JPH08293464A - 半導体基板及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体基板及び半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH08293464A JPH08293464A JP9558095A JP9558095A JPH08293464A JP H08293464 A JPH08293464 A JP H08293464A JP 9558095 A JP9558095 A JP 9558095A JP 9558095 A JP9558095 A JP 9558095A JP H08293464 A JPH08293464 A JP H08293464A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- substrate
- semiconductor
- antireflection film
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 半導体膜の熔融結晶化工程において、絶縁性
基板10上に形成された非晶質シリコン膜12表面に、
二酸化シリコン膜13からなる反射防止膜を選択的に堆
積し、その後、基板全面にレーザ光15を照射してアニ
ール処理を行う。 【効果】 非晶質シリコン膜12表面に反射防止膜を選
択的に堆積することによって、基板全面に同じ条件でレ
ーザ光15を照射する場合にも、レーザ光15のエネル
ギパワーを基板各領域ごとに選択的に制御することを可
能にし、同一基板上で各領域により適した特性を有する
複数の薄膜トランジスタを精度良く形成することができ
る。さらに、一度のエネルギ線照射で基板全面を処理で
きるためにスループットが高く、かつエネルギ線装置本
体も低エネルギパワーでの照射で処理できるために、装
置の負担を軽減し、常に安定した処理ができる。
基板10上に形成された非晶質シリコン膜12表面に、
二酸化シリコン膜13からなる反射防止膜を選択的に堆
積し、その後、基板全面にレーザ光15を照射してアニ
ール処理を行う。 【効果】 非晶質シリコン膜12表面に反射防止膜を選
択的に堆積することによって、基板全面に同じ条件でレ
ーザ光15を照射する場合にも、レーザ光15のエネル
ギパワーを基板各領域ごとに選択的に制御することを可
能にし、同一基板上で各領域により適した特性を有する
複数の薄膜トランジスタを精度良く形成することができ
る。さらに、一度のエネルギ線照射で基板全面を処理で
きるためにスループットが高く、かつエネルギ線装置本
体も低エネルギパワーでの照射で処理できるために、装
置の負担を軽減し、常に安定した処理ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板及びその半
導体基板が加工されて構成される半導体装置の製造方法
に関し、アクティブマトリクス型の画像表示装置やイメ
ージセンサ等に利用できる薄膜トランジスタ用半導体膜
の結晶化工程で好適に実施される半導体基板及び半導体
装置の製造方法に関する。
導体基板が加工されて構成される半導体装置の製造方法
に関し、アクティブマトリクス型の画像表示装置やイメ
ージセンサ等に利用できる薄膜トランジスタ用半導体膜
の結晶化工程で好適に実施される半導体基板及び半導体
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】硝子等の絶縁性基板上に薄膜トランジス
タを有する半導体装置としては、薄膜トランジスタを各
画素用のスイッチング素子及びそのスイッチング素子の
ための周辺駆動回路に用いるアクティブマトリクス型液
晶表示装置やイメージセンサ等が知られている。これら
の装置に用いられる薄膜トランジスタには、薄膜状のシ
リコン半導体を用いるのが一般的である。薄膜状のシリ
コン半導体としては、非晶質シリコン半導体からなるも
のと結晶性を有するシリコン半導体からなるものとの二
つに大別される。
タを有する半導体装置としては、薄膜トランジスタを各
画素用のスイッチング素子及びそのスイッチング素子の
ための周辺駆動回路に用いるアクティブマトリクス型液
晶表示装置やイメージセンサ等が知られている。これら
の装置に用いられる薄膜トランジスタには、薄膜状のシ
リコン半導体を用いるのが一般的である。薄膜状のシリ
コン半導体としては、非晶質シリコン半導体からなるも
のと結晶性を有するシリコン半導体からなるものとの二
つに大別される。
【0003】非晶質シリコン半導体は、作製温度が低
く、また気相法で比較的容易に作製することが可能で量
産性に富むため、最も一般的に用いられているが、構造
上トランジスタサイズの縮小化が困難であるため、画素
の高開口率化が難しく、かつキャリア移動度等の物性が
結晶性を有するシリコン半導体に比べて劣っている。し
たがって、よりすぐれた高速特性と高開口率を得るため
に、結晶性を有するシリコン半導体からなる薄膜トラン
ジスタの製造方法の確立が強く求められていた。
く、また気相法で比較的容易に作製することが可能で量
産性に富むため、最も一般的に用いられているが、構造
上トランジスタサイズの縮小化が困難であるため、画素
の高開口率化が難しく、かつキャリア移動度等の物性が
結晶性を有するシリコン半導体に比べて劣っている。し
たがって、よりすぐれた高速特性と高開口率を得るため
に、結晶性を有するシリコン半導体からなる薄膜トラン
ジスタの製造方法の確立が強く求められていた。
【0004】一方、結晶性を有するシリコン半導体とし
ては、単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン
(p−Si)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成
分を含む非晶質シリコン、結晶性と非晶質性の中間の状
態を有するセミアモルファスシリコン等が知られてい
る。これら結晶性を有する薄膜状のシリコン半導体を得
る方法としては、 (1)成膜時に結晶性を有する膜を直接成膜する。 (2)半導体膜を成膜しておき、熱エネルギを加えるこ
とによって結晶性を有せしめる。 (3)半導体膜を成膜しておき、レーザ光のエネルギに
よって結晶性を有せしめる。 といった方法が知られている。
ては、単結晶シリコン(c−Si)、多結晶シリコン
(p−Si)、微結晶シリコン(μc−Si)、結晶成
分を含む非晶質シリコン、結晶性と非晶質性の中間の状
態を有するセミアモルファスシリコン等が知られてい
る。これら結晶性を有する薄膜状のシリコン半導体を得
る方法としては、 (1)成膜時に結晶性を有する膜を直接成膜する。 (2)半導体膜を成膜しておき、熱エネルギを加えるこ
とによって結晶性を有せしめる。 (3)半導体膜を成膜しておき、レーザ光のエネルギに
よって結晶性を有せしめる。 といった方法が知られている。
【0005】上述の各方法には、以下の問題点がある。
【0006】(1)の方法では、成膜工程と同時に結晶
化が進行するので、結晶性シリコンを得るにはシリコン
膜の厚膜化が不可欠であり、粒径の大きさを一定以上に
大きくすることが困難である。したがって、シリコン膜
中に多くの粒界を含み、キャリア移動度が粒界部のトラ
ップによって制限され、駆動回路に必要な電流駆動能力
が得られない。また、成膜温度が600℃以上と高いの
で、安価な硝子基板が使用できないというコスト面の問
題もある。
化が進行するので、結晶性シリコンを得るにはシリコン
膜の厚膜化が不可欠であり、粒径の大きさを一定以上に
大きくすることが困難である。したがって、シリコン膜
中に多くの粒界を含み、キャリア移動度が粒界部のトラ
ップによって制限され、駆動回路に必要な電流駆動能力
が得られない。また、成膜温度が600℃以上と高いの
で、安価な硝子基板が使用できないというコスト面の問
題もある。
【0007】(2)の方法では、大面積に対応できると
いう利点はあるが、結晶化に際し、600℃以上の高温
にて数十時間にわたる加熱処理が必要である。すなわ
ち、安価な硝子基板の使用、及び単位時間当たりの加工
数であるスループットの向上を考えると、加熱温度を下
げ、さらに短時間で結晶化させるという相反する問題点
を同時に解決する必要がある。
いう利点はあるが、結晶化に際し、600℃以上の高温
にて数十時間にわたる加熱処理が必要である。すなわ
ち、安価な硝子基板の使用、及び単位時間当たりの加工
数であるスループットの向上を考えると、加熱温度を下
げ、さらに短時間で結晶化させるという相反する問題点
を同時に解決する必要がある。
【0008】(3)の方法では、熔融結晶化過程の結晶
化現象を利用するため、小粒径ながら粒界が良好に処理
され高品質な結晶性シリコン膜が得られるが、現在最も
一般的に使用されているエキシマレーザを例にとると、
レーザ光の照射面積が小さくスループットが低いという
問題があり、また大面積基板の全面を均一に処理するに
はレーザの安定性が充分ではない。
化現象を利用するため、小粒径ながら粒界が良好に処理
され高品質な結晶性シリコン膜が得られるが、現在最も
一般的に使用されているエキシマレーザを例にとると、
レーザ光の照射面積が小さくスループットが低いという
問題があり、また大面積基板の全面を均一に処理するに
はレーザの安定性が充分ではない。
【0009】今後の技術として、たとえばアクティブマ
トリクス型液晶表示装置の周辺駆動回路を構成するよう
な高速な薄膜トランジスタと高い開口率を実現できる画
素を構成するような薄膜トランジスタとを、同一基板上
に同時に形成することが望まれる。このような所謂モノ
リシック化基板においては、駆動回路用の薄膜トランジ
スタには高速かつ高キャリア移動度が必要となり、画素
用の薄膜トランジスタにはオフ電流の低減が大きな課題
となる。
トリクス型液晶表示装置の周辺駆動回路を構成するよう
な高速な薄膜トランジスタと高い開口率を実現できる画
素を構成するような薄膜トランジスタとを、同一基板上
に同時に形成することが望まれる。このような所謂モノ
リシック化基板においては、駆動回路用の薄膜トランジ
スタには高速かつ高キャリア移動度が必要となり、画素
用の薄膜トランジスタにはオフ電流の低減が大きな課題
となる。
【0010】同一基板上に特性の異なる薄膜トランジス
タを構成しうる半導体膜の製造方法として、レーザ光ま
たは電子ビーム等のエネルギ線を用いて、同一基板内に
半導体膜の選択的な熔融結晶化を行う方法が提案されて
いる。たとえば、特開昭64−45162号公報に示さ
れる第一の方法では、直接レーザを照射した部分以外が
再結晶化しないように予め半導体膜を複数の領域に分離
しておき、所望する領域のみにエネルギ線を照射し、そ
の他の所望しない領域にはエネルギ線を照射しない方法
が提案されている。また、特開平3−292721号公
報に示される第二の方法では、所望しない領域にエネル
ギ線の不透過膜を形成して、選択的に熔融結晶化処理を
行う方法が提案されている。
タを構成しうる半導体膜の製造方法として、レーザ光ま
たは電子ビーム等のエネルギ線を用いて、同一基板内に
半導体膜の選択的な熔融結晶化を行う方法が提案されて
いる。たとえば、特開昭64−45162号公報に示さ
れる第一の方法では、直接レーザを照射した部分以外が
再結晶化しないように予め半導体膜を複数の領域に分離
しておき、所望する領域のみにエネルギ線を照射し、そ
の他の所望しない領域にはエネルギ線を照射しない方法
が提案されている。また、特開平3−292721号公
報に示される第二の方法では、所望しない領域にエネル
ギ線の不透過膜を形成して、選択的に熔融結晶化処理を
行う方法が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
方法には以下の問題がある。
方法には以下の問題がある。
【0012】第一の方法では、複数回のレーザ照射が必
要となりスループットが低く、かつ処理工程も複雑にな
り、精度良くアライメントを行うことは非常に困難であ
る。また第二の方法では、不透過膜を形成することで熔
融結晶化が起こらない領域が基板内にできてしまう。す
なわち、同一基板上に非晶質膜と多結晶膜との組み合わ
せしかできないため、画素領域の高開口率化は困難であ
るという問題がある。
要となりスループットが低く、かつ処理工程も複雑にな
り、精度良くアライメントを行うことは非常に困難であ
る。また第二の方法では、不透過膜を形成することで熔
融結晶化が起こらない領域が基板内にできてしまう。す
なわち、同一基板上に非晶質膜と多結晶膜との組み合わ
せしかできないため、画素領域の高開口率化は困難であ
るという問題がある。
【0013】したがって両方法では、レーザアニール処
理のスループットの向上並びに特性改善、具体的には周
辺駆動回路を構成するような薄膜トランジスタにおいて
キャリア移動度の向上、及び画素を構成するような薄膜
トランジスタにおいて高開口率の実現、オフ時のリーク
電流の低減といった問題を同時に解決することは困難で
ある。
理のスループットの向上並びに特性改善、具体的には周
辺駆動回路を構成するような薄膜トランジスタにおいて
キャリア移動度の向上、及び画素を構成するような薄膜
トランジスタにおいて高開口率の実現、オフ時のリーク
電流の低減といった問題を同時に解決することは困難で
ある。
【0014】本発明の目的は、同一基板上に特性の異な
る薄膜トランジスタを精度良く、かつ経済的に構成しう
る半導体基板及び半導体装置の製造方法を提供すること
である。
る薄膜トランジスタを精度良く、かつ経済的に構成しう
る半導体基板及び半導体装置の製造方法を提供すること
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体基板及び半導体装置の製造方法は、絶縁性表面を有
する基板または、絶縁膜で表面を覆った基板上に形成さ
れた非晶質半導体膜にエネルギ線を照射し、前記非晶質
半導体膜を熔融結晶化する工程において、前記非晶質半
導体膜表面に膜厚の相互に異なる反射防止膜を選択的に
堆積することを特徴とする。
導体基板及び半導体装置の製造方法は、絶縁性表面を有
する基板または、絶縁膜で表面を覆った基板上に形成さ
れた非晶質半導体膜にエネルギ線を照射し、前記非晶質
半導体膜を熔融結晶化する工程において、前記非晶質半
導体膜表面に膜厚の相互に異なる反射防止膜を選択的に
堆積することを特徴とする。
【0016】また請求項2の発明に係る半導体基板及び
半導体装置の製造方法は、前記エネルギ線は波長400
nm以下の紫外線レーザのパルス光であり、前記反射防
止膜は前記紫外線を吸収しない材料に選ばれることを特
徴とする。
半導体装置の製造方法は、前記エネルギ線は波長400
nm以下の紫外線レーザのパルス光であり、前記反射防
止膜は前記紫外線を吸収しない材料に選ばれることを特
徴とする。
【0017】
【作用】請求項1の発明に従えば、絶縁性の表面を有す
る基板、または絶縁膜で表面を覆った基板上に、化学的
気相成長法(CVD法)やスパッタリング法等で堆積さ
れたアモルファスシリコン等の非晶質半導体膜の表面
に、選択的に反射防止膜を設ける。その後、レーザ光、
または電子ビーム等のエネルギ線を用いて、ある一定の
エネルギパワーで基板全面を照射する。
る基板、または絶縁膜で表面を覆った基板上に、化学的
気相成長法(CVD法)やスパッタリング法等で堆積さ
れたアモルファスシリコン等の非晶質半導体膜の表面
に、選択的に反射防止膜を設ける。その後、レーザ光、
または電子ビーム等のエネルギ線を用いて、ある一定の
エネルギパワーで基板全面を照射する。
【0018】前記非晶質半導体膜表面で前記反射防止膜
を設けた領域と設けていない領域とでは、反射率が相互
に異なるために、同じ条件で照射を行っても、反射防止
膜上では実効的に高いパワーを得ることが可能である。
したがって、エネルギパワーを領域ごとに選択的に制御
することを可能にし、同一基板内に特性の異なる複数の
薄膜トランジスタを、精度良く、かつ高スループットで
形成することができる。
を設けた領域と設けていない領域とでは、反射率が相互
に異なるために、同じ条件で照射を行っても、反射防止
膜上では実効的に高いパワーを得ることが可能である。
したがって、エネルギパワーを領域ごとに選択的に制御
することを可能にし、同一基板内に特性の異なる複数の
薄膜トランジスタを、精度良く、かつ高スループットで
形成することができる。
【0019】また請求項2の発明に従えば、前記エネル
ギ線は波長400nm以下の紫外線レーザのパルス光で
あり、レーザ源として、たとえば発振波長308nm
で、発振時間約50nsのエキシマレーザを用いる。ま
た、前記反射防止膜は前記紫外線を吸収しない材料に選
ばれ、たとえば紫外線が吸収されなくて、かつプロセス
上シリコン膜との相性の良い二酸化シリコン膜を用い
る。
ギ線は波長400nm以下の紫外線レーザのパルス光で
あり、レーザ源として、たとえば発振波長308nm
で、発振時間約50nsのエキシマレーザを用いる。ま
た、前記反射防止膜は前記紫外線を吸収しない材料に選
ばれ、たとえば紫外線が吸収されなくて、かつプロセス
上シリコン膜との相性の良い二酸化シリコン膜を用い
る。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について、図1〜図4に基
づいて説明すれば以下のとおりである。
づいて説明すれば以下のとおりである。
【0021】図1は、本発明の一実施例の半導体装置で
あるTFTA1,B1の製造工程を示す断面図であり、
図2は、前記TFTA1,B1が用いられる液晶表示装
置の平面図である。また、図1の工程断面図は図2の平
面図における切断面Lに対応する。
あるTFTA1,B1の製造工程を示す断面図であり、
図2は、前記TFTA1,B1が用いられる液晶表示装
置の平面図である。また、図1の工程断面図は図2の平
面図における切断面Lに対応する。
【0022】本実施例を図1の製造工程に従って説明す
ると、まず図1(a)は、石英、硝子等からなる絶縁性
基板10の表面を洗浄後、ベースコート膜11として二
酸化シリコン膜をスパッタリング装置を用いて厚さ30
0nm程度堆積した状態である。このベースコート膜の
必要膜厚は基板の表面状態によって異なり、十分に平坦
でかつナトリウムイオン等の半導体特性に悪影響を与え
るイオン濃度が十分に低い基板であれば省略することも
可能であり、逆に表面の状態が傷や凹凸の激しいもので
あれば上記の膜厚よりも厚く堆積する必要がある。
ると、まず図1(a)は、石英、硝子等からなる絶縁性
基板10の表面を洗浄後、ベースコート膜11として二
酸化シリコン膜をスパッタリング装置を用いて厚さ30
0nm程度堆積した状態である。このベースコート膜の
必要膜厚は基板の表面状態によって異なり、十分に平坦
でかつナトリウムイオン等の半導体特性に悪影響を与え
るイオン濃度が十分に低い基板であれば省略することも
可能であり、逆に表面の状態が傷や凹凸の激しいもので
あれば上記の膜厚よりも厚く堆積する必要がある。
【0023】図1(b)は、前記ベースコート膜11上
に化学的気相成長法やスパッタリング法を用いて非晶質
シリコン膜12を50nm程度の厚さに堆積した状態で
ある。図1(c)は、その後、前記非晶質シリコン膜1
2上に紫外線が吸収されないような透明な反射防止膜、
たとえば二酸化シリコン膜13をスパッタリング法等を
用いて堆積した状態である。
に化学的気相成長法やスパッタリング法を用いて非晶質
シリコン膜12を50nm程度の厚さに堆積した状態で
ある。図1(c)は、その後、前記非晶質シリコン膜1
2上に紫外線が吸収されないような透明な反射防止膜、
たとえば二酸化シリコン膜13をスパッタリング法等を
用いて堆積した状態である。
【0024】前記二酸化シリコン膜13の膜厚は、図3
に基づいて算出することができる。図3は、レーザ波長
308nmに対する反射防止膜の膜厚と反射率との関係
を示し、反射防止膜としては前記二酸化シリコン膜13
が用いられている。本実施例では、前記二酸化シリコン
膜13の膜厚を、波長光308nmのXeClレーザに
対し反射率の最も低い50nmとした。なお、図3の反
射率をもとに実効エネルギパワーを計算すると、反射防
止膜を設けた領域と設けない領域とで最大40%の差が
生じる。
に基づいて算出することができる。図3は、レーザ波長
308nmに対する反射防止膜の膜厚と反射率との関係
を示し、反射防止膜としては前記二酸化シリコン膜13
が用いられている。本実施例では、前記二酸化シリコン
膜13の膜厚を、波長光308nmのXeClレーザに
対し反射率の最も低い50nmとした。なお、図3の反
射率をもとに実効エネルギパワーを計算すると、反射防
止膜を設けた領域と設けない領域とで最大40%の差が
生じる。
【0025】図1(d)は、フォトリソグラフィによっ
て、周辺駆動回路を構成するような高速な薄膜トランジ
スタ領域に反射防止膜を選択的に形成した状態である。
反射防止膜を選択的に堆積する領域14は、図4で示す
反射防止膜用のフォトマスク27の平面図において斜線
で示す開口部分26に対応する。次に基板全面にレーザ
光15の照射を行うと、非晶質シリコンの熔融結晶化が
起こり、結晶成長させることによって結晶シリコン膜を
得る。
て、周辺駆動回路を構成するような高速な薄膜トランジ
スタ領域に反射防止膜を選択的に形成した状態である。
反射防止膜を選択的に堆積する領域14は、図4で示す
反射防止膜用のフォトマスク27の平面図において斜線
で示す開口部分26に対応する。次に基板全面にレーザ
光15の照射を行うと、非晶質シリコンの熔融結晶化が
起こり、結晶成長させることによって結晶シリコン膜を
得る。
【0026】本実施例では、レーザの発振波長は前記3
08nm、設定照射エネルギ密度は200mJ/cm2
程度で、発振時間(パルス幅)は約50nsであり、発
振周波数は300Hzとしたが、レーザ照射される膜の
状態(膜質、膜厚、構造)によって条件は異なる。
08nm、設定照射エネルギ密度は200mJ/cm2
程度で、発振時間(パルス幅)は約50nsであり、発
振周波数は300Hzとしたが、レーザ照射される膜の
状態(膜質、膜厚、構造)によって条件は異なる。
【0027】図1(e)は、レーザ処理終了後、フッ酸
溶液等のSiO2 用のエッチャントを用いて反射防止膜
を除去した状態であり、前記反射防止膜の有無によっ
て、同一基板上にレーザのエネルギパワーの異なる結晶
シリコンが得られていることを表す。本実施例では、設
定照射エネルギ密度200mJ/cm2 で処理を行って
いるので、反射防止膜で覆われていた領域(周辺駆動回
路を構成する領域)16は、実効エネルギパワー280
mJ/cm2 程度になり、その他の反射防止膜で覆われ
ていなかった領域(内部の画素を構成する領域)17
は、実効エネルギパワー200mJ/cm2 である。
溶液等のSiO2 用のエッチャントを用いて反射防止膜
を除去した状態であり、前記反射防止膜の有無によっ
て、同一基板上にレーザのエネルギパワーの異なる結晶
シリコンが得られていることを表す。本実施例では、設
定照射エネルギ密度200mJ/cm2 で処理を行って
いるので、反射防止膜で覆われていた領域(周辺駆動回
路を構成する領域)16は、実効エネルギパワー280
mJ/cm2 程度になり、その他の反射防止膜で覆われ
ていなかった領域(内部の画素を構成する領域)17
は、実効エネルギパワー200mJ/cm2 である。
【0028】次に、上述の方法で作製した半導体基板2
3の周辺駆動回路領域24及び内部の画素領域25に、
たとえば以下の製造方法で、それぞれTFTA1,B1
を構成する。前記結晶シリコン膜のTFT領域のみエッ
チング処理で残し、その上にスパッタリング法によって
ゲート絶縁膜18を積層する。続いてゲート電極19を
形成し、不純物注入を行う。さらに、SiO2 からなる
絶縁膜20を積層し、エッチングによって開口部分を設
け、ソース電極21及びドレイン電極22を形成する
と、図1(f)に示すように、特性の異なるTFTA
1,B1がそれぞれ完成する。
3の周辺駆動回路領域24及び内部の画素領域25に、
たとえば以下の製造方法で、それぞれTFTA1,B1
を構成する。前記結晶シリコン膜のTFT領域のみエッ
チング処理で残し、その上にスパッタリング法によって
ゲート絶縁膜18を積層する。続いてゲート電極19を
形成し、不純物注入を行う。さらに、SiO2 からなる
絶縁膜20を積層し、エッチングによって開口部分を設
け、ソース電極21及びドレイン電極22を形成する
と、図1(f)に示すように、特性の異なるTFTA
1,B1がそれぞれ完成する。
【0029】上述のように、薄膜トランジスタ用半導体
膜の熔融結晶化工程において、絶縁性基板10上に形成
された非晶質シリコン膜12表面に、反射防止膜である
二酸化シリコン膜13を周辺駆動回路領域24に選択的
に堆積し、その後、基板全面に同じ条件でXeClレー
ザ光15を照射することによって、前記周辺駆動回路領
域24にはキャリア移動度の高い高速なTFT(図2に
おけるA1,A2)を形成することができ、同時に内部
の画素領域25には高開口率を実現できるTFT(図2
におけるB1,B2,B3,B4)を形成することがで
きる。すなわち、基板全面を一度のレーザ照射で処理す
ることによって、同一基板上で各領域により適した特性
を有する複数の薄膜トランジスタを、精度良く、高スル
ープットで形成することができ、さらに、レーザ装置本
体も低エネルギパワーでの照射でアニール処理ができる
ため、常に安定した処理を行うことができ、ガス寿命が
伸び、装置の負担を軽減できる。
膜の熔融結晶化工程において、絶縁性基板10上に形成
された非晶質シリコン膜12表面に、反射防止膜である
二酸化シリコン膜13を周辺駆動回路領域24に選択的
に堆積し、その後、基板全面に同じ条件でXeClレー
ザ光15を照射することによって、前記周辺駆動回路領
域24にはキャリア移動度の高い高速なTFT(図2に
おけるA1,A2)を形成することができ、同時に内部
の画素領域25には高開口率を実現できるTFT(図2
におけるB1,B2,B3,B4)を形成することがで
きる。すなわち、基板全面を一度のレーザ照射で処理す
ることによって、同一基板上で各領域により適した特性
を有する複数の薄膜トランジスタを、精度良く、高スル
ープットで形成することができ、さらに、レーザ装置本
体も低エネルギパワーでの照射でアニール処理ができる
ため、常に安定した処理を行うことができ、ガス寿命が
伸び、装置の負担を軽減できる。
【0030】なお本実施例では、反射防止膜の膜厚は、
50nm(反射防止膜を設けた領域)と0nm(反射防
止膜を設けなかった領域)の二つに異なる場合であった
が、反射防止膜の膜厚が三つ以上に異なる場合で行われ
てもよいし、反射防止膜の材質や構成される薄膜トラン
ジスタの特性等に応じて、膜厚を変化させてもよい。ま
た、熔融結晶化工程において照射するエネルギ線として
レーザ光15を使用したが、レーザ光15の代りに、電
子ビーム及びそれに対応した材質の反射防止膜を使用し
ても同様の効果が期待できる。
50nm(反射防止膜を設けた領域)と0nm(反射防
止膜を設けなかった領域)の二つに異なる場合であった
が、反射防止膜の膜厚が三つ以上に異なる場合で行われ
てもよいし、反射防止膜の材質や構成される薄膜トラン
ジスタの特性等に応じて、膜厚を変化させてもよい。ま
た、熔融結晶化工程において照射するエネルギ線として
レーザ光15を使用したが、レーザ光15の代りに、電
子ビーム及びそれに対応した材質の反射防止膜を使用し
ても同様の効果が期待できる。
【0031】また、半導体基板23は、他の形状のTF
Tや、またTFTに限らず他の半導体装置に用いられて
もよい。
Tや、またTFTに限らず他の半導体装置に用いられて
もよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明に係る半導体基板及び半
導体装置の製造方法は、以上のように、非晶質半導体膜
表面に反射防止膜を選択的に設けることによって、同一
基板上で各領域により適した特性を有する薄膜トランジ
スタを同時に形成することが可能である。たとえば、硝
子等の絶縁性基板上に設けられた薄膜トランジスタを画
素及びその駆動回路に用いるアクティブマトリクス型液
晶表示装置やイメージセンサ等において、画素を構成す
るような低リークの薄膜トランジスタと周辺駆動回路を
構成するような高速な薄膜トランジスタとを同一基板上
に同時に形成する場合、前記周辺駆動回路領域に反射防
止膜を設けて、その後ある一定のエネルギパワーで基板
全面にレーザ照射を行うと、前記反射防止膜で覆われた
前記周辺駆動回路領域にはキャリア移動度の高い高速な
薄膜トランジスタ(たとえば多結晶シリコン)を形成す
ることができ、しかも前記反射防止膜で覆われていない
内部の画素領域においても高開口率を得るための薄膜ト
ランジスタを形成することができる。また、一度のレー
ザ照射で基板全面を処理することができるため、スルー
プットの向上が図れる。さらに、レーザ装置本体も低エ
ネルギパワーでの照射で処理を行うことができるため、
常に安定した処理を行うことができ、ガス寿命が伸び、
装置の負担を軽減できる。
導体装置の製造方法は、以上のように、非晶質半導体膜
表面に反射防止膜を選択的に設けることによって、同一
基板上で各領域により適した特性を有する薄膜トランジ
スタを同時に形成することが可能である。たとえば、硝
子等の絶縁性基板上に設けられた薄膜トランジスタを画
素及びその駆動回路に用いるアクティブマトリクス型液
晶表示装置やイメージセンサ等において、画素を構成す
るような低リークの薄膜トランジスタと周辺駆動回路を
構成するような高速な薄膜トランジスタとを同一基板上
に同時に形成する場合、前記周辺駆動回路領域に反射防
止膜を設けて、その後ある一定のエネルギパワーで基板
全面にレーザ照射を行うと、前記反射防止膜で覆われた
前記周辺駆動回路領域にはキャリア移動度の高い高速な
薄膜トランジスタ(たとえば多結晶シリコン)を形成す
ることができ、しかも前記反射防止膜で覆われていない
内部の画素領域においても高開口率を得るための薄膜ト
ランジスタを形成することができる。また、一度のレー
ザ照射で基板全面を処理することができるため、スルー
プットの向上が図れる。さらに、レーザ装置本体も低エ
ネルギパワーでの照射で処理を行うことができるため、
常に安定した処理を行うことができ、ガス寿命が伸び、
装置の負担を軽減できる。
【0033】また請求項2の発明に係る半導体基板及び
半導体装置の製造方法は、以上のように、熔融結晶化工
程において照射するエネルギ線には、波長400nm以
下の紫外線レーザのパルス光を使用する。波長400n
m以下のエネルギ線は半導体シリコン膜の吸収係数にマ
ッチングした波長であり、半導体シリコン膜の効率良い
加熱を行うことができる。また、反射防止膜は前記紫外
線を吸収しない材料に選ばれ、したがって反射防止膜内
でのエネルギ損失をなくすことができる。
半導体装置の製造方法は、以上のように、熔融結晶化工
程において照射するエネルギ線には、波長400nm以
下の紫外線レーザのパルス光を使用する。波長400n
m以下のエネルギ線は半導体シリコン膜の吸収係数にマ
ッチングした波長であり、半導体シリコン膜の効率良い
加熱を行うことができる。また、反射防止膜は前記紫外
線を吸収しない材料に選ばれ、したがって反射防止膜内
でのエネルギ損失をなくすことができる。
【図1】本発明の一実施例の半導体装置であるTFTの
製造工程を示す断面図である。
製造工程を示す断面図である。
【図2】前記TFTが用いられる液晶表示装置の平面図
であり、周辺駆動回路領域及び内部の画素領域のTFT
を模式的に示す。
であり、周辺駆動回路領域及び内部の画素領域のTFT
を模式的に示す。
【図3】レーザ波長308nmに対する、反射防止膜で
ある二酸化シリコン膜の膜厚と反射率との関係を示すグ
ラフである。
ある二酸化シリコン膜の膜厚と反射率との関係を示すグ
ラフである。
【図4】選択的に反射防止膜を形成するためのフォトマ
スクの平面図である。
スクの平面図である。
10 絶縁性基板 11 ベースコート膜 12 非晶質シリコン膜 13 二酸化シリコン膜 14 選択的に反射防止膜を形成した領域 15 レーザ光 16 反射防止膜で覆われていた領域(周辺駆動回路を
構成する領域) 17 反射防止膜で覆われていなかった領域(内部の画
素を構成する領域) 18 ゲート絶縁膜 19 ゲート 20 絶縁膜 21 ソース電極 22 ドレイン電極 23 半導体基板 24 周辺駆動回路領域 25 内部の画素領域 26 開口部分 27 フォトマスク A1 TFT(周辺駆動回路用) A2 TFT(周辺駆動回路用) B1 TFT(画素用) B2 TFT(画素用) B3 TFT(画素用) B4 TFT(画素用)
構成する領域) 17 反射防止膜で覆われていなかった領域(内部の画
素を構成する領域) 18 ゲート絶縁膜 19 ゲート 20 絶縁膜 21 ソース電極 22 ドレイン電極 23 半導体基板 24 周辺駆動回路領域 25 内部の画素領域 26 開口部分 27 フォトマスク A1 TFT(周辺駆動回路用) A2 TFT(周辺駆動回路用) B1 TFT(画素用) B2 TFT(画素用) B3 TFT(画素用) B4 TFT(画素用)
Claims (2)
- 【請求項1】絶縁性表面を有する基板、または絶縁膜で
表面を覆った基板上に形成された非晶質半導体膜にエネ
ルギ線を照射し、前記非晶質半導体膜を熔融結晶化する
工程において、 前記非晶質半導体膜表面に膜厚の相互に異なる反射防止
膜を選択的に堆積することを特徴とする半導体基板及び
半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記エネルギ線は波長400nm以下の紫
外線レ−ザのパルス光であり、前記反射防止膜は前記紫
外線を吸収しない材料に選ばれることを特徴とする請求
項1記載の半導体基板及び半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9558095A JPH08293464A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 半導体基板及び半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9558095A JPH08293464A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 半導体基板及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08293464A true JPH08293464A (ja) | 1996-11-05 |
Family
ID=14141538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9558095A Pending JPH08293464A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 半導体基板及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08293464A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167663A (ja) * | 1997-08-18 | 1999-03-09 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2002033330A (ja) * | 2000-05-12 | 2002-01-31 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置およびその作製方法 |
JP2005101553A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-04-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
DE10083498B4 (de) * | 1999-10-18 | 2007-09-13 | Fujikura Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer dünnen polykristallinen Schicht und eines supraleitenden Oxidelements |
JP2008040192A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sony Corp | 表示装置および表示装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9558095A patent/JPH08293464A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1167663A (ja) * | 1997-08-18 | 1999-03-09 | Fujitsu Ltd | 半導体装置の製造方法 |
DE10083498B4 (de) * | 1999-10-18 | 2007-09-13 | Fujikura Ltd. | Verfahren zur Herstellung einer dünnen polykristallinen Schicht und eines supraleitenden Oxidelements |
JP2002033330A (ja) * | 2000-05-12 | 2002-01-31 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置およびその作製方法 |
JP2005101553A (ja) * | 2003-08-27 | 2005-04-14 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
JP2008040192A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Sony Corp | 表示装置および表示装置の製造方法 |
US8460986B2 (en) | 2006-08-08 | 2013-06-11 | Sony Corporation | Method for manufacturing a display device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100227439B1 (ko) | 다결정 박막 및 박막 반도체 장치 제작 방법 | |
US7507645B2 (en) | Method of forming polycrystalline semiconductor layer and thin film transistor using the same | |
JP3586558B2 (ja) | 薄膜の改質方法及びその実施に使用する装置 | |
US6686978B2 (en) | Method of forming an LCD with predominantly <100> polycrystalline silicon regions | |
KR100577795B1 (ko) | 다결정 실리콘막 형성방법 | |
EP0822581B1 (en) | A method of manufacturing a thin film transistor | |
JPH08195492A (ja) | 多結晶薄膜の形成方法および薄膜トランジスタの製造方法 | |
KR100269312B1 (ko) | 실리콘막의결정화방법및이를이용한박막트랜지스터-액정표시장치(tft-lcd)의제조방법 | |
US5580801A (en) | Method for processing a thin film using an energy beam | |
JP2000260709A (ja) | 半導体薄膜の結晶化方法及びそれを用いた半導体装置 | |
JPH1084114A (ja) | 薄膜半導体装置及びその製造方法 | |
JPH08293464A (ja) | 半導体基板及び半導体装置の製造方法 | |
JP3221251B2 (ja) | 非晶質シリコンの結晶化方法および薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH0917729A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH04340725A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH0955509A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP4357006B2 (ja) | 多結晶半導体薄膜の形成方法及び薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPS6230314A (ja) | 結晶性半導体薄膜の製造方法 | |
JPH09213965A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH09293872A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
JPH10189450A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3269730B2 (ja) | 半導体基板の製造方法及び半導体装置の製造方法 | |
KR20030015617A (ko) | 결정질 실리콘의 제조방법 | |
JPH09260285A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH09260284A (ja) | 半導体装置の製造方法 |