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JPH08320656A - Led発光表示体 - Google Patents

Led発光表示体

Info

Publication number
JPH08320656A
JPH08320656A JP15269795A JP15269795A JPH08320656A JP H08320656 A JPH08320656 A JP H08320656A JP 15269795 A JP15269795 A JP 15269795A JP 15269795 A JP15269795 A JP 15269795A JP H08320656 A JPH08320656 A JP H08320656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
led light
display
convex lens
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15269795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Miura
正信 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takiron Co Ltd filed Critical Takiron Co Ltd
Priority to JP15269795A priority Critical patent/JPH08320656A/ja
Publication of JPH08320656A publication Critical patent/JPH08320656A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LED発光素子2から発した光のほとんどを
透過して外部に放出すると共に、外光のほとんどを吸収
することができるカラーフィルタ部7aを設けることに
より、明るい表示輝度を得ると共に表示コントラストも
向上させて視認性のよい表示を行うことができるLED
発光表示体1を提供することを目的としている。 【構成】 マスク板4に形成された多数の透孔4a内に
LED発光素子2を収容する。このマスク板4の前面側
には、凸レンズ集合板6が接着固定される。凸レンズ集
合板6の前面には、各透孔4aに対応する位置に凸レン
ズ6aが多数形成されている。また、この凸レンズ集合
板6における各凸レンズ6aの形成位置の背面には、対
応する各透孔4a内のLED発光素子2の発光色と同系
色のカラーフィルタ部7aがそれぞれコーティングされ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外等の明るい場所に
設置されるLED[Light Emitting Diode]発光素子を用
いたLED発光表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】図11に複数の発光色のLED発光素子
2を用いた従来のLED発光表示体1の構成例を示す。
LED発光素子2は、基板3上の所定位置にそれぞれ固
定されている。そして、この基板3の前面にはマスク板
4が接着固定され、各LED発光素子2は、このマスク
板4に形成された多数の透孔4a内の底部に収容される
ことになる。マスク板4は、前面側の表面を光の反射を
抑制する黒色系等の光無反射面とすると共に、各透孔4
aの内周面を白色系や銀色系等の光反射面としている。
また、各透孔4a内には透光性の封止材5が充填硬化さ
れて、内部に収容されたLED発光素子2が封止され
る。このマスク板4の前面には、各透孔4aに一対一で
対応する凸レンズ6aが多数形成された凸レンズ集合板
6が接合固定されている。
【0003】上記LED発光表示体1の各LED発光素
子2から発した光は、直接又はマスク板4の透孔4aの
底面や内周面で反射してから前方に導かれ、凸レンズ集
合板6の凸レンズ6aにより集光されて前方に放出され
る。また、外部から入射する外光が凸レンズ集合板6を
通ってマスク板4の表面に達した場合には、光無反射面
によって吸収される。しかし、この外光が凸レンズ6a
を通って透孔4a内に侵入すると、底面や内周面で反射
して再び凸レンズ6aを通り外部に放出される。従っ
て、LED発光素子2の点灯状態と消灯状態とを区別す
る表示コントラストは、このLED発光素子2から凸レ
ンズ6aを通して外部に放出される光の輝度(発光面の
単位面積ごとの光度)と外光が透孔4aの内周面で反射
して再び外部に放出される際の光の輝度との比によって
定まり、LED発光表示体1を明るい場所に設置する場
合には、LED発光素子2の発光輝度に対して相対的に
外光が強いために、そのままでは表示コントラストの悪
いものとなる。
【0004】そこで、明るい場所に設置する従来のLE
D発光表示体1は、凸レンズ集合板6の前面やこの凸レ
ンズ集合板6とマスク板4との間に光の透過率が40〜
70%程度のスモークフィルタやブラウンフィルタを配
置するようにしていた。例えば、光の透過率が50%の
スモークフィルタを用いた場合、LED発光素子2から
外部に放出される光の輝度は、スモークフィルタを通っ
て50%に減少するが、外光による光の輝度は、入射時
にこのスモークフィルタを通って50%に減少すると共
に、透孔4aの内周面で反射して再度スモークフィルタ
を通る際にも50%に減少するので、結果的に外部に放
出される光は入射光の25%(=50%×50%)に減
少する。従って、このようなスモークフィルタやブラウ
ンフィルタを使用すれば、LED発光素子2から放出さ
れる光の輝度は減少されるが、外光が透孔4a内で反射
して放出される際の光の輝度はそれ以上に減少されるの
で、これによって表示コントラストを向上させることが
可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、屋外等の特
に明るい場所での外光は極めて強くなるのに対して、L
ED発光素子2の発光輝度を高くするには限度があるの
で、このような場所では上記スモークフィルタやブラウ
ンフィルタをもってしても十分な表示コントラストを得
ることは困難である。また、この表示コントラストを高
めるために、スモークフィルタやブラウンフィルタの光
の透過率をさらに低下させると、LED発光素子2から
放出する光の輝度が低くなりすぎる。このため、上記従
来のLED発光表示体1では、屋外等の特に明るい場所
に設置した場合に、表示輝度の絶対量が不足して十分な
表示コントラストを得難く視認性の良い表示を行うこと
ができなくなるという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、屋外等の明る
い場所でも十分な表示輝度と表示コントラストを得るこ
とができ視認性の良好なLED発光表示体を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、基板上の所定位置にLED発光素子をそれぞれ配置
すると共に、該基板の前面に、該基板上のLED発光素
子を1個ずつ収容する位置にそれぞれ透孔が設けられた
マスク板を配置し、かつ、該マスク板の前面に、該マス
ク板の各透孔に一対一で対応する凸レンズがそれぞれ前
面側に突出して形成された凸レンズ集合板を配置したL
ED発光表示体において、該凸レンズ集合板における各
凸レンズの形成位置の背面に、それぞれの凸レンズが対
応する該マスク板の透孔内に収容されたLED発光素子
の発光色と同系色のカラーフィルタが配置されたことを
特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、基板上のLED発光素子か
ら発した光は、直接カラーフィルタを通過し、又は、透
孔の内周面で反射してからカラーフィルタを通過し、凸
レンズにより集光されて前方に放出される。この際、L
ED発光素子からの光は、その発光色に応じた波長成分
のみの光となり、この光が通過するカラーフィルタもこ
の発光色と同系色のものとなる。従って、このLED発
光素子からの光は、高い透過率でカラーフィルタを透過
してそのほとんどが外部に放出される。
【0009】また、外部から入射する外光は、凸レンズ
とカラーフィルタを通って透孔の内周面で反射し、再び
カラーフィルタと凸レンズを通って外部に放出される。
しかし、この外光は、通常は種々の色の波長成分を含む
白色光等であるため、カラーフィルタを2度通過する際
にそのカラーフィルタの色以外の波長成分がほとんど吸
収される。従って、この外光は、入射光のほとんどがカ
ラーフィルタで吸収されて、わずかな光しか外部に放出
されない。
【0010】この結果、本発明のLED発光表示体は、
LED発光素子から発した光のほとんどがカラーフィル
タを透過して外部に放出されるので、このLED発光素
子の発光輝度を損なうことなく明るい表示輝度を得るこ
とができる。しかも、外部から入射した光はそのほとん
どがカラーフィルタで吸収されて、わずかな光のみが外
部に放出されるので、表示コントラストも向上させるこ
とができる。
【0011】なお、基板上のLED発光素子の発光色が
全て同じ場合には、凸レンズ集合板の背面に設けるカラ
ーフィルタも全て同じ色となる。これに対して、複数の
発光色のLED発光素子を用いる場合には、各カラーフ
ィルタの色がそれぞれ対応するLED発光素子の発光色
に応じて相違する場合が生じる。このような複数の発光
色のLED発光素子を用いる場合としては、RGB3原
色の発光色のLED発光素子を用いたフルカラー表示用
のLED発光表示体や、赤色と緑色の発光色のLED発
光素子を用いた赤色と緑色とオレンジ色の表示用のLE
D発光表示体等がある。
【0012】ところで、凸レンズ集合板の各凸レンズの
表面や内部に本発明のカラーフィルタと同じ着色を行っ
た場合にも、上記と同様の作用を得ることができる。し
かし、この場合には、1つの凸レンズから放出された光
を斜め方向から見た場合に、視認位置が斜めになるほど
隣接する他の色の凸レンズに遮られて視認性が悪くな
る。即ち、例えば図10に示すように、赤色発光のLE
D発光素子2から発した光Aが凸レンズ6aから斜めに
放出されると、隣接する緑色の凸レンズ6aを通過する
際に赤色成分が吸収されるので、この緑色の凸レンズ6
aに遮られる斜め方向からは赤色の光Aが見えなくな
る。このため、本発明では、凸レンズ集合板の背面側に
カラーフィルタを配置するようにして、斜め方向の視認
性の悪化を防止している。
【0013】また、本発明のLED発光表示体は、マス
ク板の各透孔内にLED発光素子を1個ずつ収納するよ
うになっている。このように各透孔内に収納するLED
発光素子を1個に限定すると、各透孔の内周面をこの1
個のLED発光素子から発した光ができるだけ効率良く
前方に反射されるような形状、寸法に形成することが可
能となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳述する。
【0015】図1乃至図9は本発明の一実施例を示すも
のであって、図1はLED発光表示体の部分縦断面図、
図2はフィルタ膜をコーティングした凸レンズ集合板の
部分背面図、図3はLED発光表示体の部分平面図、図
4はLED発光表示体を用いた大画面の表示装置の分解
斜視図、図5は図4に示した表示装置の縦断面図、図6
はLED発光表示体の他の使用例を示す正面図、図7は
図6に示したLED発光表示体の縦断面図、図8はLE
D発光表示体を用いた他の大画面の表示装置の部分斜視
図、図9は図8のLED発光表示体の各LED発光素子
の配線を示す回路図である。なお、図11に示した従来
例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記す
る。
【0016】本実施例のLED発光表示体1は、RGB
(赤,緑及び青)3原色の各発光色のLED発光素子2
を多数配設したものについて説明する。図1に示すよう
に、LED発光素子2は、基板3の前面側の面上の所定
位置にそれぞれ1個ずつ配線固定されている。これらの
LED発光素子2は、隣接するものの発光色が互いに異
なるように規則的に配置される。基板3は、ガラス繊維
強化エポキシ樹脂板を基材とする銅張積層板にエッチン
グ等の手段で導電パターンを形成したものであり、LE
D発光素子2は、この基板上の所定位置にそれぞれ導電
ペーストを用いて接続固定されると共にワイヤボンディ
ングを施されて配線される。
【0017】上記基板3の前面には、マスク板4が接着
固定されている。マスク板4は、0.7〜1.0mm程
度の厚さを有する板状のシリコーンゴム等のゴム弾性体
成型品又は耐熱プラスチックの成型品であり、基板3上
の各LED発光素子2に対応する位置に多数の透孔4a
が設けられている。従って、このマスク板4の接着固定
により、基板3上の各LED発光素子2が1個ずつ透孔
4a内の底部にそれぞれ収容されることになる。マスク
板4の各透孔4aは、LED発光素子2からの光を前面
に効率良く反射放出させるために、背面側をできるだけ
狭くし前面側を十分に広げたすり鉢状に形成すると共
に、内周面を白色系や銀色系等の光反射面としている。
従って、各透孔4a内の底部の面積、即ち基板3面の面
積をできるだけ小さくすることにより、ここに収納され
たLED発光素子2から発した光のほとんどが内周面の
光反射面で反射されて効率良く前方に放出されるように
なる。この光反射面は、白色系や銀色系の塗料を後から
塗布してもよいが、予めマスク板中に白色系等の顔料
(例えば酸化チタン等)を混合しておくことによっても
容易に形成することができる。また、各透孔4a内に
は、シリコーンゴム等の透光性の封止材5が充填硬化さ
れ、内部に収容されたLED発光素子2を封止してい
る。
【0018】上記マスク板4の前面には、凸レンズ集合
板6が接合固定されている。凸レンズ集合板6は、背面
が平坦な0.3〜0.5mm程度の板厚の透明なシリコ
ーンゴム等のゴム弾性体成型品又は合成樹脂成型品であ
り、マスク板4の前面に接合固定した際に各透孔4aに
一対一で対応する位置にそれぞれ前面側にほぼ半球状に
突出する凸レンズ6aが多数形成されている。各凸レン
ズ6aは、透孔4aの前面側の開口径の2倍程度のレン
ズ径を有し、これが透孔4aに対して略同心円状となる
ように配置される。この場合、凸レンズの曲率径や形
状、サイズ等は、所望する配光特性が得られるよう設
計、配置すれば良いことは言うまでもない。なお、これ
らマスク板4と封止材5は、熱応力の吸収緩和効果の大
きいシリコーン等のゴム弾性体で構成することが好まし
い。
【0019】また、この凸レンズ集合板6の背面には、
フィルタ膜7がコーティングされている。フィルタ膜7
は、図2に示すように、各凸レンズ6aごとに、この凸
レンズ6aと同心円状であり直径がレンズ径の2分の1
以上ある円形の領域にカラーフィルタ部7aが形成され
たものである。このカラーフィルタ部7aは、凸レンズ
集合板6をマスク板4の前面に接合固定した際に対応す
る透孔4a内のLED発光素子2の発光色と同じ色の光
のみを効率良く透過させるカラーフィルタである。そし
て、このカラーフィルタ部7a以外のフィルタ膜7の領
域には、光の透過及び反射を抑制する黒色等の光無反射
膜部7bが形成されている。このようなカラーフィルタ
部7aや光無反射膜部7bのカラーコーティングや黒色
コーティングは、凸レンズ集合板6の背面が平坦面であ
るため、スクリーン印刷や凸版印刷等の比較的簡単な手
法により容易に形成することができる。なお、マスク板
4の前面が黒色系の塗料の塗布等により光無反射面とな
っている場合には、この光無反射膜部7bは不要であ
り、ここには何もコーティングしないようにするか、又
は、各色のカラーフィルタ部7aをこの領域まではみ出
して形成する。また、このフィルタ膜7は、塗装等によ
るコーティングの他、各色のカラーフィルタ部7aを構
成するフィルムをそれぞれ凸レンズ6aの背面に貼り付
けたり、予め所定の領域ごとに各色のカラーフィルタ部
7aを形成したフィルムを凸レンズ集合板6の背面に貼
り付けたものであってもよい。このカラーフィルタ部7
aは、対応するLED発光素子2が発する光の波長成分
を全て透過し、それ以外の波長成分を全て遮断するもの
であれば理想的であるが、このような完全なカラーフィ
ルタを作成するのは困難であるため、LED発光素子2
が発する光の波長成分の平均的な透過率がそれ以外の波
長成分の平均的な透過率よりも十分に大きい同系色のカ
ラーフィルタであればよい。
【0020】上記構成のLED発光表示体1の各LED
発光素子2から発した光は、直接フィルタ膜7のカラー
フィルタ部7aを通過し、又は、マスク板4の透孔4a
の内周面で反射してからこのカラーフィルタ部7aを通
過し、凸レンズ集合板6の凸レンズ6aにより集光され
て前方に放出される。この際、各カラーフィルタ部7a
は、それぞれが対応するLED発光素子2の発光色の光
のみを効率良く透過するカラーフィルタであるため、こ
のLED発光素子2から発した光のほとんどが外部に放
出される。また、LED発光表示体1の外部から入射す
る外光は、凸レンズ6aとカラーフィルタ部7aを通っ
て透孔4aの内周面で反射し、再びカラーフィルタ部7
aと凸レンズ6aを通って外部に放出される。しかし、
この外光は、通常は全ての色の波長成分を含む白色光で
あるため、カラーフィルタ部7aを2度通過する際にそ
のカラーフィルタ部7aの色以外の波長成分がほとんど
吸収される。しかも、カラーフィルタ部7aと同じ色の
波長成分についても、このカラーフィルタ部7aの実際
の透過率は100%よりも少ないので、2度の透過によ
ってLED発光素子2から発した光よりも多い割り合い
で吸収される。従って、この外光は、入射光のほとんど
がカラーフィルタ部7aで吸収されて、わずかな光しか
外部に放出されない。
【0021】以上説明したように、本実施例のLED発
光表示体1によれば、凸レンズ集合板6の背面にコーテ
ィングされたフィルタ膜7のカラーフィルタ部7aがL
ED発光素子2から発した光のほとんどを透過して外部
に放出させるので、このLED発光素子2の点灯時に明
るい表示輝度を得ることができる。しかも、外部から入
射した光は、そのほとんどがカラーフィルタ部7aで吸
収されてわずかな光のみが外部に放出されるので、LE
D発光素子2の消灯時の表示部の輝度は十分に低くな
る。従って、このLED発光表示体1を明るい屋外に設
置したような場合にも、高い表示コントラストと明るい
表示輝度を得ることができるようになる。
【0022】上記構成のLED発光表示体1では、赤色
発光のLED発光素子2を収容した透孔4aと凸レンズ
6aによる表示部は赤色(R)の発光領域となり、緑色
発光のLED発光素子2を収容した透孔4aと凸レンズ
6aによる表示部は緑色(G)の発光領域となり、青色
発光のLED発光素子2を収容した透孔4aと凸レンズ
6aによる表示部は青色(B)の発光領域となる。そし
て、図3に示すように、これらRGB3原色の各色の発
光領域8を複数個ずつ集めて円形等の表示ドット領域9
を構成すると共に、この表示ドット領域9をマトリクス
状に多数配置することにより、カラー表示によるドット
マトリクス方式の大画面を構成することができる。図4
は、このような表示ドット領域9を多数配置したLED
発光表示体1をさらに縦横に並べて配置すると共に、そ
の前面側に遮光ルーバ10を取り付けて、8×8ドット
構成の表示器とした一例を示すものである。遮光ルーバ
10は、各表示ドット領域9に対応した位置にそれぞれ
開口部10aを設けると共に、斜め下方に突出する遮光
庇板10bを横方向に並んだ開口部10aの上方にそれ
ぞれ設けたものである。遮光庇板10bは、直射日光等
の上方からの強い外光がLED発光表示体1に直接照射
されるのを防止するためのものである。そして、LED
発光表示体1の前面にこの遮光ルーバ10を取り付ける
ことにより、図5に示すように、開口部10aから凸レ
ンズ集合板6の多数の凸レンズ6aを表示ドット領域9
ごとに突出させた表示器を構成する。また、このような
表示器を多数個配置することにより大画面の表示装置と
なる。
【0023】図6及び図7は、本実施例のLED発光表
示体1の他の使用例を示すものである。この場合には、
基板3とマスク板4と凸レンズ集合板6をほぼ同じ直径
の円形状とし、ここに各色の発光領域(LED発光素子
2,透孔4a及び凸レンズ6a)を複数個ずつ配置する
ことにより単一の表示ドットを構成している。このLE
D発光表示体1は、前面側の端部が斜めにカットされて
庇状となった円筒形状のケース枠体11内のほぼ中央に
嵌め込まれて、上方からの外光の照射を遮蔽するように
なっている。そして、このLED発光表示体1をマトリ
クス状に多数設置することにより、各LED発光表示体
1を表示ドットとしたドットマトリクス方式の大画面を
構成することができる。
【0024】図8及び図9は、本実施例のLED発光表
示体1のさらに他の使用例を示すものである。この場合
には、図8に示すように、基板3とマスク板4と凸レン
ズ集合板6を横長の長方形状とし、ここに各色の発光領
域(図8では凸レンズ6aのみを示す)を複数個ずつ配
置した方形等の表示ドット領域9を横一列に複数設けて
表示器としたものである。図9に示すように、ここでの
各LED発光素子2を例えば赤色発光と緑色発光の2色
とすると、表示ドット領域9ごとに、赤色発光のLED
発光素子2Rと緑色発光のLED発光素子2Gがそれぞ
れ直列接続される。従って、このLED発光表示体1
は、表示ドット領域9ごとにLED発光素子2の点灯を
制御すると共に、同じ表示ドット領域9内においてもL
ED発光素子2の発光色ごとに点灯を制御することがで
きる。
【0025】上記LED発光表示体1は、図8に示すよ
うに、横長の取付枠12の前面に固定されている。ま
た、この取付枠12に固定されたLED発光表示体1の
さらに前面には、各表示ドット領域9ごとに開口部を設
けた枠体13が取り付けられると共に、この取付枠12
の上端部には、上方からの外光の照射を遮蔽するための
フード枠14が突設され、横一列の複数ドット構成の表
示器としている。この表示器は、背面を垂直な壁面15
に取り付けることにより設置される。そして、この表示
器を縦横に多数並べて各表示ドット領域9をマトリクス
状に配置することにより、ドットマトリクス方式の大画
面を構成することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のLED発光表示体は、LED発光素子から発した光の
ほとんどがカラーフィルタを透過して外部に放出される
が、外光のほとんどはこのカラーフィルタで吸収される
ので、明るい表示輝度を得ると共に表示コントラストも
向上させて視認性のよい表示を行うことができるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、LED
発光表示体の部分縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、フィル
タ膜をコーティングした凸レンズ集合板の部分背面図で
ある。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、LED
発光表示体の部分平面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すものであって、LED
発光表示体を用いた大画面の表示装置の分解斜視図であ
る。
【図5】本発明の一実施例を示すものであって、図4に
示した表示装置の縦断面図である。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、LED
発光表示体の他の使用例を示す正面図である。
【図7】本発明の一実施例を示すものであって、図6に
示したLED発光表示体の縦断面図である。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、LED
発光表示体を用いた他の大画面の表示装置の部分斜視図
である。
【図9】本発明の一実施例を示すものであって、図8の
LED発光表示体の各LED発光素子の配線を示す回路
図である。
【図10】本発明の作用を説明するためのものであっ
て、LED発光表示体の部分縦断面図である。
【図11】従来例を示すものであって、LED発光表示
体の部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 LED発光表示体 2 LED発光素子 4 マスク板 4a 透孔 6 凸レンズ集合板 6a 凸レンズ 7 フィルタ膜 7a カラーフィルタ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上の所定位置にLED発光素子をそれ
    ぞれ配置すると共に、該基板の前面に、該基板上のLE
    D発光素子を1個ずつ収容する位置にそれぞれ透孔が設
    けられたマスク板を配置し、かつ、該マスク板の前面
    に、該マスク板の各透孔に一対一で対応する凸レンズが
    それぞれ前面側に突出して形成された凸レンズ集合板を
    配置したLED発光表示体において、 該凸レンズ集合板における各凸レンズの形成位置の背面
    に、それぞれの凸レンズが対応する該マスク板の透孔内
    に収容されたLED発光素子の発光色と同系色のカラー
    フィルタが配置されたことを特徴とするLED発光表示
    体。
JP15269795A 1995-05-25 1995-05-25 Led発光表示体 Pending JPH08320656A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15269795A JPH08320656A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 Led発光表示体

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JP15269795A JPH08320656A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 Led発光表示体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08320656A true JPH08320656A (ja) 1996-12-03

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ID=15546172

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JP15269795A Pending JPH08320656A (ja) 1995-05-25 1995-05-25 Led発光表示体

Country Status (1)

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JP (1) JPH08320656A (ja)

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