JPS6114782Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6114782Y2 JPS6114782Y2 JP10287581U JP10287581U JPS6114782Y2 JP S6114782 Y2 JPS6114782 Y2 JP S6114782Y2 JP 10287581 U JP10287581 U JP 10287581U JP 10287581 U JP10287581 U JP 10287581U JP S6114782 Y2 JPS6114782 Y2 JP S6114782Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- socket
- biting
- washer
- packing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Joints With Sleeves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、流体管継ぎ手に関し、更に詳しく
は、中口径の流体管の接続に用いて好適な、離脱
防止機能を備えた継ぎ手の構造に関する。
は、中口径の流体管の接続に用いて好適な、離脱
防止機能を備えた継ぎ手の構造に関する。
従来よりメカニカル継ぎ手に離脱防止機能を施
こした構造のものは種々提案されているが(例え
ば実公昭45−7260号、実開昭51−39823号、実開
昭55−73691号の技術、また、本出願人が先に出
願した実願昭56−33451号に開示した技術)、これ
らは接続操作の容易性、挿口部の面取りの不要な
どメカニカル継ぎ手の優れた長所をもつ反面、離
脱防止機構(すなわち、楔片及び楔リングと該楔
片の収容空間並びに楔片の押圧機構)が複雑であ
つたり、楔リングの装着に手間を要するなど種々
の不具合があつた。
こした構造のものは種々提案されているが(例え
ば実公昭45−7260号、実開昭51−39823号、実開
昭55−73691号の技術、また、本出願人が先に出
願した実願昭56−33451号に開示した技術)、これ
らは接続操作の容易性、挿口部の面取りの不要な
どメカニカル継ぎ手の優れた長所をもつ反面、離
脱防止機構(すなわち、楔片及び楔リングと該楔
片の収容空間並びに楔片の押圧機構)が複雑であ
つたり、楔リングの装着に手間を要するなど種々
の不具合があつた。
本考案は上記実情に鑑みなされたものであつ
て、メカニカル継ぎ手の長所を活かしつつ、離脱
防止機構の構成を簡着化し、装着性を容易にし、
かつより大きな離脱阻止力を得る継ぎ手を提供す
ることを目的とするものである。
て、メカニカル継ぎ手の長所を活かしつつ、離脱
防止機構の構成を簡着化し、装着性を容易にし、
かつより大きな離脱阻止力を得る継ぎ手を提供す
ることを目的とするものである。
本考案の継ぎ手はこのため次の構成をとるもの
である。すなわち、大径管部の端部に受口部を
形成し、該受口部のパツキング収容凹部にパツキ
ングを収容する。小径管部の挿口部をパツキン
グを介して受口部内に挿入する。予じめ挿口部
に嵌装された押輪を受口部の端面に衝接対置さ
せ、該押輪の内面には座金リング係合溝及びそれ
に連なるテーパー面に形成された食込みリング収
容凹部を形成する。座金リングを座金リング係
合溝に係合させるとともにパツキングを押圧す
る。一つ割の食込みリングを食込みリング収容
凹部に収容する。受口部と押輪とは締具により
締め付ける。
である。すなわち、大径管部の端部に受口部を
形成し、該受口部のパツキング収容凹部にパツキ
ングを収容する。小径管部の挿口部をパツキン
グを介して受口部内に挿入する。予じめ挿口部
に嵌装された押輪を受口部の端面に衝接対置さ
せ、該押輪の内面には座金リング係合溝及びそれ
に連なるテーパー面に形成された食込みリング収
容凹部を形成する。座金リングを座金リング係
合溝に係合させるとともにパツキングを押圧す
る。一つ割の食込みリングを食込みリング収容
凹部に収容する。受口部と押輪とは締具により
締め付ける。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
明する。
1は大径管部であり、該大径管部1の端部に鍔
11及びパツキング収容凹部12を有する受口部
1Aが形成される。13は受口部端面であり、1
4は鍔11に穿設されたボルト貫通孔である。
11及びパツキング収容凹部12を有する受口部
1Aが形成される。13は受口部端面であり、1
4は鍔11に穿設されたボルト貫通孔である。
2は小径管部であり、その端部の挿口部2Aは
上記大径管部1の受口部1A内に嵌挿される。2
1は挿口部2Aの端面であり、面取り加工は施こ
されていない。
上記大径管部1の受口部1A内に嵌挿される。2
1は挿口部2Aの端面であり、面取り加工は施こ
されていない。
3は受口部1Aのパツキング収容凹部12に収
容される環状のパツキングであり、押輪(後述)
の押圧力により圧縮され、大径管部1と小径管部
2とを水密に密封する。
容される環状のパツキングであり、押輪(後述)
の押圧力により圧縮され、大径管部1と小径管部
2とを水密に密封する。
4は環状の押輪であつて、その内径は小径管部
の挿口部2Aの外径より若干大径であつて、挿口
部に対して嵌装自在である。押輪4の受口部端面
13に対向する面41(以下「前面」という)か
らみて、内周に、座金リング(後述)が係合する
座金リング係合溝42、該係合溝42に連なつて
食込みリング(後述)が係合するテーパー面に形
成された食込みリング収容凹部43が形成されて
いる。44は受口部の鍔11のボルト貫通孔14
に対応して押輪に穿設されたボルト貫通孔であ
る。押輪4は図示の実施例では環状の一体成形品
であるが、二つ割に成形してもよい。
の挿口部2Aの外径より若干大径であつて、挿口
部に対して嵌装自在である。押輪4の受口部端面
13に対向する面41(以下「前面」という)か
らみて、内周に、座金リング(後述)が係合する
座金リング係合溝42、該係合溝42に連なつて
食込みリング(後述)が係合するテーパー面に形
成された食込みリング収容凹部43が形成されて
いる。44は受口部の鍔11のボルト貫通孔14
に対応して押輪に穿設されたボルト貫通孔であ
る。押輪4は図示の実施例では環状の一体成形品
であるが、二つ割に成形してもよい。
なお、ボルト貫通孔14,44は図示の実施例
ではそれぞれ2ケ所であるが、円周上に等間隔、
適宜数設けることは自由である。
ではそれぞれ2ケ所であるが、円周上に等間隔、
適宜数設けることは自由である。
5は環状の座金リングであり、押輪4の座金リ
ング係合溝42に係合し、継ぎ手の締付け設定位
位置(第1図)においてパツキング3を押圧する
ものである。座金リング5は環状に一体成形され
るか、一つ割として弾性が付与され、弾性でもつ
て係合溝42に係合されるようにすることもでき
る。
ング係合溝42に係合し、継ぎ手の締付け設定位
位置(第1図)においてパツキング3を押圧する
ものである。座金リング5は環状に一体成形され
るか、一つ割として弾性が付与され、弾性でもつ
て係合溝42に係合されるようにすることもでき
る。
6は環状の鋼製食込みリングであつて、一つ割
により弾性が付与されている。自然状態で外径は
押輪4の食込みリング収容凹部43のテーパー面
の径よりも大径であり、該収容凹部43に押込ま
れることにより縮径する。食込みリング6の詳細
は第3図に示すように、内方に刃先部61が、外
方に丸肩部62が形成され、取付け自然状態で若
干の傾きα゜をもつて設置される。
により弾性が付与されている。自然状態で外径は
押輪4の食込みリング収容凹部43のテーパー面
の径よりも大径であり、該収容凹部43に押込ま
れることにより縮径する。食込みリング6の詳細
は第3図に示すように、内方に刃先部61が、外
方に丸肩部62が形成され、取付け自然状態で若
干の傾きα゜をもつて設置される。
7は締具であつて、ボルト71とナツト72よ
りなり、ボルト711を受口部のボルト貫通孔1
4と押輪のボルト貫通孔44に貫通させ、ナツト
72を螺入することにより押輪4を締め付けるも
のである。
りなり、ボルト711を受口部のボルト貫通孔1
4と押輪のボルト貫通孔44に貫通させ、ナツト
72を螺入することにより押輪4を締め付けるも
のである。
次に、本考案の各構成要素の働きを継ぎ手の取
り付け手順に則して述べる。
り付け手順に則して述べる。
(1)受口部1Aへ挿口部2Aを挿入するに先立つ
て、押輪4、食込みリング6、座金リング5及び
パツキング3を順に挿口部2Aに預け入れる。(2)
挿口部2Aを受口部1Aに挿入する。(3)押輪4を
押し出すことにより、受口部と押輪とのボルト貫
通孔11,44を対設させ、該ボルト貫通孔に締
具7のボルト71を挿通し、ナツト72を装着す
る。(4)ナツト72を螺入することにより押輪4は
受口部1Aへと前進し、座金リング5は押輪の座
金リング係合溝42に係合するとともにパツキン
グ3を受口部のパツキング収容凹部12へ押圧圧
縮する。同時に、食込みリング6は押輪の食込み
リング収容凹部43のテーパー面に衝接し適度の
角度αの姿勢により円滑に前進する。(5)押輪4の
前面41が受口部1Aの端面に衝接する位置で継
ぎ手の接続操作は終了する。(6)今、挿口部2Aが
離脱方向に移動するとき、食込みリング6も抜け
出し方向に押されるが、該食込みリング6の丸肩
部62が押輪4のテーパー面43に衝接している
ので該衝接部を支点としてねじれ回転を起こし、
刃先部62は受口部2Aの外面に食込み状に立
ち、受口部の離脱を阻止することになる。このと
き、食込みリング6は一つ割であるので弾性を有
し、ねじれ変形を起こすと同時に、縮径作用も起
こし、食込み力が促進される。また仮に離脱が更
に進んで食込みリング6が反転する程になつたと
しても、食込みリング6は座金リング5に衝接
し、反転は阻止され、離脱防止力を保持する。
て、押輪4、食込みリング6、座金リング5及び
パツキング3を順に挿口部2Aに預け入れる。(2)
挿口部2Aを受口部1Aに挿入する。(3)押輪4を
押し出すことにより、受口部と押輪とのボルト貫
通孔11,44を対設させ、該ボルト貫通孔に締
具7のボルト71を挿通し、ナツト72を装着す
る。(4)ナツト72を螺入することにより押輪4は
受口部1Aへと前進し、座金リング5は押輪の座
金リング係合溝42に係合するとともにパツキン
グ3を受口部のパツキング収容凹部12へ押圧圧
縮する。同時に、食込みリング6は押輪の食込み
リング収容凹部43のテーパー面に衝接し適度の
角度αの姿勢により円滑に前進する。(5)押輪4の
前面41が受口部1Aの端面に衝接する位置で継
ぎ手の接続操作は終了する。(6)今、挿口部2Aが
離脱方向に移動するとき、食込みリング6も抜け
出し方向に押されるが、該食込みリング6の丸肩
部62が押輪4のテーパー面43に衝接している
ので該衝接部を支点としてねじれ回転を起こし、
刃先部62は受口部2Aの外面に食込み状に立
ち、受口部の離脱を阻止することになる。このと
き、食込みリング6は一つ割であるので弾性を有
し、ねじれ変形を起こすと同時に、縮径作用も起
こし、食込み力が促進される。また仮に離脱が更
に進んで食込みリング6が反転する程になつたと
しても、食込みリング6は座金リング5に衝接
し、反転は阻止され、離脱防止力を保持する。
本考案は上述の構成にのみ限定されるものでは
なく、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設
計変更が可能である。すなわち、本考案は大径管
と小径管との異径管の接続に用いられる外、大径
管部1として一方の流体管の端部の拡径部に対応
するものとして見なされるものであり、また、第
4図に示すスリーブに対応するものとして見なさ
れるものである。
なく、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設
計変更が可能である。すなわち、本考案は大径管
と小径管との異径管の接続に用いられる外、大径
管部1として一方の流体管の端部の拡径部に対応
するものとして見なされるものであり、また、第
4図に示すスリーブに対応するものとして見なさ
れるものである。
本考案の流体管継ぎ手は、叙上の構成と機能を
有するので、従来のものに比べ、以下の優れた効
果を有するものである。
有するので、従来のものに比べ、以下の優れた効
果を有するものである。
押輪の形状を複雑にすることなく、離脱防止
機構を組み込むことができ、押輪の成形が容易
である。
機構を組み込むことができ、押輪の成形が容易
である。
接続時における食込みリング、座金リングの
装着が容易で、接続操作に手間がかからない。
装着が容易で、接続操作に手間がかからない。
食込みリングは一つ割で弾性を有し、かつテ
ーパー面と座金リングとに衝接しているので、
流体管の抜出し阻止力を向上させることができ
る。
ーパー面と座金リングとに衝接しているので、
流体管の抜出し阻止力を向上させることができ
る。
図面は本考案の継ぎ手の実施例を示し、第1図
は本考案の継ぎ手の要部縦断面図、第2図は第1
図X方向矢視図、第3図は食込みリングの拡大断
面図、第4図は本考案をスリーブ継ぎ手に適用し
た実施例図である。 1……大径管部、1A……受口部、2……小径
管部、2A……挿口部、3……パツキング、4…
…押輪、5……座金リング、6……食込みリン
グ、7……締具。
は本考案の継ぎ手の要部縦断面図、第2図は第1
図X方向矢視図、第3図は食込みリングの拡大断
面図、第4図は本考案をスリーブ継ぎ手に適用し
た実施例図である。 1……大径管部、1A……受口部、2……小径
管部、2A……挿口部、3……パツキング、4…
…押輪、5……座金リング、6……食込みリン
グ、7……締具。
Claims (1)
- 大径管部1の端部の受口部1A内にパツキング
3を介して小径管部2の挿口部2Aが挿入される
継ぎ手において、挿口部2Aに嵌装され、締具7
により締め付けられる押輪4を締付け設定位置で
受口部1Aの端面13と衝接対置させ、該押輪4
の内面に形成した座金リング係合溝42にはパツ
キング3を押圧する座金リング5を係合させ、更
に該押輪の内面に座金リング係合溝42に連なつ
てテーパー面に形成された食込みリング収容凹部
43に一つ割の食込みリング6を収容したことを
特徴とする流体管継ぎ手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287581U JPS589588U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 流体管継ぎ手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10287581U JPS589588U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 流体管継ぎ手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS589588U JPS589588U (ja) | 1983-01-21 |
JPS6114782Y2 true JPS6114782Y2 (ja) | 1986-05-08 |
Family
ID=29897510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10287581U Granted JPS589588U (ja) | 1981-07-13 | 1981-07-13 | 流体管継ぎ手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS589588U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5037035B2 (ja) * | 2006-04-27 | 2012-09-26 | コスモ工機株式会社 | 流体管の移動防止手段 |
-
1981
- 1981-07-13 JP JP10287581U patent/JPS589588U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS589588U (ja) | 1983-01-21 |
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