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JPH09128079A - 定電流発生回路 - Google Patents

定電流発生回路

Info

Publication number
JPH09128079A
JPH09128079A JP8219653A JP21965396A JPH09128079A JP H09128079 A JPH09128079 A JP H09128079A JP 8219653 A JP8219653 A JP 8219653A JP 21965396 A JP21965396 A JP 21965396A JP H09128079 A JPH09128079 A JP H09128079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
resistor
constant
circuit
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8219653A
Other languages
English (en)
Inventor
Holger Gehrt
ゲルト ホルガー
Wolfgang Schnitt
シニト ヴォルフガング
Joachim Dr Utzig
ウツィク ヨーアヒム
Gert Bierkarre
ビーアカーレ ゲルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JPH09128079A publication Critical patent/JPH09128079A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F1/00Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
    • G05F1/10Regulating voltage or current 
    • G05F1/46Regulating voltage or current  wherein the variable actually regulated by the final control device is DC
    • G05F1/56Regulating voltage or current  wherein the variable actually regulated by the final control device is DC using semiconductor devices in series with the load as final control devices
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05FSYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
    • G05F3/00Non-retroactive systems for regulating electric variables by using an uncontrolled element, or an uncontrolled combination of elements, such element or such combination having self-regulating properties
    • G05F3/02Regulating voltage or current
    • G05F3/08Regulating voltage or current wherein the variable is DC
    • G05F3/10Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics
    • G05F3/16Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices
    • G05F3/20Regulating voltage or current wherein the variable is DC using uncontrolled devices with non-linear characteristics being semiconductor devices using diode- transistor combinations
    • G05F3/26Current mirrors
    • G05F3/265Current mirrors using bipolar transistors only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造誤差に厳しい条件を課することがなく、
しかも1つのチップに集積化することもできる簡単で廉
価な構成を得る。 【解決手段】 定電圧を供給する基準電圧源と、この基
準電圧源により増幅回路を介して制御され、定電流を供
給しうる被制御電流源とを具える定電流発生回路におい
て、− 第1及び第2抵抗を有し、これら抵抗のうち少
なくとも一方がトリミング可能となっている制御段を定
電流発生回路が具え、− この制御段は前記第1及び第
2抵抗に第1制御電流を与えるようになっており、この
第1制御電流は、前記第1及び第2抵抗の両端間に現わ
れる電圧間の差が前記基準電圧源の定電圧に対し予め決
定した第1の比となるように制御可能となっており、−
前記被制御電流源は、前記被制御電流源により供給し
うる定電流が前記第1制御電流に対し予め決定した第2
の比となるように前記制御段に結合されているようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、 − 定電圧を供給する基準電圧源と、 − この基準電圧源により増幅回路を介して制御され、
定電流を供給しうる被制御電流源と を具える定電流発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1988年3月4日に発行された文献
“Elektronik”の第129〜133頁の論文“Stromsta
bilisierung in bipolar integrierten Schaltungen"
(Dr.RolfBoehme著)には、安定電流を基準電圧源から
取り出す電流安定化回路が記載されている。基準電圧源
としては、高精度の抵抗が、好ましくは演算増幅器を介
して接続されているバンドギャップ安定器が用いられて
いる。これにより、安定化電流がこの抵抗を流れるよう
になっている。しかし、この論文には、電流安定化誤差
を小さくするために抵抗を極めて正確にする必要がある
ということが述べられている。例えば温度変動の結果と
しての抵抗値の変動が小さくても安定化電流の温度特性
の変動は比較的大きくなるということが確かめられてい
る。従って、トリミングのない簡単なバイポーラ集積化
によっては所望の安定性を得ることができない。バイポ
ーラ集積化の第2の不所望な点は、集積化抵抗の拡散又
は注入中に10〜20%の抵抗値の大きな広がりが生じ
るということである。このことは、発生される安定化電
流も対応して広がってしまうということを意味する。従
って、精度を最適にするには、集積化トランジスタ回路
に1つ以上の外部抵抗を設ける必要のあるハイブリッド
技術を用いる必要がある。従って、このような装置の製
造及び調整が多くの使用分野にとってあまりにも高価な
ものとなる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許第DE−PS361
0158号明細書には、バンドギャップ安定化の原理に
基づいた基準電流源が開示されている。この基準電流源
は逆温度特性を有する抵抗と並列に接続された2つのバ
ンドギャップ安定化トランジスタを流れる温度依存電流
を利用している。この場合、バンドギャップ安定化トラ
ンジスタを流れる電流の温度変動をこれらの温度特性の
正確な設計により補償する必要がある。この場合、トラ
ンジスタと並列に接続する抵抗を流れる電流は温度が増
大すると減少するようにする必要がある。しかし、この
ような回路を半導体本体に集積化する場合、半導体材料
中に集積化される抵抗の抵抗値が温度の増大にともなっ
て増大し、従ってこれら抵抗を流れる電流が減少すると
いう問題が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体本体に完全に集積化できる、一定の温度安定化電流を
生じる定電流発生回路を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、− 定電圧を
供給する基準電圧源と、 − この基準電圧源により増幅回路を介して制御され、
定電流を供給しうる被制御電流源とを具える定電流発生
回路において、 − 第1及び第2抵抗を有し、これら抵抗のうち少なく
とも一方がトリミング可能となっている制御段を定電流
発生回路が具え、 − この制御段は前記第1及び第2抵抗に第1制御電流
を与えるようになっており、この第1制御電流は、前記
第1及び第2抵抗の両端間に現われる電圧間の差が前記
基準電圧源の定電圧に対し予め決定した第1の比となる
ように制御可能となっており、 − 前記被制御電流源は、前記被制御電流源により供給
しうる定電流が前記第1制御電流に対し予め決定した第
2の比となるように前記制御段に結合されていることを
特徴とする。
【0006】本発明による回路では、通常の半導体集積
技術により極めて簡単且つ正確に達成しうる予め決定し
た電流比又は抵抗値比によってのみ、生ぜしめるべき定
電流が決定され、この比を決定する電流又は抵抗値の絶
対的な値は少なくとも、製造技術の点で容易に確保され
る広い値の範囲内で臨界的でなくなる。従って、本発明
による回路は生ぜしめるべき定電流の精度に関し厳しい
条件を満足することができ、一方、製造精度に課せられ
る条件はそれほど厳しくしないで良い。本発明による回
路は従来も用いられているような基準電圧源(バンドギ
ャップ安定器)に基づくものである。基準電圧源により
生ぜしめられる定電圧の正確に再生可能な部分を、2つ
の抵抗の両端間に現われる電圧間の差を調整するための
目安としてとる。この目的のために、2つの抵抗の双方
を流れる第1制御電流を制御する。これにより第1制御
電流は、生ぜしめるべき定電流に対し予め決定した一定
の比となる。前記の2つの抵抗のうちの少なくとも1つ
をトリミング可能とすることにより更なる調整が可能と
なる。
【0007】本発明の回路によれば極めて一定な電流を
極めて簡単に得ることができ、この電流は、調整のため
の或いは逆の特性の補償のためのいかなる特別な手段を
必要とすることなく安定となる。生ぜしめるべき定電流
の温度依存性は、基準電圧源の定電圧と、第1及び第2
抵抗の両端間に現われる電圧間の差と、電圧比及び電流
比とによってのみ決定される為、更に、前記の定電圧及
び前記の比は温度に依存しない為、温度依存性は前記の
電圧間の差の結果としてのみ生じるおそれがある。しか
し、所定の第1制御電流の場合、この電圧間の差は抵抗
値間の差によって生じるものとすることができる為、温
度に依存しないようにすることもできる。
【0008】この目的のために、本発明の回路の変形例
では、第1及び第2抵抗のうち少なくとも1つのトリミ
ング可能とした抵抗を多結晶シリコン(ポリシリコン抵
抗)から形成するのが好ましい。このような抵抗は、集
積回路を有する半導体本体に層として極めて簡単且つ廉
価に堆積することができる。IEEE Transactions on Ele
ctron Devices, ED-29, Vol.8, August 1982の第115
6〜1161頁のKato氏等の論文“ A Physical Mechan
ism ・・・”に記載されているように、このような抵抗
は所定の電流を与えることにより所定の抵抗値にトリミ
ングすることができる。しかし、このトリミングは所定
の基準温度で抵抗値を変えるだけであり、温度の関数と
して抵抗値の絶対的な変化に影響を及ぼさない。換言す
れば、トリミングされたポリシリコン抵抗の温度係数
は、幾何学的寸法が同じ2つのこのような抵抗間の抵抗
値の差が温度に依存しなくなるように変化する。本発明
による回路が第1及び第2抵抗として同じ寸法のこのよ
うなポリシリコン抵抗を用いれば、2つの抵抗値間の差
は可変の(トリミングしうる)且つ温度に依存しないも
のとなり、その結果、生ぜしめるべき定電流が簡単に温
度に依存しなくなる。
【0009】本発明による回路の好適例では、前記の制
御段が更に、 − 前記定電圧が前記増幅回路を経て印加されてこの定
電圧により第2制御電流を発生せしめることのできる第
3抵抗と、 − 電流ミラー回路であって、この電流ミラー回路を経
て前記第2制御電流を第4抵抗に供給しうるようにする
当該電流ミラー回路と、 − 前記第4抵抗の両端間の電圧と前記第1抵抗の両端
間の電圧との合計を前記第2抵抗の両端間の電圧と比較
し、これら比較された電圧が互いに一致するように前記
第1制御電流を制御するように構成配置した比較回路と
を具えているようにする。
【0010】制御段のこの構成によれば、簡単な回路及
び製造誤差に関する比較的ゆるい条件を以って、生ぜし
めるべき電流の精度すなわち一定性を所望通りに高くす
ることのできる好ましい且つ簡単な方法を提供する。こ
れは、前述したように、制御電流又は電圧を発生させる
のに全く或いはほんの無視しうる程度しか製造の広がり
に依存しない電流比又は抵抗比を用いることにより達成
されるものである。
【0011】従って、本発明による回路には、これを1
つの半導体本体に完全に集積化しうるという、すなわち
本発明による回路のすべての回路素子をこの半導体本体
に形成されている1つの構造体に組込むことができると
いう利点がある。その結果、本発明による回路はコンパ
クトで廉価となり、且つ他の回路(説明せず)と組合せ
ることもでき、従ってこれらの他の回路の集積度を高く
することもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】図面中、対応する素子には同一符
号を付してある。図1に示す本発明による定電流発生回
路は基準電圧源1を有し、この基準電圧源はバンドギャ
ップ安定器として既知のように構成される為、その詳細
な説明は省略する。この基準電圧源は、電源電圧を印加
するための電源電圧端子2と大地3とに接続され、この
基準電圧源は一定の温度安定化電圧を生じうる基準電圧
端子4を有している。この基準電圧端子4は演算増幅器
とするのが好ましい増幅回路6の入力端5に接続され、
この増幅回路6も、これに電力を供給するために電源電
圧端子2及び大地3に接続されている。増幅回路6は更
に2つの出力端7及び8を有し、この増幅回路は好まし
くは、入力段としての差動増幅段と出力トランジスタと
を有し、この出力トランジスタの主電流路が増幅回路6
の出力端7及び8間に配置され、差動増幅段の入力端が
増幅回路6の入力端5を以って構成され、この差動増幅
段が増幅回路6の第2出力端8に接続された第2入力端
を有するように構成する。その結果、増幅回路6は(内
部)帰還路を有し、且つこの増幅回路はその入力端5と
その出力端8との間で少なくともほぼ1の電圧利得を有
するようにするのが好ましい。更に、出力端7及び8に
おける電流は互いに少なくともほぼ等しくなる。
【0013】増幅回路6の第1及び第2出力端7及び8
は制御段11の入力端9及び10にそれぞれ接続され、
この制御段は更に電源電圧端子2及び大地3に接続され
且つ被制御電流源14の制御端子13に接続されてい
る。被制御電流源14は電源電圧端子に接続された第1
電流端子15と、温度安定化定電流を生じるようにした
第2電流端子16とを有している。この定電流は、第2
電流端子16と大地との間に位置する、破線矢印で示す
点に得られる。
【0014】本発明による定電流発生回路における制御
段11は基準電圧源1によって基準電圧端子4上に生ぜ
しめられる定電圧から被制御電流源14の電流端子16
に定電流を生ぜしめる作用をし、増幅回路6は基本的
に、その第2出力端8上に低ソースインピーダンスで前
記の定電圧が得られるようにするインピーダンス整合段
として作用する。この目的のために、制御段11はその
第2入力端10と大地3との間に第3抵抗17を有し、
この第3抵抗を経て、第2出力端8における第2電圧と
この第3抵抗の抵抗値とに依存する第2制御電流を流す
ようにする。この第2制御電流の温度依存性は第3抵抗
17の温度依存性に対応する。
【0015】制御段11の第1入力端9はまた制御段1
1における第1電流ミラー回路18の入力端をも構成す
る。この第1電流ミラー回路18は更に電源電圧端子2
に接続されており、入力端9における電流と同じ大きさ
の電流が得られる2つの出力端19,20を有する。入
力端9における電流は第3抵抗17における第2制御電
流に一致する為、この第2制御電流は第1電流ミラー回
路18の出力端19,20の各々にも現われる。
【0016】制御段11は更に第1抵抗21及び第2抵
抗22を有し、これら抵抗は電源電圧端子2及び大地3
間で可制御電流源23及び24とそれぞれ直列に配置さ
れている。第1抵抗21と第1可制御電流源23との間
のタップ25は第1トランジスタ27の制御端子(ベー
ス)に接続され、第2抵抗22と第2可制御電流源24
との間の第2タップは第2トランジスタ28の制御端子
(ベース)に接続されている。図1に示す例では、これ
らトランジスタ27,28はこれらのコレクタ端子が大
地3に接続されているpnpトランジスタである。第1
トランジスタ27のエミッタ端子は第4抵抗29を経て
第1電流ミラー回路18の第2出力端20に接続され、
一方、第2トランジスタ28のエミッタ端子と第1電流
ミラー回路18の第1出力端19との間は直接接続され
ている。更に、第1電流ミラー回路18の出力端19及
び20は比較回路32の入力端31及び30にそれぞれ
接続され、この比較回路は好ましくは、増幅段6と同様
に、演算増幅器として構成し、その入力段が差動増幅段
でありその出力段が出力トランジスタを以って構成され
るようにすることができるも、高利得を得るために内部
帰還を有さないようにするのが好ましい。制御ラインは
この比較回路32の出力端33から第1及び第2可制御
電流源23及び24のそれぞれの制御入力端34及び3
5に、且つ被制御電流源14の制御入力端13に導かれ
ており、この制御入力端13に制御入力端34及び35
が接続されている。従って、比較回路32の出力端33
は制御段11の制御出力端12を構成している。
【0017】図1に示す回路の動作中は、第1及び第2
可制御電流源23及び24が同時に第1及び第2抵抗2
1及び22を経て第1制御電流を供給する。抵抗21,
22に同時に与えられる第1制御電流は比較回路32に
より制御しうる。これにより第1及び第2抵抗21及び
22の両端間に電圧を生ぜしめる。第1抵抗21の両端
間の電圧が第1トランジスタ27のベース−エミッタ電
圧と、第2制御電流によって第4抵抗29の両端間に生
ぜしめられる電圧とに加算されて比較回路32の第1入
力端30に印加され、第2抵抗22の両端間の電圧と第
2トランジスタ28のベース−エミッタ接合にまたがる
電圧との合計が比較回路32の第2入力端31に印加さ
れる。この場合、トランジスタ27,28は抵抗21,
22の両端間の電圧と第1電流ミラー回路18の出力端
19,20からの第2制御電流とによって駆動され、こ
れらトランジスタが順方向領域で動作するとともにこれ
らのベース−エミッタ電圧が少なくともほぼ等しくなる
ようになる。従って、比較回路32は第2抵抗29の両
端間の電圧と第1抵抗21の両端間の電圧との合計を第
2抵抗22の両端間の電圧と比較する。比較回路32は
その出力端33を経て可制御電流源23,24を同様に
制御して前述した電圧、すなわち入力端30及び31に
おける電圧が一致するようにする。
【0018】更に、第2制御電流は第3抵抗17と第4
抵抗29とを同時に流れる。従って、これらの抵抗の両
端間に現れる電圧は互いにこれらの抵抗値と同じ比とな
る。これらの抵抗値の絶対的な大きさはそれ程重要でな
い。この場合、抵抗値の比のみが重要であり、この比は
製造誤差の結果としての絶対的な値の広がりが比較的大
きい場合でも極めて安定したものとしうる。従って、第
4抵抗29の両端間の電圧は基準電圧源1により供給さ
れる定電圧を極めて安定且つ正確に表す、すなわちこれ
らの電圧は互いに予め定めた比となる。一方、比較回路
32は、第1抵抗21の両端間の電圧と第2抵抗22の
両端間の電圧との差が第4抵抗29の両端間の電圧に、
すなわち基準電圧源1からの定電圧の所定の一部に一致
するように第1制御電流を制御する。しかし、第1抵抗
21の両端間の電圧と第2抵抗22の両端間の電圧との
差はこれら第1及び第2抵抗21及び22の抵抗値間の
差にこれら抵抗を流れる第1制御電流を乗じた値に一致
する。更に制御段11の制御出力端12を経て制御され
る被制御電流源14によって供給される(第2電流端子
16における)定電流は第1制御電流に対し一定の(第
2の)比にある。このことは、第2電流端子16に得る
べき定電流は、可制御電流源23,24の第1制御電流
と被制御電流源14の電流との電流比と、第4抵抗29
と第3抵抗17との抵抗比と、基準電圧源1の定電圧
と、第1及び第2抵抗21及び22の抵抗値間の差との
関数となることを意味する。第1及び第2抵抗の抵抗値
間の差が温度に依存しないようになれば、結局、製造誤
差によって影響されない温度非依存定電流が得られる。
【0019】2つの抵抗値間の、温度に依存しない差を
得るために、本発明によれば、多結晶シリコンの抵抗
(ポリシリコン抵抗)の絶対的な抵抗値を初期値から始
まる良好に規定された電流インパルスに変え、より小さ
い絶対的な抵抗値が得られるも、温度の関数としての絶
対的な抵抗値の変化は電流インパルスがこの抵抗に与え
られ前と与えられた後とで同じに保たれるようにしうる
という事実を利用する。温度が変動する場合、“プログ
ラミング”とも称する、電流インパルスの付与の前後で
このポリシリコン抵抗の抵抗値は同じ絶対的な抵抗値の
差によって、すなわち絶対的な抵抗値に依存せずに変化
する。従って、このような2つの抵抗の抵抗値間の差
や、プログラミングされた抵抗とプログラミングされな
い抵抗との抵抗値間の差も温度に依存しなくなる。第1
及び第2抵抗21,22をこのように構成することによ
り、発生さすべき定電流が所望通りに温度に依存しなく
なる。
【0020】従って、本発明によれば、少なくとも第1
抵抗21又は第2抵抗22、好ましくは第1抵抗21が
トリミング可能、すなわちプログラミング可能となる。
このトリミングすなわちプログラミングにより、有利な
ことに、同じ抵抗値及び同様の温度依存性を有する2つ
の抵抗21,22から開始して、抵抗、好ましくは第1
抵抗21の絶対的な値を、その温度依存性が変化される
ことなくすなわち抵抗値の絶対的な値が温度の関数とし
て変化されることなく減少させることができるようにな
る。この目的のためには、少なくともトリミングすべき
抵抗(第1抵抗21)をトリミング可能な、すなわちプ
ログラミング可能なポリシリコン抵抗として構成する必
要があるも、第1及び第2抵抗21及び22を同一の構
成とするのが好ましい。この場合、原理的に、第2抵抗
をトリミングすることができ、これにより本発明による
回路の調整のための追加の自由度を与える。
【0021】図2は、電流源14,23,24と比較回
路32とを図1におけるよりも幾分詳細に示している。
電流源23,24及び14の各々はpnpトランジスタ
を有し、これらのエミッタ端子がエミッタ抵抗を経て電
源電圧端子2に接続され、対応する制御入力端34,3
5,13を構成するベース端子は一緒に比較回路32の
出力端33に接続されている。第1可制御電流源23の
トランジスタのコレクタ端子は第1タップ25に接続さ
れ、第2可制御電流源24のトランジスタのコレクタ端
子は第2タップ26に接続され、被制御電流源14のト
ランジスタのコレクタ端子は第2電流端子16を構成し
ている。電流源14,23,24のトランジスタを有す
る回路が相俟って第2電流ミラー回路を構成している。
【0022】比較回路32は電流源36により附勢され
るエミッタ結合差動増幅段を有し、この差動増幅段は2
つのトランジスタ37及び38を有し、(第3)トラン
ジスタ37のベース端子が比較回路32の第1入力端3
0を構成し、(第4)トランジスタ38のベース端子が
比較回路32の第2入力端31を構成している。トラン
ジスタ37,38のコレクタ端子は、2つのpnpトラ
ンジスタ39,40と、電源電圧端子2に接続されてい
る2つのエミッタ抵抗41,42とを有する第3電流ミ
ラー回路を経て相互接続されている。(第3)トランジ
スタ37のコレクタ端子は第3電流ミラー回路39,4
0,41,42の対応する端子に接続されているのみな
らず、pnp出力トランジスタ43のベース端子にも接
続され、この出力トランジスタのコレクタ端子は大地3
に接続され、この出力トランジスタのエミッタ端子が比
較回路32の出力端33を構成している。
【0023】図1及び2に示す回路は共に別々に導出さ
れるタップ25,26を有している。第1及び第2抵抗
21及び22をそれぞれトリミングする前述した電流イ
ンパルスはこれらのタップを経て任意に供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定電流発生回路の第1実施例を示
す回路図である。
【図2】図1の定電流発生回路を、その一部を詳細にし
て示す回路図である。
【符号の説明】
1 基準電圧源 2 電源電圧端子 3 大地 4 基準電圧端子 6 増幅回路 11 制御段 14 被制御電流源 17 第3抵抗 18 第1電流ミラー回路 21 第1抵抗 22 第2抵抗 23 第1可制御電流源 24 第2可制御電流源 29 第4抵抗 32 比較回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング シニト ドイツ連邦共和国 22851 ノーデルステ ット アルスタースティーク 21 (72)発明者 ヨーアヒム ウツィク ドイツ連邦共和国 21614 ブクステヒュ ーデ シヴァルベンヴェーク 7 (72)発明者 ゲルト ビーアカーレ ドイツ連邦共和国 21039 エシェブルク アルト ラントシュトラーセ 145

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 − 定電圧を供給する基準電圧源と、 − この基準電圧源により増幅回路を介して制御され、
    定電流を供給しうる被制御電流源とを具える定電流発生
    回路において、 − 第1及び第2抵抗を有し、これら抵抗のうち少なく
    とも一方がトリミング可能となっている制御段を定電流
    発生回路が具え、 − この制御段は前記第1及び第2抵抗に第1制御電流
    を与えるようになっており、この第1制御電流は、前記
    第1及び第2抵抗の両端間に現われる電圧間の差が前記
    基準電圧源の定電圧に対し予め決定した第1の比となる
    ように制御可能となっており、 − 前記被制御電流源は、前記被制御電流源により供給
    しうる定電流が前記第1制御電流に対し予め決定した第
    2の比となるように前記制御段に結合されていることを
    特徴とする定電流発生回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の定電流発生回路におい
    て、前記第1及び第2抵抗のうち少なくとも1つのトリ
    ミング可能な抵抗が多結晶シリコンより成ることを特徴
    とする定電流発生回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の定電流発生回路
    において、前記の制御段が更に、 − 前記定電圧が前記増幅回路を経て印加されてこの定
    電圧により第2制御電流を発生せしめることのできる第
    3抵抗と、 − 電流ミラー回路であって、この電流ミラー回路を経
    て前記第2制御電流を第4抵抗に供給しうるようにする
    当該電流ミラー回路と、 − 前記第4抵抗の両端間の電圧と前記第1抵抗の両端
    間の電圧との合計を前記第2抵抗の両端間の電圧と比較
    し、これら比較された電圧が互いに一致するように前記
    第1制御電流を制御するように構成配置した比較回路と を具えていることを特徴とする定電流発生回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の定
    電流発生回路において、この定電流発生回路が1つの半
    導体本体に完全に集積化されていることを特徴とする定
    電流発生回路。
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