JPH11126696A - 液晶ディスプレイのバックライト用インバータ - Google Patents
液晶ディスプレイのバックライト用インバータInfo
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- JPH11126696A JPH11126696A JP29263997A JP29263997A JPH11126696A JP H11126696 A JPH11126696 A JP H11126696A JP 29263997 A JP29263997 A JP 29263997A JP 29263997 A JP29263997 A JP 29263997A JP H11126696 A JPH11126696 A JP H11126696A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異なる走査周波数の液晶ディスプレイに対し
ても表示画面上に干渉縞を生じることなくバックライト
の輝度調節可能で、低コストの、液晶ディスプレイのバ
ックライト用インバータを提供する。 【解決手段】液晶ディスプレイのバックライト用インバ
ータにおいて、液晶駆動信号の走査周波数を分周した信
号から調光用信号を得て、そのデューティ比を所望輝度
に応じて調整した調光信号でバックライト点灯電圧のオ
ンオフを制御してバックライトの輝度を調節する。分周
記出力を周波数電圧変換した電圧信号で、デューティ比
調節度を制御して、輝度調節を周波数によらず一定とし
た。
ても表示画面上に干渉縞を生じることなくバックライト
の輝度調節可能で、低コストの、液晶ディスプレイのバ
ックライト用インバータを提供する。 【解決手段】液晶ディスプレイのバックライト用インバ
ータにおいて、液晶駆動信号の走査周波数を分周した信
号から調光用信号を得て、そのデューティ比を所望輝度
に応じて調整した調光信号でバックライト点灯電圧のオ
ンオフを制御してバックライトの輝度を調節する。分周
記出力を周波数電圧変換した電圧信号で、デューティ比
調節度を制御して、輝度調節を周波数によらず一定とし
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
のバックライト用インバータに関し、特に、バースト調
光回路の制御に関するものである。
のバックライト用インバータに関し、特に、バースト調
光回路の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の液晶ディスプレイのバック
ライト点灯用インバータとして、圧電トランス17を駆
動してバックライトとしての冷陰極管50を点灯させる
タイプの回路である。図2に示すように、この従来のバ
ックライト用インバータ10は、圧電トランス17、電
圧制御発振回路11、電圧制御発振回路11における発
振周波数を制御する発振周波数制御回路16、圧電トラ
ンス17を駆動する駆動回路12、および冷陰極管50
の電流を検出する冷陰極管電流検出回路15からなる点
灯電圧生成回路と、冷陰極管50の輝度を制御するため
その発光をバースト制御する調光信号を発生するための
バースト調光回路13とから構成されている。
ライト点灯用インバータとして、圧電トランス17を駆
動してバックライトとしての冷陰極管50を点灯させる
タイプの回路である。図2に示すように、この従来のバ
ックライト用インバータ10は、圧電トランス17、電
圧制御発振回路11、電圧制御発振回路11における発
振周波数を制御する発振周波数制御回路16、圧電トラ
ンス17を駆動する駆動回路12、および冷陰極管50
の電流を検出する冷陰極管電流検出回路15からなる点
灯電圧生成回路と、冷陰極管50の輝度を制御するため
その発光をバースト制御する調光信号を発生するための
バースト調光回路13とから構成されている。
【0003】電源投入後、電圧制御発振回路11から所
定の発振周波数の電圧(発振信号)が出力され、駆動回
路12に供給され、駆動電圧として圧電トランス17の
一次側に印加され、圧電トランス17の2次側出力が冷
陰極管50を点灯させるために冷陰極管50に印加され
る。冷陰極管50に流れる電流は冷陰極管電流検出回路
15によって検出され、発振周波数制御回路16を介し
て電圧制御発振回路11にフィードバックされ、その発
振周波数が圧電トランスの共振周波数に近付くように制
御される。この結果、圧電トランスの昇圧比が上昇し、
冷陰極管50が放電を開始する。この結果、冷陰極管5
0を流れる電流が急激に増加し、したがって、冷陰極管
電流検出回路15及び発振周波数制御回路16により制
御された電圧制御発振回路11の発振周波数は圧電トラ
ンスの共振周波数に安定され、冷陰極管50の発光も安
定する。
定の発振周波数の電圧(発振信号)が出力され、駆動回
路12に供給され、駆動電圧として圧電トランス17の
一次側に印加され、圧電トランス17の2次側出力が冷
陰極管50を点灯させるために冷陰極管50に印加され
る。冷陰極管50に流れる電流は冷陰極管電流検出回路
15によって検出され、発振周波数制御回路16を介し
て電圧制御発振回路11にフィードバックされ、その発
振周波数が圧電トランスの共振周波数に近付くように制
御される。この結果、圧電トランスの昇圧比が上昇し、
冷陰極管50が放電を開始する。この結果、冷陰極管5
0を流れる電流が急激に増加し、したがって、冷陰極管
電流検出回路15及び発振周波数制御回路16により制
御された電圧制御発振回路11の発振周波数は圧電トラ
ンスの共振周波数に安定され、冷陰極管50の発光も安
定する。
【0004】なお、バースト調光回路13は、冷陰極管
50の輝度を調節するためのもので、周知の輝度調節ス
イッチの操作によって、デューティ比を調節された調光
信号を出力し、この調光信号により、発振周波数制御回
路16は、電圧制御発振回路11の発振周期(即ち起動
停止)を制御するものである。例えば、調光信号のオン
の期間は電圧制御発振回路11を動作させ、調光信号の
オフの期間は電圧制御発振回路11を停止させる。これ
に応じて冷陰極管50の発光がオンオフされる。この結
果、調光信号の周期よりも遥かに長い期間における冷陰
極管の時間平均発光強度は、前記デューティ比に応じて
変化するから、輝度が調整されることになる。
50の輝度を調節するためのもので、周知の輝度調節ス
イッチの操作によって、デューティ比を調節された調光
信号を出力し、この調光信号により、発振周波数制御回
路16は、電圧制御発振回路11の発振周期(即ち起動
停止)を制御するものである。例えば、調光信号のオン
の期間は電圧制御発振回路11を動作させ、調光信号の
オフの期間は電圧制御発振回路11を停止させる。これ
に応じて冷陰極管50の発光がオンオフされる。この結
果、調光信号の周期よりも遥かに長い期間における冷陰
極管の時間平均発光強度は、前記デューティ比に応じて
変化するから、輝度が調整されることになる。
【0005】なお、前記デューティ比の調節は、周知の
のパルス幅変調の技術が使用される。即ち、所定の調光
信号周波数の三角波を方形派に波形変換する際の基準レ
ベル(零レベル)を調光スイッチの操作によって変化さ
せる。
のパルス幅変調の技術が使用される。即ち、所定の調光
信号周波数の三角波を方形派に波形変換する際の基準レ
ベル(零レベル)を調光スイッチの操作によって変化さ
せる。
【0006】ところで、液晶ディスプレイにおいては、
駆動信号で走査を行うことによって表示が行われてい
る。この液晶走査周波数と、前記の調光信号の周波数が
一定の関係にないと、液晶ディスプレイの画面上に干渉
縞が現れる。これは、両周波数の差による干渉によるも
のである。
駆動信号で走査を行うことによって表示が行われてい
る。この液晶走査周波数と、前記の調光信号の周波数が
一定の関係にないと、液晶ディスプレイの画面上に干渉
縞が現れる。これは、両周波数の差による干渉によるも
のである。
【0007】例えば、モニター用液晶ディスプレイにお
いては、走査周波数として1kHz〜100kHzが用
いられ、調光信号の周波数としては100Hz〜1kH
zが用いられているが、調光信号の高次モードが走査周
波数と干渉し、液晶ディスプレイ上に干渉縞を生じると
の不都合があった。
いては、走査周波数として1kHz〜100kHzが用
いられ、調光信号の周波数としては100Hz〜1kH
zが用いられているが、調光信号の高次モードが走査周
波数と干渉し、液晶ディスプレイ上に干渉縞を生じると
の不都合があった。
【0008】これを解決するために、従来は、調光回路
において調光信号の発振回路の発振周波数を液晶ディス
プレイの走査周波数に応じて設定していた。
において調光信号の発振回路の発振周波数を液晶ディス
プレイの走査周波数に応じて設定していた。
【0009】或いは、液晶パネルとバックライトとの間
にITO等の透明シートを挿入して干渉を防ぐことも行
われている。
にITO等の透明シートを挿入して干渉を防ぐことも行
われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶デ
ィスプレイには、走査周波数が様々に異なる多くのタイ
プがあるので、タイプごとに、バックライト用インバー
タ回路の調光回路における周波数を設定調整することは
困難な作業であり、コスト高の原因となる。
ィスプレイには、走査周波数が様々に異なる多くのタイ
プがあるので、タイプごとに、バックライト用インバー
タ回路の調光回路における周波数を設定調整することは
困難な作業であり、コスト高の原因となる。
【0011】また、透明導電シートを用いる方法の場
合、液晶パネルの大型化に伴い透明導電シートも大型化
せざるを得ず、やはりコスト高となる。
合、液晶パネルの大型化に伴い透明導電シートも大型化
せざるを得ず、やはりコスト高となる。
【0012】このような従来の欠点に鑑み、本発明の課
題は、異なる走査周波数の液晶ディスプレイに対しても
表示画面上に干渉縞を生じることなくバックライトの輝
度調節可能で、低コストの、液晶ディスプレイのバック
ライト用インバータを提供するこにである。
題は、異なる走査周波数の液晶ディスプレイに対しても
表示画面上に干渉縞を生じることなくバックライトの輝
度調節可能で、低コストの、液晶ディスプレイのバック
ライト用インバータを提供するこにである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、液晶走
査周波数の液晶駆動信号で駆動される液晶ディスプレイ
のためのバックライト点灯用の交流電圧を生成する電圧
生成回路と、バックライトの所望の輝度に応じたデュー
ティ比を有する調光信号を発生し、前記電圧生成回路の
交流電圧を該デューティ比に応じてオンオフ制御するバ
ースト調光回路とを有する液晶ディスプレイのバックラ
イト点灯用インバータにおいて、前記調光信号の周波数
を前記液晶走査周波数に同期させたことを特徴とする液
晶ディスプレイのバックライト用インバータが得られ
る。
査周波数の液晶駆動信号で駆動される液晶ディスプレイ
のためのバックライト点灯用の交流電圧を生成する電圧
生成回路と、バックライトの所望の輝度に応じたデュー
ティ比を有する調光信号を発生し、前記電圧生成回路の
交流電圧を該デューティ比に応じてオンオフ制御するバ
ースト調光回路とを有する液晶ディスプレイのバックラ
イト点灯用インバータにおいて、前記調光信号の周波数
を前記液晶走査周波数に同期させたことを特徴とする液
晶ディスプレイのバックライト用インバータが得られ
る。
【0014】本発明の液晶ディスプレイのバックライト
用インバータの一形態によれば、前記液晶駆動信号を入
力とし、その液晶走査周波数を所定の分周比で分周して
分周された信号(以下「分周信号」と呼ぶ)を出力する
分周器を有する。前記バースト調光回路は、該分周信号
からその周波数に同期した周波数の調光用信号を得て、
該調光用信号のデューティ比を前記所望輝度に応じて調
整した前記調光信号を出力することを特徴とするもので
ある。
用インバータの一形態によれば、前記液晶駆動信号を入
力とし、その液晶走査周波数を所定の分周比で分周して
分周された信号(以下「分周信号」と呼ぶ)を出力する
分周器を有する。前記バースト調光回路は、該分周信号
からその周波数に同期した周波数の調光用信号を得て、
該調光用信号のデューティ比を前記所望輝度に応じて調
整した前記調光信号を出力することを特徴とするもので
ある。
【0015】他の態様によれば、前記分周器からの分周
信号を、その周波数に応じた電圧信号に変換する周波数
電圧変換器を有している。前記バースト調光回路は、該
電圧信号を入力とし、輝度調節が前記調光信号の周波数
によらず一定となるように該電圧信号によって前記調光
用信号のデューティ比の調節度合いを制御する用に構成
されていることを特徴とする。
信号を、その周波数に応じた電圧信号に変換する周波数
電圧変換器を有している。前記バースト調光回路は、該
電圧信号を入力とし、輝度調節が前記調光信号の周波数
によらず一定となるように該電圧信号によって前記調光
用信号のデューティ比の調節度合いを制御する用に構成
されていることを特徴とする。
【0016】更に、本発明の一実施の形態による液晶デ
ィスプレイのバックライト用インバータにおいては、前
記電圧生成回路は、バックライトの点灯電圧を出力する
ための所定の共振周波数を有する圧電トランス、前記共
振周波数近傍の周波数で発振する電圧制御発振回路、該
電圧制御発振回路の出力を受けて該圧電トランスを駆動
する駆動回路、および前記圧電トランスに接続されて前
記点灯電圧を入力された前記バックライトに流れる電流
を検出するバックライト電流検出回路を備え、該バック
ライト電流検出回路からの検出電流によって前記電圧制
御発振回路の発振周波数を制御するものである。一方、
前記バースト調光回路からの調光信号によって前記電圧
制御発振回路の起動停止を制御して、調光を行うもので
ある。
ィスプレイのバックライト用インバータにおいては、前
記電圧生成回路は、バックライトの点灯電圧を出力する
ための所定の共振周波数を有する圧電トランス、前記共
振周波数近傍の周波数で発振する電圧制御発振回路、該
電圧制御発振回路の出力を受けて該圧電トランスを駆動
する駆動回路、および前記圧電トランスに接続されて前
記点灯電圧を入力された前記バックライトに流れる電流
を検出するバックライト電流検出回路を備え、該バック
ライト電流検出回路からの検出電流によって前記電圧制
御発振回路の発振周波数を制御するものである。一方、
前記バースト調光回路からの調光信号によって前記電圧
制御発振回路の起動停止を制御して、調光を行うもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明の一実施の形態を示すブロ
ック図である。図示の液晶ディスプレイのバックライト
点灯用インバータ10は、図2の従来例と同様に、圧電
トランス17と、電圧制御発振回路11と、電圧制御発
振回路11における発振周波数を制御する発振周波数制
御回路16と、圧電トランス17を駆動する駆動回路1
2と、冷陰極管50の電流を検出する冷陰極管電流検出
回路15から構成された点灯電圧生成回路を備えてい
る。この点灯電圧生成回路の動作は、図1で説明したも
のと同様であるので、その説明は省略する。
ック図である。図示の液晶ディスプレイのバックライト
点灯用インバータ10は、図2の従来例と同様に、圧電
トランス17と、電圧制御発振回路11と、電圧制御発
振回路11における発振周波数を制御する発振周波数制
御回路16と、圧電トランス17を駆動する駆動回路1
2と、冷陰極管50の電流を検出する冷陰極管電流検出
回路15から構成された点灯電圧生成回路を備えてい
る。この点灯電圧生成回路の動作は、図1で説明したも
のと同様であるので、その説明は省略する。
【0019】また、バックライト点灯用インバータ10
は、従来例と同様に、バースト調光回路13を備えてい
るが、調光信号を生成する構成動作が前記した従来のも
のとは異なり、調光信号の周波数を、液晶ディスプレイ
駆動走査周波数に同期させるようになっている。
は、従来例と同様に、バースト調光回路13を備えてい
るが、調光信号を生成する構成動作が前記した従来のも
のとは異なり、調光信号の周波数を、液晶ディスプレイ
駆動走査周波数に同期させるようになっている。
【0020】即ち、このバックライト点灯用インバータ
10は、液晶ディスプレイの液晶パネルモジュール20
への接続端子を有し、そこに接続された液晶パネルモジ
ュール20から、液晶ディスプレイの駆動信号を受け
る。バックライト点灯用インバータ10は分周回路18
を有し、液晶ディスプレイの駆動信号を入力とし、その
走査周波数信号を分周して、分周された信号(以下、
「分周信号」と呼ぶ)を出力する。分周比は、所望に応
じて、適宜定めることができる。分周信号は、バースト
調光回路13に供給される。
10は、液晶ディスプレイの液晶パネルモジュール20
への接続端子を有し、そこに接続された液晶パネルモジ
ュール20から、液晶ディスプレイの駆動信号を受け
る。バックライト点灯用インバータ10は分周回路18
を有し、液晶ディスプレイの駆動信号を入力とし、その
走査周波数信号を分周して、分周された信号(以下、
「分周信号」と呼ぶ)を出力する。分周比は、所望に応
じて、適宜定めることができる。分周信号は、バースト
調光回路13に供給される。
【0021】バースト調光回路13は、入力された分周
信号を同じ周波数の三角波に波形変換(或いは波形成
形)し、更に、これを方形波に波形変換する。この方形
波に波形変換する前に、輝度調整用スイッチで設定され
た輝度に応じた電圧レベルを有するデューティ設定信号
で、三角波の基準レベルを調整する。これによって、変
換された方形波は、設定された輝度に応じたデューティ
比を有することになる。かくして、所望の輝度に応じた
デューティ比を有する調光信号が出力される。
信号を同じ周波数の三角波に波形変換(或いは波形成
形)し、更に、これを方形波に波形変換する。この方形
波に波形変換する前に、輝度調整用スイッチで設定され
た輝度に応じた電圧レベルを有するデューティ設定信号
で、三角波の基準レベルを調整する。これによって、変
換された方形波は、設定された輝度に応じたデューティ
比を有することになる。かくして、所望の輝度に応じた
デューティ比を有する調光信号が出力される。
【0022】また、調光信号の周波数は、液晶ディスプ
レイの駆動走査周波数に同期しているから、表示画面上
に干渉による縞模様が現れることは防止される。また、
調光信号の周波数は、液晶パネルモジュールを接続する
だけで、液晶ディスプレイの駆動走査周波数に同期され
るので、異なる駆動走査周波数の液晶ディスプレイに対
しても、調光信号の周波数の設定変更や調整を必要とし
ないとの利点がある。
レイの駆動走査周波数に同期しているから、表示画面上
に干渉による縞模様が現れることは防止される。また、
調光信号の周波数は、液晶パネルモジュールを接続する
だけで、液晶ディスプレイの駆動走査周波数に同期され
るので、異なる駆動走査周波数の液晶ディスプレイに対
しても、調光信号の周波数の設定変更や調整を必要とし
ないとの利点がある。
【0023】なお、調光信号のデューティ比が同じで
も、その周波数が異なると、単位時間内でのオン時間の
和は一定ではない。このため、冷陰極管の時間平均発光
強度、即ち、輝度は異なることになる。このため、走査
周波数の異なる液晶ディスプレイに対しては、輝度調整
スイッチを同じ輝度に設定しても、冷陰極管の輝度は同
じ輝度に制御されない不都合がある。
も、その周波数が異なると、単位時間内でのオン時間の
和は一定ではない。このため、冷陰極管の時間平均発光
強度、即ち、輝度は異なることになる。このため、走査
周波数の異なる液晶ディスプレイに対しては、輝度調整
スイッチを同じ輝度に設定しても、冷陰極管の輝度は同
じ輝度に制御されない不都合がある。
【0024】この不都合を解消するために、バックライ
ト点灯用インバータ10は、更に、分周回路18の出力
である分周信号を入力とし、その信号をその周波数に応
じた電圧信号に変換する周波数電圧変換回路(f−Vコ
ンバータ)19を有している。この電圧信号は、バース
ト調光回路13に供給される。
ト点灯用インバータ10は、更に、分周回路18の出力
である分周信号を入力とし、その信号をその周波数に応
じた電圧信号に変換する周波数電圧変換回路(f−Vコ
ンバータ)19を有している。この電圧信号は、バース
ト調光回路13に供給される。
【0025】バースト調光回路13は、この電圧信号に
より前記デューティ設定信号の電圧レベルを調整し、同
じ所望輝度におけるデューティ比を周波数によって異な
らせ、結果的に実際の冷陰極管の輝度が同一となるよう
にしている。
より前記デューティ設定信号の電圧レベルを調整し、同
じ所望輝度におけるデューティ比を周波数によって異な
らせ、結果的に実際の冷陰極管の輝度が同一となるよう
にしている。
【0026】上記の実施の形態では、点灯電圧生成回路
としては、この種の点灯回路として好ましい圧電トラン
スを用いた特定の回路について述べたが、バックライト
点灯用の電圧を出力し、その出力の起動停止を前記調光
信号で制御できるものであれば、本発明に用いることが
できることは明かである。
としては、この種の点灯回路として好ましい圧電トラン
スを用いた特定の回路について述べたが、バックライト
点灯用の電圧を出力し、その出力の起動停止を前記調光
信号で制御できるものであれば、本発明に用いることが
できることは明かである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、液
晶走査周波数の液晶駆動信号で駆動される液晶ディスプ
レイのためのバックライト点灯用の交流電圧を生成する
電圧生成回路と、バックライトの所望の輝度に応じたデ
ューティ比を有する調光信号を発生し、前記電圧生成回
路の交流電圧を該デューティ比に応じてオンオフ制御す
るバースト調光回路とを有する液晶ディスプレイのバッ
クライト点灯用インバータにおいて、前記調光信号の周
波数を前記液晶走査周波数に同期させたので、液晶ディ
スプレイの駆動走査周波数と調光信号の周波数とが最適
条件に自動的に維持されるので、液晶ディスプレイに接
続するだけで、調光信号の周波数の設定変更の必要な
く、表示画面上に干渉による縞模様の生ずる恐れなく、
バックライトを点灯できるバックライト用インバータを
安価に提供できる。
晶走査周波数の液晶駆動信号で駆動される液晶ディスプ
レイのためのバックライト点灯用の交流電圧を生成する
電圧生成回路と、バックライトの所望の輝度に応じたデ
ューティ比を有する調光信号を発生し、前記電圧生成回
路の交流電圧を該デューティ比に応じてオンオフ制御す
るバースト調光回路とを有する液晶ディスプレイのバッ
クライト点灯用インバータにおいて、前記調光信号の周
波数を前記液晶走査周波数に同期させたので、液晶ディ
スプレイの駆動走査周波数と調光信号の周波数とが最適
条件に自動的に維持されるので、液晶ディスプレイに接
続するだけで、調光信号の周波数の設定変更の必要な
く、表示画面上に干渉による縞模様の生ずる恐れなく、
バックライトを点灯できるバックライト用インバータを
安価に提供できる。
【図1】本発明の実施の形態による冷陰極管点灯用イン
バータを示すブロック図である。
バータを示すブロック図である。
【図2】従来例による圧電トランスを用いた冷陰極管点
灯用インバータをブロック図である。
灯用インバータをブロック図である。
10 バックライト(冷陰極管)用インバータ 11 電圧制御発振回路 12 駆動回路 13 バースト調光回路 15 冷陰極管電流検出回路 16 発振周波数制御回路 17 圧電トランス 18 分周回路 19 f−Vコンバータ 20 液晶パネルモジュール 50 冷陰極管
Claims (4)
- 【請求項1】 液晶走査周波数の液晶駆動信号で駆動さ
れる液晶ディスプレイのためのバックライト点灯用の交
流電圧を生成する電圧生成回路と、バックライトの所望
の輝度に応じたデューティ比を有する調光信号を発生
し、前記電圧生成回路の交流電圧を該デューティ比に応
じてオンオフ制御するバースト調光回路とを有する液晶
ディスプレイのバックライト点灯用インバータにおい
て、前記調光信号の周波数を前記液晶走査周波数に同期
させたことを特徴とする液晶ディスプレイのバックライ
ト用インバータ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記液晶駆動信号を
入力とし、その液晶走査周波数を所定の分周比で分周し
て分周された信号(以下「分周信号」と呼ぶ)を出力す
る分周器を有し、前記バースト調光回路は、該分周信号
からその周波数に同期した周波数の調光用信号を得て、
該調光用信号のデューティ比を前記所望輝度に応じて調
整した前記調光信号を出力することを特徴とする液晶デ
ィスプレイのバックライト用インバータ。 - 【請求項3】 請求項2において、前記分周器からの分
周信号を、その周波数に応じた電圧信号に変換する周波
数電圧変換器を有し、前記バースト調光回路は、該電圧
信号を入力とし、輝度調節が前記調光信号の周波数によ
らず一定となるように該電圧信号によって前記調光用信
号のデューティ比の調節度合いを制御することを特徴と
する液晶ディスプレイのバックライト用インバータ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずかにおいて、前記
電圧生成回路は、バックライトの点灯電圧を出力するた
めの所定の共振周波数を有する圧電トランス、前記共振
周波数近傍の周波数で発振する電圧制御発振回路、該電
圧制御発振回路の出力を受けて該圧電トランスを駆動す
る駆動回路、および前記圧電トランスに接続されて前記
点灯電圧を入力された前記バックライトに流れる電流を
検出するバックライト電流検出回路を備え、該バックラ
イト電流検出回路からの検出電流によって前記電圧制御
発振回路の発振周波数を制御するとともに、前記バース
ト調光回路からの調光信号によって前記電圧制御発振回
路の起動停止を制御するように構成したことを特徴とす
る液晶ディスプレイのバックライト用インバータ。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
JP29263997A JPH11126696A (ja) | 1997-10-24 | 1997-10-24 | 液晶ディスプレイのバックライト用インバータ |
DE69828320T DE69828320T2 (de) | 1997-10-16 | 1998-10-15 | Hinterbeleuchtungsschaltung für eine LCD Anzeige |
US09/173,306 US6118221A (en) | 1997-10-16 | 1998-10-15 | Cold-cathode tube lighting circuit with protection circuit for piezoelectric transformer |
EP98119504A EP0910229A3 (en) | 1997-10-16 | 1998-10-15 | Cold-cathode tube lighting circuit with protection circuit for piezoelectric transformer |
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KR10-1998-0043275A KR100491152B1 (ko) | 1997-10-16 | 1998-10-16 | 압전변압기용보호회로를가지는냉음극관점등회로 |
CNA2004100488026A CN1547062A (zh) | 1997-10-16 | 1998-10-16 | 带有压电变压器保护电路的冷阴极管发光电路 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080219A1 (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | バックライト制御装置および表示装置 |
KR100685545B1 (ko) * | 2005-02-28 | 2007-02-22 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 냉음극관 점등 장치, 해당 점등 장치의 구동 방법 및 해당점등 장치용의 집적 회로 |
WO2007125804A1 (ja) | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Panasonic Corporation | バックライト制御装置および表示装置 |
-
1997
- 1997-10-24 JP JP29263997A patent/JPH11126696A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7667415B2 (en) | 2005-01-25 | 2010-02-23 | Panasonic Corporation | Backlight control device and display apparatus |
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