JPS6125984Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6125984Y2 JPS6125984Y2 JP891480U JP891480U JPS6125984Y2 JP S6125984 Y2 JPS6125984 Y2 JP S6125984Y2 JP 891480 U JP891480 U JP 891480U JP 891480 U JP891480 U JP 891480U JP S6125984 Y2 JPS6125984 Y2 JP S6125984Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nail
- pusher
- driving hole
- magazine
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、長尺状のマガジン本体と、このマガ
ジン本体内においてバネ部材の弾発力によつて釘
打機本体に突設したノーズの釘打出し穴方向に常
時付勢される板状のプツシヤとを備えた釘打機の
マガジンにおいて、上記プツシヤが上記マガジン
本体内に装填された連結釘の最後端の釘を上記釘
打出し穴方向に押圧することによつて該連結釘の
各釘を前端側より順に上記釘打出し穴内に送り込
んで行き上記最後端の釘が上記釘打出し穴内に送
り込まれた際、該釘の胴部側を押圧している上記
プツシヤの前方端縁部が上記釘打出し穴内へ進入
しないように該プツシヤをマガジン本体内で係止
するプツシヤの係止装置に関するものである。
ジン本体内においてバネ部材の弾発力によつて釘
打機本体に突設したノーズの釘打出し穴方向に常
時付勢される板状のプツシヤとを備えた釘打機の
マガジンにおいて、上記プツシヤが上記マガジン
本体内に装填された連結釘の最後端の釘を上記釘
打出し穴方向に押圧することによつて該連結釘の
各釘を前端側より順に上記釘打出し穴内に送り込
んで行き上記最後端の釘が上記釘打出し穴内に送
り込まれた際、該釘の胴部側を押圧している上記
プツシヤの前方端縁部が上記釘打出し穴内へ進入
しないように該プツシヤをマガジン本体内で係止
するプツシヤの係止装置に関するものである。
一般に、この種釘打機のマガジンにおいて、マ
ガジン本体内に装填される連結釘を釘打機本体に
突設したノーズの釘打出し穴(この穴の径は連結
釘の各釘の頭部の直径とほぼ同径)方向に押圧す
る板状のプツシヤの前方端縁部には上記連結釘の
最後端の釘の頭部外周縁に係合する胴部側係合部
を有するとともにこの係合部より前方に突出し上
記釘の胴部、特に足部側近傍に係合する胴部側係
合部を有している。そして、これら各係合部によ
つて上記最後端の釘を上記釘打出し穴方向に押圧
することにより、連結釘全体はマガジン本体の内
壁に沿いながら上記釘打出し穴方向に進んで行
く。
ガジン本体内に装填される連結釘を釘打機本体に
突設したノーズの釘打出し穴(この穴の径は連結
釘の各釘の頭部の直径とほぼ同径)方向に押圧す
る板状のプツシヤの前方端縁部には上記連結釘の
最後端の釘の頭部外周縁に係合する胴部側係合部
を有するとともにこの係合部より前方に突出し上
記釘の胴部、特に足部側近傍に係合する胴部側係
合部を有している。そして、これら各係合部によ
つて上記最後端の釘を上記釘打出し穴方向に押圧
することにより、連結釘全体はマガジン本体の内
壁に沿いながら上記釘打出し穴方向に進んで行
く。
ところで、上記プツシヤが上記連結釘の最後端
の釘を前記釘打出し穴内に送り込んだ際、すなわ
ち、該釘の頭部外周縁の前方部位が前記釘打出し
穴の内壁に当接した際、上記釘の頭部外周縁の後
方部位に係合している上記プツシヤの頭部側係合
部はマガジン本体の前端部、すなわち前記釘打出
し穴への釘供給口近傍で止まるが該プツシヤの胴
部側係合部は上記釘の胴部に係合したままの状態
で前記釘打出し穴内に進入してしまう。
の釘を前記釘打出し穴内に送り込んだ際、すなわ
ち、該釘の頭部外周縁の前方部位が前記釘打出し
穴の内壁に当接した際、上記釘の頭部外周縁の後
方部位に係合している上記プツシヤの頭部側係合
部はマガジン本体の前端部、すなわち前記釘打出
し穴への釘供給口近傍で止まるが該プツシヤの胴
部側係合部は上記釘の胴部に係合したままの状態
で前記釘打出し穴内に進入してしまう。
このように、上記プツシヤの胴部側係合部が前
記釘打出し穴内に進入している状態で前記釘打出
し穴内を往動して来るドライバが上記釘の頭部を
打撃し、該頭部と上記プツシヤの頭部側係合部と
の係合関係を解除するとともに該釘を前記釘打出
し穴の出口、すなわち、前記ノーズの先端に向つ
て打出すと上記釘の頭部外周縁は上記プツシヤの
胴部側係合部に打当り該係合部は損傷してしま
う。
記釘打出し穴内に進入している状態で前記釘打出
し穴内を往動して来るドライバが上記釘の頭部を
打撃し、該頭部と上記プツシヤの頭部側係合部と
の係合関係を解除するとともに該釘を前記釘打出
し穴の出口、すなわち、前記ノーズの先端に向つ
て打出すと上記釘の頭部外周縁は上記プツシヤの
胴部側係合部に打当り該係合部は損傷してしま
う。
特に、頭部の直径が普通の釘の頭部の直径より
も大径である大頭径釘においては頭部の外周縁か
ら胴部の外周面までの垂直距離が大きいため、プ
ツシヤの胴部側係合部の釘打出し穴内への進入量
は普通の釘のものと比較し多く、該係合部の損傷
は大きい。
も大径である大頭径釘においては頭部の外周縁か
ら胴部の外周面までの垂直距離が大きいため、プ
ツシヤの胴部側係合部の釘打出し穴内への進入量
は普通の釘のものと比較し多く、該係合部の損傷
は大きい。
そこで、本考案は上記従来の欠点を解消するた
わに提案されたものであり、長尺状のマガジン本
体内に装填された連結釘を釘打機に突設したノー
ズの釘打出し穴方向に押圧する板状のプツシヤが
上記連結釘の最後端の釘を釘送り出し穴に送り込
んだ際、上記釘の胴部に係合しているプツシヤの
胴部側係合部が上記釘打出し穴内へ進入しないよ
うに該プツシヤを上記マガジン本体内で係止する
プツシヤの係止装置を提供することを目的とす
る。
わに提案されたものであり、長尺状のマガジン本
体内に装填された連結釘を釘打機に突設したノー
ズの釘打出し穴方向に押圧する板状のプツシヤが
上記連結釘の最後端の釘を釘送り出し穴に送り込
んだ際、上記釘の胴部に係合しているプツシヤの
胴部側係合部が上記釘打出し穴内へ進入しないよ
うに該プツシヤを上記マガジン本体内で係止する
プツシヤの係止装置を提供することを目的とす
る。
また、本考案は上記プツシヤが上記最後端の釘
を上記釘送り出し穴内に送り込んだ際、該釘が上
記釘送り出し穴内で安定した状態で保持し得るよ
うにすることを目的とする。
を上記釘送り出し穴内に送り込んだ際、該釘が上
記釘送り出し穴内で安定した状態で保持し得るよ
うにすることを目的とする。
そして、本考案の要旨とするところは、長尺状
のマガジン本体と、このマガジン本体内において
バネ部材の弾発力によつて釘打機本体に突設した
ノーズの釘打出し穴方向に常時付勢される板状の
プツシヤとを備え、このプツシヤの前方端縁部に
は上記マガジン本体内に装填される連結釘の最後
端の釘の頭部に係合する頭部側係合部を有すると
ともにこの係合部より前方に突出し上記釘の胴部
に係合する胴部側係合部を有し、且つ上記プツシ
ヤの胴部側係合部近傍の少なくともどちらか一方
の側面には前記マガジン本体の前端部近傍の内壁
に突設したプツシヤ係止用突部と係合する突起を
有し、上記プツシヤが上記最後端の釘を前記釘打
出し穴内に送り込んだ際、該釘の安定した保持状
態を確保するとともに上記突起が上記プツシヤ係
止用突部に当接することによつて上記胴部側係合
部の前記釘打出し穴内への進入を阻止し得るよう
にしたことを特徴とするものである。
のマガジン本体と、このマガジン本体内において
バネ部材の弾発力によつて釘打機本体に突設した
ノーズの釘打出し穴方向に常時付勢される板状の
プツシヤとを備え、このプツシヤの前方端縁部に
は上記マガジン本体内に装填される連結釘の最後
端の釘の頭部に係合する頭部側係合部を有すると
ともにこの係合部より前方に突出し上記釘の胴部
に係合する胴部側係合部を有し、且つ上記プツシ
ヤの胴部側係合部近傍の少なくともどちらか一方
の側面には前記マガジン本体の前端部近傍の内壁
に突設したプツシヤ係止用突部と係合する突起を
有し、上記プツシヤが上記最後端の釘を前記釘打
出し穴内に送り込んだ際、該釘の安定した保持状
態を確保するとともに上記突起が上記プツシヤ係
止用突部に当接することによつて上記胴部側係合
部の前記釘打出し穴内への進入を阻止し得るよう
にしたことを特徴とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき具体的
に説明する。
に説明する。
第1図に示すように、釘打機本体1に突設した
釘打出し部となるノーズ2内には内径が後述する
連結釘10の釘11a,11b……11tの頭部
12a,12b……12tの直径とほぼ同径であ
る釘打出し穴3が該ノーズ2の軸方向に開設され
ている。そして、上記ノーズ2の一側部側(第1
図中右側部側)には上記連結釘10を装填すると
ともにこの連結釘10を前端側から上記釘打出し
穴3に送り込むためのマガジン4が配設されてい
る。このマガジン4を構成する釘装填部材である
長尺状のマガジン本体5の前端部5aは該マガジ
ン本体5の長手方向が上記釘打出し穴3の軸方向
に対して所定角度をもつて傾斜するように上記ノ
ーズ2の一側部に一体的に取付けられている。
釘打出し部となるノーズ2内には内径が後述する
連結釘10の釘11a,11b……11tの頭部
12a,12b……12tの直径とほぼ同径であ
る釘打出し穴3が該ノーズ2の軸方向に開設され
ている。そして、上記ノーズ2の一側部側(第1
図中右側部側)には上記連結釘10を装填すると
ともにこの連結釘10を前端側から上記釘打出し
穴3に送り込むためのマガジン4が配設されてい
る。このマガジン4を構成する釘装填部材である
長尺状のマガジン本体5の前端部5aは該マガジ
ン本体5の長手方向が上記釘打出し穴3の軸方向
に対して所定角度をもつて傾斜するように上記ノ
ーズ2の一側部に一体的に取付けられている。
このように上記マガジン本体5が後端側に向う
に従つて傾斜し、いわゆるヒツプアツプ状態にな
つているのは該マガジン本体5に装填される連結
釘10が次に述べるように構成されているからで
ある。
に従つて傾斜し、いわゆるヒツプアツプ状態にな
つているのは該マガジン本体5に装填される連結
釘10が次に述べるように構成されているからで
ある。
すなわち、上記連結釘10は多数本の大頭径釘
(頭部12a,12b……の直径が普通の釘の頭
部の直径よりも大径な釘)11a,11b……1
1tの胴部13a,13b……13tの2箇所を
帯状連結材20,21で密着結合し、これら各釘
11a,11b……11tが上記連結材20,2
1の長手方向に対して一定間隔を置いて並列して
連結されるように構成されている。そして、この
帯状連結材20,21はプラスチツク材からな
り、上記各胴部13a,13b……13tの外周
部を包み込むように該胴部13a,13b……1
3tを結合している。また、上記各釘11a,1
1b……11tにおいて、次に打込まれる釘(各
釘11a,11b……11tの隣接する第1図中
右側の釘)の頭部の前側は先の釘の頭部の後側の
上方部に位置しており、各釘11a,11b……
11tが先端部(第1図中左端側)から後端側
(第1図中右端側)に向つて階段形状をなすよう
に連結されている。すなわち、大頭径釘において
は、各釘を普通の釘のように単に一定間隔を置い
て並列に連結し構成すると、各釘の連結間隔が長
くなり、所定の長さのマガジン本体内への釘の連
結本数も少なくなり、釘打機への釘の装填を頻繁
に行わなければならなくなる。したがつて、大頭
径釘を連結する場合は、上述のように階段形状を
なすように連結し普通の釘を連結した時の連結間
隔と同じになるように構成することが必要不可欠
である。
(頭部12a,12b……の直径が普通の釘の頭
部の直径よりも大径な釘)11a,11b……1
1tの胴部13a,13b……13tの2箇所を
帯状連結材20,21で密着結合し、これら各釘
11a,11b……11tが上記連結材20,2
1の長手方向に対して一定間隔を置いて並列して
連結されるように構成されている。そして、この
帯状連結材20,21はプラスチツク材からな
り、上記各胴部13a,13b……13tの外周
部を包み込むように該胴部13a,13b……1
3tを結合している。また、上記各釘11a,1
1b……11tにおいて、次に打込まれる釘(各
釘11a,11b……11tの隣接する第1図中
右側の釘)の頭部の前側は先の釘の頭部の後側の
上方部に位置しており、各釘11a,11b……
11tが先端部(第1図中左端側)から後端側
(第1図中右端側)に向つて階段形状をなすよう
に連結されている。すなわち、大頭径釘において
は、各釘を普通の釘のように単に一定間隔を置い
て並列に連結し構成すると、各釘の連結間隔が長
くなり、所定の長さのマガジン本体内への釘の連
結本数も少なくなり、釘打機への釘の装填を頻繁
に行わなければならなくなる。したがつて、大頭
径釘を連結する場合は、上述のように階段形状を
なすように連結し普通の釘を連結した時の連結間
隔と同じになるように構成することが必要不可欠
である。
一方、前記マガジン本体5内には上記構成から
なる連結釘10を前記マガジン本体5内において
前記釘打出し穴3方向に押圧する役目の板状のプ
ツシヤ30が配装されている。
なる連結釘10を前記マガジン本体5内において
前記釘打出し穴3方向に押圧する役目の板状のプ
ツシヤ30が配装されている。
このプツシヤ30の後方部位には〓字状切欠き
部31が形成されており、該切欠き部31には第
2図に示すように板状体を〓字状に折曲し構成し
たぜんまいバネ装填部材32が組付けられてい
る。このぜんまいバネ装填部材32内の中央部位
にはぜんまいバネ掛けピン33が起立するように
配置されている。そして、このバネ掛けピン33
には一端40aが前記マガジン本体5の前端部5
a側の内壁6に固着されたぜんまいバネ40が渦
巻状に巻装される。すなわち、上記プツシヤ30
は上記ぜんまいバネ40の引張力によつて常時前
記打出し穴3方向に引張られている。
部31が形成されており、該切欠き部31には第
2図に示すように板状体を〓字状に折曲し構成し
たぜんまいバネ装填部材32が組付けられてい
る。このぜんまいバネ装填部材32内の中央部位
にはぜんまいバネ掛けピン33が起立するように
配置されている。そして、このバネ掛けピン33
には一端40aが前記マガジン本体5の前端部5
a側の内壁6に固着されたぜんまいバネ40が渦
巻状に巻装される。すなわち、上記プツシヤ30
は上記ぜんまいバネ40の引張力によつて常時前
記打出し穴3方向に引張られている。
一方、上記プツシヤ30の前方端縁部34には
上記連結釘10の最後端の釘11tの頭部12t
に係合する頭部側係合部35Aが設けられてい
る。この頭部側係合部35Aは上記プツシヤ30
の前方端縁部34の上端側において前方(第1図
中左方向)に突出する舌片36の下端縁36aが
上記釘11tの頭部12tの後方側上面部14t
に当接するとともに上記プツシヤ30の前方端縁
部34が上記釘11tの頭部12tの後方側外周
縁15tに当接することにより上記釘11tの頭
部12tに係合している。また、上記プツシヤ3
0の前方端縁部34には上記釘11tの胴部13
tの釘足部16t側に係合する胴部側係合部35
Bが設けられている。この胴部側係合部35Bは
上記プツシヤ30の前方端縁部34の下端側にお
いて前方(第1図中左方向)に突出する舌片37
の前方端縁37aが上記釘11tの胴部13tの
釘足部16t側に当接することにより上記胴部1
3tに係合している。
上記連結釘10の最後端の釘11tの頭部12t
に係合する頭部側係合部35Aが設けられてい
る。この頭部側係合部35Aは上記プツシヤ30
の前方端縁部34の上端側において前方(第1図
中左方向)に突出する舌片36の下端縁36aが
上記釘11tの頭部12tの後方側上面部14t
に当接するとともに上記プツシヤ30の前方端縁
部34が上記釘11tの頭部12tの後方側外周
縁15tに当接することにより上記釘11tの頭
部12tに係合している。また、上記プツシヤ3
0の前方端縁部34には上記釘11tの胴部13
tの釘足部16t側に係合する胴部側係合部35
Bが設けられている。この胴部側係合部35Bは
上記プツシヤ30の前方端縁部34の下端側にお
いて前方(第1図中左方向)に突出する舌片37
の前方端縁37aが上記釘11tの胴部13tの
釘足部16t側に当接することにより上記胴部1
3tに係合している。
これら各係合部35A,35Bの上記釘11t
に対する係合関係によつて上記釘11tは前記釘
打出し穴3方向に押圧され、連結釘10全体をマ
ガジン本体5の内壁7に沿つて前記釘打出し穴3
方向に押圧することができる。なお、上記釘11
tの胴部13tの釘足部16t側に当接している
舌片37の前端縁37aは上記釘11tの頭部1
2tの後方側外周縁15tに当接しているプツシ
ヤ30の前方端縁部34よりも前方(第1図中左
方向)に突出しており、上記釘11tを押圧する
際の該釘11tの垂直度(各釘11a,11b,
……11tの軸方向が釘打出し穴3の軸方向と平
行になる状態)が保たれている。
に対する係合関係によつて上記釘11tは前記釘
打出し穴3方向に押圧され、連結釘10全体をマ
ガジン本体5の内壁7に沿つて前記釘打出し穴3
方向に押圧することができる。なお、上記釘11
tの胴部13tの釘足部16t側に当接している
舌片37の前端縁37aは上記釘11tの頭部1
2tの後方側外周縁15tに当接しているプツシ
ヤ30の前方端縁部34よりも前方(第1図中左
方向)に突出しており、上記釘11tを押圧する
際の該釘11tの垂直度(各釘11a,11b,
……11tの軸方向が釘打出し穴3の軸方向と平
行になる状態)が保たれている。
一方、上記プツシヤ30の胴部側係合部35B
近傍の両側面30a,30bには第3図にも示す
ように後述するプツシヤ係止用突部38,38に
係合する一対の突起39,39が突設されてい
る。なお、この実施例においては突起を2個設け
たものについて設明するがこの突起は上記両側面
30a,30bの内どちらか一方の側面のみ1個
だけ突設したものであつてもよい。
近傍の両側面30a,30bには第3図にも示す
ように後述するプツシヤ係止用突部38,38に
係合する一対の突起39,39が突設されてい
る。なお、この実施例においては突起を2個設け
たものについて設明するがこの突起は上記両側面
30a,30bの内どちらか一方の側面のみ1個
だけ突設したものであつてもよい。
これら各突起39,39は上記プツシヤ30が
前記最後端の釘11tを前記釘打出し穴3内に送
り込んだ際、該突起39,39と係合し、上記プ
ツシヤ30の胴部側係合部35Bの前記釘打出し
穴3内への進入を阻止する作用をなす断面半円形
状のプツシヤ係止用突部38,38が、マガジン
本体5の前端部5a近傍の内壁6に互に相対する
ように突設されている。
前記最後端の釘11tを前記釘打出し穴3内に送
り込んだ際、該突起39,39と係合し、上記プ
ツシヤ30の胴部側係合部35Bの前記釘打出し
穴3内への進入を阻止する作用をなす断面半円形
状のプツシヤ係止用突部38,38が、マガジン
本体5の前端部5a近傍の内壁6に互に相対する
ように突設されている。
ここで、前記釘打出し穴3内を往復動し該釘打
出し穴3内に送り込まれている連結釘10の各釘
11a,11b……11tを打撃するドライバ4
0について設明しておく、第4図に示すように、
上記ドライバ40の打撃面となる先端面40aは
短形状をなし釘11aの芯を外すこと無く頭部1
2aの後方側上面17a(第4図中右側)を打撃
し得るように形成されている。そして、第4図に
示すように上記ドライバ40の先端面40aの後
方側(第5図中右側)には二番目に打込まれる釘
11bの頭部12bの前方側18bを逆げるよう
に三日月状の溝部41が形成されている。そし
て、上記ドライバ40の先端面40aの前方側
(第5図中左端)には上記溝部41を形成するこ
とによつて肉薄になつた分を補強するための山状
突部42が形成されている。そして、このように
形成された先端面40aの形状は打撃ピストンの
取付部であある基端近傍まで連続している。
出し穴3内に送り込まれている連結釘10の各釘
11a,11b……11tを打撃するドライバ4
0について設明しておく、第4図に示すように、
上記ドライバ40の打撃面となる先端面40aは
短形状をなし釘11aの芯を外すこと無く頭部1
2aの後方側上面17a(第4図中右側)を打撃
し得るように形成されている。そして、第4図に
示すように上記ドライバ40の先端面40aの後
方側(第5図中右側)には二番目に打込まれる釘
11bの頭部12bの前方側18bを逆げるよう
に三日月状の溝部41が形成されている。そし
て、上記ドライバ40の先端面40aの前方側
(第5図中左端)には上記溝部41を形成するこ
とによつて肉薄になつた分を補強するための山状
突部42が形成されている。そして、このように
形成された先端面40aの形状は打撃ピストンの
取付部であある基端近傍まで連続している。
また、上記釘打出し穴3の内壁3aには上記ド
ライバ40の両端43,44をガイドする凹状の
ドライバガイド溝45,46が形成されている。
ライバ40の両端43,44をガイドする凹状の
ドライバガイド溝45,46が形成されている。
上記構成からなるドライバ40は前記プツシヤ
30によつて釘打出し穴3に送り込まれてくる連
結釘10の各釘11a,11b……11tを前端
側から順に打出して行く。そして、上記プツシヤ
30に突設した突起39,39の一側面39a,
39a(第5図中左側面)がマガジン本体5の前
端部5a近傍の内壁6に突設したプツシヤ係止用
突部38,38の湾曲面38a,38aに打当る
と、上記プツシヤ30は上記プツシヤ係止用突部
38,38を司点として第5図中反時計方向に回
転し、該プツシヤ30の上端縁30cの後方部位
はマガジン本体5の上端5b側の内壁8に打当
る。このとき、上記プツシヤ30の胴部側係合部
35Bは上記釘11tの胴部13tの釘足部16
t側を釘打出し穴3内に送り込んでおり、上記胴
部側係合部35Bを構成する舌片37の前端縁3
7aは釘打出し穴3内に進入せず釘供給孔50内
に位置している。
30によつて釘打出し穴3に送り込まれてくる連
結釘10の各釘11a,11b……11tを前端
側から順に打出して行く。そして、上記プツシヤ
30に突設した突起39,39の一側面39a,
39a(第5図中左側面)がマガジン本体5の前
端部5a近傍の内壁6に突設したプツシヤ係止用
突部38,38の湾曲面38a,38aに打当る
と、上記プツシヤ30は上記プツシヤ係止用突部
38,38を司点として第5図中反時計方向に回
転し、該プツシヤ30の上端縁30cの後方部位
はマガジン本体5の上端5b側の内壁8に打当
る。このとき、上記プツシヤ30の胴部側係合部
35Bは上記釘11tの胴部13tの釘足部16
t側を釘打出し穴3内に送り込んでおり、上記胴
部側係合部35Bを構成する舌片37の前端縁3
7aは釘打出し穴3内に進入せず釘供給孔50内
に位置している。
一方、上記プツシヤ30の頭部側係合部35A
を構成する舌片36は上述したプツシヤ30の回
転動作によつて釘打出し穴3内に進入し上記釘1
1tの頭部12tの前方側外周縁19tが釘打出
し穴3の内壁3aに当接するように押圧してい
る。したがつて、上記釘11tは釘打出し穴3内
において安定した状態で保持されている。
を構成する舌片36は上述したプツシヤ30の回
転動作によつて釘打出し穴3内に進入し上記釘1
1tの頭部12tの前方側外周縁19tが釘打出
し穴3の内壁3aに当接するように押圧してい
る。したがつて、上記釘11tは釘打出し穴3内
において安定した状態で保持されている。
なお、上記最後端の釘11tは釘打出し穴3内
で該釘11tの釘足部16t側が釘供給孔50側
に寄るように傾斜した状態で送り込まれている
が、前記ドライバ40が上記釘11tの頭部12
tを打撃し、該釘11tが前記ノーズ2の先端2
aに向つて打出して行く途中で該傾斜は垂直に正
されるので釘11tが屈曲して図示しない被打込
材に打込まれるようなことはなく、被打込材に対
して垂直に釘11tを打込むことができる。
で該釘11tの釘足部16t側が釘供給孔50側
に寄るように傾斜した状態で送り込まれている
が、前記ドライバ40が上記釘11tの頭部12
tを打撃し、該釘11tが前記ノーズ2の先端2
aに向つて打出して行く途中で該傾斜は垂直に正
されるので釘11tが屈曲して図示しない被打込
材に打込まれるようなことはなく、被打込材に対
して垂直に釘11tを打込むことができる。
以上のように、本考案によればプツシヤが連結
釘の最後端の釘を釘打出し穴内に送り込んだ際、
上記釘の胴部に係合しているプツシヤの胴部側係
合部の上記釘打出し穴内への進入を阻止すること
ができる。したがつて、上記釘がドライバによつ
て釘打出し穴内から打出される際、該釘の後方側
外周縁が上記胴部側係合部に打当るようなことは
ない。
釘の最後端の釘を釘打出し穴内に送り込んだ際、
上記釘の胴部に係合しているプツシヤの胴部側係
合部の上記釘打出し穴内への進入を阻止すること
ができる。したがつて、上記釘がドライバによつ
て釘打出し穴内から打出される際、該釘の後方側
外周縁が上記胴部側係合部に打当るようなことは
ない。
また、上記プツシヤが上記最後端の釘を釘打出
し穴内に送り込んだ際、該プツシヤの頭部側係合
部と該釘の頭部との係合状態は解除されないので
該釘は上記釘打出し穴内から落ちるようなことは
無く、安定した状態で釘打出し穴内で保持するこ
とができる。
し穴内に送り込んだ際、該プツシヤの頭部側係合
部と該釘の頭部との係合状態は解除されないので
該釘は上記釘打出し穴内から落ちるようなことは
無く、安定した状態で釘打出し穴内で保持するこ
とができる。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す
図であり、第1図は釘打機のノーズとマガジン本
体との取付部近傍の側断面図、第2図はプツシヤ
の斜視図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図はドライバの形状を示す横断面図、第5図は
上記プツシヤが連結釘の釘を釘打出し穴内に送り
込んだ時の状態を示す釘打機のノーズとマガジン
本体との取付部近傍の側断面図である。 1……釘打機本体、2……ノーズ、3……釘打
出し穴、4……マガジン、5……マガジン本体、
5a……マガジン本体の前端部、10……連結
釘、11t……連結釘の最後端の釘、12t……
最後端の釘の頭部、13t……最後端の釘の胴
部、30……プツシヤ、34……前方端縁部、3
5A……頭部側係合部、35B……胴部側係合
部、30a,30b……プツシヤの側面、38,
38……プツシヤ係止用突起、39,39……突
起。
図であり、第1図は釘打機のノーズとマガジン本
体との取付部近傍の側断面図、第2図はプツシヤ
の斜視図、第3図は第2図のA−A線断面図、第
4図はドライバの形状を示す横断面図、第5図は
上記プツシヤが連結釘の釘を釘打出し穴内に送り
込んだ時の状態を示す釘打機のノーズとマガジン
本体との取付部近傍の側断面図である。 1……釘打機本体、2……ノーズ、3……釘打
出し穴、4……マガジン、5……マガジン本体、
5a……マガジン本体の前端部、10……連結
釘、11t……連結釘の最後端の釘、12t……
最後端の釘の頭部、13t……最後端の釘の胴
部、30……プツシヤ、34……前方端縁部、3
5A……頭部側係合部、35B……胴部側係合
部、30a,30b……プツシヤの側面、38,
38……プツシヤ係止用突起、39,39……突
起。
Claims (1)
- 長尺状のマガジン本体と、このマガジン本体内
においてバネ部材の弾発力によつて釘打機本体に
突設したノーズの釘打出し穴方向に常時付勢され
る板状のプツシヤとを備え、このプツシヤの前方
端縁部には上記マガジン本体内に装填される連結
釘の最後端の釘の頭部に係合する頭部側係合部を
有するとともにこの係合部より前方に突出し上記
釘の胴部に係合する胴部側係合部を有し、且つ上
記プツシヤの胴部側係合部近傍の少なくともどち
らか一方の側面には前記マガジン本体の前端部近
傍の内壁に突設したプツシヤ係止用突部と係合す
る突起を有し、上記プツシヤが上記最後端の釘を
前記釘打出し穴内に送り込んだ際、該釘の安定し
た保持状態を確保するとともに上記突起が上記プ
ツシヤ係止用突部に当接することによつて上記胴
部側係合部の前記釘打出し穴内への進入を阻止し
得るようにしたことを特徴とする釘打機のマガジ
ンにおけるプツシヤの係止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP891480U JPS6125984Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP891480U JPS6125984Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56116181U JPS56116181U (ja) | 1981-09-05 |
JPS6125984Y2 true JPS6125984Y2 (ja) | 1986-08-05 |
Family
ID=29605570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP891480U Expired JPS6125984Y2 (ja) | 1980-01-30 | 1980-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6125984Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4525214B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2010-08-18 | 日立工機株式会社 | 打込機 |
-
1980
- 1980-01-30 JP JP891480U patent/JPS6125984Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56116181U (ja) | 1981-09-05 |
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