JPH11111095A - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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- JPH11111095A JPH11111095A JP27569297A JP27569297A JPH11111095A JP H11111095 A JPH11111095 A JP H11111095A JP 27569297 A JP27569297 A JP 27569297A JP 27569297 A JP27569297 A JP 27569297A JP H11111095 A JPH11111095 A JP H11111095A
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Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 筐体とカバーの結合のためのリベットを省略
して、電源側端子あるいは負荷側端子の部分の構造の制
約を少なくした回路遮断器を得る。 【解決手段】 筐体13の側面に対してカバー14を平
行方向にスライドさせて覆うように構成すると共に、端
子金具15に形成された係合部15kとカバー14に形
成された係合部14kを嵌め合わせて筐体13と端子金
具15とカバー14を結合する。
して、電源側端子あるいは負荷側端子の部分の構造の制
約を少なくした回路遮断器を得る。 【解決手段】 筐体13の側面に対してカバー14を平
行方向にスライドさせて覆うように構成すると共に、端
子金具15に形成された係合部15kとカバー14に形
成された係合部14kを嵌め合わせて筐体13と端子金
具15とカバー14を結合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、分電盤
の内部に設置された機器取付け用レール(一般にDIN
レールという)に装着して使用する分電盤用回路遮断器
のように、比較的小形の回路遮断器、特に筐体及びその
カバーの構造に関するものである。
の内部に設置された機器取付け用レール(一般にDIN
レールという)に装着して使用する分電盤用回路遮断器
のように、比較的小形の回路遮断器、特に筐体及びその
カバーの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9ないし図13は従来の回路遮断器及
びその部品を示すものであり、図9は一部分を破断して
示す側面図である。図10は筐体及びそのカバーの構造
を示す分解斜視図である。図11は筐体の斜視図、図1
2はカバーの斜視図、図13はコの字形端子の斜視図で
ある。図において、1は絶縁材料でモールド成型された
筐体であり、2はそのカバーである。3はコの字形端子
で、上側端子板3aの部分が後述の接続導体6に接続さ
れている。4は端子ねじ、5は四角形の枠状に形成され
た端子枠であり、上側にねじ孔が設けてある。コの字形
端子3の下側端子板3bは中間端子板3cを介して上側
端子板3aと一体であり、図10にも示すように端子枠
5に挿通されている。端子ねじ4は、上側端子板3aに
穿設された貫通孔3dを通して端子枠5のねじ孔に嵌め
られている。6はコの字形端子3の上側端子板3aと接
続され、内部構成素子12に電流を流すための接続導体
である。上側端子板3aと接続導体6の接続部は筐体1
に形成された圧入溝1aに圧入固定されている。上記説
明のコの字形端子3、端子ねじ4、端子枠5は、通常、
電源側端子として使用される。
びその部品を示すものであり、図9は一部分を破断して
示す側面図である。図10は筐体及びそのカバーの構造
を示す分解斜視図である。図11は筐体の斜視図、図1
2はカバーの斜視図、図13はコの字形端子の斜視図で
ある。図において、1は絶縁材料でモールド成型された
筐体であり、2はそのカバーである。3はコの字形端子
で、上側端子板3aの部分が後述の接続導体6に接続さ
れている。4は端子ねじ、5は四角形の枠状に形成され
た端子枠であり、上側にねじ孔が設けてある。コの字形
端子3の下側端子板3bは中間端子板3cを介して上側
端子板3aと一体であり、図10にも示すように端子枠
5に挿通されている。端子ねじ4は、上側端子板3aに
穿設された貫通孔3dを通して端子枠5のねじ孔に嵌め
られている。6はコの字形端子3の上側端子板3aと接
続され、内部構成素子12に電流を流すための接続導体
である。上側端子板3aと接続導体6の接続部は筐体1
に形成された圧入溝1aに圧入固定されている。上記説
明のコの字形端子3、端子ねじ4、端子枠5は、通常、
電源側端子として使用される。
【0003】8は内部構成素子12に接続された平形端
子、9は平形端子8が挿通された端子枠であり、電源側
端子の端子枠5と同様に上側にねじ孔が設けてある。1
0は端子ねじであり、端子枠9のねじ孔に嵌められてい
る。上記説明の平形端子8、端子枠9、端子ねじ10
は、通常、負荷側端子として使用される。11は筐体1
とカバー2とを結合するためにかしめられたリベットで
あり、この実施例の場合4か所に設けられている。12
は引き外し機構及び開閉機構など回路遮断器として必要
な内部構成素子であり、筐体1の中に組み込まれてい
る。
子、9は平形端子8が挿通された端子枠であり、電源側
端子の端子枠5と同様に上側にねじ孔が設けてある。1
0は端子ねじであり、端子枠9のねじ孔に嵌められてい
る。上記説明の平形端子8、端子枠9、端子ねじ10
は、通常、負荷側端子として使用される。11は筐体1
とカバー2とを結合するためにかしめられたリベットで
あり、この実施例の場合4か所に設けられている。12
は引き外し機構及び開閉機構など回路遮断器として必要
な内部構成素子であり、筐体1の中に組み込まれてい
る。
【0004】次に上記構成の回路遮断器の組立要領につ
いて説明する。先ず、筐体1に内部構成素子12が嵌込
みされるが、内部構成素子12に接続された電源側端
子、負荷側端子の部分も同時に嵌込みされる。即ち、コ
の字形端子3、端子ねじ4及び10、端子枠5及び9、
接続導体6、平形端子9などが嵌込みされる。その後、
内部構成素子12及び電源側端子、負荷側端子を嵌込み
した方向からカバー2をかぶせて、筐体1とカバー2を
共に貫通しているかしめ孔にリベット11を通してかし
めることにより筐体1とカバー2を結合して回路遮断器
を構成する。
いて説明する。先ず、筐体1に内部構成素子12が嵌込
みされるが、内部構成素子12に接続された電源側端
子、負荷側端子の部分も同時に嵌込みされる。即ち、コ
の字形端子3、端子ねじ4及び10、端子枠5及び9、
接続導体6、平形端子9などが嵌込みされる。その後、
内部構成素子12及び電源側端子、負荷側端子を嵌込み
した方向からカバー2をかぶせて、筐体1とカバー2を
共に貫通しているかしめ孔にリベット11を通してかし
めることにより筐体1とカバー2を結合して回路遮断器
を構成する。
【0005】この回路遮断器の電源側端子は、例えば、
分電盤の内部に配設されたブスバーに接続するときは、
ブスバー(図示せず)をコの字形端子3の上側端子板3
aの上側に挿入して端子ねじ4で締付ける。電源側の回
路が電線の場合には、端子枠5に電線(図示せず)を挿
入して端子ねじ4で締付ける。負荷側端子は、端子枠9
に電線(図示せず)を挿入して端子ねじ10で締付け
る。
分電盤の内部に配設されたブスバーに接続するときは、
ブスバー(図示せず)をコの字形端子3の上側端子板3
aの上側に挿入して端子ねじ4で締付ける。電源側の回
路が電線の場合には、端子枠5に電線(図示せず)を挿
入して端子ねじ4で締付ける。負荷側端子は、端子枠9
に電線(図示せず)を挿入して端子ねじ10で締付け
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路遮断器は、
上記のように筐体1とカバー2とはリベット11を通す
方向(筐体1とカバー2の主面に対し直角方向)に分割
されているため、ブスバーあるいは電線を、電源側端子
または負荷側端子に締付ける際に、筐体1とカバー2が
開離して隙間ができるという問題点があった。即ち、端
子枠5に挿入した電線を端子ねじ4を使用して締付ける
ときに、端子枠5の回動あるいは電線のはみ出しなどに
より筐体1またはカバー2が内部から押し広げられて筐
体1とカバー2の間に隙間ができることがあった。ブス
バーを接続するときにおいても同様の問題が生じること
があった。この問題を解消するために、電源側端子及び
負荷側端子の近傍にリベット11を設置する必要があ
り、このリベット11の設置に起因して、電源側端子あ
るいは負荷側端子の部分の構造に制約を生じることがあ
る。また、内部構成素子12の組み込みスペースが制限
されたり、部品の配置に制約を受けることがあるなど、
コストのアップにも関係する問題点があった。
上記のように筐体1とカバー2とはリベット11を通す
方向(筐体1とカバー2の主面に対し直角方向)に分割
されているため、ブスバーあるいは電線を、電源側端子
または負荷側端子に締付ける際に、筐体1とカバー2が
開離して隙間ができるという問題点があった。即ち、端
子枠5に挿入した電線を端子ねじ4を使用して締付ける
ときに、端子枠5の回動あるいは電線のはみ出しなどに
より筐体1またはカバー2が内部から押し広げられて筐
体1とカバー2の間に隙間ができることがあった。ブス
バーを接続するときにおいても同様の問題が生じること
があった。この問題を解消するために、電源側端子及び
負荷側端子の近傍にリベット11を設置する必要があ
り、このリベット11の設置に起因して、電源側端子あ
るいは負荷側端子の部分の構造に制約を生じることがあ
る。また、内部構成素子12の組み込みスペースが制限
されたり、部品の配置に制約を受けることがあるなど、
コストのアップにも関係する問題点があった。
【0007】即ち、リベット11は金属材で形成されて
いるので、電源側端子及び負荷側端子との沿面距離を確
保する必要があり、従って、電源側端子及び負荷側端子
の近傍の設置にも限度があった。従って、電源側端子及
び負荷側端子から離れた位置であっても十分なかしめ強
度を得るために機械的強度が大きいリベット11を必要
とする。このリベット11のために、筐体1及びカバー
2における寸法Aの部分が大きくなり、ブスバーを挿入
する部分の寸法Bが小さくなり、ブスバーの大きさに制
限を受けやすくなるなどの問題点もあった。
いるので、電源側端子及び負荷側端子との沿面距離を確
保する必要があり、従って、電源側端子及び負荷側端子
の近傍の設置にも限度があった。従って、電源側端子及
び負荷側端子から離れた位置であっても十分なかしめ強
度を得るために機械的強度が大きいリベット11を必要
とする。このリベット11のために、筐体1及びカバー
2における寸法Aの部分が大きくなり、ブスバーを挿入
する部分の寸法Bが小さくなり、ブスバーの大きさに制
限を受けやすくなるなどの問題点もあった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、コの字形端子の近傍のリベ
ットかしめを不要とし、ブスバーを挿入する部分の寸法
Bを大きくし、しかも、端子枠5の回動あるいは電線の
はみ出しなどにより筐体1またはカバー2が内部から押
し広げられて隙間ができるような問題点が解消された回
路遮断器を得ることを目的とする。
ためになされたものであり、コの字形端子の近傍のリベ
ットかしめを不要とし、ブスバーを挿入する部分の寸法
Bを大きくし、しかも、端子枠5の回動あるいは電線の
はみ出しなどにより筐体1またはカバー2が内部から押
し広げられて隙間ができるような問題点が解消された回
路遮断器を得ることを目的とする。
【0009】また、リベットの設置に起因して内部構成
素子の組み込みスペースが制限される問題が少なく、リ
ベットと電源側端子及び負荷側端子との沿面距離の確保
が容易な回路遮断器を得ることを目的とする。
素子の組み込みスペースが制限される問題が少なく、リ
ベットと電源側端子及び負荷側端子との沿面距離の確保
が容易な回路遮断器を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器は、絶縁材料製筐体の両端部にそれぞれ端子金具を設
け、中間部に引き外し機構及び開閉機構などを収納し、
かつ筐体の側面を絶縁材料製カバーで覆うようにした回
路遮断器において、カバーは筐体の側面に対して平行方
向にスライドさせて覆うように構成され、かつ端子金具
の一方または両方に形成された係合部とカバーに形成さ
れた係合部とを、カバーのスライドにより嵌め合わせて
結合するよう構成されているものである。
器は、絶縁材料製筐体の両端部にそれぞれ端子金具を設
け、中間部に引き外し機構及び開閉機構などを収納し、
かつ筐体の側面を絶縁材料製カバーで覆うようにした回
路遮断器において、カバーは筐体の側面に対して平行方
向にスライドさせて覆うように構成され、かつ端子金具
の一方または両方に形成された係合部とカバーに形成さ
れた係合部とを、カバーのスライドにより嵌め合わせて
結合するよう構成されているものである。
【0011】また、カバーの係合部は、カバーの外面側
から係合部に通じる成形用の型抜き窓が設けられている
ものである。
から係合部に通じる成形用の型抜き窓が設けられている
ものである。
【0012】
実施の形態1.図1ないし図5はこの発明の実施の形態
1である回路遮断器を示すもので、図1は一部分を破断
して示す側面図である。図2は筐体及びそのカバーの構
造を示す分解斜視図である。図3は筐体の斜視図、図4
はカバーの斜視図である。図5は端子金具の斜視図であ
る。図において、4は端子ねじ、5は端子枠、6は接続
導体、8は平形端子、9は端子枠、10は端子ねじ、1
1はリベット、12は内部構成素子であり、これらは上
記従来の技術で示したものと同様のものである。13は
絶縁材料(例えばポリアミド樹脂)でモールド成型され
た筐体であり、図3に示すように平形端子8が挿入され
る側の壁13bの高さ寸法Hが内部構成部品12の高さ
より僅かに高くなるように形成されている。14は筐体
13と同様の絶縁材料で成型されたカバーであり、図4
に示すように平形端子8側の壁を取り除いた形状にする
と共に、コの字形端子3側の壁14aにくさび形に形成
された係合突起14kが設けられている。15はコの字
形端子であり、図5に示すように、上側端子板15aと
下側端子板15bと中間端子板15cを有し、中間端子
板15cの部分には係合突起14kに対応するくさび形
の係合溝孔15kが設けられている。
1である回路遮断器を示すもので、図1は一部分を破断
して示す側面図である。図2は筐体及びそのカバーの構
造を示す分解斜視図である。図3は筐体の斜視図、図4
はカバーの斜視図である。図5は端子金具の斜視図であ
る。図において、4は端子ねじ、5は端子枠、6は接続
導体、8は平形端子、9は端子枠、10は端子ねじ、1
1はリベット、12は内部構成素子であり、これらは上
記従来の技術で示したものと同様のものである。13は
絶縁材料(例えばポリアミド樹脂)でモールド成型され
た筐体であり、図3に示すように平形端子8が挿入され
る側の壁13bの高さ寸法Hが内部構成部品12の高さ
より僅かに高くなるように形成されている。14は筐体
13と同様の絶縁材料で成型されたカバーであり、図4
に示すように平形端子8側の壁を取り除いた形状にする
と共に、コの字形端子3側の壁14aにくさび形に形成
された係合突起14kが設けられている。15はコの字
形端子であり、図5に示すように、上側端子板15aと
下側端子板15bと中間端子板15cを有し、中間端子
板15cの部分には係合突起14kに対応するくさび形
の係合溝孔15kが設けられている。
【0013】上記のように構成された回路遮断器は、カ
バー14の平形端子8が挿入される側の壁を取り除いた
形状にしたので、カバー14は、コの字形端子15、端
子ねじ4、端子枠5、平形端子8、端子枠9、端子ねじ
10、内部構成部品12などに当たることなく、図2に
示すように、横方向(矢印方向)からスライドさせて覆
うことができる。このスライドの際に、コの字形端子1
5の係合溝孔15kとカバー14の係合突起14kとが
嵌め合わせられ結合される。この構成により、筐体13
に対するカバー14の装着が容易になる。また、コの字
形端子15が接続導体6と共に筐体13の圧入溝13a
に圧入固定されているので、筐体13とカバー14とは
コの字形端子15を介して2か所で結合され、コの字形
端子15の部分において、筐体13とカバー14とはし
っかりと固定されることになる。なお、他の部分は従来
と同様にリベット11によりかしめ付けされている。
バー14の平形端子8が挿入される側の壁を取り除いた
形状にしたので、カバー14は、コの字形端子15、端
子ねじ4、端子枠5、平形端子8、端子枠9、端子ねじ
10、内部構成部品12などに当たることなく、図2に
示すように、横方向(矢印方向)からスライドさせて覆
うことができる。このスライドの際に、コの字形端子1
5の係合溝孔15kとカバー14の係合突起14kとが
嵌め合わせられ結合される。この構成により、筐体13
に対するカバー14の装着が容易になる。また、コの字
形端子15が接続導体6と共に筐体13の圧入溝13a
に圧入固定されているので、筐体13とカバー14とは
コの字形端子15を介して2か所で結合され、コの字形
端子15の部分において、筐体13とカバー14とはし
っかりと固定されることになる。なお、他の部分は従来
と同様にリベット11によりかしめ付けされている。
【0014】上記ように、コの字形端子15とカバー1
4とを結合することにより、コの字形端子15の近傍の
リベット11を省略することになり、筐体13の寸法A
の部分を小さく、寸法Bの部分を大きくできる。これに
より、ブスバーの大きさの制限が少なくなる。また、端
子枠5の回動あるいは電線のはみ出しなどにより筐体1
3またはカバー14が内部から押し広げられて隙間がで
きる問題は生じない。さらに、コの字形端子15の近傍
にリベット11がないので、電源側端子とリベット11
との間の沿面距離の問題も解消される。
4とを結合することにより、コの字形端子15の近傍の
リベット11を省略することになり、筐体13の寸法A
の部分を小さく、寸法Bの部分を大きくできる。これに
より、ブスバーの大きさの制限が少なくなる。また、端
子枠5の回動あるいは電線のはみ出しなどにより筐体1
3またはカバー14が内部から押し広げられて隙間がで
きる問題は生じない。さらに、コの字形端子15の近傍
にリベット11がないので、電源側端子とリベット11
との間の沿面距離の問題も解消される。
【0015】実施の形態2.実施の形態1におけるカバ
ー14は、例えばポリアミド樹脂の射出成型により形成
されるが、係合突起14kがくさび形になっているため
に、射出成型用金型は、中子を有する複雑な構造の金型
になり、射出成型の作業効率が悪くなっていた。この実
施の形態2はこの点を改良したものである。即ち、図6
は実施の形態2を示すカバー16の要部拡大図である。
図において、16kはくさび形に形成された係合突起で
あり、上記実施の形態1と同様にコの字形端子3側の壁
16aに設けられている。16b,16cは型抜き窓で
あり、カバー16の外面側から上記係合突起16kに通
じるように形成されている。この型抜き窓16b,16
cを設けることにより、射出成型用金型において中子を
用いなくてもくさび形の係合突起16kが形成できる。
ー14は、例えばポリアミド樹脂の射出成型により形成
されるが、係合突起14kがくさび形になっているため
に、射出成型用金型は、中子を有する複雑な構造の金型
になり、射出成型の作業効率が悪くなっていた。この実
施の形態2はこの点を改良したものである。即ち、図6
は実施の形態2を示すカバー16の要部拡大図である。
図において、16kはくさび形に形成された係合突起で
あり、上記実施の形態1と同様にコの字形端子3側の壁
16aに設けられている。16b,16cは型抜き窓で
あり、カバー16の外面側から上記係合突起16kに通
じるように形成されている。この型抜き窓16b,16
cを設けることにより、射出成型用金型において中子を
用いなくてもくさび形の係合突起16kが形成できる。
【0016】実施の形態3.実施の形態1においてカバ
ー14に形成される係合突起14k、実施の形態2にお
いてカバー16に形成される係合突起16kは、いずれ
もくさび形のものを示したが、角柱形状の係合突起にす
ることもできる。即ち、図7は実施の形態3を示すカバ
ー17の要部拡大図である。図8はコの字形端子の斜視
図である。図において、17kは角柱形状に形成された
係合突起であり、上記実施の形態1と同様にコの字形端
子3側の壁17aに設けられている。17bは型抜き窓
であり、カバー17の外面側から上記係合突起17kに
通じるように形成されている。この型抜き窓17bを設
けることにより、射出成型用金型において中子を用いな
くても角柱形状の係合突起17kが形成できる。この場
合、コの字形端子18の係合溝孔18kは図8に示すよ
うに四角形の孔になる。この構成によれば、実施の形態
2のものに比較して、型抜き窓17bが1個であり、係
合突起17kも角柱形状であるために、射出成型用金型
が簡単になり射出成形がより容易で量産に適した構成に
なる。
ー14に形成される係合突起14k、実施の形態2にお
いてカバー16に形成される係合突起16kは、いずれ
もくさび形のものを示したが、角柱形状の係合突起にす
ることもできる。即ち、図7は実施の形態3を示すカバ
ー17の要部拡大図である。図8はコの字形端子の斜視
図である。図において、17kは角柱形状に形成された
係合突起であり、上記実施の形態1と同様にコの字形端
子3側の壁17aに設けられている。17bは型抜き窓
であり、カバー17の外面側から上記係合突起17kに
通じるように形成されている。この型抜き窓17bを設
けることにより、射出成型用金型において中子を用いな
くても角柱形状の係合突起17kが形成できる。この場
合、コの字形端子18の係合溝孔18kは図8に示すよ
うに四角形の孔になる。この構成によれば、実施の形態
2のものに比較して、型抜き窓17bが1個であり、係
合突起17kも角柱形状であるために、射出成型用金型
が簡単になり射出成形がより容易で量産に適した構成に
なる。
【0017】実施の形態4.上記実施の形態1ないし3
において、電源側のコの字形端子とカバーとをカバーの
スライドにより嵌め合わせて結合する機構を示したが、
この結合機構を負荷側の端子とカバーの間に構成するこ
とも可能である。また、コの字形端子側に係合突起に相
当する係合部を設け、カバー側に係合溝孔に相当する係
合部を設けることも可能である。
において、電源側のコの字形端子とカバーとをカバーの
スライドにより嵌め合わせて結合する機構を示したが、
この結合機構を負荷側の端子とカバーの間に構成するこ
とも可能である。また、コの字形端子側に係合突起に相
当する係合部を設け、カバー側に係合溝孔に相当する係
合部を設けることも可能である。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0019】ブスバー接続と電線接続の両方の機能を有
するコの字形端子側は、スペースが少なくリベット挿入
位置を確保することが困難であるが、リベットが不要に
なる構成にしたので、ブスバーを挿入する部分の寸法を
大きくできると共に、内部構成素子の配置が容易にな
る。
するコの字形端子側は、スペースが少なくリベット挿入
位置を確保することが困難であるが、リベットが不要に
なる構成にしたので、ブスバーを挿入する部分の寸法を
大きくできると共に、内部構成素子の配置が容易にな
る。
【0020】また、筐体とカバーが内部から押し広げら
れて隙間ができるような問題点が解消されると共に、リ
ベットと電源側端子及び負荷側端子との沿面距離の確保
が容易で、電気絶縁の問題解消も容易になる。
れて隙間ができるような問題点が解消されると共に、リ
ベットと電源側端子及び負荷側端子との沿面距離の確保
が容易で、電気絶縁の問題解消も容易になる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す回路遮断器の
一部破断側面図である。
一部破断側面図である。
【図2】 図1の回路遮断器を示す分解斜視図である。
【図3】 図1の回路遮断器の筐体を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】 図1の回路遮断器のカバーを示す斜視図であ
る。
る。
【図5】 図1の回路遮断器のコの字形端子を示す斜視
図である。
図である。
【図6】 実施の形態2の回路遮断器のカバーを示す斜
視図である。
視図である。
【図7】 実施の形態3の回路遮断器のカバーを示す斜
視図である。
視図である。
【図8】 実施の形態3の回路遮断器のコの字形端子を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図9】 従来の回路遮断器を示す一部破断側面図であ
る。
る。
【図10】 図9の回路遮断器を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図11】 図9の回路遮断器の筐体を示す斜視図であ
る。
る。
【図12】 図9の回路遮断器のカバーを示す斜視図で
ある。
ある。
【図13】 図9の回路遮断器のコの字形端子を示す斜
視図である。
視図である。
4 端子ねじ、5 端子枠、6 接続導体、8 平形端
子、9 端子枠、10 端子ねじ、11 リベット、1
2 内部構成素子、13 筐体、14 カバー、14
k,16k,17k 係合突起、15 コの字形端子、
15k,18k 係合溝孔、16b,16c,17b
型抜き窓。
子、9 端子枠、10 端子ねじ、11 リベット、1
2 内部構成素子、13 筐体、14 カバー、14
k,16k,17k 係合突起、15 コの字形端子、
15k,18k 係合溝孔、16b,16c,17b
型抜き窓。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁材料製筐体の両端部にそれぞれ端子
金具を設け、中間部に引き外し機構及び開閉機構などを
収納し、かつ上記筐体の側面を絶縁材料製カバーで覆う
ようにした回路遮断器において、上記カバーは上記筐体
の側面に対して平行方向にスライドさせて覆うように構
成され、かつ上記端子金具の一方または両方に形成され
た係合部と上記カバーに形成された係合部とを、上記カ
バーのスライドにより嵌め合わせて結合するよう構成さ
れていることを特徴とする回路遮断器。 - 【請求項2】 カバーの係合部は、カバーの外面側から
係合部に通じる成形用の型抜き窓が設けられていること
を特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27569297A JPH11111095A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27569297A JPH11111095A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 回路遮断器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11111095A true JPH11111095A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17559034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27569297A Pending JPH11111095A (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11111095A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104425908A (zh) * | 2013-08-29 | 2015-03-18 | 西门子公司 | 开关 |
KR20190094694A (ko) * | 2018-02-05 | 2019-08-14 | 엘에스산전 주식회사 | 가스절연 개폐장치용 보호커버 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP27569297A patent/JPH11111095A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104425908A (zh) * | 2013-08-29 | 2015-03-18 | 西门子公司 | 开关 |
CN104425908B (zh) * | 2013-08-29 | 2017-04-12 | 西门子公司 | 开关 |
KR20190094694A (ko) * | 2018-02-05 | 2019-08-14 | 엘에스산전 주식회사 | 가스절연 개폐장치용 보호커버 |
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