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JPS60216804A - ポリフツ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方法 - Google Patents

ポリフツ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方法

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Publication number
JPS60216804A
JPS60216804A JP59073006A JP7300684A JPS60216804A JP S60216804 A JPS60216804 A JP S60216804A JP 59073006 A JP59073006 A JP 59073006A JP 7300684 A JP7300684 A JP 7300684A JP S60216804 A JPS60216804 A JP S60216804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
membrane
polyvinylidene fluoride
hollow fiber
solvent
pores
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59073006A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Hasegawa
長谷川 僚三
Eiichi Murakami
瑛一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP59073006A priority Critical patent/JPS60216804A/ja
Publication of JPS60216804A publication Critical patent/JPS60216804A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/30Polyalkenyl halides
    • B01D71/32Polyalkenyl halides containing fluorine atoms
    • B01D71/34Polyvinylidene fluoride
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/44Polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in a single one of groups B01D71/26-B01D71/42
    • B01D71/441Polyvinylpyrrolidone

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は精密濾過、限外濾過など水系溶液の濃縮、物質
分離等の工業的操作および濾過型人工腎臓、血漿分離等
の医学的応用に適するポリフッ化ビニリデン系多孔中空
糸膜に関する。
(従来技術) 近年、多孔膜は電子工業用等の超純水の製造、紙パルプ
排液等の工業排水処理、製糖工業等の分離精製、濾過型
人工腎臓、血漿分離、血漿アルブミン回収等の血液浄化
、除菌や脱パイロジエン用の精密濾過等の工業用ないし
医療用の分離精製技術に利用されてきている。
この様な目的のために、従来セルロースエステル系、ポ
リカーボーネート系、ボリプOピレン系の多孔膜が用い
られている。多孔膜の製法としては、溶媒蒸発乾式法、
ミクロ相分離湿式法、フィルム延伸法、添加剤抽出法、
放射線照射後エツチイング法等が公知である。しかしな
がらポリマー素材および多孔膜構造とその安定性につい
て、とくに透過性能、機械的強度、耐熱性、耐溶剤性に
ついて必ずしも満足されるものではない。
かかる観点から、機械的強度、耐熱性、耐溶剤性におい
てすぐれた特性を具備するポリフッ化ビニリデン系の樹
脂が注目され、その多孔膜に関していくつかの技術が開
示されている。特開昭54−16383号には単一溶媒
溶液による湿式製膜法が開示されている。特開昭55−
66935号、特開昭55−69627および特開昭5
5−99934号には製膜原液に界面活性剤を添加する
方法が示されているが、いずれも非溶媒を凝固に用いる
ためスキン層有する不拘多孔膜である。特開昭56−5
6202号はスキン層とサポート層を有する中空系多孔
膜でマクロボイドを包含する。これらの方法では均一な
細孔を有する賎が得がたく、また膜の内側にマクロボイ
ドを含むため機械的強度に問題がある。特開昭58−9
1808号には非水溶性のアルコール、特開昭58−9
3734号いは親水性無機微粉末を添加して製膜し次い
でそれらを抽出して多孔膜を得る方法が開示されている
が、抽出に特殊操作が必要であるし、添加物が膜中に異
物として残留するおそれがある。特開昭58−9173
2号には非対称構造を有さない多孔膜と溶媒を20%以
上含有する水溶液にて凝固する製法が開示されている。
ポリフッ化ビニリデンはその規則正しい分子構造と凝集
力により結晶化が速く、これらの従来技術をしても非対
称構造を有さない均一な多孔性膜を得ることはかなり難
かしいことである。またポリフッ化ビニリデンが非常に
疎水性であるため水系溶液の分離操作で膜が濡れがたい
欠点を有している。
〔発明の目的および構成〕
かかる状況に鑑がみ、ポリフッ化ビニリデンのすぐれた
特性を活し、均一構造の多孔性膜を得ることおよび親水
性を賦与して工業用および医療用として有益な膜を得る
ことを目的とし、鋭意研究を行い、第一段階として特願
昭58−204960号明細書に示す多孔製膜を発明し
た。即ちポリフッ化ビニリデンを主体としたポリマーの
多孔性膜であって、該ポリマーの凝集体が連通した細孔
を有する網目状組織を形成していること、該凝集体が■
型結晶構造をとり実質的に無配向であること、該多孔性
膜の表面における細孔が繰返しのある孔群または平面網
目状組織を形成し、その平均孔径が0.05〜10μで
あること、および該連通網目状組織内の空孔が多面体状
でかつ互に連通しており、その空隙率が60〜95%で
あることを特徴とするポリフッ化ビニリデン多孔性膜で
ある。さらに該発明は、ポリフッ化ビニリデンを主体と
したポリマー、該ポリマーの良溶媒、該ポリマーの貧溶
媒、および水溶性ポリマーから製lll原液を調製し、
流延し、凝固し、次いで洗浄浴にて該良溶媒、該貧溶媒
および該水溶性ポリマーを除去することを特徴とするポ
リフッ化ビニリデン多孔性膜の製造方法である。
次いで第二段階として、実用的な多孔中空糸膜を鋭意研
究し本発11完成するに至った。即ち本発明はポリフッ
化ビニリデンを主体としてポリビニルとロリドンを1〜
20wt%含有するブレンドされたポリマーの多孔中空
糸膜てあって、該ポリマー凝集体が連通した細孔を有す
るm目状組織を形成していること、該凝集体のポリフッ
化ビニリデンが■型結晶構造をとること、該中空糸膜の
内外表面にある細孔の平均孔径が0.05〜10μであ
ること、および該連通網目状組織の空隙率が60〜90
%であることを特徴とするポリフッ化ビニリデン系多孔
中空糸膜である。さらに本発明はポリフッ化ビニリデン
およびポリビニルピロリドンを、ポリフッ化ビニリデン
の良溶媒および貧溶媒とからなる混合溶媒に溶解して2
0℃での粘度が100poise以上の製膜原液を調製
し、二重管ノズルから内部に芯液を伴なって押し出し、
気体中をへるか直接、凝固浴に導き凝固し、次いで洗浄
浴にて溶媒とポリビニルピロリドンの一部を除去するこ
とを特徴とするポリフッ化ビニリデン系多孔中空糸膜の
製造方法である。
以下、本発明について詳細に説明する。ポリフッ化ビニ
リデンを主体としてポリビニルピロリドンを1〜20w
t%含有するブレンドされたポリマーにおける、ポリフ
ッ化ビニリデンは単独重合体であっても共重合体であっ
てもよいがフッ化ビニリデン単量体が大部分を占めるも
のである。該ポリフッ化ビニリデンの分子量としては、
例えば10万〜100万程度のものが用いられる。
ポリビニルピロリドンは製膜原液からポリフッ化ビニリ
デンと共存し、凝固、洗浄後にも一部が膜の構成物とし
て共存しているものである。その量は主体となるポリフ
ッ化ビニリデンの網目状組織および結晶構造を、本発明
の構成要件として以下に述べる如く特性化しうる範囲で
ある。
即ち第一に、ポリフッ化ビニリデンの結晶構造をみださ
ないことである。ポリフッ化ビニリデンには3つの結晶
変態が存在し、本発明の膜は熱力学的にも最も安定な■
型結晶構成を有する。これが耐熱性、とくに膜特性の耐
熱性を賦与する一条件である。
結晶構造および安定性については下記文献がある。
(1) R,Hasegawaetal、、Polym
er J、、3゜(5) 、591 (1972) 。
(2J R,Hasegawa etal、、Poly
mer J、、3゜(5)、600(1972)。
(3) Y、 Takahashi and H,Ta
dokoro 。
Macromolecules 、13. 1317(
1980)本発明の躾はまた実質的に無配向である。水
膜を延伸すると細孔および網目構造が変形し、多孔膜と
し機能せず、結晶型も熱的に不安定な1型に変態する。
第二にポリビニルピロリドンの含有量は1〜20wt%
が好ましい。1wt%未満であると多孔膜構造が発現し
がたく、また膜の親水性が乏しい。20wt%を越える
と多孔膜組織があいまいになり、膜が弱くまた構成物と
しても流失しやすくなり不安定となる。
本発明の多孔中空糸膜は膜分離技術に用いるもので内径
20〜2000μ、膜厚10〜300μである。好まし
くは内径40〜1000μ、膜厚10〜300μである
該中空糸膜の内外表面にある細孔の平均孔径は0.05
〜10μである。平均孔径とは、走査型電子顕微鏡によ
ってめられた平均孔径である。平均孔径が0.05μ(
−500人)未満の場合、本発明の目的とする多孔性膜
の特性を発揮しえない。また平均孔径が10μを越える
場合は、膜のピンホール欠陥に相当し、当然膜機能と形
態を保持できない。本発明の膜はその連通網目状組織内
に空孔群を有し、それら全体の空隙率は60〜90%で
ある。
空隙率は下記式からめた。
ここにポリフッ化ビニリデン■型結晶試料の実測密度1
.8g/cdを用いたが、結晶化度100%の理想結晶
では1.958g/cdである(前記文献2)。
空隙率95%を越えると膜が弱く、また60%未満では
密になり過ぎ、膜特性が劣る。
膜中ポリビニルピロリドンの含量は、赤外分析法により
ポリビニルピロリドンの吸収スペクトル(1680cI
m−’ )の吸光度とポリフッ化ビニリデンの吸収スペ
クトル(1402α−1)の吸光度とを比較してめた。
なお前記空隙率の算出にはポリビニルピロリドンも含め
て膜の重量とした。
本発明の膜の製造方法は製膜原液に前記の如き特定の四
元成分を用いることによって、多孔中空糸膜として特徴
的な連通網目構造を発現するものである。四元成分の何
れをも欠いても、前記した特性を十分有した表面細孔と
組織内空孔が得られない。
即ち、ポリフッ化ビニリデンおよびポリビニルピロリド
ンを、ポリフッ化ビニリデンの良溶媒および貧溶媒とか
らなる混合溶媒に溶解して製膜原液を調整する。
ポリビニルピロリドンの作用は、第一に本多孔中空糸膜
の構造形成に寄与すること。第二に膜に親水性を賦与す
ることである。さらに第三に中空糸膜を製造づるにあた
り、製膜原液、即ち紡糸原液(ドープ)に高粘度と安定
性を与えその効果は著しい。一般にポリフッ化ビニリデ
ンの単独溶液の粘度は非常に低く、例えば20%溶液で
も約50p。
ise (20℃)程度であり、そのまま紡糸すること
は困難である。本発明における紡糸原液の粘度としては
、20℃で測定して100poise以上であり、また
約1000poise以下の範囲が好ましい。
水蒸気と接触することによっても誘起されて相分離が進
行し、多孔性膜としての網目構造が発現しポリビニルピ
ロリドンとしては分子量1万から36万のものを用いる
ことができる。紡糸原液の粘度調整および膜特性の点か
らは高分子量の4〜36万が好ましい。これらを単独ま
たは混合して用いる。
紡糸原液としてポリフッ化ビニリデン10〜30wt%
およびポリビニルピロリドン2〜30wt%を下記混合
溶媒に溶解して調整する。ポリフッ化ビニリデン濃度が
10wt%未満では原液粘度が低すぎて紡糸が困難で膜
も弱い。30W【%を越えると溶解が困難で、また原液
が不均一で不安定となりゲル化しやすい。さらに原液、
粘度、紡糸性および膜特性から好ましい範囲は15〜2
set%である。ポリビニルピロリドン濃度が2%未満
では原液粘度上昇および本膜構造発現の効果がみられな
い。3owt%を越えると原液の粘度が1ooopoi
se (20℃)を越えて高粘度になりづぎて扱いにく
く膜も不安定となる。さらに原液粘度、紡糸性および膜
特性から好ましい範囲は3〜20wt%である。
混合溶媒に用いるポリフッ化ビニリデンの良溶媒として
は、N−メチル−2−ピロリドン、ジエチルアセI・ア
ミド、ジエチルボルムアミド、ヘキサメチルホスホルア
ミド、テトラメチル尿素、ヘクサメチルホスホルアミド
、ジメチルスルホキシドが好ましい。これらの溶媒群の
中から少なくと−も1種、必要に応じては2種以上を用
いる。溶解力が大きく、水溶性であるN−メチル−2−
ピロリドンが特に好ましい良溶媒である。
混合溶媒に用いる貧溶媒は良溶媒および後述する水溶性
ポリマーと混和して、製膜原液中のポリマー(ポリフッ
化ビニリデン)希薄相として相分離しうるものでなGノ
ればれならない。また貧溶媒である以上、例えば高温で
はポリフッ化ビニリデンを溶解しうる親和力を持つが故
に本発明の相分離機構を円滑かつミクロに進行させてい
るものと推定できる。貧溶媒は水溶性であると水で洗浄
できる。ケトン、エステル、環状エステル類が好ましい
ことがわかった。その中で、アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン、トリエチルホスフェート、ジ
メチルサクシネート、γ−ブチロラクトン、ε−カプロ
ラクトンが好ましいが、特にアセトン、メチルエチルケ
トンおよびシクロヘキサノンが、原液、紡糸、膜特性の
点から好ましい。
ポリフッ化ビニリデンおよびポリビニルピロリドンの所
定量を混合溶解し紡糸原液を調整する。
加温溶解、脱泡した原液を二重管ノズルの外環部から押
し出し、同時に内環部から芯液を吐出して中空糸の形状
に紡糸する。吐出糸条は気体中をへるか、または直接凝
固浴中に導き、凝固して中空糸膜となす。次いで洗浄浴
にて溶媒とポリビニルピロリドン、場合によっては芯液
を除去して本発明の中空糸膜な得る。さらに公知の方法
により芯液除去や中空糸膜のグリセリン付着乾燥化を行
うことができる。
紡糸凝固浴には、水やアルコールを用いることができる
が、とくに特開昭58−91732号に開示されている
ポリフッ化ビニリデンの溶媒を20%以上含有する水溶
液を凝固浴として用いることが好ましい。流延した製膜
原液を凝固浴中にて凝固相分離を進行させ、次いで洗浄
浴にて膜構成ポリマー以外の成分を除去する製造方法も
本発明の範囲である。原液の相分離の進行を遅くした大
きな細孔および空孔が発現するが、吐出糸条が実質的な
時1例えば1分以内で凝固するべり50〜80%の溶媒
を添加した浴液を用いることが好ましい。
洗浄浴にはポリフッ化ビニリデン以外の三成分を溶解除
去できる液体が好ましく、ポリフッ化ビニリデンの非溶
媒から選択しうる。具体例としては、水、アルコール等
を挙げることができるが、一般的には水が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の多孔中空糸膜の構造は表面および組織内に空隙
率の高い空孔群を有するものであり、精密濾過膜ないし
限外濾過膜として優れた特性を有する。すなわち高分子
量溶質等の透過性および溶液流束が高い。ポリフッ化ビ
ニリデン■型結晶から成り熱的に安定であり、熱滅菌が
可能で食品工業、製薬工業、および医療に有用である。
特に膜中に含有される水溶性ポリマーの働きで、親水性
の高い膜となっており水系分離に非常に適している。さ
らに細胞培養用隔膜(分離、担体も兼ねうる)としても
応用できる。また、気体の分離及び濾過清浄化に用いる
こともできる。
以下実施例を用いて説明するが、本発明はこれらの実施
例で限定されるものではない。
実施例1 ポリフッ化ビニリデンE以下PVDFと略す:penw
alt社、Kynar(登録商標)301F(分子量6
50000) ] 118wt%全量に対する重量%、
以下同じ)、およびポリビニルピロリドン[以下PVP
ど略す:G、A、F、社、に−30(分子量40000
 )] 112wtを良溶媒のN−メチル−2−ピロリ
ドン(以下NMPと略す)60%と貧溶媒のアセトン1
0wt%とからなる混合溶媒に加温溶解して紡糸原液を
調製した。原液粘度は150poise (20℃)で
あった。芯液にポリエチレングリコールを用いて中空糸
紡糸を行い、大気中1clRをとおしてN M P y
owt%、メタノール15wt%および水151#t%
とからなる凝固浴に導き、温水(40℃)で洗浄して中
空糸膜を得た。中空糸膜は外径500μ、内系300μ
で、走査型電子顕微鏡により外表面1:1μ、内表面0
.5μの細孔群を認めた。断面は連通細孔の網目状組織
であり、マクロボイドは認められなかった。
空隙は88%であった。赤外法による膜構成ポリマー中
のPVP含量は1,6%であり大部分のPVDFは■型
結合であることをX線回折法で認めた。
比較例1 PVPFをNMP、ジメチルアセトアミド、およびジメ
チルアセトアミドに溶解して18W【%溶液を調製した
。何れも低粘度(数10pOieS以下、20℃)で中
空糸を紡糸することは困難であった。
比較例2 P V D F 20wt%、塩化カルシウム・2水塩
2wt%、シクロヘキサノール14wt%、およびNM
P64wt%からなる原液を調製したが、溶解が十分で
なく次第にゲル化して紡糸できなかった。
比較例3 P V D F 20wt%、ポリ(エチレングリコー
ル・プロピレングリコール) 16wt%、およびNM
P64wt%からなる原液を調製し、実施例1と同様に
紡糸を行った。外径640μ、内径410μの中空糸が
得られたが、外表面および内表面に0.1μ以上の細孔
が認められず、多孔網目状組織の発現が不十分であった
実施例2〜4 第1表に示ず製膜原液を調製し、粘度は何れも200p
oise以上で実施例1と同様に紡糸して中空糸膜を得
た。何れも多孔中空糸膜構造と優れた膜性能を示した。
実施例5 実施例1のアセトンをメチル1チレンケトンにかえて紡
糸を試みたところ、同様に多孔中空糸膜を得ることがで
きた。
(JJ、下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のポリフッ化ごニリデン系多孔中空糸
膜の外表面、第2図はその断面、第3図はその内表面の
走査型電子顕微鏡写真(倍率5000倍)である。 手 続 ン13 正 書(方式) 1、事件の表示 特願昭 59−73006 号 2、発明の名称 ポリフッ化ビニリデン系多孔中空糸膜a>よびその製造
方法3、補正をする者 事件との関係 特E′[出願人 大阪府大阪市東区南本町1丁目11番地(300)帝人
株式会社 代表者 岡 本 佐 四 部 のである。即ち第1図は、」と訂正する。 以 上 手続補正間 昭和60年 5月−す日 特R午庁長宵゛殿 1、事件の表示 特願昭 59−73006 号 2、発明の名称 ポリフッ化ビニリデン系多孔中空糸膜およびその製造方
法3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 大阪府大阪市東区南本町1丁目11番地(3()0)帝
人株式会社 代表者 岡 本 佐 四 部 4、代 理 人 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号
5、補正の対象 (1) 明細書における特許請求の範囲を別紙の通り訂
正する。 (2同第3頁第4行の「従来セルロース」を「従来セル
ロース」と訂正する。 (3)同第3頁第5行の[ポリカーボーネート」を「ポ
リカーボネート」と訂正する。 (4)同第5頁第8行の「多孔製」を「多孔性」と訂正
する。 (四 同第9頁下から2行のr=1−(Jを「=(1−
」と訂正する。 (6)同第10頁第2行の「1.958Jを「1.92
5」と訂正する。 (力 同第10頁第3行の「95%」を「90%」と訂
正する。 (8)同第10頁下から1行、第12頁第1行、第13
頁下から2行の「調整」を各々「調製」と訂正する。 (9)同第11真下から9〜8行の「水蒸気と・・・(
中略)・・・発現し」を削除する。 (至)同第12頁第5行の「原液、粘度」を「約100
〜1000poiseの原液粘麿」と訂正する。 0v 同第12頁第6行の「25et%」を「25wt
%」と訂正する。 側 同第12真下から4行の「フサメチル」を「キサメ
チル」と訂正する。 03 同第13頁第12行の[エチルケトン・・・(中
略)・・・トリエチル]を「エチルケトン、シクロヘキ
ザノン、トリエチル」と訂正する。 圓 同第16頁第2行のrPenwaltJをI’ p
ennwalt J トiT正m’ル。 09 同第16頁下から7行の「内系」を1内径」と訂
正する。 (16)同第16頁下から6行の「1:1μ」を「1.
1μ」と訂正する。 以 上 特許請求の範囲 (1) ポリフッ化ビニリデンを主体としてポリビニル
ピロリドンを1〜20wt%含有するブレンドされたポ
リマーの多孔中空糸膜てあって、該ポリマーの凝集体が
連通した細孔を有する網目状組織を形成していること、
該凝集体のポリフッ化ビニリデンがH型結晶構造をとる
こと、該中空糸膜の内外表面にある細孔の平均孔径が0
.05〜10μであること、および該連通網目状組織の
空隙率が60〜90%であることを特徴とするポリフッ
化ビニリデン系中空糸膜。 (′2J ポリフッ化ビニリデンおよびポリビニルピロ
リドンを、ポリフッ化ビニリデンの良溶媒および貧溶媒
とからなる混合溶媒に溶解して20℃の粘度が10g 
poise以上の製膜原液を調1し、二重管ノズルから
内部に芯液を伴なって押し出し、気体中をへるか、直接
、凝固浴に導き、凝固し、次いで洗浄浴にて溶媒とポリ
ビニルピロリドンの一部を除去することを特徴とするポ
リフッ化ビニリデン系多孔中空糸膜の製造方法。 (3) 良溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを用
い、且つ貧溶媒としてアセトン、メチルエチルケトン、
シクロヘキサノンがら成る群から選ばれた少なくとも1
Nを用いる特許請求の範囲第2項記載の製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ポリフッ化ごニリデンを主体としてポリビニル
    ビロリントンを1〜20wt%含有するブレンドされた
    ポリマーの多孔中空糸膜てあって、該ポリマーの凝集体
    が連通した細孔を有する網目状組織を形成していること
    、該凝集体のポリフッ化ビニリデンが■型結晶構造をと
    ること、該中空糸膜の内外表面にある細孔の平均孔径が
    0.05〜10μであること、および該連通網目状組織
    の空隙率が60〜90%であることを特徴とするポリフ
    ッ化ビニリデン系中空糸膜。 (2ポリフッ化ビニリデンおよびポリビニルピロリドン
    を、ポリフッ化どニリデンの良溶媒および貧溶媒とから
    なる混合溶媒に溶解して20℃の粘度が100pois
    e以上の製膜原液を゛調整し、二重管ノズルから内部に
    芯液を伴なって押し出し、気体中をへるか、直接、凝固
    浴に導き、凝固し、次いで洗浄浴にて溶媒とポリビニル
    ピロリドンの一部を除去することを特徴とするポリフッ
    化ビニリデン系多孔中空糸膜の製造方法。 (3) 良溶媒としてN−メチル−2−ピロリドンを用
    い、且つ貧溶媒としてアセトン、メチルエチルケトン、
    シクロヘキサノンから成る群から選ばれた少なくとも1
    種を用いる特許請求の範囲記載の製造方法。
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