JPH08193123A - ポリ乳酸の製造方法 - Google Patents
ポリ乳酸の製造方法Info
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- JPH08193123A JPH08193123A JP2092795A JP2092795A JPH08193123A JP H08193123 A JPH08193123 A JP H08193123A JP 2092795 A JP2092795 A JP 2092795A JP 2092795 A JP2092795 A JP 2092795A JP H08193123 A JPH08193123 A JP H08193123A
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Abstract
の含有量が3重量%以下の、溶融成形性と熱安定性に優
れたポリ乳酸を次の新規な製造方法によって得た。L及
び/又はD−ラクチドを溶融重合する第1工程、次いで
冷却・固化する第2工程、そして、固相重合する第3工
程よりなる溶融・固相重合方法において、無機微粒子及
び/又は有機成分を結晶化核剤として第1工程中で配合
する。 【効果】結晶化核剤配合によって、冷却・固化〜固相重
合過程での結晶化度が高まる一方、ポリ乳酸分子末端と
未反応ラクチドは非晶相に凝縮される。その結果、非晶
相での重合が促進されるのでポリ乳酸の重合度アップと
ラクチド減少の効果が得られる。
Description
用に利用できる高強力な繊維、フィルム及び溶融押し出
し成形加工体とするのに好適なポリ乳酸の製造方法に関
する。更に詳しくは、L及び/又はD−ラクチドの溶融
開環重合によるポリ乳酸の製造方法に関する。
からその環状二量体であるラクチドを原料とし、溶融重
合法にて製造されるものであり、安価で、無尽蔵なプラ
スチックとしてその優れた物性とともに、実用化が期待
されている。ラクチドを原料として開環重合によりポリ
乳酸が得られることはよく知られている。通常は、系中
の水分が重合開始剤として働くことも周知である。この
ような重合は錫化合物の触媒作用で促進され、一方で
は、末端部分から分子鎖が切断され再び環化することも
指摘されている。そのため、従来技術では、分子量5万
以上のポリ乳酸を取得するのは至難の技であった。例え
ば、特開平5−255488号公報によれば、10%以
上の結晶化度を有するポリ乳酸をそのガラス転移温度よ
り高く融点より低い温度で加熱処理して、分子量5万程
度のポリ乳酸を得たと開示されている。その他の解決策
として、乳酸の直接脱水重縮合反応による高分子量ポリ
乳酸の合成(特開平5−43665号公報)など、触媒
や重合方法の検討もなされてはいる。然しながら、従来
得られているポリ乳酸には、次のような問題点も知られ
ており、その解決が待たれている。 溶融成形性が悪い。 熱安定性に劣り、解重合し易い。 得られたフィルム、繊維及び成形体などは強靱性に劣
り、脆く弱い。 これらの解決には、高重合度のポリ乳酸製造処方を確立
すること、ラクチドモノマーを収率良くポリマー化し残
留モノマー量を極限迄少なくすること、更に加熱溶融時
のポリ乳酸分子鎖の切断や末端環化によるラクチドの再
生成を抑制することが効果的であると考えられる。
くの技術が提案されて来たが、前記課題を解決した優れ
たポリ乳酸を提供するには至っていない。特開昭63−
69825号公報には、ポリオキシエチレンジカルボン
酸との共重合による試みが開示されているが、重合度が
低く強度も弱いものしか得られていない。また、特開平
6−65360号公報には、高沸点・疎水性溶媒中で乳
酸オリゴマーを重合させ分子量6万〜18万強のポリ乳
酸が得られることが開示されている。本ポリ乳酸の物性
は、優れたものであるが溶媒を大量に要すること及びポ
リマーの精製工程が必要である点が、安価な工業生産を
目指す上でのネックとなる虞れがある。
成形性と熱安定性に優れたポリ乳酸の新規な製造方法を
提供することにある。具体的には、平均分子量が10万
以上で且つ残留ラクチド量が3重量%以下のポリ乳酸の
製造方法を提供することである。
済性に着目し、その重合工程や共重合処方の検討を実施
した。例えば、ポリエチレングリコールとの共重合の場
合には、分子末端のOH基が水分に代ってラクチドの開
環重合の開始剤として働き、推定構造としてポリエチレ
ングリコールの両末端にポリ乳酸連鎖が結合したブロッ
ク共重合体が得られる。然し、ブロック共重合体として
も分子量は高々10万程度に過ぎず、然も溶融粘度は紡
糸、或は射出・押出し成形のためにはなお不足である。
その理由の一つは重合生成物中に多量のラクチドが残留
することである。もう一段の重合度アップとラクチド等
の低分子量成分の減少が必要である。
題点〜の根本的原因と従来技術の課題等を解析の結
果、溶融成形性に優れたポリ乳酸の新規な製造方法を見
出すに至り本発明を完成した。即ち、本発明は、L−及
び/又はD−ラクチドを重合原料とし、無機微粒子及び
/又は有機成分を結晶化核剤とし、該重合原料に対し該
結晶化核剤を0.01〜1.0重量%配合してなる重合
原料組成物を溶融重合する第1工程と、該第1工程の重
合温度から所定温度に移行させて溶融重合生成物を冷却
・固化させる第2工程と、該第2工程に続いて所定温度
に重合生成物を保持して固相重合する第3工程よりなる
ことを特徴とするポリ乳酸の製造方法である。本発明に
おいて、結晶化核剤は、第1工程の重合開始前に重合原
料に配合してもよく、第1工程途中から第2工程前迄の
適当な時期に投入しても良い。溶融重合工程ではポリ乳
酸・ラクチド・結晶化核剤の均質混合状態でのポリ乳酸
の高重合度化を達成し、冷却・固化工程では結晶化核剤
の作用により急速に固化する。そのため重合阻害要因を
排除したまま前記溶融重合工程の混合状態を保持してポ
リ乳酸ポリマーが固定されることになり、固相重合工程
ではポリ乳酸連鎖が結晶相を形成し安定化する一方、ポ
リマー末端部とラクチド等の未反応低分子成分を非晶相
に凝縮せしめ、非晶相での末端基と低分子量成分との反
応機会を増大することにより更に一段のポリ乳酸の重合
を促進させるものである。勿論、重合原料組成物中に
は、錫化合物で代表される各種のラクチド重合触媒を含
ませることが出来る。本発明にいう結晶化核剤にはラク
チド重合触媒を含ませてはいないが、重合触媒作用に加
えて結晶化核剤効果を有するラクチド重合触媒の使用は
とりわけ有効である。本発明において、重合原料である
ラクチドの光学純度が低い場合には、得られたポリ乳酸
の結晶性が低下するため、上記工程における結晶化核剤
による結晶相形成に対する効果が得られない。従って、
重合原料におけるL/DまたはD/Lラクチドのモル比
は0.1〜0.01の範囲内であることが望ましい。
で表されるポリアルキレングリコール、多価アルコール
及び環状ラクトンの中から選ばれた少なくとも1種の化
合物を配合・混練することもできる。ここで、nは正の
整数、Mはメチレン基2個以上を有する炭化水素連鎖基
で、例えば、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、
イソプロピレン基等を表す。多価アルコールの中には、
グリセリン、トリメチロールプロパン、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール等が含
まれる。環状ラクトンには、カプロラクトン、プロピオ
ラクトン、バレロラクトン、ピバロラクトン等が代表的
である。これらの材料を重合原料に配合することによっ
て、ポリ乳酸との共重合体が得られる。この共重合体は
ポリ乳酸ホモポリマーと比較して、溶融時の流動性の向
上、ポリマーの親水性の改善などの効果が期待できる。
乳酸中の分散性の点から、その一次粒子サイズが0.1
μm以下のものが好ましい。0.1μmより大きい無機
粒子の場合、分散性が不十分になるため結晶化促進効果
が低下するため好ましくない。このような無機微粒子と
しては金属酸化物、炭酸化物、硫酸化物、水酸化物、ハ
ロゲン化物および天然鉱物系化合物等が好ましく用いら
れる。更に具体的な例としては、酸化チタン、酸化アル
ミニウム、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ケイ素、炭酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、塩化ナトリ
ウム、ふっ化カルシウム、雲母、ゼオライト、カオリ
ン、クレー、タルク等を挙げることができる。これらの
成分は、ポリ乳酸及びラクチド中で室温以上の高温でも
安定に存在し、ポリ乳酸並びにラクチドの何れとも化学
反応しないものである。次に本発明に用いる有機成分で
は、溶融したポリ乳酸中で粒子サイズが0.1μm以下
の微粒子状に分散される、軟化点50℃以上の熱可塑性
合成高分子である。粒子サイズに関しては無機微粒子の
場合と同様の理由で、0.1μmより大きなサイズとな
るものは好ましくない。又、軟化点が50℃未満のもの
は、結晶化核剤としての効果が得られないのみならず、
生成したポリ乳酸中で可塑剤として働くため、ポリ乳酸
本来の特性を損なうおそれがある。このような有機成分
としては、ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合
体、脂肪族ポリエステル、ポリアクリル系ポリマー、ポ
リスチレン、ポリブタジエン等の合成高分子類、ステア
リン酸マグネシウム、同カルシウム等の高級脂肪酸金属
塩(炭素数8以上)、シリコーン油、高級脂肪酸と直鎖
脂肪族アルコールのエステル類、その他が含まれる。こ
れらの成分はポリ乳酸の溶融体温度(130℃以上)で
分解または化学反応せず、ポリ乳酸溶融体中に微粒子状
に分散されるものである。
しい。1%を超過して添加すると、ポリ乳酸の光散乱度
を高め、不透明感を生ずる。また、溶融時の流動抵抗が
安定化せず、成形性を損なうこともあり、ポリ乳酸の改
質という本来の目的にそぐわないことがある。本結晶化
核剤が存在することにより、第2工程並びに第3工程で
のポリ乳酸の急速な固化と結晶化が促進されるが、添加
量が1%を超えると不均一な結晶成長を起こし、第3工
程の固相重合による重合度が上がりにくくなる。結晶化
核剤の添加量は少なくとも0.01%は必要である。第
1工程においてポリ乳酸が溶融重合により生成し、第2
工程にてポリ乳酸が冷却・固化する過程での結晶生成の
核剤としてはたらくもので、少なくとも0.01%の添
加を要する。即ち、結晶化核剤の配合量は、好ましくは
0.01%〜1.0%の範囲が好適である。
分よりなる結晶化核剤を添加しラクチドの溶融状態下で
重合原料中に均一に分散させ重合原料組成物を調製する
ことが重要である。好ましくは、無機粒子の場合は単粒
子状の分散、有機成分の場合にはポリ乳酸との分子状混
合状態となることであるが、そのためには強制的攪拌が
効果的である。工業的に有利な方法の一つは、二軸エク
ストルーダーを使用して温度180℃〜220℃での溶
融混練工程を第1工程とすることである。
成毎に最適化することが所望のポリ乳酸を第3工程上り
で取得する上のキーポイントである。例えば、第1工程
の重合温度がポリ乳酸の融点より高い場合、徐冷又は急
冷して第2工程の温度範囲に調節する。該第2工程では
ラクチドの重合阻害要因を該第1工程上りの溶融重合生
成物中に取込まないことが重要で、そのためにポリ乳酸
の結晶化度を少なくとも50%以上に高めることが効果
的である。結晶化核剤の作用により溶融状態からの冷却
過程での結晶析出速度が速まり結晶化度が高まるが、第
2工程の温度範囲で昇温と冷却を繰り返す方法はさらに
有効である。第2工程の温度が70℃を下回るとポリ乳
酸の結晶化速度が極度に遅くなり、実用的な時間内に高
い結晶化度は得られない。又、160℃を超えても、結
晶化は進行するが解重合も起き、重合度低下を引き起こ
すという不利がある。第2工程の温度範囲は70℃〜1
60℃が望ましい。好ましくは、75℃〜155℃が適
当である。第3工程の温度は、ラクチド残留量と反応時
間との絡みで適宜選定出来る。第3工程の温度が100
℃を下回ると、反応速度が遅く生産性が大幅に阻害され
る。一方、第3工程の温度が150℃を超えると、反応
速度は速いので到達目標の分子量のものを短時間で得ら
れるという利点がある反面、ラクチドの残留量が多く、
通常3%を超える結果となる。好ましくは、第3工程の
温度は100℃〜150℃、更に好ましくは110℃〜
140℃の範囲である。
ていても夫々がバッチ式に分離されていても良い。好ま
しいことは、各工程中並びに工程間ともチッソガス等の
不活性雰囲気に保持されていることである。空気中の水
分、酸素、その他の微量ガスが重合原料組成物又は重合
生成物と反応し重合阻害を誘起するので、所望のポリ乳
酸が取得出来ないことが多い。
剤の作用により、第2工程での結晶化が促進され急速な
固化が達成される。その結果、重合生成物への重合阻害
成分の混入を排除され、然も、非晶領域にポリ乳酸分子
末端とラクチド等の未反応低分子成分が凝縮され、該領
域での固相重合が進行し易くなる。該固相重合によりラ
クチド等の低分子量成分が減少すると共に、溶融重合上
りから更に一段と高重合度化が達成される。該工程の適
用により、重量平均分子量10万以上で、低分子量成分
ラクチドの含有率が3%未満であるポリ乳酸が得られ
る。
一次粒子径0.05μmの炭酸カルシウム1部と触媒と
してオクチル酸錫とを窒素気流で内部雰囲気を置換され
た溶融重合釜に投入し、攪拌しながら該重合釜の温度を
200℃に昇温し、該温度で3時間保持した。次いで、
第2工程として前記重合釜温度を140℃まで1時間か
けて降温した。該第2工程では重合釜内容物は固化し結
晶化するので、攪拌は停止した。140℃で更に1時間
保持し結晶化を促進させた後、130℃まで10分以内
の短時間で冷却した。続く第3工程では、130℃で5
時間重合釜内容物を保持した。該第3工程終了後、室温
まで冷却し、反応釜内容物を取り出し、ポリマーの性状
を分析した。表1の分析結果が示すように、得られたポ
リ乳酸は、重量平均分子量15万、低分子量成分が1.
5%の高重合度品であった。表1の比較例No.1−5
は、第1工程にて炭酸カルシウムを添加せず、他の工程
条件は同一として重合したものである。炭酸カルシウム
に代えて、微粒子シリカ、ステアリン酸マグネシウム、
ポリエチレン微小粉末を添加したものをそれぞれ、N
o.1−2、No.1−3、No.1−4としている。
なお、低分子量成分をFT−NMRで分析した所、原料
ラクチドが主成分となっていた。
30mm径の二軸エクストルーダーによる溶融・混練押
し出し法とし、該第1工程から押し出された重合物を窒
素気流中にてチルドロール上で固化させた後ペレット化
し150℃までの所定温度まで降温し結晶化させる工程
を第2工程とし、該第2工程の結晶化物を流動床式加熱
釜中にて固相重合する工程を第3工程とした連続重合法
により、各種の重合組成物を原料とするポリ乳酸を得
た。表2に、各工程の主要な運転条件と重合生成物の物
性値をまとめて示す。
あって、No.2−1〜4は本発明品である。本発明品
は何れも平均分子量が高く、低分子量が少ない特長を有
する。
ングリコールに代えて、グリセリン、トリメチロールプ
ロパン、ネオペンチルグリコールを使用し、結晶化核剤
並びに第1工程〜第3工程の各工程条件を適宜変更して
数種のポリ乳酸を試作した。表3に、これらの結果を一
括して示す。表3に於て、A成分はポリエチレングリコ
ールに替えて第1工程中で重合原料として使用した成分
である。
チドを0.1〜10モル%の範囲で所定モル比となるよ
う調製した重合原料に対し、結晶化核剤として平均一次
粒子径0.01μmの微粒子シリカを0.03重量%配
合し、実施例1の第1工程〜第3工程に準じた運転条件
でD/L共重合ポリ乳酸を製造した。表4にD/L共重
合ポリ乳酸の物性値を示す。比較例No.4−6は微粒
子シリカを配合せずに製造したポリ乳酸の物性である。
℃を中心としたブロードなピークであった。
て結晶化が促進され、固相重合前の結晶化度を最大限に
高め、非晶相に選択的に未反応モノマーとポリマー末端
とが析出する効果が得られ、該非晶相での重合が促進さ
れる。その結果、従来方法では到底取得出来なかった様
な高重合度ポリ乳酸を製造できる。本発明品は分子量が
10万以上と高く、低分子量成分が3%以下と少ないた
め、溶融時の粘度が高いので、溶融紡糸における紡糸性
が良好である。その上、ノズルその他の紡糸機への低分
子成分の付着が少なく操業性にも勝る。得られたポリマ
ーの物性面では、ガラス転移温度が55℃以上で耐熱性
に優れる。
Claims (7)
- 【請求項1】 L−及び/又はD−ラクチドを重合原料
とし、溶融重合する第1工程と、該第1工程の重合温度
から所定温度に移行させて溶融重合生成物を冷却・固化
させる第2工程と、該第2工程に続いて所定温度に重合
生成物を保持して固相重合する第3工程よりなるポリ乳
酸の製造方法に於て、無機微粒子及び/又は有機成分よ
りなる結晶化核剤を重合原料に対し0.01〜1.0重
量%配合することを特徴とするポリ乳酸の製造方法。 - 【請求項2】 無機微粒子が、一次粒子サイズが0.1
μm以下である酸化物、炭酸化物、硫酸化物、水酸化物
及びハロゲン化物等より選ばれた少なくとも1種の化合
物よりなることを特徴とする請求項1記載のポリ乳酸の
製造方法。 - 【請求項3】 有機成分が、ポリ乳酸の溶融体中におい
て0.1μm以下の微粒子状に分散され、且つ軟化点が
50℃以上の熱可塑性合成高分子よりなることを特徴と
する請求項1記載のポリ乳酸の製造方法。 - 【請求項4】 重合原料におけるL/DまたはD/Lラ
クチドのモル比が、0.1〜0.01であることを特徴
とする請求項1〜3記載のポリ乳酸の製造方法。 - 【請求項5】 第1工程の溶融重合、第2工程の冷却・
固化、及び第3工程の固相重合がいずれも不活性雰囲気
中でなされることを特徴とする請求項1〜4記載のポリ
乳酸の製造方法。 - 【請求項6】 第1工程が二軸エクストルーダーを使用
して温度180℃〜220℃での溶融混練法にてなされ
ることを特徴とする請求項1〜5記載のポリ乳酸の製造
方法。 - 【請求項7】 第1工程中に、ポリアルキレングリコー
ル、多価アルコール、及び環状ラクトンよりなる化合物
群から選ばれた少なくとも1種の成分を重合原料に配合
することを特徴とする請求項1〜6記載のポリ乳酸の製
造方法。
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