[go: up one dir, main page]

JPH09281891A - 情報隠蔽用ラベルとその使用方法及び往復葉書とその使用方法 - Google Patents

情報隠蔽用ラベルとその使用方法及び往復葉書とその使用方法

Info

Publication number
JPH09281891A
JPH09281891A JP9508696A JP9508696A JPH09281891A JP H09281891 A JPH09281891 A JP H09281891A JP 9508696 A JP9508696 A JP 9508696A JP 9508696 A JP9508696 A JP 9508696A JP H09281891 A JPH09281891 A JP H09281891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
information
concealment
postcard
adhesive layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9508696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3651859B2 (ja
Inventor
Ikuo Otomo
郁夫 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP09508696A priority Critical patent/JP3651859B2/ja
Publication of JPH09281891A publication Critical patent/JPH09281891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3651859B2 publication Critical patent/JP3651859B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストを高くすることなく、往復葉書の往信
時及び返信時の双方において情報を隠蔽する。 【解決手段】 ラベル34は、下地の隠蔽性を有するラ
ベル34aと、その下側に配置された透明のラベル34
cと、その下側に配置された透明のラベル34eと、ラ
ベル34aの下面に設けられラベル34cと剥離可能に
接着する接着層34bと、ラベル34cの下面に設けら
れラベル34eと剥離可能に接着する透明の接着層34
dと、ラベル34eの下面に設けられた透明の接着層3
4fとを備える。接着層34dのラベル34eとの接着
力は、接着層34bのラベル34cとの接着力及び接着
層34fの被着体との接着力より弱く、接着層34bの
ラベル34cとの接着力は、接着層34dの被着体との
接着力より弱い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、秘密にすべき情
報上に貼付してその情報を一時的に隠蔽するための情報
隠蔽用ラベルとその使用方法、及び前記情報隠蔽用ラベ
ルを利用した往復葉書とその使用方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の往復葉書において、往信時又は返
信時の少なくとも一方のときに、情報を隠蔽して送付す
るものが知られている。図6は、従来のこの種の往復葉
書の第1の例を示す平面図である。この往復葉書は、例
えば金融機関が顧客に対して契約内容を確認する場合に
用いられるものである。図6の往復葉書10において、
往信葉書部11と返信葉書部12とは、裁断可能なミシ
ン目15によって連接されている。また、返信葉書部1
2には、裁断かつ折り返し可能なミシン目16によって
隠蔽片13が連接されている。往信葉書部11上には、
剥離可能、剥離後の再粘着可能、かつ再粘着後の再剥離
可能なシール14が貼付されている。シール14の裏面
側には、シール14との密着面がシリコン加工等された
剥離紙(図示せず)が設けられており、この剥離紙が往
信葉書部11上に接着されている。
【0003】また、返信葉書部12上の所定領域には、
契約内容を印字するための印字領域12aが設けられて
いる。さらに、隠蔽片13の図中表面側には、被着体と
密着させて加圧することにより、被着体と剥離可能に粘
着される粘着剤(図示せず)が設けられている。先ず、
金融機関は、往信葉書部11に顧客の宛名を、返信葉書
部12の印字領域12aに契約内容を、それぞれ印字す
る。そして、隠蔽片13をミシン目16から折り返し、
図中、返信葉書部12の上面に重ね、圧着する。これに
より、隠蔽片13が返信葉書部12上に密着し、返信葉
書部12に印字された契約内容が隠蔽される。この状態
で、往復葉書10が顧客に送付される。
【0004】顧客は、この往復葉書10を受け取ると、
隠蔽片13を返信葉書部12上から剥離する。そして、
印字された契約内容を確認する。契約内容を訂正等する
必要がある場合には、ここに記入する。次に、顧客は、
ミシン目15及び16からそれぞれ往信葉書部11及び
隠蔽片13を分離する。そして、往信葉書部11上に貼
付されているシール14を剥離し、そのシール14を契
約内容を印字した印字領域12a上に再度貼付する。こ
れにより、契約内容が再度隠蔽される。そして、顧客
は、この返信葉書部12を金融機関に返送する。返信葉
書部12を受け取った金融機関は、シール14を再剥離
し、契約内容に訂正等があるかどうかを確認する。
【0005】図7は、従来のこの種の往復葉書の第2の
例を示す平面図である。この往復葉書は、例えば顧客が
クレジット会社に対して口座振替手続きの申し込みをす
る場合に用いられるものである。図7の往復葉書20に
おいて、往信葉書部21と返信葉書部22とは裁断可能
なミシン目23によって連接されている。往信葉書部2
1上には、剥離可能、剥離後の再粘着可能、かつ再粘着
後の再剥離可能なシール24が貼付されている。また、
第1の例と同様に、シール24の裏面側には剥離紙(図
示せず)が設けられており、この剥離紙が往信葉書部2
1上に接着されている。
【0006】また、返信葉書部22上の所定領域には、
顧客が口座振替手続きの申し込みをする場合の指定口座
番号等を記入するための記入領域22aが設けられてい
る。先ず、クレジット会社は、往信葉書部21に顧客の
宛名等を印字し、往復葉書20を顧客に送付する。顧客
は、これを受け取ると、返信葉書部22の記入領域22
aに指定口座番号等を記入する。そして、シール24を
往信葉書部21から剥離し、記入領域22a上に貼付す
る。これにより、記入した指定口座番号等が隠蔽され
る。そして、ミシン目23を裁断し、返信葉書部22を
クレジット会社に返送する。クレジット会社は、これを
受け取ると、シール24を返信葉書部22から剥離し
て、記入領域22aに記入された指定口座番号等を見
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
往復葉書において、第1の例では、往復葉書10の基材
として、3つ(往信葉書部11、返信葉書部12及び隠
蔽片13)を連接しなければならず、通常の往復葉書と
比較して、材料コストが高くなるという問題があった。
さらに、隠蔽片13(又は返信葉書部12)上の略全面
には、粘着剤を設けなければならず、これによってもコ
ストが高くなるという問題があった。さらに、一般の往
復葉書と比較して、製造日数がかかるという問題があっ
た。
【0008】また、第1及び第2の例において、往信葉
書部11,21上にシール14,24を設ける際に、シ
ール14,24の裏面側には剥離紙を設け、その剥離紙
を往信葉書部11,21に接着するという方法を採らな
ければならず、この場合でもコストが高くなるという問
題があった。さらに、シール14,24を設ける往信葉
書部11,21上の領域には、情報を表示することがで
きず、その領域が無駄になるという問題があった。
【0009】本発明の課題は、コストを高くすることな
く、往復葉書の往信時及び返信時の双方において情報を
隠蔽することができるようにし、さらには、シールを設
けた領域においてもその下側の情報が見えるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、下地の隠蔽性を有する第1ラ
ベルと、前記第1ラベルの下側に配置された透明又は半
透明の第2ラベルと、前記第2ラベルの下側に配置され
た透明又は半透明の第3ラベルと、前記第1ラベルの下
面に設けられ、前記第2ラベルと剥離可能に接着する第
1接着層と、前記第2ラベルの下面に設けられ、前記第
3ラベルと剥離可能に接着する透明又は半透明の第2接
着層と、前記第3ラベルの下面に設けられた透明又は半
透明の第3接着層とを備え、前記第3接着層により被着
体に接着した後に、前記第3ラベルを前記被着体に残し
て前記第1ラベルと前記第2ラベルとを一体で前記被着
体から分離可能であり、前記第1ラベルと前記第2ラベ
ルとが一体となっているものを前記第2接着層により被
着体に接着した後に、前記第2ラベルを前記被着体に残
して前記第1ラベルを前記被着体から分離可能であるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の情報
隠蔽用ラベルにおいて、前記第2接着層の前記第3ラベ
ルとの接着力は、前記第1接着層の前記第2ラベルとの
接着力及び前記第3接着層の被着体との接着力より弱い
接着力を有し、前記第1接着層の前記第2ラベルとの接
着力は、前記第2接着層の被着体との接着力より弱い接
着力を有することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、往信葉書部と返信葉書
部とが連接された葉書基材と、前記葉書基材の前記往信
葉書部の所定領域に設けられ、外部から隠蔽すべき第1
隠蔽情報が記録された第1隠蔽情報記録領域と、前記第
1隠蔽情報記録領域に記録された前記第1隠蔽情報を覆
うように貼付された請求項1又は請求項2に記載の情報
隠蔽用ラベルと、前記葉書基材の前記返信葉書部の所定
領域に設けられ、外部から隠蔽すべき第2隠蔽情報の記
録が予定される第2隠蔽情報記録予定領域とを備えるこ
とを特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の情報隠蔽用ラベルの使用方法であって、差出人
は、第1帳票に第1隠蔽情報を記録し、前記情報隠蔽用
ラベルを貼付することにより前記第1隠蔽情報を隠蔽し
て第1受取人に前記第1帳票を送付し、前記第1受取人
は、前記情報隠蔽用ラベルの前記第3ラベルを前記第1
帳票に残して前記第1ラベル及び前記第2ラベルからな
る第2情報隠蔽用ラベルを剥離することにより前記第1
隠蔽情報を見るとともに、第2帳票に第2隠蔽情報を記
録し、前記第2情報隠蔽用ラベルを貼付することにより
前記第2隠蔽情報を隠蔽して前記差出人を含む第2受取
人に前記第2帳票を送付し、前記第2受取人は、前記第
2情報隠蔽用ラベルの前記第1ラベルを剥離することに
より前記第2隠蔽情報を見ることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、請求項3に記載の往復
葉書の使用方法であって、差出人は、前記往復葉書を受
取人に送付し、前記往復葉書の受取人は、前記情報隠蔽
用ラベルの前記第3ラベルを前記往復葉書に残して前記
第1ラベル及び前記第2ラベルからなる第2情報隠蔽用
ラベルを剥離することにより前記第1隠蔽情報を見ると
ともに、前記第2隠蔽情報記録予定領域に前記第2隠蔽
情報を記録し、前記第2情報隠蔽用ラベルを貼付するこ
とにより前記第2隠蔽情報を隠蔽して前記往復葉書の前
記返信葉書部をその受取人に送付し、前記返信葉書部の
受取人は、前記第2情報隠蔽用ラベルの前記第1ラベル
を剥離することにより前記第2隠蔽情報を見ることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
往復葉書の一実施形態を示す平面図である。また、図2
は、図1のA−A断面を詳細に示す断面図である。往復
葉書30は、裁断可能なミシン目33によって連接され
た往信葉書部31と返信葉書部32とから構成されてい
る。往信葉書部31上には、往復葉書30の差出人が外
部から秘密にすべき情報を記録する記録領域31a(図
2)が設けられており、その上面を覆うようにラベル3
4が貼付されている。また、返信葉書部32には、返信
葉書部32の差出人が外部から秘密にすべき情報を記録
する記録領域32aが設けられている。
【0016】図2において、ラベル34は、ラベル部3
4a,34c及び34eと、それらのそれぞれ下面に設
けられた接着層34b,34d及び34fとを積層した
ものである。ラベル部34aは、ラベル34の最上面に
配置されたものであり、下地の隠蔽性を有する不透明体
から形成されている。ラベル部34aの表面上には、ラ
ベル34の取り扱い上の注意等の情報が印刷されていて
も良い。
【0017】ラベル部34aの下面には接着層34bが
設けられており、その下側に配置されたラベル部34c
と剥離可能に接着されている。接着層34bは、透明若
しくは半透明又は不透明のいずれであっても良い。ラベ
ル部34cは、透明又は半透明であり、その下地の透過
性を有する。
【0018】ラベル部34cの下面には接着層34dが
設けられており、その下側に配置されたラベル部34e
と剥離可能に接着されている。この接着層34dは、透
明又は半透明であり、その下地の透過性を有する。ラベ
ル部34eは、透明又は半透明であり、その下地の透過
性を有する。ラベル部34eの下面には接着層34fが
設けられており、往信葉書部31の記録領域31a上に
接着されている。接着層34fは、透明又は半透明であ
り、その下地の透過性を有する。
【0019】次に、接着層34b,34d及び34fの
接着強度について説明する。先ず、ラベル34が往信葉
書部31上に接着された場合において、(1)接着層3
4bがラベル部34cと接着する接着強度、(2)接着
層34dがラベル部34eと接着する接着強度、及び
(3)接着層34fが往信葉書部31と接着する接着強
度は、 (2)<(1),(3) の関係を満たすように設定されている。また、(1)、
及び(4)接着層34dが返信葉書部32上に接着され
たときの接着強度は、 (1)<(4) の関係を満たすように設定されている。以上の接着層3
4b,34d及び34fの接着力は、アクリル系樹脂や
ポリ塩化ビニル酢酸ビニル等の接着主剤の選択や、粘着
主剤に添加されるシリカ、でんぷん、樹脂ビーズ等の粘
着主剤に対する添加量をコントロールすることで、調整
することができる。また、ラベル部34c,34eの表
面(図2中、上面)に、離型処理を施すことで、接着力
の調整が容易になる。
【0020】次に、往復葉書30の使用方法について説
明する。最初は、ラベル34は、往復葉書30には貼付
されていない。往復葉書30の差出人は、受取人の宛名
を往信葉書部31上に印字するとともに、往復葉書30
の受取人に対して伝達すべき情報であって外部から秘密
にすべき情報を往信葉書部31の記録領域31a上に印
字する。そして、記録領域31a上を覆うようにラベル
34を貼付する(図2)。ラベル34は一般には極めて
弱い力で剥離可能に剥離紙等に貼付されており、この剥
離紙等からラベル34を剥離して、往信葉書部31に貼
付する。これにより、記録領域31a上に印字された情
報は、外部から隠蔽される。そして、差出人は、この往
復葉書30を受取人に送付する。
【0021】受取人は、この往復葉書30を受け取る
と、ラベル34を剥離して、記入領域31a上に印字さ
れた情報を見る。ラベル34を剥離しようとすると、上
述した(2)<(1),(3)の関係から、このときに
最も弱い接着力で接着されている接着層34dとラベル
部34eとの間が分離される(図3)。これにより、ラ
ベル34のうちラベル部34a〜接着層34d(以下、
「ラベル34’」という。)が一体となって分離され、
往信葉書部31上にはラベル部34e及び接着層34f
が残ることとなる。ラベル部34e及び接着層34fは
双方とも透明又は半透明であり、その下地の透過性を有
するので、ラベル部34e上から、記録領域31aに印
字された情報を見ることができる。
【0022】次に、受取人は、返信葉書部32の記録領
域32aに、返信葉書部32の受取人に対して伝達すべ
き情報であって外部から秘密にすべき情報を記入する。
そして、その後に、往信葉書部31から分離したラベル
34’を、この記録領域32a上に貼付する(図4)。
これにより、記録領域32a上に記入された情報が外部
から隠蔽される。そして、返信葉書部32の差出人は、
ミシン目33を裁断することにより往信葉書部31を分
離して、返信葉書部32をその受取人に送付する。
【0023】受取人は、この返信葉書部32を受け取る
と、ラベル34’を剥離して、記録領域32a上に記入
された情報を見る。ラベル34’を剥離しようとする
と、上述した(1)<(4)の関係から、接着層34b
とラベル部34cとの間が分離される(図5)。これに
より、ラベル34’のうちラベル部34a及び接着層3
4bが一体となって分離され、返信葉書部32上にはラ
ベル部34c及び接着層34dが残ることとなる。ラベ
ル部34c及び接着層34dは双方とも透明又は半透明
であり、その下地の透過性を有するので、ラベル部34
c上から、記録領域32aに記入された情報を見ること
ができる。
【0024】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で例えば以下のような変形が可能であ
る。 (1)実施形態では、ラベル34のラベル部34a,3
4c及び34eは、略同一の大きさに形成したが、各ラ
ベル部の大きさ(表面積)が、ラベル部34a>ラベル
部34c>ラベル部34eの関係となるように形成すれ
ば、ラベル34及び34’の剥離時に、常にラベル部3
4aの外縁部を摘んで剥離することができるようにな
る。一方、ラベル部34a<ラベル部34c<ラベル部
34eの関係となるように形成すれば、剥離すべきラベ
ル部を明確にすることができる。
【0025】(2)接着層34fは、製造過程上必要な
(図示しない)剥離紙から剥がした後に、往復葉書30
の往信葉書部31に接着させる必要があり、また、接着
層34dは、ラベル部34eから剥がした後に、往復葉
書30の返信葉書部32に接着させる必要がある。一
方、接着層34bは、往復葉書30の返信葉書部32の
記録領域32aを読み取るために剥がすことができれば
良く、再接着の必要性がないだけではなく、剥がされた
ラベル部34aの接着層34bの表面が粘着性を有する
と、剥がされたラベル部34aを取り扱いにくい。そこ
で、接着層34bを、一般的な接着層に代えて、接着し
ているが剥離後には表面接着性のない擬似接着層を用い
ることができる。擬似接着層としては、例えば、ポリエ
チレンテレフタレート等のフィルムに、融点以上に加熱
したポリエチレン等の樹脂を、エクストルージョンコー
ト法により塗布し、常温まで冷却させる方法があげられ
る。これにより、フィルムと樹脂との界面は接着してい
るが、剥離後にはフィルムも樹脂も表面接着性のないも
のとなり、この構造を接着層34bに使用することがで
きる。フィルム又は樹脂として透明なものを使用すれ
ば、ラベル部34cとして使用することができ、また、
フィルム又は樹脂の隠蔽性を高めるために顔料を添加す
れば、ラベル部34aとして使用することができる。 (3)また、本発明は、口座自動振替依頼書、ローン申
込書、金融機関での顧客の契約内容等の変更通知書、保
険会社での控除証明書、その他各種申込書、応募用紙等
に広く適用することができる。 (4)さらに、ラベル34は、往復葉書30に用いるこ
とのみに限られるものではなく、帳票その他の情報記録
媒体に広く用いることができる。
【0026】
【発明の効果】請求項1又は請求項4の発明によれば、
コストを高くすることなく、2回の送付でそれぞれ秘密
にすべき情報を隠蔽することができる。また、1回目の
剥離と2回目の剥離との双方において剥離された領域の
情報を見ることができる。請求項2又は請求項4の発明
によれば、情報隠蔽用ラベルの1回目の剥離と2回目の
剥離とで情報隠蔽用ラベルの分離位置を確実に定めるこ
とができる。
【0027】請求項3又は請求項5の発明によれば、コ
ストを高くすることなく、往復葉書の往信時及び返信時
の双方において情報を隠蔽することができる。また、1
回目の剥離と2回目の剥離との双方において往信葉書部
及び返信葉書部の剥離された領域の情報を見ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による往復葉書の一実施形態を示す平面
図である。
【図2】図1のA−A断面を詳細に示す断面図である。
【図3】ラベル34を往信葉書部31から剥離するとき
の様子を示す断面図である。
【図4】ラベル34’を返信葉書部32に貼付したとき
の様子を示す断面図である。
【図5】ラベル34’を返信葉書部32から剥離すると
きの様子を示す断面図である。
【図6】従来の往復葉書の第1の例を示す平面図であ
る。
【図7】従来の往復葉書の第2の例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
30 往復葉書 31 往信葉書部 31a 記録領域 32 返信葉書部 32a 記録領域 33 ミシン目 34 ラベル 34a,34c及び34e ラベル部 34b,34d及び34f 接着層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地の隠蔽性を有する第1ラベルと、 前記第1ラベルの下側に配置された透明又は半透明の第
    2ラベルと、 前記第2ラベルの下側に配置された透明又は半透明の第
    3ラベルと、 前記第1ラベルの下面に設けられ、前記第2ラベルと剥
    離可能に接着する第1接着層と、 前記第2ラベルの下面に設けられ、前記第3ラベルと剥
    離可能に接着する透明又は半透明の第2接着層と、 前記第3ラベルの下面に設けられた透明又は半透明の第
    3接着層とを備え、 前記第3接着層により被着体に接着した後に、前記第3
    ラベルを前記被着体に残して前記第1ラベルと前記第2
    ラベルとを一体で前記被着体から分離可能であり、 前記第1ラベルと前記第2ラベルとが一体となっている
    ものを前記第2接着層により被着体に接着した後に、前
    記第2ラベルを前記被着体に残して前記第1ラベルを前
    記被着体から分離可能であることを特徴とする情報隠蔽
    用ラベル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報隠蔽用ラベルにお
    いて、 前記第2接着層の前記第3ラベルとの接着力は、前記第
    1接着層の前記第2ラベルとの接着力及び前記第3接着
    層の被着体との接着力より弱い接着力を有し、 前記第1接着層の前記第2ラベルとの接着力は、前記第
    2接着層の被着体との接着力より弱い接着力を有するこ
    とを特徴とする情報隠蔽用ラベル。
  3. 【請求項3】 往信葉書部と返信葉書部とが連接された
    葉書基材と、 前記葉書基材の前記往信葉書部の所定領域に設けられ、
    外部から隠蔽すべき第1隠蔽情報が記録された第1隠蔽
    情報記録領域と、 前記第1隠蔽情報記録領域に記録された前記第1隠蔽情
    報を覆うように貼付された請求項1又は請求項2に記載
    の情報隠蔽用ラベルと、 前記葉書基材の前記返信葉書部の所定領域に設けられ、
    外部から隠蔽すべき第2隠蔽情報の記録が予定される第
    2隠蔽情報記録予定領域とを備えることを特徴とする往
    復葉書。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の情報隠蔽
    用ラベルの使用方法であって、 差出人は、第1帳票に第1隠蔽情報を記録し、前記情報
    隠蔽用ラベルを貼付することにより前記第1隠蔽情報を
    隠蔽して第1受取人に前記第1帳票を送付し、 前記第1受取人は、前記情報隠蔽用ラベルの前記第3ラ
    ベルを前記第1帳票に残して前記第1ラベル及び前記第
    2ラベルからなる第2情報隠蔽用ラベルを剥離すること
    により前記第1隠蔽情報を見るとともに、第2帳票に第
    2隠蔽情報を記録し、前記第2情報隠蔽用ラベルを貼付
    することにより前記第2隠蔽情報を隠蔽して前記差出人
    を含む第2受取人に前記第2帳票を送付し、 前記第2受取人は、前記第2情報隠蔽用ラベルの前記第
    1ラベルを剥離することにより前記第2隠蔽情報を見る
    ことを特徴とする情報隠蔽用ラベルの使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の往復葉書の使用方法で
    あって、 差出人は、前記往復葉書を受取人に送付し、 前記往復葉書の受取人は、前記情報隠蔽用ラベルの前記
    第3ラベルを前記往復葉書に残して前記第1ラベル及び
    前記第2ラベルからなる第2情報隠蔽用ラベルを剥離す
    ることにより前記第1隠蔽情報を見るとともに、前記第
    2隠蔽情報記録予定領域に前記第2隠蔽情報を記録し、
    前記第2情報隠蔽用ラベルを貼付することにより前記第
    2隠蔽情報を隠蔽して前記往復葉書の前記返信葉書部を
    その受取人に送付し、 前記返信葉書部の受取人は、前記第2情報隠蔽用ラベル
    の前記第1ラベルを剥離することにより前記第2隠蔽情
    報を見ることを特徴とする往復葉書の使用方法。
JP09508696A 1996-04-17 1996-04-17 往復葉書 Expired - Fee Related JP3651859B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09508696A JP3651859B2 (ja) 1996-04-17 1996-04-17 往復葉書

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09508696A JP3651859B2 (ja) 1996-04-17 1996-04-17 往復葉書

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09281891A true JPH09281891A (ja) 1997-10-31
JP3651859B2 JP3651859B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=14128133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09508696A Expired - Fee Related JP3651859B2 (ja) 1996-04-17 1996-04-17 往復葉書

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3651859B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200223A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Teikoku Printing Inks Mfg Co Ltd 複合シート
JP2006337616A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Dainippon Printing Co Ltd 情報保護ラベル
JP2007206296A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Sanguroorii:Kk 二層重畳ラベル
JP2008073900A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Ace Ltd 保護シール及びこれを用いた申込書並びに保険料金支払いシステム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001200223A (ja) * 2000-01-21 2001-07-24 Teikoku Printing Inks Mfg Co Ltd 複合シート
JP2006337616A (ja) * 2005-06-01 2006-12-14 Dainippon Printing Co Ltd 情報保護ラベル
JP4629503B2 (ja) * 2005-06-01 2011-02-09 大日本印刷株式会社 情報保護ラベル
JP2007206296A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Sanguroorii:Kk 二層重畳ラベル
JP2008073900A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Ace Ltd 保護シール及びこれを用いた申込書並びに保険料金支払いシステム
JP4533361B2 (ja) * 2006-09-20 2010-09-01 エース・リミテッド 保護シール及びこれを用いた申込書

Also Published As

Publication number Publication date
JP3651859B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3651859B2 (ja) 往復葉書
JP2004009720A (ja) 簡易カード付き申込帳票
JP2004122666A (ja) 往復隠蔽葉書用シート
JP2791844B2 (ja) シークレットシート
JPH111080A (ja) 往復はがきとその使用方法
JP3433977B2 (ja) カード付き帳票
JP3403222B2 (ja) 隠蔽用シート
JP4532236B2 (ja) 隠蔽ラベル付きシート
JP4511918B2 (ja) 情報隠蔽シート
JP3368911B2 (ja) 隠蔽情報所持体及びその作成方法
JP2001121844A (ja) 配送伝票
JP3570911B2 (ja) 情報隠蔽用ラベル付き複写記入シート
JPH07276856A (ja) 機密保持ラベル及び機密保持ラベルが貼着された往復葉書
JP4451548B2 (ja) 葉書帳票、葉書及び葉書帳票シート
JP4020762B2 (ja) 簡易カードと隠蔽はがきを備えた帳票
JP2535450Y2 (ja) 感熱接着複合シート及びそれを用いた情報記録体
JP3358837B2 (ja) 複合シート
JP2000247066A (ja) 隠蔽情報記録媒体
JP3274007B2 (ja) 隠蔽ラベルの簡易貼付媒体
JP2520060Y2 (ja) 台紙等に固定しやすい二次情報印字カ−ド
JPH1029390A (ja) カード付き重ね合わせシート
JPH0825865A (ja) 機械読みとり可能な帳票及び振替フォーム
JPH0745342Y2 (ja) 隠蔽‐透視用ラベル付き連続はがき
JP3509890B2 (ja) カード用紙
JPH09234978A (ja) 葉書組立体

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041019

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120304

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees