JPH11317511A - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents
固体撮像装置の製造方法Info
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- JPH11317511A JPH11317511A JP10124622A JP12462298A JPH11317511A JP H11317511 A JPH11317511 A JP H11317511A JP 10124622 A JP10124622 A JP 10124622A JP 12462298 A JP12462298 A JP 12462298A JP H11317511 A JPH11317511 A JP H11317511A
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Abstract
より感度を向上させた固体撮像装置を安定して製造する
方法を提供する。 【解決手段】 平坦化層2上にマイクロレンズ材料とな
る合成樹脂により層を形成し、この層21を分割し、分
割した合成樹脂部分22をオーバーコート層25により
覆い、この層とともに加熱することにより各合成樹脂部
分をドーム型のレンズ形状へと変形させてマイクロレン
ズ1とする。
Description
方法に関するものであり、さらに詳しくは感度を改善す
るためのマイクロレンズを備えた固体撮像装置の製造方
法に関するものである。
撮像装置においては、小型化、高解像度化の要請によ
り、受光部であるフォトダイオードの面積が減少してい
る。受光部の面積減少に伴う光電変換特性の低下を補う
ため、いわゆるオンチップマイクロレンズが開発され
た。このマイクロレンズは、画素ごとに形成された受光
部の上方に配置され、転送領域に入射しようとする光を
屈折させて受光部に集光することにより、固体撮像装置
の実効開口率を向上させるものである。
法を図5により説明する。なお、図5では簡略化のため
にマイクロレンズ周辺のみを図示する。まず、受光部等
を含む半導体基板(図示せず)の上方に形成された平坦
化層102の上に合成樹脂層121が形成される(図5
(a))。合成樹脂層121は、ポジ型感光剤を含む熱
溶融硬化型樹脂から構成される。この合成樹脂層121
には、g線、i線等の紫外光123が照射され(図5
(b))、下方の各受光部と対応するように分割される
(図5(c))。分割された各合成樹脂部分122は、
加熱されることによりドーム型のレンズ形状へと変形
し、マイクロレンズとされる(図5(d))。
を利用し、さらに感度を向上させた固体撮像装置が従来
から種々提案されている。例えば、特開平4−3485
65号公報には、平坦化層の下方の層内にもマイクロレ
ンズを配置した固体撮像装置が開示されている。このよ
うな固体撮像装置は、層内に配置されたマイクロレンズ
により感度がさらに向上したものとなる。また、特開平
5−134111号公報には、マイクロレンズを形成す
る平坦化層の屈折率をマイクロレンズ材料の屈折率より
も大きくした固体撮像装置が開示されている。このよう
な固体撮像装置は、斜め入射光に対する集光効率が向上
したものとなる。
さらに向上させるためには、上記各公報に開示されてい
るようにマイクロレンズの配置や平坦化層の屈折率を改
善するばかりではなく、隣接するマイクロレンズ間に存
在するデッドスペースをできるだけ小さくすることが必
要となる。マイクロレンズによる集光可能面積の比率を
高めれば、受光部への集光効率も向上するからである。
用いた微細加工技術により0.4μm程度は可能であ
る。加熱による合成樹脂の変形により、i線等により分
割された合成樹脂間の溝幅はさらに狭小化される。しか
しながら、レンズ間隔を0.4μm以下にまで狭小化し
ようとすると、合成樹脂を変形させる際の加熱や加工形
状の均一性が厳しく要求されることになる。隣接する樹
脂が互いに接すると液状化した樹脂が双方から流れ込
み、所望のレンズ形状が得られないからである。従っ
て、波長365nmのi線を用いて合成樹脂を分割して
も、0.4μm以下にまでレンズ間の間隔を狭小化した
マイクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造す
ることは、現実には容易ではなかった。
のであって、レンズ間隔が狭小化したマイクロレンズを
備えた固体撮像装置を安定して製造する方法を提供する
ことを目的とする。
に、本発明の固体撮像装置の製造方法は、半導体基板の
表面に受光部が形成され、前記受光部の上方にマイクロ
レンズが配置された固体撮像装置の製造方法であって、
前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上に合成
樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記受光部
に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記合成樹
脂部分の少なくとも一部をオーバーコート層により覆う
工程と、前記オーバーコート層とともに加熱することに
より前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させ
て前記マイクロレンズを形成する工程とを含むことを特
徴とする。
熱温度や加工形状の不均一による0.4μm以下のレン
ズ間隔の相互接触によるマイクロレンズの変形を防止
し、所望形状のレンズ形状を均一につくることができ
る。換言すれば、局所的な加熱のバラツキの影響を緩和
することが可能となり、レンズ間隔が狭小化したマイク
ロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造すること
ができる。
部構造の凸凹を緩和する(即ち平坦化する)作用を奏す
る層をいう。
は、オーバーコート層が、合成樹脂部分を加熱する温度
において固化せず変形可能であることが好ましい。
むことが好ましい。マイクロレンズを形成した後に水現
像だけで除去できる等の利点があるからである。
去する必要はなく、そのまま残存させても構わない。ま
た、オーバーコート層の一部またはその構成成分の一部
のみを残存させてもよい。このような場合を考慮する
と、オーバーコート層は、マイクロレンズを構成する材
料よりも屈折率が低い材料を含むことが好ましい。マイ
クロレンズ上に低屈折率層を残存させれば、反射防止の
効果が見込めるからである。
はないが、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂およびア
クリル系樹脂から選ばれる少なくとも1つの樹脂により
形成されていることが好ましい。これらの樹脂はマイク
ロレンズを構成する材料となる。
上における厚さが2nm〜2μmとなるように形成する
ことが好ましい。
し、凸型のマイクロレンズ形状へと変形させる工程にお
いて、合成樹脂部分を覆う状態で存在していてもよく、
流動化により合成樹脂部分を分割する溝部にのみ部分的
に残存する状態で存在していてもよい。前者の場合、オ
ーバーコート層は、予め、合成樹脂部分上における厚さ
が200nm〜2μmとなるように形成することが好ま
しく、後者の場合、オーバーコート層は、予め、合成樹
脂部分上における厚さが20nm〜200nmとなるよ
うに形成することが好ましい。
り合成樹脂部分上における厚さが2〜20nmとなるよ
うに形成する場合もレンズ間の距離を極めて小さくする
ことができる。
レンズの間隔を0.4μm以下とした固体撮像装置を安
定して製造する方法として、特に好適である。
参照しながら説明する。
装置の一形態を示す断面図である。この固体撮像装置の
製造方法の例を以下に説明する。
れたp型ウェル層11内に、n型不純物領域である受光
部(フォトダイオード部)12が、垂直転送レジスタ1
3等とともにイオン注入法により形成される。次いでp
型ウェル層11上に、熱酸化法によりシリコン酸化膜が
形成され、さらにこの上にCVD法(化学気相堆積法)
によりシリコン窒化膜が形成される。但し、図1におい
てはシリコン酸化膜及びシシリコン窒化膜はともに絶縁
膜7として表示されている。引き続いて、シリコン窒化
膜上にCVD法により多結晶シリコン膜が形成される。
この多結晶シリコン膜は、受光部12の上方がエッチン
グにより除去され、さらに熱酸化される。その結果、パ
ターン化された多結晶シリコン電極8(ゲート電極)
と、この電極8を覆うシリコン酸化膜が形成される。
に、かつ受光部12上方は避けて遮光膜6が形成され
る。遮光膜6としては、例えばスパッタリング法により
形成されたアルミニウム膜が用いられる。遮光膜6とし
ては、タングステン等の金属やタングステンシリサイド
等の金属化合物を用いてもよい。遮光膜6上には、絶縁
膜5が形成される。この絶縁膜5としては、BPSG
(ボロン−リン−シリケートガラス)膜等が用いられ
る。BPSG膜はCVD法により形成することができ
る。この膜の表面は下部構造6、7、8の凸凹を反映し
た波形となる。しかし、図1に示したように、BPSG
膜により多結晶シリコン電極8や遮光膜7を形成したこ
とによる突起は緩和されている。この絶縁膜5上には、
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、シリコン酸窒化膜等
からなる保護膜が例えばCVD法により形成される。こ
の保護膜は、水分、不純物、ダスト等の浸透を防止する
役割を担い、厚く形成する必要はない(図1においては
図示省略)。
形成される。第1の平坦化層4は、絶縁膜5よりも屈折
率が高い材料から構成することが好ましい。上記のよう
に絶縁膜5をBPSGにより構成する場合、このような
材料としては、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、ア
クリル系樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は回転塗布
法等により成膜することができる。このように、絶縁膜
5よりも屈折率の高い平坦化層4を採用し、これらの膜
の界面を図1に示したような波形とすれば、第1の平坦
化層4は、層内マイクロレンズとして機能することにな
る。上記BPSGは、レンズ形成に好ましい波形曲線を
構成する観点からも好ましい材料である。この層内マイ
クロレンズは、後述するオンチップマイクロレンズとと
もに、受光部12への集光効率を向上させる作用を奏す
る。
3が形成される。カラーフィルタ層3は、例えばネガ型
感光性アクリル系樹脂を被染色層として回転塗布法によ
り形成し、これを露光、現像して所定の被染色部が残る
ようにパターニングし、残存した材料部分を染色すると
いう工程を、原色であるRGB各色について繰り返すこ
とにより形成される。所定の染色を施した材料間には、
混色を防止するために隔離層が設けられる。但し、カラ
ーフィルターは、補色のイエロー、シアン、マゼンタ、
グリーンを利用して構成してもよく、染料による染色で
はなく、カラーフィルター樹脂中に顔料や染料を分散さ
せて構成してもよい。
化層2が形成される。この平坦化層2は、カラーフィル
タ層3上の微小な凸凹を解消する。第2の平坦化層2
も、例えば回転塗布法によりアクリル樹脂等を塗布する
ことにより形成することが好ましい。
2上にオンチップマイクロレンズが形成される。なお、
上記一連の工程は、平坦化層2形成までの固体撮像装置
の製造方法を例示したものであって、本発明は上記工程
により製造した構造に限らず適用することができる。
2に基づいて説明する。なお、図2では、図4と同様、
簡略化のためマイクロレンズ周辺のみを図示する。
料となる合成樹脂層21を回転塗布で形成する(図2
(a))。合成樹脂層の厚さは、形成するマイクロレン
ズの大きさ等を考慮して適宜選択すればよいが、通常、
0.8〜3.0μm程度とされる。
料としては、例えば、フェノール系樹脂、スチレン系樹
脂、アクリル系樹脂が使用できるが、その他従来から用
いられてきた材料も特に制限することなく使用できる。
マイクロレンズ材料としては、具体的には、ポリパラビ
ニルフェノール系樹脂にナフトキノンジアジドを添加し
た感光性樹脂が好ましい。この樹脂は、ポジ型レジスト
として用いることができ、熱処理すると、熱可塑性によ
り液状化して形状が半球状に変形し、その後熱硬化性に
よる形状固定と固化が進行し、硬化したレンズ形状が実
現される。また、上記感光性樹脂は、現像直後の工程に
おいて紫外線照射により可視光透過率を90%以上にま
で向上させ、この透明化した状態でレンズ形状へと変形
させることができる。
選択露光される。選択露光には使用する感光剤によって
g線(波長436nm)またはi線(波長365nm)
が用いられる。これらの紫外光23は、上記ポリパラビ
ニルフェノール系樹脂のようなポジ型レジストを用いる
場合には、除去すべき部分にのみ照射され、現像され
る。現像液としては、例えば非メタル系有機アンモニウ
ム現像液が用いられる。このような紫外線ステッパ等を
用いたパターニングにより、合成樹脂層21は各受光部
と1対1に対応するように分割される(図2(b))。
ブリーチングされる。即ち、紫外光の照射により進行す
る脱色反応により、各合成樹脂部分の不透明な材料が透
明化される。ブリーチングの後、断面矩形の合成樹脂部
分22は、回転塗布法等の方法でオーバーコート層25
により覆われる(図2(c))。
成樹脂部分22は加熱されることにより軟化し、断面が
矩形である初期形状から、上方に凸となった曲線により
断面が構成されるドーム型レンズ形状へと変形する(図
2(d))。この変形の際には、オーバーコート層が形
成されているために、隣接する各合成樹脂部分は互いに
接触しにくくなる。換言すれば、オーバーコート層25
は、合成樹脂部分が急速に接近しないように緩衝作用を
発揮することとなる。多数の受光部が形成された1枚の
シリコンウェハを均一に加熱することは容易ではなく、
1枚のシリコンウェハ内におけるレンズ間隔のバラツキ
は除去しがたいものであった。しかし、オーバーコート
層25の上記緩衝作用を利用すれば、隣接するレンズ間
隔は0.4nm以下になっても一定でバラツキの極めて
少ない形状が実現できる。
奏しうる材料であれば特に制限することなく使用するこ
とができる。一方、オーバーコート層25には、合成樹
脂部分22が加熱される温度(以下、単に「加熱温度」
という)において合成樹脂部分22の変形を完全に制限
してしまわないことが要求される。従って、オーバーコ
ート層25は、加熱温度において少なくとも合成樹脂部
分22がレンズ形状に変形しうる程度に軟化または液状
化していることが好ましい。
バーコート層により覆いながら変形させる場合には、オ
ーバーコート層を形成する際の好ましい厚さ(合成樹脂
部分上の厚さ)は、200nm〜2μmである。
させる際に流動化している材料から構成されていても構
わない。流動性の高い材料を用いると、オーバーコート
層25を、加熱時に、合成樹脂部分の間に形成された溝
部分にのみ残存させることもできる。このように合成樹
脂部分の表層部分には存在していなくても、オーバーコ
ート層25は、上記緩衝作用を発揮することができる。
この場合、オーバーコート層25は、図3(d)に示し
たように、溝部分全てにではなく、溝部分に部分的に残
存していることが好ましい。好ましいレンズ形状が得ら
れやすいからである。なお、オーバーコート層25を合
成樹脂間の溝部分の一部にのみ残存させた場合には、図
3(e)に示したように、形成されるレンズ形状の断面
が、オーバーコート層が残存していた部分において直線
状となる傾向がある。
いて、オーバーコート層を形成する際の好ましい厚さ
(合成樹脂部分上の厚さ)は20nm〜200nmであ
る。
から80℃の範囲で加熱し、その蒸気を厚さが2〜20
nmとなるように合成樹脂部分の表面に堆積させ、その
後上記と同様に加熱変形させる方法を適用してもよい。
この場合、図3(d)におけるオーバーコート層の残存
層25は極めて少なくなり、レンズ形状の断面が直線状
となる部分がほとんどなくなる。このような方法によれ
ば、レンズ間の間隔が0.2μm以下でしかもレンズ形
状の均一性が高い固体撮像装置を得ることができる。
含まれていることが好ましい。水溶性樹脂としては、ア
クリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等を用いる
ことができる。このような水溶性樹脂は、水、低級アル
コール等の極性溶媒とともに用いることが好ましい。ま
た、HMDS(ヘキサメチルジシラザン)のようなシリ
ル系溶液を使うこともできる。また、上記のように、オ
ーバーコート層には低屈折率物質を含ませてもよく、こ
のような低屈折率物質としては、フッ素系界面活性剤等
を用いることができる。
制限はない。オーバーコート層25は、上記のように水
溶性樹脂を含む溶液から形成されるときには、例えば回
転塗布法、蒸気堆積法により形成することができる。
する合成樹脂に応じて適宜定められる。加熱温度は、例
えばポリパラビニルフェノール系樹脂にナフトキノンジ
アジドを添加した上記感光性樹脂の場合、145〜16
0℃とすることが好ましい。なお、この感光性樹脂を用
いた場合には、樹脂の特性上、さらに180〜200℃
で加熱することが好ましい。耐熱性、耐溶剤性を向上さ
せるためである。この再加熱工程は、最終的にオーバー
コート層を除去する場合には、通常、このオーバーコー
ト層を除去してから実施される。
コート層25は、例えば水性溶媒等により除去してもよ
いが(図2(e))、マイクロレンズの保護、反射防止
その他の目的のために、そのままあるいはその一部を残
しておいてもよい。この場合、オーバーコート材料は、
非水溶性材料を用い、上記再加熱工程により硬化させる
ことが好ましい。
ラーフィルタを備えたCCD固体撮像装置について説明
したが、本発明はこれに限ることなく各種の固体撮像装
置に用いることが可能であり、例えばMOS型の固体撮
像装置にも適用することができる。
したような間隔S’から間隔Sへのレンズ間隔の狭小化
を均一化することができる。例えば、上記ポリパラビニ
ルフェノール系感光性樹脂からなる合成樹脂部分の表面
に、水溶性アクリル系樹脂とフッ素系界面活性剤とを含
む水溶液を回転塗布法により塗布して膜厚が30〜80
nmの範囲のオーバーコート層を形成し、これを150
℃に加熱して感光性樹脂をレンズ形状へと変形させる
と、i線ステッパを用いて形成した0.4μm程度の間
隔S’は、0.15〜0.30μmの範囲でそれぞれ間
隔Sへと均一に狭小化した。一方、オーバーコート層を
形成せずに感光性樹脂を空気中で同様に加熱し変形させ
たところ、シリコンウェハー上の一部においてマイクロ
レンズは互いに接触し、均一に狭小化させることができ
なかった。
半導体基板の表面に受光部が形成され、前記受光部の上
方にマイクロレンズが配置された固体撮像装置の製造方
法を、前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上
に合成樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記
受光部に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記
合成樹脂部分をオーバーコート層により覆う工程と、前
記オーバーコート層とともに加熱することにより前記合
成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させて前記マイ
クロレンズを形成する工程とを含む方法とすることによ
り、加熱によるマイクロレンズ材料の変形のバラツキを
緩和することができるため、レンズ間隔が狭小化したマ
イクロレンズを備えた固体撮像装置を安定して製造する
ことができる。この製造方法は、レンズ間の間隔を狭
め、受光部に集める光量を増加させて感度を向上させる
とともに、均一なレンズ形状を実現して感度ムラを防止
し、1枚のシリコンウェハ上に多数のマイクロレンズを
形成する場合の製造歩留まりの改善にも有効である。
示す断面図である。
る。
ある。
イクロレンズの間隔を示す断面図である。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 半導体基板の表面に受光部が形成され、
前記受光部の上方にマイクロレンズが配置された固体撮
像装置の製造方法であって、 前記半導体基板の上方に形成された平坦化層の上に合成
樹脂層を形成する工程と、前記合成樹脂層を前記受光部
に対応する合成樹脂部分に分割する工程と、前記合成樹
脂部分の少なくとも一部をオーバーコート層により覆う
工程と、前記オーバーコート層とともに加熱することに
より前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形状へと変形させ
て前記マイクロレンズを形成する工程とを含むことを特
徴とする固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記オーバーコート層が、前記合成樹脂
部分を加熱する温度において変形可能である請求項1に
記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記オーバーコート層が、水溶性樹脂を
含む請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記オーバーコート層が、前記マイクロ
レンズよりも屈折率が低い材料を含む請求項1に記載の
固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記合成樹脂層を、フェノール系樹脂、
スチレン系樹脂およびアクリル系樹脂から選ばれる少な
くとも1つの樹脂により形成する請求項1に記載の固体
撮像装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂
部分上における厚さが2nm〜2μmとなるように形成
する請求項1に記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記合成樹脂部分を加熱する工程におい
て、前記オーバーコート層が前記合成樹脂部分の全体を
覆っている状態で、前記合成樹脂部分を凸型のレンズ形
状へと変形させる請求項1に記載の固体撮像装置の製造
方法。 - 【請求項8】 前記オーバーコート層を、前記合成樹脂
部分上における厚さが200nm〜2μmとなるように
形成する請求項7に記載の固体撮像装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記合成樹脂部分を加熱する工程におい
て、前記オーバーコート層が前記合成樹脂部分を分割す
る溝部に部分的に残存した状態で、前記合成樹脂部分を
凸型のレンズ形状へと変形させる請求項1に記載の固体
撮像装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記オーバーコート層を、前記合成樹
脂部分上における厚さが20nm〜200nmとなるよ
うに形成する請求項9に記載の固体撮像装置の製造方
法。 - 【請求項11】 前記オーバーコート層を、前記合成樹
脂部分上における厚さが2nm〜20nmとなるように
蒸気堆積法により形成する請求項1に記載の固体撮像装
置の製造方法。 - 【請求項12】 隣接する前記マイクロレンズの間隔が
0.4μm以下となるように前記合成樹脂部分を加熱す
る請求項1〜11のいずれかに記載の固体撮像装置の製
造方法。
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JP12462298A JP4067175B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 固体撮像装置の製造方法 |
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JPH11317511A true JPH11317511A (ja) | 1999-11-16 |
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ID=14889984
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JP12462298A Expired - Fee Related JP4067175B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 固体撮像装置の製造方法 |
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