JPH11198601A - ホイールドーリ - Google Patents
ホイールドーリInfo
- Publication number
- JPH11198601A JPH11198601A JP10004143A JP414398A JPH11198601A JP H11198601 A JPH11198601 A JP H11198601A JP 10004143 A JP10004143 A JP 10004143A JP 414398 A JP414398 A JP 414398A JP H11198601 A JPH11198601 A JP H11198601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- support
- fork
- roller
- slide bar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B30/00—Means for holding wheels or parts thereof
- B60B30/10—Means for holding wheels or parts thereof characterised by being provided on a dolly
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B3/00—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
- B62B3/10—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by supports specially adapted to objects of definite shape
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F9/00—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes
- B66F9/06—Devices for lifting or lowering bulky or heavy goods for loading or unloading purposes movable, with their loads, on wheels or the like, e.g. fork-lift trucks
- B66F9/075—Constructional features or details
- B66F9/12—Platforms; Forks; Other load supporting or gripping members
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Handcart (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シンプルな構成ながら、様々な幅を有するタ
イヤを安定性高く載置でき、更に、傾いていたり周辺に
障害物があるタイヤでも簡単に載置し引き出すことがで
きるホイールドーリを得る。 【解決手段】 昇降可能なキャリッジ2下部に、一対の
L状ローラフォーク3が設けられ、その角部には支持具
4が90度回動可能に設けられ、支持具4にはスライド
バー5が前後スライド可能に設けられる。ダブルタイヤ
載置時は支持体20が上下方向に畳まれる。シングルタ
イヤT載置時は支持体20を前後方向として、タイヤT
がスライドバー5の係止部27と支持具4の支持板21
とで挟持される。又、各ローラフォーク3は、チルト用
ギアボックス6に連結されたカムバー13によって上下
に回動できる。
イヤを安定性高く載置でき、更に、傾いていたり周辺に
障害物があるタイヤでも簡単に載置し引き出すことがで
きるホイールドーリを得る。 【解決手段】 昇降可能なキャリッジ2下部に、一対の
L状ローラフォーク3が設けられ、その角部には支持具
4が90度回動可能に設けられ、支持具4にはスライド
バー5が前後スライド可能に設けられる。ダブルタイヤ
載置時は支持体20が上下方向に畳まれる。シングルタ
イヤT載置時は支持体20を前後方向として、タイヤT
がスライドバー5の係止部27と支持具4の支持板21
とで挟持される。又、各ローラフォーク3は、チルト用
ギアボックス6に連結されたカムバー13によって上下
に回動できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な幅のタイヤ
を載置して運搬可能とするホイールドーリに関する。
を載置して運搬可能とするホイールドーリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホイールドーリについて、実公平
4−46961号公報に記載のホイールドーリー及び特
開平5−330306号公報に記載の自走式タイヤドー
リーを例に挙げて説明する。図7に示す前者のホイール
ドーリ50は、一対の支持アーム51及び受け台52並
びに鎖53及びその止めフック54を有する。支持アー
ム51は、上部にて連結された左右昇降管55の夫々の
下部に前方へ突出させて設けられ、タイヤTの1本分の
幅相当の長さとされ、その先端には上側を向いた止め片
56が備えられる。又、夫々の左右昇降管55の上部前
方に受け台52が、上部側方には止めフック54が設け
られる。そしてこのような構成によって、タイヤTの下
部が支持アーム51に支えられ且つ止め片26によって
挟持され、上部が止めフック54に掛けられた鎖53に
よって固定され、結果タイヤ全体であるダブルタイヤW
の支持が行われる。ここで、タイヤTから僅かに離れて
受け台52を位置させて、ダブルタイヤWが傾いた際受
け台52によってタイヤTが支持されるようにし、ダブ
ルタイヤWを安定させている。一方、図8に示す後者の
タイヤドーリー60は、前者の左右昇降管55に相当す
る可動フレーム61、支持アーム51に相当するローラ
62及び可動フレーム61上部中央に取り付けられる抑
えローラ63を有する。載置したタイヤTの回動の可否
は別として、受け台を設けず直接可動フレーム61にタ
イヤTが密着される点及びタイヤT上部が鎖53の代わ
りに抑えローラ61にて支持される点のみがタイヤの支
持態様において前者と相違する。抑えローラ61は、僅
かに先端を下げて前方に突出させ、タイヤTの周囲前側
を押さえるようにされている。
4−46961号公報に記載のホイールドーリー及び特
開平5−330306号公報に記載の自走式タイヤドー
リーを例に挙げて説明する。図7に示す前者のホイール
ドーリ50は、一対の支持アーム51及び受け台52並
びに鎖53及びその止めフック54を有する。支持アー
ム51は、上部にて連結された左右昇降管55の夫々の
下部に前方へ突出させて設けられ、タイヤTの1本分の
幅相当の長さとされ、その先端には上側を向いた止め片
56が備えられる。又、夫々の左右昇降管55の上部前
方に受け台52が、上部側方には止めフック54が設け
られる。そしてこのような構成によって、タイヤTの下
部が支持アーム51に支えられ且つ止め片26によって
挟持され、上部が止めフック54に掛けられた鎖53に
よって固定され、結果タイヤ全体であるダブルタイヤW
の支持が行われる。ここで、タイヤTから僅かに離れて
受け台52を位置させて、ダブルタイヤWが傾いた際受
け台52によってタイヤTが支持されるようにし、ダブ
ルタイヤWを安定させている。一方、図8に示す後者の
タイヤドーリー60は、前者の左右昇降管55に相当す
る可動フレーム61、支持アーム51に相当するローラ
62及び可動フレーム61上部中央に取り付けられる抑
えローラ63を有する。載置したタイヤTの回動の可否
は別として、受け台を設けず直接可動フレーム61にタ
イヤTが密着される点及びタイヤT上部が鎖53の代わ
りに抑えローラ61にて支持される点のみがタイヤの支
持態様において前者と相違する。抑えローラ61は、僅
かに先端を下げて前方に突出させ、タイヤTの周囲前側
を押さえるようにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者にあって
は、タイヤW載置の際に鎖54を掛ける作業が必要であ
り、煩わしい。又、安定して載置できるタイヤは、支持
アームの長さと同じ幅を有するタイヤT若しくはこれを
含むダブルタイヤWに限られてしまう。更に両者とも、
タイヤが傾いていると、片手でホイールドーリ上のタイ
ヤを抑えながら他方の手でナットを脱着しなければなら
ないといったように、タイヤを車軸に固定しているナッ
トを外しにくいし、取り付ける場合も同様に煩わしい。
更に、フェンダーが大きく張り出しているいわゆるワイ
ドフェンダーの車両からタイヤを載置するときのよう
に、タイヤの周りに障害物があるため昇降部が干渉して
しまいホイールドーリをタイヤ位置に対して接近させる
ことが困難な場合、タイヤを載せ直したり、一度タイヤ
を外す必要がある。
は、タイヤW載置の際に鎖54を掛ける作業が必要であ
り、煩わしい。又、安定して載置できるタイヤは、支持
アームの長さと同じ幅を有するタイヤT若しくはこれを
含むダブルタイヤWに限られてしまう。更に両者とも、
タイヤが傾いていると、片手でホイールドーリ上のタイ
ヤを抑えながら他方の手でナットを脱着しなければなら
ないといったように、タイヤを車軸に固定しているナッ
トを外しにくいし、取り付ける場合も同様に煩わしい。
更に、フェンダーが大きく張り出しているいわゆるワイ
ドフェンダーの車両からタイヤを載置するときのよう
に、タイヤの周りに障害物があるため昇降部が干渉して
しまいホイールドーリをタイヤ位置に対して接近させる
ことが困難な場合、タイヤを載せ直したり、一度タイヤ
を外す必要がある。
【0004】そこで、請求項1から4に記載の発明は、
ダブルタイヤを運搬できながらシングルタイヤをも安定
して運搬できるといったように、様々な幅を有するタイ
ヤに対応しながら全ての場合において安定性を高くで
き、而も、載置作業は容易で、タイヤ周辺に障害物があ
ってもタイヤを載置し引き出すことができるホイールド
ーリのタイヤ支持部を得ることを課題とする。又、請求
項5に記載の発明は、上記の課題に加え、車両に対する
タイヤの着脱作業を容易とし、傾いた状態でもタイヤを
運搬可能として、運搬時の安定化を図ったホイールドー
リを得ることを課題とする。
ダブルタイヤを運搬できながらシングルタイヤをも安定
して運搬できるといったように、様々な幅を有するタイ
ヤに対応しながら全ての場合において安定性を高くで
き、而も、載置作業は容易で、タイヤ周辺に障害物があ
ってもタイヤを載置し引き出すことができるホイールド
ーリのタイヤ支持部を得ることを課題とする。又、請求
項5に記載の発明は、上記の課題に加え、車両に対する
タイヤの着脱作業を容易とし、傾いた状態でもタイヤを
運搬可能として、運搬時の安定化を図ったホイールドー
リを得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1に
記載の発明は、台車の後部に立設された支柱に沿って昇
降自在に組み付けられ、前方に向けて左右一対のローラ
フォークを突設し、そのローラフォーク上に、タイヤを
その周面が両ローラフォークに接するよう横姿勢にて載
せ掛け支持可能としたキャリッジに、そのキャリッジに
載せ掛けたタイヤに対し、前方を向いた側面に係止させ
て前方への傾倒を防止する係止具と、後方を向いた側面
に押し当てて後方への傾倒を防止する支持具とを設けた
ことにある。
記載の発明は、台車の後部に立設された支柱に沿って昇
降自在に組み付けられ、前方に向けて左右一対のローラ
フォークを突設し、そのローラフォーク上に、タイヤを
その周面が両ローラフォークに接するよう横姿勢にて載
せ掛け支持可能としたキャリッジに、そのキャリッジに
載せ掛けたタイヤに対し、前方を向いた側面に係止させ
て前方への傾倒を防止する係止具と、後方を向いた側面
に押し当てて後方への傾倒を防止する支持具とを設けた
ことにある。
【0006】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、ローラフォークがタイヤ2本分の
幅に相当する長さを有していることにある。
記載の発明において、ローラフォークがタイヤ2本分の
幅に相当する長さを有していることにある。
【0007】そして請求項3に記載の発明は、請求項1
又は2に記載の発明において、係止具が、各ローラフォ
ークの側部に、回動及び前後方向へスライド自在で、而
も任意位置及び姿勢にてロック可能に並設され、先端に
係止部をL状に屈曲形成したスライドバーであることに
ある。
又は2に記載の発明において、係止具が、各ローラフォ
ークの側部に、回動及び前後方向へスライド自在で、而
も任意位置及び姿勢にてロック可能に並設され、先端に
係止部をL状に屈曲形成したスライドバーであることに
ある。
【0008】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
から3に記載の発明において、支持具が、タイヤ1本分
に相当する長さを有し、ローラフォークの基端側部位を
支点としてほぼ垂直に起立した格納位置と、前方へ水平
に倒伏させたセッティング位置との間を起伏自在に設け
られ、先端に支持板を備えた支持体であることにある。
から3に記載の発明において、支持具が、タイヤ1本分
に相当する長さを有し、ローラフォークの基端側部位を
支点としてほぼ垂直に起立した格納位置と、前方へ水平
に倒伏させたセッティング位置との間を起伏自在に設け
られ、先端に支持板を備えた支持体であることにある。
【0009】加えて、請求項5に記載の発明は、請求項
1から4に記載の発明において、係止具、支持具を設け
たローラフォークについて、そのローラフォークの先端
を上げ下げすることによってローラフォークの傾きを調
整可能なチルト手段を設けたことにある。
1から4に記載の発明において、係止具、支持具を設け
たローラフォークについて、そのローラフォークの先端
を上げ下げすることによってローラフォークの傾きを調
整可能なチルト手段を設けたことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るホイールドーリを図
面に基づいて説明する。図1はホイールドーリのタイヤ
支持部の左側面説明図、図2はタイヤ支持部の正面説明
図であり、タイヤ支持部1は、キャリッジ2、チルト用
ギアボックス6、そして各々一対のローラフォーク3、
支持具4、係止具としてのスライドバー5等から構成さ
れる。
面に基づいて説明する。図1はホイールドーリのタイヤ
支持部の左側面説明図、図2はタイヤ支持部の正面説明
図であり、タイヤ支持部1は、キャリッジ2、チルト用
ギアボックス6、そして各々一対のローラフォーク3、
支持具4、係止具としてのスライドバー5等から構成さ
れる。
【0011】キャリッジ2は、側板10,10と、左右
方向に伸びて各側板10を連結する、後部上下に配され
る連結板11,11及び前方上部にて渡されるフォーク
用軸12並びに後方下部にて渡されるカムバー13と、
各連結板11の背面であって各側板10近傍に各連結板
11間に上下方向に渡されて設けられるガイドローラ1
4,14と、下の連結板11の中央に設けられるチェー
ン接続部(図示せず)からなる。カムバー13は、円柱
両端縁に夫々短円柱が並設されてなるもので、円柱端部
はチルト用ギアボックス6内部にまで渡され、そして連
結されている。尚、キャリッジ2は、図5に示すよう
に、ホイールドーリDのキャスタK,K・・を有するベ
ースBから上方へ立設された、上下方向のガイド(図示
せず)を有する一対の支柱Pに、各ガイドローラ14が
嵌入され、且つシリンダSのロッドR上端のチェーンホ
イールHにて摺動可能に折り返されたチェーンCの一端
が下側の連結板11のチェーン接続部に固定されること
によって、上下方向にのみ移動可能に支えられる。ここ
で、チェーンCの他端は各支柱Pを略中央にて連結する
板Mの中央に固定されている。又、シリンダーSは油圧
ポンプOによって駆動され、ペダルLの踏下によって油
圧を上げることでロッドRが上昇され、バルブVの開放
によって油圧を下げることで下降される。
方向に伸びて各側板10を連結する、後部上下に配され
る連結板11,11及び前方上部にて渡されるフォーク
用軸12並びに後方下部にて渡されるカムバー13と、
各連結板11の背面であって各側板10近傍に各連結板
11間に上下方向に渡されて設けられるガイドローラ1
4,14と、下の連結板11の中央に設けられるチェー
ン接続部(図示せず)からなる。カムバー13は、円柱
両端縁に夫々短円柱が並設されてなるもので、円柱端部
はチルト用ギアボックス6内部にまで渡され、そして連
結されている。尚、キャリッジ2は、図5に示すよう
に、ホイールドーリDのキャスタK,K・・を有するベ
ースBから上方へ立設された、上下方向のガイド(図示
せず)を有する一対の支柱Pに、各ガイドローラ14が
嵌入され、且つシリンダSのロッドR上端のチェーンホ
イールHにて摺動可能に折り返されたチェーンCの一端
が下側の連結板11のチェーン接続部に固定されること
によって、上下方向にのみ移動可能に支えられる。ここ
で、チェーンCの他端は各支柱Pを略中央にて連結する
板Mの中央に固定されている。又、シリンダーSは油圧
ポンプOによって駆動され、ペダルLの踏下によって油
圧を上げることでロッドRが上昇され、バルブVの開放
によって油圧を下げることで下降される。
【0012】各ローラフォーク3は、載置するタイヤT
2本分(ダブルタイヤW)の幅に相当する長さの円柱
(図3参照)の一端と角柱端縁とが接続されたL状とさ
れ、円柱部(フォーク本体18)外周には自身の中心軸
周りに摺動可能な円筒状のローラ16が、角柱部(フォ
ーク基部19)他端縁には自身と直交する軸挿通孔17
が設けられている。そして、キャリッジ2のフォーク用
軸12が軸挿通孔17に挿通され、キャリッジ2の各側
板10に寄せられて通常の位置ではフォーク本体18が
前後方向に向けられるよう配置される。尚、双方のロー
ラフォーク3は、フォーク基部19側角部にて共通のカ
ムバー13が当接されるように配置され、カムバー13
がローラフォーク3の角部を押すことでフォーク用軸1
2周りに一体的に回動可能とされている。又、夫々のロ
ーラフォーク3は、その機能を保持しながら独立に左右
方向に移動でき、したがって互いの間隔を調整すること
ができる。
2本分(ダブルタイヤW)の幅に相当する長さの円柱
(図3参照)の一端と角柱端縁とが接続されたL状とさ
れ、円柱部(フォーク本体18)外周には自身の中心軸
周りに摺動可能な円筒状のローラ16が、角柱部(フォ
ーク基部19)他端縁には自身と直交する軸挿通孔17
が設けられている。そして、キャリッジ2のフォーク用
軸12が軸挿通孔17に挿通され、キャリッジ2の各側
板10に寄せられて通常の位置ではフォーク本体18が
前後方向に向けられるよう配置される。尚、双方のロー
ラフォーク3は、フォーク基部19側角部にて共通のカ
ムバー13が当接されるように配置され、カムバー13
がローラフォーク3の角部を押すことでフォーク用軸1
2周りに一体的に回動可能とされている。又、夫々のロ
ーラフォーク3は、その機能を保持しながら独立に左右
方向に移動でき、したがって互いの間隔を調整すること
ができる。
【0013】各支持具4は、辺縁が起立され、又先端を
曲げられたL字形状の幅広形状とされており、長辺部で
ある支持体20はローラフォーク3の半分程度(載置す
るタイヤT1本分)の長さとされ、短辺部である支持板
21は載置するタイヤTの半径の3分の1程度とされて
いる。又、支持体20略中央部にはスライドバー挿通部
22が、支持板21側角部には板バネ23及びスライド
バーガイド24からなるスライドバー挿通部25が設け
られている。各支持具4は、その支持体20の基端側部
位とローラフォーク3の角部とがピン止めされ、更に双
方に共通するバネ(図示せず)を設けることによって、
支持体20が、ほぼ垂直に起立した格納位置と、前方へ
水平に倒伏させたセッティング位置とにおいて、バネの
作用によってロック可能としながら、その間において起
伏自在に設けられている。尚、上記ロック位置におい
て、支持板21は、夫々上,後ろに向けられる。又、支
持体20が格納された場合、フォーク基部19上端に支
持板21が係止されるようになっている。
曲げられたL字形状の幅広形状とされており、長辺部で
ある支持体20はローラフォーク3の半分程度(載置す
るタイヤT1本分)の長さとされ、短辺部である支持板
21は載置するタイヤTの半径の3分の1程度とされて
いる。又、支持体20略中央部にはスライドバー挿通部
22が、支持板21側角部には板バネ23及びスライド
バーガイド24からなるスライドバー挿通部25が設け
られている。各支持具4は、その支持体20の基端側部
位とローラフォーク3の角部とがピン止めされ、更に双
方に共通するバネ(図示せず)を設けることによって、
支持体20が、ほぼ垂直に起立した格納位置と、前方へ
水平に倒伏させたセッティング位置とにおいて、バネの
作用によってロック可能としながら、その間において起
伏自在に設けられている。尚、上記ロック位置におい
て、支持板21は、夫々上,後ろに向けられる。又、支
持体20が格納された場合、フォーク基部19上端に支
持板21が係止されるようになっている。
【0014】各スライドバー5は、丸棒の先端がL状に
上方へ屈曲形成され、フォーク本体18の3分の2程度
の長さとされた長辺部がスライドバー本体26、支持板
21と同様の長さとされた屈曲先端部が係止部27とな
っている。尚、係止部27は、略中央にて僅かに曲げら
れている。又、スライドバー本体26側後端付近には突
起28が設けられている。タイヤ支持部1への取り付け
は、支持具4の2つのスライドバー挿通部22,25へ
スライドバー本体26を挿通することによって行われ
る。ここで、係止部27が前方となるようにされ、又係
止部27がタイヤT前面に係止及び退避可能なように、
全体がスライドバー本体26周りに回動可能とされてい
る(図2参照)。更に、突起28は、スライドバー挿通
部22より後方に位置され、スライドバー挿通部22と
干渉することでストッパーを兼ねている。又、スライド
バー挿通部25について図6(a)に示して更に説明す
ると、その板バネ23は金属板を屈曲して形成され、半
分はスライドバーガイド24を介して支持具4に固定さ
れ、他方半分はスライドバー5と同径の孔が設けられ
る。スライドバーガイド24下部にも同様の孔が設けら
れる。スライドバー本体26はこれらの孔に通される。
このようなスライドバー挿通部25により、スライドバ
ー5は、通常は板バネ23によって上方に付勢され係止
されてロックされ、板バネ23とガイド24とをつまん
だ場合には板バネ23が変形されて付勢作用が減じら
れ、スライドできるようになる。即ち、スライドバー挿
通部25によって、スライドバー5は、任意位置及び姿
勢にてロックできる。尚、上記スライドは、スライドバ
ーガイド24とスライドバー挿通部22とによって、支
持体20に沿ったものとなる。
上方へ屈曲形成され、フォーク本体18の3分の2程度
の長さとされた長辺部がスライドバー本体26、支持板
21と同様の長さとされた屈曲先端部が係止部27とな
っている。尚、係止部27は、略中央にて僅かに曲げら
れている。又、スライドバー本体26側後端付近には突
起28が設けられている。タイヤ支持部1への取り付け
は、支持具4の2つのスライドバー挿通部22,25へ
スライドバー本体26を挿通することによって行われ
る。ここで、係止部27が前方となるようにされ、又係
止部27がタイヤT前面に係止及び退避可能なように、
全体がスライドバー本体26周りに回動可能とされてい
る(図2参照)。更に、突起28は、スライドバー挿通
部22より後方に位置され、スライドバー挿通部22と
干渉することでストッパーを兼ねている。又、スライド
バー挿通部25について図6(a)に示して更に説明す
ると、その板バネ23は金属板を屈曲して形成され、半
分はスライドバーガイド24を介して支持具4に固定さ
れ、他方半分はスライドバー5と同径の孔が設けられ
る。スライドバーガイド24下部にも同様の孔が設けら
れる。スライドバー本体26はこれらの孔に通される。
このようなスライドバー挿通部25により、スライドバ
ー5は、通常は板バネ23によって上方に付勢され係止
されてロックされ、板バネ23とガイド24とをつまん
だ場合には板バネ23が変形されて付勢作用が減じら
れ、スライドできるようになる。即ち、スライドバー挿
通部25によって、スライドバー5は、任意位置及び姿
勢にてロックできる。尚、上記スライドは、スライドバ
ーガイド24とスライドバー挿通部22とによって、支
持体20に沿ったものとなる。
【0015】チルト用ギアボックス6は、キャリッジ2
の一方の側板10外側下部に設けられるもので、図示し
ない歯車群、それらを覆うケース30、歯車群を手動動
作させる略後方に向いたハンドル31等からなる。歯車
群は、その末端がカムバー13端部に備わる歯車(図示
せず)と噛合され、通常は外力に対し十分支えながら、
ハンドル31を回動させた場合には動作してカムバー1
3が回動されるようになっている。尚、カムバー13は
双方のローラフォーク3の角部に当接されており、各ロ
ーラフォーク3にはスライドバー5を備える支持具4が
設けられているので、結局ハンドル30の操作によりカ
ムバー13を介して、これら全ての部材が一体的に回動
される。即ちチルト用ギアボックス6及びカムバー13
はチルト手段に相当する。
の一方の側板10外側下部に設けられるもので、図示し
ない歯車群、それらを覆うケース30、歯車群を手動動
作させる略後方に向いたハンドル31等からなる。歯車
群は、その末端がカムバー13端部に備わる歯車(図示
せず)と噛合され、通常は外力に対し十分支えながら、
ハンドル31を回動させた場合には動作してカムバー1
3が回動されるようになっている。尚、カムバー13は
双方のローラフォーク3の角部に当接されており、各ロ
ーラフォーク3にはスライドバー5を備える支持具4が
設けられているので、結局ハンドル30の操作によりカ
ムバー13を介して、これら全ての部材が一体的に回動
される。即ちチルト用ギアボックス6及びカムバー13
はチルト手段に相当する。
【0016】以上のように構成されたホイールドーリD
によるタイヤの支持動作を、以下に説明する。ダブルタ
イヤWのように幅の大きいタイヤは、図3に示すよう
に、各支持具4を格納位置に起立させることによって、
キャリッジに一部収容され、更に各ローラフォーク3に
当接され支持される。このとき、タイヤは幅が大きいの
で、十分安定した載置となる。又、収容動作について、
各支持具4にスライドバー5が設けられることにより共
に回動され収容されることとなるので、タイヤを支持す
る部材を各ローラフォーク3のみとすることは簡単に行
えるし、各支持具4はバネの作用とフォーク基部19へ
の係止により十分に固定されるため、載置若しくは運搬
中に収容状態が損なわれることはない。
によるタイヤの支持動作を、以下に説明する。ダブルタ
イヤWのように幅の大きいタイヤは、図3に示すよう
に、各支持具4を格納位置に起立させることによって、
キャリッジに一部収容され、更に各ローラフォーク3に
当接され支持される。このとき、タイヤは幅が大きいの
で、十分安定した載置となる。又、収容動作について、
各支持具4にスライドバー5が設けられることにより共
に回動され収容されることとなるので、タイヤを支持す
る部材を各ローラフォーク3のみとすることは簡単に行
えるし、各支持具4はバネの作用とフォーク基部19へ
の係止により十分に固定されるため、載置若しくは運搬
中に収容状態が損なわれることはない。
【0017】一方、通常のタイヤT(シングルタイヤ)
の載置は以下のように行われる。まず、各支持具4をセ
ッティング位置に倒伏させる。このとき、各スライドバ
ー5のスライドバー本体26もフォーク本体18に沿
う。このセットはバネの作用により、容易でセット後強
固となる。次に、各支持具4の支持板21と各スライド
バー5の係止部27との間隔が、載置するタイヤTの幅
より若干大きくなるように、各スライドバー5をスライ
ドさせる。又、係止部27は退避位置(図2参照)に回
動させておく。このようなスライド動作は、スライドバ
ー挿通部25をつまむだけででき、非常に簡易である。
の載置は以下のように行われる。まず、各支持具4をセ
ッティング位置に倒伏させる。このとき、各スライドバ
ー5のスライドバー本体26もフォーク本体18に沿
う。このセットはバネの作用により、容易でセット後強
固となる。次に、各支持具4の支持板21と各スライド
バー5の係止部27との間隔が、載置するタイヤTの幅
より若干大きくなるように、各スライドバー5をスライ
ドさせる。又、係止部27は退避位置(図2参照)に回
動させておく。このようなスライド動作は、スライドバ
ー挿通部25をつまむだけででき、非常に簡易である。
【0018】そして、載置するタイヤT下部に各ローラ
フォーク4前部を近づける。ここで、タイヤTが傾いて
いた場合、チルト用ギアボックス6のハンドル31を操
作してカムバー13を回動させ、タイヤTの傾きと各ロ
ーラフォーク3等の傾きとを合わせる(図4参照)。こ
の動作は、略後方を向いた手元のハンドル31を操作す
るだけで行えるため、容易である。続いて、キャリッジ
2を上昇させ、各ローラフォーク3前部をタイヤ周面下
部に当接させる。更に、ホイールドーリDを押して、支
持板21をタイヤTに当接させる。その後、スライドバ
ー5を回動させ、係止部27を係止位置(図2参照)と
し、スライドバー5を引いて、係止部27と支持板21
とでタイヤTを挟持させる。スライドバー5の動作は、
スライドバー挿通部25をつまんで突起28周辺を持つ
ことによってでき、ホイールドーリD後方に位置する作
業者の近くにてできるものである。そしてこの挟持によ
り、各ローラフォーク3の前部で下部のみを支えるもの
であってもタイヤTが倒れることなくしっかりと支持さ
れる。而も、タイヤTの幅がスライド範囲で決まる挟持
可能範囲である限り、タイヤTの幅によらず載置でき
る。
フォーク4前部を近づける。ここで、タイヤTが傾いて
いた場合、チルト用ギアボックス6のハンドル31を操
作してカムバー13を回動させ、タイヤTの傾きと各ロ
ーラフォーク3等の傾きとを合わせる(図4参照)。こ
の動作は、略後方を向いた手元のハンドル31を操作す
るだけで行えるため、容易である。続いて、キャリッジ
2を上昇させ、各ローラフォーク3前部をタイヤ周面下
部に当接させる。更に、ホイールドーリDを押して、支
持板21をタイヤTに当接させる。その後、スライドバ
ー5を回動させ、係止部27を係止位置(図2参照)と
し、スライドバー5を引いて、係止部27と支持板21
とでタイヤTを挟持させる。スライドバー5の動作は、
スライドバー挿通部25をつまんで突起28周辺を持つ
ことによってでき、ホイールドーリD後方に位置する作
業者の近くにてできるものである。そしてこの挟持によ
り、各ローラフォーク3の前部で下部のみを支えるもの
であってもタイヤTが倒れることなくしっかりと支持さ
れる。而も、タイヤTの幅がスライド範囲で決まる挟持
可能範囲である限り、タイヤTの幅によらず載置でき
る。
【0019】こうしてタイヤTが載置され、支持され
る。このときの各部材の操作は、以上に説明した如く、
ほぼ全てを作業者近傍にて行え且つ非常に容易なもので
あり、そしてタイヤTが色々な幅を有していても十分に
支持されるものである。又、従来とは異なり、長いロー
ラフォーク3の前部にタイヤTを支持できるので、タイ
ヤ周囲に障害物があってホイールドーリDを奥まで押し
込めない場合でもタイヤTを載置することができ、奥に
あるタイヤTをナット取り外し後引き出すことができ
る。更に、チルト用ギアボックス6とカムバー13とか
らなるチルト手段によって、スライドバー5、支持具4
を設けたローラフォーク3を、水平方向を軸として上下
に回動自在としているので、ローラフォーク3の先端を
上げ下げした状態でタイヤを支え、運搬することができ
る。そして、ジャッキアップ等によってタイヤがタイヤ
軸に対して傾いている場合でも、ローラフォーク3の傾
きを調節することによって、タイヤを載せ直したり外し
たりすることなく、ホイールドーリに載せたまま、タイ
ヤをタイヤ軸の傾きに合わせることができ、タイヤの着
脱が容易となる。尚、チルト手段によって、タイヤ運搬
時にローラフォーク3を僅かに上方向に傾けておくと、
タイヤが前方に倒れようとしない。
る。このときの各部材の操作は、以上に説明した如く、
ほぼ全てを作業者近傍にて行え且つ非常に容易なもので
あり、そしてタイヤTが色々な幅を有していても十分に
支持されるものである。又、従来とは異なり、長いロー
ラフォーク3の前部にタイヤTを支持できるので、タイ
ヤ周囲に障害物があってホイールドーリDを奥まで押し
込めない場合でもタイヤTを載置することができ、奥に
あるタイヤTをナット取り外し後引き出すことができ
る。更に、チルト用ギアボックス6とカムバー13とか
らなるチルト手段によって、スライドバー5、支持具4
を設けたローラフォーク3を、水平方向を軸として上下
に回動自在としているので、ローラフォーク3の先端を
上げ下げした状態でタイヤを支え、運搬することができ
る。そして、ジャッキアップ等によってタイヤがタイヤ
軸に対して傾いている場合でも、ローラフォーク3の傾
きを調節することによって、タイヤを載せ直したり外し
たりすることなく、ホイールドーリに載せたまま、タイ
ヤをタイヤ軸の傾きに合わせることができ、タイヤの着
脱が容易となる。尚、チルト手段によって、タイヤ運搬
時にローラフォーク3を僅かに上方向に傾けておくと、
タイヤが前方に倒れようとしない。
【0020】尚、以上に説明したホイールドーリDの構
成及び動作は実施の形態の一例であって、以下に一部例
示するように様々に変更可能である。ローラフォークは
一般的である様々なフォークに変更可能である。フォー
ク本体に対する支持体やスライドバーの長さは上記のも
のに限られず、その長さを適宜調節して、フォーク中央
部にてタイヤが挟持されるようにしても良いし、より多
くのタイヤ幅に挟持動作できるようにしても良い。支持
具やスライドバーは回動させてキャリッジに収容される
必要はなく、所々に蝶番等の折り曲げ手段を配して、折
り曲げられることによって収納されるようにしても良
い。又、支持具のみ或いは別々に収納されるようにし
て、スライドバーは常に或いは任意に使用されタイヤが
係止されるようにしてもよい。このようにすると、幅広
タイヤ(ダブルタイヤ)載置時において、より確実にタ
イヤ転倒の防止が図れる。スライドバーの係止部の退避
は、前後方向周りの回動のみならず、左右方向周りの回
動においても可能である。この場合、バネを配してスラ
イドバー末端で起立可能なようにすることが望まれる。
板バネを備えるスライドバー挿通部は、図6(b)に示
すような、下部に円筒部を有した板バネ33及び半円筒
状のスライドバーガイド34とすることもできる。この
場合、スライドバー5に付勢作用を及ぼす方向が左右方
向となるが、十分なロック作用及び操作性の高さについ
て上記のものと何ら変わるところがない。チルト用ギア
ボックスは歯車群による手動駆動に限られない。モータ
ーを配してスイッチにて電気的に動作させても良い。
又、チルト機構は必ずしもカムバーを用いることはな
く、キャリッジとの間に配されるバネ機構或いは油圧機
構によっても良い。ホイールドーリは上記のものに限ら
れず、油圧ポンプの代わりに電動モーターを用いたり、
チェーンブロックによる手動動作をさせる等、適宜変更
できる。
成及び動作は実施の形態の一例であって、以下に一部例
示するように様々に変更可能である。ローラフォークは
一般的である様々なフォークに変更可能である。フォー
ク本体に対する支持体やスライドバーの長さは上記のも
のに限られず、その長さを適宜調節して、フォーク中央
部にてタイヤが挟持されるようにしても良いし、より多
くのタイヤ幅に挟持動作できるようにしても良い。支持
具やスライドバーは回動させてキャリッジに収容される
必要はなく、所々に蝶番等の折り曲げ手段を配して、折
り曲げられることによって収納されるようにしても良
い。又、支持具のみ或いは別々に収納されるようにし
て、スライドバーは常に或いは任意に使用されタイヤが
係止されるようにしてもよい。このようにすると、幅広
タイヤ(ダブルタイヤ)載置時において、より確実にタ
イヤ転倒の防止が図れる。スライドバーの係止部の退避
は、前後方向周りの回動のみならず、左右方向周りの回
動においても可能である。この場合、バネを配してスラ
イドバー末端で起立可能なようにすることが望まれる。
板バネを備えるスライドバー挿通部は、図6(b)に示
すような、下部に円筒部を有した板バネ33及び半円筒
状のスライドバーガイド34とすることもできる。この
場合、スライドバー5に付勢作用を及ぼす方向が左右方
向となるが、十分なロック作用及び操作性の高さについ
て上記のものと何ら変わるところがない。チルト用ギア
ボックスは歯車群による手動駆動に限られない。モータ
ーを配してスイッチにて電気的に動作させても良い。
又、チルト機構は必ずしもカムバーを用いることはな
く、キャリッジとの間に配されるバネ機構或いは油圧機
構によっても良い。ホイールドーリは上記のものに限ら
れず、油圧ポンプの代わりに電動モーターを用いたり、
チェーンブロックによる手動動作をさせる等、適宜変更
できる。
【0021】
【発明の効果】請求項1から4に記載の発明にかかるホ
イールドーリは、係止具と支持具とを設けることによっ
て、全体をシンプルな機構としながら、スライド及び起
伏を可能としたので、様々な幅を有するタイヤを安定性
高く載置できる。又、フォークの前方にてタイヤを載せ
掛け支持できるので、タイヤ周辺に障害物があってもタ
イヤを載置し引き出すことができる。更に、請求項5に
記載の発明にかかるホイールドーリによれば、チルト手
段を設けることにより、タイヤを安定して載置及び運搬
することができる。そして、タイヤの着脱作業時、タイ
ヤが傾いている場合でも、ローラフォークをタイヤを固
定している軸に合わせることができるので、特に大型車
のタイヤにあっては、作業性が大幅に向上する。
イールドーリは、係止具と支持具とを設けることによっ
て、全体をシンプルな機構としながら、スライド及び起
伏を可能としたので、様々な幅を有するタイヤを安定性
高く載置できる。又、フォークの前方にてタイヤを載せ
掛け支持できるので、タイヤ周辺に障害物があってもタ
イヤを載置し引き出すことができる。更に、請求項5に
記載の発明にかかるホイールドーリによれば、チルト手
段を設けることにより、タイヤを安定して載置及び運搬
することができる。そして、タイヤの着脱作業時、タイ
ヤが傾いている場合でも、ローラフォークをタイヤを固
定している軸に合わせることができるので、特に大型車
のタイヤにあっては、作業性が大幅に向上する。
【図1】本発明に係るホイールドーリのタイヤ支持部の
左側面説明図である。
左側面説明図である。
【図2】タイヤ支持部の正面説明図である。
【図3】ダブルタイヤを載置した場合の説明図である。
【図4】チルト用ギアボックスを作動させた場合の説明
図である。
図である。
【図5】ホイールドーリの背面説明図である。
【図6】板バネの説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
1・・タイヤ支持部、2・・キャリッジ、3・・ローラ
フォーク、4・・支持具、5・・スライドバー、6・・
チルト用ギアボックス、11・・連結板、12・・フォ
ーク用軸、13・・カムバー、17・・軸挿通孔、18
・・フォーク本体、20・・支持体、21・・支持板、
22,25・・スライドバー挿通部、23,33・・板
バネ、26・・スライドバー本体、27・・係止部、C
・・チェーン、D・・ホイールドーリ、P・・支柱、S
・・シリンダー、T・・(シングル)タイヤ、W・・ダ
ブルタイヤ。
フォーク、4・・支持具、5・・スライドバー、6・・
チルト用ギアボックス、11・・連結板、12・・フォ
ーク用軸、13・・カムバー、17・・軸挿通孔、18
・・フォーク本体、20・・支持体、21・・支持板、
22,25・・スライドバー挿通部、23,33・・板
バネ、26・・スライドバー本体、27・・係止部、C
・・チェーン、D・・ホイールドーリ、P・・支柱、S
・・シリンダー、T・・(シングル)タイヤ、W・・ダ
ブルタイヤ。
Claims (5)
- 【請求項1】 台車の後部に立設された支柱に沿って昇
降自在に組み付けられ、前方に向けて左右一対のローラ
フォークを突設し、そのローラフォーク上に、タイヤを
その周面が両ローラフォークに接するよう横姿勢にて載
せ掛け支持可能としたキャリッジに、そのキャリッジに
載せ掛けたタイヤに対し、前方を向いた側面に係止させ
て前方への傾倒を防止する係止具と、後方を向いた側面
に押し当てて後方への傾倒を防止する支持具とを設けた
ホイールドーリ。 - 【請求項2】 ローラフォークがタイヤ2本分の幅に相
当する長さを有している請求項1に記載のホイールドー
リ。 - 【請求項3】 係止具が、各ローラフォークの側部に、
回動及び前後方向へスライド自在で、而も任意位置及び
姿勢にてロック可能に並設され、先端に係止部をL状に
屈曲形成したスライドバーである請求項1又は2に記載
のホイールドーリ。 - 【請求項4】 支持具が、タイヤ1本分に相当する長さ
を有し、ローラフォークの基端側部位を支点としてほぼ
垂直に起立した格納位置と、前方へ水平に倒伏させたセ
ッティング位置との間を起伏自在に設けられ、先端に支
持板を備えた支持体である請求項1から3に記載のホイ
ールドーリ。 - 【請求項5】 係止具、支持具を設けたローラフォーク
について、そのローラフォークの先端を上げ下げするこ
とによってローラフォークの傾きを調整可能なチルト手
段を設けた請求項1から4に記載のホイールドーリ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10004143A JPH11198601A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | ホイールドーリ |
KR1019990000374A KR19990067820A (ko) | 1998-01-12 | 1999-01-11 | 휠돌리 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10004143A JPH11198601A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | ホイールドーリ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198601A true JPH11198601A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11576566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10004143A Pending JPH11198601A (ja) | 1998-01-12 | 1998-01-12 | ホイールドーリ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11198601A (ja) |
KR (1) | KR19990067820A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226657B1 (ko) * | 2010-03-17 | 2013-02-05 | 주식회사 한솔엔지니어링 | 자동차 정비용 타이어 리프트 |
WO2014148528A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | タイヤ保持装置 |
JP6109386B1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-04-05 | 株式会社テクネット | 作用形態を多様化できるホイールドーリー |
KR20210054773A (ko) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 넥센타이어 주식회사 | 휴대용 타이어 리프트 |
CN114467865A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-05-13 | 嵊州陌桑高科股份有限公司 | 一种养蚕用养殖框及其搬运方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101325900B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | 이응희 | 타이어휠허브 작업공구대 |
-
1998
- 1998-01-12 JP JP10004143A patent/JPH11198601A/ja active Pending
-
1999
- 1999-01-11 KR KR1019990000374A patent/KR19990067820A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101226657B1 (ko) * | 2010-03-17 | 2013-02-05 | 주식회사 한솔엔지니어링 | 자동차 정비용 타이어 리프트 |
WO2014148528A1 (ja) * | 2013-03-22 | 2014-09-25 | カヤバ システム マシナリー株式会社 | タイヤ保持装置 |
JP2014184825A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Kayaba System Machinery Co Ltd | タイヤ保持装置 |
JP6109386B1 (ja) * | 2016-05-16 | 2017-04-05 | 株式会社テクネット | 作用形態を多様化できるホイールドーリー |
KR20210054773A (ko) * | 2019-11-06 | 2021-05-14 | 넥센타이어 주식회사 | 휴대용 타이어 리프트 |
CN114467865A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-05-13 | 嵊州陌桑高科股份有限公司 | 一种养蚕用养殖框及其搬运方法 |
CN114467865B (zh) * | 2022-03-04 | 2023-10-27 | 嵊州陌桑高科股份有限公司 | 一种养蚕用养殖框及其搬运方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR19990067820A (ko) | 1999-08-25 |
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