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JPH08178693A - エンコーダ診断装置 - Google Patents

エンコーダ診断装置

Info

Publication number
JPH08178693A
JPH08178693A JP32220094A JP32220094A JPH08178693A JP H08178693 A JPH08178693 A JP H08178693A JP 32220094 A JP32220094 A JP 32220094A JP 32220094 A JP32220094 A JP 32220094A JP H08178693 A JPH08178693 A JP H08178693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
encoder
absolute value
power
turned
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32220094A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Yoneda
隆則 米田
Sadatsune Yasumi
貞恒 安味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippei Toyama Corp
Original Assignee
Nippei Toyama Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippei Toyama Corp filed Critical Nippei Toyama Corp
Priority to JP32220094A priority Critical patent/JPH08178693A/ja
Publication of JPH08178693A publication Critical patent/JPH08178693A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】絶対値エンコーダやインクリメンタリエンコー
ダの診断を簡単に行えるエンコーダ診断装置を提供す
る。 【構成】電源がオフしたときに絶対値エンコーダ12か
ら送られてくる絶対値データを不揮発性メモリ25に記
憶し、次の電源オン時に不揮発性メモリ25に記憶され
ている前記絶対値データと、そのときに絶対値エンコー
ダ12から送られてくる絶対値データとを比較してその
差が予め定めた許容範囲内にないときに表示器26にア
ラーム報知を行う。この場合、不揮発性メモリ25に記
憶されるデータは。INCカウンタ23に記憶されてい
る計数値であってもよい。また稼働中においてはモータ
6の回転速度が一定以下のときに絶対値エンコーダ12
から得られる絶対値データとINCカウンタ23の計数
値を比較し、その差が予め定めた許容範囲内にないとき
に表示器26にアラーム報知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の移動部、例
えば研削盤における砥石台などの高速移動する機構部に
設けられているエンコーダの診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研削盤の砥石台など、サーボモータを使
用して高速に一方向に移動制御される機構では、モータ
又はモータで回転する回転軸にエンコーダを取り付けて
その出力に基づいてサーボ系による位置制御を行ってい
る。
【0003】通常、このような装置では、電源オン時に
移動制御対象となる砥石台等の移動部を予め定めた原点
位置に移動させ、その原点位置を基準として砥石台等の
移動部を位置制御する。
【0004】従来、上記の制御のためにモータで回転す
る回転軸に回転に伴って増減パルスを出力するインクリ
メンタリエンコーダを取り付けるとともに、その出力パ
ルスを計数するカウンタを設け、電源オン時など、切削
加工をスタートする初期状態のときに、砥石台等の移動
部を原点位置に復帰させるとともに上記カウンタをリセ
ットすることによって、若しくは初期値をプリセットす
ることによって、または機械式リミットスイッチによっ
て該カウンタの値を砥石台等の移動部の位置に対応させ
るいわゆる原点復帰(ZRN)動作を行っている。
【0005】しかし、上記の構成では装置の電源オン時
に砥石台などの移動部を原点位置に復帰させて機械式リ
ミットスイッチを利用してカウンタをリセットする動作
(ZRN動作)が必要であり、この電源オン時の立ち上
げ時の動作に時間がかかるという問題や機械式リミット
スイッチが故障しやすいという問題がある。そこで、上
記インクリメンタリエンコーダおよびカウンタとは別に
砥石台等の移動部の原点に対する絶対値を直接出力する
絶対値エンコーダ(アブソリュートエンコーダ)を設
け、電源オン時にこの絶対値エンコーダの出力を取り込
むことにより、機械式リミットスイッチを取外し、且つ
上記ZRN動作を省略した装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにインクリメンタリエンコーダと絶対値エンコーダ
を併用する場合、電源オン時に絶対値エンコーダから送
られてくる値が正しいものとして以後の制御を行うため
に、この絶対値エンコーダが機械的または電気的に調整
が狂っていた場合不良動作をしてしまう不具合があっ
た。特に、工作機械は1日の終わりに電源がオフし、翌
日の朝に電源がオンすることが多いが、この電源オフの
期間において工作機械やエンコーダの調整が行われるこ
とにより、回転軸とエンコーダの取付け位置のズレ等が
生じて基準値が合わなくなり研削不良となることがあっ
た。
【0007】本発明の目的は、上記絶対値エンコーダや
インクリメンタリエンコーダを簡単に診断することがで
きるエンコーダ診断装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、工作機械の移
動部を駆動させる駆動モータの回転軸に連結され、前記
移動部の移動に応じた増分パルスを出力するインクリメ
ンタリエンコーダと、前記駆動モータの回転軸と同一の
回転軸に連結され前記移動部の絶対位置を示す絶対値デ
ータを出力する絶対値エンコーダで構成するエンコーダ
部の診断装置において、電源オフ時に、前記絶対値エン
コーダからシリアル通信路を介して送られてくる前記移
動部の絶対値データを電源オフ時に記憶する不揮発性メ
モリと、電源オン時に前記絶対値エンコーダから送られ
てくる絶対値データと前記不揮発性メモリに記憶されて
いる絶対値データとを比較し、その差が予め定めた許容
範囲内にないときにアラーム報知を行う手段とを備えて
なることを特徴とする。また、前記インクリメンタリエ
ンコーダの出力パルスを計数するカウンタと、該カウン
タの計数値を電源オフ時に記憶する不揮発性メモリと、
電源オン時に前記絶対値エンコーダから送られてくる絶
対値データと前記不揮発性メモリに記憶されている位置
データとを比較し、その差が予め定めた許容範囲内にな
いときにアラーム報知を行う手段とを備えてなることを
特徴とする。
【0009】さらに、前記インクリメンタリエンコーダ
の出力パルスを計数するカウンタと、前記移動部の移動
速度が一定以下のときに前記カウンタの計数値と絶対値
エンコーダから送られてくる絶対値データとを比較し、
その差が予め定めた許容範囲内にないときにアラーム報
知を行う手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、電源がオンすると絶対値エンコー
ダの値を取り込んで移動部の現在の位置を検出する。こ
のとき、絶対値エンコーダの値を知ることにより機械の
現在位置を知ることができるため、移動部を原点復帰さ
せてインクリメンタリエンコーダに接続されているカウ
ンタをリセットするZRN動作は不要である。従って、
電源オン直後から即可動の状態になる。なお、通常、イ
ンクリメンタリエンコーダにはその出力パルスを計数す
るカウンタが接続されている。このカウンタの計数値は
移動部の位置に対応することになるために、上記電源オ
ン時に読み取られた絶対値エンコーダの値はこのカウン
タにセットされる。稼働状態においては、このカウンタ
の値、すなわちインクリメンタリエンコーダの出力パル
スに基づいて移動部の移動制御がサーボ系によって行わ
れる。絶対値エンコーダの出力も上記カウンタの値と同
一であるが、絶対値エンコーダの出力はインクリメンタ
リエンコーダのような増減パルスではなく位置データそ
のものであるために、そのデータを取り込むためには通
信ポートを介して取り込む。そのため移動部が高速移動
するような場合に、高速移動部の位置データを通信ポー
トを解して取り込むのに時間がかかりすぎ、対応するこ
とができない。それゆえ、工作機械が稼働状態に入った
ときには、このインクリメンタリエンコーダの出力パル
スに基づいて位置制御が行われる。
【0011】本発明では、電源オフ時において、前記絶
対値エンコーダからシリアル通信路を介して送られてく
る移動部の絶対値データを不揮発性メモリに記憶してお
いて、次の電源オン時にこの不揮発性メモリに記憶され
ている絶対値データと、そのときに上記絶対値エンコー
ダから送られてくる絶対値データとを比較する。そし
て、その差が予め定めた許容範囲内にないときにアラー
ム報知を行う。従って、電源がオフされて次にオンされ
るまでの間に絶対値エンコーダに何らかの障害が起きた
場合、例えば絶対値エンコーダの再調整を行ったり外力
によって取り付け位置が狂った場合などには、この動作
によって電源オン時の絶対値エンコーダの出力が正しい
ものでないことを知ることができる。
【0012】また、本発明においては、インクリメンタ
リエンコーダと絶対値エンコーダの2つのエンコーダを
使用しているために、インクリメンタリエンコーダの計
数値を記憶するカウンタの値と、絶対値エンコーダの出
力値とを比較することによってエンコーダの診断を行う
こともできる。すなわち、本発明では、インクリメンタ
リエンコーダの出力パルスを計数するカウンタの計数値
を電源オフ時に不揮発性メモリに記憶しておき、次の電
源オン時に上記不揮発性メモリの値と絶対値エンコーダ
から送られてくる値とを比較し、その値が予め定めた許
容範囲内にないときにアラーム報知を行う。この動作に
おいては、2つのエンコーダのうち何れか一方が電源オ
フ時において調整が狂った場合に、次の電源オン時にお
いてその調整が正しくない状態を知ることができる。
【0013】さらに本発明においては、工作機械の稼働
中において上記双方のエンコーダの診断を行うこともで
きる。上述のように、絶対値エンコーダからの位置情報
の取込みには時間がかかるために移動部が高速動作をし
ているときにはこの絶対値エンコーダの出力によって移
動部の位置制御を行うことができないが、移動部が停止
しているときや低速動作のときには、通信ポートを介し
て送られてくる絶対値エンコーダの値は移動部の位置変
化に十分に追随している。従って、このような状態のと
きを検出し、絶対値エンコーダの出力とインクリメンタ
リエンコーダに接続されているカウンタの値とを対比し
て何れかのエンコーダが異常状態にあるかどうかをチェ
ックする。
【0014】
【実施例】図1は本発明の実施例のエンコーダ診断装置
が適用される研削盤の要部平面図を示している。
【0015】ベッド1上には砥石台2、主軸台3などが
配置され、砥石台2には、砥石車4およびこの砥石車4
を駆動するモータ5が設けられ、さらにこの砥石台2を
X軸方向(図の上下方向)に移動制御するサーボモータ
6が設けられている。また、主軸台3には、主軸8を駆
動する主軸モータ7が設けられ、主軸8にはドレッサを
介してワーク9が取り付けられている。さらに、上記主
軸台3をZ軸方向(図の左右方向)に移動制御するため
のサーボモータ10が設けられている。
【0016】以上の構成において、さらに、サーボモー
タ6,10のそれぞれの回転軸には、インクリメンタリ
エンコーダ11,13と絶対値エンコーダ12,14が
取り付けられている。サーボモータ6,10の駆動信号
ラインおよびエンコーダ11〜14の信号ラインは図示
しない数値制御装置に導かれ、この数値制御装置におい
てこれらのエンコーダからの情報に基づいてサーボモー
タ6,10の制御を行う。
【0017】図2は、図1におけるサーボモータ6の駆
動制御部の構成を示している。この駆動制御部は上記数
値制御装置内に設けられるものである。
【0018】モータ6の回転軸に連結されるインクリメ
ンタリエンコーダ11は、周囲に等分割マークやスリッ
ト部を形成した円板とその円板に対向して配置した光学
センサや磁気センサを備える公知のエンコーダで構成さ
れ、回転軸が一定の角度回転する度に1パルスを発生す
る。なお、本実施例では、モータ6に正逆回転可能なも
のを使用していて、インクリメンタリエンコーダ11に
は、出力パルスからモータ6の回転方向を知るために4
分の1周期だけ位相をずらして配置した2個のセンサと
各センサの出力端子を設けている。回転方向は、この2
つの出力端子の出力パルスの時間的タイミングの相違か
ら公知の手法によって検知することができる。回転速度
はパルスの周期から計算することができる。一方、絶対
値エンコーダ12は、モータ6の回転軸の回転角ととも
に回転数をも自身で記憶し、外部に対しては基準値に対
する位置データを絶対値データとしてダイレクトに出力
することができる。
【0019】上記インクリメンタリエンコーダ11の出
力端子は駆動制御部20内のパルス入力ポート21に接
続され、絶対値エンコーダ12の出力端子はシリアル通
信ラインによって制御部20内のシリアル通信ポート2
2に接続される。インクリメンタリエンコーダ11から
はパルス入力ポート21に対して検出パルスがダイレク
トに入力されるが、絶対値エンコーダ12はシリアル通
信ポート22に対しシリアル通信ラインによって絶対値
位置データを送る。従って、前者は極めて高速であり、
後者は相対的にかなり低速である。例えば、インクリメ
ンタリエンコーダ11から出力されるパルスは500k
Hz以上の周波数となるが、絶対値エンコーダ12とシ
リアル通信ポート22間の通信速度は9600bps程
度である。
【0020】前記パルス入力ポート21に入力されたパ
ルスはアップダウンカウンタからなるINCカウンタ2
3に入力する。前述のように、インクリメンタリエンコ
ーダ11の2つの出力端子の出力パルスの位相差からモ
ータ6の回転軸の回転方向がわかるために、INCカウ
ンタ23では、この位相差から回転方向を判定して入力
パルスによりカウンタ計数値をアップさせるかダウンさ
せるかを決める。後述のように、INCカウンタ23は
電源オン時に絶対値エンコーダ12から得られた絶対値
データがプリセットされるようになっているために、パ
ルス入力ポート21から刻々入力されるパルスを計数す
ることにより、結局、このカウンタ23の計数値が砥石
台2の絶対値データを記憶することになる。
【0021】一方、前記絶対値エンコーダ12で得られ
る絶対値データは電源オン時のまだ稼働状態にないとき
にシリアル通信ポート22を介して制御部24に取り込
まれる。また、電源がオフされたときに電源供給が完全
に停止するまでの間に制御部24はシリアル通信ポート
22を介して絶対値エンコーダ12の示す絶対値データ
を取り込み、不揮発性メモリ25に記憶する。不揮発性
メモリ25は、最も典型的にはRAMをバッテリバック
アップしたもので構成することができ、またEEPRO
Mなどを使用することもできる。
【0022】制御部24では、上記INCカウンタ23
の計数値およびシリアル通信ポート22を介して得られ
る絶対値データに基づいてモータ駆動制御信号をモータ
駆動部27に対して出力し、モータ駆動部27ではこの
信号に基づいてモータM6を駆動制御する。また、上述
のように電源がオフしたときに制御部24への電源供給
が完全に停止する前に絶対値エンコーダ12が示す絶対
値データを不揮発性メモリ25に記憶し、次の電源がオ
ンしたときには、上記不揮発性メモリ25に記憶されて
いる絶対値置データと、そのときに絶対値エンコーダ1
2が示す絶対値データとを比較する。そして、その差が
予め設定した許容範囲内にないときには表示器26にア
ラーム報知する。
【0023】図3,図4はそれぞれ電源がオンしたとき
とオフしたときの制御部24の動作を示すフローチャー
トである。
【0024】図3において、電源がオンすると、絶対値
エンコーダ12の示すそのときの絶対値データをシリア
ル通信ポート22を介して読み込む(ST1)。この値
をAとする。次に、不揮発性メモリ25に記憶されてい
る絶対値データを読み込む(ST2)。この値をBとす
る。後述のように、この不揮発性メモリ25には、電源
がオフされるときの絶対値データが記憶される。ST3
においては、上記値AとBとが比較される。そして、そ
の差が予め決めた許容範囲内であれば正常なものとして
稼働状態に入る。もし、上記差が許容範囲を越えるもの
であればST4に進み表示器26にアラーム報知を行っ
てエラー処理に移る。エラー処理においては、オペレー
タは絶対値エンコーダの調整のやり直しを行うことにな
る。
【0025】一方、電源がオフされると、図4に示すよ
うに、ST10において、そのときの絶対値エンコーダ
12が示す絶対値データAを読み込んでST11におい
て不揮発性メモリ25に記憶する。電源供給が完全に停
止するまでにこの動作を行う。従って、次に電源がオン
されると、図3に示すST2において、上記ST11で
記憶された絶対値データが比較のために読み込まれる。
【0026】以上の動作により、電源がオフされてから
次にオンされるまでの間に何らかの原因によってエンコ
ーダ部の調整狂いが生じた場合などには、次に電源がオ
ンされて加工動作に入る前にエンコーダの異常状態を知
ることができる。
【0027】図5は本発明の他の実施例を示している。
上記の実施例では、電源オフ時に絶対値エンコーダ12
から読み出した絶対値データを不揮発性メモリ25に記
憶するようにしたが、ここでは、図5に示すように、電
源オフ時にINCカウンタ23の示す計数値を読み込ん
で(ST20)、その値を不揮発性メモリ25に記憶す
る(ST21)。このように出来るのは、INCカウン
タ23も、その時々の砥石台2の位置データを示してい
るからである。したがって、この計数値を不揮発性メモ
リ25に記憶しておいて、次の電源オン時において図3
のST2において読み込んでST3で絶対値エンコーダ
の示す値と比較する。
【0028】なお、この場合には、ST3での両者の差
が許容範囲外の場合には、絶対値エンコーダ12または
インクリメンタリエンコーダ11の何れかまたは両方が
正常でないことを示すことになる。
【0029】図6は、本発明のさらに他の実施例の動作
を示している。この実施例では、電源がオンされていて
も砥石台2の制御スピードが非常に低速の場合にはシリ
アル通信ポート22を経て得られる位置データは砥石台
2の移動に十分に追従した精度の高いものとなるから、
この値とINCカウンタ23の計数値とを比較すること
によって、何れかまたは両方のエンコーダが正常に動作
しているかどうかをチェックする。
【0030】すなわち、最初にST30においてINC
カウンタ23に入力するパルスの周期を見ることによっ
て回転速度、すなわち砥石台2の移動速度を検出し、そ
の速度Vが0であれば、そのときの絶対値エンコーダ1
2の絶対値データとINCカウンタ23の計数値とを読
み込んで、両者を比較する(ST34)。そして、両者
の差が許容範囲外であればアラーム報知を行ってエラー
処理に移る。なお、上記速度Vが予め定めた一定速度以
下のときに絶対値エンコーダ12の絶対値データとIN
Cカウンタ23の計数値とを読み込んで、両者を比較す
るようにしてもよい。この実施例においては、装置の動
作中においてエンコーダの診断を行える利点がある。
【0031】
【発明の効果】本発明では、電源がオフされたときに絶
対値エンコーダの調整狂いが生じても、次の電源オンの
装置の立ち上がり時にはその診断を行うことができるた
めに、誤った動作を未然に防ぐことができる。また、機
械の停止中においてもエンコーダの異常状態を検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のエンコーダ診断装置が適用さ
れた研削盤の要部平面図。
【図2】上記研削盤の駆動制御部の構成図。
【図3】〜
【図6】制御部の動作を示すフローチャート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の移動部を駆動させる駆動モータ
    の回転軸に連結され、前記移動部の移動量に応じた増減
    パルスを出力するインクリメンタリエンコーダと、前記
    駆動モータの回転軸と同一の回転軸に連結され、前記移
    動部の絶対位置を示す絶対値データを出力する絶対値エ
    ンコーダで構成する工作機械エンコーダ部の診断装置に
    おいて、 電源オフ時に、前記絶対値エンコーダからシリアル通信
    路を介して送られてくる前記移動部の絶対値データを電
    源オフ時に記憶する不揮発性メモリと、 電源オン時に前記絶対値エンコーダから送られてくる絶
    対値データと前記不揮発性メモリに記憶されている絶対
    値データとを比較し、その差が予め定めた許容範囲内に
    ないときにアラーム報知を行う手段とを備えてなる、エ
    ンコーダ診断装置。
  2. 【請求項2】工作機械の移動部を駆動させる駆動モータ
    の回転軸に連結され、前記移動部の移動量に応じた増減
    パルスを出力するインクリメンタリエンコーダと、電源
    オン時に前記移動部の絶対位置を示す絶対値データを出
    力する絶対値エンコーダで構成する工作機械エンコーダ
    部の診断装置において、 前記インクリメンタリエンコーダの出力パルスを計数す
    るカウンタと、 該カウンタの計数値を電源オフ時に記憶する不揮発性メ
    モリと、 電源オン時に前記絶対値エンコーダから送られてくる絶
    対値データと前記不揮発性メモリに記憶されている位置
    データとを比較し、その差が予め定めた許容範囲内にな
    いときにアラーム報知を行う手段とを備えてなる、エン
    コーダ診断装置。
  3. 【請求項3】工作機械の移動部を駆動させる駆動モータ
    の回転軸に連結され、前記移動部の移動量に応じた増減
    パルスを出力するインクリメンタリエンコーダと、電源
    オン時に前記移動部の絶対位置を示す絶対値データを出
    力する絶対値エンコーダで構成する工作機械エンコーダ
    部の診断装置において、 前記インクリメンタリエンコーダの出力パルスを計数す
    るカウンタと、 前記移動部の移動速度が一定以下のときに前記カウンタ
    の計数値と絶対値エンコーダから送られてくる絶対値デ
    ータとを比較し、その差が予め定めた許容範囲内にない
    ときにアラーム報知を行う手段と、を備えてなるエンコ
    ーダ診断装置。
JP32220094A 1994-12-26 1994-12-26 エンコーダ診断装置 Pending JPH08178693A (ja)

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