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JPH10511876A - 変形自在な眼内レンズの折り畳み方法および装置 - Google Patents

変形自在な眼内レンズの折り畳み方法および装置

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Publication number
JPH10511876A
JPH10511876A JP8521260A JP52126096A JPH10511876A JP H10511876 A JPH10511876 A JP H10511876A JP 8521260 A JP8521260 A JP 8521260A JP 52126096 A JP52126096 A JP 52126096A JP H10511876 A JPH10511876 A JP H10511876A
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JP
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lens
conduit
cartridge
eye
plunger
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Pending
Application number
JP8521260A
Other languages
English (en)
Inventor
フェインゴールド,ウラジミール
Original Assignee
フェインゴールド,ウラジミール
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Filing date
Publication date
Application filed by フェインゴールド,ウラジミール filed Critical フェインゴールド,ウラジミール
Publication of JPH10511876A publication Critical patent/JPH10511876A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/14Eye parts, e.g. lenses or corneal implants; Artificial eyes
    • A61F2/16Intraocular lenses
    • A61F2/1662Instruments for inserting intraocular lenses into the eye
    • A61F2/1664Instruments for inserting intraocular lenses into the eye for manual insertion during surgery, e.g. forceps-like instruments

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 眼内レンズ注入システムおよび眼内レンズの注入方法である。眼内レンズ注入システムは、先細の通路(416)および眼内への挿入の前に変形自在な眼内レンズ(64)の両端をカールして折り畳み位置にする溝(410)を備えた注入装置を含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】 変形自在な眼内レンズの折り畳み方法および装置 関連出願 この出願は、1992年9月30日に出願され現在放棄された米国特許出願「 眼内レンズ挿入システム」、出願番号07/957,251号の一部継続出願で ある、1994年2月15日に出願された米国特許出願「ヒンジなし眼内レンズ マイクロカートリッジ」、出願番号08/196,855号の一部継続出願であ り、両者の開示内容は本願の一部を構成する。 発明の技術分野 この発明は、変形自在な眼内レンズを眼内に注入するシステムおよび方法に関 する。詳しくは、本発明は、変形自在な眼内レンズを眼内に注入する注入装置、 カートリッジおよび方法に関する。 発明の背景 眼内レンズは、種々の白内障除去術の後、人間の水晶体の置き換えとして広く 受け入れられている。人間の水晶体は一般に約5ミリの厚みと約9ミリの直径と を有する透明な構造体として認識されている。水晶体は虹彩の背後で水晶体を毛 様体に接続しているチン氏帯繊維によって懸架されている。水晶体嚢が水晶体を 包囲し、この嚢の前部分は通例前嚢として知られ、後部分は通例後嚢として知ら れている。 白内障の摘出のための多数の方法が開発され、そこでは水晶体が眼内から除去 され人工のレンズ植え込みにより置き換えられている。摘出術は一般に(水晶体 が水晶体嚢と一緒に除去される)嚢内法と(前嚢が水晶体と伴に除去され後嚢は 元のまま残される)嚢外法とに分類される。 1949年頃、Ridleyが最初の人工レンズを植え込んで以来、白内障摘出とレ ンズ植え込みに関連する問題は眼外科医から多大な注目を受けている。種々の形 式の人工レンズが提案され、患者の不快感を低減し、かつ、術後の合併症を低減 すべく試みる適切な外科術が開発されている。これに関連して、N.Jaffe et al .による偽水晶体;D.P.Choyceによる「眼内植え込みの歴史」(1973年1 0月、眼科学の年譜);1981年2月24日、Anisに発行された米国特許第4 ,251,887号;1977年11月8日、Kelmanに発行された米国特許第4 ,092,743号;1982年4月23日、米国眼内植え込み学会シンポジウ ムにおいて医学博士Charles Berkert により発表された「フレキシブル後眼房植 え込みの比較」;および「Simcoe後眼房レンズ」(Cilco,Inc.1980年); 1986年3月4日、Mazzoccoに発行された米国特許第4,573,998号、 1982年7月22日に出願され、「眼内レンズ構造用の改良された固定システ ム」に対する米国特許出願第400,665号で、1987年10月27日、Ma zzoccoに発行された米国特許第4,702,224号;および1987年12月 29日、Mazzocco et al.に発行された米国特許第4,715,373号が参照 され、これらの開示事項は本願の一部を構成する。 本発明に関連して特に興味あるのは、米国特許第4,002,169号および 米国特許第3,996,935号に開示されているように、白内障の除去のため の眼細胞における比較的小さな切創を必要とする外科技術の開発である。多数の 熟練者が、光学的使用に適したガラスまたはプラスチックのような剛性材料で概 ね作られた光学領域部を備える眼内レンズ構造を開示している。 しかしながら、従来の剛性眼内レンズの主たる欠点の一つは、レンズの植え込 みが眼細胞に大きな切創を必要とすることである。このタイプの外科術は、他の 欠点の内、比較的高い合併症率をもたらしている。例えば、剛性レンズ構造の植 え込みに関連する重大な危険性は、炎症、網膜剥離、および特に瞳孔に関する眼 細胞の裂傷の危険性の増大を含む。 従って、当業者は、より安全でより便利な外科術をもたらす比較的小さな切創 技術を用いることで、臨床的有利さをもたらす変形自在な眼内レンズの植え込み のための外科器具に対する重大な必要性を認識している。特に、変形自在な眼内 レンズおよび植え込み用の方法および装置の分野での当業者は、植え込み時ない しはその後に、眼細胞に形成された傷を広げることを必要とせずに、眼内レンズ を応力状態で所定の断面に変形し、植え込み前に眼外科医に眼内で操作すること なしにレンズを検査することを許す外科器具に対する重大な必要性を認識してい る。本発明は、これらの必要性を満たすものである。 本発明は、上に示した特許の方法および装置、特に、米国特許第4,573, 998号の方法および米国特許第4,702,224号の装置を改良することに より派生された。 Rheinish et al.への米国特許第5,275,604号はここに開示された発 明のいくつかに関して特に関係深い。米国特許第5,275,604号は全体的 に本出願の一部を構成するものとする。 発明の要約 本発明の目的は、改良された眼内レンズマイクロカートリッジを提供すること にある。 本発明の他の目的は、変形自在な眼内レンズを、眼細胞に作られた比較的小さ な切創を通して眼内に植え込むために、外科器具と伴に用いられる眼内レンズマ イクロカートリッジを提供することにあり、前記レンズマイクロカートリッジは 、変形自在な眼内レンズを収容かつ保持するレンズ収容部を有するレンズ保持部 と、前記レンズ保持部に連結されそれから延在するノズル部とを備え、前記レン ズ保持部および前記ノズル部はそれらを通して延在する連続した通路を有してい る。 本発明のさらなる目的は、ヒンジなしの構造の眼内レンズマイクロカートリッ ジを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、ノズル部に対して固定されたレンズ収容部を有する 眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明のさらなる他の目的は、楕円形のバレル形態を有するレンズ収容部を備 えた眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明の他の目的は、長手方向スロットが設けられ、このスロットを通して変 形自在な眼内レンズの装填を許すレンズ収容部を有する眼内レンズマイクロカー トリッジを提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、長手方向スロットが設けられ、かつ、レンズ保持 部の端部まで延在し、このスロットを通して変形自在な眼内レンズの装填を許す レンズ収容部を有する眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明のさらにまた他の目的は、長手方向スロットが設けられ、かつ、丸味を 帯びた端部からレンズ保持部の端部まで延在し、このスロットを通して変形自在 な眼内レンズの装填を許すレンズ収容部を有する眼内レンズマイクロカートリッ ジを提供することにある。 本発明の他のさらなる目的は、レンズ収容部とノズル部との間に位置され、楕 円形バレルを備える移行部を含むレンズ保持部を備える眼内レンズマイクロカー トリッジを提供することにある。 本発明の他の目的は、レンズ収容部とノズル部との間に位置され、レンズ収容 部の寸法からノズル部の寸法へ先細りの内方に先細となる側壁により形成された 楕円形バレルを備える移行部を含むレンズ保持部を備える眼内レンズマイクロカ ートリッジを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、楕円形バレルが設けられたレンズ収容部と、内方に 先細となる側部を備える楕円形のバレルが設けられた移行部と、マイクロカート リッジを貫通する連続した通路を形成する内方に先細となる円錐状の通路が設け られたノズル部とを備える眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにあ る。 本発明のさらなる他の目的は、円錐形の内側側壁、ほぼ平坦な底壁、および、 レンズ収容部からノズル部に延在するにつれ目立たなくなるように先細となり下 向きに延在する突起を有する頂壁により画成されている移行部の楕円形バレルを 備える眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明のさらなる他の目的は、円錐形の内側側壁、ほぼ平坦な底壁、および、 レンズ収容部からノズル部に延在するにつれ目立たなくなるように先細となり下 向きに延在する突起を有する頂壁により画成されている移行部の楕円形バレルを 備え、内側の頂壁が内側の底壁にほぼ平行である眼内レンズマイクロカートリッ ジを提供することにある。 本発明の他の目的は、ノズル部への入口の断面寸法に対して、より大きな断面 寸法を有している収容部の楕円形バレルを有する眼内レンズマイクロカートリッ ジを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、変形自在な眼内レンズを、眼細胞に作られた比較的 小さな切創を通して眼内に植え込むために、外科器具と伴に用いられる眼内レン ズマイクロカートリッジを提供することにあり、前記レンズマイクロカートリッ ジは、変形自在な眼内レンズを収容かつ保持するレンズ収容部を有するレンズ保 持部と、前記レンズ保持部に接続されそれから延在し先細りの形状を有するノズ ル部とを備え、前記レンズ保持部および前記ノズル部はそれらを通して延在する 連続した通路を有している。 本発明のまたさらなる目的は、レンズ保持部からノズル部の自由端まで下流方 向に先細であるノズル部の外側の壁を有する眼内レンズマイクロカートリッジを 提供することにある。 本発明の他のさらなる目的は、ノズル部の自由端に向かう方向で共に先細であ り、レンズ保持部からノズル部の自由端までより薄い先細の壁厚をもたらしてい るノズル部の内側の壁および外側の壁を有する眼内レンズマイクロカートリッジ を提供することにある。 本発明の他の目的は、レンズマイクロカートリッジを変形自在な眼内レンズの 植え込み装置に整列するための、レンズマイクロカートリッジの延長部を有する 眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、レンズマイクロカートリッジを変形自在な眼内レン ズの植え込み装置に整列するための、レンズマイクロカートリッジの延長部を有 し、この延長部はレンズ保持部から上向きに突出している眼内レンズマイクロカ ートリッジを提供することにある。 本発明のまたさらなる目的は、変形自在な眼内レンズを、眼細胞に作られた比 較的小さな切創を通して眼内に植え込むために、外科器具と伴に用いられるレン ズマイクロカートリッジであって、長手方向スロットを有する筒で形成され、変 形自在な眼内レンズを収容かつ保持するレンズ収容部を有するレンズ保持部であ って、前記レンズ収容部から延びる内方に先細の内壁により形成される移行部を 有するレンズ保持部と、前記レンズ保持部の前記移行部に接続されそれから延在 するノズル部とを備え、前記レンズ保持部および前記ノズル部はそれらを通して 延在する連続した通路を有し、レンズマイクロカートリッジを変形自在な眼内レ ンズの植え込み装置に整列するための、前記レンズ保持部の延長部を備えている 眼内レンズマイクロカートリッジを提供することにある。 本発明の他の目的は、眼内レンズを折り畳むための一対の対向する先細溝を有 するカートリッジを提供することにある。 本発明のさらなる目的は、眼内レンズを折り畳むための一対の対向する先細溝 を有する平坦な輪郭内に眼内レンズを受容する輪郭を有するカートリッジを提供 することにある。 本発明のまたさらなる目的は、眼内レンズをさらに折り畳むための漏斗式輪郭 を有するカートリッジを提供することにある。 本発明のまたさらなる他の目的は、眼内レンズをさらに折り畳むための一対の 対向する先細溝を備えた漏斗式輪郭を有するカートリッジを提供することにある 。 本発明は眼内レンズを眼内に植え込むための方法および装置を指向する。特に 、本発明はヒンジなし形式の眼内レンズマイクロカートリッジを指向している。 本発明による外科的装置は、レンズ保持器とレンズ保持器、すなわち、レンズ マイクロカートリッジ用の保持器との組合せを含んでいる。好ましいレンズマイ クロカートリッジは、レンズ収容部および植え込みノズルの組合せを備える。一 つの好ましい実施例におけるレンズ収容部は、延長部を備える可動のチューブ部 にヒンジで連結された、延長部を備える固定のチューブ部を有する分離されたチ ューブ部材により形成されている。この形態では、変形自在な眼内レンズを受け 入れるためにマイクロカートリッジは開かれ、レンズを通路内に減縮するため に閉じられる。分離されたチューブ部はノズルに接続され、ノズルはチューブ部 材およびノズルを貫通する連続した通路を備えている。 他の好ましい実施例はヒンジなしの形式のマイクロカートリッジであり、外科 的植え込み装置の収容部内に設置される前に、レンズがこれに注意深く装填され る。 レンズ保持器は、レンズをレンズ保持器から眼内に駆動ないしは操作する手段 を有する保持器(すなわち、外科的植え込み装置)内に挿入される。好ましい実 施例では、保持器には保持器から眼内にレンズを駆動するプランジャが設けられ ている。さらに、保持器は、ヒンジ付またはヒンジなしの、ノズルを有するマイ クロカートリッジを収容するよう形状付けられている。 好ましい形態の保持器は、マイクロカートリッジが保持器内で回るのを防止す る手段とプランジャが保持器内で回るのを防止する手段を含んでいる。マイクロ カートリッジが保持器内で回るのを防止する手段は、保持器の収容部の開口と回 転を防止すべく協働する一つ以上の延長部をマイクロカートリッジに設けること によって形成することができる。プランジャが保持器内で回るのを防止する手段 は、保持器内のプランジャおよびスリーブに回転を防止する特別な断面形状、例 えば、半円形状を施すことにより形成することができる。 好ましい形態の保持器は、植え込みプロセス中、レンズを精密かつ正確に動か すべく、プランジャを保持器内で調節するよう保持器本体のネジ付スリーブと協 働するネジ付キャップを有するプランジャを含んでいる。保持器は、プランジャ 先端部の前進を継続すべく、プランジャの保持器内での摺動とそれに続くプラン ジャのネジ付キャップと保持器本体のネジ付スリーブとの係合とにより、プラン ジャが所定の距離動けるように形状付けられている。 好ましい形態のプランジャ先端部は、レンズ保持器から眼内にレンズを移動し 操作するための種々の表面を有する切り子面先端部(faceted tip)により形成さ れている。先端部は、先端部とレンズ保持器を貫通する通路の内面との間にトレ ーリング触覚部(haptic)を収容して、それへの損傷を防止する隙間をもたらすべ くデザインされている。一旦、レンズが眼内に挿入されると、先端部は眼内の適 当な位置にレンズを押し込み回転するのに用いることができる。 本発明による方法は、変形自在な眼内レンズの表面を外科的に適合する潤滑剤 で潤滑すること、および、レンズを開位置にあるマイクロカートリッジに装填す ることを含んでいる。マイクロカートリッジは、レンズがマイクロカートリッジ 内の通路を通って押され得る形状に、折り畳み動作によってレンズを縮小しつつ 閉じられる。マイクロカートリッジはプランジャが引き出されている保持器内に 挿入される。 プランジャは、保持器本体を保持しながらプランジャを前方に押すことによっ て前方に滑りつつ移動される。この動作は、レンズをマイクロカートリッジのチ ューブ部材部分からノズル部分に押す。この地点で、プランジャのネジ付端部キ ャップのネジ部がネジ付スリーブのネジ部に係合する。ネジ付端部キャップはネ ジ部を係合すべく僅かに回される。かくて、装置は植え込みプロセスのために準 備ができている。 マイクロカートリッジのノズルが小さな切創を通って眼内に位置される。プラ ンジャのネジ付端部キャップが、レンズをノズルを通して眼内にさらに前進させ るために回される。ネジ付端部キャップはさらに、プランジャの先端部を眼内に 露出させレンズを所定位置に押すべく回される。先端部は、触覚部の眼内での位 置決めのためにレンズを回転するのにも用いられ得る。 本発明のカートリッジの他の好ましい実施例は、最初に平坦でカートリッジに 装填される眼内レンズを折り畳むべく特に形状付けられている。このカートリッ ジは、レンズが製造施設から販売店および消費者への輸送中にカートリッジ内に 平坦に潜在的に保存されることを許容している。代わりに、消費者は包装された 眼内レンズを使用の直前、すなわち、外科施術の準備中にカートリッジに単に装 填することもできる。 カートリッジは、レンズがカートリッジのノズル部を通過すべく十分に折り畳 まれる迄、レンズの両縁を折り畳むように先細となる、一組の対向する溝によっ て形成された通路を含んでいる。通路の先細性は、レンズがカートリッジを移動 するときレンズの如何なる損傷をも防止するために、好ましくは連続的である。 ある実施例では、通路の溝は通路の長さの一部に沿って先細であり、他の実施例 では、溝は、カートリッジのレンズ保持部およびノズル部を通る通路の全長に 沿って先細である。例えば、一つの実施例では、溝は最初にレンズ保持部を通り 通路の移行部までは一定の寸法と断面形状とに留まり、移行部では、溝はレンズ がノズル部の通路を通過するのを許すに十分な程度に、レンズの両縁を折り畳む ように先細となっている。 本発明のカートリッジのさらなる実施例は漏斗状構成を有しており、ここで、 カートリッジを通る通路は、レンズがカートリッジを通って移動されるときレン ズをさらに折り畳むべく、漏斗状に形状付けられている。カートリッジにはその 水平中心面の上方に位置された一組の対向する溝を設けることができ、該溝はレ ンズにノズル部の通路を通過するのを許す程度にレンズが折り畳まれる迄、レン ズの両縁を互いに向けてさらに折り畳む。漏斗形式のカートリッジの好ましい実 施例は、ノズル部に向かう方向に先細となっている基本的に楕円断面の通路によ り形成される。楕円に形状付けられた通路は、主軸線がレンズの中心面に実質的 に整列されるように方向付けられている。 図面の簡単な説明 図1は、眼内に置かれる変形自在なレンズ構造を植え込むための装置内に位置 付けられたレンズ保持用マイクロカートリッジを備える本発明による装置の一実 施例の斜視図である。 図2は、プランジャが引き出され、かつ、レンズ保持用マイクロカートリッジ が取り外された、図1に描かれた外科器具の斜視図である。 図3は、プランジャが延出位置にある、図2に描かれた装置の側面図である。 図4は、図1に示された装置の側面図である。 図5は、図4に示された装置の詳細な長手方向断面図である。 図6は、図5に示された装置の詳細な横断面図である。 図7は、図5に示された装置の詳細な端面図である。 図8は、図1に示されたプランジャ先端部の特別な方向における拡大詳細左側 面図である。 図9は、図8に示された先端部の拡大詳細端面図である。 図10は、プランジャの先端部の拡大詳細平面図である。 図11は、図4に示されたプランジャ先端部の特別な方向における拡大詳細右 側面図である。 図12は、図1に示されたプランジャ先端部の特別な方向における拡大詳細底 面図である。 図13は、本発明に用いられるレンズの斜視図である。 図14は、本発明に用いられるレンズの他の形式の斜視図である。 図15は、図13に示されたレンズの側面図である。 図16は、レンズが装填されるのを許容すべく開かれた位置にあるレンズ保持 用マイクロカートリッジの斜視図である。 図16Aは、開かれた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの他の斜 視図である。 図17は、開かれた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの背面図で ある。 図18は、開かれた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの正面図で ある。 図19は、閉じられた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの背面図 である。 図20は、閉じられた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの正面図 である。 図20Aは、先端部の周囲に等しく離間された3つの異なる長さのスロットを 示すノズルの詳細端面図である。 図20Bは、3つの異なる長さのスロットを示す先端部の詳細な斜視図である 。 図20Cは、斜めに形成された(beveled)先端部を示す詳細な側面図である。 図21は、開かれた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの平面図で ある。 図22は、閉じられた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの側面図 である。 図23は、閉じられた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの背面図 である。 図24は、引き出された位置のプランジャとの関連でレンズ保持用マイクロカ ートリッジを示す装置の破断側面図である。 図25は、部分的に延出された位置のプランジャとの関連でレンズ保持用マイ クロカートリッジを示す装置の破断側面図である。 図26は、完全に延出された位置のプランジャとの関連でレンズ保持用マイク ロカートリッジを示す装置の破断側面図である。 図27は、変形自在な眼内レンズを眼内に位置付けている装置を示す斜視図で ある。 図28は、外科器具によって変形自在な眼内レンズを眼内の位置に位置付けて いる様子を示す眼の断面図である。 図29は、外科器具によって変形自在な眼内レンズを眼内の異なる位置に位置 付けている様子を示す眼の断面図である。 図30は、斜めに形成された先端部が設けられたレンズ保持用マイクロカート リッジの他の実施例の側面図である。 図31は、カートリッジの折り畳みを促進すべく通路に溝が設けられた、開か れた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの他の実施例の背面図である 。 図32は、カートリッジの折り畳みを促進すべく通路に溝が設けられた、閉じ られた位置にあるレンズ保持用マイクロカートリッジの他の実施例の背面図であ る。 図33Aは、レンズ保持用マイクロカートリッジの他の実施例のノズルの正面 図である。 図33Bは、レンズ保持用マイクロカートリッジのさらに他の実施例のノズル の正面図である。 図34は、本発明によるヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの好まし い実施例の長手方向断面図である。 図35は、図34に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの上面図 である。 図36は、図35に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの部分破 断上面図である。 図37は、図34に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの37− 37における断面図である。 図38は、図34に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの38− 38における断面図である。 図39は、図34ないし図37に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリ ッジの正面図である。 図40は、図34に示すヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジの長手方 向断面図であり、眼内レンズがその中に挿入のために用意されてマイクロカート リッジの頂部におかれている。 図41は、図40に示すマイクロカートリッジの背面図であり、眼内レンズが マイクロカートリッジに挿入のためにまだ変形されていない。 図42は、図40に示すマイクロカートリッジの背面図で、眼内レンズが部分 的に変形され、中央で折り曲げられマイクロカートリッジに挿入されている。 図43は、図40に示すマイクロカートリッジの背面図で、眼内レンズが充分 に変形され、マイクロカートリッジの内部に挿入されている。 図44は、斜めに切られた端部を有するマイクロカートリッジの代替的先端部 の部分断面図である。 図45は、熱変形先端部を有するマイクロカートリッジの他の代替的先端部の 部分断面図である。 図46は、変形自在な眼内レンズが平坦な向きで装填されるのを許容する本発 明による他の実施例の斜視図である。 図47は、図46に示すカートリッジの平面図である。 図48は、図46に示すカートリッジの背面図である。 図49は、図47に示すカートリッジの横断面図である。 図50は、図47に示すカートリッジの横断面図である。 図51は、図47に示すカートリッジの横断面図である。 図52は、漏斗式の形状を有する本発明によるカートリッジのさらに好ましい 実施例である。 図53は、図52に示す位置のカートリッジの横断面図である。 図54は、図52に示す位置のカートリッジの横断面図である。 図55は、図52に示す位置のカートリッジの横断面図である。 図56は、図52に示す位置のカートリッジの横断面図である。 図57は、図52に示す位置のカートリッジの横断面図である。 好ましい実施例の詳細な説明 本発明は、変形自在な眼内レンズ構造体を眼内に外科的に設置するための植え 込み方法および装置を含むシステムに向けられている。 本発明による発明装置は、収容部を有する保持器と、保持器の収容部に取り外 し可能に挿入され得るレンズ保持器と、レンズ保持器から眼内にレンズを押し出 し、かつ、操作すべく保持器内に配置された可動のプランジャの如き手段とを備 えている。 好ましくは、レンズ保持器はレンズ構造体を受け入れるレンズ保持マイクロカ ートリッジにより形成されている。さらに、マイクロカートリッジは好ましくは 開閉されるべく形状付けられた構造体である。マイクロカートリッジの好ましい 実施例は、開かれた位置のとき、処方された記憶特性を有するレンズを受け入れ 、閉じられるとき、レンズを折り畳み、すなわち、変形し縮小された形態にする 機能を遂行する。代わりに、マイクロカートリッジは連続する環状壁で形成され た通路を有する構造体であってもよく、レンズが、マイクロカートリッジに挿入 される前の圧縮、回転、折り畳み、または、これらの技術の組合せによりマイク ロカートリッジの端部から通路内に挿入されてもよい。 一旦、レンズがマイクロカートリッジ内に位置されると、マイクロカートリッ ジはプランジャ装置内に位置される。組み立てられた装置は眼内への挿入中レン ズをその縮小された形態に維持し、かつ、一旦、眼内に植え込まれると、変形さ れたレンズがその元の形状、寸法および固定焦点距離に戻ることを許し、これに より、安全で、便利で、かつ、快適な外科施術をもたらす。 本発明による変形可能な眼内レンズの植え込み装置の好ましい実施例が、図1 、図2および図3に示されている。植え込み装置は、収容部15を備える保持器 本体14および可動のプランジャ16からなる保持器13内に配置されたマイク ロカートリッジ12を備えている。図1において、収容部15は図1および図2 に示された寸法および形状で保持器本体14の壁を通る開口17により形成され ている。開口17は、マイクロカートリッジ12が保持器13の収容部15内に 装填されるのを許容するのに充分な程、離間された平行な縁部17a,17a、 先細の縁部17b、クランプ用縁部17cおよびストップ縁部17dにより画成 されている。図1において、マイクロカートリッジ12は、例えば、レンズの植 え込み術後の位置にプランジャがマイクロカートリッジを通って延出した状態で 、収容部15内のクランプ用縁部17c間に位置されている。 図2には、レンズ保持用マイクロカートリッジ12が、プランジャ16が引き 出された位置で、保持器13から取り外されて示されており、装填されたレンズ およびその触覚部を包含するマイクロカートリッジ12が保持器13内に挿入さ れることを許している。図3には、構成部品の図解の目的でマイクロカートリッ ジ12なしの保持器13がプランジャ16が延出されて示されている。 プランジャ16には一端にネジ付端部キャップ18が、他端に先端部20が取 付られている。ネジ付端部キャップ18には、操作者にその指先でもってキャッ プ18を確実に掴むことを許すべく複数の溝22が設けられている。ネジ付端部 キャップ18は挿入用の保持器13のネジ付スリーブ24内に受け入れられてい る。ネジ付端部キャップ18は、挿入用の保持器13に取り付けられる別部品、 または、図5の構成に示されるように一体品であってもよい。 プランジャ16は保持器13内に、プランジャが往復できるように設置されて いる。図示の実施例では、プランジャ16は、図5および図6に示されるように 、保持器13内で摺動すべくガイド26により支持されている。ガイド26の外 側寸法は、ガイドが挿入用保持器内に挿入され得るよう保持器13の内側寸法と ほぼ同じである。製造時、ガイド26は保持器13内に挿入され、保持器13お よびガイド26の壁部に予め明けられた孔にピン28が挿入されて正しい位置に ロックされる。 プランジャ16の断面形状、および、ガイド26の内表面の形状は、図6に示 されるように、ほぼ半円である。この配列はプランジャ16が保持器13内で回 転するのを防止し、手術中に先端部20の保持器13に対する向きを維持する。 ネジ付端部キャップ18は、ネジ付端部キャップ18にプランジャ16に対す る回転を許すように、プランジャ16に連結されている。例えば、プランジャ1 6の左端(図5)にはネジ付延長部30が設けられ、これはネジ付端部キャップ 18にナット32によって取り付けられる。詳しくは、ネジ付端部キャップ18 は、外側ネジ34とネジ付端部キャップ18の右側に残った壁38で終端する長 手方向中心孔36とを備えて製作される。 壁38にはネジ付延長部30の外径よりも僅かに大きな孔が設けられ、ネジ付 端部キャップ18がプランジャ16の端部に取り付けられたままプランジャ16 上で自由に回転することを許容している。製造時、ナット32は中心孔36を通 して挿入され、ネジ付端部キャップ18をプランジャ16に取り付けるべく延長 部30にねじ込まれる。湾曲したキャップ40が中心孔36の端部に圧入され、 使用時にゴミが侵入するのを防止すべく中心孔36をシールする。 先端部配列の詳細が図7から図12に示されている。プランジャ16は先端部 20を支持する延長部42を備えて製作される。先端部20の構造は、変形自在 な眼内レンズを眼内に挿入し、挿入ステップの後に眼内でレンズを操作する手段 を提供する。例えば、先端部20は図に示されるように幾つかの小面が形成され (faceted)ている。詳しくは、図8に示されている先端部20の左側には平坦表 面の小面44、円錐状表面46および筒状表面48が設けられている。図11に 示される右側には窪み表面の小面50が設けられている。 先端部20の端面は一旦眼内に挿入されたらレンズを正しい位置に押すべくデ ザインされている。例えば、端面は図8に示すように窪んだ円状の表面52によ り画成されている。 本発明に使用されるに適した変形自在なレンズが図13ないし図15に示され ている。図13および図15に示される変形自在なレンズ54は、一対の触覚部 58によって形成された取付手段を備えたレンズ本体56を含み、触覚部58の 各々はレンズ部分56に固設される一端と眼細胞に取り付けるための自由端とを 有している。図14に示される変形自在な眼内レンズ60は、レンズ本体62と レンズ部分62の一対の側方ローブ64によって形成された取付手段とを含んで いる。 レンズ保持用マイクロカートリッジ12の詳細は図16ないし図20に示され ている。マイクロカートリッジ12は連続するチューブ状部材67および植え込 みようノズル68に延びている分離されたチューブ状部材66を備えている。マ イクロカートリッジが閉じられた位置にあるときには、同径の連続する円状また は楕円状の通路が、分離されたチューブ状部材66、連続するチューブ状部材6 7および植え込み用ノズル68を通って延在する。マイクロカートリッジは好ま しくは射出成形されたポリプロピレンのようなプラスチックによって作られる。 分離されたチューブ状部材66は固定部分70および可動部分72によって形成 される。固定部分70は植え込み用ノズル68に対して固定されており、チュー ブ状部分74および延長部76により形成されている。可動部分72は分離され たチューブ状部材66の開閉のために固定部分70に対し可動である。可動部分 72はチューブ状部分78および延長部80により形成されている。ヒンジ82 が固定部分70および可動部分72の間に設けられている。ヒンジ82は、図1 7、図18および図19に示されるように、ヒンジ82でチューブ状部分74お よび78の壁の厚みを減ずることにより形成される。ヒンジ82は、延長部76 および80が分離される、すなわち、チューブ状部材66をそれぞれ開閉するこ とを許容すべく、分離されたチューブ状部材66の長さに亘っている。 可動部分72のチューブ状部分78にはシール用縁部84が設けられており、 これはレンズ保持用マイクロカートリッジ12が開かれたとき、図16Aに示す ように露出され、レンズ保持用マイクロカートリッジ12が閉じられたとき、連 続するチューブ状部材67の同様のシール用縁部86(図17および図21を見 よ)と共にシールする。 先端部69の端部には、図20Aおよび図20Bに示されるように、周回りに 、長さの異なる、3つの等間隔に離間されたスロット87a,87bおよび87 cが設けられている。先端部69の頂部に位置されたスロット87aが最も短く 、先端部69の右側のスロット87cが最も長く、そして、左側のスロット87 bが中間の長さである。スロット87a,87bおよび87cはレンズ54が先 端部69を出るときそれの回転を生じさせる。 本発明によるマイクロカートリッジ12の他の実施例が、図30ないし図33 に示されている。 図30に示されたマイクロカートリッジには斜めに切られた先端部94が設け られ、植え込みの際の眼内の切創への先端部の侵入を容易としている。斜めに切 られた先端部94はマイクロカートリッジ12を通る通路に対し約45度に設定 され得る。 図31および図32に示されているマイクロカートリッジの実施例には、それ を通る通路の内側に設けられた一組の溝96が設けられている。溝はマイクロカ ートリッジに装填されているレンズの縁部を収容し、レンズの折曲げを容易とす る。詳しくは、レンズの縁部が溝96内に置かれ、マイクロカートリッジが閉じ られた位置に畳まれるとき、縁部とマイクロカートリッジを通る通路の内表面と の相対的な滑りを防止する。 図33Aおよび図33Bに示されているマイクロカートリッジの実施例の各々 は、それぞれ図示するように、異なる位置にスロット87′を備えた楕円断面を 有するノズル68′を有し、再度、眼内切創の通過を容易としている。代わりに 、断面は楕円よりもむしろ、離された2つの半円に設定され、そして、一緒に連 結されてもよい。 図16ないし図21、および、図30ないし図33に示されたマイクロカート リッジの種々の特徴は、特別な適用例のために最適なデザインを達成すべく種々 の組合せで用いられてもよい。しかしながら、これらの特徴は全て基本的な組合 せの改良であると典型的に考えられる。 装置10の構成部品は、マイクロカートリッジ12を除き、好ましくはステン レス鋼のような消毒可能な材料、または、医療グレードのABS等の如き使い捨 て可能な剛性プラスチックにより製作される。 ヒンジなし眼内レンズマイクロカートリッジ 本発明によるヒンジなし形式の眼内レンズマイクロカートリッジの好ましい実 施例が図34ないし図43に示されている。 この実施例において、レンズマイクロカートリッジ200はレンズ保持部20 2およびレンズ保持部202の一端に接続され、かつ、それから延在するノズル 部204を備えている。このレンズマイクロカートリッジには、レンズマイクロ カートリッジの一端からその他端まで貫通して延在する連続した通路が設けられ ている。レンズ保持部202は、図35および図36に示すように、変形自在な 眼内レンズを収容する収容部206および移行部208を含んでいる。 収容部206は、長手方向スロット214を有する楕円形バレル212が設け られたチューブ部材210によって形成されている。この楕円形バレル212は 、収容部206の全長に亘り、一定断面または次第に減少する断面を有している 。さらに、長手方向スロット214はその一端に丸味を帯びた端部216を、か つ、その反対の端に開口した端部218を有している。 移行部208は収容部206からノズル部204にまで内方に先細になる断面 を有する楕円形バレル222を備えたチューブ部材220により形成されている 。詳しくは、楕円形バレル222の側部224は、図36に示すように、内方に 先細となっており、一方、楕円形バレル222の頂面226(すなわち、溝22 6を形成している)および底面228は、図34に示すように、平行(すなわち 、先細でない)である。さらに、頂部226には下向きに延在する突起230が 設けられており、この突起230は、図37に示すように、変形自在な 眼内レンズの縁部を下向きに折り曲げるように形状付けられた湾曲側部を有して いる。この突起はノズル部204に向かって延びる方向において目立たなくなり 、ノズル部において消失する。そして、レンズ保持部202からノズル部204 へ連続する内表面と移行とをもたらす。 収容部206内の溝226は、図38に示すように、スロット214のいずれ かの側で収容部206のカールされた上部により形成されて、移行部208の溝 に連続して延在している。 レンズマイクロカートリッジ200には、これを眼内レンズの植え込み装置内 に整列させるための延長部232が設けられている。詳しくは、延長部232は レンズ保持部202から延在するプラスチック材料により形成され、眼内レンズ の植え込み装置のスロット内に係合するよう形状付けられている。図34ないし 図39に示されている実施例においては、延長部232は矩形の側輪郭(図34 参照)およびその長さに沿って一定の厚み(図35参照)を有している。 変形自在な眼内レンズがレンズマイクロカートリッジに挿入される方法は図4 0ないし図43に図解されている。 変形自在な眼内レンズ234はレンズ保持部202の収容部206の頂部に置 かれる。変形自在な眼内レンズ234はその中央に器具または指先で下向きに力 が加えられ、図42に示す形態になる。変形自在な眼内レンズは、その外表面が 周りを包み込み収容部206の側部224、底部228および頂部226に接触 する、図43に示される楕円形の形態に充分に挿入されるまで、さらに、収容部 206内に押し込まれる。表面226によって形成されている溝がレンズを適所 に保持し、レンズが挿入器具によりマイクロカートリッジを通して押される間、 それを案内する。 変形自在な眼内レンズ234の縁部は頂部226で下向きに延在する突起23 0に接触し、レンズマイクロカートリッジを通して挿入されるとき突起230に 沿って乗り上げ、レンズがノズル部204に入るにつれ、レンズを優しくさらに 折り畳む。 斜めに切られた端部を有する、代替のノズル部204′が図44に示されてい る。斜めに切られた端部を備える、熱変形された先端部を有するさらなる代替の ノズル部204″が図45に示されている。詳しくは、ノズルの端部は加熱され 、かつ、伸長され図示の形状および形態となる。 植え込み方法 外科施術は、レンズに外科的に適合する潤滑剤を塗布し、レンズをマイクロカ ートリッジに装填することにより開始する。例えば、図21に示すように、レン ズ本体56、リーディング触覚部58a を有するレンズ54がマイクロカートリ ッジに装填され、一方、図示のような方法で、トレーリング触覚部58bはマイ クロカートリッジの外側に残されたままである。詳しくは、レンズ54は開かれ たマイクロカートリッジ12内に、チューブ状部分74および78の内表面に着 座するまで、例えば、ピンセットでもって装填される。レンズ54の外周面はチ ューブ状部分74および78の縁部88および90でもって、それぞれ、保持さ れる。レンズ54の後端縁はマイクロカートリッジ12のほぼ後端縁に位置され る。レンズ54は触覚部58aおよび58bを図示のように位置付けるためにさ らに操作される。詳しくは、矢印で示されるように植え込みの方向に関して、触 覚部58aは先行位置に位置付けられ、かつ、他の触覚部58bは外の後行位置 に位置付けられる。 引き続き、マイクロカートリッジ12の分離されたチューブ状部材66が、操 作者の指先でもって延長部76および80に力を加えることにより、レンズ54 の回りに閉じられる。チューブ状部分74および78の内表面は、図22および 図23に示すように、延長部76および80が一緒に力を加えられたときレンズ 54を折り曲げ、そして、折り畳む。変形自在な眼内レンズ54は弾性を有して いるので、レンズ54は、図23に示されるように、それへの損傷無しにチュー ブ状部分74および78の湾曲した内表面に一致する。 装填されたレンズを包含するマイクロカートリッジ12は、開口17の縁部1 7a,17a間で保持器13の収容部15内に挿入される。マイクロカートリッ ジ12が前方に移動されると、延長部76および80は先細の縁部17bを通過 して、延長部76および80の前部分がストップ縁部17dに接触するとき クランプ縁部17c間の停止位置に来る。クランプ縁部17cはマイクロカート リッジが保持器13内で回転するのを防止している。 使用者は、保持器本体14を動かないようにしつつネジ付端部キャップ18を 前方に押し、プランジャ16に保持器内で前方に力を加える。プランジャ16が 前方に移動されるに従い、先端部20はマイクロカートリッジ12の後部に侵入 し、図24に示すように、先端部が装填されたレンズ54に接触するまでトレー リング触覚部58Bを避ける。プランジャ16がこのようにして前方に移動され ると、以前に潤滑されていたレンズ54は、図25に示すように、マイクロカー トリッジ12の植え込み用ノズル68に押し込まれる。 一旦、レンズ54が植え込み用ノズル68に侵入すると、端部キャップ18の ネジがスリーブ24のネジに接触し、この方法によるプランジャ16の前方への さらなる移動を停止させる。端部キャップ18は僅かに回され、端部キャップ1 8のネジとスリーブ24のネジとを係合させる。この時点で、外科器具は植え込 みステップの準備ができている。ノズルが眼内の切創を通して挿入され、そして 、端部キャップ18の保持器本体14に対する継続した回転により、図26に示 すように、レンズをノズルから眼の内部に排出するために、プランジャ16の前 方への移動を継続すべく端部キャップ18は回される。プランジャ16を前方に 動かすためのこのねじ前進方法は、植え込み施術中、レンズ54をノズル68の 残りの部分を通して眼内に押し込むことに関して、精密かつ正確な制御をもたら す。ノズル68から出た後、変形されていたレンズはその元の形状、完全な寸法 および固定焦点距離に復帰する。 レンズが眼内に挿入された後、端部キャップ18は、図28および図29に示 すように、プランジャ16の先端部20を完全に露出するためにさらに回転され 、レンズが前方に押され、レンズを回すべく副操作され、かつ、他の外科器具の 助け無しにレンズを眼内の適当な位置に押し下げることが許される。 先端部20の形状は植え込みプロセスの際に重要である。切り子面先端部20 は先端部20とマイクロカートリッジを通る通路の内表面との間に、レンズのマ イクロカートリッジ12内の移動中、図25および図26に示すように、トレー リング触覚部58bを収容する隙間を提供する。詳しくは、平坦な表面の小面 44とマイクロカートリッジ12を通る通路の内壁との間に充分な隙間が存在し ている。植え込みプロセスの際、トレーリング触覚部は、図25に示すように、 先端部20の延長部42と通路の内壁との間の空間内に漂っている。これは、例 えば、植え込みプロセスの際、先端部20とレンズ54との間に捕らわれること により、トレーリング触覚部が損傷を受ける如何なる機会をも防いでいる。リー ディング触覚部は植え込みプロセスの際、邪魔されずに移動し、それへの損傷を 防いでいる。 平坦装填レンズカートリッジ 他の好ましい実施例のカートリッジ300が図46ないし図51に示されてい る。 カートリッジ300は、可撓性の眼内レンズをカールし小さな半径方向圧力で もって眼内に挿入するために形状付けられた導管装置である。カートリッジ30 0は、長手方向に配置されレンズ入口端部306および眼への挿入のためのレン ズ出口端部308を有するカール用導管304が設けられた概ねチューブ状の本 体302により画成されている。レンズ入口端部306およびレンズ出口端部3 08は、一対の互いに対向する先細りの長手方向レンズ係合溝310により連結 されており、レンズ係合溝310はレンズが導管304を通り入口端部306か ら出口端部308に前進されるとき、レンズの対向縁部を互いに向けて小さな半 径方向圧力でもって案内する。 カートリッジ300は図1に示された注入装置内に装填されるように形状付け られている。注入装置のプランジャ16が、カートリッジ300の導管304を 通ってレンズを入口端部306から出口端部308に前進させる手段をもたらす 。 レンズ入口端部306は主軸線を有す細長い横向き開口であり、ここで、レン ズ係合溝310の基端部は主軸線の両端に配置され、レンズの直径方向に対向す る周縁部と摺動可能に係合する。対向する長手方向溝310はレンズ入口端部3 06から出口端部308に向けて先細りの部分310aを含んでいる。 レンズ出口端部308は、図51に示すように、楕円断面形状を有することが でき、または、代わりに、概ね円形の横向き開口を有することができる。さらに 、レンズ入口端部306および出口端部308は導管の長手方向軸線に沿って同 軸に整列されている。レンズを前進させる手段は、図1に示した注入装置の同軸 に整列されたプランジャ16であり、レンズ注入の際チューブ状本体内に長手方 向に配置され、かつ、レンズ係合先端部20が設けられている。レンズ係合先端 部20にはレンズ触覚部受入用の逃げが設けられている。 カートリッジ300はレンズ保持部312およびノズル部314によって形成 されている。ノズル部314は、レンズ出口端部308と同軸に連通して配置さ れているカールされたレンズの挿入カニューレと同じか、または、同等に作用す る。チューブ状本体302には、レンズ入口端部306に隣接して配置されたレ ンズ収容室316が設けられている。加えて、レンズ収容室316にはスロット 318ないしは周部のレンズ受入開口が設けられている。 漏斗式カートリッジ さらなる実施例のカートリッジ400が図52ないし図57に示されている。 カートリッジ400は、長手方向軸線を有し長手方向に配置されたカール用導 管404、横向きの主軸線を有する入口端部406および前記入口端部406に 長手方向に整列された概ね円形の出口端部408が設けられた概ねチューブ状の 本体402により画成されている。導管404は一対の互いに対向するレンズ係 合溝410を含み、その基端部は前記主軸線の両端で、かつ、レンズの直径的に 対向する周縁部に配置されている。一対の互いに対向するレンズ係合かつ案内溝 410は、出口端部408に向かって先細であり、入口の主軸線が導管の長手方 向軸線に直交する交差によって決定される面の上部で終わっている。レンズ室4 12は、周部のスロット414、すなわち、室412の内部にアクセスするため の周部の開口が設けられた入口端部406に隣接して配置されている。 カートリッジ400は図1に示した注入装置に装填され得る。注入装置のプラ ンジャ16がレンズ注入の際チューブ状本体402内に長手方向に配置され、レ ンズカール用導管404の長手方向軸線と同軸に整列される。 カートリッジ400はレンズ保持部416およびノズル部418で形成されて いる。ノズル部418は導管404と同軸に整列されたカニューレと同等に機能 することができる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.可撓性の眼内レンズを小さな半径方向圧力でカールし眼内に挿入するために 形状付けられた導管装置であって、 長手方向に配置されレンズ入口端部および眼への挿入のための出口端部を有す るレンズカール用導管が設けられた概ねチューブ状の本体であって、前記レンズ 入口端部および出口端部は、レンズが前記導管を通り前記入口端部から前記出口 端部に前進されるとき、レンズの対向縁部を互いに向けてカール位置に小さな半 径方向圧力でもって案内する、一対の互いに対向する先細りの長手方向レンズ係 合溝により連結されているチューブ状の本体、および、 前記導管を通って前記レンズを前記入口端部から前記出口端部に前進させる手 段、 を備えることを特徴とする装置。 2.前記導管の入口端部は主軸線を有す細長い横向き開口であり、かつ、前記レ ンズ係合溝の基端部は前記主軸線の両端に配置され、前記レンズの直径方向に対 向する周縁部と摺動可能に係合し、前記対向する長手方向溝は前記入口端部から 前記出口端部にかけて互いに向けて、かつ、前記主軸線の上の位置に対し先細り であることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記出口端部は、概ね円形の横向き開口であることを特徴とする請求項1に 記載の装置。 4.前記入口端部および前記出口端部は前記導管の長手方向軸線に沿って同軸に 整列されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 5.前記前進させる手段は、前記チューブ状本体内に長手方向に配置され、かつ 、レンズ係合先端部が設けられている同軸に整列されたプランジャであることを 特徴とする請求項4に記載の装置。 6.前記レンズ係合先端部にはレンズ触覚部受入用の逃げが設けられていること を特徴とする請求項5に記載の装置。 7.さらに、前記出口端部と同軸に連通して配置されたカールレンズ挿入カニュ ーレを備えることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の装置。 8.前記チューブ状本体には、前記導管の入口端部に隣接して配置されたレンズ 収容室が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 9.前記レンズ収容室316には周部のレンズ受入開口が設けられていることを 特徴とする請求項8に記載の装置。 10.可撓性の眼内レンズを眼内に挿入するための装置であって、 長手方向軸線を有し長手方向に配置されたレンズカール用導管、横向きの主軸 線を有する入口端部および前記入口端部に長手方向に整列された概ね円形の出口 端部が設けられた概ねチューブ状の本体であって、前記導管は一対の互いに対向 するレンズ係合溝を有し、その基端部は前記主軸線の両端に配置され、かつ、前 記レンズの直径的に対向する周縁部に係合して案内するよう寸法付けられ、前記 一対の互いに対向するレンズ係合かつ案内溝は、前記出口端部に向かって先細で あり、前記入口の主軸線が前記導管の長手方向軸線に直交する交差によって決定 される面の上部で終わっているチューブ状本体と、 前記導管の入口に隣接して配置されたレンズ収容室であって、前記室の内部に アクセスするための周部の開口が設けられたレンズ収容室と、 前記チューブ状本体内に長手方向に配置され、前記レンズカール用導管の長手 方向軸線と同軸に整列されるプランジャと、 前記導管の出口で前記導管と同軸に整列されたカニューレと、 を備えることを特徴とする装置。 11.前記プランジャにはレンズ触覚部受入用逃げを有するレンズ係合先端部が 設けられていることを特徴とする請求項10に記載の装置。 12.前記カニューレは前記レンズカール用導管に前記導管の出口に隣接して取 り外し可能に取り付けられることを特徴とする請求項10に記載の装置。 13.可撓性の眼内レンズを小さな半径方向圧力でもって眼内に挿入する方法で あって、 カールしていないレンズを、眼の最小の切創を通過できるカールした減少され たレンズ形状を形成すべく、前記レンズの対向する周縁部を導管の入口から導管 の出口にかけて小さな半径方向圧力でもって互いに向けて案内する先細の溝が内 部に形状付けられているレンズカール用導管を有する装置に装填するステップと 、 前記導管の出口を前記切創内に挿入するステップと、 前記レンズを装置のレンズカール用導管を通して、かつ、導管の外で眼内に前 進させるステップとを備えることを特徴とする方法。 14.前記装填するステップは、前記レンズを前記レンズカール用導管に隣接す る収容室に導入することを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。 15.前記前進させるステップは、前記収容室から前記レンズカール用導管を通 ってプランジャを装置の内部に長手方向に沿って移動することを含むことを特徴 とする請求項14に記載の方法。 16.前記前進させるステップは、前記出口のカニューレ延長体を通ってプラン ジャを移動することを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。 17.前記挿入するステップは、前記出口のカニューレ延長体を前記切創内に挿 入することを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。 18.変形自在な眼内レンズの注入システムであって、 レンズ収容部および内部に配置された可動のプランジャを有する注入装置であ って、変形自在な眼内レンズを操作するための少なくとも一つの溝を有する通路 を含む注入装置を備えることを特徴とする注入システム。 19.前記少なくとも一つの溝は変形自在な眼内レンズを折り畳むべく形状付け られていることを特徴とする請求項18に記載のシステム。 20.前記少なくとも一つの溝は変形自在な眼内レンズの縁部を把持する一対の 対向する溝により形成されていることを特徴とする請求項19に記載のシステム 。 21.前記少なくとも一つの溝は下流に向かい先細の溝であることを特徴とする 請求項18に記載のシステム。 22.前記注入装置はカートリッジ保持装置およびレンズカートリッジを備える ことを特徴とすることを特徴とする請求項18に記載のシステム。 23.前記カートリッジ保持装置および前記レンズカートリッジは別部品である ことを特徴とする請求項22に記載のシステム。 24.前記カートリッジはレンズ保持部およびノズル部により形成されているこ とを特徴とする請求項23に記載のシステム。
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