=b83,b84,b85の時、シフトレ
ジスタ501の、、の位置にb83,b84,b85
の信号を入れる。この信号を符号化側のアダマー
ルシーケンスh8における位置、、に移動す
るためには2段、シフトを行なえばよい。従つて
M81=1、M82=0のモード指示信号をデコーダ
515で変換して2個のシフトパルスを作り、こ
のパルスをシフトレジスタ501の端子Sに入れ
ることにより、このシフトレジスタ501の、
、の位置にあつたb83,b84,b85の信号はそれ
ぞれ、、の位置にシフトされ、再生アダマ
ールシーケンスh′8={b′81,b′82………b′88}=
{0、0、b83、b84、b85、0、0、0}が得られ
る。このh′8のシーケンスと符号化側回路のアダ
マールシーケンスh8={b81,b82………b88}を比
較すると、h8において、上位b86,b87,b88が
“1”となる回数はいずれもあるしきい値T回未
満の時であるので、殆んどの場合b86=b87=b88=
“0”である。また第3ビツトから第5ビツトま
では共通であるので、h′8の誤差は第1ビツトお
よび第2ビツトに基く誤差のみである。一方、伝
送するビツトを下位の3ビツトに固定して伝送し
たシーケンスh″8={b1、b2、b3、0、0、0、
0、0}の誤差は、第4ビツトと第5ビツトにも
とづく誤差である。h8の誤差とh′8の誤差を
比較するとh′8の誤差の方がはるかに多い。従つ
て、より少ないビツト数で動作領域の変化に応じ
た広い振巾領域の信号の再生が少ない誤差で得ら
れる。
再生回路を示したもので、まずシーケンス再生回
路402の動作について説明する。第4図におい
て、PCMデコーダ401より得られた圧縮して
伝送されたシーケンスの信号B81,B82,B83およ
びモード指示信号M81,M82が入つてきた時、こ
のB81,B82,B83をそれぞれシフトレジスタ50
1の、、の位置に入力し、このB81,B82,
B83が符号化側のアダマールシーケンスh8におい
て占めていた位置にまでシフトさせる。このシフ
トを行なうパルスは、モード指示信号をデコーダ
515で変換して作る。例えば、モード指示信号
が、M81=1、M82=0、即ち、伝送されたビツ
トB81,B82,B83=b83,b84,b85の時、シフトレ
ジスタ501の、、の位置にb83,b84,b85
の信号を入れる。この信号を符号化側のアダマー
ルシーケンスh8における位置、、に移動す
るためには2段、シフトを行なえばよい。従つて
M81=1、M82=0のモード指示信号をデコーダ
515で変換して2個のシフトパルスを作り、こ
のパルスをシフトレジスタ501の端子Sに入れ
ることにより、このシフトレジスタ501の、
、の位置にあつたb83,b84,b85の信号はそれ
ぞれ、、の位置にシフトされ、再生アダマ
ールシーケンスh′8={b′81,b′82………b′88}=
{0、0、b83、b84、b85、0、0、0}が得られ
る。このh′8のシーケンスと符号化側回路のアダ
マールシーケンスh8={b81,b82………b88}を比
較すると、h8において、上位b86,b87,b88が
“1”となる回数はいずれもあるしきい値T回未
満の時であるので、殆んどの場合b86=b87=b88=
“0”である。また第3ビツトから第5ビツトま
では共通であるので、h′8の誤差は第1ビツトお
よび第2ビツトに基く誤差のみである。一方、伝
送するビツトを下位の3ビツトに固定して伝送し
たシーケンスh″8={b1、b2、b3、0、0、0、
0、0}の誤差は、第4ビツトと第5ビツトにも
とづく誤差である。h8の誤差とh′8の誤差を
比較するとh′8の誤差の方がはるかに多い。従つ
て、より少ないビツト数で動作領域の変化に応じ
た広い振巾領域の信号の再生が少ない誤差で得ら
れる。
次に、このシーケンス再生回路402の具体的
な回路構成を説明する。第4図において、PCM
デコーダ401の入力信号は、ブロツク毎に処理
された圧縮信号であり、このPCMデコーダはこ
の入力信号から1ブロツク毎にh′1〜h′8を抽出
し、1ブロツク毎にh′1〜h′8を並列信号に変換す
る。また、このPCMデコーダ401の第6図a
で示した再生クロツクにおける圧縮された各シー
ケンスの先頭のビツトのタイミングを用いて、こ
のPCMデコーダ401より、次のブロツクの出
力を得るまで、シフトレジスタへのロードおよび
シフト読み出しの処理を行なう。この各シーケン
スの先頭ビツトの位置の信号(以下この信号をシ
ーケンス判別信号とする)はタイミングパルス回
路により、端子5Lよりシーケンス判別回路51
6に供給される第6図aの再生クロツクを用いて
作成する。このシーケンス判別回路516の端子
5D,5E,5I,5J,5Kの出力波形はそれ
ぞれ第6図c〜gに示したようになる。また、第
6図bは圧縮して伝送された各シーケンスh1〜h8
の先頭ビツトの位置を示したものであり、またモ
ード指示信号M81,M82はそれぞれ端子5F,5
Gよりデコーダ515に入力され、その波形はそ
れぞれ第7図b,cである。このモード指示信号
はデコーダ515のセツトリセツトフリツプフロ
ツプ(以下RS−FFと略す)508,509に入
力され、また端子5Hより供給される第7図aに
示した水平同期信号でリセツトされるまでその状
態を保持する。このRS−FF508のQ出力を第
7図dに、RS−FF509のQ出力を第7図eに
示す。このRS−FF508,509のQ出力およ
び出力は、コード変換回路510を用いてα,
β,γの信号に変換されるが、モード指示信号
M81,M82とこの信号α,β,γの関係は第2図
に示すようにする。また、信号αの出力波形は第
7図f、信号βの出力波形は第7図g、信号γの
出力波形は第7図hにそれぞれ示す。例えば、
B81,B82,B83としてb83,b84,b85を伝送すると
きには、α=“0”、β=“1”、γ=“1”とな
る。この時、α,β,γのどれかが“1”になる
回数は、丁度シフトレジスタ501の、、
の位置に入つたb83,b84,b85の信号を符号化側回
路のh8シーケンスにおけるb83,b84,b85の位置
、、にシフトさせる回数となつている。こ
の様なコード変換回路は、例えば論理回路を用い
ることによつて容易に実現出来る。また、信号α
の出力はアンド回路511で端子5Iより供給さ
れる第6図dに示したパルスとゲートし、信号β
の出力もアンド回路512で端子5Jより供給さ
れる第6図eに示したパルスとゲートし、同様に
信号γの出力もアンド回路513で端子5Kより
供給される第6図fに示したパルスとゲートす
る。この3つのゲート出力はオア回路514を通
してシフトレジスタ501のシフト端子Sに入力
される。
な回路構成を説明する。第4図において、PCM
デコーダ401の入力信号は、ブロツク毎に処理
された圧縮信号であり、このPCMデコーダはこ
の入力信号から1ブロツク毎にh′1〜h′8を抽出
し、1ブロツク毎にh′1〜h′8を並列信号に変換す
る。また、このPCMデコーダ401の第6図a
で示した再生クロツクにおける圧縮された各シー
ケンスの先頭のビツトのタイミングを用いて、こ
のPCMデコーダ401より、次のブロツクの出
力を得るまで、シフトレジスタへのロードおよび
シフト読み出しの処理を行なう。この各シーケン
スの先頭ビツトの位置の信号(以下この信号をシ
ーケンス判別信号とする)はタイミングパルス回
路により、端子5Lよりシーケンス判別回路51
6に供給される第6図aの再生クロツクを用いて
作成する。このシーケンス判別回路516の端子
5D,5E,5I,5J,5Kの出力波形はそれ
ぞれ第6図c〜gに示したようになる。また、第
6図bは圧縮して伝送された各シーケンスh1〜h8
の先頭ビツトの位置を示したものであり、またモ
ード指示信号M81,M82はそれぞれ端子5F,5
Gよりデコーダ515に入力され、その波形はそ
れぞれ第7図b,cである。このモード指示信号
はデコーダ515のセツトリセツトフリツプフロ
ツプ(以下RS−FFと略す)508,509に入
力され、また端子5Hより供給される第7図aに
示した水平同期信号でリセツトされるまでその状
態を保持する。このRS−FF508のQ出力を第
7図dに、RS−FF509のQ出力を第7図eに
示す。このRS−FF508,509のQ出力およ
び出力は、コード変換回路510を用いてα,
β,γの信号に変換されるが、モード指示信号
M81,M82とこの信号α,β,γの関係は第2図
に示すようにする。また、信号αの出力波形は第
7図f、信号βの出力波形は第7図g、信号γの
出力波形は第7図hにそれぞれ示す。例えば、
B81,B82,B83としてb83,b84,b85を伝送すると
きには、α=“0”、β=“1”、γ=“1”とな
る。この時、α,β,γのどれかが“1”になる
回数は、丁度シフトレジスタ501の、、
の位置に入つたb83,b84,b85の信号を符号化側回
路のh8シーケンスにおけるb83,b84,b85の位置
、、にシフトさせる回数となつている。こ
の様なコード変換回路は、例えば論理回路を用い
ることによつて容易に実現出来る。また、信号α
の出力はアンド回路511で端子5Iより供給さ
れる第6図dに示したパルスとゲートし、信号β
の出力もアンド回路512で端子5Jより供給さ
れる第6図eに示したパルスとゲートし、同様に
信号γの出力もアンド回路513で端子5Kより
供給される第6図fに示したパルスとゲートす
る。この3つのゲート出力はオア回路514を通
してシフトレジスタ501のシフト端子Sに入力
される。
一方伝送されたB81,B82,B83の各ビツトは、
端子5A,5B,5Cを通してシフトレジスタ5
01の、、の位置に端子5Dより供給され
る第6図cのロードパルスを用いてロードし、レ
ジスタ501の〜の位置には“0”を入力し
ておく。今、デコーダ515で作られたシフトパ
ルス列はレジスタ501のシフト端子Sに入力さ
れ、B81,B82,B83をアダマールシーケンスh8に
おける本来の位置までシフトさせる。例えば、
B81,B82,B83=b82,b83,b84であれば、シフト
レジスタ、、の位置までシフトされる。こ
のシフトが終了すれば、第6図gに示した端子5
Eより供給されるゲートパルスでアンド回路50
2〜507,517,518を用いて、アダマー
ルシーケンス再生出力h′8={b′81,b′82,………
b′88}として送り出す。同様の処理を他のシーケ
ンスのモード指示信号および圧縮して伝送された
シーケンスに対しても行ない、アダマール再生出
力h′1〜h′8を得る。
端子5A,5B,5Cを通してシフトレジスタ5
01の、、の位置に端子5Dより供給され
る第6図cのロードパルスを用いてロードし、レ
ジスタ501の〜の位置には“0”を入力し
ておく。今、デコーダ515で作られたシフトパ
ルス列はレジスタ501のシフト端子Sに入力さ
れ、B81,B82,B83をアダマールシーケンスh8に
おける本来の位置までシフトさせる。例えば、
B81,B82,B83=b82,b83,b84であれば、シフト
レジスタ、、の位置までシフトされる。こ
のシフトが終了すれば、第6図gに示した端子5
Eより供給されるゲートパルスでアンド回路50
2〜507,517,518を用いて、アダマー
ルシーケンス再生出力h′8={b′81,b′82,………
b′88}として送り出す。同様の処理を他のシーケ
ンスのモード指示信号および圧縮して伝送された
シーケンスに対しても行ない、アダマール再生出
力h′1〜h′8を得る。
以上説明したように、本発明によれば、入力信
号に応じて量子化ステツプを切り換えて伝送を行
なうので、わずかのビツト数で動作領域の変化に
応じた広い振巾領域の信号を送ることが可能とな
るため、再生時において、画像の歪が少ないとい
う効果が得られ、またこの様な回路はゲート回路
を用いることによつても構成出来るが、切り換え
回数が多くなると、必要とするゲート回路の数が
非常に多くなり、繁雑になるので、本発明の回路
ではシフトレジスタを用いており、切り換え回数
にかかわらず簡単な構成で実現が可能であるとい
う効果がある。
号に応じて量子化ステツプを切り換えて伝送を行
なうので、わずかのビツト数で動作領域の変化に
応じた広い振巾領域の信号を送ることが可能とな
るため、再生時において、画像の歪が少ないとい
う効果が得られ、またこの様な回路はゲート回路
を用いることによつても構成出来るが、切り換え
回数が多くなると、必要とするゲート回路の数が
非常に多くなり、繁雑になるので、本発明の回路
ではシフトレジスタを用いており、切り換え回数
にかかわらず簡単な構成で実現が可能であるとい
う効果がある。
第1図は、直交変換を行なつた各シーケンスの
ビツトを圧縮した例を示した図であり、第2図
は、モード指示信号と各ビツトのオーバーフロー
の程度、伝送する3ビツトの位置と量子化ステツ
プ、およびレジスタの左端の位置にシフトするた
めのシフト回数の対応を示す図であり、第3図
は、符号化側回路の説明図であり、第4図は、復
号化側回路の全体のブロツク図であり、第5図
は、復号化側回路の中のシーケンス再生回路の説
明図であり、第6図、第7図は、第5図の各点に
対する波形図である。 3A……入力端子、301……A/D変換器、
302……アダマール変換回路、303……レジ
スタ、304……伝送ビツト切り換え回路、30
5……オーバーフロー計数回路、306……コー
ダー、4A……端子、401……PCMデコー
ダ、402……シーケンス再生回路、403……
アダマール逆変換回路、404……D/A変換
器、501……シフトレジスタ、502……シー
ケンス再生回路、502〜507……アンド回
路、508,509……セツトリセツトフリツプ
ロツプ、510……コード変換回路、511,5
12.513……アンド回路、514……オア回
路、515……デコーダ、516……シーケンス
判別回路。
ビツトを圧縮した例を示した図であり、第2図
は、モード指示信号と各ビツトのオーバーフロー
の程度、伝送する3ビツトの位置と量子化ステツ
プ、およびレジスタの左端の位置にシフトするた
めのシフト回数の対応を示す図であり、第3図
は、符号化側回路の説明図であり、第4図は、復
号化側回路の全体のブロツク図であり、第5図
は、復号化側回路の中のシーケンス再生回路の説
明図であり、第6図、第7図は、第5図の各点に
対する波形図である。 3A……入力端子、301……A/D変換器、
302……アダマール変換回路、303……レジ
スタ、304……伝送ビツト切り換え回路、30
5……オーバーフロー計数回路、306……コー
ダー、4A……端子、401……PCMデコー
ダ、402……シーケンス再生回路、403……
アダマール逆変換回路、404……D/A変換
器、501……シフトレジスタ、502……シー
ケンス再生回路、502〜507……アンド回
路、508,509……セツトリセツトフリツプ
ロツプ、510……コード変換回路、511,5
12.513……アンド回路、514……オア回
路、515……デコーダ、516……シーケンス
判別回路。
Claims (1)
- 1 直交変換を用いたビデオ信号の復号化におい
て、符号側から各シーケンスで伝送するビツト数
を固定したまま量子化ステツプを切換えて伝送す
る信号と、切換えの状態を示すモード指示信号を
受信する時、このモード指示信号をシフトパルス
に変換するためのデコーダと、符号側より伝送さ
れる信号を保持するためのシフトレジスタとから
なり、前記デコーダの出力のシフトパルスを前記
シフトレジスタに加え、各シーケンス本来の位置
にシフトさせることにより、各シーケンスを復元
再生することを特徴とする直交変換復号化回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP888876A JPS5293262A (en) | 1976-01-31 | 1976-01-31 | Decorder for ac-dc conversion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP888876A JPS5293262A (en) | 1976-01-31 | 1976-01-31 | Decorder for ac-dc conversion |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5293262A JPS5293262A (en) | 1977-08-05 |
JPS6126274B2 true JPS6126274B2 (ja) | 1986-06-19 |
Family
ID=11705204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP888876A Granted JPS5293262A (en) | 1976-01-31 | 1976-01-31 | Decorder for ac-dc conversion |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5293262A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042964U (ja) * | 1997-04-28 | 1997-11-04 | 振旺 范 | 両用プラグ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2785823B2 (ja) * | 1984-12-21 | 1998-08-13 | ソニー株式会社 | テレビジョン信号の高能率符号化装置及び方法、並びに復号装置及び方法 |
JP2533631B2 (ja) * | 1989-01-26 | 1996-09-11 | 松下電工株式会社 | 画像符号化装置 |
-
1976
- 1976-01-31 JP JP888876A patent/JPS5293262A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042964U (ja) * | 1997-04-28 | 1997-11-04 | 振旺 范 | 両用プラグ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5293262A (en) | 1977-08-05 |
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