JPH11330315A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH11330315A JPH11330315A JP13363598A JP13363598A JPH11330315A JP H11330315 A JPH11330315 A JP H11330315A JP 13363598 A JP13363598 A JP 13363598A JP 13363598 A JP13363598 A JP 13363598A JP H11330315 A JPH11330315 A JP H11330315A
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- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
単な構成で確実に放熱できるようにする。 【解決手段】 プリント基板12上にはICチップ11
が搭載されており、そのICチップ11の熱はスルーホ
ール19及び放熱層17を通じて放熱される。ICチッ
プ11は封止樹脂15で封止されており、その封止樹脂
15の表面は凹凸状に形成されている。これにより、封
止樹脂の表面積は大であるので、ICチップ11の熱を
封止樹脂15を通じて効率よく放熱することができる。
従って、プリント基板12の裏面に放熱体を設ける必要
がなくなり、プリント基板12の裏面にも部品を実装す
ることができる。
Description
された半導体素子の熱を放熱する手段を改善した半導体
装置に関する。
素子の熱を放熱する手段として、種々の手段が提案され
ている。
して、特開平8−78795号公報のものがある。この
ものは、配線基板に半導体素子を直接実装したCOB
(Chip On Board )実装に関し、図16に示すように配
線基板1の表面上に半導体素子2が実装されている。ま
た、配線基板1の裏面には放熱体3が形成されている。
この放熱体3の表面は凹凸状に形成されており、その表
面積の増大が図られていることから、半導体装置の放熱
性を向上することができる。
基板1の表面には半導体素子2を実装できるものの、裏
面には放熱体3が形成されていることから、配線基板1
の裏面にチップ部品などを実装できなくなり、実装密度
が低下してしまうという問題がある。
子が大電力用である場合の放熱構造として、特開平2−
280364号公報のものが供されている。このもの
は、モールドICの実施例を示しており、モールドパッ
ケージの上面に熱伝導良好な放熱板を接着して放熱効果
を高めるというものである。
の工程に、放熱板の接着という工程と、そのための設備
(マウント機、接着剤塗布装置等)が必要となる。ま
た、このような構成をCOB実装に適用した場合には、
次のような問題もある。即ち、COB実装では、半導体
素子に液状樹脂を塗布して封止するため、図17に示す
ように、封止樹脂4の表面形状は曲面になり、個々の製
品の樹脂形状も異なるため、放熱板を封止樹脂に密着さ
せて添設することは困難である。また、封止樹脂4が硬
化しないうちに放熱板を載置するという手段も考えられ
るが、この場合も、放熱板が自重で沈み、ワイヤ5に接
触するなどの問題が発生する虞があるため、例えば特開
平5−211247号公報に示すように放熱板をキャッ
プ形状とするなど、ワイヤ5に当たらないように放熱板
の形状を工夫する必要があり、コストアップとなる。
熱を放熱させる構造として、半導体素子の下面を直接別
部材(リードフレーム、ヒートシンク、配線基板上のC
uパターン等)に接着して放熱する方法が一般的に採用
されているものの、半導体装置の構造によっては半導体
素子の下面からの放熱が不可能な場合がある。このよう
な場合、半導体素子の上面から空気中に放熱させること
が考えられるものの、半導体素子の上面にはその外周部
にワイヤの接合部が位置しているため、他の部材を直接
接着することは簡単ではなく、例えば特開平2−280
364号公報に示すように半導体素子の表面からワイヤ
の高さ以上に離した位置に放熱板を設けるようにしてい
る。この場合、厚い樹脂層を通じての放熱となるので、
十分な放熱効果を得ることはできない。
3113号公報に示すものでは、半導体素子の上面にお
いてワイヤを避けた領域のみにヒートシンクを接着でき
るように、ヒートシンクを小さくしている。
ートシンク及びその下に介在させるポリイミドフィルム
を接着してから樹脂形成するという手順を採用してお
り、従来工程に比較して複雑となっている。
化するためには、ヒートシンクだけを配線基板上に載置
する工程を採用することが望ましい。特に配線基板上に
半導体素子を直接実装したCOB実装構造においては、
樹脂封止または液状封止を塗布後硬化させる方法が一般
的であるため、樹脂塗布と略同時にヒートシンクを配線
基板上に載置すれば樹脂硬化と同時に接着もできるた
め、前述した構成を簡単に実現することができる。
ド工程に比較して簡単な樹脂封止工程が特徴であるた
め、そのメリットを生かすためにはヒートシンクを配線
基板上に載置するだけの簡単な工程が望まれる。
では、ヒートシンク材料としてアルミナのようなセラミ
ック材料及びCu系合金のような金属材料が示してある
が、コストが安い割に熱伝導率が高い金属材料の使用が
当然望ましい。
した場合、次のような問題を生じる。即ち、ヒートシン
クを配線基板上に載置しただけでは、半導体素子の表面
の電極との電気的な短絡の懸念、或いは、樹脂封止工程
等でヒートシンクがずれてしまうことによるワイヤの電
気的短絡の懸念がある。半導体素子の表面は一般に絶縁
保護膜が形成されているものの、このような場合、絶縁
信頼性の保証は困難である。さらに、ワイヤは絶縁性を
有していないためヒートシンクとの短絡の虞が大きい。
で、配線基板上に実装された半導体素子の熱を簡単な構
成で確実に放熱することができる半導体装置を提供する
ことにある。
ば、半導体素子の熱は封止樹脂を通じて空気中に放熱さ
れる。ここで、半導体素子をコーティングしている封止
樹脂の表面は凹凸状に形成されてその表面積が増大され
ているので、封止樹脂による放熱効率を高めることがで
きる。
には熱硬化性放熱用部材が密着されているので、封止樹
脂に熱硬化性放熱用部材を簡単に添設することができる
と共に、硬化された熱硬化性放熱用部材を通じて半導体
素子の熱を効率よく放熱することができる。
部材の表面は凹凸状に形成されてその表面が増大してい
るので、半導体素子の放熱効率を高めることができる。
部材の封止樹脂への密着部位においてボンディングワイ
ヤ領域を外れた部位は半導体素子側に膨出形成されてい
るので、熱硬化性放熱用部材がボンディングワイヤに接
触してしまうことを防止しながら、熱硬化性放熱用部材
の表面積を増大しかつ熱硬化性放熱用部材と半導体素子
との距離を小さくして、半導体素子の放熱効率を高める
ことができる。
はヒートシンクに伝熱されて放熱される。
触面には絶縁被膜が形成されているので、ヒートシンク
が半導体素子と導通してしまうことはない。また、ヒー
トシンクのワイヤとの接触面にも絶縁被膜が形成されて
いるので、ヒートシンクがワイヤと導通してしまうこと
はない。
縁性フィラーが混入されているので、配線基板上に実装
された半導体素子を封止樹脂でコーティングしてから半
導体素子上のボンディングワイヤから外れた部位にヒー
トシンクを載置すると、ヒートシンクと半導体素子との
間に絶縁性フィラーが介在するので、ヒートシンクの半
導体素子との接触面に絶縁被膜を形成することなく半導
体素子上にヒートシンクを載置することができる。
は、ボンディングワイヤ上に載置されたヒートシンクを
通じて放熱される。ここで、ヒートシンクにおけるワイ
ヤとの接触面には絶縁被膜が形成されているので、ヒー
トシンクがワイヤと導通してしまうことはない。
上部は封止樹脂から露出しているので、ヒートシンクが
封止樹脂に完全に被覆されている場合に比較して、ヒー
トシンクの放熱効率を高めることができる。
封止樹脂からの露出部位は側方に膨出形成されて表面積
が増大されているので、放熱効率を高めることができ
る。
体が封止樹脂でモールドされていることから、放熱性が
悪いものの、半導体素子上にはヒートシンクが絶縁状態
で載置されているので、半導体素子の熱はヒートシンク
に伝達されて放熱される。この場合、ヒートシンクは半
導体素子と絶縁されているので、ヒートシンクが半導体
素子と導通してしまうことはない。
明の第1の実施の形態を図1を参照して説明する。図1
は半導体装置の断面構造を模式的に示している。この図
1において、ICチップ11(半導体素子に相当)はプ
リント基板12(配線基板に相当)上に高熱伝導接着剤
13で接着されることにより実装されている。このIC
チップ11はワイヤ14でプリント基板12上の回路パ
ターンに接続されている。そして、ICチップ11全体
及びワイヤ14並びにプリント基板12上の回路パター
ンを保護する目的で封止樹脂15により封止されてい
る。
熱層17をはさんで形成されていると共に、その表面及
び裏面には回路パターン18が形成されている。また、
プリント基板12にはスルーホール19が形成されてお
り、そのスルーホール19及び放熱層17を通じてIC
チップ11の熱が放熱されるようになっている。
樹脂15の表面は、次のようにして凹凸状に形成されて
いる。即ち、プリント基板12上に液状の封止樹脂15
をコーティングしてから、封止樹脂15が硬化する前
に、表面に凹凸が形成された部材(図示せず)を封止樹
脂15の表面に押し当て、封止樹脂15が硬化してから
その部材を取り去ることにより封止樹脂15の表面に凹
凸状を形成することができる。
凸が形成された部材を加熱して封止樹脂15に押し当て
れば、その表面は仮硬化され、転写された凹凸形状はそ
の部材を取去った後も保持され、その後、本硬化を行
う。
硬化させてから、表面に凹凸が形成された部材を加熱し
た状態で封止樹脂15に押し当てて封止樹脂の表面を溶
かすことにより、樹脂表面15の表面に凹凸状を形成す
ることができる。
の熱は、スルーホール19及び放熱層17を通じて放熱
されるのに加えて、封止樹脂15を通じても空気中に放
熱される。この場合、封止樹脂15の表面は凹凸状をな
してその表面積は増大されていることから、封止樹脂1
5による放熱性を高めることができる。
ターン18を形成することができるので、プリント基板
の裏面に放熱体を形成する従来例に比較して、プリント
基板12の裏面にチップ部品等を実装することができ、
これにより部品の高密度実装を達成することができる。
に放熱層17が設けられていない構成であっても、封止
樹脂15の表面を凹凸状に形成して表面積を増加させる
ことにより放熱性を向上することができる。この場合、
熱抵抗にて約3℃/W程度低減できる。但し、その数値
は、封止樹脂15はエポキシ樹脂、封止樹脂15の投影
面積は4平方cm程度、封止樹脂15の表面積は従来の
ものに対して2倍程度の場合における条件での数値であ
る。
の実施の形態を図3を参照して説明する。プリント基板
12の断面を模式的に示す図3において、プリント基板
20上にはICチップ21が実装され、そのICチップ
21上の電極とプリント基板20上の電極とがワイヤ2
2により接続されている。その後、ICチップ21やワ
イヤ22の保護のため、液状の封止樹脂23が塗布され
ている。
止樹脂23の塗布後に直ちに樹脂の熱硬化工程にはいる
が、本実施の形態では、樹脂塗布の後、熱伝導性の良好
な金属等の材料(例えばAg,Cu,シリカ等)のペー
スト24(熱硬化性放熱用部材に相当)を塗布してか
ら、封止樹脂23と一緒に熱硬化を実施している。
0,7W/m・k程度であるが、例えばAgペーストは
通常7W/m.k程度、大きいものでは23W/m・k
程度まであり、一般的な封止樹脂23と比較して約33
倍ほどあり、放熱効果は極めて大きくなる。但し、これ
らは既存のペースト材料の例であるが、それらは通常接
着剤として使用する目的で作られるため、機械的強度等
も考慮する必要から含有される金属成分は比較的少量と
なっている。また、ICチップ用の封止樹脂も基本的に
はシリカ等の粉を含んだペーストと言えるが、これも、
機械的強度の他、ワイヤ等細部の封止性をよくするため
に粘度等にも配慮が必要で、シリカ等の成分は少なく設
定されている。
属等のペースト24は放熱性を重視して考慮すればよい
ため、金属等の成分を増大し、さらに熱伝導のよい材料
を選定することができる。また、封止樹脂23と金属等
のペースト24とのバインダーは通常樹脂同士であるた
め、両者の接着力を高めることができる。特に同じ樹脂
系(例えばエポキシ等)を用いれば、特にその効果は大
きい。また、プリント基板12としては、アルミナ基板
等の絶縁基板全般に適用可能である。
止樹脂23の表面に放熱性の高いペースト24を付着さ
せるようにしたので、曲面形状の樹脂表面にもペースト
を添設した状態で形成することができる。また、ICチ
ップ21のマウントや接着等の工程が不要で、特に2種
類の材料を塗布できる仕様の塗布装置を用いることによ
り、設備費、加工時間共、従来工程よりのアップ分を極
めて小さく抑制することができる。
部が陥没形状となるように塗布すると共に、その陥没部
に充填するようにペースト24を封止樹脂23上に吐出
するようにしてもよい。このように封止樹脂23の中央
部が陥没形状となるように形成するには、封止樹脂23
の塗布時に封止樹脂塗布用のノズルの動かしを工夫する
ことにより実施することができる。
増大することにより、導電性のペースト24がワイヤ2
2に接触してしまうことを防止しながら、ペースト24
による放熱性を高めることができる。
24の表面が凹凸状となるように塗布するようにしても
よい。これは、ペースト塗布時にペースト塗布用のノズ
ルの動かし方及びペースト24の粘度により調整するこ
とができる。このようにペースト24の表面を凹凸状に
形成してペースト24の表面積を増大させることにより
ペースト24による放熱性を高めることができる。
実施の形態を図6及び図7を参照して説明する。半導体
装置の断面を模式的に示す図6において、プリント基板
25上に実装されたICチップ26上にはヒートシンク
27が搭載されている。このヒートシンク27は外周面
が絶縁被膜27aにより被覆されている。
ク27を載置する工程としては、まず、プリント基板2
5上にICチップ26を接着し、ワイヤ28によりIC
チップ26上の電極とプリント基板25上の回路パター
ンとを電気的に接続した後、ICチップ26上に外周全
面を絶縁コートされた金属性のヒートシンク27を載置
する。このヒートシンク27のサイズは、図7に示すよ
うにワイヤ28に接触しない程度に小さく、ワイヤ28
に接触しない位置に載置される。そして、ICチップ2
6全体は封止樹脂29で封止されている。
aでコートする方法としては、例えばカゴの中に多くの
ヒートシンク材料を収納し、カゴごと液状の絶縁樹脂材
料等に入れた後、引上げて乾燥する等、一括で大量の処
理が行える手法を採用することにより、1個当りのコス
トを低く抑制することができる。ここで、絶縁材料とし
て、ゴム系材料等弾力性とある程度(0.1mm程度)
の厚さのある材料を採用すれば、ICチップ26やワイ
ヤ28へのダメージ低減及び封止樹脂後の樹脂の熱応力
に対する吸収の役目もする。
の方法としては、金属材料の表面を熱若しくは薬品によ
り酸化、窒化等の変化を起こさせるという手法を用いて
もよい。
ICチップ26上に載置した後、液状樹脂をディスペン
ス塗布し、ICチップ26及びワイヤ28を封止する。
このとき、ヒートシンク27も同時に接着される。ここ
で、図6に示すようにヒートシンク27の上面が封止樹
脂29から露出するような塗布の仕方をすれば、放熱は
より効果的に行われる。
Cチップ26上にヒートシンク27を絶縁して載置する
ようにしたので、ICチップ26の熱をヒートシンク2
7を通じて効率的に放熱することができる。この場合、
ヒートシンク27として絶縁コートされたものを用いる
ようにしたので、ポリイミドフィルムを用いてヒートシ
ンクを半導体基板に接着する従来構成に比較して、ヒー
トシンク27がICチップ26上の電極或いはワイヤ2
8に接触するにしても電気的な短絡を生じることはな
い。また、ヒートシンク27は金属の外周面に絶縁被膜
27aを形成しているから、コストの安い金属を使用し
ながら容易に絶縁を図ることができる。
通常フィラー(シリカ等の絶縁材料の粒子で、直径数十
μm程度)が含まれているため、ヒートシンク27をプ
リント基板25に樹脂塗布した直後に載置することによ
りヒートシンク27とICチップ26との間にフィラー
30(図8では強調して描かれている)を介在させるこ
とができ、ICチップ26とヒートシンク27との間の
絶縁効果を高めることができる。
樹脂30を使用する構成では、図9に示すようにヒート
シンク31としては側面のみに絶縁被膜31aをコーテ
ィングするようにしてもよい。この場合、ヒートシンク
31の側面にコーティングされた絶縁被膜31aにより
ワイヤ28との絶縁性は保たれる。また、ヒートシンク
31の上面及び下面は金属面が露出しているものの、上
記実施の形態と同様に、プリント基板25への樹脂塗布
の直後にヒートシンク31をICチップ26上に載置す
ることにより封止樹脂29に含まれるフィラー30によ
りICチップ26とヒートシンク31との絶縁を保つこ
とができる。
10に示すように長尺円柱状または長尺角柱状の材料の
外周面に絶縁被膜31aをコーティングしておき、後で
薄くスライスするこにとより薄肉のヒートシンク31を
形成することにより、低コストで簡単に製作することが
できる。尚、ヒートシンク31としては、樹脂被覆され
た電線等をそのままスライスして形成するようにしても
よい。
1及び図12に示すようにヒートシンク32の頭部を側
方に膨出形成し、その頭部を封止樹脂29の外部に露出
させるようにしてもよい。この場合、ヒートシンク32
は樹脂塗布の後でICチップ26上に載置するもので、
封止樹脂29から外部に露出している頭部は側方に膨出
形成されてその表面積が増大していることから、ヒート
シンク32の放熱効果を一層高めることができる。ま
た、ヒートシンクの形状としては、図13に示すように
きのこ形状であってもよい。
実施の形態を図14を参照して説明するに、第3の実施
の形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、
異なる部分について説明する。
おいて、ICチップ26とプリント基板25とを電気的
に接続するワイヤ28にはヒートシンク33が載置され
ている。
るようにワイヤボンディング条件を設定すれば、ICチ
ップ26の表面から100〜150μmの位置にヒート
シンク33を設置することが可能となる。この場合、ヒ
ートシンク33とICチップ26との間隙は上記の第3
の実施の形態に比較して大きくなるものの、大きな放熱
面積を得ることができる。また、図11〜図13に示し
たヒートシンク32よりも簡単な構造のため、低コスト
で実施することができる。
ドICに適用した第5の実施の形態を図15を参照して
説明する。半導体装置の断面を模式的に示す図15にお
いて、プリント基板34上にはモードIC35が実装さ
れている。
プ36はリードフレーム37上に実装されていると共
に、ICチップ36上の電極はワイヤ38によりリード
39と接続されている。
38との接合領域から外れた部位には全周に絶縁被膜が
コーティングされたヒートシンク40が搭載されてい
る。この場合、ヒートシンク40を封止樹脂41上面か
ら露出させると、モールド時の圧力がICチップ36に
直接かかるという問題を生じるが、露出させなければ可
能となる。このヒートシンク40は全面に絶縁被膜がコ
ーティングされている。
Cチップ36上に絶縁被膜がコーティングされたヒート
シンク40を添設した状態で樹脂モールドするようした
ので、簡単な構成でモールドIC35の放熱性を高める
ことができる。
の断面の模式図
の断面の模式図
の断面を示す模式図
置の断面を示す模式図
ICの断面を示す模式図
図
(配線基板)、14はワイヤ、15は封止樹脂、16は
絶縁層、17は放熱層、19はスルーホール、20はプ
リント基板(配線基板)、21はICチップ(半導体素
子)、22はワイヤ、23は封止樹脂、24はペースト
(熱硬化性放熱用部材)、25はプリント基板(配線基
板)、26はICチップ(半導体素子)、27はヒート
シンク、27aは絶縁被膜、28はワイヤ、29は封止
樹脂、30は絶縁フィラー、31〜33はヒートシン
ク、34はプリント基板(配線基板)、35はモールド
IC、36はICチップ(半導体素子)、37はリード
フレーム、38はワイヤ、40はヒートシンク、41は
封止樹脂である。
Claims (10)
- 【請求項1】 配線基板上に実装された半導体素子を封
止樹脂でコーティングする構成の半導体装置において、 前記封止樹脂の表面は凹凸状に形成されていることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 配線基板上に実装された半導体素子を封
止樹脂でコーティングする構成の半導体装置において、 前記封止樹脂の表面に熱硬化性放熱用部材を密着したこ
とを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 前記熱硬化性放熱用部材の表面は凹凸状
に形成されていることを特徴とする請求項2記載の半導
体装置。 - 【請求項4】 前記熱硬化性放熱用部材の前記封止樹脂
への密着部位においてボンディングワイヤ領域を外れた
部位は前記半導体素子側に膨出形成されていることを特
徴とする請求項2または3記載の半導体装置。 - 【請求項5】 配線基板に実装された半導体素子を封止
樹脂でコーティングする構成の半導体装置において、 前記半導体素子上に添設され少なくとも当該半導体との
接触面及びボンディングワイヤとの対向面に絶縁被膜が
形成されたヒートシンクを備えていることを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項6】 配線基板に実装された半導体素子を封止
樹脂でコーティングする半導体装置の製造方法におい
て、 前記配線基板に実装された前記半導体素子を絶縁性フィ
ラーが混入された封止樹脂でコーティングしてから、前
記半導体素子上のボンディングワイヤから外れた部位に
ヒートシンクを載置したことを特徴とする半導体装置の
製造方法。 - 【請求項7】 配線基板に実装された半導体素子を封止
樹脂でコーティングする構成の半導体装置において、 ボンディングワイヤ上に載置され少なくとも当該ボンデ
ィングワイヤとの接触面に絶縁被膜が形成されたヒート
シンクを備えたことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項8】 前記ヒートシンクは、その上部が前記封
止樹脂から露出していることを特徴とする請求項7記載
の半導体装置。 - 【請求項9】 前記ヒートシンクの前記封止樹脂からの
露出部位は側方に膨出形成されていることを特徴とする
請求項8記載の半導体装置。 - 【請求項10】 配線基板上に実装された半導体素子全
体を封止樹脂でモールドする構成の半導体装置におい
て、 前記半導体素子上に当該半導体素子と絶縁状態で載置さ
れたヒートシンクを備えていることを特徴とする半導体
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13363598A JPH11330315A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13363598A JPH11330315A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 半導体装置及びその製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006311583A Division JP2007043214A (ja) | 2006-11-17 | 2006-11-17 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11330315A true JPH11330315A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15109440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13363598A Pending JPH11330315A (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11330315A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005508763A (ja) * | 2001-11-09 | 2005-04-07 | 3デー プリュー | 任意の応力から保護されるコンポーネントの気密カプセル封じのための装置 |
JP2005328086A (ja) * | 2003-04-16 | 2005-11-24 | Oki Electric Ind Co Ltd | 半導体装置の放熱構造 |
JP2014116382A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | J Devices:Kk | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2014203998A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 車載電子制御装置 |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13363598A patent/JPH11330315A/ja active Pending
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EP2741321A3 (en) * | 2012-12-07 | 2016-01-20 | J-Devices Corporation | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US9412685B2 (en) | 2012-12-07 | 2016-08-09 | J-Devices Corporation | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
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