JPH07268023A - 安定な酸無水物環を有するポリマー - Google Patents
安定な酸無水物環を有するポリマーInfo
- Publication number
- JPH07268023A JPH07268023A JP5105658A JP10565893A JPH07268023A JP H07268023 A JPH07268023 A JP H07268023A JP 5105658 A JP5105658 A JP 5105658A JP 10565893 A JP10565893 A JP 10565893A JP H07268023 A JPH07268023 A JP H07268023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer molecule
- block
- polymer
- butadiene
- styrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
- C08F297/02—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
- C08F297/026—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type polymerising acrylic acid, methacrylic acid or derivatives thereof
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F297/00—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer
- C08F297/02—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type
- C08F297/04—Macromolecular compounds obtained by successively polymerising different monomer systems using a catalyst of the ionic or coordination type without deactivating the intermediate polymer using a catalyst of the anionic type polymerising vinyl aromatic monomers and conjugated dienes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F8/00—Chemical modification by after-treatment
- C08F8/04—Reduction, e.g. hydrogenation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易には加水分解して酸基とならない安定な
酸無水物環を有するポリマーの製法を提供する。 【構成】 ブタジエンまたはスチレンなどのアニオン重
合モノマーと、t−ブチルメタクリレートなどの(1−
メチル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位と
を含むポリマー及び該ポリマーの選択的に水素化された
誘導体を180℃以上に加熱して隣接エステル単位を安
定な酸無水物環に変換する。
酸無水物環を有するポリマーの製法を提供する。 【構成】 ブタジエンまたはスチレンなどのアニオン重
合モノマーと、t−ブチルメタクリレートなどの(1−
メチル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位と
を含むポリマー及び該ポリマーの選択的に水素化された
誘導体を180℃以上に加熱して隣接エステル単位を安
定な酸無水物環に変換する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、極性基を有するポリマ
ーに係わる。本発明は特に、無水基を有するポリマーに
係わる。
ーに係わる。本発明は特に、無水基を有するポリマーに
係わる。
【0002】
【従来の技術】ポリマーの選択された特性を変更する一
方法では、米国特許第4,427,828号、同第4,
578,429号及び同第4,927,889号に開示
されている無水マレイン酸基の導入などによってポリマ
ーに極性または官能性が付与される。酸無水物基は五員
環構造を有し、水と接触すると容易に加水分解して酸基
となる。酸無水物基を酸基に変換する水分を排除するた
めには、ポリマーの包装及び取り扱いを入念に行なうこ
とが必要である。
方法では、米国特許第4,427,828号、同第4,
578,429号及び同第4,927,889号に開示
されている無水マレイン酸基の導入などによってポリマ
ーに極性または官能性が付与される。酸無水物基は五員
環構造を有し、水と接触すると容易に加水分解して酸基
となる。酸無水物基を酸基に変換する水分を排除するた
めには、ポリマーの包装及び取り扱いを入念に行なうこ
とが必要である。
【0003】酸無水物基は酸基より好ましく、なぜなら
酸無水物基は酸基より容易に溶融加工でき、かつ加工の
間に水を放出しないからである。
酸無水物基は酸基より容易に溶融加工でき、かつ加工の
間に水を放出しないからである。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開第298,667
号には、アルキルエステルのブロックを有するエラスト
マーの重合が開示されているが、ここにはアルキルエス
テル基の酸基への変換も開示されている。酸基は加工の
間に水を放出し、このことが成形工程でのポリマーの有
用性を制限する。
号には、アルキルエステルのブロックを有するエラスト
マーの重合が開示されているが、ここにはアルキルエス
テル基の酸基への変換も開示されている。酸基は加工の
間に水を放出し、このことが成形工程でのポリマーの有
用性を制限する。
【0005】国際特許出願公開第WO 87/0481
0号にはt−ブチルメタクリレートのホモポリマーが開
示されており、このホモポリマーは熱によって無水メタ
クリル酸のポリマーに変換された後、陽画ホトレジスト
を用いた照射によって像形成される。
0号にはt−ブチルメタクリレートのホモポリマーが開
示されており、このホモポリマーは熱によって無水メタ
クリル酸のポリマーに変換された後、陽画ホトレジスト
を用いた照射によって像形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常の取り
扱いの間に容易に加水分解して酸基となることのない安
定な酸無水物環を有するポリマーとその製造方法との提
供を目的とする。
扱いの間に容易に加水分解して酸基となることのない安
定な酸無水物環を有するポリマーとその製造方法との提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記酸
無水物環は、t−ブチルメタクリレートなどの(1−メ
チル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位を熱
分解させることによって製造される。きわめて様々なポ
リマーが、その主鎖中に安定な酸無水物環を有して容易
に製造される。即ち、さほど安定でない酸無水物環を有
する通常ポリマーを特別に取り扱う手間は最小限とな
る。
無水物環は、t−ブチルメタクリレートなどの(1−メ
チル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位を熱
分解させることによって製造される。きわめて様々なポ
リマーが、その主鎖中に安定な酸無水物環を有して容易
に製造される。即ち、さほど安定でない酸無水物環を有
する通常ポリマーを特別に取り扱う手間は最小限とな
る。
【0008】従って本発明は、共役アルカジエン及び/
またはアルケニル芳香族化合物をアニオン重合させてリ
ビングポリマー分子を形成すること、前記リビングポリ
マー分子上に、(1−メチル−1−アルキル)アルキル
エステルのアニオン重合によってこのエステルの隣接単
位を形成すること、ポリマー分子を回収すること、及び
ポリマー分子を加熱して隣接エステル基を酸無水物環に
変換することを含むポリマー製造方法を提供する。
またはアルケニル芳香族化合物をアニオン重合させてリ
ビングポリマー分子を形成すること、前記リビングポリ
マー分子上に、(1−メチル−1−アルキル)アルキル
エステルのアニオン重合によってこのエステルの隣接単
位を形成すること、ポリマー分子を回収すること、及び
ポリマー分子を加熱して隣接エステル基を酸無水物環に
変換することを含むポリマー製造方法を提供する。
【0009】本発明の新規なポリマーは、重合共役アル
カジエン及び/または重合アルケニル芳香族化合物と、
加熱されると変化して安定な酸無水物環となる重合(1
−メチル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位
とを含む基本ポリマーまたは該ポリマーの、選択的に水
素化された誘導体から製造される。
カジエン及び/または重合アルケニル芳香族化合物と、
加熱されると変化して安定な酸無水物環となる重合(1
−メチル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位
とを含む基本ポリマーまたは該ポリマーの、選択的に水
素化された誘導体から製造される。
【0010】本発明に用いられる基本ポリマーは、例え
ば次のような構造を有する: A−M (I) B−M (II) B−M−B (III) M−B−M (IV) (B−M)y−X (V) (M−B)y−Z (VI) A−B−M (VII) B−A−M (VIII) A−B−A−M (IX) M−A−B−A−M (X) (A−B−M)y−X (XI) (M−A−B)y−Z (XII) (M−B−A)y−Z (XIII)。
ば次のような構造を有する: A−M (I) B−M (II) B−M−B (III) M−B−M (IV) (B−M)y−X (V) (M−B)y−Z (VI) A−B−M (VII) B−A−M (VIII) A−B−A−M (IX) M−A−B−A−M (X) (A−B−M)y−X (XI) (M−A−B)y−Z (XII) (M−B−A)y−Z (XIII)。
【0011】上記式I〜XIII中、各Aは重合アルケ
ニル芳香族化合物を主に含むブロックもしくはセグメン
トであり、各Bは重合共役アルカジエンを主に含むブロ
ックもしくはセグメントであり、各Mは重合(1−メチ
ル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位を少な
くとも2個有するセグメントもしくはブロックであり、
yは星形配置の腕の数を表わす整数であり、Xは多官能
カップリング剤の残基であり、Zは多官能カップリング
剤または多官能重合開始剤の架橋中心である。
ニル芳香族化合物を主に含むブロックもしくはセグメン
トであり、各Bは重合共役アルカジエンを主に含むブロ
ックもしくはセグメントであり、各Mは重合(1−メチ
ル−1−アルキル)アルキルエステルの隣接単位を少な
くとも2個有するセグメントもしくはブロックであり、
yは星形配置の腕の数を表わす整数であり、Xは多官能
カップリング剤の残基であり、Zは多官能カップリング
剤または多官能重合開始剤の架橋中心である。
【0012】上記構造のうちの幾つかに含まれる各ブロ
ックもしくはセグメントAとして用いられるアルケニル
芳香族化合物は、炭素原子6個以下のアルケニル基を有
する炭素原子18個以下の炭化水素化合物であり、前記
アルケニル基は2個以下の芳香環から成る芳香環系の環
炭素原子に結合している。このようなアルケニル芳香族
化合物の例として、スチレン、2−ブテニルナフタレ
ン、4−t−ブトキシスチレン、3−イソプロペニルビ
フェニル及びイソプロペニルナフタレンを挙げることが
できる。好ましいアルケニル芳香族化合物は、例えばス
チレン、並びにα−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン及びα,4−ジメチルスチレンなどのスチレン同族体
のように、ベンゼン環に結合した炭素原子3個以下のア
ルケニル基を有する。特に好ましいアルケニル芳香族化
合物はスチレン及びα−メチルスチレンで、なかでもス
チレンが好ましい。
ックもしくはセグメントAとして用いられるアルケニル
芳香族化合物は、炭素原子6個以下のアルケニル基を有
する炭素原子18個以下の炭化水素化合物であり、前記
アルケニル基は2個以下の芳香環から成る芳香環系の環
炭素原子に結合している。このようなアルケニル芳香族
化合物の例として、スチレン、2−ブテニルナフタレ
ン、4−t−ブトキシスチレン、3−イソプロペニルビ
フェニル及びイソプロペニルナフタレンを挙げることが
できる。好ましいアルケニル芳香族化合物は、例えばス
チレン、並びにα−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン及びα,4−ジメチルスチレンなどのスチレン同族体
のように、ベンゼン環に結合した炭素原子3個以下のア
ルケニル基を有する。特に好ましいアルケニル芳香族化
合物はスチレン及びα−メチルスチレンで、なかでもス
チレンが好ましい。
【0013】基本ポリマーの各ブロックもしくはセグメ
ントAは、好ましくは80重量%以上が重合アルケニル
芳香族化合物であり、最も好ましくはホモポリマーから
成る。
ントAは、好ましくは80重量%以上が重合アルケニル
芳香族化合物であり、最も好ましくはホモポリマーから
成る。
【0014】式II〜XIIIの構造中の各ブロックも
しくはセグメントBは、好ましくは90重量%以上の重
合共役アルカジエンを含む。最も好ましくは、セグメン
トもしくはブロックBはホモポリマーから成る。共役ア
ルカジエンは、好ましくは8個以下の炭素原子を有す
る。このような共役アルカジエンの例に、1,3−ブタ
ジエン(ブタジエン)、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン(イソプレン)、1,3−ペンタジエン(ピペリレ
ン)、1,3−オクタジエン及び2−メチル−1,3−
ペンタジエンが有る。好ましい共役アルカジエンはブタ
ジエン及びイソプレンで、なかでもブタジエンが好まし
い。式II〜XIIIのポリマーの好ましいポリアルカ
ジエンブロックもしくはセグメントにおいて、1,4重
合によって生成した単位の比率は5%以上、好ましくは
20%以上である。
しくはセグメントBは、好ましくは90重量%以上の重
合共役アルカジエンを含む。最も好ましくは、セグメン
トもしくはブロックBはホモポリマーから成る。共役ア
ルカジエンは、好ましくは8個以下の炭素原子を有す
る。このような共役アルカジエンの例に、1,3−ブタ
ジエン(ブタジエン)、2−メチル−1,3−ブタジエ
ン(イソプレン)、1,3−ペンタジエン(ピペリレ
ン)、1,3−オクタジエン及び2−メチル−1,3−
ペンタジエンが有る。好ましい共役アルカジエンはブタ
ジエン及びイソプレンで、なかでもブタジエンが好まし
い。式II〜XIIIのポリマーの好ましいポリアルカ
ジエンブロックもしくはセグメントにおいて、1,4重
合によって生成した単位の比率は5%以上、好ましくは
20%以上である。
【0015】各Mは好ましくは、重合(1−メチル−1
−アルキル)アルキルメタクリレートの隣接単位を2個
以上含むメタクリレートブロックもしくはセグメントで
ある。最も好ましいMは、(1−メチル−1−アルキ
ル)アルキルメタクリレートのホモポリマーセグメント
もしくはブロックである。
−アルキル)アルキルメタクリレートの隣接単位を2個
以上含むメタクリレートブロックもしくはセグメントで
ある。最も好ましいMは、(1−メチル−1−アルキ
ル)アルキルメタクリレートのホモポリマーセグメント
もしくはブロックである。
【0016】(1−メチル−1−アルキル)アルキルエ
ステルは、構造
ステルは、構造
【0017】
【化3】
【0018】〔式中R1は水素であるか、または1〜1
0個の炭素原子を有するアルキル基もしくは芳香族基で
あり、R2は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基
であり、R3は1〜10個の炭素原子を有するアルキル
基である〕を有する。
0個の炭素原子を有するアルキル基もしくは芳香族基で
あり、R2は1〜10個の炭素原子を有するアルキル基
であり、R3は1〜10個の炭素原子を有するアルキル
基である〕を有する。
【0019】好ましいメタクリレートは、構造
【0020】
【化4】
【0021】〔式中R4は1〜10個の炭素原子を有す
るアルキル基であり、最も好ましくはメチルである〕を
有する。最も好ましいアルキルエステルはR2及びR3と
してメチルを有し、なぜならR2もR3も隣接エステル基
の酸無水物環への変換の際にポリマーから除去される
が、メチル基の選択はポリマーから容易に除去される揮
発性副産物をもたらすからである。
るアルキル基であり、最も好ましくはメチルである〕を
有する。最も好ましいアルキルエステルはR2及びR3と
してメチルを有し、なぜならR2もR3も隣接エステル基
の酸無水物環への変換の際にポリマーから除去される
が、メチル基の選択はポリマーから容易に除去される揮
発性副産物をもたらすからである。
【0022】隣接(1−メチル−1−アルキル)アルキ
ルエステル基は加熱されると、式Bのエステルであれば
次のような反応の後に安定な無水六員環に変化する:
ルエステル基は加熱されると、式Bのエステルであれば
次のような反応の後に安定な無水六員環に変化する:
【0023】
【化5】
【0024】〔式中R4は先に定義したとおりであり、
nは安定な酸無水物環に変化する隣接アルキルエステル
単位の数を表わす〕。
nは安定な酸無水物環に変化する隣接アルキルエステル
単位の数を表わす〕。
【0025】式Aの(1−メチル−1−アルキル)アル
キルエステルの例には、1,1−ジメチルエチルアクリ
レート(t−ブチルアクリレート)、1,1−ジメチル
プロピルアクリレート(t−ペンチルアクリレート)、
1,1−ジメチルエチル−α−プロピルアクリレート、
1−メチル−1−エチルプロピル−α−ブチルアクリレ
ート、1,1−ジメチルブチル−α−フェニルアクリレ
ート、1,1−ジメチルプロピル−α−フェニルアクリ
レート(t−ペンチルアトロペート)、1,1−ジメチ
ルエチル−α−メチルアクリレート(t−ブチルメチル
アクリレート)、及び1,1−ジメチルプロピル−α−
メチルアクリレート(t−ペンチルメタクリレート)が
含まれる。式Bの好ましいメタクリレートには、1,1
−ジメチルエチル−α−メチルアクリレート(t−ブチ
ルメチルアクリレート)、及び1,1−ジメチルプロピ
ル−α−メチルアクリレート(t−ペンチルメタクリレ
ート)が含まれる。
キルエステルの例には、1,1−ジメチルエチルアクリ
レート(t−ブチルアクリレート)、1,1−ジメチル
プロピルアクリレート(t−ペンチルアクリレート)、
1,1−ジメチルエチル−α−プロピルアクリレート、
1−メチル−1−エチルプロピル−α−ブチルアクリレ
ート、1,1−ジメチルブチル−α−フェニルアクリレ
ート、1,1−ジメチルプロピル−α−フェニルアクリ
レート(t−ペンチルアトロペート)、1,1−ジメチ
ルエチル−α−メチルアクリレート(t−ブチルメチル
アクリレート)、及び1,1−ジメチルプロピル−α−
メチルアクリレート(t−ペンチルメタクリレート)が
含まれる。式Bの好ましいメタクリレートには、1,1
−ジメチルエチル−α−メチルアクリレート(t−ブチ
ルメチルアクリレート)、及び1,1−ジメチルプロピ
ル−α−メチルアクリレート(t−ペンチルメタクリレ
ート)が含まれる。
【0026】最も好ましいアルキルエステルはt−ブチ
ルメタクリレートであり、このアルキルエステルは高純
度のものが日本の三菱レーヨン社から市販されている。
さほど高純度でないt−ブチルメタクリレートがMon
omer, Polymerand Dajac社から
入手可能で、このメタクリレートはアルミナ及び13X
ゼオライトのカラムに通してメタクリル酸及びt−ブチ
ルアルコールを除去すれば使用できる。好ましいゼオラ
イトは、式Na86(AlO2)86(SiO2)106・26
7H2Oを有するゼオライト13Xのように10オング
ストローム以上の孔径を有する。
ルメタクリレートであり、このアルキルエステルは高純
度のものが日本の三菱レーヨン社から市販されている。
さほど高純度でないt−ブチルメタクリレートがMon
omer, Polymerand Dajac社から
入手可能で、このメタクリレートはアルミナ及び13X
ゼオライトのカラムに通してメタクリル酸及びt−ブチ
ルアルコールを除去すれば使用できる。好ましいゼオラ
イトは、式Na86(AlO2)86(SiO2)106・26
7H2Oを有するゼオライト13Xのように10オング
ストローム以上の孔径を有する。
【0027】ブロックMがエステルと無水官能基との両
方を有することが望ましい場合は、式Aのアルキルエス
テルと、加熱されても酸無水物環に変化しない他のエス
テル、好ましくはイソブチルメチルアクリレート(3−
メチルプロピル−α−メチルアクリレート)との混合物
を用いることも可能である。あるいはまた、酸無水物反
応温度を低下させ、かつ滞留時間を短縮すれば未反応エ
ステルと無水六員環との混合ブロックを得ることができ
る。
方を有することが望ましい場合は、式Aのアルキルエス
テルと、加熱されても酸無水物環に変化しない他のエス
テル、好ましくはイソブチルメチルアクリレート(3−
メチルプロピル−α−メチルアクリレート)との混合物
を用いることも可能である。あるいはまた、酸無水物反
応温度を低下させ、かつ滞留時間を短縮すれば未反応エ
ステルと無水六員環との混合ブロックを得ることができ
る。
【0028】式I〜XIIIのポリマーを製造する方法
は少なくとも部分的にやや特殊であり、なぜならエステ
ル基がポリマーリチウム種との副反応を起こしがちであ
るからである。比較的普通のポリマー、即ち例えばスチ
レンと1,3−ブタジエンとのブロックポリマーを製造
する方法では様々な製法体系が使用可能である。それら
の体系の一つに、いずれか一方のモノマーをアニオン重
合させてリビングポリマーとしてから他方のモノマーの
重合へと切り換えることによる製造が有る。上記のよう
なブロックポリマーを逐次重合によって、または枝ポリ
マーもしくはラジアルポリマーを得るべくカップリング
剤を使用して製造することも通常行なわれている。本発
明のポリマーの製造では、脂肪族及び芳香族部分が逐次
重合によって製造された後にエステルブロックが、重合
停止または任意のカップリング剤添加の前の最終重合段
階で製造される。
は少なくとも部分的にやや特殊であり、なぜならエステ
ル基がポリマーリチウム種との副反応を起こしがちであ
るからである。比較的普通のポリマー、即ち例えばスチ
レンと1,3−ブタジエンとのブロックポリマーを製造
する方法では様々な製法体系が使用可能である。それら
の体系の一つに、いずれか一方のモノマーをアニオン重
合させてリビングポリマーとしてから他方のモノマーの
重合へと切り換えることによる製造が有る。上記のよう
なブロックポリマーを逐次重合によって、または枝ポリ
マーもしくはラジアルポリマーを得るべくカップリング
剤を使用して製造することも通常行なわれている。本発
明のポリマーの製造では、脂肪族及び芳香族部分が逐次
重合によって製造された後にエステルブロックが、重合
停止または任意のカップリング剤添加の前の最終重合段
階で製造される。
【0029】式I、II、III、V、VII、VII
I、IX及びXIのポリマーを製造する各方法ではモノ
マーを、金属アルキル重合開始剤、好ましくはアルカリ
金属アルキルの存在下にアニオン重合させる。アニオン
重合で上記のような開始剤を用いることは良く知られて
おり、かつ普通に行なわれている。特に好ましい重合開
始剤はsec−ブチルリチウムである。
I、IX及びXIのポリマーを製造する各方法ではモノ
マーを、金属アルキル重合開始剤、好ましくはアルカリ
金属アルキルの存在下にアニオン重合させる。アニオン
重合で上記のような開始剤を用いることは良く知られて
おり、かつ普通に行なわれている。特に好ましい重合開
始剤はsec−ブチルリチウムである。
【0030】アルケニル芳香族化合物の重合はシクロヘ
キサンなどの無極性炭化水素溶媒中でか、または極性−
無極性混合溶媒、例えばシクロヘキサンとテトラヒドロ
フランやジエチルエーテルなどのエーテルとの混合物中
で生起させる。適当な反応温度は20〜80℃であり、
反応圧は混合物を液相に維持するのに十分な大きさのも
のが適当である。得られる生成物は末端有機金属部位を
有するリビングポリ(アルケニル芳香族化合物)ブロッ
クを含み、このブロックは更に別の重合に用いられる。
キサンなどの無極性炭化水素溶媒中でか、または極性−
無極性混合溶媒、例えばシクロヘキサンとテトラヒドロ
フランやジエチルエーテルなどのエーテルとの混合物中
で生起させる。適当な反応温度は20〜80℃であり、
反応圧は混合物を液相に維持するのに十分な大きさのも
のが適当である。得られる生成物は末端有機金属部位を
有するリビングポリ(アルケニル芳香族化合物)ブロッ
クを含み、このブロックは更に別の重合に用いられる。
【0031】共役アルカジエンの重合は、重合モードを
制御するべく選択した溶媒中で生起させる。反応溶媒を
無極性溶媒とすれば所望程度の1,4重合が生起する一
方、極性物質を含有する混合溶媒とすれば1,2重合の
比率が高まる。重合の6〜95%が1,2重合となった
時のポリマーが特に重要である。1,4重合の場合、ポ
リマー鎖中にエチレン不飽和部分が存在することによっ
てシス形及びトランス形が生じる。シス形をもたらす重
合が優勢である。
制御するべく選択した溶媒中で生起させる。反応溶媒を
無極性溶媒とすれば所望程度の1,4重合が生起する一
方、極性物質を含有する混合溶媒とすれば1,2重合の
比率が高まる。重合の6〜95%が1,2重合となった
時のポリマーが特に重要である。1,4重合の場合、ポ
リマー鎖中にエチレン不飽和部分が存在することによっ
てシス形及びトランス形が生じる。シス形をもたらす重
合が優勢である。
【0032】エステルの重合は重合共役アルカジエンを
含有する混合溶媒中で、−80〜100℃、好ましくは
10〜50℃の温度で生起させる。
含有する混合溶媒中で、−80〜100℃、好ましくは
10〜50℃の温度で生起させる。
【0033】アクリルブロックもしくはセグメントの製
造後、重合を、典型的にはメタノールやエタノールなど
のアルカノールであるプロトン性物質との反応によって
(式I、II、V、VIII及びIX)、またはジブロ
モメタンもしくはジビニルベンゼンが典型例であるカッ
プリング剤との反応によって(式III、V及びXI)
停止させる。
造後、重合を、典型的にはメタノールやエタノールなど
のアルカノールであるプロトン性物質との反応によって
(式I、II、V、VIII及びIX)、またはジブロ
モメタンもしくはジビニルベンゼンが典型例であるカッ
プリング剤との反応によって(式III、V及びXI)
停止させる。
【0034】ジビニルベンゼンのような重合可能モノマ
ーでのカップリングは重合反応を停止させない。ジビニ
ルベンゼンでのカップリング後にリチウムを除去する重
合停止反応を生起させることが好ましいが、所望であれ
ば重合停止の前にリチウム部位から付加的な腕を成長さ
せることが可能である。得られたポリマーは、沈澱また
は溶媒除去などの良く知られた操作で回収する。
ーでのカップリングは重合反応を停止させない。ジビニ
ルベンゼンでのカップリング後にリチウムを除去する重
合停止反応を生起させることが好ましいが、所望であれ
ば重合停止の前にリチウム部位から付加的な腕を成長さ
せることが可能である。得られたポリマーは、沈澱また
は溶媒除去などの良く知られた操作で回収する。
【0035】上述の操作で製造されるポリマーは、リビ
ングポリマー鎖が最初に1,1−ジフェニルエチレンや
α−メチルスチレンで末端をキャップされなければ、幾
分かが重合停止前に隣接リビング分子とエステル基を介
してカップリングする。このエステル結合は、抑制され
なければポリマーの約10〜50重量%の部分で生起す
る。このようなカップリングは、特に所望のポリマー構
造がエステル重合後にカップリングを必要とする場合
(式III、V及びXI)、しばしば許容可能である。
ングポリマー鎖が最初に1,1−ジフェニルエチレンや
α−メチルスチレンで末端をキャップされなければ、幾
分かが重合停止前に隣接リビング分子とエステル基を介
してカップリングする。このエステル結合は、抑制され
なければポリマーの約10〜50重量%の部分で生起す
る。このようなカップリングは、特に所望のポリマー構
造がエステル重合後にカップリングを必要とする場合
(式III、V及びXI)、しばしば許容可能である。
【0036】式IV及びXのポリマーの製造では上述の
ものと幾分異なる操作を用いるが、製法技術は広く親し
まれているものである。これらのポリマーの場合、共役
アルカジエンを二官能重合開始剤、例えば1,3−ビス
(1−リチオ−1,3−ジメチルペンチル)ベンゼンの
存在下に重合させて、反応性有機金属部位を2個有する
リビングポリアルカジエン種を製造する。次にこのポリ
マー種を残りのモノマーと反応させ、上記式の構造体を
製造する。
ものと幾分異なる操作を用いるが、製法技術は広く親し
まれているものである。これらのポリマーの場合、共役
アルカジエンを二官能重合開始剤、例えば1,3−ビス
(1−リチオ−1,3−ジメチルペンチル)ベンゼンの
存在下に重合させて、反応性有機金属部位を2個有する
リビングポリアルカジエン種を製造する。次にこのポリ
マー種を残りのモノマーと反応させ、上記式の構造体を
製造する。
【0037】式VI、XII及びXIIIのポリマーの
製造でも異なる操作を用いるが、ここでも製法技術は広
く親しまれているものである。これらのポリマーの場合
はまず、リビングポリスチレンまたはリビング共役アル
カジエンの小分子をアニオン重合させ、かつジビニルベ
ンゼンでカップリングして更に別の重合のための多数の
有機金属部位を創出することにより、架橋中心Zとして
同定される多官能重合開始剤を製造する。
製造でも異なる操作を用いるが、ここでも製法技術は広
く親しまれているものである。これらのポリマーの場合
はまず、リビングポリスチレンまたはリビング共役アル
カジエンの小分子をアニオン重合させ、かつジビニルベ
ンゼンでカップリングして更に別の重合のための多数の
有機金属部位を創出することにより、架橋中心Zとして
同定される多官能重合開始剤を製造する。
【0038】各セグメントもしくはブロックBのカップ
リングされないうちの分子量は2,000〜500,0
00、好ましくは2,000〜200,000である。
各ブロックAのカップリングされないうちの分子量は5
00〜30,000、好ましくは1,000〜20,0
00である。カップリングされない各セグメントもしく
はブロックMの、酸無水物環への変換前の分子量は20
0〜100,000、好ましくは200〜30,000
である。
リングされないうちの分子量は2,000〜500,0
00、好ましくは2,000〜200,000である。
各ブロックAのカップリングされないうちの分子量は5
00〜30,000、好ましくは1,000〜20,0
00である。カップリングされない各セグメントもしく
はブロックMの、酸無水物環への変換前の分子量は20
0〜100,000、好ましくは200〜30,000
である。
【0039】本発明に用いられる式II〜XIIIの基
本ポリマーはまた、該ポリマーの脂肪族部分の不飽和度
の低下がこのブロックコポリマーのいずれの芳香族部分
の芳香族炭素−炭素不飽和結合の実質的減少も伴わずに
実現されるように選択的に水素化され得る。しかし、場
合によっては芳香環の水素化が望ましい。即ち、あまり
選択的でない触媒が有効となる。
本ポリマーはまた、該ポリマーの脂肪族部分の不飽和度
の低下がこのブロックコポリマーのいずれの芳香族部分
の芳香族炭素−炭素不飽和結合の実質的減少も伴わずに
実現されるように選択的に水素化され得る。しかし、場
合によっては芳香環の水素化が望ましい。即ち、あまり
選択的でない触媒が有効となる。
【0040】幾つかの触媒、特に遷移金属触媒はアルケ
ニル芳香族化合物と共役アルカジエンとのコポリマーの
不飽和脂肪族部分を選択的に水素化し得るが、セグメン
トもしくはブロックMが存在すると選択的水素化が比較
的困難となる恐れが有る。不飽和脂肪族部分を選択的に
水素化するためには、可溶性ニッケル化合物及びトリア
ルキルアルミニウムから成る“均質な”触媒を用いるこ
とが好ましい。ニッケルナフテネートやニッケルオクト
エートは好ましいニッケル塩である。この触媒系はアル
キルメタクリレートブロック不在下での選択的水素化に
通常用いられる触媒の一つであるが、その他の“通常
の”触媒はエステル含有ポリマー中の共役アルカジエン
の選択的水素化には適しない。
ニル芳香族化合物と共役アルカジエンとのコポリマーの
不飽和脂肪族部分を選択的に水素化し得るが、セグメン
トもしくはブロックMが存在すると選択的水素化が比較
的困難となる恐れが有る。不飽和脂肪族部分を選択的に
水素化するためには、可溶性ニッケル化合物及びトリア
ルキルアルミニウムから成る“均質な”触媒を用いるこ
とが好ましい。ニッケルナフテネートやニッケルオクト
エートは好ましいニッケル塩である。この触媒系はアル
キルメタクリレートブロック不在下での選択的水素化に
通常用いられる触媒の一つであるが、その他の“通常
の”触媒はエステル含有ポリマー中の共役アルカジエン
の選択的水素化には適しない。
【0041】選択的水素化では基本ポリマーを、製造し
たなりの状態で反応させるか、または単離してあればシ
クロヘキサンまたはシクロヘキサン−エーテル混合物と
いった適当な溶媒に溶解させて、得られた溶液を均質な
ニッケル触媒の存在下に水素ガスと接触させる。水素化
を行なう温度は25〜150℃、水素圧は2.03〜6
9.95bar(15〜1,000psig)とする。
基本ポリマーの脂肪族部分の炭素−炭素不飽和結合の少
なくとも90%、好ましくは少なくとも98%が飽和し
たことが核磁気共鳴分光法によって確認できたら水素化
が完了したと看做す。選択的水素化の条件下では、ブロ
ックAの単位はせいぜい約5%、好ましくは更に僅かし
か水素と反応しない。選択的に水素化したブロックポリ
マーは、水性酸で洗浄して残留触媒を除去し、かつ溶媒
その他の揮発性物質を蒸発もしくは蒸留によって除去す
るなどの通常操作で回収する。
たなりの状態で反応させるか、または単離してあればシ
クロヘキサンまたはシクロヘキサン−エーテル混合物と
いった適当な溶媒に溶解させて、得られた溶液を均質な
ニッケル触媒の存在下に水素ガスと接触させる。水素化
を行なう温度は25〜150℃、水素圧は2.03〜6
9.95bar(15〜1,000psig)とする。
基本ポリマーの脂肪族部分の炭素−炭素不飽和結合の少
なくとも90%、好ましくは少なくとも98%が飽和し
たことが核磁気共鳴分光法によって確認できたら水素化
が完了したと看做す。選択的水素化の条件下では、ブロ
ックAの単位はせいぜい約5%、好ましくは更に僅かし
か水素と反応しない。選択的に水素化したブロックポリ
マーは、水性酸で洗浄して残留触媒を除去し、かつ溶媒
その他の揮発性物質を蒸発もしくは蒸留によって除去す
るなどの通常操作で回収する。
【0042】本発明のポリマー中の酸無水物基は、基本
ポリマーを180℃より高い温度、好ましくは220〜
260℃に加熱することによって生成させる。加熱は好
ましくは、2個の隣接エステル基が結合して1個の酸無
水物基を生じる際に生成する揮発性副産物を除去するた
めの脱蔵セクションを有する押し出し機において行な
う。
ポリマーを180℃より高い温度、好ましくは220〜
260℃に加熱することによって生成させる。加熱は好
ましくは、2個の隣接エステル基が結合して1個の酸無
水物基を生じる際に生成する揮発性副産物を除去するた
めの脱蔵セクションを有する押し出し機において行な
う。
【0043】酸無水物への変換が行なわれた後のポリマ
ーの、ゲル浸透クロマトグラフィーによって測定される
数平均分子量の値の好ましい範囲を次表に示す。
ーの、ゲル浸透クロマトグラフィーによって測定される
数平均分子量の値の好ましい範囲を次表に示す。
【0044】
【表1】 式 好ましい範囲 最も好ましい範囲 最小MW n 最大MW n 最小MW n 最大MW n I 1,000 500,000 1,000 100,000 II 1,000 1,000,000 1,000 500,000 III 1,000 2,000,000 1,000 500,000 IV 1,000 2,000,000 1,000 500,000 V 1,000 2,000,000 1,000 1,000,000 VI 1,000 2,000,000 1,000 500,000 VII 1,000 2,000,000 20,000 1,000,000 VIII 1,000 2,000,000 20,000 2,000,000 IX 1,000 2,000,000 35,000 2,000,000 X 1,000 2,000,000 1,000 650,000 XI 1,000 2,000,000 1,000 1,000,000 XII 1,000 2,000,000 1,000 1,000,000 XIII 1,000 2,000,000 1,000 1,000,000 絶対分子量も数平均分子量も、後述する実施例1で行な
ったような通常のGPCによって測定する。
ったような通常のGPCによって測定する。
【0045】
【作用】本発明のポリマーは基本ポリマーと同様に極性
基を有し、そのようなポリマーが通常適用される用途に
適用される。極性ポリマーは、エンジニアリングサーモ
プラスチック、アスファルト組成物、柔軟包装用の貼り
合わせ接着剤を含む付着性配合物、シーラント、繊維、
及びコーティング配合物、特に水性乳濁液を主成分とす
るコーティングとのブレンドにおいて特に有用である。
有用製品の例には、テープ、ラベル、デカルコマニア及
びマスチックスのための接着剤が含まれる。本発明のポ
リマーは、幾つか同様の用途を有する無水マレイン酸改
質ポリマーに比較して著しく改善された大気加水分解耐
性を示す。
基を有し、そのようなポリマーが通常適用される用途に
適用される。極性ポリマーは、エンジニアリングサーモ
プラスチック、アスファルト組成物、柔軟包装用の貼り
合わせ接着剤を含む付着性配合物、シーラント、繊維、
及びコーティング配合物、特に水性乳濁液を主成分とす
るコーティングとのブレンドにおいて特に有用である。
有用製品の例には、テープ、ラベル、デカルコマニア及
びマスチックスのための接着剤が含まれる。本発明のポ
リマーは、幾つか同様の用途を有する無水マレイン酸改
質ポリマーに比較して著しく改善された大気加水分解耐
性を示す。
【0046】
【実施例】本発明を、以下の非限定的実施例によって更
に詳述する。
に詳述する。
【0047】実施例1:ポリ(スチレン )−ポリ(t−
ブチルメタクリレート) この実施例で行なったのはベンチスケール合成である
が、反応条件(即ち溶媒、温度及び反応時間)はパイロ
ットプラント実験に用いられる操作でのものにきわめて
類似する。
ブチルメタクリレート) この実施例で行なったのはベンチスケール合成である
が、反応条件(即ち溶媒、温度及び反応時間)はパイロ
ットプラント実験に用いられる操作でのものにきわめて
類似する。
【0048】容量2lのガラス製反応容器に、無水シク
ロヘキサン1,092gと、無水ジエチルエーテル70
gと、アルミナ上で精製したスチレンモノマー100g
とを入れた。反応混合物を45℃に加熱してからs−B
uLiで予滴定し、プロトン性不純物を除去した。この
実験では、反応混合物の滴定に0.4mlの1.44M
s−BuLiが必要であった。次に、理論量即ち9.
0mlのs−BuLiを添加してスチレンブロックの重
合を開始させた。
ロヘキサン1,092gと、無水ジエチルエーテル70
gと、アルミナ上で精製したスチレンモノマー100g
とを入れた。反応混合物を45℃に加熱してからs−B
uLiで予滴定し、プロトン性不純物を除去した。この
実験では、反応混合物の滴定に0.4mlの1.44M
s−BuLiが必要であった。次に、理論量即ち9.
0mlのs−BuLiを添加してスチレンブロックの重
合を開始させた。
【0049】スチレンの重合反応は30分間継続させ
た。反応混合物を25℃に冷却し、得られたリビングポ
リスチリルリチウム溶液に98.6gのTBMA(モノ
マーをモレキュラーシーブ13Xに、次いでアルミナに
通して精製)をゆっくり添加した。TBMA重合を15
分間継続させた時点において、反応をメタノールで停止
させた。ポリマーをメタノール中へ析出させ、その後真
空炉内で乾燥して恒量とした。
た。反応混合物を25℃に冷却し、得られたリビングポ
リスチリルリチウム溶液に98.6gのTBMA(モノ
マーをモレキュラーシーブ13Xに、次いでアルミナに
通して精製)をゆっくり添加した。TBMA重合を15
分間継続させた時点において、反応をメタノールで停止
させた。ポリマーをメタノール中へ析出させ、その後真
空炉内で乾燥して恒量とした。
【0050】得られたブロックコポリマーの組成を陽子
NMR分光法で調べたところ、42mol%がP(TB
MA)ブロック、58mol%がポリ(スチレン)ブロ
ックであった。この組成は、42mol%がP(TBM
A)で58mol%がスチレンであるという理論組成に
一致する。GPC分析によって、約26%のポリ(スチ
レン)ブロックが線状エステルブロックを成長させる替
わりにエステルによってカップリングされたことが判明
した。二モード分子量分布の主ピークは、ポリ(スチレ
ン)補正に基づいて33,000g/molのピーク分
子量を示した。GPCに、1724cm-1に設定した赤
外検出器の使用を組み合わせることによって、上記主ピ
ークの分子量を有する部分が大半のTBMA単位を含む
が、カップリングの生起を指示するピークの分子量を有
する部分も約1〜2wt%のTBMAと推測されるもの
を含むことが判明した。重合によって、 線状ジブロック部分:S−TBMA(主要生成物)と、 カップリング部分:S−(ショートブロックTBMA)
−Sと が生成したと考えられる。カップリング副反応は、メタ
クリレート重合の分野で良く知られているジフェニルエ
チレンなどの末端キャップ剤を添加することによって大
幅に阻止できる。このことを、次の実施例2において証
明する。
NMR分光法で調べたところ、42mol%がP(TB
MA)ブロック、58mol%がポリ(スチレン)ブロ
ックであった。この組成は、42mol%がP(TBM
A)で58mol%がスチレンであるという理論組成に
一致する。GPC分析によって、約26%のポリ(スチ
レン)ブロックが線状エステルブロックを成長させる替
わりにエステルによってカップリングされたことが判明
した。二モード分子量分布の主ピークは、ポリ(スチレ
ン)補正に基づいて33,000g/molのピーク分
子量を示した。GPCに、1724cm-1に設定した赤
外検出器の使用を組み合わせることによって、上記主ピ
ークの分子量を有する部分が大半のTBMA単位を含む
が、カップリングの生起を指示するピークの分子量を有
する部分も約1〜2wt%のTBMAと推測されるもの
を含むことが判明した。重合によって、 線状ジブロック部分:S−TBMA(主要生成物)と、 カップリング部分:S−(ショートブロックTBMA)
−Sと が生成したと考えられる。カップリング副反応は、メタ
クリレート重合の分野で良く知られているジフェニルエ
チレンなどの末端キャップ剤を添加することによって大
幅に阻止できる。このことを、次の実施例2において証
明する。
【0051】実施例2:ポリ(1,3− ブタジエン)−
P(TBMA)の合成 この実施例では実施例1に述べたのと同じ基本実験操作
を用い、かつ第一のブロックとしてスチレンの替わりに
1,3−ブタジエンを用いた。用いた物質は次のとおり
である。
P(TBMA)の合成 この実施例では実施例1に述べたのと同じ基本実験操作
を用い、かつ第一のブロックとしてスチレンの替わりに
1,3−ブタジエンを用いた。用いた物質は次のとおり
である。
【0052】シクロヘキサン 1,500ml ジエチルエーテル 70g 1,3−ブタジエン 96g s−BuLi(1.44M) 6.67ml 1,1−ジフェニルエチレン 1.76ml TBMA 19g BDブロックの重合は45℃で45分間継続させた。D
PEを添加し、反応混合物を90分間攪拌した。DPE
でキャップされたポリマーが得られ、このポリマーは暗
赤色を呈した。TBMAを添加し、重合を15分間進行
させてからメタノールで停止させた。
PEを添加し、反応混合物を90分間攪拌した。DPE
でキャップされたポリマーが得られ、このポリマーは暗
赤色を呈した。TBMAを添加し、重合を15分間進行
させてからメタノールで停止させた。
【0053】GPC分析はただ一つのピークを示し、そ
の際ピーク分子量は約16,000g/molであっ
た。NMRで組成を確認した。
の際ピーク分子量は約16,000g/molであっ
た。NMRで組成を確認した。
【0054】実施例3:P(TBMA) の熱分解による
酸無水物の生成 エステルの酸無水物への熱分解変換は様々に実施し得
る。例えば、温度が約180℃を上回り、かつ十分な滞
留時間が用いられるのであれば、押し出し機、射出成形
機、またはBraebenderのようなメルトミキサ
ーなどの典型的ポリマー加工装置が有用である。くわえ
て、メタクリレート含有ブロックコポリマーは、市販の
配合物中に混入し、その配合物の通常の使用の際に加熱
して酸無水物に変換することができる。このような用い
方の例に、ポリマーをビチューメンに混入するホットメ
ルト接着剤配合物もしくはブレンドが有る。
酸無水物の生成 エステルの酸無水物への熱分解変換は様々に実施し得
る。例えば、温度が約180℃を上回り、かつ十分な滞
留時間が用いられるのであれば、押し出し機、射出成形
機、またはBraebenderのようなメルトミキサ
ーなどの典型的ポリマー加工装置が有用である。くわえ
て、メタクリレート含有ブロックコポリマーは、市販の
配合物中に混入し、その配合物の通常の使用の際に加熱
して酸無水物に変換することができる。このような用い
方の例に、ポリマーをビチューメンに混入するホットメ
ルト接着剤配合物もしくはブレンドが有る。
【0055】この実施例ではMinimaxメルトミキ
サーを用いた。ポリマーを、温度230℃に維持したバ
レルに装填する。融解したポリマーは押し出し前に約1
5秒間バレル内に滞留させる。この実施例の場合、15
gのP(TBMA)(Mn=20,000g/mol)
を用いたが、このポリマーを十分に酸無水物形態に変換
するには上記装置に3回通さなければならなかった。1
724cm-1におけるエステルカルボニル赤外吸収が消
滅すると共に1802.1cm-1及び1760.8cm
-1における二つの酸無水物赤外吸収が生起することによ
って、変換が実質的に完全であることが示唆される。13
C NMR分析によって、TBMA主鎖Me基とt−ブ
チルMe基との比に基づく変換率が94%であることが
判明した。
サーを用いた。ポリマーを、温度230℃に維持したバ
レルに装填する。融解したポリマーは押し出し前に約1
5秒間バレル内に滞留させる。この実施例の場合、15
gのP(TBMA)(Mn=20,000g/mol)
を用いたが、このポリマーを十分に酸無水物形態に変換
するには上記装置に3回通さなければならなかった。1
724cm-1におけるエステルカルボニル赤外吸収が消
滅すると共に1802.1cm-1及び1760.8cm
-1における二つの酸無水物赤外吸収が生起することによ
って、変換が実質的に完全であることが示唆される。13
C NMR分析によって、TBMA主鎖Me基とt−ブ
チルMe基との比に基づく変換率が94%であることが
判明した。
【0056】実施例4:ブロックターポ リマーの製造 不活性雰囲気条件下に、全アニオン重合を容量3ガロン
のオートクレーブ反応容器内で生起させた。シクロヘキ
サン、ジエチルエーテル、スチレン及び1,3−ブタジ
エンを、アルミナ及びモレキュラーシーブを装填したカ
ラムでの溶離によって精製した。共重合は4段階で実現
した。第1段階では、2.67kg(5.88lb)の
シクロヘキサンと、0.13kg(0.28lb)のス
チレンモノマーと、0.89kg(2.05lb)のジ
エチルエーテルとを上記反応容器に入れて、僅かな発熱
が観察されるまでsec−ブチルリチウムで滴定し、そ
の後重合開始剤を全量添加した。重合の開始に用いたs
ec−ブチルリチウムの総量は317.0ppmであっ
た。重合開始温度は25.2℃であった。第1段階の反
応は30分間継続させた。第2段階では、0.64kg
(1.42lb)の1,3−ブタジエンモノマーを第1
段階で得られたリビングポリマー溶液に添加し、25.
0℃で約40分間重合させた。第3段階では、0.13
kg(0.28lb)のスチレンを再び添加して30分
間重合させた。最後の段階で0.18kg(0.41l
b)のt−ブチルメタクリレートモノマーを添加し、こ
のモノマーは温度25.0℃において1分より短い時間
で十分に重合した。得られたポリマーをGPC及び炭素
NMR分光法で分析した。GPC分析によって、二モー
ド分子量分布の主ピークが83,000g/molに現
われ、より低い第二のピークが156,000g/mo
lに現われることが判明した。ピークエリアはそれぞれ
71%及び29%であった。ピーク分子量86,000
に現われる第一のピークはS−B−S−TBMA部分に
対応することが明らかとなり、一方第二のピークはカッ
プリング部分であるS−B−S−TBMA−S−B−S
部分に対応する。カップリングはポリマーのリチウムと
TBMAのカルボニル基との副反応によって生起すると
考えるのがきわめて妥当である。
のオートクレーブ反応容器内で生起させた。シクロヘキ
サン、ジエチルエーテル、スチレン及び1,3−ブタジ
エンを、アルミナ及びモレキュラーシーブを装填したカ
ラムでの溶離によって精製した。共重合は4段階で実現
した。第1段階では、2.67kg(5.88lb)の
シクロヘキサンと、0.13kg(0.28lb)のス
チレンモノマーと、0.89kg(2.05lb)のジ
エチルエーテルとを上記反応容器に入れて、僅かな発熱
が観察されるまでsec−ブチルリチウムで滴定し、そ
の後重合開始剤を全量添加した。重合の開始に用いたs
ec−ブチルリチウムの総量は317.0ppmであっ
た。重合開始温度は25.2℃であった。第1段階の反
応は30分間継続させた。第2段階では、0.64kg
(1.42lb)の1,3−ブタジエンモノマーを第1
段階で得られたリビングポリマー溶液に添加し、25.
0℃で約40分間重合させた。第3段階では、0.13
kg(0.28lb)のスチレンを再び添加して30分
間重合させた。最後の段階で0.18kg(0.41l
b)のt−ブチルメタクリレートモノマーを添加し、こ
のモノマーは温度25.0℃において1分より短い時間
で十分に重合した。得られたポリマーをGPC及び炭素
NMR分光法で分析した。GPC分析によって、二モー
ド分子量分布の主ピークが83,000g/molに現
われ、より低い第二のピークが156,000g/mo
lに現われることが判明した。ピークエリアはそれぞれ
71%及び29%であった。ピーク分子量86,000
に現われる第一のピークはS−B−S−TBMA部分に
対応することが明らかとなり、一方第二のピークはカッ
プリング部分であるS−B−S−TBMA−S−B−S
部分に対応する。カップリングはポリマーのリチウムと
TBMAのカルボニル基との副反応によって生起すると
考えるのがきわめて妥当である。
【0057】GPCに、1724cm-1に設定した赤外
検出器の使用を組み合わせて補足的な分析を行なったと
ころ、第一のGPC分析ピークに関連する部分が大半の
TBMAを含むことが判明したが、TBMA単位を含む
ことを知らせるカップリング生成物のより弱い信号が観
察された。GPCによれば、(基準としてのポリスチレ
ンに基づく)分子量は125,000g/molであっ
た。13C NMR分析の結果明らかになった組成は、ス
チレン16mol%、1,2−付加ブタジエン36mo
l%、1,4−付加ブタジエン40mol%、及びメタ
クリレート8mol%というものであった。この実施例
で製造した塊状ポリマー溶液を、実施例5に述べた水素
化反応実験に直接用いた。
検出器の使用を組み合わせて補足的な分析を行なったと
ころ、第一のGPC分析ピークに関連する部分が大半の
TBMAを含むことが判明したが、TBMA単位を含む
ことを知らせるカップリング生成物のより弱い信号が観
察された。GPCによれば、(基準としてのポリスチレ
ンに基づく)分子量は125,000g/molであっ
た。13C NMR分析の結果明らかになった組成は、ス
チレン16mol%、1,2−付加ブタジエン36mo
l%、1,4−付加ブタジエン40mol%、及びメタ
クリレート8mol%というものであった。この実施例
で製造した塊状ポリマー溶液を、実施例5に述べた水素
化反応実験に直接用いた。
【0058】実施例5:ブロックターポ リマーの水素化 実施例4のブロックターポリマー溶液を、トリエチルア
ルミニウムで還元したニッケルオクトエートから成る触
媒を用いて水素化した。この実施例で、ニッケル対アル
ミニウム比は1:2.3とした。総量105ppm(ニ
ッケルに基づく)の触媒を3部分、即ちいずれも総量の
25%である第一及び第二の部分、並びに総量の50%
である第三の部分に分割した。触媒添加の際、ポリマー
溶液の温度をゆっくり高め、35℃で上記第一の部分、
55℃で第二の部分、90℃で第三の部分を添加した。
NMR分光法で測定した変換率を表Iに示す。残存する
不飽和結合は、ポリマー1g当たり0.25meqの二
重結合であると推測された。
ルミニウムで還元したニッケルオクトエートから成る触
媒を用いて水素化した。この実施例で、ニッケル対アル
ミニウム比は1:2.3とした。総量105ppm(ニ
ッケルに基づく)の触媒を3部分、即ちいずれも総量の
25%である第一及び第二の部分、並びに総量の50%
である第三の部分に分割した。触媒添加の際、ポリマー
溶液の温度をゆっくり高め、35℃で上記第一の部分、
55℃で第二の部分、90℃で第三の部分を添加した。
NMR分光法で測定した変換率を表Iに示す。残存する
不飽和結合は、ポリマー1g当たり0.25meqの二
重結合であると推測された。
【0059】
【表2】表 I 実施例5に関する時間−変 換率データ 変換率(%) 経過時間(分) 81.5 15 95.9 50 96.8 85 97.3 120 97.4 150実施例6 :ブロックターポリマー中のエステルの熱分解 実施例3に述べたのと同じ操作を用い、15gのブロッ
クターポリマー即ちスチレン−水素化ブタジエン−スチ
レン−TBMA(ブロック分子量7,000−36,0
00−7,000−5,000)を温度250℃で3回
メルトミキサーに通して融解混合した。この実施例で
も、エステルを十分に酸無水物形態に変換した。
クターポリマー即ちスチレン−水素化ブタジエン−スチ
レン−TBMA(ブロック分子量7,000−36,0
00−7,000−5,000)を温度250℃で3回
メルトミキサーに通して融解混合した。この実施例で
も、エステルを十分に酸無水物形態に変換した。
【0060】実施例7:S−EP−TB MAポリマー 676.1gのスチレンモノマーを3,780.5gの
シクロヘキサンに加えて、処理スチレンの15.2%シ
クロヘキサン溶液を製造した。反応容器を温度30℃と
し、内容物を、(残留する極性部分を掃去するべく)温
度終点までs−BuLi重合開始剤で滴定した(8ml
の溶液が必要であった)。次に、0.625gのs−B
uLiを加えて、理論的ピーク分子量が10,800と
なるスチレン重合を開始させた。得られたピーク分子量
は11,070であった。スチレン重合塊を、算出した
スチレン半減期の8倍の期間50℃に維持した。その
後、反応容器温度制御設定点を30℃に調節して溶液を
冷却させた。
シクロヘキサンに加えて、処理スチレンの15.2%シ
クロヘキサン溶液を製造した。反応容器を温度30℃と
し、内容物を、(残留する極性部分を掃去するべく)温
度終点までs−BuLi重合開始剤で滴定した(8ml
の溶液が必要であった)。次に、0.625gのs−B
uLiを加えて、理論的ピーク分子量が10,800と
なるスチレン重合を開始させた。得られたピーク分子量
は11,070であった。スチレン重合塊を、算出した
スチレン半減期の8倍の期間50℃に維持した。その
後、反応容器温度制御設定点を30℃に調節して溶液を
冷却させた。
【0061】第二の反応容器内のシクロヘキサン3,5
73.4gに568.9gのイソプレンを加えて、処理
イソプレンの13.7%シクロヘキサン溶液を製造し
た。反応容器を温度30℃とし、内容物を温度終点まで
s−BuLi重合開始剤で滴定した(8mlの溶液が必
要であった)。次に、第一の反応容器内のポリスチリル
リチウム溶液296.0gを第二の反応容器に移してイ
ソプレンの成長を開始させ、適当なS−Iジブロックを
形成した。イソプレン反応塊を、算出したイソプレン半
減期の8倍の期間55℃に維持した。その後、反応容器
を30℃に冷却した。次に、得られたポリスチレン−ポ
リイソプレニルリチウム溶液に61.7gの処理TBM
Aモノマーを急激に添加した。この添加は、算出したイ
ソプレン反応半減期の11倍の時間が経過したか、また
はイソプレンのポリイソプレンへの変換が99.9%終
了した時点で行なった。TBMA重合反応は30℃で1
0分間継続させてから停止させた。
73.4gに568.9gのイソプレンを加えて、処理
イソプレンの13.7%シクロヘキサン溶液を製造し
た。反応容器を温度30℃とし、内容物を温度終点まで
s−BuLi重合開始剤で滴定した(8mlの溶液が必
要であった)。次に、第一の反応容器内のポリスチリル
リチウム溶液296.0gを第二の反応容器に移してイ
ソプレンの成長を開始させ、適当なS−Iジブロックを
形成した。イソプレン反応塊を、算出したイソプレン半
減期の8倍の期間55℃に維持した。その後、反応容器
を30℃に冷却した。次に、得られたポリスチレン−ポ
リイソプレニルリチウム溶液に61.7gの処理TBM
Aモノマーを急激に添加した。この添加は、算出したイ
ソプレン反応半減期の11倍の時間が経過したか、また
はイソプレンのポリイソプレンへの変換が99.9%終
了した時点で行なった。TBMA重合反応は30℃で1
0分間継続させてから停止させた。
【0062】第二の反応容器の全内容物、即ち4,08
0gのポリマー溶液を水素化機に移した。次いで1,4
00gのシクロヘキサンを添加して、ポリマー固体を1
5.0%から11.2%に減少させた。反応容器温度を
45℃に調節し、また反応容器圧力を水素の充填によっ
て52.7bar(750psig)とした。総量1.
09gのニッケルをポリマー溶液に添加して、不飽和結
合の水素化を実現した。水素化実施の温度は80℃、水
素圧は56.2〜59.6bar(800〜850ps
ig)であった。80℃で3時間インキュベーション
後、残存する不飽和結合は0.21meq/gであっ
た。反応を80℃で更に1時間継続させ、その後停止さ
せた。オゾン滴定で確認した最終的な残存不飽和結合は
0.13meq/gであった。
0gのポリマー溶液を水素化機に移した。次いで1,4
00gのシクロヘキサンを添加して、ポリマー固体を1
5.0%から11.2%に減少させた。反応容器温度を
45℃に調節し、また反応容器圧力を水素の充填によっ
て52.7bar(750psig)とした。総量1.
09gのニッケルをポリマー溶液に添加して、不飽和結
合の水素化を実現した。水素化実施の温度は80℃、水
素圧は56.2〜59.6bar(800〜850ps
ig)であった。80℃で3時間インキュベーション
後、残存する不飽和結合は0.21meq/gであっ
た。反応を80℃で更に1時間継続させ、その後停止さ
せた。オゾン滴定で確認した最終的な残存不飽和結合は
0.13meq/gであった。
【0063】穏やかな攪拌が行なわれる容器内で、1%
のリン酸の存在下にニッケルを酸素と反応させて酸化
し、除去した。混合機の速度は、先の2回の洗浄では7
0rpm、後の2回では180rpmとした。四つの酸
洗浄サイクルは60分で実施した。セメント状物を水性
水酸化アンモニウムで中和し、これに酸化防止剤を添加
した。完成したポリマーを温水凝固によって溶媒から回
収した。得られたポリマーは、押し出し機において25
秒間250℃でエステル基を酸無水物基に加熱変換する
前、次のような組成を有した。
のリン酸の存在下にニッケルを酸素と反応させて酸化
し、除去した。混合機の速度は、先の2回の洗浄では7
0rpm、後の2回では180rpmとした。四つの酸
洗浄サイクルは60分で実施した。セメント状物を水性
水酸化アンモニウムで中和し、これに酸化防止剤を添加
した。完成したポリマーを温水凝固によって溶媒から回
収した。得られたポリマーは、押し出し機において25
秒間250℃でエステル基を酸無水物基に加熱変換する
前、次のような組成を有した。
【0064】実施例7の分析データ S−I−TBMAに関する1H NMR: スチレン=7.06wt% イソプレン(1,2)=0.49wt% イソプレン(3,4)=4.81wt% イソプレン(1,4)=75.55wt% TBMA=7.9wt% IRGANOX 1010(酸化防止剤)=3.9wt
% 残留溶媒=0.29wt% 水素化S−I−TBMAに関する1H NMR: 水素化率=99.9% 残存不飽和結合=0.02meq/g 二モード分子量分布: カップリングしたS−I−(TBMA)−I−S=3
0.8% 主ピークのMw/Mn=1.47 ピークMw(ポリスチレンに関して)=417,840
g/mol。
% 残留溶媒=0.29wt% 水素化S−I−TBMAに関する1H NMR: 水素化率=99.9% 残存不飽和結合=0.02meq/g 二モード分子量分布: カップリングしたS−I−(TBMA)−I−S=3
0.8% 主ピークのMw/Mn=1.47 ピークMw(ポリスチレンに関して)=417,840
g/mol。
【0065】実施例8:低分子量の末端 キレート化(t
elechelic)TBMA−EB−TBMA ガラス製重合瓶内で2.43gのジイソプロペニルベン
ゼン(DIPB)と、15gのシクロヘキサンと、0.
02gのジエチルグリムとを配合することにより二官能
重合開始剤を調製した。この溶液を約50℃に加熱し
た。DIPB溶液を、まず淡い緑色を呈するまでs−B
uLiで滴定し、その後15.85gのs−BuLiの
全量を該溶液に添加した。反応を60分間継続させた。
濃赤色のジリチオ化合物を室温に冷却し、小型圧力容器
に装填した。
elechelic)TBMA−EB−TBMA ガラス製重合瓶内で2.43gのジイソプロペニルベン
ゼン(DIPB)と、15gのシクロヘキサンと、0.
02gのジエチルグリムとを配合することにより二官能
重合開始剤を調製した。この溶液を約50℃に加熱し
た。DIPB溶液を、まず淡い緑色を呈するまでs−B
uLiで滴定し、その後15.85gのs−BuLiの
全量を該溶液に添加した。反応を60分間継続させた。
濃赤色のジリチオ化合物を室温に冷却し、小型圧力容器
に装填した。
【0066】容量2lのガラス製反応容器に、まず1,
153gのシクロヘキサン及び70.2gのジエチルエ
ーテルを入れた。次に、60gの1,3−ブタジエンを
圧力容器から上記反応容器に入れ、0.5℃の発熱が観
察されるまで12% s−BuLiで滴定した。モノマ
ー溶液を45℃に加熱し、上記二官能重合開始剤を添加
して重合を開始させた。重合を45分間継続させ、その
後アルキルエステル付加前に10.82gの1,1−ジ
フェニルエチレンをリビング鎖末端に付加させた。この
末端キャップ反応を90分間継続させたが、その間に重
合セメント状物は約30℃までゆっくり冷却した。90
分経過した時点で6.0gのt−ブチルメタクリレート
を添加したところ、赤色から淡黄色へと急激に変色し
た。反応を15分間継続させてから、過剰なメタノール
で停止させた。水素化、触媒抽出及び生成物単離を、先
の諸実施例に述べたように行なった。
153gのシクロヘキサン及び70.2gのジエチルエ
ーテルを入れた。次に、60gの1,3−ブタジエンを
圧力容器から上記反応容器に入れ、0.5℃の発熱が観
察されるまで12% s−BuLiで滴定した。モノマ
ー溶液を45℃に加熱し、上記二官能重合開始剤を添加
して重合を開始させた。重合を45分間継続させ、その
後アルキルエステル付加前に10.82gの1,1−ジ
フェニルエチレンをリビング鎖末端に付加させた。この
末端キャップ反応を90分間継続させたが、その間に重
合セメント状物は約30℃までゆっくり冷却した。90
分経過した時点で6.0gのt−ブチルメタクリレート
を添加したところ、赤色から淡黄色へと急激に変色し
た。反応を15分間継続させてから、過剰なメタノール
で停止させた。水素化、触媒抽出及び生成物単離を、先
の諸実施例に述べたように行なった。
Claims (17)
- 【請求項1】 共役アルカジエン及び/またはアルケニ
ル芳香族化合物をアニオン重合させてリビングポリマー
分子を形成すること、前記リビングポリマー上に、(1
−メチル−1−アルキル)アルキルエステルのアニオン
重合によってこのエステルの隣接単位を形成すること、
ポリマー分子を回収すること、及びポリマー分子を加熱
して隣接エステル基を酸無水物環に変換することを含む
ポリマー製造方法。 - 【請求項2】 リビングポリマー分子が1,3−ブタジ
エンまたはイソプレンを含み、(1−メチル−1−アル
キル)アルキルエステルはt−ブチルメタクリレートま
たはt−ブチルアクリレートであることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 リビングポリマー分子が1,3−ブタジ
エンを含み、(1−メチル−1−アルキル)アルキルエ
ステルはt−ブチルメタクリレートであることを特徴と
する請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 ポリマーを加熱して酸無水物環を形成す
る前にポリマー分子中の不飽和脂肪族部分を水素化する
ことも含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】 ポリマー分子を、エステル基を実質的に
完全に酸無水物環に変換するのに十分な期間180℃以
上に加熱することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項6】 ポリマー分子を、流状化セクションを有
する押し出し機に通しながら加熱することを特徴とする
請求項5に記載の方法。 - 【請求項7】 共役アルカジエン及び/またはアルケニ
ル芳香族化合物の重合単位と、酸無水物六員環とを含む
ポリマー分子。 - 【請求項8】 重合共役アルカジエン及び/または重合
アルケニル芳香族化合物のブロックと、少なくとも1個
の酸無水物六員環を有するブロックとを含むブロックコ
ポリマーであるポリマー分子。 - 【請求項9】 構造 【化1】 の酸無水物環を含み、かつ1,3−ブタジエンまたはイ
ソプレンを含むことを特徴とする請求項7または8に記
載のポリマー分子。 - 【請求項10】 1,3−ブタジエンまたはイソプレン
が水素化されていることを特徴とする請求項9に記載の
ポリマー分子。 - 【請求項11】 重合スチレン単位も含むことを特徴と
する請求項10に記載のポリマー分子。 - 【請求項12】 スチレン−水素化ブタジエン−スチレ
ン−酸無水物環ブロック構造体から成ることを特徴とす
る請求項11に記載のポリマー分子。 - 【請求項13】 各ブロックが実質的にホモポリマーブ
ロックであることを特徴とする請求項12に記載のポリ
マー分子。 - 【請求項14】 重合共役アルカジエンのブロックと、
構造 【化2】 の酸無水物環を少なくとも1個有するブロックとを含む
ブロックコポリマーであることを特徴とする請求項13
に記載のポリマー分子。 - 【請求項15】 1,3−ブタジエンのブロックが選択
的に水素化されたブロックであることを特徴とする請求
項14に記載のポリマー分子。 - 【請求項16】 1,000〜2,000,000の数
平均分子量を有するブロックコポリマーであることを特
徴とする請求項15に記載のポリマー分子。 - 【請求項17】 スチレン−水素化ブタジエン−スチレ
ン−酸無水物環構造を有するブロックコポリマーであ
り、その10〜50重量%はカップリングしていること
を特徴とする請求項16に記載のポリマー分子。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/880,280 US5218053A (en) | 1992-05-08 | 1992-05-08 | Polymers having stable anhydride rings |
US880280 | 1992-05-08 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07268023A true JPH07268023A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=25375944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5105658A Pending JPH07268023A (ja) | 1992-05-08 | 1993-05-06 | 安定な酸無水物環を有するポリマー |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5218053A (ja) |
EP (1) | EP0569100A1 (ja) |
JP (1) | JPH07268023A (ja) |
KR (1) | KR930023391A (ja) |
CN (1) | CN1078238A (ja) |
AU (1) | AU654238B2 (ja) |
BR (1) | BR9301771A (ja) |
CA (1) | CA2095713A1 (ja) |
TW (1) | TW222004B (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534773A (ja) * | 2002-08-02 | 2005-11-17 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ポリマー材料の変性方法および得られる組成物 |
JP2007084711A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Kuraray Co Ltd | 末端に酸無水物基を有するポリマーの製造方法、及び該ポリマーを含有する樹脂組成物 |
JP2016160387A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社クラレ | 重合体組成物 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5344887A (en) * | 1992-12-21 | 1994-09-06 | Shell Oil Company | Star polymers of dienes, vinylarenes and alkyl methacrylates as modiied viscosity index improvers |
US5272211A (en) * | 1992-12-21 | 1993-12-21 | Shell Oil Company | Block copolymers of dienes, vinylarenes, and alkylmethacrylates as modified viscosity index improvers |
DE4415448A1 (de) * | 1994-05-03 | 1995-11-09 | Basf Ag | Klebstoffe auf Basis anionisch polymerisierter Styrol/Butadien-Copolymerisate |
JP3744246B2 (ja) * | 1998-12-08 | 2006-02-08 | 住友化学株式会社 | ポリ(p−t−ブトキシスチレン)の製造法 |
US7309736B2 (en) * | 2002-08-02 | 2007-12-18 | Kaneka Corporation | Acrylic block copolymer and thermoplastic resin composition |
US7157283B2 (en) * | 2002-08-02 | 2007-01-02 | 3M Innovative Properties Company | Continuous process for the production of combinatorial libraries of modified materials |
JP3887004B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2007-02-28 | 日本曹達株式会社 | 重合体の製造方法 |
KR20100087158A (ko) * | 2007-10-09 | 2010-08-03 | 크레이튼 폴리머즈 유.에스. 엘엘씨 | 특정 블록 공중합체로 제조된 최종 용도 제품 |
US20100130670A1 (en) * | 2008-11-21 | 2010-05-27 | Kraton Polymers Us Llc | End use applications prepared from certain block copolymers |
US9975984B2 (en) * | 2013-09-20 | 2018-05-22 | Dic Corporation | Method for producing block copolymer, and block copolymer obtained using same |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1412584A (en) * | 1971-11-01 | 1975-11-05 | Ici Ltd | Block copolymer dispersions |
DE3280472T2 (de) | 1981-08-13 | 1996-11-14 | Asahi Chemical Ind | Modifiziertes Blockcopolymer |
US4427828A (en) | 1981-09-01 | 1984-01-24 | The Firestone Tire & Rubber Company | Impact resistant polymeric compositions containing polyamides, maleic anhydride adducts of hydrogenated polymers and graft copolymers thereof |
US4578429A (en) | 1984-08-31 | 1986-03-25 | Shell Oil Company | Selectively hydrogenated block copolymers modified with acid compounds or derivatives |
EP0256031B1 (en) * | 1986-01-29 | 1992-03-04 | Hughes Aircraft Company | Method for developing poly(methacrylic anhydride) resists |
AU608016B2 (en) | 1987-07-06 | 1991-03-21 | Dow Chemical Company, The | Block polymers of methacrylates and derivatives thereof |
US5098959A (en) * | 1988-03-23 | 1992-03-24 | The Dow Chemical Company | Block polymers of methacrylates |
US5194510A (en) * | 1990-05-21 | 1993-03-16 | Shell Oil Company | Thermoplastic elastomers |
-
1992
- 1992-05-08 US US07/880,280 patent/US5218053A/en not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-04-14 TW TW082102833A patent/TW222004B/zh active
- 1993-05-04 KR KR1019930007696A patent/KR930023391A/ko not_active Application Discontinuation
- 1993-05-06 EP EP93201300A patent/EP0569100A1/en not_active Ceased
- 1993-05-06 CN CN93105661A patent/CN1078238A/zh active Pending
- 1993-05-06 BR BR9301771A patent/BR9301771A/pt not_active Application Discontinuation
- 1993-05-06 JP JP5105658A patent/JPH07268023A/ja active Pending
- 1993-05-06 CA CA002095713A patent/CA2095713A1/en not_active Abandoned
- 1993-05-06 AU AU38412/93A patent/AU654238B2/en not_active Ceased
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005534773A (ja) * | 2002-08-02 | 2005-11-17 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | ポリマー材料の変性方法および得られる組成物 |
JP2007084711A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Kuraray Co Ltd | 末端に酸無水物基を有するポリマーの製造方法、及び該ポリマーを含有する樹脂組成物 |
JP2016160387A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社クラレ | 重合体組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1078238A (zh) | 1993-11-10 |
KR930023391A (ko) | 1993-12-18 |
AU654238B2 (en) | 1994-10-27 |
BR9301771A (pt) | 1993-11-16 |
AU3841293A (en) | 1993-11-11 |
US5218053A (en) | 1993-06-08 |
EP0569100A1 (en) | 1993-11-10 |
CA2095713A1 (en) | 1993-11-09 |
TW222004B (ja) | 1994-04-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2991790B2 (ja) | 官能性を付与されたエラストマーポリマーの製造方法 | |
TWI306101B (en) | Process for making a coupled block copolymer composition and the resulting composition | |
KR100241052B1 (ko) | 블록 공중합체의 제조방법 | |
US4418180A (en) | Preparation of branched block copolymers | |
KR101389643B1 (ko) | 수소화된 블록 공중합체 조성물 | |
AU608016B2 (en) | Block polymers of methacrylates and derivatives thereof | |
EA007542B1 (ru) | Новые блок-сополимеры и способ их получения | |
US5194510A (en) | Thermoplastic elastomers | |
JPH07268023A (ja) | 安定な酸無水物環を有するポリマー | |
WO2004044015A1 (en) | Block copolymer having a hard phase and a soft phase | |
JP3476823B2 (ja) | 末端シリル基を有するブタジエンポリマー | |
US3959412A (en) | Block polymer preparation | |
NL194003C (nl) | Lineaire copolymeren met afwisselende blokken. Lineaire copolymeren met afwisselende blokken en werkwijze ter bereiding daarvan. | |
JPS5871909A (ja) | 共役ジエン又はビニル置換芳香族炭化水素及びアクリルエステルのブロツク共重合体及びその製造方法 | |
KR100365713B1 (ko) | 비닐방향족단량체및공역디엔의스타형블록공중합체,그의제조방법및상기공중합체와결정성폴리스티렌을포함하는조성물 | |
EP0711789B1 (en) | Core functionalised star block copolymers | |
JP3188611B2 (ja) | アニオン経路によりスター形ポリマーを得るための多官能性開始剤及びその製造方法、並びに対応するスター形ポリマー、その製造方法及びその用途 | |
US5338802A (en) | Low temperature conversion of polymerized esters | |
JPH05132533A (ja) | 分枝鎖状ブロツクコポリマー,その製法及び用途 | |
US5290872A (en) | Branched and hydrogenated block copolymer, procedures for its preparation and use | |
US20050107541A1 (en) | Coupled radial anionic polymers | |
JP2802663B2 (ja) | 新規な線状ブロック共重合体の製造方法 | |
US5932663A (en) | Block copolymer and preparation thereof by anionic polymerization | |
JP2844106B2 (ja) | 線状ブロック共重合体の製造方法 | |
JP4854904B2 (ja) | スチレン系ブロックコポリマーのカップリング方法 |