JPH09146223A - 写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ及びこれを用いた写真フイルムカートリッジの製造工程管理方法 - Google Patents
写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ及びこれを用いた写真フイルムカートリッジの製造工程管理方法Info
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- JPH09146223A JPH09146223A JP30478495A JP30478495A JPH09146223A JP H09146223 A JPH09146223 A JP H09146223A JP 30478495 A JP30478495 A JP 30478495A JP 30478495 A JP30478495 A JP 30478495A JP H09146223 A JPH09146223 A JP H09146223A
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 写真フイルムカートリッジの製造設備内で、
形状が異なる上下ケースあるいはカートリッジ本体を効
率的に搬送する。 【解決手段】 搬送トレイ33をほぼ矩形とし、その短
辺に並行に複数の隔壁34を形成する。各隔壁34の相
互間が収容溝35となる。収容溝35には、写真フイル
ムカートリッジ2あるいはこれを構成する上ケース,下
ケースを各々が横並びに隣接して収容され、一定姿勢で
保持される。搬送トレイ33は軽いプラスチック材料で
一体成形される。外周壁42に、搬送トレイ33ごとに
固有のIDナンバーを表すバーコードラベル47が貼付
される。
形状が異なる上下ケースあるいはカートリッジ本体を効
率的に搬送する。 【解決手段】 搬送トレイ33をほぼ矩形とし、その短
辺に並行に複数の隔壁34を形成する。各隔壁34の相
互間が収容溝35となる。収容溝35には、写真フイル
ムカートリッジ2あるいはこれを構成する上ケース,下
ケースを各々が横並びに隣接して収容され、一定姿勢で
保持される。搬送トレイ33は軽いプラスチック材料で
一体成形される。外周壁42に、搬送トレイ33ごとに
固有のIDナンバーを表すバーコードラベル47が貼付
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フイルムカー
トリッジの製造工程において各種の組み立てステーショ
ン間で部品を搬送する際に用いられる搬送トレイに関す
るものであり、さらにこの搬送トレイを利用して写真フ
イルムカートリッジの製造工程を管理する方法に関する
ものである。
トリッジの製造工程において各種の組み立てステーショ
ン間で部品を搬送する際に用いられる搬送トレイに関す
るものであり、さらにこの搬送トレイを利用して写真フ
イルムカートリッジの製造工程を管理する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の135タイプの写真フイルムカー
トリッジは、舟形プレートと称される金属薄板を円筒状
に丸めたカートリッジ胴体と、その両端に被せられる金
属製のキャップとからカートリッジ本体が構成され、そ
の中に写真フイルムを巻きつけたプラスチック製のスプ
ールが収納されている。その製造にあたっては、ウェブ
状の鋼板から舟形プレートやキャップを打ち抜く工程、
舟形プレートを円筒状に成形してカートリッジ胴体を作
る工程、さらに写真フイルムをスプールに巻きつける工
程、そして写真フイルムを巻きつけたスプールをフイル
ムリーダー部が少し突出するようにカートリッジ胴体に
入れ、両端にキャップを嵌着する工程を必要としてい
る。
トリッジは、舟形プレートと称される金属薄板を円筒状
に丸めたカートリッジ胴体と、その両端に被せられる金
属製のキャップとからカートリッジ本体が構成され、そ
の中に写真フイルムを巻きつけたプラスチック製のスプ
ールが収納されている。その製造にあたっては、ウェブ
状の鋼板から舟形プレートやキャップを打ち抜く工程、
舟形プレートを円筒状に成形してカートリッジ胴体を作
る工程、さらに写真フイルムをスプールに巻きつける工
程、そして写真フイルムを巻きつけたスプールをフイル
ムリーダー部が少し突出するようにカートリッジ胴体に
入れ、両端にキャップを嵌着する工程を必要としてい
る。
【0003】最近提案されているAPS(Advanced Pho
to System )では、上記のような写真フイルムカートリ
ッジに代えて、カートリッジ本体をプラスチック成形品
で構成した新フォーマットのものを用いることが予定さ
れている。カートリッジ本体をプラスチック成形品で構
成したものは、例えば米国特許第4832275号公報
明細書や特開平7−104433号公報などで知られる
ように、スプール回転による写真フイルムの送り出し機
能を始め、不使用時のスプールロック機構,遮光蓋によ
るフイルム出入り口の開閉機構,使用状況を表す表示機
構など、これまでの写真フイルムカートリッジにはない
様々な機能を有している。
to System )では、上記のような写真フイルムカートリ
ッジに代えて、カートリッジ本体をプラスチック成形品
で構成した新フォーマットのものを用いることが予定さ
れている。カートリッジ本体をプラスチック成形品で構
成したものは、例えば米国特許第4832275号公報
明細書や特開平7−104433号公報などで知られる
ように、スプール回転による写真フイルムの送り出し機
能を始め、不使用時のスプールロック機構,遮光蓋によ
るフイルム出入り口の開閉機構,使用状況を表す表示機
構など、これまでの写真フイルムカートリッジにはない
様々な機能を有している。
【0004】写真フイルムカートリッジに上述したよう
な様々な機能をもたせるために、そのカートリッジ本体
やスプールはプラスチック成形による複数の部品を組み
合わせて構成される(詳しくは後述)が、製造コストを
抑えて効率的な量産を行うことができるように、自動組
み立て機を活用した複数の組み立てステーションを組み
合わせた製造設備が工夫されている。各々の組み立てス
テーションのバッファには、そこで組み込みが行われる
組み込み部品が用意されており、前工程の組み立てステ
ーションで処理を終えた本体部品が送られてくると自動
組み立て機が作動して部品の組み込みが行われ、本体部
品はさらに次工程の組み立てステーションに送られる。
な様々な機能をもたせるために、そのカートリッジ本体
やスプールはプラスチック成形による複数の部品を組み
合わせて構成される(詳しくは後述)が、製造コストを
抑えて効率的な量産を行うことができるように、自動組
み立て機を活用した複数の組み立てステーションを組み
合わせた製造設備が工夫されている。各々の組み立てス
テーションのバッファには、そこで組み込みが行われる
組み込み部品が用意されており、前工程の組み立てステ
ーションで処理を終えた本体部品が送られてくると自動
組み立て機が作動して部品の組み込みが行われ、本体部
品はさらに次工程の組み立てステーションに送られる。
【0005】このように複数の組み立てステーションを
組み合わせた製造設備では、各ステーションでの作業内
容が全く異なりタクトタイムが必ずしも一律ではないこ
とから、全ステーションを一斉に同期して作動させるよ
りもバッチ処理を組み合わせる方が効率的である。さら
にこうした製造設備には、組み立てステーション間で本
体部品(半製品)を自動的に移送するためにAGV(Au
tomatic Guideway Vehicle:自走式搬送車 )システムが
利用される。そして、前工程の自動組み立て機から取り
出された半製品を一定個数ずつ搬送トレイに集積してお
き、この搬送トレイを複数個まとめた上で次工程の自動
組み立て機に送るようにしている。
組み合わせた製造設備では、各ステーションでの作業内
容が全く異なりタクトタイムが必ずしも一律ではないこ
とから、全ステーションを一斉に同期して作動させるよ
りもバッチ処理を組み合わせる方が効率的である。さら
にこうした製造設備には、組み立てステーション間で本
体部品(半製品)を自動的に移送するためにAGV(Au
tomatic Guideway Vehicle:自走式搬送車 )システムが
利用される。そして、前工程の自動組み立て機から取り
出された半製品を一定個数ずつ搬送トレイに集積してお
き、この搬送トレイを複数個まとめた上で次工程の自動
組み立て機に送るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、AP
Sで用いられる写真フイルカートリッジは様々な機能実
現のために多くの部品から構成されているため、その組
み立て時には半製品を組み立てステーション間で搬送す
る機会が多くなる。また、工程を経るごとに半製品の形
態も変化してゆくため、自動組み立て機及び搬送トレイ
の相互間での移載をロボットアーム等により的確に行な
えるようにするには、こうした半製品を搬送トレイ内で
一定の姿勢で位置決め,保持しておくことが要求される
ことから、各々の工程間ごとに適切な形状をした専用の
搬送トレイを用意しておかなくてはならない。このため
搬送トレイの種類が増えてしま、これらの管理が面倒に
なるだけでなく、搬送トレイそのものの製作費用も高く
なる。
Sで用いられる写真フイルカートリッジは様々な機能実
現のために多くの部品から構成されているため、その組
み立て時には半製品を組み立てステーション間で搬送す
る機会が多くなる。また、工程を経るごとに半製品の形
態も変化してゆくため、自動組み立て機及び搬送トレイ
の相互間での移載をロボットアーム等により的確に行な
えるようにするには、こうした半製品を搬送トレイ内で
一定の姿勢で位置決め,保持しておくことが要求される
ことから、各々の工程間ごとに適切な形状をした専用の
搬送トレイを用意しておかなくてはならない。このため
搬送トレイの種類が増えてしま、これらの管理が面倒に
なるだけでなく、搬送トレイそのものの製作費用も高く
なる。
【0007】さらに、上記写真フイルムカートリッジ
は、収納される写真フイルムの種類、例えばポジ/ネ
ガ、カラー/モノクロの別のほか、撮影枚数やISO感
度の違いによって品種が異なるにもかかわらず、カメラ
には共通に使用されるものであることから、外形形状は
全く共通なものとなっている。一方、品種が異なった場
合には組み込み部品を変更しなくてはならないことがあ
るため、複数の組み立てステーションを組み合わせ、し
かも適宜の工程間でバッチ処理を行う製造設備において
は、生産情報に応じた的確な工程管理も必要になり、さ
らに品質管理のためには製造履歴についてもデータを把
握しておかなくてはならない。
は、収納される写真フイルムの種類、例えばポジ/ネ
ガ、カラー/モノクロの別のほか、撮影枚数やISO感
度の違いによって品種が異なるにもかかわらず、カメラ
には共通に使用されるものであることから、外形形状は
全く共通なものとなっている。一方、品種が異なった場
合には組み込み部品を変更しなくてはならないことがあ
るため、複数の組み立てステーションを組み合わせ、し
かも適宜の工程間でバッチ処理を行う製造設備において
は、生産情報に応じた的確な工程管理も必要になり、さ
らに品質管理のためには製造履歴についてもデータを把
握しておかなくてはならない。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、多機能型の新フォーマットの写真フイルムカートリ
ッジの製造設備に併用して好適な写真フイルムカートリ
ッジ用搬送トレイを提供することを目的とし、さらにこ
の搬送トレイを利用した簡便かつ的確な製造工程管理方
法を提供することを目的とする。
で、多機能型の新フォーマットの写真フイルムカートリ
ッジの製造設備に併用して好適な写真フイルムカートリ
ッジ用搬送トレイを提供することを目的とし、さらにこ
の搬送トレイを利用した簡便かつ的確な製造工程管理方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、プラスチックで成形された上ケース及び
下ケースと、これらを組み合わせたカートリッジ本体内
に回転自在に収納されたスプールと、このスプールに巻
きつけられた写真フイルムとからなる写真フイルムカー
トリッジの製造工程中に用いられる搬送トレイを、上下
ケースあるいは組み立て後のカートリッジ本体及び完成
した写真フイルムカートリッジのいずれをも共通に収容
して搬送できるようにしたもので、その収容部には複数
本の平行な収容溝が形成される。そして、これらの収容
溝は前記上下ケース又はカートリッジ本体が横並びに隣
接して複数個ずつ収容されるようになっている。
するにあたり、プラスチックで成形された上ケース及び
下ケースと、これらを組み合わせたカートリッジ本体内
に回転自在に収納されたスプールと、このスプールに巻
きつけられた写真フイルムとからなる写真フイルムカー
トリッジの製造工程中に用いられる搬送トレイを、上下
ケースあるいは組み立て後のカートリッジ本体及び完成
した写真フイルムカートリッジのいずれをも共通に収容
して搬送できるようにしたもので、その収容部には複数
本の平行な収容溝が形成される。そして、これらの収容
溝は前記上下ケース又はカートリッジ本体が横並びに隣
接して複数個ずつ収容されるようになっている。
【0010】さらに前記搬送トレイの外周壁の上面及び
下面には、段積みしたときに上下の搬送トレイの上面,
下面と互いに嵌まり合う凹凸段差が形成され、安定した
段積み搬送が行なえるようにしてあり、また搬送トレイ
の外周壁には搬送トレイ個々の識別標識を表す表示部が
付設されており、この表示部から読み取った識別標識を
もとにして製造工程の管理ができるようにしてある。
下面には、段積みしたときに上下の搬送トレイの上面,
下面と互いに嵌まり合う凹凸段差が形成され、安定した
段積み搬送が行なえるようにしてあり、また搬送トレイ
の外周壁には搬送トレイ個々の識別標識を表す表示部が
付設されており、この表示部から読み取った識別標識を
もとにして製造工程の管理ができるようにしてある。
【0011】搬送トレイの識別標識を元に製造工程管理
を行うために、組み立てステーションごとに端末側コン
ピュータが設けられ、これらの端末側コンピュータは上
位コンピュータに接続される。端末側コンピュータは、
その組み立てステーションによって行われる組み立て作
業に関するデータ、例えば供給される組み込み部品の品
種に関するデータやロット番号データ、さらには製造条
件データ等の作業データを用意しており、この組み立て
ステーションに送られてきた搬送トレイあるいは次の組
み立てステーションに送る搬送トレイに付された識別標
識を読み取り、この識別標識に前記作業データを対応さ
せて工程データを作成し、これを上位コンピュータに送
信する。
を行うために、組み立てステーションごとに端末側コン
ピュータが設けられ、これらの端末側コンピュータは上
位コンピュータに接続される。端末側コンピュータは、
その組み立てステーションによって行われる組み立て作
業に関するデータ、例えば供給される組み込み部品の品
種に関するデータやロット番号データ、さらには製造条
件データ等の作業データを用意しており、この組み立て
ステーションに送られてきた搬送トレイあるいは次の組
み立てステーションに送る搬送トレイに付された識別標
識を読み取り、この識別標識に前記作業データを対応さ
せて工程データを作成し、これを上位コンピュータに送
信する。
【0012】上位コンピュータは、各組み立てステーシ
ョンの端末側コンピュータからそれぞれ入力されてくる
工程データをリアルタイムで監視する。そして、各々の
工程データを搬送トレイの識別標識に基づいて逐次更新
し、各組み立てステーションに搬送されあるいは搬出さ
れたワークが、すでに経由した組み立てステーションに
よってどのような作業データのもとで組み立てられたも
のであるのかを搬送トレイ単位で即座に出力できるよう
にしてある。
ョンの端末側コンピュータからそれぞれ入力されてくる
工程データをリアルタイムで監視する。そして、各々の
工程データを搬送トレイの識別標識に基づいて逐次更新
し、各組み立てステーションに搬送されあるいは搬出さ
れたワークが、すでに経由した組み立てステーションに
よってどのような作業データのもとで組み立てられたも
のであるのかを搬送トレイ単位で即座に出力できるよう
にしてある。
【0013】
【発明の実施の形態】図4にAPSフォーマットの写真
フイルムカートリッジの一例を示す。この写真フイルム
カートリッジ2は、カートリッジ本体を構成するプラス
チック製(黒色)の上ケース3及び下ケース4と、その
中に回転自在に組み込まれるプラスチック製のスプール
5と、後端6aをスプール5に係止してスプール5に巻
きつけられる写真フイルム6とからなる。スプール5の
一端側には扇形のフランジ7が一体に設けられ、その表
面にはバーコードラベル8が貼付される。バーコードラ
ベル8には写真フイルム6の品種を表すデータがバーコ
ード表示され、下ケース4に形成した窓4aを通してバ
ーコードの光学読み取りが可能である。
フイルムカートリッジの一例を示す。この写真フイルム
カートリッジ2は、カートリッジ本体を構成するプラス
チック製(黒色)の上ケース3及び下ケース4と、その
中に回転自在に組み込まれるプラスチック製のスプール
5と、後端6aをスプール5に係止してスプール5に巻
きつけられる写真フイルム6とからなる。スプール5の
一端側には扇形のフランジ7が一体に設けられ、その表
面にはバーコードラベル8が貼付される。バーコードラ
ベル8には写真フイルム6の品種を表すデータがバーコ
ード表示され、下ケース4に形成した窓4aを通してバ
ーコードの光学読み取りが可能である。
【0014】スプール5の他端側から柔軟なプラスチッ
ク材料で成形された一対のディスク9a,9bが取り付
けられ、それぞれの組み込み位置で写真フイルム6の幅
に対応した間隔を保つようになっている。ディスク9
a,9bの外周縁は互いに向き合う方向に屈曲し、この
屈曲部分はスプール5に巻かれた写真フイルム6の最外
周を抑えて巻き緩みを防ぐリップとして作用する。最後
に抑え環10がスプール5の他端に固定される。この抑
え環10にはスプール5の回転止めとして作用する係止
歯10aが一体に設けられるほか、ディスク9bに外側
から係合する係止爪10bも一体に成形されている。こ
の係止爪10bは方向性をもっており、スプール5がフ
イルム送り出し方向(図中時計方向)に回転したときに
のみディスク9bを同方向に回転させる。
ク材料で成形された一対のディスク9a,9bが取り付
けられ、それぞれの組み込み位置で写真フイルム6の幅
に対応した間隔を保つようになっている。ディスク9
a,9bの外周縁は互いに向き合う方向に屈曲し、この
屈曲部分はスプール5に巻かれた写真フイルム6の最外
周を抑えて巻き緩みを防ぐリップとして作用する。最後
に抑え環10がスプール5の他端に固定される。この抑
え環10にはスプール5の回転止めとして作用する係止
歯10aが一体に設けられるほか、ディスク9bに外側
から係合する係止爪10bも一体に成形されている。こ
の係止爪10bは方向性をもっており、スプール5がフ
イルム送り出し方向(図中時計方向)に回転したときに
のみディスク9bを同方向に回転させる。
【0015】なお、符号10cは抑え環10に一体化さ
れた表示板を示し、少なくともその表面側は白色になっ
ている。この表示板10cは、スプール5の停止位置に
応じ、上下ケース3,4の図中右側面に複数個形成され
た表示窓のいずれかの位置で停止する。したがって、表
示窓ごとに写真フイルムの使用状況(未使用,撮影済み
など)を割り当てておき、これに応じてスプール5の停
止位置を決めることにより、写真フイルムの使用状況が
外観から一瞥して分るようになる。
れた表示板を示し、少なくともその表面側は白色になっ
ている。この表示板10cは、スプール5の停止位置に
応じ、上下ケース3,4の図中右側面に複数個形成され
た表示窓のいずれかの位置で停止する。したがって、表
示窓ごとに写真フイルムの使用状況(未使用,撮影済み
など)を割り当てておき、これに応じてスプール5の停
止位置を決めることにより、写真フイルムの使用状況が
外観から一瞥して分るようになる。
【0016】下ケース4には遮光蓋12とスプールロッ
クレバー13とが組み込まれる。遮光蓋12は、上下ケ
ース3,4を結合したときに、ポート部内にトンネル状
に形成されるフイルム通路内に位置し、フイルム通路を
光密に閉じる遮蔽位置とフイルム通路を開放する開放位
置との間で回転自在である。スプールロックレバー13
は、スプール5と一体化された抑え環10の係止歯10
aに係脱する。遮光蓋12が遮蔽位置にあるとスプール
ロックレバー13が係止歯10aに係合してスプール5
の回転を禁止し、遮光蓋12が開放位置に回動するとこ
の係止が解除されスプール5の回転が可能となる。遮光
蓋12は、この写真フイルムカートリッジ2をカメラに
装填したときにカメラ側の開閉機構によって開かれ、写
真フイルムカートリッジ2をカメラから取り出す操作を
行ったときに前記開閉機構で閉じられる。符号15は上
下ケー3,4を結合した後に貼付されるラベルシール
で、写真フイルムの品種,撮影可能枚数などを表示する
ためのものである。また、符号16はバーコードラベル
を示し、このカートリッジ本体と写真フイルム6との両
者に共通して用いられるIDナンバー(フイルムID)
を表す。
クレバー13とが組み込まれる。遮光蓋12は、上下ケ
ース3,4を結合したときに、ポート部内にトンネル状
に形成されるフイルム通路内に位置し、フイルム通路を
光密に閉じる遮蔽位置とフイルム通路を開放する開放位
置との間で回転自在である。スプールロックレバー13
は、スプール5と一体化された抑え環10の係止歯10
aに係脱する。遮光蓋12が遮蔽位置にあるとスプール
ロックレバー13が係止歯10aに係合してスプール5
の回転を禁止し、遮光蓋12が開放位置に回動するとこ
の係止が解除されスプール5の回転が可能となる。遮光
蓋12は、この写真フイルムカートリッジ2をカメラに
装填したときにカメラ側の開閉機構によって開かれ、写
真フイルムカートリッジ2をカメラから取り出す操作を
行ったときに前記開閉機構で閉じられる。符号15は上
下ケー3,4を結合した後に貼付されるラベルシール
で、写真フイルムの品種,撮影可能枚数などを表示する
ためのものである。また、符号16はバーコードラベル
を示し、このカートリッジ本体と写真フイルム6との両
者に共通して用いられるIDナンバー(フイルムID)
を表す。
【0017】図5に上記写真フイルムカートリッジ2の
製造設備を模式的に示す。この製造設備は、上ケース3
の射出成形機20a及び下ケース4の射出成形機20b
を含む射出成形ステーション20と、上下ケース3,4
の他に、スプール5,遮光蓋12,スプールロックレバ
ー13の供給を受けて、写真フイルム6が巻き込まれる
前のカートリッジ本体を組み立てるカートリッジ組み立
てステーション22と、カートリッジ本体の他に写真フ
イルム6の供給を受けてカートリッジ本体内に写真フイ
ルム6を巻き込むフイルム巻込みステーション24と、
フイルム巻込み後の写真フイルムカートリッジ2に製品
用の包装を行う外装ステーション26とからなる。
製造設備を模式的に示す。この製造設備は、上ケース3
の射出成形機20a及び下ケース4の射出成形機20b
を含む射出成形ステーション20と、上下ケース3,4
の他に、スプール5,遮光蓋12,スプールロックレバ
ー13の供給を受けて、写真フイルム6が巻き込まれる
前のカートリッジ本体を組み立てるカートリッジ組み立
てステーション22と、カートリッジ本体の他に写真フ
イルム6の供給を受けてカートリッジ本体内に写真フイ
ルム6を巻き込むフイルム巻込みステーション24と、
フイルム巻込み後の写真フイルムカートリッジ2に製品
用の包装を行う外装ステーション26とからなる。
【0018】組み立て途中の半製品は上記各ステーショ
ン間で適宜に搬送されるが、各組み立てステーションで
のタクトタイムの相違、カートリッジ組み立てステーシ
ョン22やフイルム巻込みステーション24に別途供給
される組み込み部品,写真フイルム6の供給量に多少の
変動があること、さらには組み込み部品として撮影可能
枚数に応じて異品種のものが用意されている場合には、
その切換えが行われることなどを考慮し、これらによっ
て製造効率が著しく低下することがないように上下ケー
ス集積ラック28とカートリッジ集積ラック29とが用
いられている。上下ケース集積ラック28は、射出成形
ステーション20で作られた上下ケース3,4をそれぞ
れ後述する搬送トレイごと一時的に集積する。カートリ
ッジ集積ラック29は、写真フイルム6が巻き込まれた
写真フイルムカートリッジ2をやはり搬送トレイごと一
時的に集積する。さらにこれらの集積ラック28,29
は、空になった搬送トレイの一時的保管にも利用され
る。
ン間で適宜に搬送されるが、各組み立てステーションで
のタクトタイムの相違、カートリッジ組み立てステーシ
ョン22やフイルム巻込みステーション24に別途供給
される組み込み部品,写真フイルム6の供給量に多少の
変動があること、さらには組み込み部品として撮影可能
枚数に応じて異品種のものが用意されている場合には、
その切換えが行われることなどを考慮し、これらによっ
て製造効率が著しく低下することがないように上下ケー
ス集積ラック28とカートリッジ集積ラック29とが用
いられている。上下ケース集積ラック28は、射出成形
ステーション20で作られた上下ケース3,4をそれぞ
れ後述する搬送トレイごと一時的に集積する。カートリ
ッジ集積ラック29は、写真フイルム6が巻き込まれた
写真フイルムカートリッジ2をやはり搬送トレイごと一
時的に集積する。さらにこれらの集積ラック28,29
は、空になった搬送トレイの一時的保管にも利用され
る。
【0019】上記の各組み立てステーション及び集積ラ
ックの間ではAGVシステムが利用される。このため、
適宜のステーション,集積ラック間にはトラッキングラ
イン30が敷設され、このトラッキングライン30を光
学的に読み取りながらマイクロコンピュータを搭載した
自走式の搬送車32が移動するようになっている。搬送
車32は、組み立てステーションあるいは集積ラックご
とに設けられた管理用コンピュータからの行き先コマン
ドを受け、その上面に搬送トレイ33を載置して指定さ
れた組み立てステーションあるいは集積ラックへと移動
し、搬送トレイ33に収容された半製品を搬送トレイ3
3ごと段積み状態のまま次工程に送り、あるいは空にな
った搬送トレイ33を適宜の組み立てステーション,集
積ラックに供給し、返却する。
ックの間ではAGVシステムが利用される。このため、
適宜のステーション,集積ラック間にはトラッキングラ
イン30が敷設され、このトラッキングライン30を光
学的に読み取りながらマイクロコンピュータを搭載した
自走式の搬送車32が移動するようになっている。搬送
車32は、組み立てステーションあるいは集積ラックご
とに設けられた管理用コンピュータからの行き先コマン
ドを受け、その上面に搬送トレイ33を載置して指定さ
れた組み立てステーションあるいは集積ラックへと移動
し、搬送トレイ33に収容された半製品を搬送トレイ3
3ごと段積み状態のまま次工程に送り、あるいは空にな
った搬送トレイ33を適宜の組み立てステーション,集
積ラックに供給し、返却する。
【0020】搬送車32は、一回の搬送で26段積みし
た搬送トレイ33を搬送する。組み立て途中の半製品あ
るいは組み立て後の写真フイルムカートリッジ2を搬送
するときには、これらは搬送トレイ1個あたり160個
収容され、この搬送トレイ33を搬送車32に25段積
み重ね、さらに最上段には空の搬送トレイ33を蓋代わ
りに重ねて26段積みにした状態で搬送される。また、
空の搬送トレイ33を搬送するときにも26段積みで搬
送が行われる。なお、搬送トレイ33の段積み個数は適
宜に変更可能である。
た搬送トレイ33を搬送する。組み立て途中の半製品あ
るいは組み立て後の写真フイルムカートリッジ2を搬送
するときには、これらは搬送トレイ1個あたり160個
収容され、この搬送トレイ33を搬送車32に25段積
み重ね、さらに最上段には空の搬送トレイ33を蓋代わ
りに重ねて26段積みにした状態で搬送される。また、
空の搬送トレイ33を搬送するときにも26段積みで搬
送が行われる。なお、搬送トレイ33の段積み個数は適
宜に変更可能である。
【0021】搬送トレイ33はこの製造設備内の全ての
個所で共通に用いられ、その外観及び要部断面はそれぞ
れ図1及び図2に示されている。搬送トレイ33は、軟
質で軽量なプラスチック、例えば5倍発泡程度の低倍発
泡ポリスチレンの一体成形品として作られ、全体として
矩形の薄い箱型形状をしている。この搬送トレイ33は
その上面側がワーク収容部として用いられ、その短辺と
平行に15本の隔壁34が設けられ、隔壁34の相互間
に16列の収容溝35を有する。
個所で共通に用いられ、その外観及び要部断面はそれぞ
れ図1及び図2に示されている。搬送トレイ33は、軟
質で軽量なプラスチック、例えば5倍発泡程度の低倍発
泡ポリスチレンの一体成形品として作られ、全体として
矩形の薄い箱型形状をしている。この搬送トレイ33は
その上面側がワーク収容部として用いられ、その短辺と
平行に15本の隔壁34が設けられ、隔壁34の相互間
に16列の収容溝35を有する。
【0022】図3(A)に詳細に示すように、隔壁3
4,34で区画された収容溝35の各々には凹型に窪ん
だ湾曲受面36と、これに連なる段差部37,38と、
凹部39及び隔壁34の一方の側面に突出させた凸部4
0が形成されている。湾曲受面36は、下ケース4の外
壁のもつ円弧形状に倣った円弧形状となっている。そし
て同図(B),(C)に示すように、上ケース3は段差
部37,38によって安定に支持され、下ケース4は湾
曲受面36,段差部37,凹部39,凸部40によって
安定に支持される。なお、同図(C)に仮想線で示すと
おり、上下ケースム3,4を組み合わせたカートリッジ
本体及び組み立てが完了した写真フイルムカートリッジ
2も下ケース4と同様、同じ収容溝35内に安定に支持
される。
4,34で区画された収容溝35の各々には凹型に窪ん
だ湾曲受面36と、これに連なる段差部37,38と、
凹部39及び隔壁34の一方の側面に突出させた凸部4
0が形成されている。湾曲受面36は、下ケース4の外
壁のもつ円弧形状に倣った円弧形状となっている。そし
て同図(B),(C)に示すように、上ケース3は段差
部37,38によって安定に支持され、下ケース4は湾
曲受面36,段差部37,凹部39,凸部40によって
安定に支持される。なお、同図(C)に仮想線で示すと
おり、上下ケースム3,4を組み合わせたカートリッジ
本体及び組み立てが完了した写真フイルムカートリッジ
2も下ケース4と同様、同じ収容溝35内に安定に支持
される。
【0023】また、各収容溝35は上下ケース3,4を
横並びにして10個収容できる長さとなっているため、
1個の搬送トレイ33には160個の半製品あるいは完
成品を安定に収容することができる。後述するように、
各工程間では半製品あるいは完成品は、各組み立てステ
ーションに敷設された移載装置(ロボットアーム等)に
よって各組み立て機と搬送トレイ33との相互間で10
個ずつ把持して移載されるが、一個一個を区画する隔壁
を用いずに、上記のように搬送トレイ33の短辺に沿っ
た方向にのみ隔壁34を設けたので、簡便にこのような
移載手法を採ることができる。なお、隔壁34の本数及
び収容溝35の長さは、これらのワークの収容個数に応
じて適宜に決めることが可能である。
横並びにして10個収容できる長さとなっているため、
1個の搬送トレイ33には160個の半製品あるいは完
成品を安定に収容することができる。後述するように、
各工程間では半製品あるいは完成品は、各組み立てステ
ーションに敷設された移載装置(ロボットアーム等)に
よって各組み立て機と搬送トレイ33との相互間で10
個ずつ把持して移載されるが、一個一個を区画する隔壁
を用いずに、上記のように搬送トレイ33の短辺に沿っ
た方向にのみ隔壁34を設けたので、簡便にこのような
移載手法を採ることができる。なお、隔壁34の本数及
び収容溝35の長さは、これらのワークの収容個数に応
じて適宜に決めることが可能である。
【0024】図1及び図2に示すように、搬送トレイ3
3の外周壁42は隔壁34よりも高くなっており、内周
側には一段落ち込んだ受面43が形成され、外周底部側
には段差部44が形成されている。そして、搬送トレイ
33を積み重ねるときには下段の受面43に上段の段差
部44が嵌まり込み、搬送トレイ33を30段程度は横
ずれなく安定に積み重ねることができる。また、積み重
ね方向がまちまちになることを防ぐために、外周壁42
の片側2個所に図示のような面取り部45を設けてあ
る。これにより、マイクロスイッチ等により搬送トレイ
33の向きを自動的に確認することができるようにな
り、搬送トレイ33の向きをそろえることによって、そ
の中に収容されている半製品あるいは完成品の向きを一
律にそろえることが可能となる。さらに、搬送トレイ3
3の外周壁42の二ヵ所にバーコードラベル47が貼り
付けられている。このバーコードラベル47は搬送トレ
イ33一個ごとに異なる識別標識を表し、この識別標識
としては具体的にはIDナンバーが利用される。
3の外周壁42は隔壁34よりも高くなっており、内周
側には一段落ち込んだ受面43が形成され、外周底部側
には段差部44が形成されている。そして、搬送トレイ
33を積み重ねるときには下段の受面43に上段の段差
部44が嵌まり込み、搬送トレイ33を30段程度は横
ずれなく安定に積み重ねることができる。また、積み重
ね方向がまちまちになることを防ぐために、外周壁42
の片側2個所に図示のような面取り部45を設けてあ
る。これにより、マイクロスイッチ等により搬送トレイ
33の向きを自動的に確認することができるようにな
り、搬送トレイ33の向きをそろえることによって、そ
の中に収容されている半製品あるいは完成品の向きを一
律にそろえることが可能となる。さらに、搬送トレイ3
3の外周壁42の二ヵ所にバーコードラベル47が貼り
付けられている。このバーコードラベル47は搬送トレ
イ33一個ごとに異なる識別標識を表し、この識別標識
としては具体的にはIDナンバーが利用される。
【0025】以下、上記搬送トレイ33を併用して図5
の製造設備で写真フイルムカートリッジを製造する過程
について概略的に説明する。射出成形ステーション20
には成形材料となる樹脂の供給ラインが併設されてい
る。射出成形機20a,20bは金型を複数個ずつ、例
えば10個ずつ有しており、一回の射出成形で上ケース
3,下ケース4を10個ずつ製造する。射出成形機20
a,20bに隣接して移載装置50a,50bが設けら
れている。移載装置50a,50bには搬送トレイ33
の搬入口と搬出口とが設けられており、搬入口からは搬
送車32で送られてきた空の搬送トレイ33が26個段
積み状態で供給される。空の搬送トレイ33は移載装置
50a,50b内で一個ずつ作業位置に移送される。
の製造設備で写真フイルムカートリッジを製造する過程
について概略的に説明する。射出成形ステーション20
には成形材料となる樹脂の供給ラインが併設されてい
る。射出成形機20a,20bは金型を複数個ずつ、例
えば10個ずつ有しており、一回の射出成形で上ケース
3,下ケース4を10個ずつ製造する。射出成形機20
a,20bに隣接して移載装置50a,50bが設けら
れている。移載装置50a,50bには搬送トレイ33
の搬入口と搬出口とが設けられており、搬入口からは搬
送車32で送られてきた空の搬送トレイ33が26個段
積み状態で供給される。空の搬送トレイ33は移載装置
50a,50b内で一個ずつ作業位置に移送される。
【0026】射出成形機20a,20bで作られた上ケ
ース3,下ケース4は、移載装置50a,50b内のそ
れぞれのロボットハンドにより個別の搬送トレイ33の
収容溝35に10個ずつ移載される。移載したときの様
子は図3(B),(C)に示すとおりで、共通の搬送ト
レイ33を用いながらも上ケース3,下ケース4は搬送
トレイ33内に姿勢をそろえて安定に収容することがで
きる。そして16列の全ての収容溝35に合計160個
の上ケース3,下ケース4が収容されると、これらの搬
送トレイ33はそれぞれ搬出口で待機している搬送車3
2に載置される。搬送トレイ33の段積み個数が25段
に達すると、さらにその上に空の搬送トレイ33が蓋代
わりに重ねられ、移載工程が完了する。
ース3,下ケース4は、移載装置50a,50b内のそ
れぞれのロボットハンドにより個別の搬送トレイ33の
収容溝35に10個ずつ移載される。移載したときの様
子は図3(B),(C)に示すとおりで、共通の搬送ト
レイ33を用いながらも上ケース3,下ケース4は搬送
トレイ33内に姿勢をそろえて安定に収容することがで
きる。そして16列の全ての収容溝35に合計160個
の上ケース3,下ケース4が収容されると、これらの搬
送トレイ33はそれぞれ搬出口で待機している搬送車3
2に載置される。搬送トレイ33の段積み個数が25段
に達すると、さらにその上に空の搬送トレイ33が蓋代
わりに重ねられ、移載工程が完了する。
【0027】自走式の搬送車32は、移載が完了した時
点でそれぞれの移載装置50a,50bから指令を受
け、トラッキングライン30を光学的にトレースして段
積みの搬送トレイ33を上下ケース集積ラック28まで
搬送する。上下ケース集積ラック28にはトレイ移載用
のロボットアームが備えられ、上下ケース3,4を収容
した搬送トレイ33を段積み状態のまま一時的に保管す
る。上下ケース集積ラック28は各々アドレスが割り当
てられた複数段複数列の収納棚を有している。そして詳
しくは後述するが、いずれの収納棚にどのIDナンバー
の搬送トレイ33が収納されているかはコンピュータに
よって管理されている。上下ケース集積ラック28に搬
送トレイ33を搬送した後、搬送車32は空の状態で移
載装置50a,50bの搬出口に戻され、次回の上下ケ
ース3,4の搬送のためにそこで待機する。
点でそれぞれの移載装置50a,50bから指令を受
け、トラッキングライン30を光学的にトレースして段
積みの搬送トレイ33を上下ケース集積ラック28まで
搬送する。上下ケース集積ラック28にはトレイ移載用
のロボットアームが備えられ、上下ケース3,4を収容
した搬送トレイ33を段積み状態のまま一時的に保管す
る。上下ケース集積ラック28は各々アドレスが割り当
てられた複数段複数列の収納棚を有している。そして詳
しくは後述するが、いずれの収納棚にどのIDナンバー
の搬送トレイ33が収納されているかはコンピュータに
よって管理されている。上下ケース集積ラック28に搬
送トレイ33を搬送した後、搬送車32は空の状態で移
載装置50a,50bの搬出口に戻され、次回の上下ケ
ース3,4の搬送のためにそこで待機する。
【0028】上下ケース集積ラック28に保管されてい
る搬送トレイ33は、カートリッジ組み立てステーショ
ン22の稼働状況に対応し、別の搬送車32によってそ
れぞれ個別のケース供給機52a,52bに送られる。
上ケース供給機52a,下ケース供給機52bは、最上
段の空の搬送トレイ33を含め、26段分の搬送トレイ
33を段積み状態のまま搬入口から受け入れる。そし
て、カートリッジ本体の組み立て工程の進度に合わせ、
カートリッジ組み立て機54からの部品要求信号を受け
るごとに、搬送トレイ33からロボットアームにより1
0個ずつ上下ケース3,4を取り出して同供給機内の搬
送ベルト上に移載する。
る搬送トレイ33は、カートリッジ組み立てステーショ
ン22の稼働状況に対応し、別の搬送車32によってそ
れぞれ個別のケース供給機52a,52bに送られる。
上ケース供給機52a,下ケース供給機52bは、最上
段の空の搬送トレイ33を含め、26段分の搬送トレイ
33を段積み状態のまま搬入口から受け入れる。そし
て、カートリッジ本体の組み立て工程の進度に合わせ、
カートリッジ組み立て機54からの部品要求信号を受け
るごとに、搬送トレイ33からロボットアームにより1
0個ずつ上下ケース3,4を取り出して同供給機内の搬
送ベルト上に移載する。
【0029】また、上下ケース供給機52a,52b
は、前回の工程で搬送され、空になった26段分の搬送
トレイ33を搬出口から搬送車32に移載する。こうし
て搬出された空の搬送トレイ33は、搬送車32により
上下ケース集積ラック28の所定の棚位置に戻される。
上下ケース集積ラック28に戻された空の搬送トレイ3
3は、搬送車32によって上下ケース集積ラック28の
所定アドレスの収納棚に戻される。これらの空の搬送ト
レイ33は、射出成形ステーション20からの要求信号
に応じて適宜に前述した移載装置50a、50bに供給
される。
は、前回の工程で搬送され、空になった26段分の搬送
トレイ33を搬出口から搬送車32に移載する。こうし
て搬出された空の搬送トレイ33は、搬送車32により
上下ケース集積ラック28の所定の棚位置に戻される。
上下ケース集積ラック28に戻された空の搬送トレイ3
3は、搬送車32によって上下ケース集積ラック28の
所定アドレスの収納棚に戻される。これらの空の搬送ト
レイ33は、射出成形ステーション20からの要求信号
に応じて適宜に前述した移載装置50a、50bに供給
される。
【0030】上ケース供給機52a,下ケース供給機5
2bに隣接してカートリッジ組み立て機54が設置され
ている。カートリッジ組み立て機54には、別途設置さ
れた組み込み部品の供給ライン(図示省略)により、組
み立て済みのスプール5、遮光蓋12、スプールロック
レバー13とが供給されている。カートリッジ組み立て
機54は、下ケース供給機52b内の搬送ベルトによっ
て適宜に供給されてくる下ケース4をロボットアームで
一個ずつ取り出してカートリッジ組み立て機54内で循
環する作業用パレットに載置する。
2bに隣接してカートリッジ組み立て機54が設置され
ている。カートリッジ組み立て機54には、別途設置さ
れた組み込み部品の供給ライン(図示省略)により、組
み立て済みのスプール5、遮光蓋12、スプールロック
レバー13とが供給されている。カートリッジ組み立て
機54は、下ケース供給機52b内の搬送ベルトによっ
て適宜に供給されてくる下ケース4をロボットアームで
一個ずつ取り出してカートリッジ組み立て機54内で循
環する作業用パレットに載置する。
【0031】作業用パレットがカートリッジ組み立て機
54内の各作業位置を循環する過程で、組み込み部品を
各々のバッファから一個ずつ取り出して下ケース4への
組み付けが行われ、最後に上ケース供給機52aから上
ケース3を取り出して、これを下ケース4と嵌合させて
カートリッジ本体の組み立てが完了する。このようなカ
ートリッジ組み立て機54の一例は、例えば本出願人に
よる特願平6−77570号に記載されている。
54内の各作業位置を循環する過程で、組み込み部品を
各々のバッファから一個ずつ取り出して下ケース4への
組み付けが行われ、最後に上ケース供給機52aから上
ケース3を取り出して、これを下ケース4と嵌合させて
カートリッジ本体の組み立てが完了する。このようなカ
ートリッジ組み立て機54の一例は、例えば本出願人に
よる特願平6−77570号に記載されている。
【0032】組み立て後のカートリッジ本体は隣接した
集積装置55に一旦集積される。集積装置55は移載装
置を内蔵しており、搬送車32によって搬入口から供給
された空の搬送トレイ33を26段分受け入れた後、そ
の25段分の搬送トレイ33にカートリッジ本体を移載
して最上段に空の搬送トレイ33を被せる。この時にも
ロボットアームはカートリッジ本体を10個ずつ把持し
て各搬送トレイ33の収容溝35に移載してゆく。こう
して段積みされた搬送トレイ33は、搬出口で待機して
いる搬送車32に移載される。
集積装置55に一旦集積される。集積装置55は移載装
置を内蔵しており、搬送車32によって搬入口から供給
された空の搬送トレイ33を26段分受け入れた後、そ
の25段分の搬送トレイ33にカートリッジ本体を移載
して最上段に空の搬送トレイ33を被せる。この時にも
ロボットアームはカートリッジ本体を10個ずつ把持し
て各搬送トレイ33の収容溝35に移載してゆく。こう
して段積みされた搬送トレイ33は、搬出口で待機して
いる搬送車32に移載される。
【0033】搬送トレイ33は上下ケース3,4の搬送
に用いられたものと全く共通であるが、図3(C)に示
すように、カートリッジ本体を一定姿勢で安定して収容
することができる。また、ここでの搬送に用いられる搬
送トレイ33には上下ケース集積ラック28で保管され
ている空の搬送トレイ33が用いられ、コンピュータの
管理下で逐次搬送車32によって適切なタイミングで供
給されるようになっている。
に用いられたものと全く共通であるが、図3(C)に示
すように、カートリッジ本体を一定姿勢で安定して収容
することができる。また、ここでの搬送に用いられる搬
送トレイ33には上下ケース集積ラック28で保管され
ている空の搬送トレイ33が用いられ、コンピュータの
管理下で逐次搬送車32によって適切なタイミングで供
給されるようになっている。
【0034】160個のカートリッジ本体を収容した搬
送トレイ33は搬送車32に25段積みされ、さらに空
の搬送トレイ33を被せた状態で次のフイルム巻込みス
テーション24に搬送される。フイルム巻込みステーシ
ョン24はカートリッジ供給装置56,フイルム巻込み
機57,集積装置58からなる。カートリッジ供給装置
56は、搬送車32で送られたきた段積みの搬送トレイ
33を段積み状態で搬入口から受け入れる。そして、フ
イルム巻込み機57からの要求信号を受けるごとに、搬
送トレイ33上のカートリッジ本体をロボットアームで
10個ずつ取り出し、同装置内の搬送ベルト上に供給す
る。フイルム巻込み機57は、この搬送ベルト上からロ
ボットアームにより一個ずつカートリッジ本体を取り出
し、所定のフイルム巻込み作業位置にセットする。
送トレイ33は搬送車32に25段積みされ、さらに空
の搬送トレイ33を被せた状態で次のフイルム巻込みス
テーション24に搬送される。フイルム巻込みステーシ
ョン24はカートリッジ供給装置56,フイルム巻込み
機57,集積装置58からなる。カートリッジ供給装置
56は、搬送車32で送られたきた段積みの搬送トレイ
33を段積み状態で搬入口から受け入れる。そして、フ
イルム巻込み機57からの要求信号を受けるごとに、搬
送トレイ33上のカートリッジ本体をロボットアームで
10個ずつ取り出し、同装置内の搬送ベルト上に供給す
る。フイルム巻込み機57は、この搬送ベルト上からロ
ボットアームにより一個ずつカートリッジ本体を取り出
し、所定のフイルム巻込み作業位置にセットする。
【0035】フイルム巻込み機57には一定幅にスリッ
トされた写真フイルムストリップの供給ラインが付設さ
れている。長さごとに切断する前の写真フイルムストリ
ップはこの供給ラインにしたがって給送され、その給送
の過程でフイルムエッジ部分にパーフォレーションの穿
孔、フイルム品種を表す文字やバーコードパターンのサ
イドプリント(潜像記録)が行われる。写真フイルムス
トリップの搬送は、スプール5に係止される側の端部が
先頭となって送られ、この端部が巻込み位置で待機して
いるカートリッジ本体に差し込まれてスプール5に係止
される。
トされた写真フイルムストリップの供給ラインが付設さ
れている。長さごとに切断する前の写真フイルムストリ
ップはこの供給ラインにしたがって給送され、その給送
の過程でフイルムエッジ部分にパーフォレーションの穿
孔、フイルム品種を表す文字やバーコードパターンのサ
イドプリント(潜像記録)が行われる。写真フイルムス
トリップの搬送は、スプール5に係止される側の端部が
先頭となって送られ、この端部が巻込み位置で待機して
いるカートリッジ本体に差し込まれてスプール5に係止
される。
【0036】そして写真フイルムストリップは撮影枚数
に対応した長さ位置で切断され、巻込み位置にセットさ
れたカートリッジ本体のスプール5が巻込み駆動され
る。これにより一定長さとなった写真フイルム6がカー
トリッジ本体内に完全に巻き込まれ、巻込み工程が完了
した後、ラベル15及びバーコードラベル16が貼付さ
れ写真フイルムカートリッジ2が完成する。完成した写
真フイルムカートリッジ2は自動的に巻込みセット位置
から排出された後、集積装置58に送られ、これと同時
に次のカートリッジ本体が巻込み位置に自動的にセット
される。このようなフイルム巻込み機57の一例は、例
えば本出願による特願平6−117221号に記載され
ている。
に対応した長さ位置で切断され、巻込み位置にセットさ
れたカートリッジ本体のスプール5が巻込み駆動され
る。これにより一定長さとなった写真フイルム6がカー
トリッジ本体内に完全に巻き込まれ、巻込み工程が完了
した後、ラベル15及びバーコードラベル16が貼付さ
れ写真フイルムカートリッジ2が完成する。完成した写
真フイルムカートリッジ2は自動的に巻込みセット位置
から排出された後、集積装置58に送られ、これと同時
に次のカートリッジ本体が巻込み位置に自動的にセット
される。このようなフイルム巻込み機57の一例は、例
えば本出願による特願平6−117221号に記載され
ている。
【0037】組み立てられた写真フイルムカートリッジ
2は集積装置58に送られ、ここに集積される。集積装
置58には搬送車32によって26段積みにした空の搬
送トレイ33が供給され、集積された写真フイルムカー
トリッジ2は集積装置58内のロボットアームにより搬
送トレイ33に移載される。そして、これらの写真フイ
ルムカートリッジ2は搬送トレイごとカートリッジ集積
ラック29に保管される。このカートリッジ集積ラック
29は上下ケース集積ラック28と同様の構造で、アド
レスが割り当てられた複数の収納棚を有している。そし
て、コンピュータによって収納棚のアドレスと搬送トレ
イ33のIDコードとの対応が管理されている。
2は集積装置58に送られ、ここに集積される。集積装
置58には搬送車32によって26段積みにした空の搬
送トレイ33が供給され、集積された写真フイルムカー
トリッジ2は集積装置58内のロボットアームにより搬
送トレイ33に移載される。そして、これらの写真フイ
ルムカートリッジ2は搬送トレイごとカートリッジ集積
ラック29に保管される。このカートリッジ集積ラック
29は上下ケース集積ラック28と同様の構造で、アド
レスが割り当てられた複数の収納棚を有している。そし
て、コンピュータによって収納棚のアドレスと搬送トレ
イ33のIDコードとの対応が管理されている。
【0038】カートリッジ集積ラック29には、写真フ
イルム6が巻き込まれ、機能的には完成した写真フイル
ムカートリッジ2が段積み状態の搬送トレイ33ごと順
次に集積される。そして、外装ステーション26からの
要求を受けると、搬送車32がカートリッジ集積ラック
29から段積みされた搬送トレイごと写真フイルムカー
トリッジ2を受け取って外装ステーション26に搬送す
る。外装ステーション26は供給装置60,外装機6
1,集積装置62とからなり、供給装置60は段積み状
態のまま搬送トレイ33を受け入れ、収容されている写
真フイルムカートリッジ2を搬送トレイごとに取り出し
てバッファに供給する。
イルム6が巻き込まれ、機能的には完成した写真フイル
ムカートリッジ2が段積み状態の搬送トレイ33ごと順
次に集積される。そして、外装ステーション26からの
要求を受けると、搬送車32がカートリッジ集積ラック
29から段積みされた搬送トレイごと写真フイルムカー
トリッジ2を受け取って外装ステーション26に搬送す
る。外装ステーション26は供給装置60,外装機6
1,集積装置62とからなり、供給装置60は段積み状
態のまま搬送トレイ33を受け入れ、収容されている写
真フイルムカートリッジ2を搬送トレイごとに取り出し
てバッファに供給する。
【0039】外装機61では、ロボットアームにより供
給装置60のバッファから写真フイルムカートリッジ2
が一個ずつ作業位置に移載され、防湿用のプラスチック
ケースへの収納、さらに外装用の紙箱で包装されて集積
装置62に送られる。集積装置62に集積された包装済
みの製品はさらに梱包工程(図示省略)に送られ、一定
個数ずつダンボール詰めされる。なお、外装ステーショ
ン26で写真フイルムカートリッジ2が取り出された後
の搬送トレイ33は、搬送車32によりカートリッジ集
積ラック29の所定の収納棚に戻される。
給装置60のバッファから写真フイルムカートリッジ2
が一個ずつ作業位置に移載され、防湿用のプラスチック
ケースへの収納、さらに外装用の紙箱で包装されて集積
装置62に送られる。集積装置62に集積された包装済
みの製品はさらに梱包工程(図示省略)に送られ、一定
個数ずつダンボール詰めされる。なお、外装ステーショ
ン26で写真フイルムカートリッジ2が取り出された後
の搬送トレイ33は、搬送車32によりカートリッジ集
積ラック29の所定の収納棚に戻される。
【0040】カートリッジ集積ラック29には、さらに
LF巻込みステーション66が並列して連絡されてお
り、搬送車32により写真フイルムカートリッジ2を搬
送することができるように構成されている。LF巻込み
ステーション66は、レンズ付きフイルムユニットに写
真フイルム6及びカートリッジ本体を装填する設備であ
る。よく知られるように、レンズ付きフイルムユニット
は販売時点ですでに写真フイルム6が装填された製品
で、撮影を行うごとに露光済みの写真フイルム6がカー
トリッジ本体内に巻き込まれる。
LF巻込みステーション66が並列して連絡されてお
り、搬送車32により写真フイルムカートリッジ2を搬
送することができるように構成されている。LF巻込み
ステーション66は、レンズ付きフイルムユニットに写
真フイルム6及びカートリッジ本体を装填する設備であ
る。よく知られるように、レンズ付きフイルムユニット
は販売時点ですでに写真フイルム6が装填された製品
で、撮影を行うごとに露光済みの写真フイルム6がカー
トリッジ本体内に巻き込まれる。
【0041】LF巻込みステーション66は巻込み機6
7と集積装置68とからなる。巻込み機67は、カート
リッジ集積ラック29から供給された写真フイルカート
リッジ2を段積み搬送トレイごと受け入れた後、写真フ
イルムカートリッジ2をロボットアームで一個ずつ取り
出して作業位置に移送し、そこでカートリッジ本体から
写真フイルム6を引き出してロール状にまとめる。そし
て、このフイルムロールとカートリッジ本体とを別途供
給されてくるレンズ付きフイルムユニットに装填し、遮
光用の背面カバーを装着してその装填作業を終了する。
こうして写真フイルムカートリッジの装填作業を終えた
レンズ付きフイルムユニットは、隣接して設置された集
積装置68に集積され、レンズ付きフイルムユニット用
の外装工程,梱包工程を経て出荷される。
7と集積装置68とからなる。巻込み機67は、カート
リッジ集積ラック29から供給された写真フイルカート
リッジ2を段積み搬送トレイごと受け入れた後、写真フ
イルムカートリッジ2をロボットアームで一個ずつ取り
出して作業位置に移送し、そこでカートリッジ本体から
写真フイルム6を引き出してロール状にまとめる。そし
て、このフイルムロールとカートリッジ本体とを別途供
給されてくるレンズ付きフイルムユニットに装填し、遮
光用の背面カバーを装着してその装填作業を終了する。
こうして写真フイルムカートリッジの装填作業を終えた
レンズ付きフイルムユニットは、隣接して設置された集
積装置68に集積され、レンズ付きフイルムユニット用
の外装工程,梱包工程を経て出荷される。
【0042】以上、射出成形ステーション20以降、外
装ステーション26あるいはLF巻込みステーション6
6までの各組み立てステーションで行われる作業工程に
ついて説明してきたが、これらの工程間で使用される搬
送トレイ33は全て同一形状ではあるが、上下ケース
3,4、カートリッジ本体、写真フイルムカートリッジ
2のいずれの形態においても、これらをそれぞれ160
個ずつ安定した姿勢のまま収容する機能を有している。
したがって、工程間ごとに専用トレイを用意せずに全工
程で1種類の搬送トレイ33を共用でき、その製造コス
トを下げ、しかも適宜の補充も簡便であるという利点が
ある。
装ステーション26あるいはLF巻込みステーション6
6までの各組み立てステーションで行われる作業工程に
ついて説明してきたが、これらの工程間で使用される搬
送トレイ33は全て同一形状ではあるが、上下ケース
3,4、カートリッジ本体、写真フイルムカートリッジ
2のいずれの形態においても、これらをそれぞれ160
個ずつ安定した姿勢のまま収容する機能を有している。
したがって、工程間ごとに専用トレイを用意せずに全工
程で1種類の搬送トレイ33を共用でき、その製造コス
トを下げ、しかも適宜の補充も簡便であるという利点が
ある。
【0043】しかも、図1〜図3に示すように、搬送ト
レイ33の収容部は短辺方向に平行に形成された複数本
の収容溝35によってワークを安定に保持する構造であ
り、ワークを一個一個区画するような隔壁は設けられて
いないため、ロボットアームで上下ケース3,4あるい
はカートリッジ本体を10個ずつまとめて把持して移載
することができ、移載作業の効率化を図る上でも有利で
ある。また搬送トレイ33は軟質かつ軽量なプラスチッ
ク材料で作られているため、上下ケース3,4あるいは
カートリッジ本体を搬送するときにこれらに傷をつけた
りするおそれがなく、またこれらを段積みにして搬送す
る際の重量負担も軽減することができ、移載装置や搬送
車の製作費用も節約することが可能となる。
レイ33の収容部は短辺方向に平行に形成された複数本
の収容溝35によってワークを安定に保持する構造であ
り、ワークを一個一個区画するような隔壁は設けられて
いないため、ロボットアームで上下ケース3,4あるい
はカートリッジ本体を10個ずつまとめて把持して移載
することができ、移載作業の効率化を図る上でも有利で
ある。また搬送トレイ33は軟質かつ軽量なプラスチッ
ク材料で作られているため、上下ケース3,4あるいは
カートリッジ本体を搬送するときにこれらに傷をつけた
りするおそれがなく、またこれらを段積みにして搬送す
る際の重量負担も軽減することができ、移載装置や搬送
車の製作費用も節約することが可能となる。
【0044】なお、本発明の搬送トレイ33のワーク収
容部の形状は上記実施形態のものだけでなく、隔壁3
4,34間の収容溝35の形状を例えば図6あるいは図
7に示す形状にしたものでも全く同様に用いることがで
きる。図6に示す例は、図3に示す段差部37を省略し
てこの部分を平面37aに変更したものである。この場
合でも、同図(B),(C)に示すように上ケース3,
下ケース4あるいは写真フイルムカートリッジ2を共通
に、しかもほとんどガタなく安定に収容することができ
る。
容部の形状は上記実施形態のものだけでなく、隔壁3
4,34間の収容溝35の形状を例えば図6あるいは図
7に示す形状にしたものでも全く同様に用いることがで
きる。図6に示す例は、図3に示す段差部37を省略し
てこの部分を平面37aに変更したものである。この場
合でも、同図(B),(C)に示すように上ケース3,
下ケース4あるいは写真フイルムカートリッジ2を共通
に、しかもほとんどガタなく安定に収容することができ
る。
【0045】図7に示す例では、湾曲受面36の一方
(図中右側)を下ケース4の輪郭に倣った傾斜面70に
連絡させるとともにその中間には上ケース3の一端を受
ける切り欠き段差71を設け、湾曲受面36の他方には
段差73を設けてある。そして上ケース3を収容すると
きには、同図(B)に示すように段差73と隔壁34に
設けた凸部40との間にポート部側の直線部分が嵌ま
り、他端側が切り欠き段差71に収まって上ケース3の
位置決め保持が行われる。また、下ケース4あるいは写
真フイルムカートリッジ2を収容するときには、湾曲受
面36と傾斜面70によって下ケース4を支持し、段差
73で下ケース4の顎の部分を位置決めしてこれらを安
定に収容保持するようにしてある。
(図中右側)を下ケース4の輪郭に倣った傾斜面70に
連絡させるとともにその中間には上ケース3の一端を受
ける切り欠き段差71を設け、湾曲受面36の他方には
段差73を設けてある。そして上ケース3を収容すると
きには、同図(B)に示すように段差73と隔壁34に
設けた凸部40との間にポート部側の直線部分が嵌ま
り、他端側が切り欠き段差71に収まって上ケース3の
位置決め保持が行われる。また、下ケース4あるいは写
真フイルムカートリッジ2を収容するときには、湾曲受
面36と傾斜面70によって下ケース4を支持し、段差
73で下ケース4の顎の部分を位置決めしてこれらを安
定に収容保持するようにしてある。
【0046】さらに、本発明の搬送トレイ33には、バ
ーコードラベル47によってトレイごとに固有のIDナ
ンバーが割り当てられ、このIDナンバーを利用するこ
とによって写真フイルムカートリッジ2の製造工程を効
率的に管理することが可能となる。以下、その管理手法
について説明する。
ーコードラベル47によってトレイごとに固有のIDナ
ンバーが割り当てられ、このIDナンバーを利用するこ
とによって写真フイルムカートリッジ2の製造工程を効
率的に管理することが可能となる。以下、その管理手法
について説明する。
【0047】図8に本発明の製造工程管理のために用い
られるシステムブロックを示す。前述した製造設備内の
各ステーション、すなわち射出成形ステーション20,
上下ケース集積ラック28,カートリッジ組み立てステ
ーション22,フイルム巻込みステーション24,カー
トリッジ集積ラック29,外装ステーション26には、
それぞれのステーションで行われる各工程を管理するた
めの端末側コンピュータとして、射出成形ステーション
管理コンピュータ81,上下ケース集積ラック管理コン
ピュータ82,カートリッジ組み立てステーション管理
コンピュータ83,フイルム巻込みステーション管理コ
ンピュータ84,カートリッジ集積ラック管理コンピュ
ータ85,外装ステーション管理コンピュータ86が設
けられている。そして、これらの各ステーション管理用
のコンピュータ81〜86は、その上位に設けられた製
造工程管理コンピュータ80によって統括して管制され
ている。
られるシステムブロックを示す。前述した製造設備内の
各ステーション、すなわち射出成形ステーション20,
上下ケース集積ラック28,カートリッジ組み立てステ
ーション22,フイルム巻込みステーション24,カー
トリッジ集積ラック29,外装ステーション26には、
それぞれのステーションで行われる各工程を管理するた
めの端末側コンピュータとして、射出成形ステーション
管理コンピュータ81,上下ケース集積ラック管理コン
ピュータ82,カートリッジ組み立てステーション管理
コンピュータ83,フイルム巻込みステーション管理コ
ンピュータ84,カートリッジ集積ラック管理コンピュ
ータ85,外装ステーション管理コンピュータ86が設
けられている。そして、これらの各ステーション管理用
のコンピュータ81〜86は、その上位に設けられた製
造工程管理コンピュータ80によって統括して管制され
ている。
【0048】射出成形ステーション管理コンピュータ8
1は、PLC(Programable LogicController)88を
介し、射出成形ステーション20を構成している射出成
形機20a,20b及び移載装置50a,50bの各工
程動作の制御を行う。例えば射出成形機20a,20b
を作動させるときには、射出成形に用いられる樹脂材料
の加熱温度や射出成形圧などの条件設定が必要になる
が、これらの情報は製造工程管理コンピュータ80から
射出成形ステーション管理コンピュータ81に送られて
おり、PLC88はこれにしたがって射出成形機20
a,20bを作動させる。射出成形ステーション管理コ
ンピュータ81は、さらにPLC88を介して成形機デ
ータを取り込む。この成形機データは射出成形ステーシ
ョン20による作業内容を表すデータを意味し、具体的
には使用した金型を表す金型ナンバー,射出成形の回数
を積算したショット数データ,成形日時データ等があ
る。
1は、PLC(Programable LogicController)88を
介し、射出成形ステーション20を構成している射出成
形機20a,20b及び移載装置50a,50bの各工
程動作の制御を行う。例えば射出成形機20a,20b
を作動させるときには、射出成形に用いられる樹脂材料
の加熱温度や射出成形圧などの条件設定が必要になる
が、これらの情報は製造工程管理コンピュータ80から
射出成形ステーション管理コンピュータ81に送られて
おり、PLC88はこれにしたがって射出成形機20
a,20bを作動させる。射出成形ステーション管理コ
ンピュータ81は、さらにPLC88を介して成形機デ
ータを取り込む。この成形機データは射出成形ステーシ
ョン20による作業内容を表すデータを意味し、具体的
には使用した金型を表す金型ナンバー,射出成形の回数
を積算したショット数データ,成形日時データ等があ
る。
【0049】射出成形ステーション管理コンピュータ8
1は、さらにバーコードリーダ95で読み取られた搬送
トレイ33のIDナンバーを取り込む。バーコードリー
ダ95は移載装置50a,50b内に設けられ、上下ケ
ース3,4を搬送トレイ33に収容するときに、その搬
送トレイ33のバーコードラベル47からIDナンバー
を読み取る。そして射出成形ステーション管理コンピュ
ータ81は、前述のようにして得られた成形機データと
このIDナンバーとを対応させた工程データを作成し、
上位の製造工程管理コンピュータ80に送信する。こう
して送信された搬送トレイごとの工程データは、工程デ
ータメモリ102に記録される。なお、工程データメモ
リ102は、以後の組み立て工程で得られる作業データ
等の記録にも用いられる。ここに記録されたデータは、
写真フイルムカートリッジ2の製造ロットごとに、ある
いは一定の期間ごとに磁気ディスクなどの外部記憶媒体
に記録し直され、この外部記憶媒体は製品販売後にも保
存される。
1は、さらにバーコードリーダ95で読み取られた搬送
トレイ33のIDナンバーを取り込む。バーコードリー
ダ95は移載装置50a,50b内に設けられ、上下ケ
ース3,4を搬送トレイ33に収容するときに、その搬
送トレイ33のバーコードラベル47からIDナンバー
を読み取る。そして射出成形ステーション管理コンピュ
ータ81は、前述のようにして得られた成形機データと
このIDナンバーとを対応させた工程データを作成し、
上位の製造工程管理コンピュータ80に送信する。こう
して送信された搬送トレイごとの工程データは、工程デ
ータメモリ102に記録される。なお、工程データメモ
リ102は、以後の組み立て工程で得られる作業データ
等の記録にも用いられる。ここに記録されたデータは、
写真フイルムカートリッジ2の製造ロットごとに、ある
いは一定の期間ごとに磁気ディスクなどの外部記憶媒体
に記録し直され、この外部記憶媒体は製品販売後にも保
存される。
【0050】移載装置50a,50bは、それぞれ搬送
車32に上ケース3,下ケース4を160個収容した搬
送トレイ33を25段分積み上げ、上に空の搬送トレイ
33を一個被せるが、この時点でそれぞれ25段分の搬
送トレイ33のIDナンバーに対し、そこに収容されて
いる160個の上ケース3又は下ケース4についての成
形機データが対応づけられ、これが工程データメモリ1
02に記録される。その後、射出成形ステーション管理
コンピュータ81は搬送車32に上下ケース集積ラック
28に向かう旨の行き先コマンドを与え、これにより搬
送車32はトラッキングライン30を追跡して上下ケー
ス集積ラック28に移動する。
車32に上ケース3,下ケース4を160個収容した搬
送トレイ33を25段分積み上げ、上に空の搬送トレイ
33を一個被せるが、この時点でそれぞれ25段分の搬
送トレイ33のIDナンバーに対し、そこに収容されて
いる160個の上ケース3又は下ケース4についての成
形機データが対応づけられ、これが工程データメモリ1
02に記録される。その後、射出成形ステーション管理
コンピュータ81は搬送車32に上下ケース集積ラック
28に向かう旨の行き先コマンドを与え、これにより搬
送車32はトラッキングライン30を追跡して上下ケー
ス集積ラック28に移動する。
【0051】上下ケース集積ラック28に設けられたロ
ボットアームは、段積み状態の搬送トレイ33を搬送車
32から受け取り、これを上下ケース集積ラック管理コ
ンピュータ82及びPLC88の制御下に所定の収納棚
に収納する。このとき、バーコードリーダ96によって
段積み状態の搬送トレイ33のIDナンバーが順次に読
み取られる。受け取った搬送トレイ33をいずれの収納
棚に格納するのかは、製造工程管理コンピュータ80に
よって予め上下ケース集積ラック管理コンピュータ82
に収納棚のアドレス情報として入力されている。またロ
ボットアームによって収納作業が完了すると、搬送トレ
イ33のIDナンバーと収納棚アドレス及び入庫日時デ
ータを対応させた工程データが製造工程管理コンピュー
タ80にフィードバックされる。
ボットアームは、段積み状態の搬送トレイ33を搬送車
32から受け取り、これを上下ケース集積ラック管理コ
ンピュータ82及びPLC88の制御下に所定の収納棚
に収納する。このとき、バーコードリーダ96によって
段積み状態の搬送トレイ33のIDナンバーが順次に読
み取られる。受け取った搬送トレイ33をいずれの収納
棚に格納するのかは、製造工程管理コンピュータ80に
よって予め上下ケース集積ラック管理コンピュータ82
に収納棚のアドレス情報として入力されている。またロ
ボットアームによって収納作業が完了すると、搬送トレ
イ33のIDナンバーと収納棚アドレス及び入庫日時デ
ータを対応させた工程データが製造工程管理コンピュー
タ80にフィードバックされる。
【0052】カートリッジ組み立てステーション22の
作業工程は、カートリッジ組み立てステーション管理コ
ンピュータ83及びPLC90によって監視され、制御
されている。そしてカートリッジ組み立てステーション
管理コンピュータ83から製造工程管理コンピュータ8
0に上下ケースの要求信号が出されると、製造工程管理
コンピュータ80は上下ケース集積ラック管理コンピュ
ータ82に上下ケースの供給信号を与える。
作業工程は、カートリッジ組み立てステーション管理コ
ンピュータ83及びPLC90によって監視され、制御
されている。そしてカートリッジ組み立てステーション
管理コンピュータ83から製造工程管理コンピュータ8
0に上下ケースの要求信号が出されると、製造工程管理
コンピュータ80は上下ケース集積ラック管理コンピュ
ータ82に上下ケースの供給信号を与える。
【0053】この供給信号には収納棚のアドレスデータ
も含まれ、したがって上下ケース集積ラック28のロボ
ットアームは指定されたアドレスの収納棚から段積みさ
れた搬送トレイ33を取り出し、待機している搬送車3
2に移載する。製造工程管理コンピュータ80は、上下
ケース集積ラック管理コンピュータ82からの工程デー
タに基づいて、どの収納棚にどのIDナンバーの搬送ト
レイ33が収納されているか、そしてその入庫日時、さ
らには搬送トレイ33に収容された上ケース3,下ケー
ス4の作業データをも含めて一括的に管理しているか
ら、例えば入庫日時順に段積みの搬送トレイ33を取り
出すことはもとより、特定の作業データにしたがって成
形された上下ケース3,4を的確に選択することができ
る。
も含まれ、したがって上下ケース集積ラック28のロボ
ットアームは指定されたアドレスの収納棚から段積みさ
れた搬送トレイ33を取り出し、待機している搬送車3
2に移載する。製造工程管理コンピュータ80は、上下
ケース集積ラック管理コンピュータ82からの工程デー
タに基づいて、どの収納棚にどのIDナンバーの搬送ト
レイ33が収納されているか、そしてその入庫日時、さ
らには搬送トレイ33に収容された上ケース3,下ケー
ス4の作業データをも含めて一括的に管理しているか
ら、例えば入庫日時順に段積みの搬送トレイ33を取り
出すことはもとより、特定の作業データにしたがって成
形された上下ケース3,4を的確に選択することができ
る。
【0054】製造工程管理コンピュータ80からの供給
信号によって取り出された段積み状態の搬送トレイ33
は搬送車32に移載される。移載作業が完了すると、上
下ケース集積ラック管理コンピュータ82からの作業完
了信号を受けて製造工程管理コンピュータ80はその収
納棚が空になった旨のデータ更新を行い、また搬送車3
2は上下ケース集積ラック管理コンピュータ82からの
行き先コマンドを受けてカートリッジ組み立てステーシ
ョン22のケース供給機52a,52bへと移動する。
信号によって取り出された段積み状態の搬送トレイ33
は搬送車32に移載される。移載作業が完了すると、上
下ケース集積ラック管理コンピュータ82からの作業完
了信号を受けて製造工程管理コンピュータ80はその収
納棚が空になった旨のデータ更新を行い、また搬送車3
2は上下ケース集積ラック管理コンピュータ82からの
行き先コマンドを受けてカートリッジ組み立てステーシ
ョン22のケース供給機52a,52bへと移動する。
【0055】上ケース供給機52a,下ケース供給機5
2bは、搬入口に移動してきた搬送車32から段積み状
態のまま搬送トレイ33を受け入れる。カートリッジ組
み立てステーション管理コンピュータ83は、PLC9
0を介してカートリッジ組み立て機54の作業工程を管
理しながら、適宜のタイミングでロボットアームを制御
し、搬送トレイ33から上下ケース3,4を取り出して
ケース供給機52a,52b内の搬送ベルトに移載す
る。
2bは、搬入口に移動してきた搬送車32から段積み状
態のまま搬送トレイ33を受け入れる。カートリッジ組
み立てステーション管理コンピュータ83は、PLC9
0を介してカートリッジ組み立て機54の作業工程を管
理しながら、適宜のタイミングでロボットアームを制御
し、搬送トレイ33から上下ケース3,4を取り出して
ケース供給機52a,52b内の搬送ベルトに移載す
る。
【0056】この移載作業の対象となっている搬送トレ
イ33はバーコードリーダ97aによってそのIDナン
バーが読み込まれ、カートリッジ組み立てステーション
管理コンピュータ83に入力される。これとともに、カ
ートリッジ組み立てステーション22に別ラインで供給
されてくる組み込み部品、すなわちスプール5,遮光蓋
12,スプールロックレバー13の品種データやその製
造ロットナンバーなどの部品データと、カートリッジ組
み立て機54から得られる組み立て日時データや組み立
てに用いられている作業用パレットのIDナンバーなど
の組み立て機データとがカートリッジ組み立てステーシ
ョン管理コンピュータ83に読み込まれ、搬送トレイ3
3のIDナンバーとともに工程データとして製造工程管
理コンピュータ80に送信される。
イ33はバーコードリーダ97aによってそのIDナン
バーが読み込まれ、カートリッジ組み立てステーション
管理コンピュータ83に入力される。これとともに、カ
ートリッジ組み立てステーション22に別ラインで供給
されてくる組み込み部品、すなわちスプール5,遮光蓋
12,スプールロックレバー13の品種データやその製
造ロットナンバーなどの部品データと、カートリッジ組
み立て機54から得られる組み立て日時データや組み立
てに用いられている作業用パレットのIDナンバーなど
の組み立て機データとがカートリッジ組み立てステーシ
ョン管理コンピュータ83に読み込まれ、搬送トレイ3
3のIDナンバーとともに工程データとして製造工程管
理コンピュータ80に送信される。
【0057】製造工程管理コンピュータ80は、射出成
形ステーション管理コンピュータ81及び上下ケース集
積ラック管理コンピュータ82からすでに入力されてい
る工程データにより、現時点でカートリッジ組み立てス
テーション22が作業対象としている上下ケース3,4
が、いつどのような成形条件で製造されたものである
か、そして上下ケース集積ラック28にいつ入・出庫さ
れたものであるかが識別できる。そして、さらにこれら
の工程データにカートリッジ組み立てステーション管理
コンピュータ83から入力された工程データを組み合わ
せることによって、カートリッジ本体の製造履歴を的確
に追跡することが可能となる。
形ステーション管理コンピュータ81及び上下ケース集
積ラック管理コンピュータ82からすでに入力されてい
る工程データにより、現時点でカートリッジ組み立てス
テーション22が作業対象としている上下ケース3,4
が、いつどのような成形条件で製造されたものである
か、そして上下ケース集積ラック28にいつ入・出庫さ
れたものであるかが識別できる。そして、さらにこれら
の工程データにカートリッジ組み立てステーション管理
コンピュータ83から入力された工程データを組み合わ
せることによって、カートリッジ本体の製造履歴を的確
に追跡することが可能となる。
【0058】カートリッジ組み立てステーション22で
は、搬送トレイ単位で自動的に組み立て作業が行われ、
空になった搬送トレイ33はその都度供給機52a,5
2bの搬出口に移送される。そして、新たな搬送トレイ
33から上下ケース3,4の供給が行われる時点でその
搬送トレイ33のIDナンバーが読み込まれ、作業デー
タとともに逐次に製造工程管理コンピュータ80に送信
される。
は、搬送トレイ単位で自動的に組み立て作業が行われ、
空になった搬送トレイ33はその都度供給機52a,5
2bの搬出口に移送される。そして、新たな搬送トレイ
33から上下ケース3,4の供給が行われる時点でその
搬送トレイ33のIDナンバーが読み込まれ、作業デー
タとともに逐次に製造工程管理コンピュータ80に送信
される。
【0059】組み立てが完了したカートリッジ本体は、
搬送トレイ単位で160個ずつ隣接の集積装置55に集
積される。なお、組み立て途中で不良品が発生した場合
には組み立てラインから排除され、搬送トレイ単位での
良品個数は欠損状態のままとなり、別の搬送トレイ33
から上下ケース3,4が補充されることはない。こうし
て搬送トレイ単位で集積されたカートリッジ本体は、集
積装置55内に準備されている別の搬送トレイ33に移
載される。この移載作業時には、カートリッジ本体が移
載される搬送トレイ33のIDナンバーが集積装置55
に設けられたバーコードリーダ97bによって読み取ら
れ、このIDナンバーが製造工程管理コンピュータ80
に送信される。
搬送トレイ単位で160個ずつ隣接の集積装置55に集
積される。なお、組み立て途中で不良品が発生した場合
には組み立てラインから排除され、搬送トレイ単位での
良品個数は欠損状態のままとなり、別の搬送トレイ33
から上下ケース3,4が補充されることはない。こうし
て搬送トレイ単位で集積されたカートリッジ本体は、集
積装置55内に準備されている別の搬送トレイ33に移
載される。この移載作業時には、カートリッジ本体が移
載される搬送トレイ33のIDナンバーが集積装置55
に設けられたバーコードリーダ97bによって読み取ら
れ、このIDナンバーが製造工程管理コンピュータ80
に送信される。
【0060】製造工程管理コンピュータ80は、カート
リッジ組み立てステーション管理コンピュータ83を介
してバーコードリーダ97からのIDナンバーを受ける
と、その搬送トレイ33に移載されるカートリッジ本体
の工程データをこの新たなIDナンバーに割り当てる。
射出成形ステーション20からカートリッジ組み立てス
テーション22までは、上ケース3及び下ケース4はそ
れぞれ同一の搬送トレイ33によって一貫して搬送され
てきているが、組み立てが完了したカートリッジ本体を
カートリッジ組み立てステーション22から搬出する際
には、別の搬送トレイ33が用いられる。
リッジ組み立てステーション管理コンピュータ83を介
してバーコードリーダ97からのIDナンバーを受ける
と、その搬送トレイ33に移載されるカートリッジ本体
の工程データをこの新たなIDナンバーに割り当てる。
射出成形ステーション20からカートリッジ組み立てス
テーション22までは、上ケース3及び下ケース4はそ
れぞれ同一の搬送トレイ33によって一貫して搬送され
てきているが、組み立てが完了したカートリッジ本体を
カートリッジ組み立てステーション22から搬出する際
には、別の搬送トレイ33が用いられる。
【0061】そこで製造工程管理コンピュータ80は、
旧IDナンバーと対応させて管理していた搬送トレイご
との工程データを、新たに得られたIDナンバーに基づ
いて更新する。これにより、組み立て済みのカートリッ
ジ本体を収容した新たな搬送トレイ33のIDナンバー
により、射出成形ステーション20,上下ケース集積ラ
ック28、さらにカートリッジ組み立てステーション2
2から得られた各作業データや部品データが管理される
ようになる。なお、上下ケース供給機52a,52bの
搬出口から空の搬送トレイ33は搬送車32に段積みさ
れ、上下ケース集積ラック28の所定収納棚に戻される
が、この際にも搬送トレイ33のIDナンバーが読み取
られ、製造工程管理コンピュータ80に送信される。し
たがって製造工程管理コンピュータ80により、空状態
の搬送トレイ33のIDナンバーを常に把握しておくこ
とができる。
旧IDナンバーと対応させて管理していた搬送トレイご
との工程データを、新たに得られたIDナンバーに基づ
いて更新する。これにより、組み立て済みのカートリッ
ジ本体を収容した新たな搬送トレイ33のIDナンバー
により、射出成形ステーション20,上下ケース集積ラ
ック28、さらにカートリッジ組み立てステーション2
2から得られた各作業データや部品データが管理される
ようになる。なお、上下ケース供給機52a,52bの
搬出口から空の搬送トレイ33は搬送車32に段積みさ
れ、上下ケース集積ラック28の所定収納棚に戻される
が、この際にも搬送トレイ33のIDナンバーが読み取
られ、製造工程管理コンピュータ80に送信される。し
たがって製造工程管理コンピュータ80により、空状態
の搬送トレイ33のIDナンバーを常に把握しておくこ
とができる。
【0062】フイルム巻込みステーション管理コンピュ
ータ84は、PLC91を介してフイルム巻込み機57
の作業工程管理を行う。そして、その作業進度に合わせ
て製造工程管理コンピュータ80に新たなカートリッジ
本体の供給を受けるべく要求信号を送信する。これを受
けて、製造工程管理コンピュータ80はカートリッジ組
み立てステーション管理コンピュータ83に供給信号を
送る。カートリッジ組み立てステーション管理コンピュ
ータ83は、集積装置55で待機している搬送車32に
行き先コマンドを与え、搬送車32はカートリッジ本体
を収容した段積み状態の搬送トレイ33をフイルム巻込
みステーション24のカートリッジ供給装置56へと搬
送する。
ータ84は、PLC91を介してフイルム巻込み機57
の作業工程管理を行う。そして、その作業進度に合わせ
て製造工程管理コンピュータ80に新たなカートリッジ
本体の供給を受けるべく要求信号を送信する。これを受
けて、製造工程管理コンピュータ80はカートリッジ組
み立てステーション管理コンピュータ83に供給信号を
送る。カートリッジ組み立てステーション管理コンピュ
ータ83は、集積装置55で待機している搬送車32に
行き先コマンドを与え、搬送車32はカートリッジ本体
を収容した段積み状態の搬送トレイ33をフイルム巻込
みステーション24のカートリッジ供給装置56へと搬
送する。
【0063】カートリッジ供給装置56は、搬入された
搬送トレイ33からカートリッジ本体を取り出してフイ
ルム巻込み機57に供給し、フイルム巻込み作業が行わ
れる。カートリッジ供給装置56に設けられたバーコー
ドリーダ98aは、フイルム巻込み機57にカートリッ
ジ本体を供給する前にその搬送トレイ33のIDナンバ
ーを読み取り、フイルム巻込みステーション管理コンピ
ュータ84に入力する。フイルム巻込みステーション管
理コンピュータ84は、このIDナンバーに対してさら
にフイルム巻込み機データを対応づけ、工程データとし
て製造工程管理コンピュータ80に送信する。フイルム
巻込み機データとしては、その作業日時データの他、巻
込み処理の積算回数や巻取り処理に要した時間など適宜
のものを付加することができる。
搬送トレイ33からカートリッジ本体を取り出してフイ
ルム巻込み機57に供給し、フイルム巻込み作業が行わ
れる。カートリッジ供給装置56に設けられたバーコー
ドリーダ98aは、フイルム巻込み機57にカートリッ
ジ本体を供給する前にその搬送トレイ33のIDナンバ
ーを読み取り、フイルム巻込みステーション管理コンピ
ュータ84に入力する。フイルム巻込みステーション管
理コンピュータ84は、このIDナンバーに対してさら
にフイルム巻込み機データを対応づけ、工程データとし
て製造工程管理コンピュータ80に送信する。フイルム
巻込み機データとしては、その作業日時データの他、巻
込み処理の積算回数や巻取り処理に要した時間など適宜
のものを付加することができる。
【0064】フイルム巻込みステーション管理コンピュ
ータ84は、バーコードリーダ98aで読み取られたI
Dナンバーに対し、さらに写真フイルムデータをも対応
づけして製造工程管理コンピュータ80に送信する。写
真フイルムデータとしては、その製造ロットナンバーや
塗布されている写真乳剤の乳剤ナンバー、原反ロールか
ら一定幅にスリットしたときのスリット位置ナンバーな
どがある。
ータ84は、バーコードリーダ98aで読み取られたI
Dナンバーに対し、さらに写真フイルムデータをも対応
づけして製造工程管理コンピュータ80に送信する。写
真フイルムデータとしては、その製造ロットナンバーや
塗布されている写真乳剤の乳剤ナンバー、原反ロールか
ら一定幅にスリットしたときのスリット位置ナンバーな
どがある。
【0065】前述したように、フイルム巻込み機57で
カートリッジ本体に巻き込まれる直前で写真フイルムに
はサイドプリントが行われるが、このサイドプリント処
理もフイルム巻込みステーション管理コンピュータ84
によって行われる。サイドプリントされるデータとして
は、コマ位置ごとに記録されるフレームナンバーや、写
真フイルムの品種を表すバーコードパターンの他、写真
フイルムそのもののIDナンバー(以下、フイルムI
D)がある。これらのサイドプリントデータは、製造工
程管理コンピュータ80からフイルム巻込みステーショ
ン管理コンピュータ84に送信されるが、これらのサイ
ドプリントデータのうち、少なくともフイルムIDはフ
イルム巻込み機データとして搬送トレイ33のIDナン
バーと対応づけされた後に、工程データとして再び製造
工程管理コンピュータ80にフィードバックされる。
カートリッジ本体に巻き込まれる直前で写真フイルムに
はサイドプリントが行われるが、このサイドプリント処
理もフイルム巻込みステーション管理コンピュータ84
によって行われる。サイドプリントされるデータとして
は、コマ位置ごとに記録されるフレームナンバーや、写
真フイルムの品種を表すバーコードパターンの他、写真
フイルムそのもののIDナンバー(以下、フイルムI
D)がある。これらのサイドプリントデータは、製造工
程管理コンピュータ80からフイルム巻込みステーショ
ン管理コンピュータ84に送信されるが、これらのサイ
ドプリントデータのうち、少なくともフイルムIDはフ
イルム巻込み機データとして搬送トレイ33のIDナン
バーと対応づけされた後に、工程データとして再び製造
工程管理コンピュータ80にフィードバックされる。
【0066】特定のフイルムIDをサイドプリントした
写真フイルムがカートリッジ本体に巻き込まれると、フ
イルム巻込み機57はそのカートリッジ本体にバーコー
ドラベル16を貼付する。このバーコードラベル16は
フイルムIDを表し、これによりカートリッジ本体と写
真フイルムとの対応が一義的に決まる。このためバーコ
ードラベル16の供給はサイドプリントデータとともに
製造工程管理コンピュータ80によって予め管理されて
おり、写真フイルムに特定のフイルムIDをサイドプリ
ントしたときに、そのフイルムIDが付されたバーコー
ドラベル16がそのカートリッジ本体への貼付位置に送
られてくるようにしてある。そして、パーコードラベル
16のフイルムIDをサイドプリントデータ中のフイル
ムIDと照合してから貼付が行われる。なお、サイドプ
リントエラーや、サイバプリント後に写真フイルムが不
良であったことが確認された場合には、そのフイルムI
Dは欠番となり、対応するバーコードラベル16も用い
られることはない。
写真フイルムがカートリッジ本体に巻き込まれると、フ
イルム巻込み機57はそのカートリッジ本体にバーコー
ドラベル16を貼付する。このバーコードラベル16は
フイルムIDを表し、これによりカートリッジ本体と写
真フイルムとの対応が一義的に決まる。このためバーコ
ードラベル16の供給はサイドプリントデータとともに
製造工程管理コンピュータ80によって予め管理されて
おり、写真フイルムに特定のフイルムIDをサイドプリ
ントしたときに、そのフイルムIDが付されたバーコー
ドラベル16がそのカートリッジ本体への貼付位置に送
られてくるようにしてある。そして、パーコードラベル
16のフイルムIDをサイドプリントデータ中のフイル
ムIDと照合してから貼付が行われる。なお、サイドプ
リントエラーや、サイバプリント後に写真フイルムが不
良であったことが確認された場合には、そのフイルムI
Dは欠番となり、対応するバーコードラベル16も用い
られることはない。
【0067】上記作業工程を経ることによって写真フイ
ルムカートリッジ2が完成する。完成した写真フイルム
カートリッジ2は、フイルム巻込み機57に隣接して設
けられた集積装置58に搬送トレイ単位で集積される。
集積された写真フイルムカートリッジ2は、集積装置5
8内に準備されている別の搬送トレイ33に移載され
る。この移載作業時には、移載先の搬送トレイ33のI
Dナンバーが集積装置58のバーコードリーダ98bに
よって読み取られ、このIDナンバーが製造工程管理コ
ンピュータ80に送信される。そして製造工程管理コン
ピュータ80は、カートリッジ供給機56のバーコード
リーダ98aで読み取られたIDナンバーに対応した作
業データを、集積装置58のバーコードリーダ98bで
新たに読み取られたIDナンバーに対応づけする。これ
により、カートリッジ組み立てステーション22で行わ
れたときと同様、フイルム巻込み処理の前後で別の搬送
トレイ33が用いられても、新たな搬送トレイ33のI
Dナンバーに対応させてこれまでの作業履歴データが保
存されるようになる。
ルムカートリッジ2が完成する。完成した写真フイルム
カートリッジ2は、フイルム巻込み機57に隣接して設
けられた集積装置58に搬送トレイ単位で集積される。
集積された写真フイルムカートリッジ2は、集積装置5
8内に準備されている別の搬送トレイ33に移載され
る。この移載作業時には、移載先の搬送トレイ33のI
Dナンバーが集積装置58のバーコードリーダ98bに
よって読み取られ、このIDナンバーが製造工程管理コ
ンピュータ80に送信される。そして製造工程管理コン
ピュータ80は、カートリッジ供給機56のバーコード
リーダ98aで読み取られたIDナンバーに対応した作
業データを、集積装置58のバーコードリーダ98bで
新たに読み取られたIDナンバーに対応づけする。これ
により、カートリッジ組み立てステーション22で行わ
れたときと同様、フイルム巻込み処理の前後で別の搬送
トレイ33が用いられても、新たな搬送トレイ33のI
Dナンバーに対応させてこれまでの作業履歴データが保
存されるようになる。
【0068】集積装置58に用意されていた25段分の
搬送トレイ33に写真フイルムカートリッジ2が収容さ
れるとさらに空の搬送トレイ33が被せられ、これらは
搬送車32によってカートリッジ集積ラック29に搬送
される。カートリッジ集積ラック29は前述した上下ケ
ース集積ラック28と全く同様の機能をもち、搬送トレ
イ33はカートリッジ集積ラック管理コンピュータ85
及びPLC92の管制下に段積み状態のまま適宜の収納
棚に収納される。もちろん、この収納時にはバーコード
リーダ99によって搬送トレイ33のIDナンバーが読
み取られ、カートリッジ集積ラック管理コンピュータ8
5を介して収納先の収納棚アドレスとともに製造工程管
理コンピュータ80に送信される。
搬送トレイ33に写真フイルムカートリッジ2が収容さ
れるとさらに空の搬送トレイ33が被せられ、これらは
搬送車32によってカートリッジ集積ラック29に搬送
される。カートリッジ集積ラック29は前述した上下ケ
ース集積ラック28と全く同様の機能をもち、搬送トレ
イ33はカートリッジ集積ラック管理コンピュータ85
及びPLC92の管制下に段積み状態のまま適宜の収納
棚に収納される。もちろん、この収納時にはバーコード
リーダ99によって搬送トレイ33のIDナンバーが読
み取られ、カートリッジ集積ラック管理コンピュータ8
5を介して収納先の収納棚アドレスとともに製造工程管
理コンピュータ80に送信される。
【0069】外装ステーション26での作業工程は、外
装ステーション管理コンピュータ86及びPLC93に
よって制御されている。そして外装ステーション管理コ
ンピュータ86から製造工程管理コンピュータ80に写
真フイルムカートリッジ2の要求信号が出されると、製
造工程管理コンピュータ80はカートリッジ集積ラック
管理コンピュータ85に供給信号を与える。この供給信
号には収納棚のアドレスデータも含まれ、したがって指
定されたアドレスの収納棚から段積みされた搬送トレイ
33がロボットアームによって取り出され、待機してい
る搬送車32に移載する。
装ステーション管理コンピュータ86及びPLC93に
よって制御されている。そして外装ステーション管理コ
ンピュータ86から製造工程管理コンピュータ80に写
真フイルムカートリッジ2の要求信号が出されると、製
造工程管理コンピュータ80はカートリッジ集積ラック
管理コンピュータ85に供給信号を与える。この供給信
号には収納棚のアドレスデータも含まれ、したがって指
定されたアドレスの収納棚から段積みされた搬送トレイ
33がロボットアームによって取り出され、待機してい
る搬送車32に移載する。
【0070】製造工程管理コンピュータ80は、これま
でに得られた工程データに基づき、どの収納棚にどのI
Dナンバーの搬送トレイが収納されているか、その入庫
日時はいつであるか、さらにその搬送トレイに収容され
ている写真フイルムカートリッジ2がどの範囲のフイル
ムIDのものであるのかを把握しているから、必要に応
じて適宜のものを選択して外装ステーション26に送る
ことができる。
でに得られた工程データに基づき、どの収納棚にどのI
Dナンバーの搬送トレイが収納されているか、その入庫
日時はいつであるか、さらにその搬送トレイに収容され
ている写真フイルムカートリッジ2がどの範囲のフイル
ムIDのものであるのかを把握しているから、必要に応
じて適宜のものを選択して外装ステーション26に送る
ことができる。
【0071】カートリッジ集積ラック29から送られて
きた搬送トレイ33は、供給装置60に設けられている
バーコードリーダ100によってそのIDナンバーが再
確認される。そして、供給装置60は搬送トレイ単位に
写真フイルムカートリッジ2を外装機61に供給する。
外装機61により写真フイルムカートリッジ2の包装が
行われ、包装済みとなった製品は集積装置62に集積さ
れる。PLC93は外装機61から作業日時データ等の
作業データを取り込み、また外装に用いた包装材デー
タ、例えば包装材の製造ロットナンバーや包装材に印刷
されたデザインナンバーなどのデータを取り込んで外装
ステーション管理コンピュータ86に入力する。これら
の作業データ及び包装材データは、バーコードリーダ1
00で読み取られたIDナンバーとともに工程データと
して上位の製造工程管理コンピュータ80に送信され
る。この結果、搬送トレイ33のIDナンバーを媒介と
して、一定範囲のフイルムIDが付された写真フイルム
カートリッジ2が、いかなる外装工程を経て製品化され
たかということまで的確に把握することができる。
きた搬送トレイ33は、供給装置60に設けられている
バーコードリーダ100によってそのIDナンバーが再
確認される。そして、供給装置60は搬送トレイ単位に
写真フイルムカートリッジ2を外装機61に供給する。
外装機61により写真フイルムカートリッジ2の包装が
行われ、包装済みとなった製品は集積装置62に集積さ
れる。PLC93は外装機61から作業日時データ等の
作業データを取り込み、また外装に用いた包装材デー
タ、例えば包装材の製造ロットナンバーや包装材に印刷
されたデザインナンバーなどのデータを取り込んで外装
ステーション管理コンピュータ86に入力する。これら
の作業データ及び包装材データは、バーコードリーダ1
00で読み取られたIDナンバーとともに工程データと
して上位の製造工程管理コンピュータ80に送信され
る。この結果、搬送トレイ33のIDナンバーを媒介と
して、一定範囲のフイルムIDが付された写真フイルム
カートリッジ2が、いかなる外装工程を経て製品化され
たかということまで的確に把握することができる。
【0072】なお、LF巻込みステーション66につい
ては説明を省略したが、このLF巻込みステーション6
6も同様に端末側コンピュータを介して製造工程管理コ
ンピュータ80によって管理されている。そして、カー
トリッジ要求信号に応じて包装前の写真フイルムカート
リッジ2がカートリッジ集積ラック29からLF巻込み
ステーション66に供給され、どの範囲のフイルムID
が付されたものがレンズ付きフイルムユニットに使用さ
れたかを識別することが可能である。
ては説明を省略したが、このLF巻込みステーション6
6も同様に端末側コンピュータを介して製造工程管理コ
ンピュータ80によって管理されている。そして、カー
トリッジ要求信号に応じて包装前の写真フイルムカート
リッジ2がカートリッジ集積ラック29からLF巻込み
ステーション66に供給され、どの範囲のフイルムID
が付されたものがレンズ付きフイルムユニットに使用さ
れたかを識別することが可能である。
【0073】以上のように、複数の組み立てステーショ
ン間で上下ケース,カートリッジ本体等のワークを搬送
する際に、その搬送に用いられた搬送トレイのIDナン
バーを基準にして各組み立てステーションから得られた
作業データを搬送トレイ単位で順次に蓄積し、さらに搬
送トレイが変更されたときには、それまでに蓄積された
作業データを新たな搬送トレイのIDナンバーに対応さ
せてゆくことによって、組み立て工程の最初から最後に
至る任意の個所で、そのワークがどのような作業履歴を
経てきているかをトータル的に把握することが可能とな
る。
ン間で上下ケース,カートリッジ本体等のワークを搬送
する際に、その搬送に用いられた搬送トレイのIDナン
バーを基準にして各組み立てステーションから得られた
作業データを搬送トレイ単位で順次に蓄積し、さらに搬
送トレイが変更されたときには、それまでに蓄積された
作業データを新たな搬送トレイのIDナンバーに対応さ
せてゆくことによって、組み立て工程の最初から最後に
至る任意の個所で、そのワークがどのような作業履歴を
経てきているかをトータル的に把握することが可能とな
る。
【0074】また、個々の写真フイルムカートリッジに
フイルムIDが付された後は、搬送トレイごとに決まる
一定範囲のフイルムIDが付されたものは同じ作業デー
タを共有するものであることが分る。したがって、製品
として販売した後、何らかの異常が発生したときには、
そのフイルムIDを元にして製造ロットごとに、あるい
は製造期間ごとに保存している外部記憶媒体から当時の
工程データをを検索することによって、その写真フイル
ムカートリッジ2がいかなる作業履歴のもとで製造され
たものであるかが確認でき、製品異常に対して迅速な対
応をとるうえで有用である。
フイルムIDが付された後は、搬送トレイごとに決まる
一定範囲のフイルムIDが付されたものは同じ作業デー
タを共有するものであることが分る。したがって、製品
として販売した後、何らかの異常が発生したときには、
そのフイルムIDを元にして製造ロットごとに、あるい
は製造期間ごとに保存している外部記憶媒体から当時の
工程データをを検索することによって、その写真フイル
ムカートリッジ2がいかなる作業履歴のもとで製造され
たものであるかが確認でき、製品異常に対して迅速な対
応をとるうえで有用である。
【0075】さらに、特定品種の写真フイルムカートリ
ッジを製造している途中で、例えば撮影可能枚数が異な
る別の品種のものを製造しようとする場合でも、旧品種
の写真フイルムカートリッジの工程進度やその製造個数
が組み立てステーションごとに搬送トレイ単位で管理さ
れているから、品種に応じた組み込み部品や写真フイル
ムの切換えを行うだけで新品種製造への切換えに即応で
き、また旧品種製造への復元も簡便に行うことができ
る。
ッジを製造している途中で、例えば撮影可能枚数が異な
る別の品種のものを製造しようとする場合でも、旧品種
の写真フイルムカートリッジの工程進度やその製造個数
が組み立てステーションごとに搬送トレイ単位で管理さ
れているから、品種に応じた組み込み部品や写真フイル
ムの切換えを行うだけで新品種製造への切換えに即応で
き、また旧品種製造への復元も簡便に行うことができ
る。
【0076】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の写真フ
イルムカートリッジ用搬送トレイは、組み立てが完了し
た写真フイルムカートリッジのみならず、その製造途中
で得られる半製品状態のワークをも共通に収容できるよ
うにしてあるから、製造設備全体で一種類の搬送トレイ
を用いるだけで済み、その製造コストを低くすることが
できるとともに管理も簡単になるという利点がある。ま
た、搬送トレイの形状を一律にしておくことによって、
各組み立てステーションでの搬送トレイの受け入れある
いは送り出しのための機構も共通化することができる。
さらに、ワーク収容のためにこの搬送トレイに設けられ
た収容溝は一方向に連続して形成されているため、横並
びに隣接して収容されたワークを複数個一括して収容,
取り出しする上でも便利である。
イルムカートリッジ用搬送トレイは、組み立てが完了し
た写真フイルムカートリッジのみならず、その製造途中
で得られる半製品状態のワークをも共通に収容できるよ
うにしてあるから、製造設備全体で一種類の搬送トレイ
を用いるだけで済み、その製造コストを低くすることが
できるとともに管理も簡単になるという利点がある。ま
た、搬送トレイの形状を一律にしておくことによって、
各組み立てステーションでの搬送トレイの受け入れある
いは送り出しのための機構も共通化することができる。
さらに、ワーク収容のためにこの搬送トレイに設けられ
た収容溝は一方向に連続して形成されているため、横並
びに隣接して収容されたワークを複数個一括して収容,
取り出しする上でも便利である。
【0077】また、搬送トレイの上面及び下面に互いに
嵌まり合う段差を形成したから、搬送トレイを安定して
段積みすることができ、組み立てステーション間で効率
的にワークを搬送することができる。そして、この段積
みにより搬送トレイの向きも一律にそろえられるように
してあるので、組み立てステーションと搬送トレイとの
間でのワークの移載も的確に行うことが可能となる。
嵌まり合う段差を形成したから、搬送トレイを安定して
段積みすることができ、組み立てステーション間で効率
的にワークを搬送することができる。そして、この段積
みにより搬送トレイの向きも一律にそろえられるように
してあるので、組み立てステーションと搬送トレイとの
間でのワークの移載も的確に行うことが可能となる。
【0078】さらに、搬送トレイの各々の個別の識別標
識を表す表示部を設け、組み立てステーション間でワー
クを搬送する際に、組み立てステーションごとに設置さ
れた端末側コンピュータで前記識別標識とその組み立て
ステーションで行われた作業内容を表す作業データとを
対応させた工程データを作成し、これを上位コンピュー
タで一括管理することによって任意の時点でワークの作
業履歴を把握することができ、またこうして得られた工
程データを保存しておくことによって、製品販売後に異
常が発生したような場合にもその原因を解析する上で非
常に有用なものとなる。
識を表す表示部を設け、組み立てステーション間でワー
クを搬送する際に、組み立てステーションごとに設置さ
れた端末側コンピュータで前記識別標識とその組み立て
ステーションで行われた作業内容を表す作業データとを
対応させた工程データを作成し、これを上位コンピュー
タで一括管理することによって任意の時点でワークの作
業履歴を把握することができ、またこうして得られた工
程データを保存しておくことによって、製品販売後に異
常が発生したような場合にもその原因を解析する上で非
常に有用なものとなる。
【図1】本発明を用いた搬送トレイの斜視図である。
【図2】図1に示す搬送トレイの断面図である。
【図3】図1に示す搬送トレイの要部拡大断面図であ
る。
る。
【図4】写真フイルムカートリッジの分解斜視図であ
る。
る。
【図5】図4に示す写真フイルムカートリッジの製造設
備を示す概略図である。
備を示す概略図である。
【図6】搬送トレイの他の実施形態を示す要部断面図で
ある。
ある。
【図7】搬送トレイのさらに他の実施形態を示す要部断
面図である。
面図である。
【図8】図4に示す製造設備に用いられるデータ管理用
のネットワークを示すシステム概略図である。
のネットワークを示すシステム概略図である。
2 写真フイルムカートリッジ 3 上ケース 4 下ケース 6 写真フイルム 20 射出成形ステーション 22 カートリッジ組み立てステーション 24 フイルム巻込みステーション 26 外装ステーション 28 上下ケース集積ラック 29 カートリッジ集積ラック 32 搬送車 33 搬送トレイ 34 隔壁 35 収容溝 47 バーコードラベル 80 製造工程管理コンピュータ 95〜100 バーコードリーダ
Claims (4)
- 【請求項1】 プラスチックで成形された上ケース及び
下ケースと、これらを組み合わせたカートリッジ本体内
に回転自在に収納されたスプールと、このスプールに巻
きつけられた写真フイルムとからなる写真フイルムカー
トリッジの製造工程中に用いられ、前記上下ケースまた
はスプールを組み込んだカートリッジ本体を複数個収容
し、それぞれ所定の組み立てステーション間で搬送する
際に用いられる写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ
であって、この搬送トレイには前記上下ケース及びカー
トリッジ本体のいずれをもそれぞれ一定の姿勢で受け入
れる収容溝が複数本平行に形成され、これらの収容溝に
は前記上下ケース又はカートリッジ本体が横並びに隣接
して複数個ずつ収容されることを特徴とする写真フイル
ムカートリッジ用搬送トレイ。 - 【請求項2】 前記搬送トレイの外周壁の上面及び下面
に、搬送トレイを段積みしたときに上段及び下段の搬送
トレイの下面及び上面に互いに嵌まり合う段差を形成
し、かつこの段差は搬送トレイが一定の向きであるとき
にのみ嵌まり合うように回転非対称となっていることを
特徴とする請求項1記載の写真フイルムカートリッジ用
搬送トレイ。 - 【請求項3】 前記外周壁に搬送トレイの識別コードを
表す表示部を設けたことを特徴とする請求項2記載の写
真フイルムカートリッジ用搬送トレイ。 - 【請求項4】 製造工程ごとに設けられた複数の組み立
てステーションを順次に用いながら、上下ケースを組み
合わせたカートリッジ本体内にスプールが回転自在に収
納され、かつ前記スプールに写真フイルムが巻きつけら
れた写真フイルムカートリッジを製造する際の工程管理
方法において、 製造工程中に前記上下ケース又はスプールを組み込んだ
カートリッジ本体を次工程の組み立てステーションに順
次に搬送する際に、これらのワークを各々個別の識別標
識が付与された同一形状の搬送トレイに収容して搬送す
るとともに、この搬送を行う際に、搬送元の組み立てス
テーションにて搬送トレイごとに前記識別標識を読み取
り、この識別標識と当該組み立てステーションで行われ
た作業内容を表す作業データとを対応づけた工程データ
を組み立てステーションごとに設けられた端末側コンピ
ュータで作成して上位コンピュータに送信し、上位コン
ピュータは各組み立てステーションから送信されてくる
工程データを前記識別標識に基づいて更新してゆくこと
によって、各組み立てステーションに搬送されたワーク
に対するそれまでの作業データを管理するようにしたこ
とを特徴とする写真フイルムカートリッジの製造工程管
理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30478495A JPH09146223A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ及びこれを用いた写真フイルムカートリッジの製造工程管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30478495A JPH09146223A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ及びこれを用いた写真フイルムカートリッジの製造工程管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09146223A true JPH09146223A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17937197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30478495A Pending JPH09146223A (ja) | 1995-11-22 | 1995-11-22 | 写真フイルムカートリッジ用搬送トレイ及びこれを用いた写真フイルムカートリッジの製造工程管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09146223A (ja) |
-
1995
- 1995-11-22 JP JP30478495A patent/JPH09146223A/ja active Pending
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