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JPH09249688A - クロマノール配糖体およびその製造方法、並びにそれを用いた抗酸化剤 - Google Patents

クロマノール配糖体およびその製造方法、並びにそれを用いた抗酸化剤

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Publication number
JPH09249688A
JPH09249688A JP29359096A JP29359096A JPH09249688A JP H09249688 A JPH09249688 A JP H09249688A JP 29359096 A JP29359096 A JP 29359096A JP 29359096 A JP29359096 A JP 29359096A JP H09249688 A JPH09249688 A JP H09249688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromanol
group
chromanol glycoside
general formula
glycoside
Prior art date
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Application number
JP29359096A
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English (en)
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JP3809679B2 (ja
Inventor
Hironori Murase
博宣 村瀬
Tsutomu Kunieda
勉 国枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CCI Corp
Original Assignee
CCI Corp
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Publication date
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Priority to JP29359096A priority Critical patent/JP3809679B2/ja
Publication of JPH09249688A publication Critical patent/JPH09249688A/ja
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロマン環を有する化合物(2−置換アルコ
ール)に糖を結合させることにより、水溶性に優れたク
ロマノール配糖体を提供する。 【解決手段】 本発明のクロマノール配糖体は、一般式
(1) 【化1】 (ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は同一ま
たは異なる水素原子または低級アルキル基を表わし、R
5 は水素原子、低級アルキル基または低級アシル基を表
わし、糖残基中の水酸基の水素原子は低級アルキル基ま
たは低級アシル基で置換されていてもよく、およびnは
0〜4の整数である)で表わされるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なクロマノー
ル配糖体およびその製造方法、並びにそれを用いた抗酸
化剤に関するものである。詳しく述べると、公知の抗酸
化剤として知られる、一般式(2)
【0002】
【化3】
【0003】(ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 および
4 は同一または異なる水素原子または低級アルキル基
を表わし、R5 は水素原子、低級アルキル基または低級
アシル基を表わし、およびnは0〜4の整数である)で
表される2−置換アルコール(以下、単に「2−置換ア
ルコール」ともいう)に糖を結合させることにより得ら
れる化学的安定性に優れた新規な水溶性クロマノール配
糖体およびその製造方法、並びにそれを用いた水溶性抗
酸化剤に関するものである。
【0004】
【従来の技術】近年、活性酸素やフリーラジカルが生体
に障害を与え、それが種々の疾病をはじめ発ガン、さら
には老化にもつながることが次第に明らかになってきて
いる。そこで、活性酸素やフリーラジカルによる障害を
効率よく防御することができる抗酸化剤の開発は、化粧
品、医薬品、食品など多くの分野において注目を集めて
いる。
【0005】現在、多くの抗酸化剤が知られているが、
特にビタミンEはその優れた抗酸化活性より、食品、化
粧品、医薬品分野において多用されている。しかしなが
ら、ビタミンEは水に不溶な粘性油状物のため注射剤ま
たは溶液剤として使用するには界面活性剤等を用いて可
溶化させねばならず、本来不用な物を大量に混入する結
果となり問題が生じる。また、界面活性剤などでは高濃
度のビタミンE水溶液を作ることは不可能である。つま
りビタミンEの優れた抗酸化活性を保持した水溶性のビ
タミンE類似化合物が必要とされている。
【0006】特開平7−118287号公報において、
優れた水溶性を有するビタミンE類似化合物(クロマノ
ール配糖体)および酵素法によるその製造方法が示され
ている。上記公報の製造方法において2−置換アルコー
ルにガラクトースをβ結合で結合させる場合の簡単な記
載がされているものの、実施例においてその物の物性、
製法、抗酸化活性などは一切示されていない。また、生
体に投与した場合においては、上記公報に示される2−
置換アルコールにグルコースがα結合したもの(以下、
グルコース型配糖体という)と、β結合によりガラクト
ースが結合したもの(以下、ガラクトース型配糖体)と
では生体内の糖質分解酵素の局在場所および活性などの
違いから配糖体のグリコシド結合の安定性が異なること
は常識であり、また、生体組織のレセプターの問題など
からも、両者の生体組織への取り込まれ方は異なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、生体内において公知のグルコース型配糖体とは生体
内において異なる安定性および生体組織への取り込まれ
方を示す新規なガラクトース型配糖体およびその製造方
法、並びにそれを用いた水溶性抗酸化剤を提供するもで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、(A) 一
般式(1)
【0009】
【化4】
【0010】(ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 および
4 は同一または異なる水素原子または低級アルキル基
を表わし、R5 は水素原子、低級アルキル基または低級
アシル基を表わし、糖残基中の水酸基の水素原子は低級
アルキル基または低級アシル基で置換されていてもよ
く、およびnは0〜4の整数である)で表わされるクロ
マノール配糖体により達成される。
【0011】また、上記目的は、(B) 一般式(2)
【0012】
【化5】
【0013】(ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 および
4 は同一または異なる水素原子または低級アルキル基
を表わし、R5 は水素原子、低級アルキル基または低級
アシル基を表わし、およびnは0〜4の整数を表す)で
表わされる2−置換アルコール及び、β−ガラクトシル
糖化合物を含有する溶液にβ−ガラクトシダーゼ(EC
3.2.1.23)を作用させることを特徴とする上記
(A)に示す一般式(1)で示されるクロマノール配糖
体の製造方法によっても達成される。
【0014】さらに、上記目的は、(C) 上記(A)
に示す一般式(1)で表わされるクロマノール配糖体を
有効成分とすることを特徴とする抗酸化剤により達成さ
れる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係わるクロマノール配糖
体(上記一般式(1))の酵素法による合成に用いられ
る酵素としては、β−ガラクトシダーゼが挙げられる。
β−ガラクトシダーゼとしては、ほぼ全ての起源由来の
ものを用いることができ、例えば、東洋紡績株式会社
製、オリエンタル酵母工業製、シグマ(SIGMA)製
のエシェリキア コリ(Escherichia co
li)由来のβ−ガラクトシダーゼ、東洋紡績株式会社
製のアスペルギルス属(Aspergillus s
p.)由来のβ−ガラクトシダーゼ、シグマ(SIGM
A)製のウシ肝臓(bovine liver)、ウシ
睾丸(bovine testes)、アスペルギルス
ニガー(Aspergillus niger)、ア
スペルギルス オリーザ(Aspergillus o
ryzae)、サッカロミセス フラギリス(Sacc
haromyces fragilis)、タチナタマ
メ(Jackbean)由来のβ−ガラクトシダーゼな
どが挙げられる。添加される酵素量としては、例えば、
上述した東洋紡績株式会社製のエシェリキア コリ(E
scherichia coli)由来のβ−ガラクト
シダーゼを反応液3mlに添加する場合、5から70
U、好ましくは10〜40Uである。酵素量が5U未満
の場合には、酵素による触媒作用が少なく、また酵素量
が70Uを越える場合には、過度の添加に見合うだけの
効果が得られず不経済である。上述した東洋紡績株式会
社製のアスペルギルス属(Aspergillus s
p.)由来のβ−ガラクトシダーゼを反応液3mlに添
加する場合、0.1〜20U、好ましくは0.5〜15
Uである。酵素量が0.1U未満の場合には、酵素によ
る触媒作用が少なく、また酵素量が20Uを越える場合
には、過度の添加に見合うだけの効果が得られず不経済
である。なお、ここでの上述したエシェリキア コリ由
来のβ−ガラクトシダーゼの1Uは、基質にo−ニトロ
フェニル−β−D−ガラクトピラノシドを用い、pH
7.3、37℃において1分間に1μmolのo−ニト
ロフェノールを生成する酵素量であり、上述したアスペ
ルギルス属由来のβ−ガラクトシダーゼの1Uは、基質
にo−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノシドを
用い、pH5.0、37℃において1分間に1μmol
のo−ニトロフェノールを生成する酵素量である。
【0016】次に、本発明に係わるクロマノール配糖体
(上記一般式(1))を酵素法により合成するための条
件としては、まず、2−置換アルコール(上記一般式
(2))をβ−ガラクトシル糖化合物(本明細書では、
単に「糖」ともいう)溶液に溶解させることが望まし
く、そのためには水に対する溶解度が非常に低い2−置
換アルコールを溶解し得る有機溶媒を添加する必要があ
る。さらに、添加されうる有機溶媒としては、β−ガラ
クトシダーゼの転移活性を効率よく発現させることがで
きるものでなければならず、例えば、ジメチルスルホキ
シド、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノール、エ
タノール、アセトンおよびアセトニトリルなどが挙げら
れ、上述したエシェリキア コリ由来のβ−ガラクトシ
ダーゼの転移活性を高めるためにはジメチルスルホキシ
ドが好ましく、上述したアスペルギルス属由来のβ−ガ
ラクトシダーゼの転移活性を高めるためにはジメチルス
ルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、メタノー
ル、エタノールおよびアセトニトリルが好ましい。上述
した2種類のβ−ガラクトシダーゼを用いる場合、添加
する有機溶媒の濃度は、1〜50(v/v)%、好まし
くは反応効率を考えると5〜40(v/v)%である。
この有機溶媒濃度が1(v/v)%未満の場合には、所
望とする2−置換アルコール(上記一般式(2))を糖
溶液に溶解させることが難しく、また50(v/v)%
を越える場合には、酵素の安定性が低下し、転移効率が
悪くなるため好ましくない。
【0017】また、本発明に係わるクロマノール配糖体
(上記一般式(1))を酵素法により合成する際に原料
として用いられる2−置換アルコール(一般式(2))
は、公知物質であり、特公平1−43755号、特公平
1−49135号等の方法により、得ることができる。
また、例えば、一般式(2)においてR1 =R2 =R3
=R4 =CH3 、R5 =H、n=1とする2−置換アル
コールの1種は、トロロックス(Trolox)を水素
化リチウムアルミニウムの存在下においてジエチルエー
テル中で加熱還流処理することなどにより容易に得るこ
とができる。2−置換アルコール(上記一般式(2))
の濃度は、反応液中において飽和濃度もしくはそれに近
い濃度にすることが望ましい。これにより、実際上(お
よび理論上)最大の収率を得ることができるためであ
る。
【0018】さらに、本発明に係わるクロマノール配糖
体(上記一般式(1))を酵素法により合成する際に用
いられるβ−ガラクトシル糖化合物の種類は、乳糖(ラ
クトース)、o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピ
ラノシド、p−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラ
ノシドおよびガラクトースがβ−1,4−グリコシド結
合で結ばれた構造を持つ糖残基が2〜5位のオリゴ糖が
挙げられ、好ましくは価格の面などから考慮して、乳糖
である。乳糖の濃度は、5〜50(w/v)%、好まし
くは10〜50(w/v)%である。乳糖の濃度が5
(w/v)%未満では、糖が不足するため2−置換アル
コールからクロマノール配糖体への高い転移率を得るこ
とができない。また乳糖の溶解度の面から50(w/
v)%を越える乳糖溶液の調製は難しい。
【0019】さらに、本発明に係わるクロマノール配糖
体(上記一般式(1))を酵素法により合成する際の反
応系のpHは、上述したエシェリキア コリ由来のβ−
ガラクトシダーゼを用いる場合5.0〜7.5、好まし
くは5.5〜7.0であり、上述したアスペルギルス属
由来のβ−ガラクトシダーゼを用いる場合3.0〜7.
5、好ましくは3.5〜7.0である。pHが上記範囲
を外れる場合には、上述した酵素が失活するなど好まし
くない。
【0020】さらに、本発明に係わるクロマノール配糖
体(上記一般式(1))を酵素法により合成する際の反
応温度は、上述したエシェリキア コリ由来のβ−ガラ
クトシダーゼを用いる場合、20〜60℃、好ましくは
30〜50℃であり、上述したアスペルギルス属由来の
β−ガラクトシダーゼを用いる場合、20〜70℃、好
ましくは30〜60℃である。反応温度が上記範囲を下
回る場合には、上述した酵素の活性が低下し、十分な転
移率を確保するのに長時間を要するため経済的でなく、
また、反応温度が上記範囲を上回る場合には、上述した
酵素が失活するため好ましくない。
【0021】また、本発明に係わるクロマノール配糖体
(上記一般式(1))を酵素法により合成する際の反応
時間は、上述した2種類のβ−ガラクトシダーゼを用い
る場合、2〜40時間、好ましくは10〜30時間であ
る。反応時間が2時間未満の場合には、反応が平衡近く
に達していないため、十分な転移率を得ることができ
ず、40時間を越える場合には、これに見合うだけのさ
らなる効果が期待できない。
【0022】ただし、上述した酵素法による合成の際の
こうした条件は、使用する酵素量により若干の影響を受
ける。
【0023】次に反応終了後、反応液をXAD(オルガ
ノ株式会社製)を担体として用いたカラムクロマトグラ
フィーで処理することにより、高純度のクロマノール配
糖体(一般式(1))が得られる。
【0024】なお、上述の一般式(1)〜(2)におい
て、式中のR1 ,R2 ,R3 およびR4 は、同一または
異なる水素原子または低級アルキル基であって、このう
ち低級アルキル基としては、好ましくは炭素原子数が1
〜8のアルキル基、最も好ましくは炭素原子数が1〜6
のアルキル基であり、具体的には、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、ヘプ
チル基、及びオクチル基等が挙げられ、これらのうち、
メチル基及びエチル基が好ましい。また同様にR5 は水
素原子、低級アルキル基または低級アシル基であり、こ
のうち低級アルキル基としては、好ましくは炭素原子数
が1〜8のアルキル基、最も好ましくは炭素原子数が1
〜6のアルキル基であり、具体例としては上記と同様の
ものが挙げられる。また、低級アシル基としては、炭素
原子数が1〜10のアシル基、最も好ましくは炭素原子
数が1〜7のアシル基であり、具体的には、ホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリ
ル基、カプロイル基、及びベンゾイル基(C6 5 CO
−)などが挙げられ、これらのうち、ホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基及びブチリル基が好ましい。さ
らに同様に糖残基の水酸基の水素原子は、低級アルキル
基または低級アシル基で置換されていてもよく、かかる
低級アルキル基としては、好ましくは炭素原子数が1〜
8のアルキル基、最も好ましくは炭素原子数が1〜6の
アルキル基であり、低級アシル基としては、炭素原子数
が1〜10のアシル基、最も好ましくは炭素原子数が1
〜7のアシル基であり、アルキル基及びアシル基の具体
例としては上記と同様のものが挙げられる。さらに、n
は0〜4、好ましくは1〜3の整数である。
【0025】このようにして得られたクロマノール配糖
体(一般式(1))の水に対する溶解度は、トコフェロ
ールの2位のイソプレノイド側鎖をカルボキシル基に置
換した6−ヒドロキシ−2,5,7,8−テトラメチル
クロマン−2−カルボン酸(以下、単にトロロックスと
もいう)、2−置換アルコールに比べ著しく高いもので
ある。
【0026】さらに、得られたクロマノール配糖体(一
般式(1))は、ヘキサン−イソプロピルアルコール溶
液中における高度不飽和脂肪酸メチルエステルの脂質過
酸化速度の測定で明らかなように、トコフェロールと同
等の抗酸化活性を有している。またクロマノール配糖体
(一般式(1))は、水溶性の抗酸化剤として知られる
アスコルビン酸などに比べて、顕著な酸化速度の抑制作
用を奏するものである。例えば、生体膜をモデルとし
て、脂溶性ラジカル発生剤を内部に含有したリポソーム
を調製し、酸化反応を促進させた際、水相にクロマノー
ル配糖体(一般式(1))を存在させておくことで、ア
スコルビン酸などよりも顕著に酸化反応を抑制すること
ができる。また、クロマノール配糖体(一般式(1))
は、クロマン環をもっていることにより、一重項酸素な
ど様々な活性酸素の消去能をも有している。
【0027】また、得られたクロマノール配糖体(一般
式(1))は、その高い溶解性(水溶性)および優れた
抗酸化活性から活性酸素が関与する様々な疾病に効果の
ある注射剤または内服薬などの溶解剤などの抗酸化剤の
有効成分として利用することができ、この場合には、該
クロマノール配糖体(一般式(1))の水溶液をそのま
ま抗酸化剤として使用できるほか、該溶液に、相互に反
応性のない他の有効成分を適当量配合して用いてもよ
い。
【0028】
【実施例】次に、実施例等により本発明を説明するが、
これらにより本発明の範囲がなんら制限されるものでな
いことはいうまでもない。
【0029】参考例1 (1)エシェリキア コリ由来のβ−ガラクトシダーゼ
の活性測定 100mM リン酸緩衝液(pH7.3)2.5ml、
3.36M メルカプトエタノール溶液0.1ml、3
0mM MgCl2 溶液(pH7.3)0.1ml、3
4mM o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノ
シド溶液0.2mlをキュベット(d=1.0cm)に
いれ、37℃に制御された分光光度計にセットした。5
分間インキュベートした後、酵素溶液0.1mlを加え
410nmの吸光度変化を求めた。なお、1Uは、上記
条件において1分間に1μmolのo−ニトロフェノー
ルを生成する酵素量とした。
【0030】(2)アスペルギルス属由来のβ−ガラク
トシダーゼの活性測定 100mM 酢酸緩衝液(pH5.0)1.0mlに2
0mM o−ニトロフェニル−β−D−ガラクトピラノ
シド溶液0.2mlを加え、37℃で5分間インキュベ
ートした後、酵素溶液0.5mlを加え、同温度条件下
において15分間インキュベートした。そして、0.2
M Na2 CO3 溶液2.0mlを加えて反応を停止さ
せ、410nmの吸光度を測定した。なお、1Uは、上
記条件において1分間に1μmolのo−ニトロフェノ
ールを生成する酵素量とした。
【0031】実施例1 50mM リン酸緩衝液(pH6.5)で調製した40
(w/v)%乳糖溶液160mlに対し、ジメチルスル
ホキシドで調製した5(w/v)%の式(3)
【0032】
【化6】
【0033】で示される2−置換アルコール溶液32m
lおよび1600Uの東洋紡績株式会社製のエシェリキ
ア コリ(Escherichia coli)由来の
β−ガラクトシダーゼを加え、40℃において20時間
反応させた。このときの2−置換アルコールのクロマノ
ール配糖体への転換率はモル比で約20%であった。
【0034】この反応液を30%メタノール溶液で平衡
化したXAD−4(オルガノ株式会社製)カラムにアプ
ライし、非吸着物を30%メタノールで溶出後、80%
メタノールでクロマノール配糖体を溶出させた。次に得
られたクロマノール配糖体画分をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=5:1、v
/v)処理することで高純度のクロマノール配糖体であ
る式(4)
【0035】
【化7】
【0036】で示される2−(α−D−グルコピラノシ
ル)メチル−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
6−オール[2-(α−D-glucopyranosyl)methyl-2,5,7,8-
tetramethylchroman-6-ol](一般式(1)のn=1、R
1 =R2 =R3 =R4 =CH3、R5 =Hに相当する)を
約300mg得た。
【0037】得られた上記式(4)に示されるクロマノ
ール配糖体の赤外線吸収スペクトルを図1に示す。
【0038】また、上記式(4)に示されるクロマノー
ル配糖体の 1H−NMR、13C−NMR、質量分析およ
び旋光度の結果は以下の通りである。
【0039】1H−NMR δ(270MHz, DM
SO−d6 ) 1.21および1.24(s,3H)、
1.67から1.73(m,1H)、1.90から1.
93(m,1H)、1.98(s,3H)、2.02
(s,3H)、2.05(s,3H)、2.50(br
oad t,2H)、3.17から4.78(m,13
H)、7.38(s,1H)13 C−NMR δ(67.8MHz,DMSO−d6
プロトンデカップリングスペクトル) 11.7、1
1.8、12.6、19.7および19.8、22.2
および22.5、28.0および28.1、60.3お
よび60.4、68.1、70.5、73.1および7
3.2、73.4、73.9および74.0、75.1
および75.2、104.0および104.2、11
6.8、120.2、120.8、122.5、14
4.2、145.2 質量スペクトル(FAB) m/z 398 (分
子イオンピーク)
【0040】
【外1】
【0041】実施例2 50mM 酢酸緩衝液(pH4.5)で調製した40
(w/v)%乳糖溶液160mlに対し、ジメチルスル
ホキシドで調製した5(w/v)%の式(3)
【0042】
【化8】
【0043】で示される2−置換アルコール溶液32m
lおよび1000Uの東洋紡績株式会社製のアスペルギ
ルス属(Aspergillus sp.)由来のβ−
ガラクトシダーゼを加え、50℃において20時間反応
させた。このときの2−置換アルコールのクロマノール
配糖体への転換率はモル比で約7%であった。
【0044】この反応液を30%メタノール溶液で平衡
化したXAD−4(オルガノ株式会社製)カラムにアプ
ライし、非吸着物を30%メタノールで溶出後、80%
メタノールでクロマノール配糖体を溶出させた。次に得
られたクロマノール配糖体画分をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(酢酸エチル:メタノール=5:1、v
/v)処理することで高純度のクロマノール配糖体であ
る式(5)
【0045】
【化9】
【0046】で示される2−(α−D−グルコピラノシ
ル)メチル−2,5,7,8−テトラメチルクロマン−
6−オール[2-(α−D-glucopyranosyl)methyl-2,5,7,8-
tetramethylchroman-6-ol](一般式(1)のn=1、R
1 =R2 =R3 =R4 =CH3、R5 =Hに相当する)
を約90mg得た。
【0047】得られた上記式(5)に示されるクロマノ
ール配糖体の赤外線吸収スペクトルを図2に示す。
【0048】また、上記式(5)に示されるクロマノー
ル配糖体の 1H−NMR、13C−NMR、質量分析およ
び旋光度の結果は以下の通りである。
【0049】1H−NMR δ(270MHz, DM
SO−d6 ) 1.21および1.24(s,3H)、
1.67から1.73(m,1H)、1.90から1.
93(m,1H)、1.98(s,3H)、2.02
(s,3H)、2.05(s,3H)、2.50(br
oad t,2H)、3.17から4.78(m,13
H)、7.38(s,1H)13 C−NMR δ(67.8MHz,DMSO−d6
プロトンデカップリングスペクトル) 11.7、1
1.8、12.6、19.7および19.8、22.2
および22.5、28.0および28.1、60.3お
よび60.4、68.1、70.5、73.1および7
3.2、73.4、73.9および74.0、75.1
および75.2、104.0および104.2、11
6.8、120.2、120.8、122.5、14
4.2、145.2 質量スペクトル(FAB) m/z 398 (分
子イオンピーク)
【0050】
【外2】
【0051】実施例3 実施例1および実施例2によって得られた式(4)、式
(5)に示されるクロマノール配糖体の抗酸化活性をリ
ノール酸メチルのラジカル連鎖自動酸化反応の抑制によ
り評価した。132μmolのリノール酸メチル、1
6.5μmolの脂溶性ラジカル発生剤(2,2′−ア
ゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))、0.1
μmolの式(4)、式(5)に示されるクロマノール
配糖体、ブチルヒドロキシトルエンまたはα−トコフェ
ロールからなるヘキサン/イソプロピルアルコール
(1:1、v/v)溶液1.1mlを37℃でインキュ
ベートし、経時的にサンプリングし、高速液体クロマト
グラフィーでリノール酸メチルハイドロパーオキサイド
の生成量を測定した。図3に示すように、式(4)およ
び式(5)に示されるクロマノール配糖体の抗酸化活性
は、ブチルヒドロキシトルエン以上であり、またα−ト
コフェロールと同等であることがわかる。
【0052】実施例4 実施例1および実施例2によって得られた式(4)、式
(5)に示されるクロマノール配糖体の抗酸化活性を多
重層リポソームのラジカル連鎖自動酸化反応の抑制によ
り評価した。5.5μmolの卵黄ホスファチジルコリ
ン、1.1μmolの脂溶性ラジカル発生剤(2,2′
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)を0.
5mM ジエチレントリアミン−N,N,N′,N″,
N″−五酢酸(diethylenetriamine
−N,N,N′,N″,N″−pentaacetic
acid)を含んだ10mMトリス−塩酸緩衝液(p
H7.4)1mlに懸濁させ多重層リポソームを調製
し、これに上記緩衝液で調製した100μMの式
(4)、式(5)に示されるクロマノール配糖体または
アスコルビン酸を0.1ml加えた。そして、50℃で
インキュベートし、経時的にサンプリングし、高速液体
クロマトグラフィーでホスファチジルコリンハイドロパ
ーオキサイドの生成量を測定した。
【0053】図4に示すように、式(4)および式
(5)に示されるクロマノール配糖体はアスコルビン酸
より、明らかに効果的な抗酸化剤であることがわかる。
【0054】実施例5 実施例1および実施例2によって得られた式(4)、式
(5)に示されるクロマノール配糖体の水に対する溶解
度を評価した。過剰量の式(4)または式(5)に示さ
れるクロマノール配糖体を水1mlに加え、25℃でイ
ンキュベートし、20時間、撹拌(200rpm)後、
サンプレップC02−LGに液を移し、遠心分離(41
00×g、10分、20℃)することにより不溶物を除
去し、水溶液中のクロマノール配糖体の溶解量を高速液
体クロマトグラフィーで測定した。また比較として、ト
ロロックス(Trolox、アルドリッチケミカルカン
パニー社(Aldrich Chemical Company,Inc.)製)、式
(3)で示される2−置換アルコールも同様に評価し
た。
【0055】
【表1】
【0056】表1に示すように式(4)および式(5)
に示されるクロマノール配糖体の優れた水に対する溶解
性が明らかになった。
【0057】実施例6 マウスのTリンパ腫株EL−4細胞をRPMI−164
0+10%牛胎仔血清+HEDES緩衝液(25mM)
系培養液(以下、「完全培養液」と略称する)中で37
℃、5%CO2 雰囲気下で継代培養し、細胞密度が2×
105 個/mlになるように調整した。このようにして
培養されたEL−4細胞培養液の上清を除去し、これに
実施例1と同様にして調製したクロマノール配糖体(一
般式(4))溶液を完全培養液中の最終濃度が1mMに
なるように加え、X線を照射するまでの30分間、上記
と同様の条件下で細胞培養を行った。クロマノール配糖
体を含む培養液中で所定時間培養した後、3Gyの放射
線を0.92Gy/分の線量率で照射した。放射線照射
終了直後、細胞を遠心沈降(400g×5分)させ、R
PMI−1640で2回洗浄し、完全培養液で再浮遊さ
せて培養した。これに、サイトカラシンBのDMSO溶
液(2mg/ml濃度)を最終濃度が3μg/mlにな
るように添加し、20時間培養後に2核細胞中の小核保
有細胞の頻度(小核誘発頻度)を測定し、細胞の放射線
損傷の頻度を表わす尺度とした。また、クロマノール配
糖体の処理濃度を0mMとした以外は上記操作を繰り返
すことにより得られた小核誘発頻度(比較例1)を基準
として下記式より小核誘発抑制率を計算した。この際、
上記細胞は1群4〜5連で放射線照射実験を行い、結果
はこれらの平均値として表わした。結果を表2に示す。
【0058】
【数1】
【0059】
【表2】
【0060】表2より示されるように、小核誘発頻度
は、一般式(4)で表わされるクロマノール配糖体で処
理した(実施例6)場合、処理しなかった(比較例1)
場合に比べて有意に小さく、これより、本発明のクロマ
ノール配糖体は優れた放射線防護作用を有することが示
された。
【0061】
【発明の効果】本発明のクロマノール配糖体(一般式
(1))は、生体内において公知のグルコース型配糖体
とは生体内において異なる安定性および生体組織への取
り込まれ方を示す新規なガラクトース型配糖体であり、
トロロックス、2−置換アルコールに比べ著しく高い溶
解性(約1000倍以上)を有し、かつビタミンCより
優れた抗酸化活性効果を奏する。
【0062】次に、本発明のガラクトース型配糖体は、
高濃度の有機溶媒存在下においても安定で、かつ、転移
活性の高い酵素を用いることにより効率的に合成するこ
とができる。
【0063】また、本発明の製造方法により安価に供給
されるガラクトース型配糖体の優れた特性を活用するこ
とで、食品、化粧品および医薬品等に適用し得る水溶性
抗酸化剤の有効成分としての利用が図れる。
【0064】さらに、本発明のガラクトース型配糖体
は、優れた放射線防護作用を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られた式(4)に示されるクロ
マノール配糖体の赤外線吸収スペクトルである。
【図2】 実施例2で得られた式(5)に示されるクロ
マノール配糖体の赤外吸収スペクトルである。
【図3】 実施例1および実施例2によって得られた式
(4)、式(5)に示されるクロマノール配糖体、ブチ
ルヒドロキシトルエンおよびα−トコフェロールの抗酸
化活性をリノール酸メチルのラジカル連鎖自動酸化反応
の抑制により評価すべく、経時的にリノール酸メチルハ
イドロパーオキサイドの生成量を測定した結果を示すグ
ラフである。
【図4】 実施例1および実施例2によって得られた式
(4)、式(5)に示されるクロマノール配糖体および
アスコルビン酸の抗酸化活性を多重層リポソームのラジ
カル連鎖自動酸化反応の抑制により評価すべく、経時的
にホスファチジルコリンハイドロパーオキサイドの生成
量を測定した結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 19/60 C12P 19/60 // A23L 3/3562 A23L 3/3562

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は同一ま
    たは異なる水素原子または低級アルキル基を表わし、R
    5 は水素原子、低級アルキル基または低級アシル基を表
    わし、糖残基中の水酸基の水素原子は低級アルキル基ま
    たは低級アシル基で置換されていてもよく、およびnは
    0〜4の整数である)で表わされるクロマノール配糖
    体。
  2. 【請求項2】 一般式(2) 【化2】 (ただし、式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は同一ま
    たは異なる水素原子または低級アルキル基を表わし、R
    5 は水素原子、低級アルキル基または低級アシル基を表
    わし、およびnは0〜4の整数である)で表わされる2
    −置換アルコール及び、β−ガラクトシル糖化合物を含
    有する溶液にβ−ガラクトシダーゼ(EC3.2.1.
    23)を作用させることを特徴とする請求項1に記載の
    一般式(1)で示されるクロマノール配糖体の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の一般式(1)で表わさ
    れるクロマノール配糖体を有効成分とすることを特徴と
    する抗酸化剤。
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