JPH10128529A - アルミニウムハニカムパネルの製造方法 - Google Patents
アルミニウムハニカムパネルの製造方法Info
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- JPH10128529A JPH10128529A JP28111296A JP28111296A JPH10128529A JP H10128529 A JPH10128529 A JP H10128529A JP 28111296 A JP28111296 A JP 28111296A JP 28111296 A JP28111296 A JP 28111296A JP H10128529 A JPH10128529 A JP H10128529A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 枠体と面板とを高強度でろう付け接合するこ
とができるアルミニウムハニカムパネルの製造方法を提
供する。 【解決手段】 アルミニウムハニカムパネルの製造方法
は、アルミニウム押出形材からなる枠体1及びコルゲー
ト状に成形したアルミニウムブレージングシートからな
るハニカムコア2を間に挟んで1対のアルミニウム製面
板3、4を配置し、これらをろう付けにより組み立てる
ことにより製造される。面板3、4は枠体1及びハニカ
ムコア2に接触する面にろう材がクラッドされたものを
使用し、枠体1はその外表面に0.05乃至0.20m
m厚さのろう材がクラッドされたものを使用する。
とができるアルミニウムハニカムパネルの製造方法を提
供する。 【解決手段】 アルミニウムハニカムパネルの製造方法
は、アルミニウム押出形材からなる枠体1及びコルゲー
ト状に成形したアルミニウムブレージングシートからな
るハニカムコア2を間に挟んで1対のアルミニウム製面
板3、4を配置し、これらをろう付けにより組み立てる
ことにより製造される。面板3、4は枠体1及びハニカ
ムコア2に接触する面にろう材がクラッドされたものを
使用し、枠体1はその外表面に0.05乃至0.20m
m厚さのろう材がクラッドされたものを使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両、船舶、建物の
外壁等に使用されるアルミニウムろう付けハニカムパネ
ルを真空ろう付け法等により製造するアルミニウムハニ
カムパネルの製造方法に関する。なお、本発明におい
て、アルミニウムとは純アルミニウムの外に、アルミニ
ウム合金も含む趣旨である。
外壁等に使用されるアルミニウムろう付けハニカムパネ
ルを真空ろう付け法等により製造するアルミニウムハニ
カムパネルの製造方法に関する。なお、本発明におい
て、アルミニウムとは純アルミニウムの外に、アルミニ
ウム合金も含む趣旨である。
【0002】
【従来の技術】図1に示すように、アルミニウムろう付
けハニカムパネル10は、面板3、4間に、補強材又は
外枠となる複数の枠体l及びハニカムコア2を挟み、こ
れらの枠体1、ハニカムコア2、面板3及び4を真空ろ
う付け法等により一体ろう付けすることによって構成さ
れている。枠体1はアルミニウム押出形材により成形さ
れており、ハニカムコア2はアルミニウムブレージング
シートをコルゲート状に成形したものをその面が面板
3、4に垂直になるように配置して構成されている。
けハニカムパネル10は、面板3、4間に、補強材又は
外枠となる複数の枠体l及びハニカムコア2を挟み、こ
れらの枠体1、ハニカムコア2、面板3及び4を真空ろ
う付け法等により一体ろう付けすることによって構成さ
れている。枠体1はアルミニウム押出形材により成形さ
れており、ハニカムコア2はアルミニウムブレージング
シートをコルゲート状に成形したものをその面が面板
3、4に垂直になるように配置して構成されている。
【0003】このうち、枠体1と面板3、4との間のろ
う付けについては、面同士の接合となるため、ろう付け
接合不良が発生しやすい。このろう付け接合強度が不十
分な場合、ろう付け後にパネル同士を接続するための溶
接において面板に膨れ及び剥離等の欠陥が生じ、必要な
接合強度を確保することが難しくなる。
う付けについては、面同士の接合となるため、ろう付け
接合不良が発生しやすい。このろう付け接合強度が不十
分な場合、ろう付け後にパネル同士を接続するための溶
接において面板に膨れ及び剥離等の欠陥が生じ、必要な
接合強度を確保することが難しくなる。
【0004】そこで、枠体と面板との間のろう付け性を
向上させるために、押出形材の表面処理による酸化皮膜
の除去により、ろう材との濡れ性を確保する方法(特開
平7−300685号公報)と、押出形材(枠体)と面
板との間に両面ブレージングシート又はろう材シートを
挿入し、ろう材量の不足を補う方法(特開平7−189
419号公報)が提案されている。
向上させるために、押出形材の表面処理による酸化皮膜
の除去により、ろう材との濡れ性を確保する方法(特開
平7−300685号公報)と、押出形材(枠体)と面
板との間に両面ブレージングシート又はろう材シートを
挿入し、ろう材量の不足を補う方法(特開平7−189
419号公報)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、押出形
材と面板との間にブレージングシート又はろう材シート
を挿入する方法については、ブレージングシート又はろ
う材シートの芯材が残留することにより、ろう付け接合
強度の低下が生じやすいという難点がある。また、押出
形材及び面板からなる母材と、ブレージングシート又は
ろう材シートとの間の密着不良が生じたり、ブレージン
グシート又はろう材シートの組み付け不良によりろう材
の絶対量が不足し、ろう付け接合率が低下する等の問題
点もある。
材と面板との間にブレージングシート又はろう材シート
を挿入する方法については、ブレージングシート又はろ
う材シートの芯材が残留することにより、ろう付け接合
強度の低下が生じやすいという難点がある。また、押出
形材及び面板からなる母材と、ブレージングシート又は
ろう材シートとの間の密着不良が生じたり、ブレージン
グシート又はろう材シートの組み付け不良によりろう材
の絶対量が不足し、ろう付け接合率が低下する等の問題
点もある。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、枠体と面板とを高強度でろう付け接合する
ことができるアルミニウムハニカムパネルの製造方法を
提供することを目的とする。
のであって、枠体と面板とを高強度でろう付け接合する
ことができるアルミニウムハニカムパネルの製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るアルミニウ
ムハニカムパネルの製造方法は、アルミニウム押出形材
からなる枠体及びコルゲート状に成形したアルミニウム
ブレージングシートからなるハニカムコアを間に挟んで
1対のアルミニウム製面板を配置し、これらをろう付け
により組み立てるアルミニウムハニカムパネルの製造方
法において、前記面板は前記枠体及びハニカムコアに接
触する面にろう材がクラッドされたものを使用し、前記
枠体はその外表面に0.05乃至0.20mm厚さのろ
う材がクラッドされたものを使用することを特徴とす
る。
ムハニカムパネルの製造方法は、アルミニウム押出形材
からなる枠体及びコルゲート状に成形したアルミニウム
ブレージングシートからなるハニカムコアを間に挟んで
1対のアルミニウム製面板を配置し、これらをろう付け
により組み立てるアルミニウムハニカムパネルの製造方
法において、前記面板は前記枠体及びハニカムコアに接
触する面にろう材がクラッドされたものを使用し、前記
枠体はその外表面に0.05乃至0.20mm厚さのろ
う材がクラッドされたものを使用することを特徴とす
る。
【0008】本発明に係るアルミニウムハニカムパネル
の製造方法においては、枠体の外表面に厚さが0.05
乃至0.20mmのろう材がクラッドされているため、
面板の枠体接触面にクラッドされたろう材と共に、枠体
外表面のろう材が、枠体と面板との間に介在する。この
ため、真空ろう付け接合の際に、枠体と面板との間には
十分な量のろうが存在し、枠体と面板とを高強度及び高
接合率で接合することができる。
の製造方法においては、枠体の外表面に厚さが0.05
乃至0.20mmのろう材がクラッドされているため、
面板の枠体接触面にクラッドされたろう材と共に、枠体
外表面のろう材が、枠体と面板との間に介在する。この
ため、真空ろう付け接合の際に、枠体と面板との間には
十分な量のろうが存在し、枠体と面板とを高強度及び高
接合率で接合することができる。
【0009】また、本発明においては、従来のように、
面板と枠体との間にろう材シート等を挿入する必要がな
いので、母材間にろう材シートの芯材が介在することも
なく、面板と枠体とがろうにより直接接合されて、極め
て高い接合強度を得ることができる。更に、ろう材シー
トを挿入する場合のような密着不良及び組み付け不良が
皆無となるので、ろう付け接合率も極めて高い。
面板と枠体との間にろう材シート等を挿入する必要がな
いので、母材間にろう材シートの芯材が介在することも
なく、面板と枠体とがろうにより直接接合されて、極め
て高い接合強度を得ることができる。更に、ろう材シー
トを挿入する場合のような密着不良及び組み付け不良が
皆無となるので、ろう付け接合率も極めて高い。
【0010】なお、本発明においては、枠体の外表面に
ろう材がクラッドされているので、枠体の側面に接触す
るハニカムコアとの間にもろう材が存在する。このた
め、真空ろう付けにより、枠体とハニカムコアとの間も
ろう付けされ、強度がより一層向上する。
ろう材がクラッドされているので、枠体の側面に接触す
るハニカムコアとの間にもろう材が存在する。このた
め、真空ろう付けにより、枠体とハニカムコアとの間も
ろう付けされ、強度がより一層向上する。
【0011】本発明においては、枠体の外表面にクラッ
ドされたろう材は、厚さが0.05乃至0.20mmで
ある。ろう材の厚さが0.05mm未満では、本発明の
目的を達成することができず、十分な接合強度及び接合
率を得ることができない。一方、ろう材の厚さが0.2
0mmを超えると、エロージョンが発生する虞がある。
このため、ろう材の厚さは0.05乃至0.20mmに
する。
ドされたろう材は、厚さが0.05乃至0.20mmで
ある。ろう材の厚さが0.05mm未満では、本発明の
目的を達成することができず、十分な接合強度及び接合
率を得ることができない。一方、ろう材の厚さが0.2
0mmを超えると、エロージョンが発生する虞がある。
このため、ろう材の厚さは0.05乃至0.20mmに
する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係るアルミニウムハニカムパネルを示す斜視
図である。上下面板3、4間に、複数の枠体1と、ハニ
カムコア2とが、ハニカムコア2が枠体1に挟まれ、又
は囲まれるように配置されている。面板3、4はJIS
6951合金からなる芯材の片面にJIS4004合金
ろう材をクラッドしたものであり、ハニカムコア2はJ
IS6951合金からなる芯材の片面又は両面にJIS
4004合金からなるろう材をクラッドしたものをコル
ゲート状に成形し、これを複数列配置して構成されてい
る。
添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明
の実施例に係るアルミニウムハニカムパネルを示す斜視
図である。上下面板3、4間に、複数の枠体1と、ハニ
カムコア2とが、ハニカムコア2が枠体1に挟まれ、又
は囲まれるように配置されている。面板3、4はJIS
6951合金からなる芯材の片面にJIS4004合金
ろう材をクラッドしたものであり、ハニカムコア2はJ
IS6951合金からなる芯材の片面又は両面にJIS
4004合金からなるろう材をクラッドしたものをコル
ゲート状に成形し、これを複数列配置して構成されてい
る。
【0013】枠体1は、図2に示すように、JIS60
00系アルミニウム合金からなる角筒状の枠体本体11
の外表面に、JIS4004合金又は4045合金から
なるろう材12をクラッドしてなるものである。
00系アルミニウム合金からなる角筒状の枠体本体11
の外表面に、JIS4004合金又は4045合金から
なるろう材12をクラッドしてなるものである。
【0014】この枠体1は図3に示す押出装置により成
形することができる。即ち、図4に示すように、押出成
形性が優れた6000系アルミニウム合金の円柱ブロッ
ク14の周面に、4004合金又は4045合金からな
る円筒状のろう材シート15を被覆したビレット13
を、図3に示す押出装置にセットする。即ち、このビレ
ット13をコンテナ18内に装入し、ダミーブロック1
6を介してステム17をコンテナ18内に押し込む。コ
ンテナ18とプレスプラテン21との間には、ダイスラ
イド20に支持されたダイ19が配置されており、ステ
ム17を押し込むことにより、ビレット13はダイ19
により直接又はマンドレル方式によりホロー形状に押し
出され、押出形材22が得られる。この押出形材22は
図2に示すような各筒状の断面形状を有する。そこで、
この押出形材22を適長に切断することにより、図2に
示す枠体1が得られる。この枠体1の外表面には、ろう
材シート15からのろう材12がアルミニウム合金ブロ
ック14からの枠体本体11の外表面にクラッドされて
いる。
形することができる。即ち、図4に示すように、押出成
形性が優れた6000系アルミニウム合金の円柱ブロッ
ク14の周面に、4004合金又は4045合金からな
る円筒状のろう材シート15を被覆したビレット13
を、図3に示す押出装置にセットする。即ち、このビレ
ット13をコンテナ18内に装入し、ダミーブロック1
6を介してステム17をコンテナ18内に押し込む。コ
ンテナ18とプレスプラテン21との間には、ダイスラ
イド20に支持されたダイ19が配置されており、ステ
ム17を押し込むことにより、ビレット13はダイ19
により直接又はマンドレル方式によりホロー形状に押し
出され、押出形材22が得られる。この押出形材22は
図2に示すような各筒状の断面形状を有する。そこで、
この押出形材22を適長に切断することにより、図2に
示す枠体1が得られる。この枠体1の外表面には、ろう
材シート15からのろう材12がアルミニウム合金ブロ
ック14からの枠体本体11の外表面にクラッドされて
いる。
【0015】この枠体1と、ハニカムコア2と、面板
3、4とを図1に示すように配置し、真空炉に装入して
ろう材の融点以上の温度にまで加熱する。これにより、
枠体1とハニカムコア2と面板3、4が一体的にろう付
けされて、アルミニウムハニカムパネル10が製造され
る。このようにして製造されたハニカムパネル10は枠
体1の外表面にろう材12が存在するので、枠体1と面
板3、4との間に、十分な量のろう材が存在し、高強度
及び高接合率で枠体1と面板3、4とが接合される。ま
た、枠体1とハニカムコア2とは枠体1の側面にて接触
し、両者間に介在するろう材12により接合されてハニ
カムパネル全体の強度が更に一層向上する。
3、4とを図1に示すように配置し、真空炉に装入して
ろう材の融点以上の温度にまで加熱する。これにより、
枠体1とハニカムコア2と面板3、4が一体的にろう付
けされて、アルミニウムハニカムパネル10が製造され
る。このようにして製造されたハニカムパネル10は枠
体1の外表面にろう材12が存在するので、枠体1と面
板3、4との間に、十分な量のろう材が存在し、高強度
及び高接合率で枠体1と面板3、4とが接合される。ま
た、枠体1とハニカムコア2とは枠体1の側面にて接触
し、両者間に介在するろう材12により接合されてハニ
カムパネル全体の強度が更に一層向上する。
【0016】なお、本発明は上記実施例に限定されない
ことは勿論である。特に、枠体本体及びその上にクラッ
ドされたろう材、面板の芯材及びその上にクラッドされ
たろう材、並びに、ハニカムコアの芯材及びその上にク
ラッドされたろう材の組成は、上記実施例に限定されな
いことは勿論である。
ことは勿論である。特に、枠体本体及びその上にクラッ
ドされたろう材、面板の芯材及びその上にクラッドされ
たろう材、並びに、ハニカムコアの芯材及びその上にク
ラッドされたろう材の組成は、上記実施例に限定されな
いことは勿論である。
【0017】
【実施例】次に、上記実施例に係るアルミニウムハニカ
ムパネルを実際に製造し、そのろう付け接合性を調べた
結果について説明する。枠体1はJIS6N01合金か
らなる芯材(枠体本体11)の表面に、JIS4004
合金からなるろう材12をクラッドしたものである。こ
のろう材12の厚さは0.15mmである。
ムパネルを実際に製造し、そのろう付け接合性を調べた
結果について説明する。枠体1はJIS6N01合金か
らなる芯材(枠体本体11)の表面に、JIS4004
合金からなるろう材12をクラッドしたものである。こ
のろう材12の厚さは0.15mmである。
【0018】比較例として、従来の押出形材(6N01
合金)を使用し、その表面にろう材がクラッドされてい
ない枠体をハニカムパネルに組み込み、その接合性を調
べた。この実施例及び比較例のろう付け接合率(ろう付
け健全部の面積/ろう付け面積)を下記表1に示す。
合金)を使用し、その表面にろう材がクラッドされてい
ない枠体をハニカムパネルに組み込み、その接合性を調
べた。この実施例及び比較例のろう付け接合率(ろう付
け健全部の面積/ろう付け面積)を下記表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】この表1に示すように、本実施例のハニカ
ムパネルは、従来のハニカムパネルに比して、ろう付け
接合性が優れている。
ムパネルは、従来のハニカムパネルに比して、ろう付け
接合性が優れている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は枠体の外
表面にろう材をクラッドしたので、真空ろう付け接合の
際に、枠体と面板との間には十分な量のろうが存在し、
枠体と面板とを高強度及び高接合率で接合することがで
きる。また、従来のように、面板と枠体との間にろう材
シート等を挿入する必要がないので、本発明において
は、母材間にろう材シートの芯材が介在することもな
く、面板と枠体とがろうにより直接接合されて、極めて
高い接合強度を得ることができる。更に、本発明におい
ては、ろう材シートを挿入する場合のような密着不良及
び組み付け不良が皆無となるので、ろう付け接合率も極
めて高い。更にまた、本発明においては、枠体の外表面
にろう材がクラッドされているので、枠体の側面に接触
するハニカムコアとの間にもろう材が存在する。このた
め、真空ろう付けにより、枠体とハニカムコアとの間も
ろう付けされ、強度がより一層向上する。
表面にろう材をクラッドしたので、真空ろう付け接合の
際に、枠体と面板との間には十分な量のろうが存在し、
枠体と面板とを高強度及び高接合率で接合することがで
きる。また、従来のように、面板と枠体との間にろう材
シート等を挿入する必要がないので、本発明において
は、母材間にろう材シートの芯材が介在することもな
く、面板と枠体とがろうにより直接接合されて、極めて
高い接合強度を得ることができる。更に、本発明におい
ては、ろう材シートを挿入する場合のような密着不良及
び組み付け不良が皆無となるので、ろう付け接合率も極
めて高い。更にまた、本発明においては、枠体の外表面
にろう材がクラッドされているので、枠体の側面に接触
するハニカムコアとの間にもろう材が存在する。このた
め、真空ろう付けにより、枠体とハニカムコアとの間も
ろう付けされ、強度がより一層向上する。
【図1】本発明の実施例に係るアルミニウムハニカムパ
ネルを示す斜視図である。
ネルを示す斜視図である。
【図2】同じくその枠体の構造を示す斜視図である。
【図3】同じくその製造に使用する押出装置を示す図で
ある。
ある。
【図4】同じくその押出原料を示す図である。
1:枠体 2:ハニカムコア 3、4:面板 11:枠体本体 12:ろう材 13:ビレット 14:アルミニウム合金ブロック 15:ろう材シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑山 直史 東京都千代田区丸の内1丁目8番2号 株 式会社神戸製鋼所東京本社内
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム押出形材からなる枠体及び
コルゲート状に成形したアルミニウムブレージングシー
トからなるハニカムコアを間に挟んで1対のアルミニウ
ム製面板を配置し、これらをろう付けにより組み立てる
アルミニウムハニカムパネルの製造方法において、前記
面板は前記枠体及びハニカムコアに接触する面にろう材
がクラッドされたものを使用し、前記枠体はその外表面
に0.05乃至0.20mm厚さのろう材がクラッドさ
れたものを使用することを特徴とするアルミニウムハニ
カムパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28111296A JPH10128529A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | アルミニウムハニカムパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28111296A JPH10128529A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | アルミニウムハニカムパネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10128529A true JPH10128529A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17634527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28111296A Pending JPH10128529A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | アルミニウムハニカムパネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10128529A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102172792A (zh) * | 2011-03-04 | 2011-09-07 | 北京科技大学 | 一种高速列车地板和厢体结构材料的制备方法 |
CN106869449A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-06-20 | 帷森(厦门)建材工业有限公司 | 一种网络地板系统 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28111296A patent/JPH10128529A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102172792A (zh) * | 2011-03-04 | 2011-09-07 | 北京科技大学 | 一种高速列车地板和厢体结构材料的制备方法 |
CN106869449A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-06-20 | 帷森(厦门)建材工业有限公司 | 一种网络地板系统 |
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