JPS6041514Y2 - 黒鉛るつぼ用坩台 - Google Patents
黒鉛るつぼ用坩台Info
- Publication number
- JPS6041514Y2 JPS6041514Y2 JP12234182U JP12234182U JPS6041514Y2 JP S6041514 Y2 JPS6041514 Y2 JP S6041514Y2 JP 12234182 U JP12234182 U JP 12234182U JP 12234182 U JP12234182 U JP 12234182U JP S6041514 Y2 JPS6041514 Y2 JP S6041514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- graphite
- crucible
- graphite crucible
- melting
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、非鉄金属の溶解などに用いられる黒鉛るつ
ぼの相合に係るもので、主に溶解作業の高熱効率化を目
的としたものである。
ぼの相合に係るもので、主に溶解作業の高熱効率化を目
的としたものである。
従来、黒鉛るつぼの相合には、溶解物である非鉄金属の
溶融温度の高低に応じて下記に述べる構造のものが使い
分けられている。
溶融温度の高低に応じて下記に述べる構造のものが使い
分けられている。
即ち高温溶解の銅合金系においては黒鉛−炭化珪素質の
一体物の相合が、またアルミニウム、黒鉛系などの低温
溶解においては、シャモット質並型煉瓦で構造したもの
が夫々多く使われている。
一体物の相合が、またアルミニウム、黒鉛系などの低温
溶解においては、シャモット質並型煉瓦で構造したもの
が夫々多く使われている。
これを図面について説明すると、前者の高温溶解物の場
合には、図面第1図に示すように黒鉛るつぼ4aに黒鉛
質一体物構成の相合1aが、また後者の低温溶解物の場
合には、黒鉛るつぼ4bにシャモット質並型煉瓦構造構
成の相合1bが夫々使用されている。
合には、図面第1図に示すように黒鉛るつぼ4aに黒鉛
質一体物構成の相合1aが、また後者の低温溶解物の場
合には、黒鉛るつぼ4bにシャモット質並型煉瓦構造構
成の相合1bが夫々使用されている。
なお図中5a、5bは溶解炉である。
しかるにこれら現状のタイプのいずれにも一長一短があ
る。
る。
即ち前者の黒鉛質一体物相合の場合は、熱伝導性が良い
ために、溶解炉底部への昇温熱の逃げが大きく、黒鉛る
つぼの側壁部を比べて相合と接している底部の熱上昇が
遅く、黒鉛るつぼ内溶融温度の均一化に達する時間が長
く要するものであり、また後者のシャモット質並型煉瓦
構造相合の場合は、前者の場合と比べて熱の逃げはなく
、むしろ断熱性があり、その点では良好であるが、その
反面、1〜1.5rrLIrrL程度の目的を有する構
造のため、何回も繰返される熱履歴により目地のゆる。
ために、溶解炉底部への昇温熱の逃げが大きく、黒鉛る
つぼの側壁部を比べて相合と接している底部の熱上昇が
遅く、黒鉛るつぼ内溶融温度の均一化に達する時間が長
く要するものであり、また後者のシャモット質並型煉瓦
構造相合の場合は、前者の場合と比べて熱の逃げはなく
、むしろ断熱性があり、その点では良好であるが、その
反面、1〜1.5rrLIrrL程度の目的を有する構
造のため、何回も繰返される熱履歴により目地のゆる。
みを生じたりして、該目地部に沿って黒鉛るつぼの底部
に亀裂を発生させることがあり、湯もれという由々しい
重大なトラブルに直結するものである。
に亀裂を発生させることがあり、湯もれという由々しい
重大なトラブルに直結するものである。
この考案は上記従来の諸欠点を解消する目的に出たもの
で、この考案は、詳しくは相合の上部を熱伝導性の高い
黒鉛含有材で、しかも目地なし一体板状とし、下部には
断熱性の高いもので構造することによって、高熱効率で
、かつ安全性の高い溶解作業を可能とした相合を提供す
るにある。
で、この考案は、詳しくは相合の上部を熱伝導性の高い
黒鉛含有材で、しかも目地なし一体板状とし、下部には
断熱性の高いもので構造することによって、高熱効率で
、かつ安全性の高い溶解作業を可能とした相合を提供す
るにある。
この考案の黒鉛るつぼ用相合を図面第3図に示す実施例
について説明すると、1は溶解炉5内において黒鉛るつ
ぼ4が載設される相合であって、熱伝導性の高い黒鉛含
有一体物でなる目地なし一体板状の上部構成体2と断熱
性の高い例えばシャモット質並型煉瓦構造なと材料物で
なる下部構成体3との二重合体で構成され、溶解炉5内
中央に置かれている。
について説明すると、1は溶解炉5内において黒鉛るつ
ぼ4が載設される相合であって、熱伝導性の高い黒鉛含
有一体物でなる目地なし一体板状の上部構成体2と断熱
性の高い例えばシャモット質並型煉瓦構造なと材料物で
なる下部構成体3との二重合体で構成され、溶解炉5内
中央に置かれている。
この考案の相合は叙上のように構成したから、熱伝導性
の高い黒鉛含有一体物でなる目地なし一体板状の上部構
成体2によって、黒鉛るつぼ4は目地の影響が全くなく
、即ち熱履歴によって目地のゆるみを生じたり、目地部
に沿って黒鉛るつぼ4の底部に亀裂を生じて湯もれをも
たらすような心配が全くなく、またシャモット質並型煉
瓦構造など断熱性の高い下部構成体3によって断熱され
て溶解炉5底部への熱の逃げもなく、熱伝導は専ら上部
の黒鉛るつぼ4におよび、黒鉛るつぼ4の側壁部と底部
との温度上昇のむらもなく、昇熱でき、黒鉛るつぼ4内
溶融温度の均一化温度に達するまでの時間が短縮できる
などの優れた効果がある。
の高い黒鉛含有一体物でなる目地なし一体板状の上部構
成体2によって、黒鉛るつぼ4は目地の影響が全くなく
、即ち熱履歴によって目地のゆるみを生じたり、目地部
に沿って黒鉛るつぼ4の底部に亀裂を生じて湯もれをも
たらすような心配が全くなく、またシャモット質並型煉
瓦構造など断熱性の高い下部構成体3によって断熱され
て溶解炉5底部への熱の逃げもなく、熱伝導は専ら上部
の黒鉛るつぼ4におよび、黒鉛るつぼ4の側壁部と底部
との温度上昇のむらもなく、昇熱でき、黒鉛るつぼ4内
溶融温度の均一化温度に達するまでの時間が短縮できる
などの優れた効果がある。
実施例(比較例)
第1図、第2図(従来)及び第3図(本案)に示した構
成で何れも黒鉛るつぼを標準形A 500#で、常温よ
り昇温した場合の炉内温度が800℃で均一になるまで
の時間を各々測定した所、第1図の場合には609、 第2図の場合には40分、 第3図の場合には4紛の結果が得られた。
成で何れも黒鉛るつぼを標準形A 500#で、常温よ
り昇温した場合の炉内温度が800℃で均一になるまで
の時間を各々測定した所、第1図の場合には609、 第2図の場合には40分、 第3図の場合には4紛の結果が得られた。
さらに上記構成でN合金を処理したところ、黒鉛るつぼ
の耐用は第1図のものが400Ch、第2図のものが1
50Ch、そして第3図のものが450Chの結果で、
第2図の黒鉛るつぼ4bの終了原因は、底部の割れの発
生によって、第1,3図の黒鉛るつぼ4a、4cが酸化
消耗による廃却原因と異なり、かなり早期chにおいて
廃却となった。
の耐用は第1図のものが400Ch、第2図のものが1
50Ch、そして第3図のものが450Chの結果で、
第2図の黒鉛るつぼ4bの終了原因は、底部の割れの発
生によって、第1,3図の黒鉛るつぼ4a、4cが酸化
消耗による廃却原因と異なり、かなり早期chにおいて
廃却となった。
以上の実施例からも、この考案の相合の使用によって従
来の熱効率性や黒鉛るつぼの割れなどの問題が著しく改
善でき、高い熱効率を挙げることができて産業上極めて
有利な溶解作業をもたらすものである。
来の熱効率性や黒鉛るつぼの割れなどの問題が著しく改
善でき、高い熱効率を挙げることができて産業上極めて
有利な溶解作業をもたらすものである。
第1図及び第2図は従来の黒鉛るつぼの相合を示す正面
図、第3図はこの考案の黒鉛るつぼの相合の実施例を示
す正面図である。 1、 la、 lb・・・・・・相合、2・・・・
・・上部構成体、3・・・・・・下部構成体、4y 4
at 4b・・・・・・黒鉛るつぼ、5.5a、 5b
・・・・・・溶解炉。
図、第3図はこの考案の黒鉛るつぼの相合の実施例を示
す正面図である。 1、 la、 lb・・・・・・相合、2・・・・
・・上部構成体、3・・・・・・下部構成体、4y 4
at 4b・・・・・・黒鉛るつぼ、5.5a、 5b
・・・・・・溶解炉。
Claims (1)
- 熱伝導性の高い黒鉛含有の一体物でなる上部構成体2と
断熱性の高い材料物でなる下部構成体3とで構成したこ
とを特徴とする黒鉛るつぼ用相合。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12234182U JPS6041514Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 黒鉛るつぼ用坩台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12234182U JPS6041514Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 黒鉛るつぼ用坩台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5926599U JPS5926599U (ja) | 1984-02-18 |
JPS6041514Y2 true JPS6041514Y2 (ja) | 1985-12-17 |
Family
ID=30279677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12234182U Expired JPS6041514Y2 (ja) | 1982-08-11 | 1982-08-11 | 黒鉛るつぼ用坩台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041514Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5669342B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2015-02-12 | 東京窯業株式会社 | 坩堝台 |
-
1982
- 1982-08-11 JP JP12234182U patent/JPS6041514Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5926599U (ja) | 1984-02-18 |
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