JPH09288954A - 電磁リレー - Google Patents
電磁リレーInfo
- Publication number
- JPH09288954A JPH09288954A JP10103696A JP10103696A JPH09288954A JP H09288954 A JPH09288954 A JP H09288954A JP 10103696 A JP10103696 A JP 10103696A JP 10103696 A JP10103696 A JP 10103696A JP H09288954 A JPH09288954 A JP H09288954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- spring
- movable
- contact
- iron core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 25
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 6
- 230000035939 shock Effects 0.000 abstract description 4
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 2
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electromagnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 衝撃等を受けても接極子が安定して揺動動作
するようにする。 【解決手段】 両端が磁極部1a,1b となるようコイル1c
が巻装された鉄芯1 と、長手方向の中央軸3cが揺動自在
に枢支され両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部1a,1b に
それぞれ吸引釈放される接極子3 と、両端部に可動接点
4a,4b を設け接極子3 の長手方向に略平行に沿うよう中
央部を接極子3 に一体的に固着された可動ばね4 と、可
動接点4a,4b が接離する固定接点6a,6b を設けたベース
6 と、可動ばね4 から短手方向へ延設されて溶接により
ベース6 に支持されることによって揺動時の接極子3 に
中央軸3cへの復元力を付与する支持ばね5 と、を備えた
電磁リレーにおいて、支持ばね5 は、その延設中間部分
を中央軸3cに沿って直角に曲げ起こして折曲部5aが設け
られた構成にしてある。
するようにする。 【解決手段】 両端が磁極部1a,1b となるようコイル1c
が巻装された鉄芯1 と、長手方向の中央軸3cが揺動自在
に枢支され両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部1a,1b に
それぞれ吸引釈放される接極子3 と、両端部に可動接点
4a,4b を設け接極子3 の長手方向に略平行に沿うよう中
央部を接極子3 に一体的に固着された可動ばね4 と、可
動接点4a,4b が接離する固定接点6a,6b を設けたベース
6 と、可動ばね4 から短手方向へ延設されて溶接により
ベース6 に支持されることによって揺動時の接極子3 に
中央軸3cへの復元力を付与する支持ばね5 と、を備えた
電磁リレーにおいて、支持ばね5 は、その延設中間部分
を中央軸3cに沿って直角に曲げ起こして折曲部5aが設け
られた構成にしてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接極子が中央軸を揺動
自在に枢支されて可動する、いわゆるバランスアマチュ
ア型の電磁リレーに関する。
自在に枢支されて可動する、いわゆるバランスアマチュ
ア型の電磁リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電磁リレーとして、図4
及び図5に示すものが存在する。このものは、両端が磁
極部A1,A2 となるようコイルB が巻装されたコ字状の鉄
芯A と、長手方向の中央軸C0が揺動自在に枢支され両端
部C1,C2 が鉄芯A の両端磁極部A1,A2 にそれぞれ吸引釈
放される接極子C と、両端部に可動接点D1,D2 を設け接
極子C の長手方向に略平行に沿うよう中央部をを成形体
D0により接極子C に一体的に固着された可動ばねD と、
可動接点D1,D2 が接離する固定接点E1,E2 を設けたベー
スE と、可動ばねD から短手方向へ延設されて溶接によ
りベースE に支持されることによって揺動時の接極子C
に中央軸C0への復元力を付与する平板状の支持ばねF
と、鉄芯A の両端磁極部A1,A2 を同極に接極子C を異極
にそれぞれ磁化する永久磁石G と、を備えている。
及び図5に示すものが存在する。このものは、両端が磁
極部A1,A2 となるようコイルB が巻装されたコ字状の鉄
芯A と、長手方向の中央軸C0が揺動自在に枢支され両端
部C1,C2 が鉄芯A の両端磁極部A1,A2 にそれぞれ吸引釈
放される接極子C と、両端部に可動接点D1,D2 を設け接
極子C の長手方向に略平行に沿うよう中央部をを成形体
D0により接極子C に一体的に固着された可動ばねD と、
可動接点D1,D2 が接離する固定接点E1,E2 を設けたベー
スE と、可動ばねD から短手方向へ延設されて溶接によ
りベースE に支持されることによって揺動時の接極子C
に中央軸C0への復元力を付与する平板状の支持ばねF
と、鉄芯A の両端磁極部A1,A2 を同極に接極子C を異極
にそれぞれ磁化する永久磁石G と、を備えている。
【0003】詳しくは、永久磁石G は、一方面側の中央
位置に断面半円凹型で溝状の枢支部G0を有して略平板状
に形成され、長手方向の両端部G1,G2 が共にN極で、中
央部がS極になるよう3点着磁され、両端部G1,G2 が鉄
芯A の両端磁極部A1,A2 の内側に位置するよう配設され
る。
位置に断面半円凹型で溝状の枢支部G0を有して略平板状
に形成され、長手方向の両端部G1,G2 が共にN極で、中
央部がS極になるよう3点着磁され、両端部G1,G2 が鉄
芯A の両端磁極部A1,A2 の内側に位置するよう配設され
る。
【0004】そして、接極子C は、中央位置に設けた断
面半円凸状の枢支条(図示せず)を永久磁石G の枢支部
G0に嵌合するよう、支持ばねF が溶接位置F1をベースE
の支持部E3上にスポット溶接され、これにより、可動ば
ねD は支持部E3に接続して外部に導出されている共通接
点端子に電気的に接続される。
面半円凸状の枢支条(図示せず)を永久磁石G の枢支部
G0に嵌合するよう、支持ばねF が溶接位置F1をベースE
の支持部E3上にスポット溶接され、これにより、可動ば
ねD は支持部E3に接続して外部に導出されている共通接
点端子に電気的に接続される。
【0005】次に、動作を説明する。コイルB を指定方
向に通電すると、その磁化の方向に応じて接極子C は一
端部C1が鉄芯A の一端磁極部A1に吸引され、中央軸C0上
にある枢支条が永久磁石G の枢支部G0に枢支されて揺動
し、可動ばねD の一端部に設けた常開(Nomal Open) 側
いわゆるNO側接点である可動接点D1が固定接点E1に当
接する。
向に通電すると、その磁化の方向に応じて接極子C は一
端部C1が鉄芯A の一端磁極部A1に吸引され、中央軸C0上
にある枢支条が永久磁石G の枢支部G0に枢支されて揺動
し、可動ばねD の一端部に設けた常開(Nomal Open) 側
いわゆるNO側接点である可動接点D1が固定接点E1に当
接する。
【0006】ここでコイルB を逆方向へ通電すると、接
極子C は他端部C2が鉄芯A の他端磁極部A2に吸引されて
反転揺動し、可動ばねD の他端部に設けた常閉(Nomal
Close)側いわゆるNC側接点である可動接点D2が固定接
点E2に当接し元の状態に戻る。
極子C は他端部C2が鉄芯A の他端磁極部A2に吸引されて
反転揺動し、可動ばねD の他端部に設けた常閉(Nomal
Close)側いわゆるNC側接点である可動接点D2が固定接
点E2に当接し元の状態に戻る。
【0007】このように、この電磁リレーは、コイルB
の通電方向を変えることにより、NO側接点である可動
接点D1が固定接点E1に当接したり、NC側接点である可
動接点D2が固定接点E2に当接するよう、接極子C が中央
軸C0を支点として揺動自在に可動する、いわゆる双安定
のバランスアマチュア型のものである。このように接極
子C が揺動するとき、支持ばねF には、ねじれ応力が発
生し、そのばね力が接極子C に中央軸C0への復元力とし
て付与される。そして、これら可動ばねD 及び支持ばね
F のばね力が接極子C に対するばね負荷として働くこと
になる。
の通電方向を変えることにより、NO側接点である可動
接点D1が固定接点E1に当接したり、NC側接点である可
動接点D2が固定接点E2に当接するよう、接極子C が中央
軸C0を支点として揺動自在に可動する、いわゆる双安定
のバランスアマチュア型のものである。このように接極
子C が揺動するとき、支持ばねF には、ねじれ応力が発
生し、そのばね力が接極子C に中央軸C0への復元力とし
て付与される。そして、これら可動ばねD 及び支持ばね
F のばね力が接極子C に対するばね負荷として働くこと
になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁リ
レーにあっては、支持ばねF は、可動ばねD の長手方向
のばね定数が大きいために、可動ばねD の長手方向の衝
撃等を受けると可塑変形するようになる。また、支持ば
ねF は、その厚み方向のばね定数が小さいために、その
厚み方向の衝撃等を受けると接極子C を揺動自在に枢支
する枢支部G0から浮き上がるようになる。そのために、
可動ばねD の長手方向及び支持ばねF の厚み方向のいず
れの衝撃等を受けても、接極子C に十分な復元力を付与
することができなくなり、接極子C の揺動動作が不安定
になる恐れがある。
レーにあっては、支持ばねF は、可動ばねD の長手方向
のばね定数が大きいために、可動ばねD の長手方向の衝
撃等を受けると可塑変形するようになる。また、支持ば
ねF は、その厚み方向のばね定数が小さいために、その
厚み方向の衝撃等を受けると接極子C を揺動自在に枢支
する枢支部G0から浮き上がるようになる。そのために、
可動ばねD の長手方向及び支持ばねF の厚み方向のいず
れの衝撃等を受けても、接極子C に十分な復元力を付与
することができなくなり、接極子C の揺動動作が不安定
になる恐れがある。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、衝撃等を受けても接極子
が安定して揺動動作する電磁リレーを提供することにあ
る。
で、その目的とするところは、衝撃等を受けても接極子
が安定して揺動動作する電磁リレーを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、両端が磁極部となるよ
うコイルが巻装された鉄芯と、長手方向の中央軸が揺動
自在に枢支され両端部が鉄芯の両端磁極部にそれぞれ吸
引釈放される接極子と、両端部に可動接点を設け接極子
の長手方向に略平行に沿うよう中央部を接極子に一体的
に固着された可動ばねと、可動接点が接離する固定接点
を設けたベースと、可動ばねから短手方向へ延設されて
溶接によりベースに支持されることによって揺動時の接
極子に中央軸への復元力を付与する支持ばねと、を備え
た電磁リレーにおいて、前記支持ばねは、その延設中間
部分を前記中央軸に沿って直角に曲げ起こして折曲部が
設けられた構成にしてある。
ために、請求項1記載のものは、両端が磁極部となるよ
うコイルが巻装された鉄芯と、長手方向の中央軸が揺動
自在に枢支され両端部が鉄芯の両端磁極部にそれぞれ吸
引釈放される接極子と、両端部に可動接点を設け接極子
の長手方向に略平行に沿うよう中央部を接極子に一体的
に固着された可動ばねと、可動接点が接離する固定接点
を設けたベースと、可動ばねから短手方向へ延設されて
溶接によりベースに支持されることによって揺動時の接
極子に中央軸への復元力を付与する支持ばねと、を備え
た電磁リレーにおいて、前記支持ばねは、その延設中間
部分を前記中央軸に沿って直角に曲げ起こして折曲部が
設けられた構成にしてある。
【0011】また、請求項2記載のものは、両端が磁極
部となるようコイルが巻装された鉄芯と、長手方向の中
央軸が揺動自在に枢支され両端部が鉄芯の両端磁極部に
それぞれ吸引釈放される接極子と、両端部に可動接点を
設け接極子の長手方向に略平行に沿うよう中央部を接極
子に一体的に固着された可動ばねと、可動接点が接離す
る固定接点を設けたベースと、可動ばねから短手方向へ
延設されて溶接によりベースに支持されることによって
揺動時の接極子に中央軸への復元力を付与する支持ばね
と、を備えた電磁リレーにおいて、前記支持ばねは、そ
の延設中間部分を前記短手方向に沿って直角に曲げ起こ
して前記中央軸に対して対称に折曲部が設けられた構成
にしてある。
部となるようコイルが巻装された鉄芯と、長手方向の中
央軸が揺動自在に枢支され両端部が鉄芯の両端磁極部に
それぞれ吸引釈放される接極子と、両端部に可動接点を
設け接極子の長手方向に略平行に沿うよう中央部を接極
子に一体的に固着された可動ばねと、可動接点が接離す
る固定接点を設けたベースと、可動ばねから短手方向へ
延設されて溶接によりベースに支持されることによって
揺動時の接極子に中央軸への復元力を付与する支持ばね
と、を備えた電磁リレーにおいて、前記支持ばねは、そ
の延設中間部分を前記短手方向に沿って直角に曲げ起こ
して前記中央軸に対して対称に折曲部が設けられた構成
にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。
図2に基づいて以下に説明する。
【0013】1 は鉄芯で、磁性材料により、両端脚片部
分を磁極部1a,1b として略コ字状に形成され、コイルボ
ビンを介してコイル1cが巻装されている。
分を磁極部1a,1b として略コ字状に形成され、コイルボ
ビンを介してコイル1cが巻装されている。
【0014】2 は永久磁石で、一方面側の中央位置に断
面半円の凹型をなした溝状の枢支部2aを有して略平板状
に形成され、長手方向の両端部2b,2c が共にN極で、中
央部がS極になるよう3点着磁され、両端部2b,2c が鉄
芯1 の両端磁極部1a,1b の内側にそれぞれ位置するよう
配設される。
面半円の凹型をなした溝状の枢支部2aを有して略平板状
に形成され、長手方向の両端部2b,2c が共にN極で、中
央部がS極になるよう3点着磁され、両端部2b,2c が鉄
芯1 の両端磁極部1a,1b の内側にそれぞれ位置するよう
配設される。
【0015】3 は接極子で、磁性材料により、長手方向
の両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部1a,1b に対面し得
るよう、略矩形の平板状に形成され、一方面側の中央部
には永久磁石2 の枢支部2aに嵌合し得る断面半円凸状の
枢支条(図示せず)が、その半円中心を長手方向の中央
軸3cに一致して設けられている。
の両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部1a,1b に対面し得
るよう、略矩形の平板状に形成され、一方面側の中央部
には永久磁石2 の枢支部2aに嵌合し得る断面半円凸状の
枢支条(図示せず)が、その半円中心を長手方向の中央
軸3cに一致して設けられている。
【0016】4 は可動ばねで、銅合金等の薄板ばね材料
により長尺状に形成され、一方先端部には可動接点4a
が、他方先端部には可動接点4bがそれぞれ固着され、接
極子3の幅方向の両側方のそれぞれにおいて、部分的に
幅方向を切り欠いた中央部が、接極子3 の他方面側中央
部分を覆って一体成形された絶縁体4cで固着支持されて
接極子3 の長手方向に略平行に沿うよう併設されてい
る。
により長尺状に形成され、一方先端部には可動接点4a
が、他方先端部には可動接点4bがそれぞれ固着され、接
極子3の幅方向の両側方のそれぞれにおいて、部分的に
幅方向を切り欠いた中央部が、接極子3 の他方面側中央
部分を覆って一体成形された絶縁体4cで固着支持されて
接極子3 の長手方向に略平行に沿うよう併設されてい
る。
【0017】5 は支持ばねで、接極子3 の両側方に設け
られた可動ばね4 からそれぞれ接極子3 の短手方向へ延
設されている。詳しくは、この支持ばね5 の延設方向の
延設中間部分は、略S字状に蛇行した形状に形成され、
さらに先端付近を接極子3 の中央軸3c上に沿って直角に
曲げ起こして折曲部5aが設けられている。
られた可動ばね4 からそれぞれ接極子3 の短手方向へ延
設されている。詳しくは、この支持ばね5 の延設方向の
延設中間部分は、略S字状に蛇行した形状に形成され、
さらに先端付近を接極子3 の中央軸3c上に沿って直角に
曲げ起こして折曲部5aが設けられている。
【0018】6 はベースで、樹脂材料により、一方側を
開口した長方形の箱型に形成され、その一方側の長手方
向の一端部側2隅には固定接点6aが、他端部側2隅には
固定接点6bがそれぞれ設けるとともに、その固定接点6
a,6b に接続された固定端子片6c、コイル1cに接続され
るコイル端子片6d、一方側の長手方向両側中央の凹部に
設けた支持部6e及びそれと接続された共通端子片6fが、
導電板によりそれぞれ一体形成されている。
開口した長方形の箱型に形成され、その一方側の長手方
向の一端部側2隅には固定接点6aが、他端部側2隅には
固定接点6bがそれぞれ設けるとともに、その固定接点6
a,6b に接続された固定端子片6c、コイル1cに接続され
るコイル端子片6d、一方側の長手方向両側中央の凹部に
設けた支持部6e及びそれと接続された共通端子片6fが、
導電板によりそれぞれ一体形成されている。
【0019】そして、上記したベース6 の一方側には、
コイル1cをコイル端子片6eに接続して鉄芯1 が装着さ
れ、永久磁石2 がその鉄芯1 の両磁極部1a,1b の内側に
両端部2b,2c をそれぞれ位置させて配設される。次いで
接極子3 の中央部に設けた枢支条が永久磁石2 の枢支部
2aに嵌合するよう、溶接位置5bをベース6 の支持部6c上
にスポット溶接される。
コイル1cをコイル端子片6eに接続して鉄芯1 が装着さ
れ、永久磁石2 がその鉄芯1 の両磁極部1a,1b の内側に
両端部2b,2c をそれぞれ位置させて配設される。次いで
接極子3 の中央部に設けた枢支条が永久磁石2 の枢支部
2aに嵌合するよう、溶接位置5bをベース6 の支持部6c上
にスポット溶接される。
【0020】こうして、可動ばね4 は支持部6eから外部
に導出されている共通端子片6fに電気的に接続されると
ともに、接極子3 は中央部が永久磁石2 上に揺動自在に
枢支され長手方向の両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部
1a,1b にそれぞれ吸引釈放されるよう対面して配設され
る。そして箱型のケース7 がベース6 の一方側に被嵌さ
れる。
に導出されている共通端子片6fに電気的に接続されると
ともに、接極子3 は中央部が永久磁石2 上に揺動自在に
枢支され長手方向の両端部3a,3b が鉄芯1 の両端磁極部
1a,1b にそれぞれ吸引釈放されるよう対面して配設され
る。そして箱型のケース7 がベース6 の一方側に被嵌さ
れる。
【0021】次に、動作を説明する。コイル1cを指定方
向に通電すると、その磁化の方向に応じて接極子3 は一
端部3aが鉄芯1 の一端磁極部1aに吸引され、中央軸3c上
にある枢支条が永久磁石2 の枢支部2cに枢支されて揺動
し、可動ばね4 の一端部に設けた常開(Nomal Open) 側
いわゆるNO側接点である可動接点4aが固定接点6aに当
接する。
向に通電すると、その磁化の方向に応じて接極子3 は一
端部3aが鉄芯1 の一端磁極部1aに吸引され、中央軸3c上
にある枢支条が永久磁石2 の枢支部2cに枢支されて揺動
し、可動ばね4 の一端部に設けた常開(Nomal Open) 側
いわゆるNO側接点である可動接点4aが固定接点6aに当
接する。
【0022】ここでコイル1cを逆方向へ通電すると、接
極子3 は他端部3bが鉄芯1 の他端磁極部1bに吸引されて
反転揺動し、可動ばね4 の他端部に設けた常閉(Nomal
Close)側いわゆるNC側接点である可動接点4bが固定接
点6bに当接し元の状態に戻る。
極子3 は他端部3bが鉄芯1 の他端磁極部1bに吸引されて
反転揺動し、可動ばね4 の他端部に設けた常閉(Nomal
Close)側いわゆるNC側接点である可動接点4bが固定接
点6bに当接し元の状態に戻る。
【0023】このように、この電磁リレーは、コイル1c
の通電方向を変えることにより、NO側接点である可動
接点4aが固定接点6aに当接したり、NC側接点である可
動接点4bが固定接点6bに当接するよう、接極子3 が中央
軸3cを支点として揺動自在に可動する、いわゆる単安定
のバランスアマチュア型のものである。
の通電方向を変えることにより、NO側接点である可動
接点4aが固定接点6aに当接したり、NC側接点である可
動接点4bが固定接点6bに当接するよう、接極子3 が中央
軸3cを支点として揺動自在に可動する、いわゆる単安定
のバランスアマチュア型のものである。
【0024】そして、これら可動ばね4 及び支持ばね5
のばね力が接極子3 に対するばね負荷として働くことに
なる。
のばね力が接極子3 に対するばね負荷として働くことに
なる。
【0025】かかる電磁リレーにあっては、可動ばね6
の短手方向と平行な接極子3 の中央軸3cに沿って延設中
間部分を直角に折げ起こして折曲部が5a設けられた支持
ばね5 は、可動ばね6 の長手方向のばね定数が小さくな
っているから、可動ばね6 の長手方向の衝撃等を受けて
も可塑変形するようなことがなく、また、その厚み方向
のばね定数が大きくなっているから、その厚み方向の衝
撃等を受けても、接極子3 を揺動自在に枢支する枢支部
2cからの浮き上がりを抑えることができるので、いずれ
の方向から衝撃等を受けても、接極子3 が安定して揺動
動作することができる。
の短手方向と平行な接極子3 の中央軸3cに沿って延設中
間部分を直角に折げ起こして折曲部が5a設けられた支持
ばね5 は、可動ばね6 の長手方向のばね定数が小さくな
っているから、可動ばね6 の長手方向の衝撃等を受けて
も可塑変形するようなことがなく、また、その厚み方向
のばね定数が大きくなっているから、その厚み方向の衝
撃等を受けても、接極子3 を揺動自在に枢支する枢支部
2cからの浮き上がりを抑えることができるので、いずれ
の方向から衝撃等を受けても、接極子3 が安定して揺動
動作することができる。
【0026】次に、本発明の第2実施形態を図3に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有した部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、折曲
部5aは、接極子3 の中央軸3cに沿って直角に曲げ起こし
て設けられていたのに対し、本実施形態では、中央軸3c
に対して対称に設けられた構成になっている。
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有した部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、折曲
部5aは、接極子3 の中央軸3cに沿って直角に曲げ起こし
て設けられていたのに対し、本実施形態では、中央軸3c
に対して対称に設けられた構成になっている。
【0027】詳しくは、支持ばね5 の延設中間部分は、
貫通孔5cが設けられた幅広であって、その幅方向の両側
が接極子3 の短手方向に沿って直角に曲げ起こして、接
極子3 の中央軸3cに対して対称に折曲部5a,5a が設けら
れている。
貫通孔5cが設けられた幅広であって、その幅方向の両側
が接極子3 の短手方向に沿って直角に曲げ起こして、接
極子3 の中央軸3cに対して対称に折曲部5a,5a が設けら
れている。
【0028】かかる電磁リレーにあっては、可動ばね4
の短手方向に沿って延設中間部分を直角に曲げ起こして
折曲部5aが設けられた支持ばね5 は、可動ばね4 の長手
方向のばね定数が小さくなっているから、可動ばね4 の
長手方向の衝撃等を受けても可塑変形するようなことが
なく、また、折曲部5aが2つも設けられて、その厚み方
向のばね定数が大きくなっているから、その厚み方向の
衝撃等を受けても、接極子を揺動自在に枢支する枢支部
2aからの浮き上がりを抑えることができるので、いずれ
の方向から衝撃等を受けても、接極子3 が安定して揺動
動作することができる。しかも、折曲部5aは、接極子3
の中央軸3cに対して対称に設けられているから、接極子
3 の動作時の対称性が向上し、一段と、接極子3 が安定
して揺動動作するようになる。
の短手方向に沿って延設中間部分を直角に曲げ起こして
折曲部5aが設けられた支持ばね5 は、可動ばね4 の長手
方向のばね定数が小さくなっているから、可動ばね4 の
長手方向の衝撃等を受けても可塑変形するようなことが
なく、また、折曲部5aが2つも設けられて、その厚み方
向のばね定数が大きくなっているから、その厚み方向の
衝撃等を受けても、接極子を揺動自在に枢支する枢支部
2aからの浮き上がりを抑えることができるので、いずれ
の方向から衝撃等を受けても、接極子3 が安定して揺動
動作することができる。しかも、折曲部5aは、接極子3
の中央軸3cに対して対称に設けられているから、接極子
3 の動作時の対称性が向上し、一段と、接極子3 が安定
して揺動動作するようになる。
【0029】なお、第1及び第2実施形態はいずれも、
双安定のバランスアマチュア式のものであるが、例え
ば、永久磁石2 の中央部の他端部2c側へ偏心した位置が
S極になるよう3点着磁することにより、単安定のバラ
ンスアマチュア式のものにしても同様の効果を奏するこ
とができる。
双安定のバランスアマチュア式のものであるが、例え
ば、永久磁石2 の中央部の他端部2c側へ偏心した位置が
S極になるよう3点着磁することにより、単安定のバラ
ンスアマチュア式のものにしても同様の効果を奏するこ
とができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載のものは、可動ばねの短手
方向と平行な接極子の中央軸に沿って延設中間部分を直
角に折げ起こして折曲部が設けられた支持ばねは、可動
ばねの長手方向のばね定数が小さくなっているから、可
動ばねの長手方向の衝撃等を受けても可塑変形するよう
なことがなく、また、その厚み方向のばね定数が大きく
なっているから、その厚み方向の衝撃等を受けても、接
極子を揺動自在に枢支する枢支部からの浮き上がりを抑
えることができるので、いずれの方向から衝撃等を受け
ても、接極子が安定して揺動動作することができる。
方向と平行な接極子の中央軸に沿って延設中間部分を直
角に折げ起こして折曲部が設けられた支持ばねは、可動
ばねの長手方向のばね定数が小さくなっているから、可
動ばねの長手方向の衝撃等を受けても可塑変形するよう
なことがなく、また、その厚み方向のばね定数が大きく
なっているから、その厚み方向の衝撃等を受けても、接
極子を揺動自在に枢支する枢支部からの浮き上がりを抑
えることができるので、いずれの方向から衝撃等を受け
ても、接極子が安定して揺動動作することができる。
【0031】請求項2記載のものは、可動ばねの短手方
向に沿って延設中間部分を直角に曲げ起こして折曲部が
設けられた支持ばねは、可動ばねの長手方向のばね定数
が小さくなっているから、可動ばねの長手方向の衝撃等
を受けても可塑変形するようなことがなく、また、折曲
部が2つも設けられて、その厚み方向のばね定数が大き
くなっているから、その厚み方向の衝撃等を受けても、
接極子を揺動自在に枢支する枢支部からの浮き上がりを
抑えることができるので、いずれの方向から衝撃等を受
けても、接極子が安定して揺動動作することができる。
しかも、折曲部は、接極子の中央軸に対して対称に設け
られているから、接極子の動作時の対称性が向上し、一
段と、接極子が安定して揺動動作がするようになる。
向に沿って延設中間部分を直角に曲げ起こして折曲部が
設けられた支持ばねは、可動ばねの長手方向のばね定数
が小さくなっているから、可動ばねの長手方向の衝撃等
を受けても可塑変形するようなことがなく、また、折曲
部が2つも設けられて、その厚み方向のばね定数が大き
くなっているから、その厚み方向の衝撃等を受けても、
接極子を揺動自在に枢支する枢支部からの浮き上がりを
抑えることができるので、いずれの方向から衝撃等を受
けても、接極子が安定して揺動動作することができる。
しかも、折曲部は、接極子の中央軸に対して対称に設け
られているから、接極子の動作時の対称性が向上し、一
段と、接極子が安定して揺動動作がするようになる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図2】同上の支持ばねの部分斜視図である。
【図3】本発明の第2実施形態の支持ばねの部分斜視図
である。
である。
【図4】従来例を示す分解斜視図である。
【図5】同上の支持ばねの部分斜視図である。
1 鉄芯 1a,1b 磁極部 1c コイル 3 接極子 3a,3b 両端部 3c 中央軸 4 可動ばね 4a,4b 可動接点 5 支持ばね 5a 折曲部 6 ベース 6a,6b 固定接点
Claims (2)
- 【請求項1】 両端が磁極部となるようコイルが巻装さ
れた鉄芯と、長手方向の中央軸が揺動自在に枢支され両
端部が鉄芯の両端磁極部にそれぞれ吸引釈放される接極
子と、両端部に可動接点を設け接極子の長手方向に略平
行に沿うよう中央部を接極子に一体的に固着された可動
ばねと、可動接点が接離する固定接点を設けたベース
と、可動ばねから短手方向へ延設されて溶接によりベー
スに支持されることによって揺動時の接極子に中央軸へ
の復元力を付与する支持ばねと、を備えた電磁リレーに
おいて、 前記支持ばねは、その延設中間部分を前記中央軸に沿っ
て直角に曲げ起こして折曲部が設けられたことを特徴と
する電磁リレー。 - 【請求項2】 両端が磁極部となるようコイルが巻装さ
れた鉄芯と、長手方向の中央軸が揺動自在に枢支され両
端部が鉄芯の両端磁極部にそれぞれ吸引釈放される接極
子と、両端部に可動接点を設け接極子の長手方向に略平
行に沿うよう中央部を接極子に一体的に固着された可動
ばねと、可動接点が接離する固定接点を設けたベース
と、可動ばねから短手方向へ延設されて溶接によりベー
スに支持されることによって揺動時の接極子に中央軸へ
の復元力を付与する支持ばねと、を備えた電磁リレーに
おいて、 前記支持ばねは、その延設中間部分を前記短手方向に沿
って直角に曲げ起こして前記中央軸に対して対称に折曲
部が設けられたことを特徴とする電磁リレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103696A JPH09288954A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電磁リレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103696A JPH09288954A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電磁リレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09288954A true JPH09288954A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14289947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10103696A Pending JPH09288954A (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 電磁リレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09288954A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008133174A1 (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Omron Corporation | 電磁継電器 |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP10103696A patent/JPH09288954A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008133174A1 (ja) * | 2007-04-25 | 2008-11-06 | Omron Corporation | 電磁継電器 |
US8072300B2 (en) | 2007-04-25 | 2011-12-06 | Omron Corporation | Electromagnetic relay |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2552418B2 (ja) | 有極リレー | |
JP4184001B2 (ja) | 切換継電器 | |
JPH09288954A (ja) | 電磁リレー | |
JP3019080B1 (ja) | 電磁継電器 | |
JP2005183262A (ja) | シングルステイブル型有極電磁リレー | |
JPH09259726A (ja) | 電磁リレー | |
JP3409382B2 (ja) | 有極リレー | |
JP3011334B1 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0917309A (ja) | 電磁リレー | |
JPH0357128A (ja) | リレー | |
JP2669853B2 (ja) | リレー | |
JP3130093B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0357129A (ja) | リレー | |
JPH08124469A (ja) | 電磁リレー | |
JP2630098B2 (ja) | シーソーバランス型有極継電器 | |
JPH0982197A (ja) | シーソー形リレー | |
JP2500186B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JP2601998B2 (ja) | 回転支点型有極リレー | |
JPS648461B2 (ja) | ||
JPH06267389A (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0246010Y2 (ja) | ||
JPH05298996A (ja) | 有極リレー | |
JPH04357641A (ja) | 有極リレー | |
JPH0745174A (ja) | 有極リレー | |
JP3005221U (ja) | 回転支点型有極リレー |