JPH10249199A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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- JPH10249199A JPH10249199A JP9057611A JP5761197A JPH10249199A JP H10249199 A JPH10249199 A JP H10249199A JP 9057611 A JP9057611 A JP 9057611A JP 5761197 A JP5761197 A JP 5761197A JP H10249199 A JPH10249199 A JP H10249199A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高温域におけるNOx 吸蔵元素と担体との間の
反応を防止することにより、過渡燃焼におけるNOx 浄
化性能を向上させる。 【解決手段】マグシウム塩とアルミニウムアルコキシド
を出発原料としてゾルゲル法により調製されたMgO・
Al2 O3 で表される複合酸化物からなる担体にNOx
吸蔵元素と貴金属とを担持してなる。MgO・Al2 O
3 からなる担体は耐熱性に優れ、かつNOx 吸蔵元素と
の反応性が低いため、耐久後のNOx 浄化性能が向上す
る。
反応を防止することにより、過渡燃焼におけるNOx 浄
化性能を向上させる。 【解決手段】マグシウム塩とアルミニウムアルコキシド
を出発原料としてゾルゲル法により調製されたMgO・
Al2 O3 で表される複合酸化物からなる担体にNOx
吸蔵元素と貴金属とを担持してなる。MgO・Al2 O
3 からなる担体は耐熱性に優れ、かつNOx 吸蔵元素と
の反応性が低いため、耐久後のNOx 浄化性能が向上す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの内燃
機関から排出される排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒
に関し、さらに詳しくは、酸素過剰の排ガス、すなわち
排ガス中に含まれる一酸化炭素(CO)、水素(H2 )
及び炭化水素(HC)等の還元性成分を完全に酸化する
のに必要な酸素量より過剰の酸素を含む排ガス中の、窒
素酸化物(NOx )を効率良く還元浄化できる排ガス浄
化用触媒に関する。
機関から排出される排ガスを浄化する排ガス浄化用触媒
に関し、さらに詳しくは、酸素過剰の排ガス、すなわち
排ガス中に含まれる一酸化炭素(CO)、水素(H2 )
及び炭化水素(HC)等の還元性成分を完全に酸化する
のに必要な酸素量より過剰の酸素を含む排ガス中の、窒
素酸化物(NOx )を効率良く還元浄化できる排ガス浄
化用触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の排ガス浄化用触媒とし
て、理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO及
びHCの酸化とNOx の還元とを同時に行って浄化する
三元触媒が用いられている。このような三元触媒として
は、例えばコーディエライトなどからなる耐熱性基材に
γ−アルミナからなる多孔質担体層を形成し、その多孔
質担体層に白金(Pt)、ロジウム(Rh)などの触媒
貴金属を担持させたものが広く知られている。また、酸
素吸蔵能をもつセリア(セリウム酸化物)を併用し、低
温活性を高めた三元触媒も知られている。
て、理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO及
びHCの酸化とNOx の還元とを同時に行って浄化する
三元触媒が用いられている。このような三元触媒として
は、例えばコーディエライトなどからなる耐熱性基材に
γ−アルミナからなる多孔質担体層を形成し、その多孔
質担体層に白金(Pt)、ロジウム(Rh)などの触媒
貴金属を担持させたものが広く知られている。また、酸
素吸蔵能をもつセリア(セリウム酸化物)を併用し、低
温活性を高めた三元触媒も知られている。
【0003】一方、近年、地球環境保護の観点から、自
動車などの内燃機関から排出される排ガス中の二酸化炭
素(CO2 )が問題とされ、その解決策として酸素過剰
雰囲気において希薄燃焼させるいわゆるリーンバーンが
有望視されている。このリーンバーンにおいては、燃費
が向上するために燃料の使用が低減され、その燃焼排ガ
スであるCO2 の発生を抑制することができる。
動車などの内燃機関から排出される排ガス中の二酸化炭
素(CO2 )が問題とされ、その解決策として酸素過剰
雰囲気において希薄燃焼させるいわゆるリーンバーンが
有望視されている。このリーンバーンにおいては、燃費
が向上するために燃料の使用が低減され、その燃焼排ガ
スであるCO2 の発生を抑制することができる。
【0004】これに対し、従来の三元触媒は、空燃比が
理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO,H
C,NOx を同時に酸化・還元し浄化するものであっ
て、リーンバーン時の排ガスの酸素過剰雰囲気下におい
ては、NOx の還元除去に対して充分な浄化性能を示さ
ない。このため、酸素過剰雰囲気下においてもNOx を
浄化しうる触媒及び浄化システムの開発が望まれてい
た。
理論空燃比(ストイキ)において排ガス中のCO,H
C,NOx を同時に酸化・還元し浄化するものであっ
て、リーンバーン時の排ガスの酸素過剰雰囲気下におい
ては、NOx の還元除去に対して充分な浄化性能を示さ
ない。このため、酸素過剰雰囲気下においてもNOx を
浄化しうる触媒及び浄化システムの開発が望まれてい
た。
【0005】そこで本願出願人は、先にBaなどのアル
カリ土類金属とPtをアルミナなどの多孔質担体に担持
した排ガス浄化用触媒(例えば特開平5−168860
号公報)を提案している。この排ガス浄化用触媒を用
い、空燃比をリーン側からパルス状にストイキ又はリッ
チ側となるように制御する(以下、過渡燃焼という)こ
とにより、リーン側ではNOx がアルカリ土類金属など
のNOx 吸蔵元素に吸蔵され、それがストイキ又はリッ
チ側でHCやCOなどの還元性成分と反応して浄化され
るため、リーンバーンにおいてもNOx を効率良く浄化
することができる。
カリ土類金属とPtをアルミナなどの多孔質担体に担持
した排ガス浄化用触媒(例えば特開平5−168860
号公報)を提案している。この排ガス浄化用触媒を用
い、空燃比をリーン側からパルス状にストイキ又はリッ
チ側となるように制御する(以下、過渡燃焼という)こ
とにより、リーン側ではNOx がアルカリ土類金属など
のNOx 吸蔵元素に吸蔵され、それがストイキ又はリッ
チ側でHCやCOなどの還元性成分と反応して浄化され
るため、リーンバーンにおいてもNOx を効率良く浄化
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した特
開平5−168860号公報に開示されたような排ガス
浄化用触媒においては、600℃以上、特に700℃以
上の高温に曝された場合には、過渡燃焼におけるNOx
浄化性能が低下するという不具合があることが明らかと
なった。
開平5−168860号公報に開示されたような排ガス
浄化用触媒においては、600℃以上、特に700℃以
上の高温に曝された場合には、過渡燃焼におけるNOx
浄化性能が低下するという不具合があることが明らかと
なった。
【0007】この原因は、高温域においてNOx 吸蔵元
素とアルミナとの間に固相反応が生じ、例えばBaAl
2 O4 が生成することによって、NOx 吸蔵元素が複合
酸化物として安定化されるためにNOx 吸蔵能が低下す
ることに起因すると考えられている。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたものであり、高温域におけるN
Ox吸蔵元素と担体との間の反応を防止することによ
り、過渡燃焼におけるNOx 浄化性能を向上させること
を目的とする。
素とアルミナとの間に固相反応が生じ、例えばBaAl
2 O4 が生成することによって、NOx 吸蔵元素が複合
酸化物として安定化されるためにNOx 吸蔵能が低下す
ることに起因すると考えられている。本発明はこのよう
な事情に鑑みてなされたものであり、高温域におけるN
Ox吸蔵元素と担体との間の反応を防止することによ
り、過渡燃焼におけるNOx 浄化性能を向上させること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の排ガス浄化用触媒の特徴は、酸素過剰の雰
囲気下で排ガス中のNOx 、CO及びHCを浄化する排
ガス浄化用触媒であって、マグシウム塩とアルミニウム
アルコキシドを出発原料としてゾルゲル法により調製さ
れたMgO・Al2 O3 で表される複合酸化物からなる
担体と、担体に担持されたアルカリ金属、アルカリ土類
金属及び希土類元素から選ばれる少なくとも一種のNO
x 吸蔵元素及び貴金属と、を含んでなることにある。
項1に記載の排ガス浄化用触媒の特徴は、酸素過剰の雰
囲気下で排ガス中のNOx 、CO及びHCを浄化する排
ガス浄化用触媒であって、マグシウム塩とアルミニウム
アルコキシドを出発原料としてゾルゲル法により調製さ
れたMgO・Al2 O3 で表される複合酸化物からなる
担体と、担体に担持されたアルカリ金属、アルカリ土類
金属及び希土類元素から選ばれる少なくとも一種のNO
x 吸蔵元素及び貴金属と、を含んでなることにある。
【0009】また請求項2に記載の排ガス浄化用触媒
は、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒において、複合
酸化物の出発原料は酢酸マグネシウムとアルミニウムイ
ソプロポキシドであることにある。そして請求項3に記
載の排ガス浄化用触媒は、請求項1に記載の排ガス浄化
用触媒において、NOx 吸蔵元素はカリウム及び/又は
バリウムであることにある。
は、請求項1に記載の排ガス浄化用触媒において、複合
酸化物の出発原料は酢酸マグネシウムとアルミニウムイ
ソプロポキシドであることにある。そして請求項3に記
載の排ガス浄化用触媒は、請求項1に記載の排ガス浄化
用触媒において、NOx 吸蔵元素はカリウム及び/又は
バリウムであることにある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の排ガス浄化用触媒では、
ゾルゲル法により調製されたMgO・Al2O3 で表さ
れる複合酸化物を担体として用いている。この複合酸化
物の結晶構造は、MgAl2 O4 で表されるγ−アルミ
ナと同様のスピネル構造となっている。
ゾルゲル法により調製されたMgO・Al2O3 で表さ
れる複合酸化物を担体として用いている。この複合酸化
物の結晶構造は、MgAl2 O4 で表されるγ−アルミ
ナと同様のスピネル構造となっている。
【0011】この複合酸化物は、アルミナに比べてNO
x 吸蔵元素との反応性が低い。したがって本発明の排ガ
ス浄化用触媒では、高温域におけるNOx 吸蔵元素と担
体との反応が抑制されるので、NOx 吸蔵能の低下が抑
制され、過渡燃焼においても高いNOx 浄化能を有す
る。さらに、この複合酸化物はそれ自体の耐熱性が高
く、高比表面積のものが比較的得やすいため、触媒担体
としての必要条件を備えている。
x 吸蔵元素との反応性が低い。したがって本発明の排ガ
ス浄化用触媒では、高温域におけるNOx 吸蔵元素と担
体との反応が抑制されるので、NOx 吸蔵能の低下が抑
制され、過渡燃焼においても高いNOx 浄化能を有す
る。さらに、この複合酸化物はそれ自体の耐熱性が高
く、高比表面積のものが比較的得やすいため、触媒担体
としての必要条件を備えている。
【0012】MgとAlの複合酸化物は、MgO・nA
l2 O3 で表され、nの値は各種のものが知られてい
る。しかしnが1未満のときは、MgのAl2 O3 への
固溶限界を越えるため、熱履歴を受ければMgOとMg
Al2 O4 との2相系になり、この遊離のMgOが存在
すると、耐熱性が低下するため好ましくない。またnが
1を超えると、MgO・xAl2 O3 とyAl2 O
3 (1<x,x+y=n)の2相系になる。nが大きく
なると、比表面積は大きくなる傾向があるが、Al2 O
3 相の割合が増えるにつれてNOx 吸蔵元素との反応が
生じやすくなる。したがって、本発明においてはn=1
とした。
l2 O3 で表され、nの値は各種のものが知られてい
る。しかしnが1未満のときは、MgのAl2 O3 への
固溶限界を越えるため、熱履歴を受ければMgOとMg
Al2 O4 との2相系になり、この遊離のMgOが存在
すると、耐熱性が低下するため好ましくない。またnが
1を超えると、MgO・xAl2 O3 とyAl2 O
3 (1<x,x+y=n)の2相系になる。nが大きく
なると、比表面積は大きくなる傾向があるが、Al2 O
3 相の割合が増えるにつれてNOx 吸蔵元素との反応が
生じやすくなる。したがって、本発明においてはn=1
とした。
【0013】この複合酸化物の製造法としては、アルコ
キシド等を用いるゾルゲル法、硝酸マグネシウムと硝酸
アルミニウム等の混合水溶液とアンモニア水を用いる共
沈法、水酸化アルミニウムに酢酸マグネシウムを含浸し
焼成する焼成法等が例示される。しかし共沈法や焼成法
で製造されたMgO・Al2 O3 は、ゾルゲル法と比較
して得られた担体の比表面積が低くなる不具合があるの
で、本発明ではゾルゲル法で製造されたMgO・Al2
O3 を担体として用いている。
キシド等を用いるゾルゲル法、硝酸マグネシウムと硝酸
アルミニウム等の混合水溶液とアンモニア水を用いる共
沈法、水酸化アルミニウムに酢酸マグネシウムを含浸し
焼成する焼成法等が例示される。しかし共沈法や焼成法
で製造されたMgO・Al2 O3 は、ゾルゲル法と比較
して得られた担体の比表面積が低くなる不具合があるの
で、本発明ではゾルゲル法で製造されたMgO・Al2
O3 を担体として用いている。
【0014】ゾルゲル法でMgO・Al2 O3 を調製す
る場合、出発原料としては酢酸マグネシウム、硝酸マグ
ネシウムなどのマグネシウム塩と、アルミニウムイソプ
ロポキシドなどのアルミニウムアルコキシドが用いられ
る。このとき酢酸マグネシウムとアルミニウムイソプロ
ポキシドから調製されたMgO・Al2 O3 を担体とし
て用いると、特に高いNOx 浄化活性をもつ触媒が得ら
れる。この理由は明らかではないが、酢酸マグネシウム
を用いた方が比表面積が高い担体が得られるためと推察
される。
る場合、出発原料としては酢酸マグネシウム、硝酸マグ
ネシウムなどのマグネシウム塩と、アルミニウムイソプ
ロポキシドなどのアルミニウムアルコキシドが用いられ
る。このとき酢酸マグネシウムとアルミニウムイソプロ
ポキシドから調製されたMgO・Al2 O3 を担体とし
て用いると、特に高いNOx 浄化活性をもつ触媒が得ら
れる。この理由は明らかではないが、酢酸マグネシウム
を用いた方が比表面積が高い担体が得られるためと推察
される。
【0015】この複合酸化物は、それ自体で担体を構成
してもよいし、アルミナ粉末などの表面に被覆したもの
を担体とすることもできる。また担体の形状は、ペレッ
ト、ハニカム形状など従来と同様に構成することがで
き、コーディエライト担体基材又はメタル担体基材など
にコートして用いることができる。NOx 吸蔵元素とし
てはアルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素を
使用することができる。中でもバリウムとカリウムが好
ましい。バリウムよりも塩基性が低いと、十分なNOx
吸蔵能を示さない。またカリウムよりも塩基性が高い
と、初期のNOx 吸蔵能は高いものの、熱劣化による活
性低下が大きくあまり好ましくない。
してもよいし、アルミナ粉末などの表面に被覆したもの
を担体とすることもできる。また担体の形状は、ペレッ
ト、ハニカム形状など従来と同様に構成することがで
き、コーディエライト担体基材又はメタル担体基材など
にコートして用いることができる。NOx 吸蔵元素とし
てはアルカリ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素を
使用することができる。中でもバリウムとカリウムが好
ましい。バリウムよりも塩基性が低いと、十分なNOx
吸蔵能を示さない。またカリウムよりも塩基性が高い
と、初期のNOx 吸蔵能は高いものの、熱劣化による活
性低下が大きくあまり好ましくない。
【0016】NOx 吸蔵元素の含有量は、担体100g
に対して0.01〜1.0モルの範囲が望ましい。含有
量が0.01モルより少ないとNOx 吸蔵能力が小さく
NO x 浄化性能が低下し、1.0モルを超えて含有して
も、NOx 吸蔵能力が飽和すると同時に三元活性が低下
するなどの不具合が生じる。貴金属としては、白金(P
t)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イリジ
ウム(Ir)、オスミウム(Os)などの1種又は複数
種を用いることができ、Ptが特に望ましい。その担持
量は、いずれの貴金属でも、担体100g(触媒全体の
体積1リットル相当)に0.1〜20gが好ましく、
0.5〜10gが特に好ましい。貴金属の担持量をこれ
以上増加させても活性は向上せず、その有効利用が図れ
ない。また貴金属の担持量がこれより少ないと、実用上
十分な活性が得られない。
に対して0.01〜1.0モルの範囲が望ましい。含有
量が0.01モルより少ないとNOx 吸蔵能力が小さく
NO x 浄化性能が低下し、1.0モルを超えて含有して
も、NOx 吸蔵能力が飽和すると同時に三元活性が低下
するなどの不具合が生じる。貴金属としては、白金(P
t)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、イリジ
ウム(Ir)、オスミウム(Os)などの1種又は複数
種を用いることができ、Ptが特に望ましい。その担持
量は、いずれの貴金属でも、担体100g(触媒全体の
体積1リットル相当)に0.1〜20gが好ましく、
0.5〜10gが特に好ましい。貴金属の担持量をこれ
以上増加させても活性は向上せず、その有効利用が図れ
ない。また貴金属の担持量がこれより少ないと、実用上
十分な活性が得られない。
【0017】なお、NOx 吸蔵元素及び貴金属を担体に
担持させるには、その塩化物や硝酸塩等を用いて、含浸
法、噴霧法、スラリー混合法などを利用して従来と同様
に担持させることができる。また本発明の排ガス浄化用
触媒には、セリウム酸化物又はジルコニアで安定化され
たセリウム酸化物を含有することもできる。このように
すればセリウム酸化物による酸素吸蔵・放出作用によ
り、過渡燃焼におけるNOx 浄化性能を一層向上させる
ことができる。
担持させるには、その塩化物や硝酸塩等を用いて、含浸
法、噴霧法、スラリー混合法などを利用して従来と同様
に担持させることができる。また本発明の排ガス浄化用
触媒には、セリウム酸化物又はジルコニアで安定化され
たセリウム酸化物を含有することもできる。このように
すればセリウム酸化物による酸素吸蔵・放出作用によ
り、過渡燃焼におけるNOx 浄化性能を一層向上させる
ことができる。
【0018】本発明の排ガス浄化用触媒に酸素過剰の雰
囲気下の排ガスを接触させることにより、HC及びCO
は貴金属の触媒作用によって酸化浄化される。またNO
x はNOx 吸蔵元素に吸蔵される。そして過渡燃焼によ
り一時的にストイキ又はリッチ雰囲気の排ガスが供給さ
れると、排ガス中のNOx 及び吸蔵されていたNO
xは、貴金属の触媒作用により排ガス中のHC及びCO
などの還元成分と反応して還元浄化される。
囲気下の排ガスを接触させることにより、HC及びCO
は貴金属の触媒作用によって酸化浄化される。またNO
x はNOx 吸蔵元素に吸蔵される。そして過渡燃焼によ
り一時的にストイキ又はリッチ雰囲気の排ガスが供給さ
れると、排ガス中のNOx 及び吸蔵されていたNO
xは、貴金属の触媒作用により排ガス中のHC及びCO
などの還元成分と反応して還元浄化される。
【0019】そして担体はNOx 吸蔵元素との反応性が
きわめて低いため、高温域においてもNOx 吸蔵元素と
の反応が生じにくい。したがって本発明の排ガス浄化用
触媒では、NOx 吸蔵元素本来のNOx 吸蔵能が損なわ
れることがなく、過渡燃焼においても高いNOx 浄化性
能が維持される。また担体は耐熱性に優れ比表面積の低
下もほとんどないため、この面からも排ガス浄化用触媒
としての耐熱性に優れている。
きわめて低いため、高温域においてもNOx 吸蔵元素と
の反応が生じにくい。したがって本発明の排ガス浄化用
触媒では、NOx 吸蔵元素本来のNOx 吸蔵能が損なわ
れることがなく、過渡燃焼においても高いNOx 浄化性
能が維持される。また担体は耐熱性に優れ比表面積の低
下もほとんどないため、この面からも排ガス浄化用触媒
としての耐熱性に優れている。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の請求項は実施例により何ら制限を受ける
ものではない。 (実施例1) <複合酸化物担体の合成・ゾルゲル法>酢酸マグネシウ
ム4水和物38重量部と、アルミニウムイソプロポキシ
ド(Al[OCH(CH3 )2 ]3 )72重量部及びイ
ソプロピルアルコール400重量部を混合(モル比でM
g:Al=1:2)し、攪拌しながら80℃で約2時間
還流した。そこへ60重量部のイオン交換水を滴下して
加水分解を完結させ、さらに80℃で2時間還流を続
け、その後放冷した。
るが、本発明の請求項は実施例により何ら制限を受ける
ものではない。 (実施例1) <複合酸化物担体の合成・ゾルゲル法>酢酸マグネシウ
ム4水和物38重量部と、アルミニウムイソプロポキシ
ド(Al[OCH(CH3 )2 ]3 )72重量部及びイ
ソプロピルアルコール400重量部を混合(モル比でM
g:Al=1:2)し、攪拌しながら80℃で約2時間
還流した。そこへ60重量部のイオン交換水を滴下して
加水分解を完結させ、さらに80℃で2時間還流を続
け、その後放冷した。
【0021】次にロータリーエバポレータを用いてウォ
ーターバス上で溶媒を除去し、さらに室温で24時間自
然乾燥させた後、大気中850℃で5時間焼成し、Mg
O・Al2 O3 の組成の複合酸化物担体粉末を得た。 <触媒の調製>この担体粉末の所定量を、所定濃度のジ
ニトロジアミノ白金硝酸溶液中に浸漬し、5時間攪拌し
た後に蒸発乾固させ、大気中にて300℃で3時間焼成
してPtを担持させた。Ptの担持量は、担体100g
(1L相当)に対してPtが2gである。
ーターバス上で溶媒を除去し、さらに室温で24時間自
然乾燥させた後、大気中850℃で5時間焼成し、Mg
O・Al2 O3 の組成の複合酸化物担体粉末を得た。 <触媒の調製>この担体粉末の所定量を、所定濃度のジ
ニトロジアミノ白金硝酸溶液中に浸漬し、5時間攪拌し
た後に蒸発乾固させ、大気中にて300℃で3時間焼成
してPtを担持させた。Ptの担持量は、担体100g
(1L相当)に対してPtが2gである。
【0022】次に、Ptが担持された担体粉末を、所定
濃度の酢酸カリウム水溶液中に浸漬し、5時間攪拌した
後に蒸発乾固させ、大気中にて300℃で3時間焼成し
てNOx 吸蔵元素としてのカリウム(K)を担持させ
た。Kの担持量は、担体100g(1L相当)に対して
Kが0.2molである。最後に、PtとKが担持され
た担体粉末を水素気流中にて500℃で3時間処理し、
実施例1の触媒粉末を調製した。
濃度の酢酸カリウム水溶液中に浸漬し、5時間攪拌した
後に蒸発乾固させ、大気中にて300℃で3時間焼成し
てNOx 吸蔵元素としてのカリウム(K)を担持させ
た。Kの担持量は、担体100g(1L相当)に対して
Kが0.2molである。最後に、PtとKが担持され
た担体粉末を水素気流中にて500℃で3時間処理し、
実施例1の触媒粉末を調製した。
【0023】(実施例2)酢酸マグネシウム4水和物に
代えて硝酸マグネシウムを45重量部用いたこと以外は
実施例1と同様にして、MgO・Al2 O3 の組成の複
合酸化物担体粉末を調製した。そして実施例1と同様に
してPtとKを担持し、同様に水素気流中で処理して実
施例2の触媒粉末を調製した。
代えて硝酸マグネシウムを45重量部用いたこと以外は
実施例1と同様にして、MgO・Al2 O3 の組成の複
合酸化物担体粉末を調製した。そして実施例1と同様に
してPtとKを担持し、同様に水素気流中で処理して実
施例2の触媒粉末を調製した。
【0024】(実施例3)酢酸カリウムに代えて酢酸バ
リウムを用い、Kに代えて担体100gに対して0.2
molのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例3の触媒粉末を調製した。 (実施例4)カリウムの担持量を、担体100gに対し
て0.1molとしたこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例4の触媒粉末を調製した。
リウムを用い、Kに代えて担体100gに対して0.2
molのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例3の触媒粉末を調製した。 (実施例4)カリウムの担持量を、担体100gに対し
て0.1molとしたこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例4の触媒粉末を調製した。
【0025】(実施例5)酢酸マグネシウム4水和物に
代えて硝酸マグネシウムを45重量部用いたこと以外は
実施例1と同様にして、MgO・Al2 O3 の組成の複
合酸化物担体粉末を調製した。そしてカリウムの担持量
を、担体100gに対して0.1molとしたこと以外
は実施例1と同様にして、実施例5の触媒粉末を調製し
た。
代えて硝酸マグネシウムを45重量部用いたこと以外は
実施例1と同様にして、MgO・Al2 O3 の組成の複
合酸化物担体粉末を調製した。そしてカリウムの担持量
を、担体100gに対して0.1molとしたこと以外
は実施例1と同様にして、実施例5の触媒粉末を調製し
た。
【0026】(実施例6)酢酸カリウムに代えて酢酸バ
リウムを用い、Kに代えて担体100gに対して0.1
molのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例6の触媒粉末を調製した。 (比較例1)酢酸マグネシウムを用いずアルミニウムイ
ソプロポキシドのみから担体粉末を調製したこと以外は
実施例1と同様にして、比較例1の触媒粉末を調製し
た。
リウムを用い、Kに代えて担体100gに対して0.1
molのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にし
て、実施例6の触媒粉末を調製した。 (比較例1)酢酸マグネシウムを用いずアルミニウムイ
ソプロポキシドのみから担体粉末を調製したこと以外は
実施例1と同様にして、比較例1の触媒粉末を調製し
た。
【0027】(比較例2)酢酸マグネシウムを用いずア
ルミニウムイソプロポキシドのみから担体粉末を調製し
たこと、及びカリウムの担持量を担体100gに対して
0.1molとしたこと以外は実施例1と同様にして、
比較例2の触媒粉末を調製した。 (比較例3)酢酸バリウムを用いず、アルミニウムイソ
プロポキシドのみから担体粉末を調製したこと、及びK
に代えて担体100gに対して0.2molのBaを担
持したこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の触
媒粉末を調製した。
ルミニウムイソプロポキシドのみから担体粉末を調製し
たこと、及びカリウムの担持量を担体100gに対して
0.1molとしたこと以外は実施例1と同様にして、
比較例2の触媒粉末を調製した。 (比較例3)酢酸バリウムを用いず、アルミニウムイソ
プロポキシドのみから担体粉末を調製したこと、及びK
に代えて担体100gに対して0.2molのBaを担
持したこと以外は実施例1と同様にして、比較例3の触
媒粉末を調製した。
【0028】(比較例4)酢酸バリウムを用いず、アル
ミニウムイソプロポキシドのみから担体粉末を調製した
こと、及びKに代えて担体100gに対して0.1mo
lのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にして、
比較例4の触媒粉末を調製した。 (試験・評価)上記したそれぞれの触媒粉末をそれぞれ
ペレット化して耐久試験装置に充填し、表1に示すリー
ン側のモデル排ガスとリッチ側のモデル排ガスを、入り
ガス温度が700℃と800℃の2水準で、リーン…リ
ッチを1分…4分で交互に切り替えながらそれぞれ5時
間流した。
ミニウムイソプロポキシドのみから担体粉末を調製した
こと、及びKに代えて担体100gに対して0.1mo
lのBaを担持したこと以外は実施例1と同様にして、
比較例4の触媒粉末を調製した。 (試験・評価)上記したそれぞれの触媒粉末をそれぞれ
ペレット化して耐久試験装置に充填し、表1に示すリー
ン側のモデル排ガスとリッチ側のモデル排ガスを、入り
ガス温度が700℃と800℃の2水準で、リーン…リ
ッチを1分…4分で交互に切り替えながらそれぞれ5時
間流した。
【0029】
【表1】 そして上記耐久試験後のそれぞれのペレット触媒につい
て、常圧固定床流通反応装置を用い、表2に示すリーン
側のモデル排ガスとリッチ側のモデル排ガスをそれぞれ
2分毎に交互に繰り返して流速2L/minで流すこと
により、NOx浄化率を測定した。入りガス温度は30
0℃、400℃及び500℃の3水準である。耐久試験
温度が700℃の場合の結果を表3、図1及び図2に、
耐久試験温度が800℃の場合の結果を表4、図3及び
図4に示す。なお、NOx 浄化率は次式で定義される。
て、常圧固定床流通反応装置を用い、表2に示すリーン
側のモデル排ガスとリッチ側のモデル排ガスをそれぞれ
2分毎に交互に繰り返して流速2L/minで流すこと
により、NOx浄化率を測定した。入りガス温度は30
0℃、400℃及び500℃の3水準である。耐久試験
温度が700℃の場合の結果を表3、図1及び図2に、
耐久試験温度が800℃の場合の結果を表4、図3及び
図4に示す。なお、NOx 浄化率は次式で定義される。
【0030】NOx 浄化率(%)=100×(1−4分
間の出口ガス中のNOx 量/4分間の入りガス中のNO
x 量)
間の出口ガス中のNOx 量/4分間の入りガス中のNO
x 量)
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】 (耐久試験温度700℃)
【0033】
【表4】 (耐久試験温度800℃) 表3〜表4及び図1〜図4より、実施例1、実施例2は
比較例1に比べてNO x 浄化率が高く、実施例3は比較
例3に比べてNOx 浄化率が高い。また実施例4、実施
例5は比較例2に比べてNOx 浄化率が高く、実施例6
は比較例4に比べてNOx 浄化率が高い。
比較例1に比べてNO x 浄化率が高く、実施例3は比較
例3に比べてNOx 浄化率が高い。また実施例4、実施
例5は比較例2に比べてNOx 浄化率が高く、実施例6
は比較例4に比べてNOx 浄化率が高い。
【0034】すなわち、ゾルゲル法により調製されたM
gO・Al2 O3 で表される複合酸化物からなる担体を
用いることにより、耐久後のNOx 浄化性能が格段に向
上していることが明らかである。さらに実施例1の方が
実施例2よりもNOx 浄化率が高く、実施例4の方が実
施例5よりNOx 浄化率が高いことから、出発原料とし
て硝酸マグネシウムを用いるより酢酸マグネシウムを用
いることが好ましいことが明らかである。
gO・Al2 O3 で表される複合酸化物からなる担体を
用いることにより、耐久後のNOx 浄化性能が格段に向
上していることが明らかである。さらに実施例1の方が
実施例2よりもNOx 浄化率が高く、実施例4の方が実
施例5よりNOx 浄化率が高いことから、出発原料とし
て硝酸マグネシウムを用いるより酢酸マグネシウムを用
いることが好ましいことが明らかである。
【0035】
【発明の効果】すなわち本発明の排ガス浄化用触媒によ
れば、酸素過剰の雰囲気下における排ガス中のNOx 、
CO及びHCを効率良く浄化できる。また800℃程度
の高温に曝されたとしても、過渡燃焼において高いNO
x 浄化率を維持し、きわめて耐熱性に優れている。
れば、酸素過剰の雰囲気下における排ガス中のNOx 、
CO及びHCを効率良く浄化できる。また800℃程度
の高温に曝されたとしても、過渡燃焼において高いNO
x 浄化率を維持し、きわめて耐熱性に優れている。
【図1】本発明の実施例及び比較例の触媒の耐久後のN
Ox 浄化率を示すグラフである。
Ox 浄化率を示すグラフである。
【図2】本発明の実施例及び比較例の触媒の耐久後のN
Ox 浄化率を示すグラフである。
Ox 浄化率を示すグラフである。
【図3】本発明の実施例及び比較例の触媒の耐久後のN
Ox 浄化率を示すグラフである。
Ox 浄化率を示すグラフである。
【図4】本発明の実施例及び比較例の触媒の耐久後のN
Ox 浄化率を示すグラフである。
Ox 浄化率を示すグラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 酸素過剰の雰囲気下で排ガス中の窒素酸
化物(NOx )、一酸化炭素(CO)及び炭化水素(H
C)を浄化する排ガス浄化用触媒であって、マグネシウ
ム塩とアルミニウムアルコキシドを出発原料としてゾル
ゲル法により調製されたMgO・Al2 O3 で表される
複合酸化物からなる担体と、該担体に担持されたアルカ
リ金属、アルカリ土類金属及び希土類元素から選ばれる
少なくとも一種のNOx 吸蔵元素及び貴金属と、を含ん
でなることを特徴とする排ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 前記複合酸化物の出発原料は酢酸マグネ
シウムとアルミニウムイソプロポキシドであることを特
徴とする請求項1記載の排ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 前記NOx 吸蔵元素はカリウム及び/又
はバリウムであることを特徴とする請求項1記載の排ガ
ス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05761197A JP3624277B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 排ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05761197A JP3624277B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 排ガス浄化用触媒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10249199A true JPH10249199A (ja) | 1998-09-22 |
JP3624277B2 JP3624277B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=13060669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05761197A Expired - Fee Related JP3624277B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 排ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3624277B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2001029387A1 (fr) * | 1999-10-21 | 2001-04-26 | Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho | Systeme de regulation de gaz d'echappement et procede destine a des moteurs a combustion interne |
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-
1997
- 1997-03-12 JP JP05761197A patent/JP3624277B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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